JP3465344B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3465344B2 JP11499894A JP11499894A JP3465344B2 JP 3465344 B2 JP3465344 B2 JP 3465344B2 JP 11499894 A JP11499894 A JP 11499894A JP 11499894 A JP11499894 A JP 11499894A JP 3465344 B2 JP3465344 B2 JP 3465344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外気温センサおよび日
射センサを持たない車両用空調装置の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コストダウンということから外気
温センサおよび日射センサをなくし、車室内温度設定ス
イッチによって設定された設定温度と、内気温センサが
検出した内気温度とに基づいて車室内への目標吹出空気
温度を算出し、この目標吹出空気温度に基づいて車室内
への吹出空気温度を制御するようにした車両用空調装置
が従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装置の場
合、当然ながら外気温と日射量を吹出空気温度に反映さ
せることができないので、車室内温度を精度良く制御す
ることができない。そこで、上記設定温度と内気温度と
から算出された目標吹出空気温度をある固定された所定
量だけ補正し、これによって外気温と日射量を前記目標
吹出空気温度に反映させるようにする方法が考えられ
る。この場合、上記従来技術に比べれば精度が上がる
が、外気温と日射量をある量に固定してしまっているの
で、実際に外気温または日射量が高くなっていっても、
これに応じて目標吹出空気温度を低下させることができ
ず、その結果車室内温度は上昇してしまうという問題が
残る(図7の実線A参照)。
【0004】そこで本発明は上記問題に鑑み、外気温セ
ンサと日射センサとをなくした車両用空調装置におい
て、車室内への吹出空気温度に外気温および日射量を極
力反映させて、外気温および日射量の変化に対しても車
室内温度を極力精度良く制御することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、空気流を発生する送風手
段と、前記送風手段が発生した空気を車室内に導く空気
通路と、前記空気通路内に配設され、前記空気通路内を
通過する空気を冷却または加熱する熱交換器と、前記熱
交換器における空気冷却量または空気加熱量を調節する
温度調節手段と、車室内の温度を設定する温度設定手段
と、車室内の温度を検出する内気温度検出手段と、車両
用空調装置の停止中における前記内気温度検出手段の検
出値を記憶する記憶手段と、前記温度設定手段によって
設定された設定温度、車両用空調装置の運転中に前記内
気温度検出手段によって検出された内気温度、および前
記記憶手段に記憶された値に基づいて、車室内への目標
吹出空気温度を算出する目標吹出空気温度算出手段と、
車室内への吹出空気温度が前記目標吹出空気温度となる
ように前記温度調節手段を制御する温度制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載したように、請求項1
記載の車両用空調装置において、前記記憶手段が、所定
時間間隔で前記内気温度検出手段の検出値を記憶するよ
うに構成され、前記記憶手段に記憶された値に基づい
て、車両用空調装置の運転開始直前における前記記憶値
の変化率が所定の変化率よりも小さいか否かを判定する
判定手段を備え、前記判定手段によって前記変化率が前
記所定の変化率よりも小さいと判定されたら、前記目標
吹出空気温度算出手段が前記目標吹出空気温度を算出す
るために用いる前記記憶手段に記憶された値として、車
両用空調装置の運転開始直前における前記記憶値を用い
るようにしても良い。
【0007】また請求項3に記載したように、請求項1
記載の車両用空調装置において、前記記憶手段が、所定
時間間隔で前記内気温度検出手段の検出値を記憶するよ
うに構成され、前記記憶手段に記憶された値に基づい
て、車両用空調装置の運転開始直前における前記記憶値
の変化率が所定の変化率よりも小さいか否かを判定する
判定手段を備え、前記判定手段によって前記変化率が前
記所定の変化率以上であると判定されたら、前記目標吹
出空気温度算出手段が前記目標吹出空気温度を算出する
ために用いる前記記憶手段に記憶された値として、車両
用空調装置の運転開始直前における前記記憶値を所定量
補正した値を用いるようにしても良い。
【0008】また請求項4記載の発明では、空気流を発
生する送風手段と、前記送風手段が発生した空気を車室
内に導く空気通路と、前記空気通路内に配設され、前記
空気通路内を通過する空気を冷却または加熱する熱交換
器と、前記熱交換器における空気冷却量または空気加熱
量を調節する温度調節手段と、車室内の温度を設定する
温度設定手段と、車室内の温度を検出する内気温度検出
手段と、車両用空調装置の運転開始直後における前記内
気温度検出手段の検出値を記憶する記憶手段と、前記温
度設定手段によって設定された設定温度、前記内気温度
検出手段によって検出された内気温度、および前記記憶
手段に記憶された値に基づいて、車室内への目標吹出空
気温度を算出する目標吹出空気温度算出手段と、車室内
への吹出空気温度が前記目標吹出空気温度となるように
前記温度調節手段を制御する温度制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明によれば、車両
用空調装置の停止中という、外気温と日射量の影響を受
けやすいときの温度を、記憶手段が、車両用空調装置の
停止中における内気温度検出手段の検出値を記憶すると
いう形で記憶する。従って、この記憶値と、温度設定手
段によって設定された設定温度と、車両用空調装置の運
転中に内気温度検出手段によって検出された内気温度と
から、目標吹出空気温度算出手段が車室内への目標吹出
空気温度を算出し、温度制御手段が、車室内への吹出空
気温度が前記目標吹出空気温度となるように温度調節手
段を制御することによって、車室内への吹出空気温度に
外気温および日射量を反映させることができる。従って
車室内温度を精度良く制御することができる。
【0010】また請求項2記載の発明のように、車両用
空調装置の運転開始直前における前記記憶値の変化率が
所定の変化率よりも小さいとき、つまり車両用空調装置
の運転停止中における車室内温度が飽和したときには、
目標吹出空気温度算出手段はこの飽和温度に基づいて目
標吹出空気温度を算出する。この飽和温度は、外気温お
よび日射量が車室内に与える影響の度合いを良く示す温
度であるので、この飽和温度に基づいて目標吹出空気温
度を算出し、吹出空気温度がこの目標吹出空気温度とな
るように制御することによって、車室内温度を精度良く
制御することができる。
【0011】また請求項3記載の発明のように、車両用
空調装置の運転開始直前における前記記憶値の変化率が
所定の変化率以上であるとき、つまり車室内温度が外気
温および日射の影響を受けて変化している最中で車両用
空調装置の運転が開始されたときは、車両用空調装置の
運転開始直前の前記記憶値を所定量補正した値に基づい
て目標吹出空気温度を算出する。
【0012】このように車両用空調装置の運転開始直前
の前記記憶値を所定量補正することによって、請求項2
記載の発明でいう飽和温度に近い温度を得ることができ
る。従ってこの所定量補正した値に基づいて目標吹出空
気温度を算出し、吹出空気温度がこの目標吹出空気温度
となるように制御することによって、車室内温度を精度
良く制御することができる。
【0013】また請求項4記載の発明では、記憶手段に
よって、車両用空調装置の運転開始直後における内気温
度検出手段の検出値を記憶する。これはつまり、車両用
空調装置の運転停止中における車室内温度を記憶すると
いうことであり、これはつまり、外気温および日射量の
影響を受けやすいときの温度を記憶していることにな
る。
【0014】従って、この温度に基づいて目標吹出空気
温度を算出し、吹出空気温度がこの目標吹出空気温度と
なるように制御することによって、車室内温度を精度良
く制御することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図1ないし
図7を用いて説明する。図1は車両用空調装置の全体模
式図である。本実施例の車両用空調装置1は、車室内に
送風空気を導く空気通路としてのダクト2、ダクト2内
に空気を導入して車室内へ送る送風手段としての送風機
3、冷房手段を構成する冷凍サイクル4、暖房手段を構
成するヒータコア5、およびエアコン制御装置6を備え
る。
【0016】送風機3は、ブロワケース3a、遠心式フ
ァン3b、ブロワモータ3cより成り、ブロワモータ3
cへの印加電圧(以下ブロワ電圧と言う)に応じてブロ
ワモータ3cの回転速度が決定される。ブロワ電圧は、
モータ駆動回路7を介してエアコン制御装置6からの制
御信号に基づいて制御される。ブロワケース3aには、
車室内空気(内気)を導入する内気導入口8と車室外空
気(外気)を導入する外気導入口9とが形成されるとと
もに、吸込口モードに応じて内気導入口8と外気導入口
9とを選択的に開閉する内外気切換ドア10が設けられ
ている。また内外気切換ドア10はサーボモータ28に
よって駆動される。
【0017】ダクト2の下流端には、デフロスタダクト
2a、フェイスダクト2b、およびフットダクト2cが
形成され、各ダクト2a〜2cの先端が車室内に開口す
るデフロスタ吹出口11、フェイス吹出口12、および
フット吹出口13とされている。各ダクト2a〜2cの
上流側開口部には、吹出口モードに応じて各ダクト2a
〜2cを選択的に開閉する吹出口切換ドア14、15が
設けられている。またこれらのドア14,15はサーボ
モータ29によって駆動される。
【0018】冷凍サイクル4は、電磁クラッチ16を介
して車両の走行用エンジン(図示しない)によって駆動
される冷媒圧縮機17、この冷媒圧縮機17で圧縮され
た高温高圧の冷媒をクーリングファン18の送風を受け
て凝縮液化する冷媒凝縮器19、この冷媒凝縮器19よ
り導かれた冷媒を一時蓄えて液冷媒のみを流すレシーバ
20、このレシーバ20より導かれた液冷媒を減圧膨張
する減圧装置21、ダクト2内に配設されて、減圧装置
21で減圧された低温低圧の冷媒を送風機3の送風を受
けて蒸発させる冷媒蒸発器22の各機能部品より構成さ
れ、それぞれ冷媒配管23によって環状に接続されてい
る。なお、電磁クラッチ16は、クラッチ駆動回路24
を介して、エアコン制御装置6より出力される制御信号
(オンオフ信号)に基づいてオンオフ制御される。
【0019】ヒータコア5は、本発明でいう熱交換器を
なすもので、ダクト2内で冷媒蒸発器22の下流(風
下)に配置されて、エンジン冷却水を熱源として通過す
る空気を加熱する。このヒータコア5は、ダクト2内を
流れる空気がヒータコア5を迂回して流れるバイパス通
路25を形成するように配置されており、そのバイパス
通路25を通過する空気量とヒータコア5を通過する空
気量との割合がエアミックスドア26によって調節され
る。またエアミックスドア26はサーボモータ30によ
って駆動される。
【0020】エアコン制御装置6は、空調制御に係る制
御プログラムや演算式等が記録されたマイクロコンピュ
ータを内蔵する。このエアコン制御装置6は、エアコン
操作パネル27より出力される操作信号および各センサ
(後述する)からの検出信号に基づいて、上記各サーボ
モータ28〜30、モータ駆動回路7、およびクラッチ
駆動回路24へ制御信号を出力する。
【0021】エアコン操作パネル27は、車室内のイン
ストルメントパネル(図示しない)に配されており、乗
員の希望する室内温度を乗員が手動設定するための温度
設定器31、車室内を温度設定器31で設定された温度
に保つように各空調機器の自動制御をエアコン制御装置
6に指令するオートS/W(スイッチ)32、吹出口モ
ードを選択する吹出口モードS/W33、吸込口モード
を選択する吸込口モードS/W34、送風機3の送風レ
ベルを設定する風量設定S/W35等が設けられてい
る。
【0022】上記の各センサは、車室内温度(内気温T
r)を検出する内気温センサ36、冷媒蒸発器22の通
過直後の空気温度(エバ後温度Te)を検出するエバ後
温度センサ39、エンジン冷却水の温度(冷却水温T
w)を検出する水温センサ40等である。なお、この実
施例では、温度設定器31にて本発明でいう温度設定手
段を構成し内気温度検出手段を内気温センサ36で構成
し、温度調節手段をエアミックスドア26およびそのサ
ーボモータ30にて構成した。
【0023】次に、本実施例の作動について図2および
図3を用いて説明する。ここで図2および図3はエアコ
ン制御装置6の制御フローチャートである。まず、エア
コン制御装置6がバッテリーとつながったらスタート
し、ステップS1にて各種カウンタやフラグ等の初期化
を行う。次にステップS2にて、イグニッションスイッ
チ(IG)がオンしているか否かを判定し、IGがオン
していれば車両用空調装置1がオンしていると判定して
ステップS8に進み、IGがオフしていれば車両用空調
装置1がオフしていると判定してステップS3に進む。
つまりステップS2は車両用空調装置1のオンオフ状態
を判定するステップである。
【0024】ステップS2でNOと判定されたら、ステ
ップS3にて内気温センサ36の値を読み込み、次のス
テップS4にて、この読み込んだ内気温Trをエアコン
制御装置6内の記憶装置(図示しない)に記憶する。そ
の後、所定時間t(例えば10分)が経過するまでS6
を繰り返し、時間tが経過したらnをインクリメント
し、S2〜S7を繰り返し、t時間毎の車室内温度を記
憶する。ここでステップS4では、上記記憶装置に記憶
される記憶値がある一定量を越えたら、ステップS4に
てTrを記憶するごとに最も古いデータを消去する。
【0025】そしてIGがオンされたら、ステップS2
にてYESと判定されてS8に進み、IGをオンする直
前に前記ステップS4にて記憶された内気温Dn と、そ
の直前にステップS4にて記憶された内気温Dn-1 との
差(記憶値の変化率)を求め、その差が一定値αよりも
小さいか否か(熱平衡状態か否か)を判定する。ここで
上記差(変化率)が一定値αよりも小さいということ
は、車両停車中における内気温が飽和したということで
ある。つまりこの飽和温度を検出することによって、外
気温および日射量の車室内への影響度合いを示す値を検
出することができる。
【0026】従って、ステップS8にて差が一定値より
も小さい(熱平衡状態)と判定されたら、ステップS9
にて前記内気温Dn (=飽和温度)から位置別補正値β
を引いた値を上記外気温および日射量の車室内への影響
度合いを示す値Troffとして記憶し、このTroffを後述
するステップS13にて目標吹出空気温度(TAO)の
算出に反映させるようにする。なお、Troffを求める上
で内気温Dn から位置別補正値βを引いた理由は、Tro
ffが内気温センサ36の設置位置によって変わってくる
ので、その設置位置のことも考慮してTroffを補正する
ためである。
【0027】また、ステップS8にて差が一定値以上で
ある(過渡状態)であると判定されたら、ステップS1
0にて、内気温Dn をX倍(例えばX=1.1〜1.
2)した値を上記飽和温度と仮定し、この仮定飽和温度
から位置別補正値γを引いた値をTroffとして記憶し、
このTroffを後述するステップS13にて目標吹出空気
温度(TAO)の算出に反映させるようにする。
【0028】次にステップS11にて、温度設定器31
の設定温度信号Tset を読み込み、続いてステップS1
2にて、各センサ(36,39,40)の検出信号(T
r、Te、Tw)を読み込む。次にステップ13にて、
車室内への目標吹出空気温度(以下TAOという)を下
記数式1に基づいて算出する。
【0029】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kroff
×Troff+C ここで、Kset は温度設定ゲイン、Kr は内気温ゲイ
ン、Kroffは車両外環境ゲイン、およびCは補正定数で
ある。次に、ステップS13で算出された目標吹出温度
TAOに基づいて、ブロワ電圧、吸込口モード、吹出口
モードをそれぞれ図4ないし図6に示す関係より決定す
る(ステップ14〜ステップ16)。なお、図4のグラ
フはTAOとブロワ電圧Veとの関係を示し、図5のグ
ラフはTAOと吸込口モードとの関係を示し、図6のグ
ラフはTAOと吹出口モードとの関係を示すもので、予
めマイクロコンピュータに記憶されている。
【0030】続いて、車室内への実際の吹出空気温度が
TAOとなるように、エアミックスドア26の目標開度
SWを下記数式2に基づいて算出する(ステップ1
7)。
【0031】
【数2】SW={(TAO−Te)/(Tw−Te)}
×100 (%) そして、上記各目標値が得られるように、各サーボモー
タ28〜30、モータ駆動回路7へ制御信号を出力し
て、内外気切換ドア10、吹出口切換ドア14,15、
エアミックスドア26、およびブロワモータ3cを制御
する(ステップS18)。
【0032】続いてステップS19にてIGがオンであ
るか否か、つまり車両用空調装置が作動中か否かを判定
し、IGがオンならばS20へ進んで所定の制御周期τ
が経過したか否かを判定し、経過したらステップS11
以下の処理を繰り返す。ステップS20の判定結果がN
Oの場合は、所定の制御周期τが経過するまでステップ
S19、20を繰り返す。またステップS19にてNO
と判定されたらステップS3の処理に移る。
【0033】なお、請求項1記載の発明でいう記憶手段
を上記ステップS4で構成し、目標吹出空気温度算出手
段をステップS13で構成し、温度制御手段をステップ
S17およびステップS18で構成した。また請求項
2,3記載の発明でいう判定手段をステップS8で構成
した。本実施例ではこのように制御することにより、図
7の一点鎖線Bに示すように、外気温および日射量が高
くなるに応じて車室内温度を低くすることができる。こ
こで図7中実線Aは、外気温センサおよび日射センサを
なくし、固定値を目標吹出空気温度に反映させた上記従
来技術における関係を示し、破線Cは、外気温センサお
よび日射センサを設けた例における関係を示す。
【0034】以上説明したように、車両環境条件を検出
する手段を内気温センサ36のみとしても、外気温およ
び日射量の変化に対して車室内温度を快適に精度良くコ
ントロールすることができる。 (他の実施例)上記実施例は停車中の内気温を常に検出
するようにしたが、停車中は内気温を検出しないように
構成し、IGをオンした直後の内気温を上記Dn として
も良い。つまり、IGをオンした直後の内気温は、車両
用空調装置1の運転停止中における内気温度と等しいの
で、この内気温を上記Dn とすることができる。
【0035】なお、この実施例では、請求項4記載の発
明でいう記憶手段を、IGをオンした直後の内気温を記
憶する手段を構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図である。
【図2】上記実施例の制御フローチャートである。
【図3】上記実施例の制御フローチャートである。
【図4】上記実施例の目標吹出空気温度(TAO)に対
するブロワ電圧の相関関係図である。
【図5】上記実施例の目標吹出空気温度(TAO)に対
する吸込口モードの相関関係図である。
【図6】上記実施例の目標吹出空気温度(TAO)に対
する吹出口モードの相関関係図である。
【図7】外気温および日射量の大きさに対する車室内温
度の関係図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 ダクト(空気通路) 3 送風機(送風手段) 5 ヒータコア(熱交換器) 26 エアミックスドア(温度調節手段) 31 温度設定器(温度設定手段) 36 内気温センサ(内気温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉見 知久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−116522(JP,A) 特開 昭63−270211(JP,A) 特開 昭63−287619(JP,A) 特開 平5−262119(JP,A) 特開 昭63−116921(JP,A) 特開 平7−172138(JP,A) 実開 平7−40216(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段が発生した空気を車室内に導く空気通路
    と、 前記空気通路内に配設され、前記空気通路内を通過する
    空気を冷却または加熱する熱交換器と、 前記熱交換器における空気冷却量または空気加熱量を調
    節する温度調節手段と、 車室内の温度を設定する温度設定手段と、 車室内の温度を検出する内気温度検出手段と、 車両用空調装置の停止中における前記内気温度検出手段
    の検出値を記憶する記憶手段と、 前記温度設定手段によって設定された設定温度、車両用
    空調装置の運転中に前記内気温度検出手段によって検出
    された内気温度、および前記記憶手段に記憶された値に
    基づいて、車室内への目標吹出空気温度を算出する目標
    吹出空気温度算出手段と、 車室内への吹出空気温度が前記目標吹出空気温度となる
    ように前記温度調節手段を制御する温度制御手段とを備
    えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段が、所定時間間隔で前記内
    気温度検出手段の検出値を記憶するように構成され、 前記記憶手段に記憶された値に基づいて、車両用空調装
    置の運転開始直前における前記記憶値の変化率が所定の
    変化率よりも小さいか否かを判定する判定手段を備え、 前記判定手段によって前記変化率が前記所定の変化率よ
    りも小さいと判定されたら、前記目標吹出空気温度算出
    手段が前記目標吹出空気温度を算出するために用いる前
    記記憶手段に記憶された値として、車両用空調装置の運
    転開始直前における前記記憶値を用いるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段が、所定時間間隔で前記内
    気温度検出手段の検出値を記憶するように構成され、 前記記憶手段に記憶された値に基づいて、車両用空調装
    置の運転開始直前における前記記憶値の変化率が所定の
    変化率よりも小さいか否かを判定する判定手段を備え、 前記判定手段によって前記変化率が前記所定の変化率以
    上であると判定されたら、前記目標吹出空気温度算出手
    段が前記目標吹出空気温度を算出するために用いる前記
    記憶手段に記憶された値として、車両用空調装置の運転
    開始直前における前記記憶値を所定量補正した値を用い
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用空
    調装置。
  4. 【請求項4】 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段が発生した空気を車室内に導く空気通路
    と、 前記空気通路内に配設され、前記空気通路内を通過する
    空気を冷却または加熱する熱交換器と、 前記熱交換器における空気冷却量または空気加熱量を調
    節する温度調節手段と、 車室内の温度を設定する温度設定手段と、 車室内の温度を検出する内気温度検出手段と、 車両用空調装置の運転開始直後における前記内気温度検
    出手段の検出値を記憶する記憶手段と、 前記温度設定手段によって設定された設定温度、前記内
    気温度検出手段によって検出された内気温度、および前
    記記憶手段に記憶された値に基づいて、車室内への目標
    吹出空気温度を算出する目標吹出空気温度算出手段と、 車室内への吹出空気温度が前記目標吹出空気温度となる
    ように前記温度調節手段を制御する温度制御手段とを備
    えることを特徴とする車両用空調装置。
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