JPH08220391A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

Info

Publication number
JPH08220391A
JPH08220391A JP7020834A JP2083495A JPH08220391A JP H08220391 A JPH08220391 A JP H08220391A JP 7020834 A JP7020834 A JP 7020834A JP 2083495 A JP2083495 A JP 2083495A JP H08220391 A JPH08220391 A JP H08220391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
tape
winding
water
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7020834A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Okada
直樹 岡田
Koichiro Watanabe
幸一郎 渡辺
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Hideyuki Iwata
秀行 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP7020834A priority Critical patent/JPH08220391A/ja
Publication of JPH08220391A publication Critical patent/JPH08220391A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用上の防水性能を低下させることがなく、
細径化が可能であり、かつ製造コストの低減も可能な光
ファイバケーブルを得る。 【構成】 中心テンションメンバ21の周囲に複数撚り
合わされる光ファイバテープユニット25として、H型
グルーブ24と、このH型グルーブ24の溝部30,3
0に収められる積層状の光ファイバテープ心線23,2
3…と、H型グルーブ24の外周面にメッシュテープを
突き合わせ巻き、重ね巻き、ギャップ巻きで巻回してな
る押さえ巻き層28とからなるものを用いる。メッシュ
テープとしては厚さ0.1〜0.15mmの不織布テー
プが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度化・多心化が可
能な防水性の光ファイバケーブルにかかり、特に、中心
テンションメンバと、この中心テンションメンバの周囲
に配され、光ファイバテープ心線を収納してなる長尺の
光ファイバテープユニットとを有する光ファイバケーブ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多心光ケーブルとしては、図2に
示すようなスロット型光ケーブルが一般に用いられてい
る。このスロット型光ケーブル1は、中心テンションメ
ンバ2と、この中心テンションメンバ2の外周を覆う中
心用吸水テープ3と、この中心用吸水テープ3の周囲に
周状に複数配され、光ファイバテープ心線4を収納して
なる長尺のスロット型ユニット5,5…と、各スロット
型ユニット5の外周を覆うユニット用吸水テープ6と、
これらユニット用吸水テープ6に覆われたスロット型ユ
ニット5…全部の外周を覆う全体用吸水テープ7と、こ
の全体用吸水テープ7の外周を覆うポリエチレン製シー
ス8とから構成されている。
【0003】スロット型ユニット5は、光ファイバテー
プ心線4と、これら光ファイバテープ心線4を積み重ね
て収納する溝部9が複数形成されたスロットロッド5a
とから構成されている。スロットロッド5aの溝部9
は、スロットロッド5aの外周面を五等分する位置に配
設されるとともに、スロットロッド5aの長手方向に沿
って螺旋状に形成されている。
【0004】このようなスロット型ケーブル1では、光
ファイバテープ心線4をスロットロッド5aの溝部9に
収納して、このスロット型ユニット5の外周に厚み0.
3mm程度のユニット用吸水テープ6を巻き付け、この
ユニット用吸水テープ6を巻いたスロット型ユニット5
を中心テンションメンバ2の周囲に撚り合わせる。この
際に、隣接するスロット型ユニット5の間に隙間が生じ
る。この隙間に吸水ヤーン11を撚り合わせる。その
後、これらスロット型ユニット5、吸水ヤーン11等の
外周に全体用吸水テープ7を巻き、シース8を押出被覆
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスロット型ケーブル1では、スロット型ユニット5の
外径が大きい上に、このスロット型ユニットの外周全体
に分厚いユニット用吸水テープ6が互いに重ね合わせて
巻き付けられているため、これらを中心テンションメン
バ2の周囲に撚り合わせた場合に、隣接するスロット型
ユニット5間やシース8との間に大きな隙間が生じ、防
水特性が低下する。これを防ぐために、吸水ヤーン11
等が多量に必要になり、ケーブルコストが高くなるとと
もに、ケーブルの仕上がり外径が大きくなるという問題
があった。
【0006】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、ケーブル外径の細径化が可能で、かつケーブルコス
トを低減できるとともに防水性能を損なうことのない光
ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバケー
ブルは、中心テンションメンバと、この中心テンション
メンバの周囲に複数撚り合わされた光ファイバテープユ
ニットとを具備し、前記ユニットの外周面には、メッシ
ュテープを巻回した押さえ巻き層を設けたことを特徴と
するものである。
【0008】また、上記メッシュテープとして、不織布
からなる不織布テープが好ましい。また、光ファイバテ
ープユニットには小径化が可能なH型ユニットが好まし
い。
【0009】
【作用】本発明では、メッシュテープとして用いられる
不織布テープなどの厚みを従来の吸水テープの約半分と
することができるので、その分光ファイバテープユニッ
ト径を小さくすることができ、光ファイバケーブルの全
体の径を小さくすることができる。また、光ファイバテ
ープユニット径を小さくすることにより、光ファイバテ
ープユニット間の隙間も小さくなり、走水の危険性も少
なくなるので、従来の様に光ファイバテープユニット間
の隙間部分に高価な吸水ヤーンを特に充填しなくとも、
所要の防水性能を得ることができる。また、光ファイバ
ケーブルに水が浸入した場合、従来のように押さえ巻き
層に隙間がないと、水の逃げ場がないため、光ファイバ
テープユニットに沿って水が走水するが、本発明におい
ては押さえ巻き層のメッシュテープの隙間から全体用吸
水テープから脱落した吸水材が光ファイバテープユニッ
ト内に入り込み光ファイバテープユニット内の走水を防
止するため、押さえ巻き部材に吸水テープを用いない場
合でも防水性能が低下することはない。
【0010】また、光ファイバテープ心線を収納する部
材にスロットロッドより小径なH型グルーブのような部
材を用いた場合には、中心テンションメンバの周囲に光
ファイバテープユニットを撚り合わせた際の隣接する光
ファイバテープユニット間の隙間はより一層小さくな
り、光ファイバケーブルの防水特性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の光ファイバケーブルの一実施
例について、図1を参照しながら説明する。図中、符号
20は光ファイバケーブルであり、この光ファイバケー
ブル20は、長尺の中心テンションメンバ21と、この
中心テンションメンバ21の周囲に複数撚り合わされ、
光ファイバテープ心線23…を収納する長尺の光ファイ
バテープユニット25…と、これら光ファイバテープユ
ニット25…の外周を覆うシース27とからなるもので
ある。ここで、中心テンションメンバ21の外周には中
心用吸水テープ22が巻き付けられ、シース27の内周
に全体用吸水テープ26が巻き付けられている。
【0012】光ファイバテープユニット25は、断面視
略H字状に形成されたH型グルーブ24と光ファイバテ
ープ心線23…とから構成されている。H型グルーブ2
4は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂か
らなる長尺のものであって、その外周面には大きく開口
した2条のラセン状の溝部30,30が形成されてお
り、これら溝部30,30にはそれぞれ光ファイバテー
プ心線23,23…が複数枚積み重ねられた状態で収容
されている。
【0013】また、光ファイバテープ心線23,23…
が収容されたH型グルーブ24の外周面には、押さえ巻
き層28が設けられて光ファイバテープユニット25と
なっている。この押さえ巻き層28はメッシュテープを
巻回して形成されたものである。ここで用いられるメッ
シュテープとしては、不織布からなる不織布テープ、ポ
リエチレンテレフタレート、ナイロンなどのプラスチッ
クフィルムに無数の小孔を形成したものからなる孔あき
プラスチックテープなどが用いられ、その厚みが0.1
〜0.2mm、好ましくは0.1〜0.15mm程度
で、かつ隙間(小孔)の大きさが0.5〜2mmのもの
が好適である。
【0014】なかでも、好ましいメッシュテープとして
は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維な
どからなる不織布テープであり、例えばクラレ(株)製
「クラフレックスNASK200−JP2425,同N
ASK240−JP2442,同DSK325−JP1
060,同BSK390−JP3071」(商品名)な
どがある。また、この不織布テープに吸水性樹脂粉末を
付着させて吸水性を付与したものを使用することができ
る。このメッシュテープの巻回は、通常の重ね巻きの
外、突き合わせ巻きの1層巻きでもよく、テープ間にわ
ずかの隙間を設けるギャップ巻きでもよい。
【0015】このような光ファイバケーブル20の防水
性について説明する。まず、シース27から水が浸入す
ると、この水が全体用吸水テープ26に吸水される。こ
の全体用吸水テープ26の一部が水を吸収してファイバ
テープユニット25の押さえ巻き層28のメッシュテー
プの小さい隙間から溝部30内に脱落し、この溝部30
の開口部が全体用吸水テープ26の一部に塞がれ、ファ
イバテープユニット25の溝部30が密封され、光ファ
イバテープ心線23が防水される。同様に、中心用吸水
テープ22が水を吸水した場合にあっても、この中心用
吸水テープ22の一部が押さえ巻き層28を通過して溝
部30内に押し込められ、溝部30の開口部が塞がれ、
溝部30に収納された各光ファイバテープ心線23,2
3…が防水される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バケーブルにあっては、光ファイバテープユニットの押
さえ巻き層にメッシュテープを巻回したものを用いたの
で、従来の吸水テープを重ね巻きしたものに比べて、光
ファイバテープユニットの径を小径化することが可能と
なり、それによって光ファイバケーブルの仕上がり径を
細径化できる。このため、光ファイバケーブルを既設の
分割管路に収納する場合などの様に僅かな外径の違い
で、収納できる光ファイバケーブルの数が制限される様
な場合に於いても、光ファイバケーブルの収納本数を増
加させることができる等の効果が得られる。また、光フ
ァイバテープユニットの径が小径化されることによって
中心テンションメンバの周囲にこれを一層密に配するこ
とができるので、ケーブル内の空隙が減少し、これによ
りケーブル内に水が浸入した場合の走水が抑制される。
このため、光ファイバテープユニットの隙間部分に充填
する吸水ヤーンや光ファイバテープユニットの押さえ巻
き層に吸水テープを用いない場合でも、所要の防水性能
を得ることができるので、光ファイバケーブルの製造コ
ストを低減することができる。
【0017】さらにまた、テープ収納用部材として、ス
ロットロッドより小径のHグルーブのような部材を用い
た場合には、光ファイバテープユニット間の隙間はより
一層小さくなるので、防水特性がより向上するととも
に、光ファイバテープ心線を背中合わせの2つの溝に分
割して収納することができるため、従来のスロット型ケ
ーブルのように1つの溝部に多数枚の光ファイバテープ
心線を収納した場合に於いて、積層された光ファイバテ
ープ心線の最下層の光ファイバテープ心線が強く溝の底
部に押し付けられて伝送損失が増加するような問題もな
いから、高密度化した多心の防水型光ケーブルをより一
層容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブルを示す横断面図
である。
【図2】 従来の光ファイバケーブルを示す横断面図で
ある。
【符号の説明】 20…光ファイバケーブル、21…中心テンションメン
バ、25…光ファイバテープユニット、28…押さえ巻
き層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 岩田 秀行 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心テンションメンバと、この中心テン
    ションメンバの周囲に撚り合わされた複数の光ファイバ
    テープユニットを有し、この光ファイバユニットの外周
    面にはメッシュテープを巻回した押さえ巻き層が設けら
    れていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 メッシュテープの巻回が、突き合わせ巻
    き、重ね巻きまたはギャップ巻きであることを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 上記メッシュテープが不織布テープであ
    ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブ
    ル。
  4. 【請求項4】 上記光ファイバテープユニットがH型ユ
    ニットであることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バケーブル。
JP7020834A 1995-02-08 1995-02-08 光ファイバケーブル Pending JPH08220391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020834A JPH08220391A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 光ファイバケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020834A JPH08220391A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 光ファイバケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08220391A true JPH08220391A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12038097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7020834A Pending JPH08220391A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 光ファイバケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08220391A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442687B1 (ko) * 2002-04-30 2004-08-02 삼성전자주식회사 루즈튜브 리본 광케이블
KR100702295B1 (ko) * 2005-05-26 2007-03-30 엘에스전선 주식회사 방수얀을 구비하는 광케이블

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442687B1 (ko) * 2002-04-30 2004-08-02 삼성전자주식회사 루즈튜브 리본 광케이블
KR100702295B1 (ko) * 2005-05-26 2007-03-30 엘에스전선 주식회사 방수얀을 구비하는 광케이블

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960014130B1 (ko) 광케이블
US5621842A (en) Optical fiber cable and device for manufacturing a cable of this kind
JPH0684412A (ja) 通信ケーブル
US10914906B2 (en) Optical fiber cable
GB2184563A (en) Optical fibre units
JPH0519150A (ja) 光フアイバテープ心線およびこれを用いた光ケーブル
JPH08220391A (ja) 光ファイバケーブル
JP3159872B2 (ja) 光ファイバケーブル
JPH08262292A (ja) 光ファイバテープ心線およびこれを用いた光ケーブル
JP2000193856A (ja) ケーブル外被およびこれを用いた光ファイバケーブル
JPH03137607A (ja) 光ファイバ心線
JP3419973B2 (ja) 防水型ケーブル
JP4458689B2 (ja) 光ファイバケーブル
JPS6365123B2 (ja)
JPH09197202A (ja) 光ファイバケーブル
JP2002303769A (ja) 多心光ケーブル
JPH08122592A (ja) 光ケーブル
JP2005202106A (ja) 光ケーブル
JP2002357751A (ja) 光ファイバケーブル
JP3516997B2 (ja) 光ファイバケーブルのスロットユニット
JPS6336321Y2 (ja)
JPH07306340A (ja) 光ケーブル
JP2510476Y2 (ja) 光ファイバケ―ブル
JPH09243881A (ja) 光ファイバケーブル
JP3294952B2 (ja) 防水型光ファイバケーブル