JPH08214552A - 多相交流より直流を得る電流形コンバータの制御装置 - Google Patents

多相交流より直流を得る電流形コンバータの制御装置

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JPH08214552A
JPH08214552A JP7017756A JP1775695A JPH08214552A JP H08214552 A JPH08214552 A JP H08214552A JP 7017756 A JP7017756 A JP 7017756A JP 1775695 A JP1775695 A JP 1775695A JP H08214552 A JPH08214552 A JP H08214552A
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芸峰 陳
Atsushi Fujikawa
淳 藤川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LCフィルタの共振を抑制しながら、負荷直
流電流を所要値に追従させ、電源力率角を所要値に一致
させること。 【構成】 直流制御器7により交流電流有効成分指令値
d * を算出し、無効電流指令値算出手段8により、交
流電流無効成分指令値iq * 得る。第1の手段1によ
り、指令値id * ,iq * と電源電流値との偏差を求
め、切り換え変数sd,sq を求める。また、第2の手
段2によりLCフィルタのパラメータと電源電流で定ま
る等価操作ベクトルid eq,iq eqを計算し、第3の手
段3により、制御ベクトルiL d ,iL q を計算す
る。第4,5の手段4,5は上記iL d −id eq、i
L q −iq eqと、切り換え変数sd ,sq の極性を判
別し、該判別結果に基づき、第6の手段6はスイッチン
グベクトルud ,uq を選定し、多相電流形コンバータ
10の半導体スイッチを開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業分野で直流源あるい
は制御源として使用される電源側LCフィルタを持つ多
相電流形コンバータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多相電流形コンバータの制御方法
は、PWMパターンを合成してコンバータブリッジを制
御するPWM合成法によるものが多い。このパターン合
成は、通常、LCフィルタ等の動特性を無視して、いわ
ゆるオープンループで作成される。
【0003】図8は上記した従来のコンバータ制御装置
を示す図である。従来においては、同図に示すように、
負荷13”に流れる直流電流を検出し、電流指令値との
偏差を求め、電流制御器25により電圧指令を得て、電
圧指令をコンバータ部27に与える。コンバータ部27
のPWMパターン合成部26は与えられた電圧指令値に
基づきPWMパターン合成を行い、多相電流形コンバー
タブリッジ11”の出力電圧の平均値が上記指令電圧に
近い値になるように制御し、制御目的を達成する。
【0004】しかしながら、上記した従来の制御方法
は、電流指令と負荷電流の偏差により電圧指令値を得
て、得られた電圧指令に基づきコンバータ部27を制御
するといった2段階方式であるため、コンバータの出力
電圧制御の遅れによって電流制御ループの安定性が悪化
し、その応答性能を低く制限しなければならなかった。
また、コンバータ出力電圧制御はシステムの動特性を無
視して行われているので、負荷動作状態の影響によりそ
の電圧制御部自身の安定性がくずれる可能性があった。
【0005】その対策として、本発明者等は、先に、ス
ライディングモード制御理論を用いた多相電流形コンバ
ータの制御方法を提案した(特願平6−142951号
参照)。上記制御方法は、コンバータの動特性を考慮し
てコンバータを制御し、コンバータのスイッチング動作
を直接、負荷電流の制御に使うことにより、負荷電流を
直接制御できるようにすると共に、電源力率角をも所要
値に一致させることができるようにしたものである。し
かしながら、上記した制御法においても、電源側のLC
フィルタの動特性を無視していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したPWMパター
ンの合成法では、不必要なスイッチング動作を生ずると
ともに、基本的に近似制御を行うので、制御性能をさら
に上げるのは難しい。また、実際の電流形コンバータ回
路上、転流時の過電圧防止や、電源系統への高調波の流
出防止のために、交流側にLCフィルタの挿入が必要で
あり、LCフィルタに基づいて発生する共振問題は実際
のシステムでは必ず発生する。特に、過渡状態では共振
現象がひどく、従来では解決不可能と見られていた。
【0007】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであって、本発明の目的は、スイッチ
ング操作を得意とするスライディングモード制御理論を
用いて、システム状態を瞬時制御することによって制御
性能を上げるとともに、不必要なスイッチング動作を排
除し、また、LCフィルタ動特性を積極的に制御対象に
することによって、LCフィルタの共振をアクティブに
抑制しながら、負荷電流値を所要値に追従させ、かつ、
電源力率角を所要値に一致させる多相電流型コンバータ
の制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、1〜6は本発明の交流電流制御器
を構成する各要素であり、後述する直流制御器7、無効
電流指令値算出手段8から有効成分、無効成分の指令値
d * ,iq * が与えられ、交流電流を振動させること
なく、交流電流有効成分id 、無効成分iq を上記指令
値に追従させる。
【0009】上記交流電流制御器において、1は切り換
え変数を計算する第1の手段であり、第1の手段は、有
効成分、無効成分に対し、それぞれ、指令値id * ,i
q *と交流電流有効成分id 、無効成分iq との偏差お
よびその偏差微分値を計算し、その和より切り換え変数
d ,sq を算出する。なお、後述するように上記切り
換え変数sd ,sq をゼロに収束させれば、制御偏差も
ゼロに収束させることができ、これは、いわゆるスライ
ディングモード制御の基本アルゴリズムである。
【0010】2はLCフィルタのL,Cパラメータ、交
流電流値、および、微分値から等価操作ベクトル
d eq,iq eqを算出する第2の手段、3は制御ベクト
ルiL d,iL q を計算する第3の手段であり、第
3の手段は直流電流と動作可能なスイッチ状態よりその
時制御に使える制御ベクトルを計算する。そのベクトル
の有効成分は交流電流の有効成分を制御する入力、無効
成分は交流電流の無効成分を制御する入力となる。
【0011】4は制御ベクトルiL d ,iL q のう
ち、有効成分制御偏差を収束させるベクトルを抽出する
ため、有効成分の極性を判別する第4の手段、5は無効
成分偏差を収束させる制御ベクトルを抽出するため、無
効成分の極性を判別する第5の手段である。6は有効成
分偏差、無効成分偏差を共に収束させるスイッチングベ
クトルを選択し、その対応する半導体開閉信号を多相電
流形コンバータ10に出力する第6の手段である。
【0012】7は直流制御器であり、負荷電流iL を与
えられた指令値iL * に一致させるよう交流電流有効成
分指令値id * を出力する。8は交流電流有効成分指令
値id * もしくは交流電流有効成分id と電源力率角の
指令値φ* から電源力率角を指令値φ* に一致させるよ
うな交流電流無効成分指令値iq * を出力する無効電流
指令値算出手段である。
【0013】前記課題を解決するため、本発明の請求項
1の発明は、図1に示すように、電源側にLCフィルタ
を有する多相交流より直流を得る電流形コンバータ10
と、直流制御器8と、無効電流指令値算出手段7と、交
流電流制御器とを備えた多相電流形コンバータ制御装置
において、交流電流制御器に、切り換え変数sd ,sq
を求める第1の手段と、等価操作ベクトルの有効成分i
d eq、無効成分iq eqを求める第2の手段と、制御ベク
トルの有効成分iL d と無効成分iL q を計算する
第3の手段と、制御ベクトルの有効成分iL d と等価
操作ベクトルの有効成分id eqとの差を求め、その差も
しくはその差の極性と切り換え変数の有効成分sd の極
性に基づき制御ベクトルを選択するための出力を発生す
る第4の手段と、制御ベクトルの無効成分i L q と等
価操作ベクトルの無効成分iq eqとの差を求め、その差
もしくはその差の極性と切り換え変数の無効成分sq
極性に基づき制御ベクトルを選択するための出力を発生
する第5の手段と、上記第4の手段と第5の手段の出力
に基づき制御ベクトルを選択する第6の手段とを設け、
上記第6の手段により得られたスイッチングベクトルに
より多相コンバータを構成する半導体スイッチの開閉指
令を与えるように構成したものである。
【0014】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、制御ベクトルの有効成分iL d と等価操
作ベクトルの有効成分id eqの差を求め、その差と切り
換え変数の有効成分sd の極性との積が、LCパラメー
タや回路抵抗の誤差により定まる有効成分id eqの誤差
の最大値Δd より大きいとき出力を発生する第4の手段
と、制御ベクトルの無効成分iL q と等価操作ベクト
ルの無効成分iq eqの差を求め、その差と切り換え変数
の無効成分sq の極性との積が、LCパラメータや回路
抵抗の誤差により定まる無効成分iq eqの誤差の最大値
Δq より大きいときに出力を発生する第5の手段を設け
たものである。
【0015】本発明の請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2の発明において、直流制御器にコンバータの
出力電流指令値iL * の二乗値に比例した値と出力電流
の二乗値に比例した値を入力し、直流制御器がその偏差
を増幅した値を用いて交流電流有効成分指令値id *
得るように構成したものである。本発明の請求項4の発
明は、請求項1,2または請求項3の発明において、交
流電流無効成分指令値iq * を、交流電流有効成分指令
値id * と電源力率角の指令値φ* から算出する無効電
流指令値算出手段を設けたものである。
【0016】本発明の請求項5の発明は、請求項1,2
または請求項3の発明において、交流電流無効成分指令
値iq * を、交流電流有効成分id と電源力率角の指令
値φ * から算出する無効電流指令値算出手段を設けたも
のである。
【0017】
【作用】上記機能を達成するため、本発明においては以
下のようにして電流形コンバータを制御する。まず、L
Cフィルタを含むコンバータシステムのダイナミックス
を分析して本発明の制御方法を説明する。
【0018】以下、簡単のため、主に三相交流電源の場
合を対象に本発明の理論的な説明をするが、本発明は上
記三相交流電源に限定されるものではない。図2は三相
電流形コンバータ主回路構成図であり、同図の回路は、
交流電源に流れるスイッチング高調波を防ぎ、また、ス
イッチングサージ電圧を抑制するためのLCフィルタ回
路を含んでいる。
【0019】図2において、14は三相交流電源、12
はLCフィルタ、11は三相電流形コンバータブリッ
ジ、15は直流リアクトル、13は負荷であり、L,C
はフィルタ、スナバ用リアクトル、コンデンサの値、、
D は直流リアクトルの値を示しており、同図におい
て、以下の定義をする(なお、以下に示すVs ,is
c ,uはベクトルである)。
【0020】電源電圧をVs =〔Vs1,Vs2,Vs3T
とする。なお、上記式において、VsK=Vg cos 〔ωt
−(k−1)・(2π/3)〕(k=1,2,3)であ
る。また、電源側リアクトル線電流is ,コンデンサ電
圧Vc を下記のように定義し、直流リアクトル電流をi
L とする。
【0021】is =〔is1,is2,is3Tc =〔Vc1,VC2,VC3T さらに、u=〔u1 ,u2 ,u3 T と定義する。な
お、uk は次のように定義されるスイッチング関数であ
りu1 +u2 +u3 =0の制約条件がある。
【0022】
【数1】
【0023】三相の場合、回路上で動作可能な図3に示
す7種類のスイッチベクトルP0〜P6が使用可能であ
り(図3において、例えばベクトルP1の〔0,1,−
1〕はu1 =0,u2 =1,u3 =−1に対応する)、
制御に使えるスイッチベクトルの有効、無効分は図4の
表に示すように電源電圧瞬時値から計算することができ
る。なお、本発明は、後述するように、上記スイッチベ
クトルを所要の制御目的を達成するように選択して、コ
ンバータのスイッチング動作を制御し、負荷電流を制御
するとともに電源力率角を所要値に制御するようにした
ものである。
【0024】さて、以上の定義により、is ,Vc ,i
L を状態変数にとると、図2の回路の状態方程式は次の
式(1)となる。 Lis ' = Vs −Vc CVc ' =is −iL u LD L ' =Vc ・u−V0 (1) なお、上記式において回路抵抗は微小なため省略してい
る。また、上記式において、is ' ,Vc ' ,iL ' は
s ,Vc ,iL の微分値である。
【0025】次に、制御上の容易さのために、上記の3
相モデルを電源電圧を基準にして、電源角周波数ωで回
転するd−q座標系の2相モデルへ変換すると、次の
(2)式に示すようになり、前記(1)式の状態方程式
は次の(3)式に示す2相の状態方程式に変換される。
【0026】
【数2】
【0027】ここで、本発明の意図するところは交流電
流制御であり、そのダイナミクスは上記(3)式よりコ
ンデンサ電圧Vc のd−q座標系の成分Vcd,Vcqを消
去した下記(4)式で示され、交流電流制御における有
効成分id 、無効成分iq は、(4)式に示すi
L d ,iL q により制御することができる。すなわ
ち、後述するように、上記iL d ,iL q と後述す
る等価操作ベクトル〔id eq,iq eqT との差と、
電流ベクトル偏差から得たスライディングモード切り換
え変数の極性とに基づき、上記スイッチング関数(制御
ベクトル)ud ,uq を選定し、交流電流の有効成分i
d 、無効成分iq を所望の値に制御する。
【0028】 LCid ”−2ωLCiq ’+(1−ω2 LC)id =iL d LCiq ”+2ωLCid ’+(1−ω2 LC)iq −ωCVsd=iL q (4) 次に、上記スイッチング関数ud ,uq を選定する手法
について説明する。交流電流有効成分指令値をid *
電源力率角指令値をφ* とすると、交流電流無効成分指
令値iq * は次の(5)式で求めることができる。
【0029】 iq * =tan(φ* ) id * (5) なお、交流電流の有効成分id は上記交流電流有効成分
指令値id * に一致するように制御されるので、上記
(5)式において、id * をid に置き換えても、同様
に交流電流無効成分指令値iq * を求めることができ
る。ここで、前記した交流電流の有効成分id 、無効成
分iq と、上記交流電流有効成分指令値id * 、交流電
流無効成分指令値iq * により、電流ベクトル偏差
d ,eq を(7)式のように定義する。
【0030】 ed =id * −idq =iq * −iq (7) これらは、前記(3)式より2次系であることが分かる
ので、スライディングモードの切り換え変数を次の
(8)式のように選定する。 sd =τed ’+edq =τeq ’+eq (8) なお、上記ed ’,eq ’はed ,eq の微分値であ
り、また、τは偏差eの収束率を決める定数である。
【0031】次に、上記したsd ,sq がsd ’=0,
q ’=0(sd ’,sq ’はsd,sq の微分値)と
なるのに必要な操作入力iL d ,iL q の値
d eq,i q eqを求め、これを等価操作ベクトルと定義
すると、前記(4)に上記関係を代入して、次の(9)
式が得られる。 id eq=−τ-1LCid ’−2ωLCiq ’+(1−ω2 LC)id q eq=−τ-1LCiq ’+2ωLCid ’+(1−ω2 LC)iq −ωCVsd (9) なお、上記(9)式において、id は電源電流is から
求めることができ、V sdは電源電圧Vs から求めること
ができ、また、L,C,τ,ωを既知とすると、
d eq,iq eqは上記is ,Vs 、L,C,τ,ωから
算出することができる。
【0032】ここで、上記スライディングモード切り換
え変数sd ,sq をゼロに収束させ、偏差ed ,eq
指数的に漸近収束させるには、次の(10)式を満足す
るようにスイッチング関数(制御ベクトル)ud ,uq
を選定すればよい。 sign(iL d −id eq)=sign(sd ) sign(iL q −iq eq)=sign(sq ) (10) すなわち、iL d −id eqの符号がsd の符号と一致
し、かつ、iL q −iq eqの符号がsq の符号と一致
するようなスイッチング関数ud ,uq を選定し、これ
に基づき電流形コンバータを制御すれば、上記スライデ
ィングモード切り換え変数sd ,sq をゼロに収束させ
ることができ、制御偏差もゼロに収束させることができ
る。
【0033】なお、この点はリアプノフ安定定理により
証明することができ、この証明の詳細については、平成
6年8月24日〜26日に開催された平成6年電気学会
産業応用部門全国大会の講演論文集P401〜P406
を参照されたい。次に、上記交流電流有効成分指令値i
d * と直流リアクトル電流iL (コンバータ出力電流)
の関係について検討する。ここで、コンバータの負荷を
抵抗負荷と想定し、交流側の制御が充分に安定に制御で
きたとすると、電源から入る電力のほとんどは直流側に
流れると考えられ、次の(11)式が成り立つ。
【0034】 Vsdd =(1/2)・LD ・(diL 2 /dt)+RiL 2 (11) 上記(11)式を変形すると、次の(12)式を得るこ
とができる。 iL 2 /id =Vsd/{(1/2)・LD ・s+R} (12) 上記関係から、iL 2 とid は線形一次遅れの関係にあ
ることがわかり、交流電流有効成分指令値id * を演算
するには、iL 2 を制御した方が、PI(比例積分)制
御等の線形理論を活用でき好都合である。
【0035】そこで、本発明においては、図5のブロッ
ク図により交流電流有効成分指令値id * を演算する。
すなわち、上記直流リアクトル電流(コンバータ出力電
流)iL の二乗iL 2とその指令値iL * の二乗iL *2
の差をPI演算器から構成される直流制御器ブロック1
6に与え、コンバータを含む直流回路ブロック17の交
流電流有効成分指令値id * を演算する。
【0036】なお、以上の説明では、交流側LCフィル
タや回路抵抗の値が正確であるとして、等価操作ベクト
ルを算出しているが、実際には、上記値には誤差が含ま
れるので、等価操作ベクトルid eq,iq eqの計算に誤
差が生ずる場合がある。そこで、上記誤差を制御則に取
り込み、下記のように制御則を修正することにより、ロ
バスト性を保証できるようになる。
【0037】上記誤差を考慮するため、等価操作ベクト
ルid eq,iq eqの計算における誤差の最大値を下記
(13)式のようにΔd ,Δq とする。 |Δid eq|≦Δd |Δiq eq|≦Δq (13) そして、上記Δd ,Δq をしきい値として制御則に取り
込み、前記(10)式を次の(14)式のように変え
る。
【0038】 ρd =(iL d −id eq)sign(sd )−Δd ≧0 ρq =(iL q −iq eq)sign(sq )−Δq ≧0 (14) すなわち、少なくとも最大誤差分Δd ,Δq だけ、iL
d ,iL q がid eq,iq eqより大きくなるような
制御ベクトルud ,uq を選定することにより、交流側
LCフィルタや回路抵抗の値に誤差があっても、スライ
ディングモードの切り換え変数sd ,sq をゼロに収束
させることができる。
【0039】なお、上記ρd ,ρq は右辺の式から計算
された値であるが、その値が大きい程、sd ,sq の収
束率が高いので、収束率の目安とすることができる。本
発明は上記した原理に基づき、電流形コンバータを制御
するようにしたものであり、本発明においては、図1に
示すように制御装置を構成し電流形コンバータを制御す
る。
【0040】すなわち、まず、直流制御器7において、
図5のブロック図により、出力電流iL とその指令値i
L * から交流電流有効成分指令値id * を算出する。ま
た、無効電流指令値算出手段8において、前記(5)式
により、交流電流有効成分指令値id * と電源力率角指
令値をφ* から交流電流無効成分指令値iq * 得る。
【0041】なお、ここで、図1の点線9で示すよう
に、id * をid に置き換えても、同様に交流電流無効
成分指令値iq * を求めることができる。ついで、第1
の手段1において、前記(8)式により切り換え変数s
d ,sqを求める。一方、第2の手段2において前記
(9)式により等価操作ベクトルid eq,i q eqを計算
し、第3の手段3において、直流電流iL と動作可能な
スイッチ状態より制御ベクトルの有効成分iL d 、無
効成分iL q を計算する。
【0042】そして、上記等価操作ベクトルid eq,i
q eqと制御ベクトルiL d ,iLq との差iL d
−id eq、iL q −iq eqを求める。第4の手段4お
よび第5の手段5は上記(iL d −id eq)、(iL
q −iq eq)と、前記した切り換え変数sd ,sq
極性から(必要に応じてLCパラメータや回路抵抗の誤
差により定まるid eq,iq eqの誤差の最大値Δd ,Δ
q を考慮して)、スイッチングベクトルを選択するため
の出力を発生し、第6の手段6は前記(10)または
(14)式を満足するスイッチングベクトルud ,uq
を選定し、選定されたベクトルにより多相電流形コンバ
ータ10を構成する半導体スイッチを開閉し、出力電流
を制御する。
【0043】本発明の請求項1〜4の発明においては、
上記のように構成したので、直流電流制御偏差、力率角
偏差を共にゼロに収束させることができるとともに、交
流側のLCフィルタの共振を抑制して、所望の制御目的
を達成することができる。また、本発明の請求項2のよ
うに、第4、第5の手段を構成することにより、交流側
のLCフィルタや回路抵抗のパラメータに変動があって
も、制御性能を保証することができる。
【0044】さらに、本発明の請求項3の発明のよう
に、直流制御器にコンバータの出力電流指令値iL *
二乗値に比例した値と出力電流の二乗値に比例した値を
入力し、直流制御器がその偏差を増幅した値を用いて交
流電流有効成分指令値id * を得ることにより、図5に
示したPI制御器のような線形制御器を用いることがで
き、動作状態に係わらず、固定ゲインで一定の特性を得
ることができる。
【0045】また、本発明の請求項4、請求項5のよう
に、交流電流有効成分指令値id *もしくは交流電流有
効成分id と電源力率角指令値φ* から交流電流無効成
分指令値iq * を得ることにより、負荷電流とともに、
電源側の力率角を指定通りに制御できるようになる。
【0046】
【実施例】図6は本発明の実施例の制御装置の構成を示
す図である。同図において、14’は多相交流電源、1
1’は多相電流形コンバータブリッジ、15’は直流リ
アクトル、13’は負荷である。また、18は電源電圧
検出器、19は電源電流検出器、20はリアクトル電圧
(電流微分値)検出器、21は直流電流検出器である。
【0047】22は上記電源電圧検出器18、電源電流
検出器19、リアクトル電圧(電流微分値)検出器20
が出力するアナログ信号、および、出力電流指令値iL
* 、力率角指令値φ* をデジタル信号に変換するA/D
変換器、22’は上記直流電流検出器21が出力するア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器であ
る。
【0048】23はディジタルシグナル・プロセッサ
(以下DSPと略記する)であり、DSP23は上記A
/D変換器22,22’の出力を前記した手法で処理
し、多相電流形コンバータブリッジ11’の開閉信号を
出力する。24はゲートドライバであり、ゲートドライ
バ24はディジタルシグナルプロセッサ23が出力する
開閉信号に基づき、多相電流形コンバータブリッジ1
1’のスイッチング素子を駆動する。
【0049】図7は図6に示したDSP23における処
理を示すフローチャートである。同図は、交流電流有効
成分指令値id * と電源力率角指令値φ* が入力されて
からコンバータ開閉信号を出力するまでのフローチャー
ト示しており、出力電流指令値iL * から交流電流有効
成分id を求める処理は示されていないが、前記図5に
示した直流制御器をDSP23の前段に設けるか、ある
いは、DSP23において、前記図5のブロック図に示
した処理を行うことにより出力電流指令値iL * から有
効成分電流指令値id * を求めることができる。
【0050】次に、同図により本実施例を説明する。同
図のステップS1で電流有効成分指令値id * と力率角
指令値φ* を入力し、ステップS2において、前記した
(5)式により、電流無効成分指令値iq *を求める。
ステップS3において、A/D変換器22,22’でデ
ジタル信号に変換された交流電圧Vs 、交流電流is
出力電流iL 、リアクトル電圧(交流電流微分値に相
当)VL をDSP23に入力する。
【0051】ステップS4において、上記入力信号から
前記(2)式により交流電流有効成分、id ,無効成分
q 、および、その微分値id ' ,iq ' を計算する。
ステップS5において、前記(7),(8)式に示した
電流偏差ed ,eq 、スライディングモードの切り換え
変数sd ,sq を計算し、ステップS6において、スラ
イディングモードの切り換え変数sd ,sq の極性を求
める。
【0052】ステップS7において、電源電圧有効成分
sd、フィルタ用リアクトル値L,フィルタ、スナバ用
コンデンサ容量C,電源角周波数ω、およびステップS
4において求めた交流電流有効成分id 、無効成分
q 、その微分値id ' ,iq 'から(9)式により、
等価操作ベクトルid eq,iq eqを計算する。ステップ
S8において、前記図3に示した7種類のベクトルk=
0〜6に対し、出力電流iL によりiL d ,iL q
を計算する。
【0053】ステップS9において、上記k=0〜6の
ベクトルに対して、前記(10)式のsign(iL d k
−id eq)=sign(sd )を満たすベクトルを記憶する
(m個)。ステップS10において、上記ステップS9
で記憶されたk=0〜mのベクトルに対して、前記(1
0)式のsign(iL q k −iq eq)=sign(sq )を
満たすベクトルを選択する。
【0054】ステップS11において、選択されたベク
トルに対応するスイッチ信号を出力する。上記のように
して求められたスイッチ信号はDSP23からゲートド
ライバ24に送られ、コンバータブリッジ11’のスイ
ッチング素子が制御される。なお、上記実施例のステッ
プS9、ステップS10においては、前記(10)式を
満たすベクトルを選択するようにしているが、前記(1
4)式を満足するベクトルを選択するように構成するこ
ともでき、これにより、交流側のLCパラメータや回路
抵抗の変動に対しても、制御性能を保証できるようにな
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、以下の効果を得ることができる。 (1)負荷電流を制御できるとともに、電源側力率角を
指定通り調整することができ、また、LCフィルタの共
振をアクティブに抑制することができる。 (2)等価操作ベクトルid eq,iq eqの誤差の最大値
Δd ,Δq を考慮した(14)式を用いて制御ベクトル
を選択することにより、LCフィルタのパラメータ変動
があっても、負荷が変わっても制御性能が補償される。
いわゆるロバスト性を持つ制御系を構成することができ
る。 (3)制御の流れが簡明で、演算に極性の判断、加減
算、乗算以外のものがないので、プログラミングや制御
回路を簡素化することができる。 (4)出力電流二乗値フィードバックにより、制御器の
設計が容易になり、近似化制御を避け、広範囲の安定
性、均一した制御性能を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】三相電流形コンバータの主回路構成を示す図で
ある。
【図3】三相回路上で使用可能な7種類のスイッチベク
トルを示す図である。
【図4】7種類のスイッチ状態とスイッチベクトルの関
係を示す図である。
【図5】本発明の直流電流制御ループブロック図の一例
を示す図である。
【図6】本発明の実施例の制御装置の構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の交流制御演算の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図8】従来の電流形コンバータ制御ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 スライディングモード切り換え変数sd ,sq
を求める第1の手段 2 等価操作ベクトルid eq,iq eqを算出する第
2の手段 3 制御ベクトルiL d ,iL q を算出する第
3の手段 4,5 sd ,sq の収束条件を算出する第4、第5の
手段 6 制御ベクトルiL d ,iL q を選択する第
6の手段 7 交流電流有効成分指令値を算出する直流制御器 8 無効電流指令値算出手段 10 多相電流形コンバータ 11 三相電流形コンバータブリッジ 11’11” 多相電流形コンバータブリッジ 12 電源側交流LCフィルタ 13,13’,13” 負荷 14 三相交流電源 14’ 多相交流電源 15,15’ 直流リアクトル 16 直流制御器ブロック 17 直流回路ブロック 18 電源電圧検出器 19 電源電流検出器 20 リアクトル両端電圧検出器 21 直流電流検出器 22,22’ A/D変換器 23 デジタルシグナル・プロセッサ 24 ゲートドライバ 25 電流制御器 26 PWMパターン合成部 27 コンバータ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源側にLCフィルタを有する多相交流
    より直流を得る電流形コンバータと、 該コンバータの出力電流iL と、該出力電流の指令値か
    ら交流電流の有効成分の指令値id * を求める直流制御
    器と、 与えられた電源力率角指令値φ* と上記交流電流有効成
    分指令値id * から交流無効成分指令値iq * を求める
    無効電流指令値算出手段と、 交流電流の有効成分id 、無効成分iq をそれぞれ前記
    交流電流有効成分指令値id * と交流電流無効成分指令
    値iq * に一致させる交流電流制御器とを備えた多相電
    流形コンバータ制御装置において、 上記交流電流制御器は、 上記有効成分指令値id * 、無効成分指令値iq * と交
    流電流の有効成分id、無効成分iq との偏差ed ,e
    q および該偏差の微分値から切り換え変数sd,sq
    求める第1の手段と、 LCフィルタパラメータ見積もり値と交流電流値で定ま
    る等価操作ベクトルの有効成分id eq、無効成分iq eq
    を求める第2の手段と、 負荷電流値とスイッチ状態で定まる制御ベクトルに対し
    て、その有効成分iLd と無効成分iL q を計算す
    る第3の手段と、 上記第3の手段で計算された制御ベクトルに対し、その
    有効成分iL d と上記第2の手段で求めた等価操作ベ
    クトルの有効成分id eqとの差を求め、その差もしくは
    その差の極性と上記第1の手段で求めた切り換え変数の
    有効成分sd の極性に基づき制御ベクトルを選択するた
    めの出力を発生する第4の手段と、 上記第3の手段で計算された制御ベクトルに対し、その
    無効成分iL q と上記第2の手段で求めた等価操作ベ
    クトルの無効成分iq eqとの差を求め、その差もしくは
    その差の極性と、上記第1の手段で求めた切り換え変数
    の無効成分sqの極性に基づき制御ベクトルを選択する
    ための出力を発生する第5の手段と、 上記第4の手段と第5の手段の出力に基づき制御ベクト
    ルを選択する第6の手段とを備え、 上記第6の手段により得たスイッチングベクトルにより
    多相コンバータを構成する半導体スイッチの開閉指令を
    与えることを特徴とする多相交流より直流を得る電流形
    コンバータの制御装置。
  2. 【請求項2】 制御ベクトルの有効成分iL d と等価
    操作ベクトルの有効成分id eqの差を求め、その差と切
    り換え変数の有効成分sd の極性との積が、LCパラメ
    ータや回路抵抗の誤差により定まる上記有効成分id eq
    の誤差の最大値Δd より大きいとき出力を発生する第4
    の手段と、 制御ベクトルの無効成分iL q と等価操作ベクトルの
    無効成分iq eqの差を求め、その差と切り換え変数の無
    効成分sq の極性との積が、LCパラメータや回路抵抗
    の誤差により定まる上記無効成分iq eqの誤差の最大値
    Δq より大きいとき出力を発生する第5の手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1の多相交流より直流を得る電
    流形コンバータの制御装置。
  3. 【請求項3】 直流制御器にコンバータの出力電流指令
    値iL * の二乗値に比例した値と出力電流の二乗値に比
    例した値を入力し、 上記直流制御器がその偏差を増幅した値を用いて交流電
    流有効成分指令値id * を得ることを特徴とする請求項
    1または請求項2の多相交流より直流を得る電流形コン
    バータの制御装置。
  4. 【請求項4】 交流電流無効成分指令値iq * を、交流
    電流有効成分指令値id * と電源力率角の指令値φ*
    ら算出する無効電流指令値算出手段を設けたことを特徴
    とする請求項1,2または請求項3の多相交流より直流
    を得る電流形コンバータの制御装置。
  5. 【請求項5】 交流電流無効成分指令値iq * を、交流
    電流有効成分id と電源力率角の指令値φ* から算出す
    る無効電流指令値算出手段を設けたことを特徴とする請
    求項1,2または請求項3の多相交流より直流を得る電
    流形コンバータの制御装置。
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