JP3557689B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、内気温や外気温の変化に対応して車室内への吹出温度を補正する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用のオートエアコンでは、車室内外の温度変化や日射量の影響を考慮した空調制御を行うために、車室内温度を検知する内気センサ、車室外温度を検知する外気センサ、および日射量を検知する日射センサ等を備えている。しかし、コスト削減が要求される今日では、各種センサの占めるコストの大きさは無視できない問題である。そこで、従来より、例えば日射量と内気温度のデータを補正して外気温度を推定することにより、外気センサを廃止してコストダウンを実現する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の方法では、補正係数が一定であることから、外気温度が大きく異なる場合、例えば夏場と冬場とでは、実際の外気温度との差が大きくなって対応できないため、実用的な方法とは言えない。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、大幅な機能低下を招くことなく、外気センサレス化によるコストダウンを図った車両用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成を採用した。
請求項1では、内気導入口および外気導入口が形成された内外気切換箱と、前記内気導入口または前記外気導入口より前記内外気切換箱に導入された空気を車室内へ導く送風ダクトと、前記送風ダクトを迂回して前記内外気切換箱と前記車室内とを連通する連通ダクトと、前記車室内の温度、または前記連通ダクトを通って導かれた空気温度を検出する温度検出手段と、前記外気導入口から前記送風ダクト内へ外気を導く外気導入位置、前記内気導入口から前記送風ダクト内へ内気を導く内気導入位置、および前記外気導入口から前記連通ダクト内へ外気を導く外気迂回位置との間で切換可能に設けられた内外気切換ドアと、空調制御の起動時に前記内外気切換ドアを前記外気迂回位置へ駆動する内外気切換ドア駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】
請求項2では、請求項1に記載した車両用空調装置において、
前記車室内への吹出温度を調節する吹出温度調節手段と、この吹出温度調節手段を制御する制御手段とを備え、
前記温度検出手段は、起動時に前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ導入された外気温度を検出し、前記制御手段は、前記温度検出手段で検出された外気温度に基づいて前記吹出温度調節手段を制御することを特徴とする。
【0006】
請求項3では、請求項1または2に記載した車両用空調装置において、
前記温度検出手段は、アスピレータによって吸引される車室内空気の温度を検出する内気センサであり、前記内外気切換ドアが前記外気迂回位置へ駆動される起動時のみ、前記アスピレータによって前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ吸引された外気の温度を検出することを特徴とする。
【0007】
【作用および発明の効果】
(請求項1)
空調制御の起動時には、内外気切換ドアが外気迂回位置へ駆動されて、外気導入口から導入された外気が連通ダクトを通って車室内へ導かれる。これにより、車室内に設けられた温度検出手段で外気温度を検出することができる。この温度検出手段では、外気導入口より連通ダクトを通って導入された外気の温度を直接検出することができるため、従来の日射量と内気温度のデータを補正して外気温度を推定する方法と比べて検出精度が良い。
【0008】
(請求項2)
一般的な車両の使用環境では外気温の変動が小さい。言い換えれば、車両運行の限られた時間(例えば通勤時間)内で急激に外気温が変化することは希である。従って、起動時に温度検出手段で検出された外気温度を固定して、以後の空調制御に用いても何ら問題はないと言える。
実際には、起動時に温度検出手段で検出された外気温度に基づいて、車室内への吹出温度を調節する吹出温度調節手段を制御することができる。
【0009】
(請求項3)
起動時に連通ダクトを介して導入される外気温度を検出する温度検出手段は、車室内空気の温度を検出する内気センサである。即ち、既存の内気センサを使用して外気温度の検出を行うことができるため、外気センサを廃止してコストダウンを図ることができる。
【0010】
【実施例】
次に、本発明の車両用空調装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は車両用空調装置の全体模式図である。
本実施例の車両用空調装置1は、内外気切換手段(下述する)が一体に構成されたブロワ2、このブロワ2より送られた送風空気を車室内Rへ導く送風ダクト3、この送風ダクト3を迂回して車室内Rへ外気を導く外気ダクト4(本発明の連通ダクト)、冷媒の循環回路を形成する冷凍サイクル5、温水(エンジン冷却水)の循環回路を形成する温水サイクル6、および各空調機器の作動をコントロールする電子制御装置7(図2参照/以下ECUと言う)等より構成されている。
【0011】
ブロワ2は、送風通路を形成するブロワケース2a、このブロワケース2aに収容された遠心式ファン2b、および遠心式ファン2bを回転駆動するブロワモータ2cより成り、ブロワモータ2cに印加される電圧(ブロワ電圧)に応じて送風量(ブロワモータ2cの回転数)が決定される。
【0012】
内外気切換手段は、ブロワケース2aと一体に設けられた内外気切換箱8と、この内外気切換箱8に回転自在に支持された内外気切換ドア9とから成る。
内外気切換箱8には、車室内Rの空気(以下内気と言う)を導入する内気導入口10および車室外の空気(以下外気と言う)を導入する外気導入口11が形成されるとともに、外気ダクト4が接続されている。
【0013】
内外気切換ドア9は、サーボモータ等のアクチュエータ12(本発明の内外気切換ドア駆動手段・図2参照)により駆動されて、内気導入口10と外気導入口11との開口割合を調節するとともに、外気導入口11より導入された外気を外気ダクト4へ導く。具体的には、送風ダクト3内に外気を導入する外気導入位置(図1のA位置)、送風ダクト3内に内気を導入する内気導入位置(図1のB位置)、および外気ダクト4に外気を導入する外気迂回位置(図1のC位置)との間で切り換えられる。
【0014】
送風ダクト3は、ブロワケース2aに接続されるクーラケース13と、このクーラケース13に接続されるヒータケース14とから成る。ヒータケース14には、車室内Rに通じる吹出口15が設けられるとともに、この吹出口15を開閉する吹出口切換ドア16が回転自在に支持されている。なお、吹出口15は、窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口、乗員の足元に向けて空気を吹き出すフット吹出口等が設けられている。また、吹出口切換ドア16は、各吹出口15に対応して設けられており、それぞれサーボモータ等のアクチュエータ17(図2参照)により駆動される。
【0015】
外気ダクト4は、図1に示すように、一端が内外気切換箱8内に開口し、他端が車室内Rに開口して、内外気切換箱8と車室内Rとを連通する。この外気ダクト4は、内外気切換ドア9が外気迂回位置(図1のC位置)に駆動された時に、内外気切換箱8を通じて外気導入口11と連通し、外気導入口11より導入された外気を車室内Rへ導く。また、外気ダクト4は、内外気切換ドア9が外気導入位置(図1のA位置)および内気導入位置(図1のB位置)に駆動された時は、内外気切換箱8を通じて内気導入口10と連通される。
【0016】
冷凍サイクル5は、冷媒圧縮機18、冷媒凝縮器19、レシーバ20、減圧装置21、冷媒蒸発器22、およびこれらの機器を接続する冷媒配管23等より構成される。
冷媒圧縮機18は、電磁クラッチ24を介して車両の走行用エンジン25により駆動されて、吸引したガス冷媒を圧縮して吐出する。
冷媒凝縮器19は、冷媒圧縮機18で圧縮された高温高圧の冷媒が導かれて、その冷媒をクーリングファン26により送風される外気との熱交換によって凝縮液化させる。
【0017】
レシーバ20は、冷媒凝縮器19で凝縮された冷媒が導かれて貯留し、気液分離して液冷媒のみを送り出す。
減圧装置21は、レシーバ20から送られた液冷媒を減圧膨張して冷媒蒸発器22へ供給するもので、例えば温度式膨張弁が使用される。
冷媒蒸発器22は、クーラケース13内に設置されており、減圧装置21で減圧された低温低圧の冷媒とブロワ2より送風された空気との熱交換を行う。これにより、冷媒蒸発器22の内部を流れる冷媒が冷媒蒸発器22を通過する空気から蒸発潜熱を奪って蒸発することにより、冷媒蒸発器22を通過する空気が冷却される。
【0018】
温水サイクル6は、ヒータコア27、このヒータコア27をエンジン25の冷却水回路(図示しない)と環状に接続する温水配管28、およびこの温水配管28を開閉するウォータバルブ29等より構成されている。
ヒータコア27は、ヒータケース14内に設置されて、内部を流れる温水との熱交換によって通過する空気を加熱する。但し、ヒータコア27は、ヒータケース14内を流れる空気がヒータコア27を迂回できるように配置されている。また、ヒータケース14内には、ヒータコア27を通過する空気量とヒータコア27を迂回する空気量との割合を調節するエアミックスドア30(本発明の吹出温度調節手段)が回転自在に支持されている。このエアミックスドア30は、サーボモータ等のアクチュエータ31(図2参照)により駆動される。
【0019】
ECU7(本発明の制御手段)は、A/D変換器7a、入出力インターフェイス7b、マイクロコンピュータ7c等を備える周知のもので、空調制御に係わる制御プログラムや各種演算式等が予めマイクロコンピュータ7cにインプットされている。このECU7は、図2に示すように、車両のイグニッションスイッチ32がON操作された状態で車載電源33から電力の供給を受けて作動し、操作パネル34から入力された操作信号、および各センサ(内気センサ35、日射センサ36、エバ後温度センサ37、水温センサ38、開度センサ39等)から入力されたセンサ信号に基づいて各空調機器の作動を制御する。
【0020】
操作パネル34は、車室内Rのインストルメントパネル(図示しない)に配されて、図3に示すように、乗員が希望する室内温度を設定する温度設定スイッチ40、この温度設定スイッチ40で設定された温度をデジタル表示する設定温度表示部41、エアコンの自動制御指令を出力するオートスイッチ42、エアコンの作動停止指令を出力するオフスイッチ43、吸込口モードを選択する内外気切換スイッチ44、吹出口モードを選択する吹出口切換スイッチ45、ブロワ2の風量レベルを設定する風量設定スイッチ46、電磁クラッチ24のON/OFFを切り換えるエアコンスイッチ47等が設けられている。なお、温度設定スイッチ40で設定された設定温度は、設定温度信号Tset としてECU7へ出力される。
【0021】
内気センサ35(本発明の温度検出手段)は、車室内Rの空気温度(以下内気温と言う)または外気ダクト4を介して導入された車室外の空気温度(以下外気温と言う)を検出して内気温信号TrとしてECU7へ出力する。但し、この内気センサ35は、アスピレータを構成する吸気通路48内に配されて、ファン49により吸気通路48内へ吸引された空気の温度を検出する。吸気通路48は、車室内Rに開口する外気ダクト4に通じており、ファン49の回転により外気ダクト4を通って内気または外気が吸引される。ファン49は、吸気通路48内に配された内気センサ35より風下に位置する。
【0022】
日射センサ36は、ダッシュボード上等の日射を受けやすい場所に取り付けられ、車室内Rへ差し込む日射量を検出して日射量信号TsとしてECU7へ出力する。
エバ後温度センサ37は、冷媒蒸発器22を通過した直後の空気温度を検出してエバ後温度信号TeとしてECU7へ出力する。
水温センサ38は、ヒータコア27を流れる冷却水の温度を検出して水温信号TwとしてECU7へ出力する。
開度センサ39は、エアミックスドア30の開度を検出して開度信号θとしてECU7へ出力するもので、例えば開度に応じて電気抵抗値が変化するポテンショメータが用いられる。
【0023】
次に、本実施例の作動を図4および図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、各種カウンタやフラグ等の初期化を行う(ステップ100)。
続いて、内外気切換ドア9を外気迂回位置へ駆動して(ステップ110)、アスピレータのファン49をONする(ステップ120)。これにより、外気導入口11から導入された外気が外気ダクト4を通って車室内Rへ吸引される。
【0024】
続いて、内気センサ35の検出信号Trを読み込み(ステップ130)、その検出信号Trを外気温信号Tamとして設定する(ステップ140)。
なお、外気ダクト4を通じて外気を導入し、その外気温を内気センサ35で検出するのはエアコン起動時のみであるため、ステップ120でファン49がONされた後、内気センサ35の応答遅れ等も考慮して十数秒の待ち時間を設定した方がより正確な外気温を検出することができる。
【0025】
続いて、内外気切換ドア9を内気導入位置または外気導入位置へ駆動する(ステップ150)。これにより、内外気切換箱8を通じて内気導入口10と外気ダクト4とが連通するため、外気ダクト4を通じて内気が吸引されることにより、内気センサ35で内気温を検出することができる。
続いて、操作パネル34から設定温度信号Tset を読み込み(ステップ160)、各センサから出力される検出信号Tr、Ts、Te、Tw、θを読み込む(ステップ170)。
【0026】
続いて、入力された各データと予めマイクロコンピュータ7cに記憶された下記の数式より車室内Rへの目標吹出温度(以下TAOと言う)を算出する(ステップ180)。
【数1】
TAO=Kset ・Tset −Kr・Tr−Kam・Tam−Ks・Ts+C
なお、Kset :温度設定ゲイン、Kr:内気温度ゲイン、
Kam :外気温度ゲイン、Ks:日射ゲイン、C:補正定数である。
【0027】
続いて、図6に示すブロワ制御特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づいてブロワモータ2cへ印加するブロワ電圧BLWを決定する(ステップ190)。
続いて、図7に示す吸込口モード制御特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づいて吸込口モードを決定する(ステップ200)。ここでは、内外気切換ドア9が外気導入口11を全開するA位置と内気導入口10を全開するB位置との間で切り換えられる。
続いて、図8に示す吹出口モード制御特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づいて吹出口モードを決定する(ステップ210)。
【0028】
続いて、図9に示す圧縮機制御特性図より、エバ後温度センサ37の検出信号Teに基づいて電磁クラッチ24をオンするかオフするかを決定する(ステップ220)。
続いて、車室内Rへの実際の吹出温度がステップ180で算出されたTAOとなるように、エアミックスドア30の目標開度を下記の数式に従って算出する(ステップ230)。
【数2】
SW=[(TAO−Te)/(Tw−Te)]×100(%)
【0029】
続いて、上記ステップ190〜ステップ230にて決定した制御値が得られるように、各アクチュエータに制御信号を出力する(ステップ240)。
続いて、イグニッションスイッチ32がオフされた否かを判定し(ステップ250)、オフされていないと判定された場合(NO)は再びステップ160へ戻って処理を繰り返し、オフされていると判定された場合(YES)は一連の制御処理を終了する。
【0030】
(実施例の効果)
本実施例によれば、エアコン起動時に内外気切換ドア9を外気迂回位置へ駆動してアスピレータのファン49をオンすることにより、外気導入口11から外気ダクト4を通って車室内Rへ外気を導入することができる。これにより、既存の内気センサ35によって外気温度を直接検出することができるため、外気センサを備えている場合と同様に外気温補正制御を行うことができる。この結果、外気センサの廃止によるコストダウンを実現できる。
【0031】
なお、上記実施例の構成では、内気センサ35で内気温を検出する際にも外気ダクト4を通じて内気を導入しているが、図10に示すように、吸気通路48に内気を吸引する吸引口48aを設けるとともに、この吸引口48aと外気ダクト4とを切り換える切換ドア50を設けて、外気温を検出する時には切換ドア50により吸引口48aを閉じて、内気温を検出する時には切換ドア50により外気ダクト4を閉じるように制御しても良い。
【0032】
また、上記実施例では、内外気切換ドア9が外気迂回位置へ駆動された状態でファン49をオンして外気を吸引する構成としたが、ファン49をオンすることなく車両の走行に伴うラム圧によって外気ダクト4に外気を導入して車室内Rへ導くこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体模式図である。
【図2】制御系に係わるブロック図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】ECU7の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】ECU7の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ブロワ制御特性図である。
【図7】吸込口モード制御特性図である。
【図8】吹出口モード制御特性図である。
【図9】圧縮機制御特性図である。
【図10】吸気通路の構造を示す模式図である(変形例)。
【符号の説明】
1 車両用空調装置
3 送風ダクト
4 外気ダクト(連通ダクト)
7 ECU(内外気切換ドア駆動手段、制御手段)
8 内外気切換箱
9 内外気切換ドア
10 内気導入口
11 外気導入口
12 内外気切換ドア用のアクチュエータ(内外気切換ドア駆動手段)
30 エアミックスドア(吹出温度調節手段)
35 内気センサ(温度検出手段)
48 吸気通路(アスピレータ)
49 ファン(アスピレータ)
【産業上の利用分野】
本発明は、内気温や外気温の変化に対応して車室内への吹出温度を補正する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用のオートエアコンでは、車室内外の温度変化や日射量の影響を考慮した空調制御を行うために、車室内温度を検知する内気センサ、車室外温度を検知する外気センサ、および日射量を検知する日射センサ等を備えている。しかし、コスト削減が要求される今日では、各種センサの占めるコストの大きさは無視できない問題である。そこで、従来より、例えば日射量と内気温度のデータを補正して外気温度を推定することにより、外気センサを廃止してコストダウンを実現する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の方法では、補正係数が一定であることから、外気温度が大きく異なる場合、例えば夏場と冬場とでは、実際の外気温度との差が大きくなって対応できないため、実用的な方法とは言えない。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、大幅な機能低下を招くことなく、外気センサレス化によるコストダウンを図った車両用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成を採用した。
請求項1では、内気導入口および外気導入口が形成された内外気切換箱と、前記内気導入口または前記外気導入口より前記内外気切換箱に導入された空気を車室内へ導く送風ダクトと、前記送風ダクトを迂回して前記内外気切換箱と前記車室内とを連通する連通ダクトと、前記車室内の温度、または前記連通ダクトを通って導かれた空気温度を検出する温度検出手段と、前記外気導入口から前記送風ダクト内へ外気を導く外気導入位置、前記内気導入口から前記送風ダクト内へ内気を導く内気導入位置、および前記外気導入口から前記連通ダクト内へ外気を導く外気迂回位置との間で切換可能に設けられた内外気切換ドアと、空調制御の起動時に前記内外気切換ドアを前記外気迂回位置へ駆動する内外気切換ドア駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】
請求項2では、請求項1に記載した車両用空調装置において、
前記車室内への吹出温度を調節する吹出温度調節手段と、この吹出温度調節手段を制御する制御手段とを備え、
前記温度検出手段は、起動時に前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ導入された外気温度を検出し、前記制御手段は、前記温度検出手段で検出された外気温度に基づいて前記吹出温度調節手段を制御することを特徴とする。
【0006】
請求項3では、請求項1または2に記載した車両用空調装置において、
前記温度検出手段は、アスピレータによって吸引される車室内空気の温度を検出する内気センサであり、前記内外気切換ドアが前記外気迂回位置へ駆動される起動時のみ、前記アスピレータによって前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ吸引された外気の温度を検出することを特徴とする。
【0007】
【作用および発明の効果】
(請求項1)
空調制御の起動時には、内外気切換ドアが外気迂回位置へ駆動されて、外気導入口から導入された外気が連通ダクトを通って車室内へ導かれる。これにより、車室内に設けられた温度検出手段で外気温度を検出することができる。この温度検出手段では、外気導入口より連通ダクトを通って導入された外気の温度を直接検出することができるため、従来の日射量と内気温度のデータを補正して外気温度を推定する方法と比べて検出精度が良い。
【0008】
(請求項2)
一般的な車両の使用環境では外気温の変動が小さい。言い換えれば、車両運行の限られた時間(例えば通勤時間)内で急激に外気温が変化することは希である。従って、起動時に温度検出手段で検出された外気温度を固定して、以後の空調制御に用いても何ら問題はないと言える。
実際には、起動時に温度検出手段で検出された外気温度に基づいて、車室内への吹出温度を調節する吹出温度調節手段を制御することができる。
【0009】
(請求項3)
起動時に連通ダクトを介して導入される外気温度を検出する温度検出手段は、車室内空気の温度を検出する内気センサである。即ち、既存の内気センサを使用して外気温度の検出を行うことができるため、外気センサを廃止してコストダウンを図ることができる。
【0010】
【実施例】
次に、本発明の車両用空調装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は車両用空調装置の全体模式図である。
本実施例の車両用空調装置1は、内外気切換手段(下述する)が一体に構成されたブロワ2、このブロワ2より送られた送風空気を車室内Rへ導く送風ダクト3、この送風ダクト3を迂回して車室内Rへ外気を導く外気ダクト4(本発明の連通ダクト)、冷媒の循環回路を形成する冷凍サイクル5、温水(エンジン冷却水)の循環回路を形成する温水サイクル6、および各空調機器の作動をコントロールする電子制御装置7(図2参照/以下ECUと言う)等より構成されている。
【0011】
ブロワ2は、送風通路を形成するブロワケース2a、このブロワケース2aに収容された遠心式ファン2b、および遠心式ファン2bを回転駆動するブロワモータ2cより成り、ブロワモータ2cに印加される電圧(ブロワ電圧)に応じて送風量(ブロワモータ2cの回転数)が決定される。
【0012】
内外気切換手段は、ブロワケース2aと一体に設けられた内外気切換箱8と、この内外気切換箱8に回転自在に支持された内外気切換ドア9とから成る。
内外気切換箱8には、車室内Rの空気(以下内気と言う)を導入する内気導入口10および車室外の空気(以下外気と言う)を導入する外気導入口11が形成されるとともに、外気ダクト4が接続されている。
【0013】
内外気切換ドア9は、サーボモータ等のアクチュエータ12(本発明の内外気切換ドア駆動手段・図2参照)により駆動されて、内気導入口10と外気導入口11との開口割合を調節するとともに、外気導入口11より導入された外気を外気ダクト4へ導く。具体的には、送風ダクト3内に外気を導入する外気導入位置(図1のA位置)、送風ダクト3内に内気を導入する内気導入位置(図1のB位置)、および外気ダクト4に外気を導入する外気迂回位置(図1のC位置)との間で切り換えられる。
【0014】
送風ダクト3は、ブロワケース2aに接続されるクーラケース13と、このクーラケース13に接続されるヒータケース14とから成る。ヒータケース14には、車室内Rに通じる吹出口15が設けられるとともに、この吹出口15を開閉する吹出口切換ドア16が回転自在に支持されている。なお、吹出口15は、窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口、乗員の足元に向けて空気を吹き出すフット吹出口等が設けられている。また、吹出口切換ドア16は、各吹出口15に対応して設けられており、それぞれサーボモータ等のアクチュエータ17(図2参照)により駆動される。
【0015】
外気ダクト4は、図1に示すように、一端が内外気切換箱8内に開口し、他端が車室内Rに開口して、内外気切換箱8と車室内Rとを連通する。この外気ダクト4は、内外気切換ドア9が外気迂回位置(図1のC位置)に駆動された時に、内外気切換箱8を通じて外気導入口11と連通し、外気導入口11より導入された外気を車室内Rへ導く。また、外気ダクト4は、内外気切換ドア9が外気導入位置(図1のA位置)および内気導入位置(図1のB位置)に駆動された時は、内外気切換箱8を通じて内気導入口10と連通される。
【0016】
冷凍サイクル5は、冷媒圧縮機18、冷媒凝縮器19、レシーバ20、減圧装置21、冷媒蒸発器22、およびこれらの機器を接続する冷媒配管23等より構成される。
冷媒圧縮機18は、電磁クラッチ24を介して車両の走行用エンジン25により駆動されて、吸引したガス冷媒を圧縮して吐出する。
冷媒凝縮器19は、冷媒圧縮機18で圧縮された高温高圧の冷媒が導かれて、その冷媒をクーリングファン26により送風される外気との熱交換によって凝縮液化させる。
【0017】
レシーバ20は、冷媒凝縮器19で凝縮された冷媒が導かれて貯留し、気液分離して液冷媒のみを送り出す。
減圧装置21は、レシーバ20から送られた液冷媒を減圧膨張して冷媒蒸発器22へ供給するもので、例えば温度式膨張弁が使用される。
冷媒蒸発器22は、クーラケース13内に設置されており、減圧装置21で減圧された低温低圧の冷媒とブロワ2より送風された空気との熱交換を行う。これにより、冷媒蒸発器22の内部を流れる冷媒が冷媒蒸発器22を通過する空気から蒸発潜熱を奪って蒸発することにより、冷媒蒸発器22を通過する空気が冷却される。
【0018】
温水サイクル6は、ヒータコア27、このヒータコア27をエンジン25の冷却水回路(図示しない)と環状に接続する温水配管28、およびこの温水配管28を開閉するウォータバルブ29等より構成されている。
ヒータコア27は、ヒータケース14内に設置されて、内部を流れる温水との熱交換によって通過する空気を加熱する。但し、ヒータコア27は、ヒータケース14内を流れる空気がヒータコア27を迂回できるように配置されている。また、ヒータケース14内には、ヒータコア27を通過する空気量とヒータコア27を迂回する空気量との割合を調節するエアミックスドア30(本発明の吹出温度調節手段)が回転自在に支持されている。このエアミックスドア30は、サーボモータ等のアクチュエータ31(図2参照)により駆動される。
【0019】
ECU7(本発明の制御手段)は、A/D変換器7a、入出力インターフェイス7b、マイクロコンピュータ7c等を備える周知のもので、空調制御に係わる制御プログラムや各種演算式等が予めマイクロコンピュータ7cにインプットされている。このECU7は、図2に示すように、車両のイグニッションスイッチ32がON操作された状態で車載電源33から電力の供給を受けて作動し、操作パネル34から入力された操作信号、および各センサ(内気センサ35、日射センサ36、エバ後温度センサ37、水温センサ38、開度センサ39等)から入力されたセンサ信号に基づいて各空調機器の作動を制御する。
【0020】
操作パネル34は、車室内Rのインストルメントパネル(図示しない)に配されて、図3に示すように、乗員が希望する室内温度を設定する温度設定スイッチ40、この温度設定スイッチ40で設定された温度をデジタル表示する設定温度表示部41、エアコンの自動制御指令を出力するオートスイッチ42、エアコンの作動停止指令を出力するオフスイッチ43、吸込口モードを選択する内外気切換スイッチ44、吹出口モードを選択する吹出口切換スイッチ45、ブロワ2の風量レベルを設定する風量設定スイッチ46、電磁クラッチ24のON/OFFを切り換えるエアコンスイッチ47等が設けられている。なお、温度設定スイッチ40で設定された設定温度は、設定温度信号Tset としてECU7へ出力される。
【0021】
内気センサ35(本発明の温度検出手段)は、車室内Rの空気温度(以下内気温と言う)または外気ダクト4を介して導入された車室外の空気温度(以下外気温と言う)を検出して内気温信号TrとしてECU7へ出力する。但し、この内気センサ35は、アスピレータを構成する吸気通路48内に配されて、ファン49により吸気通路48内へ吸引された空気の温度を検出する。吸気通路48は、車室内Rに開口する外気ダクト4に通じており、ファン49の回転により外気ダクト4を通って内気または外気が吸引される。ファン49は、吸気通路48内に配された内気センサ35より風下に位置する。
【0022】
日射センサ36は、ダッシュボード上等の日射を受けやすい場所に取り付けられ、車室内Rへ差し込む日射量を検出して日射量信号TsとしてECU7へ出力する。
エバ後温度センサ37は、冷媒蒸発器22を通過した直後の空気温度を検出してエバ後温度信号TeとしてECU7へ出力する。
水温センサ38は、ヒータコア27を流れる冷却水の温度を検出して水温信号TwとしてECU7へ出力する。
開度センサ39は、エアミックスドア30の開度を検出して開度信号θとしてECU7へ出力するもので、例えば開度に応じて電気抵抗値が変化するポテンショメータが用いられる。
【0023】
次に、本実施例の作動を図4および図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、各種カウンタやフラグ等の初期化を行う(ステップ100)。
続いて、内外気切換ドア9を外気迂回位置へ駆動して(ステップ110)、アスピレータのファン49をONする(ステップ120)。これにより、外気導入口11から導入された外気が外気ダクト4を通って車室内Rへ吸引される。
【0024】
続いて、内気センサ35の検出信号Trを読み込み(ステップ130)、その検出信号Trを外気温信号Tamとして設定する(ステップ140)。
なお、外気ダクト4を通じて外気を導入し、その外気温を内気センサ35で検出するのはエアコン起動時のみであるため、ステップ120でファン49がONされた後、内気センサ35の応答遅れ等も考慮して十数秒の待ち時間を設定した方がより正確な外気温を検出することができる。
【0025】
続いて、内外気切換ドア9を内気導入位置または外気導入位置へ駆動する(ステップ150)。これにより、内外気切換箱8を通じて内気導入口10と外気ダクト4とが連通するため、外気ダクト4を通じて内気が吸引されることにより、内気センサ35で内気温を検出することができる。
続いて、操作パネル34から設定温度信号Tset を読み込み(ステップ160)、各センサから出力される検出信号Tr、Ts、Te、Tw、θを読み込む(ステップ170)。
【0026】
続いて、入力された各データと予めマイクロコンピュータ7cに記憶された下記の数式より車室内Rへの目標吹出温度(以下TAOと言う)を算出する(ステップ180)。
【数1】
TAO=Kset ・Tset −Kr・Tr−Kam・Tam−Ks・Ts+C
なお、Kset :温度設定ゲイン、Kr:内気温度ゲイン、
Kam :外気温度ゲイン、Ks:日射ゲイン、C:補正定数である。
【0027】
続いて、図6に示すブロワ制御特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づいてブロワモータ2cへ印加するブロワ電圧BLWを決定する(ステップ190)。
続いて、図7に示す吸込口モード制御特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づいて吸込口モードを決定する(ステップ200)。ここでは、内外気切換ドア9が外気導入口11を全開するA位置と内気導入口10を全開するB位置との間で切り換えられる。
続いて、図8に示す吹出口モード制御特性図より、ステップ180で算出したTAOに基づいて吹出口モードを決定する(ステップ210)。
【0028】
続いて、図9に示す圧縮機制御特性図より、エバ後温度センサ37の検出信号Teに基づいて電磁クラッチ24をオンするかオフするかを決定する(ステップ220)。
続いて、車室内Rへの実際の吹出温度がステップ180で算出されたTAOとなるように、エアミックスドア30の目標開度を下記の数式に従って算出する(ステップ230)。
【数2】
SW=[(TAO−Te)/(Tw−Te)]×100(%)
【0029】
続いて、上記ステップ190〜ステップ230にて決定した制御値が得られるように、各アクチュエータに制御信号を出力する(ステップ240)。
続いて、イグニッションスイッチ32がオフされた否かを判定し(ステップ250)、オフされていないと判定された場合(NO)は再びステップ160へ戻って処理を繰り返し、オフされていると判定された場合(YES)は一連の制御処理を終了する。
【0030】
(実施例の効果)
本実施例によれば、エアコン起動時に内外気切換ドア9を外気迂回位置へ駆動してアスピレータのファン49をオンすることにより、外気導入口11から外気ダクト4を通って車室内Rへ外気を導入することができる。これにより、既存の内気センサ35によって外気温度を直接検出することができるため、外気センサを備えている場合と同様に外気温補正制御を行うことができる。この結果、外気センサの廃止によるコストダウンを実現できる。
【0031】
なお、上記実施例の構成では、内気センサ35で内気温を検出する際にも外気ダクト4を通じて内気を導入しているが、図10に示すように、吸気通路48に内気を吸引する吸引口48aを設けるとともに、この吸引口48aと外気ダクト4とを切り換える切換ドア50を設けて、外気温を検出する時には切換ドア50により吸引口48aを閉じて、内気温を検出する時には切換ドア50により外気ダクト4を閉じるように制御しても良い。
【0032】
また、上記実施例では、内外気切換ドア9が外気迂回位置へ駆動された状態でファン49をオンして外気を吸引する構成としたが、ファン49をオンすることなく車両の走行に伴うラム圧によって外気ダクト4に外気を導入して車室内Rへ導くこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体模式図である。
【図2】制御系に係わるブロック図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】ECU7の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】ECU7の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ブロワ制御特性図である。
【図7】吸込口モード制御特性図である。
【図8】吹出口モード制御特性図である。
【図9】圧縮機制御特性図である。
【図10】吸気通路の構造を示す模式図である(変形例)。
【符号の説明】
1 車両用空調装置
3 送風ダクト
4 外気ダクト(連通ダクト)
7 ECU(内外気切換ドア駆動手段、制御手段)
8 内外気切換箱
9 内外気切換ドア
10 内気導入口
11 外気導入口
12 内外気切換ドア用のアクチュエータ(内外気切換ドア駆動手段)
30 エアミックスドア(吹出温度調節手段)
35 内気センサ(温度検出手段)
48 吸気通路(アスピレータ)
49 ファン(アスピレータ)
Claims (3)
- a)内気導入口および外気導入口が形成された内外気切換箱と、
b)前記内気導入口または前記外気導入口より前記内外気切換箱に導入された空気を車室内へ導く送風ダクトと、
c)前記送風ダクトを迂回して前記内外気切換箱と前記車室内とを連通する連通ダクトと、
d)前記車室内の温度、または前記連通ダクトを通って導かれた空気温度を検出する温度検出手段と、
e)前記外気導入口から前記送風ダクト内へ外気を導く外気導入位置、前記内気導入口から前記送風ダクト内へ内気を導く内気導入位置、および前記外気導入口から前記連通ダクト内へ外気を導く外気迂回位置との間で切換可能に設けられた内外気切換ドアと、
f)空調制御の起動時に前記内外気切換ドアを前記外気迂回位置へ駆動する内外気切換ドア駆動手段とを備えた車両用空調装置。 - 請求項1に記載した車両用空調装置において、
前記車室内への吹出温度を調節する吹出温度調節手段と、
この吹出温度調節手段を制御する制御手段とを備え、
前記温度検出手段は、起動時に前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ導入された外気温度を検出し、
前記制御手段は、前記温度検出手段で検出された外気温度に基づいて前記吹出温度調節手段を制御することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1または2に記載した車両用空調装置において、
前記温度検出手段は、アスピレータによって吸引される車室内空気の温度を検出する内気センサであり、前記内外気切換ドアが前記外気迂回位置へ駆動される起動時のみ、前記アスピレータによって前記外気導入口から前記連通ダクトを通って前記車室内へ吸引された外気の温度を検出することを特徴とする車両用空調装置。
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