JPH08216660A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH08216660A
JPH08216660A JP2833895A JP2833895A JPH08216660A JP H08216660 A JPH08216660 A JP H08216660A JP 2833895 A JP2833895 A JP 2833895A JP 2833895 A JP2833895 A JP 2833895A JP H08216660 A JPH08216660 A JP H08216660A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大幅な機能低下を招くことなく、外気センサ
レス化によるコストダウンを図ること。 【構成】 内気導入口10および外気導入口11が形成
された内外気切換箱8には、車室内Rとを連絡する外気
ダクト4が接続されている。また、内外気切換箱8に
は、内気導入口10と外気導入口11との開口割合を調
節する内外気切換ドア9が回転自在に支持されている。
但し、この内外気切換ドア9は、エアコン起動時のみ外
気導入口11より導入された外気を外気ダクト4に導く
外気迂回位置へ駆動される。一方、車室内Rには、外気
ダクト4に通じる吸気通路48内に内気センサ35が設
けられており、この内気センサ35より風下に位置する
ファン49をオンすることにより、外気導入口11から
外気ダクト4を通って吸気通路48内に外気が吸引され
て、その外気温度を内気センサ35で検出することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内気温や外気温の変化
に対応して車室内への吹出温度を補正する車両用空調装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用のオートエアコンで
は、車室内外の温度変化や日射量の影響を考慮した空調
制御を行うために、車室内温度を検知する内気センサ、
車室外温度を検知する外気センサ、および日射量を検知
する日射センサ等を備えている。しかし、コスト削減が
要求される今日では、各種センサの占めるコストの大き
さは無視できない問題である。そこで、従来より、例え
ば日射量と内気温度のデータを補正して外気温度を推定
することにより、外気センサを廃止してコストダウンを
実現する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
では、補正係数が一定であることから、外気温度が大き
く異なる場合、例えば夏場と冬場とでは、実際の外気温
度との差が大きくなって対応できないため、実用的な方
法とは言えない。本発明は、上記事情に基づいて成され
たもので、その目的は、大幅な機能低下を招くことな
く、外気センサレス化によるコストダウンを図った車両
用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成を採用した。請求項1では、
内気導入口および外気導入口が形成された内外気切換箱
と、前記内気導入口または前記外気導入口より前記内外
気切換箱に導入された空気を車室内へ導く送風ダクト
と、前記送風ダクトを迂回して前記内外気切換箱と前記
車室内とを連通する連通ダクトと、前記車室内の温度、
または前記連通ダクトを通って導かれた空気温度を検出
する温度検出手段と、前記外気導入口から前記送風ダク
ト内へ外気を導く外気導入位置、前記内気導入口から前
記送風ダクト内へ内気を導く内気導入位置、および前記
外気導入口から前記連通ダクト内へ外気を導く外気迂回
位置との間で切換可能に設けられた内外気切換ドアと、
空調制御の起動時に前記内外気切換ドアを前記外気迂回
位置へ駆動する内外気切換ドア駆動手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0005】請求項2では、請求項1に記載した車両用
空調装置において、前記車室内への吹出温度を調節する
吹出温度調節手段と、この吹出温度調節手段を制御する
制御手段とを備え、前記温度検出手段は、起動時に前記
外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ導
入された外気温度を検出し、前記制御手段は、前記温度
検出手段で検出された外気温度に基づいて前記吹出温度
調節手段を制御することを特徴とする。
【0006】請求項3では、請求項1または2に記載し
た車両用空調装置において、前記温度検出手段は、アス
ピレータによって吸引される車室内空気の温度を検出す
る内気センサであり、前記内外気切換ドアが前記外気迂
回位置へ駆動される起動時のみ、前記アスピレータによ
って前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車
室内へ吸引された外気の温度を検出することを特徴とす
る。
【0007】
【作用および発明の効果】
(請求項1)空調制御の起動時には、内外気切換ドアが
外気迂回位置へ駆動されて、外気導入口から導入された
外気が連通ダクトを通って車室内へ導かれる。これによ
り、車室内に設けられた温度検出手段で外気温度を検出
することができる。この温度検出手段では、外気導入口
より連通ダクトを通って導入された外気の温度を直接検
出することができるため、従来の日射量と内気温度のデ
ータを補正して外気温度を推定する方法と比べて検出精
度が良い。
【0008】(請求項2)一般的な車両の使用環境では
外気温の変動が小さい。言い換えれば、車両運行の限ら
れた時間(例えば通勤時間)内で急激に外気温が変化す
ることは希である。従って、起動時に温度検出手段で検
出された外気温度を固定して、以後の空調制御に用いて
も何ら問題はないと言える。実際には、起動時に温度検
出手段で検出された外気温度に基づいて、車室内への吹
出温度を調節する吹出温度調節手段を制御することがで
きる。
【0009】(請求項3)起動時に連通ダクトを介して
導入される外気温度を検出する温度検出手段は、車室内
空気の温度を検出する内気センサである。即ち、既存の
内気センサを使用して外気温度の検出を行うことができ
るため、外気センサを廃止してコストダウンを図ること
ができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の車両用空調装置の一実施例を
図面に基づいて説明する。図1は車両用空調装置の全体
模式図である。本実施例の車両用空調装置1は、内外気
切換手段(下述する)が一体に構成されたブロワ2、こ
のブロワ2より送られた送風空気を車室内Rへ導く送風
ダクト3、この送風ダクト3を迂回して車室内Rへ外気
を導く外気ダクト4(本発明の連通ダクト)、冷媒の循
環回路を形成する冷凍サイクル5、温水(エンジン冷却
水)の循環回路を形成する温水サイクル6、および各空
調機器の作動をコントロールする電子制御装置7(図2
参照/以下ECUと言う)等より構成されている。
【0011】ブロワ2は、送風通路を形成するブロワケ
ース2a、このブロワケース2aに収容された遠心式フ
ァン2b、および遠心式ファン2bを回転駆動するブロ
ワモータ2cより成り、ブロワモータ2cに印加される
電圧(ブロワ電圧)に応じて送風量(ブロワモータ2c
の回転数)が決定される。
【0012】内外気切換手段は、ブロワケース2aと一
体に設けられた内外気切換箱8と、この内外気切換箱8
に回転自在に支持された内外気切換ドア9とから成る。
内外気切換箱8には、車室内Rの空気(以下内気と言
う)を導入する内気導入口10および車室外の空気(以
下外気と言う)を導入する外気導入口11が形成される
とともに、外気ダクト4が接続されている。
【0013】内外気切換ドア9は、サーボモータ等のア
クチュエータ12(本発明の内外気切換ドア駆動手段・
図2参照)により駆動されて、内気導入口10と外気導
入口11との開口割合を調節するとともに、外気導入口
11より導入された外気を外気ダクト4へ導く。具体的
には、送風ダクト3内に外気を導入する外気導入位置
(図1のA位置)、送風ダクト3内に内気を導入する内
気導入位置(図1のB位置)、および外気ダクト4に外
気を導入する外気迂回位置(図1のC位置)との間で切
り換えられる。
【0014】送風ダクト3は、ブロワケース2aに接続
されるクーラケース13と、このクーラケース13に接
続されるヒータケース14とから成る。ヒータケース1
4には、車室内Rに通じる吹出口15が設けられるとと
もに、この吹出口15を開閉する吹出口切換ドア16が
回転自在に支持されている。なお、吹出口15は、窓ガ
ラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、乗員の
上半身に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口、乗員の
足元に向けて空気を吹き出すフット吹出口等が設けられ
ている。また、吹出口切換ドア16は、各吹出口15に
対応して設けられており、それぞれサーボモータ等のア
クチュエータ17(図2参照)により駆動される。
【0015】外気ダクト4は、図1に示すように、一端
が内外気切換箱8内に開口し、他端が車室内Rに開口し
て、内外気切換箱8と車室内Rとを連通する。この外気
ダクト4は、内外気切換ドア9が外気迂回位置(図1の
C位置)に駆動された時に、内外気切換箱8を通じて外
気導入口11と連通し、外気導入口11より導入された
外気を車室内Rへ導く。また、外気ダクト4は、内外気
切換ドア9が外気導入位置(図1のA位置)および内気
導入位置(図1のB位置)に駆動された時は、内外気切
換箱8を通じて内気導入口10と連通される。
【0016】冷凍サイクル5は、冷媒圧縮機18、冷媒
凝縮器19、レシーバ20、減圧装置21、冷媒蒸発器
22、およびこれらの機器を接続する冷媒配管23等よ
り構成される。冷媒圧縮機18は、電磁クラッチ24を
介して車両の走行用エンジン25により駆動されて、吸
引したガス冷媒を圧縮して吐出する。冷媒凝縮器19
は、冷媒圧縮機18で圧縮された高温高圧の冷媒が導か
れて、その冷媒をクーリングファン26により送風され
る外気との熱交換によって凝縮液化させる。
【0017】レシーバ20は、冷媒凝縮器19で凝縮さ
れた冷媒が導かれて貯留し、気液分離して液冷媒のみを
送り出す。減圧装置21は、レシーバ20から送られた
液冷媒を減圧膨張して冷媒蒸発器22へ供給するもの
で、例えば温度式膨張弁が使用される。冷媒蒸発器22
は、クーラケース13内に設置されており、減圧装置2
1で減圧された低温低圧の冷媒とブロワ2より送風され
た空気との熱交換を行う。これにより、冷媒蒸発器22
の内部を流れる冷媒が冷媒蒸発器22を通過する空気か
ら蒸発潜熱を奪って蒸発することにより、冷媒蒸発器2
2を通過する空気が冷却される。
【0018】温水サイクル6は、ヒータコア27、この
ヒータコア27をエンジン25の冷却水回路(図示しな
い)と環状に接続する温水配管28、およびこの温水配
管28を開閉するウォータバルブ29等より構成されて
いる。ヒータコア27は、ヒータケース14内に設置さ
れて、内部を流れる温水との熱交換によって通過する空
気を加熱する。但し、ヒータコア27は、ヒータケース
14内を流れる空気がヒータコア27を迂回できるよう
に配置されている。また、ヒータケース14内には、ヒ
ータコア27を通過する空気量とヒータコア27を迂回
する空気量との割合を調節するエアミックスドア30
(本発明の吹出温度調節手段)が回転自在に支持されて
いる。このエアミックスドア30は、サーボモータ等の
アクチュエータ31(図2参照)により駆動される。
【0019】ECU7(本発明の制御手段)は、A/D
変換器7a、入出力インターフェイス7b、マイクロコ
ンピュータ7c等を備える周知のもので、空調制御に係
わる制御プログラムや各種演算式等が予めマイクロコン
ピュータ7cにインプットされている。このECU7
は、図2に示すように、車両のイグニッションスイッチ
32がON操作された状態で車載電源33から電力の供
給を受けて作動し、操作パネル34から入力された操作
信号、および各センサ(内気センサ35、日射センサ3
6、エバ後温度センサ37、水温センサ38、開度セン
サ39等)から入力されたセンサ信号に基づいて各空調
機器の作動を制御する。
【0020】操作パネル34は、車室内Rのインストル
メントパネル(図示しない)に配されて、図3に示すよ
うに、乗員が希望する室内温度を設定する温度設定スイ
ッチ40、この温度設定スイッチ40で設定された温度
をデジタル表示する設定温度表示部41、エアコンの自
動制御指令を出力するオートスイッチ42、エアコンの
作動停止指令を出力するオフスイッチ43、吸込口モー
ドを選択する内外気切換スイッチ44、吹出口モードを
選択する吹出口切換スイッチ45、ブロワ2の風量レベ
ルを設定する風量設定スイッチ46、電磁クラッチ24
のON/OFFを切り換えるエアコンスイッチ47等が
設けられている。なお、温度設定スイッチ40で設定さ
れた設定温度は、設定温度信号Tset としてECU7へ
出力される。
【0021】内気センサ35(本発明の温度検出手段)
は、車室内Rの空気温度(以下内気温と言う)または外
気ダクト4を介して導入された車室外の空気温度(以下
外気温と言う)を検出して内気温信号TrとしてECU
7へ出力する。但し、この内気センサ35は、アスピレ
ータを構成する吸気通路48内に配されて、ファン49
により吸気通路48内へ吸引された空気の温度を検出す
る。吸気通路48は、車室内Rに開口する外気ダクト4
に通じており、ファン49の回転により外気ダクト4を
通って内気または外気が吸引される。ファン49は、吸
気通路48内に配された内気センサ35より風下に位置
する。
【0022】日射センサ36は、ダッシュボード上等の
日射を受けやすい場所に取り付けられ、車室内Rへ差し
込む日射量を検出して日射量信号TsとしてECU7へ
出力する。エバ後温度センサ37は、冷媒蒸発器22を
通過した直後の空気温度を検出してエバ後温度信号Te
としてECU7へ出力する。水温センサ38は、ヒータ
コア27を流れる冷却水の温度を検出して水温信号Tw
としてECU7へ出力する。開度センサ39は、エアミ
ックスドア30の開度を検出して開度信号θとしてEC
U7へ出力するもので、例えば開度に応じて電気抵抗値
が変化するポテンショメータが用いられる。
【0023】次に、本実施例の作動を図4および図5に
示すフローチャートに基づいて説明する。まず、各種カ
ウンタやフラグ等の初期化を行う(ステップ100)。
続いて、内外気切換ドア9を外気迂回位置へ駆動して
(ステップ110)、アスピレータのファン49をON
する(ステップ120)。これにより、外気導入口11
から導入された外気が外気ダクト4を通って車室内Rへ
吸引される。
【0024】続いて、内気センサ35の検出信号Trを
読み込み(ステップ130)、その検出信号Trを外気
温信号Tamとして設定する(ステップ140)。なお、
外気ダクト4を通じて外気を導入し、その外気温を内気
センサ35で検出するのはエアコン起動時のみであるた
め、ステップ120でファン49がONされた後、内気
センサ35の応答遅れ等も考慮して十数秒の待ち時間を
設定した方がより正確な外気温を検出することができ
る。
【0025】続いて、内外気切換ドア9を内気導入位置
または外気導入位置へ駆動する(ステップ150)。こ
れにより、内外気切換箱8を通じて内気導入口10と外
気ダクト4とが連通するため、外気ダクト4を通じて内
気が吸引されることにより、内気センサ35で内気温を
検出することができる。続いて、操作パネル34から設
定温度信号Tset を読み込み(ステップ160)、各セ
ンサから出力される検出信号Tr、Ts、Te、Tw、
θを読み込む(ステップ170)。
【0026】続いて、入力された各データと予めマイク
ロコンピュータ7cに記憶された下記の数式より車室内
Rへの目標吹出温度(以下TAOと言う)を算出する
(ステップ180)。
【数1】TAO=Kset ・Tset −Kr・Tr−Kam・
Tam−Ks・Ts+C なお、Kset :温度設定ゲイン、Kr:内気温度ゲイ
ン、Kam :外気温度ゲイン、Ks:日射ゲイン、C:
補正定数である。
【0027】続いて、図6に示すブロワ制御特性図よ
り、ステップ180で算出したTAOに基づいてブロワ
モータ2cへ印加するブロワ電圧BLWを決定する(ス
テップ190)。続いて、図7に示す吸込口モード制御
特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づい
て吸込口モードを決定する(ステップ200)。ここで
は、内外気切換ドア9が外気導入口11を全開するA位
置と内気導入口10を全開するB位置との間で切り換え
られる。続いて、図8に示す吹出口モード制御特性図よ
り、ステップ180で算出したTAOに基づいて吹出口
モードを決定する(ステップ210)。
【0028】続いて、図9に示す圧縮機制御特性図よ
り、エバ後温度センサ37の検出信号Teに基づいて電
磁クラッチ24をオンするかオフするかを決定する(ス
テップ220)。続いて、車室内Rへの実際の吹出温度
がステップ180で算出されたTAOとなるように、エ
アミックスドア30の目標開度を下記の数式に従って算
出する(ステップ230)。
【数2】SW=[(TAO−Te)/(Tw−Te)]
×100(%)
【0029】続いて、上記ステップ190〜ステップ2
30にて決定した制御値が得られるように、各アクチュ
エータに制御信号を出力する(ステップ240)。続い
て、イグニッションスイッチ32がオフされた否かを判
定し(ステップ250)、オフされていないと判定され
た場合(NO)は再びステップ160へ戻って処理を繰
り返し、オフされていると判定された場合(YES)は
一連の制御処理を終了する。
【0030】(実施例の効果)本実施例によれば、エア
コン起動時に内外気切換ドア9を外気迂回位置へ駆動し
てアスピレータのファン49をオンすることにより、外
気導入口11から外気ダクト4を通って車室内Rへ外気
を導入することができる。これにより、既存の内気セン
サ35によって外気温度を直接検出することができるた
め、外気センサを備えている場合と同様に外気温補正制
御を行うことができる。この結果、外気センサの廃止に
よるコストダウンを実現できる。
【0031】なお、上記実施例の構成では、内気センサ
35で内気温を検出する際にも外気ダクト4を通じて内
気を導入しているが、図10に示すように、吸気通路4
8に内気を吸引する吸引口48aを設けるとともに、こ
の吸引口48aと外気ダクト4とを切り換える切換ドア
50を設けて、外気温を検出する時には切換ドア50に
より吸引口48aを閉じて、内気温を検出する時には切
換ドア50により外気ダクト4を閉じるように制御して
も良い。
【0032】また、上記実施例では、内外気切換ドア9
が外気迂回位置へ駆動された状態でファン49をオンし
て外気を吸引する構成としたが、ファン49をオンする
ことなく車両の走行に伴うラム圧によって外気ダクト4
に外気を導入して車室内Rへ導くこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体模式図である。
【図2】制御系に係わるブロック図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】ECU7の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】ECU7の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】ブロワ制御特性図である。
【図7】吸込口モード制御特性図である。
【図8】吹出口モード制御特性図である。
【図9】圧縮機制御特性図である。
【図10】吸気通路の構造を示す模式図である(変形
例)。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 3 送風ダクト 4 外気ダクト(連通ダクト) 7 ECU(内外気切換ドア駆動手段、制御手段) 8 内外気切換箱 9 内外気切換ドア 10 内気導入口 11 外気導入口 12 内外気切換ドア用のアクチュエータ(内外気切換
ドア駆動手段) 30 エアミックスドア(吹出温度調節手段) 35 内気センサ(温度検出手段) 48 吸気通路(アスピレータ) 49 ファン(アスピレータ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)内気導入口および外気導入口が形成さ
    れた内外気切換箱と、 b)前記内気導入口または前記外気導入口より前記内外
    気切換箱に導入された空気を車室内へ導く送風ダクト
    と、 c)前記送風ダクトを迂回して前記内外気切換箱と前記
    車室内とを連通する連通ダクトと、 d)前記車室内の温度、または前記連通ダクトを通って
    導かれた空気温度を検出する温度検出手段と、 e)前記外気導入口から前記送風ダクト内へ外気を導く
    外気導入位置、前記内気導入口から前記送風ダクト内へ
    内気を導く内気導入位置、および前記外気導入口から前
    記連通ダクト内へ外気を導く外気迂回位置との間で切換
    可能に設けられた内外気切換ドアと、 f)空調制御の起動時に前記内外気切換ドアを前記外気
    迂回位置へ駆動する内外気切換ドア駆動手段とを備えた
    車両用空調装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した車両用空調装置におい
    て、 前記車室内への吹出温度を調節する吹出温度調節手段
    と、 この吹出温度調節手段を制御する制御手段とを備え、 前記温度検出手段は、起動時に前記外気導入口から前記
    連通ダクトを通って前記車室内へ導入された外気温度を
    検出し、 前記制御手段は、前記温度検出手段で検出された外気温
    度に基づいて前記吹出温度調節手段を制御することを特
    徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した車両用空調装
    置において、 前記温度検出手段は、アスピレータによって吸引される
    車室内空気の温度を検出する内気センサであり、前記内
    外気切換ドアが前記外気迂回位置へ駆動される起動時の
    み、前記アスピレータによって前記外気導入口から前記
    連通ダクトを通って前記車室内へ吸引された外気の温度
    を検出することを特徴とする車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014081466A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US9285701B2 (en) 2012-10-16 2016-03-15 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus including an image carrier, a charging member, a voltage applying part, a current measuring part and a controlling part

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081466A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US9285701B2 (en) 2012-10-16 2016-03-15 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus including an image carrier, a charging member, a voltage applying part, a current measuring part and a controlling part

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