JPH08215253A - 車椅子フレームおよびキャスターアセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】直進安定性に優れた車椅子フレ−ムを提供する
ことである。 【解決手段】車椅子フレ−ムが電気モ−タによって各々
を駆動することができる２つの前輪を含む複数の車輪
（３，３３）を有するベ−スフレ−ム部（１，２）を有
する。ベ−スフレ−ム部は、その後側に、中心に位置し
たキャスタアセンブリ（１３）を支持し、該キャスタ−
アセンブリは中立直進位置にあるスイベル軸（１４）を
有し、直進位置から外れてスイベル軸が回転していると
き、直進位置の方向へスイベル軸に回転力を及ぼす手段
（２２）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気モ−タによっ
て駆動することができる２つの前輪を含んでいる複数の
車輪をもつベ−スフレ−ム部を有する車椅子フレ−ムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】このタイプの周知の車椅子フレ−ムで
は、２つの離れたキャスタがベ−スフレ−ム部の後方に
設けられる。駆動される前輪を使用すれば、比較的大き
な前輪を使用して障害物を上手に通過する可能性がある
が、従来の車椅子フレ−ムの操作性については望まれる
べき点が残っている。高速すなわち時速６Ｋｍ／ｈより
速い速度では、車椅子フレ−ムの直進安定性は悪い。従
来の車椅子フレ−ムでは、駆動モ−タのタコゼネレ−タ
制御および／またはキャスタ−の制御により、この問題
を克服するべく試みられた。しかしそれによれば従来の
車椅子フレ−ムは比較的高価で複雑なものになる。更に
従来の車椅子フレ−ムは、電気モ−タの駆動力を供給す
るために要求されるバッテリ−が車椅子フレ−ムの中に
完全に組み込まれているという不便があり、そのためバ
ッテリ−へのアクセスが困難で、通常はシ−トを外して
からバッテリ−を車椅子フレ−ムに取り付けていた。従
来の車椅子フレ−ムのベ−スフレ−ム部は、大抵少なく
とも４つの管状エレメントを有し、そのためその製造に
は時間が掛かる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
不便な点を除去した上述のタイプの車椅子フレ−ムを提
供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の車椅子フレ−ムは、ベ−スフレ−ム部が中心に設けら
れ、中立直進位置にあるスイベル軸を有しているキャス
タ−アセンブリを後側において支持しており、直進位置
から外れてスイベル軸が回転するときに、直進位置の方
向へスイベル軸に回転力を及ぼすための手段を有するこ
とを特徴とする。

【０００５】この方法により車椅子フレ−ムは、車椅子
フレ−ムをとても操作しやすくさせる中央キャスタ−ア
センブリを得る。また、車椅子フレ−ムの高い操縦性を
維持しながら、高速での優れた直進安定性を持つ。

【０００６】この発明の好ましい実施例によれば、各前
輪は、支持ア−ムによって回転可能に支持されており、
該支持ア−ムは前輪の回転軸線が、横軸の前方方向前側
に横たわり、共通のスプリング手段が両前輪のために設
けられ、該スプリング手段は一端においてベ−スフレ−
ム部に接続され、他端において両支持ア−ムに接続され
ている。この方法ではブレ−キを掛けたとき倒立するこ
とがないという効果が得られる。それによって使用者の
快適性は高まり、また車椅子フレ−ムの安定性は、下降
傾斜面でブレ−キを掛けたときでも保証される。

【０００７】好ましい実施例によれば、スプリング手段
は、テレスコ−プ型のハウジング内に取り付けられたガ
ススプリングとヘリカルスプリングとを有する。それに
よって、ガススプリングの作用を完成した車椅子フレ−
ムの自重と使用者の重さの一部を吸収するように調節す
ることができ、またヘリカルスプリングは最適な弾性の
快適さに調節することができるという効果を、スプリン
グ手段で達成できる。

【０００８】本発明は更に、中立直進位置にあるスイベ
ル軸を有するキャスタ−アセンブリを提供し、該キャス
タ−アセンブリは、例えば上記車椅子フレ−ムで使用す
るのに適するが、他のタイプの車椅子フレ−ムやキャス
タを有する他の移動構造体でも都合よく使用できる。

【０００９】本発明によれば、キャスタ−アセンブリ
は、前記スイベル軸が、直進位置にあるフォ−クのスプ
リング足の間にほぼぴったりと位置決めされた偏心器を
有し、前記フォ−クは、各々が半円形の着座部を有する
２つの同一のフォ−ク足によって形成され、またスプリ
ング手段により前記着座部においてベアリングピンに対
して押し付けられていることを特徴とする。

【００１０】この発明を、本発明に関する車椅子フレ−
ムとキャスタ−アセンブリを示した図を参照しながら更
に説明する。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１−３は異なる作動位置の車い
すフレームの側面図を示し、図４はこの車椅子フレ−ム
の上面図を示す。図示の車椅子フレームは、走行方向に
延び、その前側において横軸２を支持している中央ビー
ム１を有する。中央ビーム１と横軸２とは一緒になっ
て、車いすフレームのベースフレーム部分を形成する。
横軸２の各端部は、前輪３を支持し、該前輪３は電気モ
ータ４により駆動することができる。各車輪３は、図に
示された軸線５の周りで回転可能であり、また支持アー
ム６とブッシュ７とによって横軸２に対して枢動可能に
接続され、軸線５は図に示すように横軸２の走行方向の
前方に横たわっている。連結アーム８が、各ブッシュ７
に取り付けられ、またけん引ロッド９によってレバー１
０に接続されている。図４の上面図に示すように、レバ
ー１０は軸線１１の周りで枢動可能に中央ビーム１の両
側に取り付けられている。レバー１０のもう一方の端部
は、スプリング手段１２の一端に接続され、スプリング
手段１２のもう一端が中央ビ−ム１に接続されている。
上記構造においてスプリング手段１２は、中央ビ−ム１
の中央上方に位置して両前輪３用の共通のスプリング手
段を形成し、これによりとてもコンパクトなフレ−ム構
造となっている。上記車椅子フレームの構造では、電気
モーター４の駆動力供給用の通常のバッテリ−のスペー
ス１ａ（図１，４参照）が中央ビーム１の両側に形成さ
れ、このスペース１ａに車椅子フレームの側部からアク
セスできるという利点がある。バッテリーの検査とメン
テナンスはこれによって容易になり、車椅子使用者が車
椅子から離れる必要もない。

【００１２】中央ビーム１の後方には、ブッシュ１５に
摺動可能に取り付けられるスイベル軸１４を有するキャ
スターアセンブリ１３を支持しており、ブッシュ１５
は、中央ビーム１の端部に取り付けられている。スイベ
ル軸１４は、スプリング１６の動きに対してブッシュ１
５の中で摺動自在である。

【００１３】図１は、非圧縮位置にある車椅子フレーム
を示し、スプリング手段１２の一端が中央ビーム１のス
トップ１７を押している。図２は図示していない使用者
によって生じた圧縮位置にある車椅子フレ−ムを示す。
上記の共通のスプリング手段１２を有する前輪３のサス
ペンションにより、車椅子フレ−ムはブレ−キを掛けた
とき倒立せずに、むしろ幾分上方に動くことができる。
これにより使用者の快適性が非常に増し、車椅子フレー
ムの安定性も保証され、特に下降傾斜面でブレ−キをか
けたときにこれらの効果は尚更発揮される。

【００１４】図示の実施例では、ベースフレーム部がシ
ートフレーム部１８を支持しており、該シ−トフレ−ム
部１８はシ−トの角度調節ができ、また前ロッド１９と
後ロッド２０とによりベースフレーム部に接続されてい
る。スピンドルモーター２１が、シートフレーム部１８
の椅子の角度を調節するために設けられている。図１と
図２ではシートフレーム部１８を、比較的平らな位置に
調節してあり、図３では最も後方よりに傾斜している位
置に調節してある。調節することができるシートフレー
ム部１８の更に詳しい説明は、同じ出願人による欧州特
許ＥＰ−Ａ−０５１２ ６５０の中になされている。

【００１５】中央キャスターアセンブリ１３は、車椅子
フレームのとても高い機動性を提供する。高速度すなわ
ち時速６Ｋｍ／ｈ以上であってもとても高い直進安定性
を提供するために、図５に示す中立直進位置から例えば
図６に示す位置へのスイベル軸１４の回転時に、キャス
タ−アセンブリ１３が直進位置の方向にスイベル軸１４
に回転力を働かせる手段２２を有する。これらの手段２
２は、スイベル軸１４に取り付けられた偏心器を有し、
該偏心器は接続クランプ２４によってスイベル軸に取り
付けられたボールベアリング２３で構成されている。中
立直進位置では、ボールベアリング２３は、フォーク２
６の両スプリング足２５の間に実質的にぴったりと嵌っ
ている。このフォーク２６は、支持プレ−ト２７に取り
付けられており、その支持プレ−ト２７は、ボールベア
リング２８（図７参照）によりスイベル軸１４に回動可
能に支持されている。この支持プレート２７は、車椅子
フレームを圧縮している間にスイベル軸１４の動く方向
にスライドできるように中央ビーム１に取り付けられた
ピン２９を有し、このピンは、支持プレ−ト２７を中央
ビ−ムに関してスイベル軸１４の回転方向に固定してい
る。支持プレート２７は、フォークの足２５用のベアリ
ングピン３０を支持する。これらフォークの足２５は同
じ形態であり、各々おおよそ半周分づつの着座部３１を
有し、そのフォークの足２５はフォ−クの上下にそれぞ
れ横たわっている２つのスプリング３２によって、着座
部３１においてベアリングピン３０に互いにを押しつけ
られている。

【００１６】直進走行中のスイベル軸１４は、図５に示
すように中立直進位置にあり、フォークの足２５は、こ
の直進位置にスイベル軸１４を維持する結果、車椅子フ
レームは安定性のある良好な直進性が確保される。車椅
子が曲がるために電気モーター４を通常の方法で制御す
る時、スイベル軸１４はブッシュ１５の中でたやすく回
転することができ、図６に示された位置を例にとると、
一方のフォークの足２５はボーリングベアリング２３に
よってスプリング３２の付勢に逆らうように押される。
再び直進方向になるようにモ−タを駆動すると、フォー
クの足２５は、中立位置に戻りスイベル軸１４を押しつ
ける。

【００１７】図に示すようにキャスターアセンブリ１３
は、共通の軸３４に接続される互いの間の距離が短い２
つの車輪３３を有し、その軸３４はブッシュ３５の中に
受け入れられている。このブッシュ３５は略図で示され
た支持部材３６と長手方向のシャフト３７とを介してス
イベル軸１４に接続される。軸３４は、中央ビ−ム１に
整合する長手方向のシャフト３７の周りで回転できる。

【００１８】図８はスプリング手段１２の断面を示して
いる。図８に示すようにスプリング手段１２は、ガスス
プリング３８とヘリカルスプリング３９とを有し、これ
らはテレスコ−プ型のハウジング４０の中に設けられて
いる。このハウジング４０の一方の側は、中央ビーム１
に取り付けられたボール４２に対して着座部４１を介し
て接続している。このハウジング４０のもう一方の側
は、レバー１０に枢動可能に接続されている。ガススプ
リング３８は車椅子フレ−ムの重さと使用者の重さの一
部を支えるのに十分な力を付与し、またヘリカルスプリ
ング３９は使用者のために快適な弾力を付与するように
調節することができる。ヘリカルスプリング３９のバネ
力とスプリング１６のバネ力とは、中央ビーム１が車椅
子フレームを圧縮している間にほぼ垂直に上下動するよ
うに、双方が調節される。

【００１９】なお、高い直進安定性を提供する手段２２
を有するキャスターアセンブリ１３は、車椅子フレ−ム
の他のタイプまたはキャスター付きの移動構造を有する
他のタイプでも使用できる。

【００２０】本発明は、上記の実施例に制限されず、請
求の範囲内の多くの手法に変えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】異なる作動位置にある本発明の車椅子フレーム
の実施例のうち、一作動位置の車椅子フレームを示す側
面図である。

【図２】異なる作動位置にある本発明の車椅子フレーム
の実施例のうち、一作動位置の車椅子フレームを示す側
面図である。

【図３】異なる作動位置にある本発明の車椅子フレーム
の実施例のうち、一作動位置の車椅子フレームを示す側
面図である。

【図４】図１〜３の車椅子フレームの上面図である。

【図５】図１の車椅子フレームのキャスタ−アセンブリ
が直進方向を向いているときの、より詳細な上面図であ
る。

【図６】図１の車椅子フレームのキャスタ−アセンブリ
が曲げられた方向を向いているときの、より詳細な上面
図である。

【図７】図１の車椅子フレームのキャスタ−アセンブリ
の部分断面図である。

【図８】図１の車椅子フレームのスプリング手段の断面
図である。

【符号の説明】

１，２ ベースフレーム部 ３，３３ 車輪 ４ 電気モータ ６ 支持アーム １４ スイベル軸 １５ ブッシュ １６ スプリング ２２ スイベル軸に回転力を及ぼすための手段 ２３ 偏心器 ２５ 足 ２６ フォーク ２７ 支持プレート ２９ ピン ３０ ベアリングピン ３１ 着座部 ３２ スプリング手段 ３７ シャフト

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595165014 Ｂｏｌｄｅｒｗｅｇ ６， 1332 ＡＴ Ａｌｍｅｒｅ， ｔｈｅ Ｎｅｔｈｅｒｌ ａｎｄｓ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２つの前輪（３）を含む複数の車輪
   （３，３３）を有するベ−スフレ−ム部（１，２）を有
   し、前記前輪の各々が電気モ−タ（４）により駆動する
   ことができる車椅子フレ−ムにおいて、 前記ベ−スフレ−ム部（１，２）は、中央に位置し且つ
   中立直進位置をとれるスイベル軸（１４）を有するキャ
   スタ−アセンブリ（１３）を後側において支持してお
   り、直進位置から外れてスイベル軸が回転するときに、
   直進位置の方向へスイベル軸に回転力を及ぼすための手
   段（２２）を有することを特徴とする車椅子フレ−ム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の車椅子フレ−ムにおい
   て、 スイベル軸（１４）が偏心器（２３）を備え、該偏心器
   （２３）は直進位置にあるフォ−ク（２６）のスプリン
   グ足（２５）の間にほぼぴったりと位置決めされている
   ことを特徴する車椅子フレ−ム。
3. 【請求項３】 請求項２記載の車椅子フレ−ムにおい
   て、 前記偏心器（２３）が接続ア−ム（２４）によりスイベ
   ル軸（１４）に取り付けられるボ−ルベアリングによっ
   て形成されることを特徴とする車椅子フレ−ム。
4. 【請求項４】 請求項２または３記載の車椅子フレ−ム
   において、 フォ−ク（２６）が２つの同一のフォ−クの足（２５）
   によって形成され、該足（２５）は各々半円形の着座部
   （３１）を有し、またスプリング手段（３２）により前
   記着座部のところでベアリングピン（３０）に押し付け
   られていることを特徴とする車椅子フレ−ム。
5. 【請求項５】 請求項２，３または４記載の車椅子フレ
   −ムにおいて、 前記車輪（３，３３）がベ−スフレ−ム部（１，２）に
   弾性的に取り付けられており、スイベル軸（１４）がス
   プリング（１６）の作用に抗してブッシュ（１５）の中
   にスライド可能に支持され、前記ブッシュ（１５）は中
   央においてベ−スフレ−ム部（１，２）に取り付けら
   れ、前記フォ−ク（２６）は、支持プレ−ト（２７）に
   よってスイベル軸（１４）に枢動可能に取り付けられ、
   該支持プレ−ト（２７）はベ−スフレ−ム部に摺動可能
   に案内されたピン（２９）により、ベ−スフレ−ム部に
   関して回転方向に固定されていることを特徴とする車椅
   子フレ−ム。
6. 【請求項６】 請求項１〜５記載の車椅子フレ−ムにお
   いて、 キャスタ−アセンブリ（１３）は、前記車輪間のほぼ中
   央において長手方向のシャフト（３７）に接続される共
   通軸（３４）に互いに短い間隔をあけて接続される２つ
   の車輪（３３）を有し、前記長手方向のシャフト（３
   ７）はベ−スフレ−ム部（１，２）の中心線に整合し、
   且つ前記スイベル軸（１４）に接続されており、前記車
   輪の軸（３４）が前記長手方向のシャフト（３７）の周
   りで回転可能であることを特徴とする車椅子フレ−ム。
7. 【請求項７】 請求項１〜６記載の車椅子フレ−ムにお
   いて、 前記車輪（３，３３）はベ−スフレ−ム部（１，２）に
   弾性的に取り付けられ、各前輪（３）は、支持ア−ム
   （６）によって回転可能に支持されており、該支持ア−
   ム（６）は、前輪（３）の回転軸線（５）が横軸（２）
   の前方方向前側に横たわり、共通のスプリング手段（１
   ２）が両前輪のために設けられ、該スプリング手段は一
   端においてベ−スフレ−ム部（１，２）に接続され、他
   端において両支持ア−ムに接続されていることを特徴と
   する車椅子フレ−ム。
8. 【請求項８】 請求項７記載の車椅子フレ−ムにおい
   て、 ベ−スフレ−ム部（１，２）は、前側から後側にかけて
   中央で伸び、前側において横軸（２）を支持する中央ビ
   −ム（１）を有し、前記スプリング手段（１２）は、前
   記中央ビ−ムの上の中央に取り付けられ且つ前記中央ビ
   −ムの両側に枢動可能に取り付けられるレバ−（１０）
   の一端に接続されており、前記レバ−１０の他端は対応
   する支持ア−ム（６）に接続されていることを特徴とす
   る車椅子フレ−ム。
9. 【請求項９】 請求項８記載の車椅子フレ−ムにおい
   て、 各支持ア−ム（６）はブッシュ（７）によって横軸
   （２）に枢動可能に取り付けられており、また連結ア−
   ム（８）が各ブッシュ（７）に取り付けられ且つ該連結
   ア−ム（８）はけん引ロッド（９）により対応するレバ
   −（１０）に接続されていることを特徴とする車椅子フ
   レ−ム。
10. 【請求項１０】 請求項７，８または９記載の車椅子フ
    レ−ムにおいて、 前記スプリング手段（１２）はガススプリング（３８）
    とヘリカルスプリング（３９）とを有し、両スプリング
    はテレスコ−プ型のハウジング（４０）内に取り付けら
    れ、該ハウジングの一方側は中央ビ−ム（１）に取り付
    けられたボ−ル（４２）に対して着座部（４１）を介し
    て接続し、ハウジングの他方側はレバ−（１０）に枢動
    可能に接続されていることを特徴とする車椅子フレ−
    ム。
11. 【請求項１１】 中立直進位置をとり得るスイベル軸
    （１４）を有するキャスタ−アセンブリにおいて、 前記スイベル軸（１４）には、直進位置にあるフォ−ク
    （２６）のスプリング足（２５）の間にほぼぴったりと
    位置決めされた偏心器（２８）が設けられ、前記フォ−
    クは、各々が半円形の着座部（３１）を有する２つの同
    一のフォ−クの足（２５）によって形成され、且つこれ
    ら２つのフォークの足（２５）がスプリング手段（３
    ２）により前記着座部においてベアリングピン（３０）
    に対して押し付けられていることを特徴とするキャスタ
    アセンブリ。
12. 【請求項１２】 請求項１１記載のキャスタア−センブ
    リにおいて、前記フォ−ク（２６）は、スイベル軸（１
    ４）に枢動可能に取り付けられる支持プレ−ト（２７）
    に取り付けられていることを特徴とするキャスタ−アセ
    ンブリ。