JPH08223927A - 無停電電源システムの制御装置 - Google Patents

無停電電源システムの制御装置

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JPH08223927A
JPH08223927A JP7030313A JP3031395A JPH08223927A JP H08223927 A JPH08223927 A JP H08223927A JP 7030313 A JP7030313 A JP 7030313A JP 3031395 A JP3031395 A JP 3031395A JP H08223927 A JPH08223927 A JP H08223927A
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pwm inverter
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JP7030313A
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Kazuyoshi Umezawa
一喜 梅沢
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無停電電源システムを構成する複数台のPWM
インバータ装置の出力電圧波形の歪率,出力電圧の過渡
変動を改善した制御装置を提供する。 【構成】PWMインバータ装置1の制御装置40をゲイ
ン調整器41,42、予測形瞬時値制御回路43などか
ら構成し、予め定めた電圧設定値より導出される瞬時電
圧指令値と、正弦化フィルタ3の出力の電圧値との偏差
をゲイン調整器41により所望の値に増幅し、また横流
をゲイン調整器42により所望の値に増幅して予測形瞬
時値制御回路43に入力することにより、予測形瞬時値
制御回路43では、正弦化フィルタ8の回路定数の実際
値との誤差、あるいは変動を含めたPWM制御の補正瞬
時値を予測演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PWMインバータの
出力側に接続する正弦化フィルタを小形のものにして
も、このPWMインバータ装置を安定に動作させ、さら
に該PWMインバータ装置を複数台並列に接続したとき
の各PWMインバータ装置間に生じる横流を抑制して母
線の負荷に所望の電力を供給する、または前記複数台の
PWMインバータ装置と別の電源系統とを交互に切り換
えて前記母線に接続する無停電電源システムの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、この種の無停電電源システム
の従来例のブロック構成図である。図11において、P
WMインバータ装置1は、直流電源2、PWMインバー
タ3、正弦化フィルタ4、電流検出器5、電圧検出器
6、制御装置10から構成され、母線盤60ではPWM
インバータ装置1と、PWMインバータ装置1と同様の
構成の他のPWMインバータ装置(以下、他号機と称す
る)とが並列接続され、母線盤60より負荷61に供給
する負荷電流から各PWMインバータ装置の容量比に応
じて算出された各PWMインバータ装置それぞれの分担
電流指令値IL * を出力する構成である。
【0003】ここで制御装置10は、電流検出器5の検
出値IL と分担電流指令値IL * とから式(1)に示す
演算を横流検出器11で行い横流ICRを求める。
【0004】
【数1】 ICR=IL * −IL …(1) そして、この横流ICRをPWMインバータ装置1の出力
周波数または位相の偏差によって生ずる成分を同期整流
して演算する横流有効成分演算器12と、PWMインバ
ータ装置1の出力電圧の誤差によって生ずる成分を同期
整流して演算する横流無効成分演算器13とに導き、横
流有効成分要素cosφと横流無効成分要素sinφと
をそれぞれ求める。
【0005】横流有効成分演算器12より出力される横
流有効成分要素cosφを自動周波数調整器14に入力
し、自動周波数調整器14の比例積分動作によってゲイ
ンの調整を行い、自動周波数調整器14の出力値により
加算演算器15で予め定めた周波数指令値ω* を補正し
て周波数指令値ω**を求める。また、横流無効成分演算
器13より出力される横流無効成分要素sinφと、電
圧検出器6の出力の平均値を平均値演算回路16で求
め、この平均値と予め定めた電圧指令値VA * との差と
を加算演算器17で加算演算して偏差ΔVA を求め、こ
の偏差ΔVA を電圧調節器18に入力し、電圧調節器1
8の比例積分動作によってゲインの調整を行い、電圧調
節器18は平均電圧指令値VA **を出力する。
【0006】瞬時電圧指令値発生器19には、前記周波
数指令値ω**と前記平均電圧指令値VA **とが入力さ
れ、平均電圧指令値VA **に基づく振幅を持ち、周波数
指令値ω**に基づく周波数を持った正弦波の電圧指令値
* を出力する。さらに、前記電圧指令値V* と電圧検
出器6の出力値との偏差を加算演算器20で演算し、こ
の偏差を調節器21に入力して比例積分動作によって調
節演算し、調節器21の出力値により加算演算器22で
前記電圧指令値V* を補正したうえでPWM回路23に
入力し、PWM制御された点弧信号をPWMインバータ
3に出力して該PWMインバータ3の制御を行う。
【0007】図12は、この種の無停電電源システムの
ブロック構成図の別の従来例を示し、図11と同一機能
のものには同一符号を付してその説明は省略する。すな
わち図12において、母線盤70ではPWMインバータ
装置1と他号機とが並列接続され、さらに例えば商用電
源などの電源系統7が遮断器71を介して接続される構
成である。
【0008】母線盤70からは、負荷61に供給する負
荷電流から各PWMインバータ装置の容量比に応じて算
出された各PWMインバータ装置それぞれの分担電流指
令値IL * が出力され、また電源系統7の電圧を検出す
るために電圧検出器72が設けられている。さらに、制
御装置30では、電圧検出器72の出力と電圧検出器6
の出力とが位相差検出器31に入力されてそれぞれの波
形間の位相差を検出し、この検出値を調節器32の比例
積分動作による調節演算を行い、調節器32の出力値に
より加算演算器33で周波数指令値ω**を補正したうえ
で瞬時電圧指令値発生器19に入力することで、電源系
統7との位相同期をさせるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】PWMインバータの出
力側には該PWMインバータの単独運転あるいは並列運
転に係わらず、少なくともリアクトルとコンデンサから
なる正弦化フィルタが設けられていて、PWMインバー
タの出力に含まれ、PWM制御に伴うスイッチングリプ
ル等を除去している。ここで例えばPWMインバータ装
置の小形化を図るべく前記正弦化フィルタを単に小形化
すると、正弦化フィルタを構成するリアクトルとコンデ
ンサとが共振を起こし、該共振に伴う振動波形によって
該PWMインバータ装置の出力電圧波形が乱れることが
知られている。
【0010】従来は、図11,図12の正弦化フィルタ
4に示すように、ダンピング用の抵抗4cとコンデンサ
4dとの直列回路を正弦化フィルタのコンデンサ4bに
並列接続することによって、前述の共振を抑制し、前記
振動波形を吸収していた。しかしながら、上記従来の方
法ではPWMインバータと正弦化フィルタからなるPW
Mインバータ装置の主回路にダンピング用の抵抗を接続
することになり、主回路の構成が複雑になるばかりでな
く、ダンピング用の抵抗に主回路電流が流れるため大型
のダンピング抵抗が必要になり、ダンピング抵抗による
損失が増大するという問題がある。
【0011】また、複数台のPWMインバータの並列運
転を該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値を用い
て制御しようとすると、従来の制御装置では、前述の小
形化した正弦化フィルタを構成するリアクトルとコンデ
ンサとの共振に伴う振動波形により、並列運転が行われ
ているPWMインバータ装置間で瞬時における電流の分
担が崩れてしまうという問題がある。
【0012】さらに、複数台のPWMインバータ装置と
別の電源系統とを所定期間は重複して切り換えようとす
ると、従来の制御装置では、特に別の電源系統の瞬時電
圧波に乱れがあると、前記所定期間内の電流の分担が崩
れて横流が流れてしまうという問題がある。この発明の
目的は、上記問題点を解決する無停電電源システムの制
御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】直流電源より出力される
直流をPWMインバータにより交流に変換し、この交流
をリアクトルとコンデンサから構成される正弦化フィル
タを介して出力する複数台のPWMインバータ装置の出
力を共通の母線に接続し、該母線の負荷に負荷電流を供
給する無停電電源システムの制御装置において、この第
1の発明では、前記各PWMインバータ装置の出力電流
と、前記負荷電流から前記各PWMインバータ装置の容
量比に応じて算出された分担電流指令値との偏差を演算
する当該PWMインバータ装置の横流検出器と、該横流
検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲイン調
整器と、当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値
と、予め定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出さ
れる瞬時電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演算
器と、該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演算
する第2のゲイン調整器と、前記第1のゲイン調整器の
出力値と、前記第2のゲイン調整器の出力値と、前記分
担電流指令値と、前記直流電源の電圧値と、前記正弦化
フィルタの回路定数とにより当該PWMインバータのそ
の都度のパルス幅の補正瞬時値を予測演算する予測形瞬
時値制御回路と、該予測形瞬時値制御回路の出力値と、
前記電圧指令値と周波数指令値とから導出される台形波
出力指令値とを加算演算する第2の加算演算器と、該第
2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号とによ
りPWM制御された当該PWMインバータの点弧信号を
発生するPWM回路とを備える。
【0014】第2の発明では、前記第1の発明におい
て、前記それぞれの演算は、前記三角波キャリア信号の
頂点から予め定める検出,演算に要する時間だけその都
度早めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行うよう
にする。第3の発明では、前記第2または第2の発明に
おいて、前記制御装置に、前記負荷電流が所定の値を越
えている期間では前記第1,第2のゲイン調整器の出力
を零に制限し、且つ前記予測形瞬時値制御回路に入力さ
れる前記分担電流指令値のみを零に制限する過電流保護
回路を付加する。
【0015】さらに第4の発明では、前記無停電電源シ
ステムの制御装置において、前記各PWMインバータ装
置の出力電流と、前記負荷電流から前記各PWMインバ
ータ装置の容量比に応じて算出された分担電流指令値と
の偏差を演算する当該インバータの横流検出器と、該横
流検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲイン
調整器と、当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時
値と、予め定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出
される瞬時電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演
算器と、該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演
算する第2のゲイン調整器と、前記第1のゲイン調整器
の出力値と、前記第2のゲイン調整器の出力値と、前記
分担電流指令値と、前記直流電源の電圧値と、前記正弦
化フィルタの回路定数とにより当該PWMインバータの
その都度のパルス幅の補正瞬時値を予測演算する第1の
予測形瞬時値制御回路と、該第1の予測形瞬時値制御回
路と同じ構成の第2の予測形瞬時値制御回路と、前記第
1,第2の予測形瞬時値制御回路それぞれの出力値を切
り換えて出力する切換回路と、該切換回路の出力値と、
前記電圧指令値と周波数指令値とから導出される台形波
出力指令値とを加算演算する第2の加算演算器と、該第
2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号とによ
りPWM制御された当該PWMインバータの点弧信号を
発生するPWM回路とを備え、前記横流検出器、第1,
第2の加算演算器、第1,第2のゲイン調整器それぞれ
の演算は、前記三角波キャリア信号の正,負の頂点か
ら、予め定める検出,演算に要する時間だけその都度早
めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行い、前記第
1の予測形瞬時値制御回路の演算は、前記三角波キャリ
ア信号の正の頂点から、予め定める検出,演算に要する
時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサンプル値
により行い、前記第2の予測形瞬時値制御回路の演算
は、前記三角波キャリア信号の負の頂点から、予め定め
る検出,演算に要する時間だけその都度早めた時刻での
それぞれのサンプル値により行い、前記切換回路の切り
換え動作は、前記三角波キャリア信号の正,負の頂点で
行うようにする。
【0016】第5の発明では、前記第4の発明におい
て、前記制御装置に、前記負荷電流が所定の値を越えて
いる期間では前記第1,第2のゲイン調整器の出力を零
に制限し、且つ前記第1,第2の予測形瞬時値制御回路
に入力される前記分担電流指令値のみを零に制限する過
電流保護回路を付加する。また、直流電源より出力され
る直流をPWMインバータにより交流に変換し、この交
流をリアクトルとコンデンサから構成される正弦化フィ
ルタを介して出力する複数台のPWMインバータ装置の
出力と別の電源系統とを交互に切り換えて共通の母線に
接続し、該母線の負荷に負荷電流を供給する無停電電源
システムの制御装置において、この第6の発明では、前
記PWMインバータ装置の出力電流と、前記負荷電流か
ら各PWMインバータ装置の容量比に応じて算出された
分担電流指令値との偏差を演算する当該PWMインバー
タ装置の横流検出器と、該横流検出器の出力を所定の値
に調整演算する第1のゲイン調整器と、当該PWMイン
バータ装置の出力電圧の瞬時値と、予め定めた電圧指令
値と周波数指令値とから導出される瞬時電圧指令値との
偏差を演算する第1の加算演算器と、該第1の加算演算
器の出力を所定の値に調整演算する第2のゲイン調整器
と、前記第1のゲイン調整器の出力値と、前記第2のゲ
イン調整器の出力値と、前記分担電流指令値と、前記直
流電源の電圧値と、前記正弦化フィルタの回路定数とに
より当該PWMインバータのその都度のパルス幅の補正
瞬時値を予測演算する予測形瞬時値制御回路と、該予測
形瞬時値制御回路の出力値と、前記電圧指令値と周波数
指令値とから導出される台形波出力指令値とを加算演算
する第2の加算演算器と、該第2の加算演算器の出力値
と、三角波キャリア信号とによりPWM制御された当該
PWMインバータの点弧信号を発生するPWM回路と、
前記複数台のPWMインバータ装置の出力と前記電源系
統とを交互に無瞬断で前記母線に接続するのを切り換え
る切換制御回路とを備える。
【0017】第7の発明では、前記第6の発明におい
て、前記それぞれの演算は、前記三角波キャリア信号の
頂点から予め定める検出,演算に要する時間だけその都
度早めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行うよう
にする。第8の発明では、前記第6または第7の発明に
おいて、前記切換制御回路は、前記複数台のPWMイン
バータ装置の出力から前記電源系統に所定の期間内は前
記負荷電流を互いに分担しつつ切り換え、切り換え開始
時より前記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限
し、前記予測形瞬時値制御回路に入力される前記分担電
流指令値のみを零に制限し、当該PWMインバータ装置
が分担する出力電流を前記期間内に徐々に減少させて零
とする。
【0018】第9の発明では、前記第6または第7の発
明において、前記切換制御回路は、前記電源系統から前
記複数台のPWMインバータ装置に所定の期間内は前記
負荷電流を互いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時
より前記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限
し、前記予測形瞬時値制御回路に入力される前記分担電
流指令値のみを零に制限し、当該PWMインバータ装置
が分担する出力電流を前記期間内に徐々に増大させ、前
記電源系統の遮断器に遮断指令が発信された時点から遮
断が完了するまでの期間に前記第1,第2のゲイン調整
器の出力値、前記分担電流指令値を零から前記所定の値
まで徐々に増大させるようにする。
【0019】第10の発明では、前記複数台のPWMイ
ンバータ装置と別の電源系統から構成される無停電電源
装置の制御装置において、前記各PWMインバータ装置
の出力電流と、前記負荷電流から前記各PWMインバー
タ装置の容量比に応じて算出された分担電流指令値との
偏差を演算する当該インバータの横流検出器と、該横流
検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲイン調
整器と、当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値
と、予め定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出さ
れる瞬時電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演算
器と、該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演算
する第2のゲイン調整器と、前記第1のゲイン調整器の
出力値と、前記第2のゲイン調整器の出力値と、前記分
担電流指令値と、前記直流電源の電圧値と、前記正弦化
フィルタの回路定数とにより当該PWMインバータのそ
の都度のパルス幅の補正瞬時値を予測演算する第1の予
測形瞬時値制御回路と、該第1の予測形瞬時値制御回路
と同じ構成の第2の予測形瞬時値制御回路と、前記第
1,第2の予測形瞬時値制御回路それぞれの出力値を切
り換えて出力する切換回路と、該切換回路の出力値と、
前記電圧指令値と周波数指令値とから導出される台形波
出力指令値とを加算演算する第2の加算演算器と、該第
2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号とによ
りPWM制御された当該PWMインバータの点弧信号を
発生するPWM回路と、前記複数台のPWMインバータ
装置の出力と前記電源系統とを交互に無瞬断で前記母線
に接続するのを切り換える切換制御回路とを備え、前記
横流検出器、第1,第2の加算演算器、第1,第2のゲ
イン調整器それぞれの演算は、前記三角波キャリア信号
の正,負の頂点から、予め定める検出,演算に要する時
間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサンプル値に
より行い、前記第1の予測形瞬時値制御回路の演算は、
前記三角波キャリア信号の正の頂点から、予め定める検
出,演算に要する時間だけその都度早めた時刻でのそれ
ぞれのサンプル値により行い、前記第2の予測形瞬時値
制御回路の演算は、前記三角波キャリア信号の負の頂点
から、予め定める検出,演算に要する時間だけその都度
早めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行い、前記
切換回路の切り換え動作は、前記三角波キャリア信号の
正,負の頂点で行うようにする。
【0020】第11の発明では、前記第10の発明にお
いて、前記切換制御回路は、前記複数台のPWMインバ
ータ装置の出力から前記電源系統に所定の期間内は前記
負荷電流を互いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時
より前記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限
し、前記第1,第2の予測形瞬時値制御回路に入力され
る前記分担電流指令値のみを零に制限し、当該PWMイ
ンバータ装置が分担する出力電流を前記期間内に徐々に
減少させて零とするようにする。
【0021】第12の発明では、前記第10の発明にお
いて、前記切換制御回路は、前記電源系統から前記複数
台のPWMインバータ装置に所定の期間内は前記負荷電
流を互いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時より前
記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限し、前記
第1,第2の予測形瞬時値制御回路に入力される前記分
担電流指令値のみを零に制限し、当該PWMインバータ
装置が分担する出力電流を前記期間内に徐々に増大さ
せ、前記電源系統の遮断器に遮断指令が発信された時点
から遮断が完了するまでの期間に前記第1,第2のゲイ
ン調整器の出力値、前記分担電流指令値を零から前記所
定の値まで徐々に増大させる。
【0022】第13の発明では、前記第1から第12の
発明のいずれかにおいて、前記制御装置には、前記瞬時
電圧指令値と第1の加算演算器との間に挿入し、前記瞬
時電圧指令値を被乗数とする乗算演算器と、前記電圧指
令値と当該PWMインバータ装置の出力電圧平均値との
偏差が所定の値以下になったことを検知するレベル判定
器と、前記第1の加算演算器の出力を同期整流する同期
整流器と、該同期整流器の出力を前記レベル判定器の出
力により閉路するスイッチと、該スイッチを介した前記
同期整流器の出力を入力する偏差調節器とを付加し、前
記偏差調節器の出力値を前記乗算演算器の乗数とする。
【0023】第14の発明では、前記第1から第12の
発明のいずれかにおいて、前記制御装置には、前記複数
台のPWMインバータ装置が前記電源系統への追従指令
が発せられたときに、前記電圧指令値と当該PWMイン
バータ装置の出力電圧平均値との偏差と、前記電圧指令
値と前記電源系統の電圧平均値との偏差とを加算し、こ
の加算値が所定のレベル以下になったことを判定する第
1のレベル判定器と、前記電源系統の瞬時値を被乗数と
する乗算演算器と、該乗算演算器の出力値と前記電圧瞬
時値指令値との偏差を演算する第3の加算演算器と、該
第3の加算演算器の出力を同期整流する同期整流器と、
該同期整流器の出力値が所定のレベル以下になったこと
を判定する第2のレベル判定器と、当該PWMインバー
タ装置の出力電圧の瞬時値と前記電源系統の瞬時値との
位相差が所定の値以下になったことを検出する位相差検
出器と、該位相差検出器の出力と前記第1,第2のレベ
ル判定器の出力の論理積を演算するアンド回路と、該ア
ンド回路の出力により閉路するスイッチと、前記同期整
流器の出力が前記スイッチを介して入力される偏差調節
器と、該偏差調節器の出力値を前記乗算演算器の乗数と
し、前記複数台のPWMインバータ装置の出力と前記電
源系統とを所定の期間内は前記負荷電流を互いに分担し
つつ切り換えるために、前記第2のゲイン調整器の入力
を前記第1の加算演算器の出力から前記第3の加算演算
器の出力に切り換える切換スイッチとを付加する。
【0024】
【作用】この発明においては、PWMインバータ装置の
正弦化フィルタを構成するリアクトルのインダクタンス
(L)と、コンデンサの容量(C)とをそれぞれ回路定
数として予測形瞬時値制御回路に取り込み、これらから
導出される伝達関数を考慮して各PWMインバータ装置
の出力電圧の瞬時値を制御するので出力電圧波形の乱れ
が改善され、前述のダンピング抵抗が不要となり正弦化
フィルタが小形化,単純化できることが共通の作用であ
る。
【0025】第1、第2、第6、第7それぞれの発明で
は、第1,第2のゲイン調整器により瞬時電圧の偏差お
よび分担電流の偏差を増幅して前記予測形瞬時値制御回
路に入力するので前記回路定数の変動,バラツキが補正
され、出力電圧波形の乱れが改善される。第3,第5の
発明では、負荷電流が過電流になったときに前記予測形
瞬時値制御回路の動作を停止させて、出力電圧を低減さ
せるようにする。
【0026】第4,10の発明では、2組の予測形瞬時
値制御回路を設け二相動作をさせるので、前記回路定数
の変動,バラツキが補正され、出力電圧波形の乱れがよ
り改善される。第8、第9、第11、第12それぞれの
発明では、複数台のPWMインバータ装置と別の電源系
統とを所定期間は重複して切り換える際に、前記予測形
瞬時値制御回路の動作を停止させ、特に別の電源系統の
瞬時電圧波に乱れがある時の該乱れによる該予測形瞬時
値制御回路の挙動を阻止する。
【0027】第13の発明では、各PWMインバータ装
置の出力電圧指令値と出力電圧の検出平均値との偏差が
大きいとき、例えば負荷の過電流要因が消滅した直後の
瞬時電圧指令値を補正して前記予測形瞬時値制御回路の
動作を抑制し、各PWMインバータ装置が安定に動作す
るようにする。第14の発明では、PWMインバータ装
置の出力電圧と電源系統の出力電圧との差が大きいとき
の瞬時電圧指令値を補正して前記予測形瞬時値制御回路
の動作を抑制し、各PWMインバータ装置が安定に動作
するようにする。
【0028】
【実施例】以下に記載するこの発明の実施例において、
図11,図12に示した従来例と同一機能を有するもの
には同一符号を付して説明を省略し、図11,図12と
異なる機能を中心に説明する。図1は、この発明の第1
の実施例を示す無停電電源システムのブロック構成図で
ある。
【0029】図1において、PWMインバータ3の出力
側には正弦化フィルタ8を構成するリアクトル8aとコ
ンデンサ8bが備えられ、リアクトル8aのインダクタ
ンス(L)とコンデンサ8bの容量(C)とをそれぞれ
回路定数として制御装置40の予測形瞬時値制御回路4
3に取り込み、予測形瞬時値制御回路43の出力である
補正瞬時値に、加算演算器15の出力である周波数指令
値ω**と電圧調節器18の出力である平均電圧指令値V
A **とが入力される台形波指令値発生器44で発生する
平均電圧指令値VA **に基づく振幅を持ち、周波数指令
値ω**に基づく周期を持った台形波指令値を加算演算器
45で加算し、この加算値とPWM回路23に内蔵する
三角波キャリア信号とからPWMインバータ3の点弧信
号を得ている。
【0030】図1に示した予測形瞬時値制御回路43の
動作を以下に説明する。ゲイン調整器41の増幅度(ゲ
イン)をGV とし、サンプリング時点をk(k=1・2
・3・・・n)とすると、k時点のゲイン調整器41の
出力値v(k)は、瞬時電圧指令値発生器19の出力で
ある電圧指令値V *(k)と電圧検出器6を介した検出
値V DET(k)とから、式(2)のように表される。
【0031】
【数2】 v(k)=GV ・〔V *(k)−V DET(k)〕 …(2) また、ゲイン調整器42の増幅度(ゲイン)をGI
し、サンプリング時点をk(k=1・2・3・・・n)
とし、k時点のゲイン調整器42の出力値GI ×I
CR(k)(式(1)参照)に分担電流指令値I
L * (k)とを予測形瞬時値制御回路43で加算し、こ
の加算した値i(k)は、式(3)のように表される。
【0032】
【数3】 i(k)=GI ・ICR(k)+IL * (k) …(3) PWM回路23に内蔵する三角波キャリア信号の周期す
なわちサンプリング周期をTとし、直流電源2の電圧を
Eとし、サンプリング時点をk(k=1・2・3・・・
n)とすると、予測形瞬時値制御回路43でのk時点の
補正瞬時値(u(k))の予測演算は、式(2)〜式
(3)から式(4)に示すように行う。
【0033】
【数4】 u(k)=〔W1 ・v(k)+W2 ・v(k−1) +W4 ・i(k)+W5 ・i(k−1)〕/E +W3 ・u(k−1) …(4) ここで、W1 =−(A1 +A4 )/B2 2 =(A1 ・A4 −A2 ・A3 )/B2 3 =−(A3 ・B1 −A1 ・B2 )/B2 4 =−D2 /B2 5 =−(A3 ・D1 −A1 ・D2 )/B2 1 =cos(αT) A2 =−(1/Lα)・sin(αT) A3 =(1/Cα)・sin(αT) A4 =cos(αT) B1 =(1/L)・cos(T/2) B2 =1/(Lα)・sin(αT/2) D1 =1−cos(αT) D2 =−1/(Cα)・sin(αT) α=1/(L・C)1/2 L:正弦化フィルタのリアクトルのインダクタンス値 C:正弦化フィルタのコンデンサの容量値 T:三角波キャリア信号の周期 E:直流電源の電圧値 図2は、この発明の第2の実施例を示す無停電電源シス
テムのブロック構成図であり、図1と同一機能を有する
ものには、同一符号を付してその説明は省略する。
【0034】図2において、制御装置50ではゲイン調
整器41の出力と、ゲイン調整器42の出力と、直流電
源2の電圧と、分担電流指令値IL * とをそれぞれ予測
形瞬時値制御回路51,52に入力する。さらに予測形
瞬時値制御回路51,52の出力はそれぞれ切換回路5
3に入力される構成である。予測形瞬時値制御回路51
の演算は、PWM回路23が内蔵する三角波キャリア信
号の正の頂点から、予め検出,演算に要する時間だけそ
の都度早めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行
い、予測形瞬時値制御回路52の演算は、PWM回路2
3が内蔵する三角波キャリア信号の負の頂点から、予め
検出,演算に要する時間だけその都度早めた時刻でのそ
れぞれのサンプル値により行う。
【0035】予測形瞬時値制御回路51でのサンプリン
グ時点をk(k=1・2・3・・・n)とし、予測形瞬
時値制御回路52でのサンプリング時点をj(j=1・
2・3・・・n)として、加算演算器20,ゲイン調整
器41,ゲイン調整器42は前記k時点とj時点での演
算を行うようにして、予測形瞬時値制御回路51でのk
時点の補正瞬時値(uA (k))の予測演算は、式
(5)に示すように行われる。
【0036】
【数5】 uA (k)=〔W1 ・v(k)+W2 ・v(k−1) +W4 ・i(k)+W5 ・i(k−1)〕/E +W3 〔uA (k−1)+uB (j−1)〕/2 …(5) また、予測形瞬時値制御回路52でのj時点の補正瞬時
値(uB (j))の予測演算は、式(6)に示すように
行われる。
【0037】
【数6】 uB (j)=〔W1 ・v(j)+W2 ・v(j−1) +W4 ・i(j)+W5 ・i(j−1)〕/E +W3 〔uA (k)+uB (j−1)〕/2 …(6) なお、式(5),式(6)で示すW1 ,W2 ,W3 ,W
4 ,W5 は、式(4)に示すものと同一である。
【0038】切換回路53の切り換え動作は、図3に示
すように、PWM回路23が内蔵する三角波キャリア信
号の正,負の頂点で行う。図4は、この発明の第3の実
施例を示す無停電電源システムのブロック構成図であ
り、図1と同一機能を有するものには、同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0039】図4において、制御装置80には図1に示
した第1の実施例の制御装置40に対して過電流保護回
路81が付加され、母線盤60から負荷61に流れる負
荷電流が所定の値を越えた期間中は過電流信号が出力さ
れ、この過電流信号を受信した過電流保護回路81によ
り、図5に示すように、ゲイン調整器41の出力は過電
流保護回路81の指令に基づく補正量調整器81aで、
ゲイン調整器42の出力は補正量調整器81bで、分担
電流指令値IL * は補正量調整器81cで調整量が
「1」(1=入力をそのまま出力する)から「0」(0
=入力を出力せず)にそれぞれ設定され、台形波指令値
発生器44の出力の振幅は補正量調整器81dにより前
記負荷電流が所定の値になる振幅値に制限して、PWM
インバータ装置1の出力電圧を低減する。
【0040】図6は、この発明の第4の実施例を示す無
停電電源システムのブロック構成図であり、図1と同一
機能を有するものには、同一符号を付してその説明は省
略する。図6において、制御装置90には、図12に示
した位相差検出回路31、調節器32、加算演算器33
により電源系統7の出力とPWMインバータ装置1の出
力との周波数または位相差が補正され同期している状態
で、切換回路91が図示しない外部からの切換指令など
に基づいて、PWMインバータ装置から電源系統へ、ま
たは電源系統からPWMインバータ装置へ負荷61の負
荷電流を切り換える。ここで、PWMインバータ装置か
ら電源系統への切り換えを行う場合は、急激な切り換え
による電圧変動を防ぐため、PWMインバータ装置によ
る給電と電源系統からの給電をラップさせて、負荷への
供給電流を電源系統側に徐々に推移させる。つまりPW
Mインバータ装置の分担電流を徐々に小さくする。この
切り換えを図7を用いて説明する。
【0041】図7は、PWMインバータ装置から電源系
統への切り換え時の切換回路91の動作を説明する波形
図である。図7において、時刻t0 でPWMインバータ
装置から電源系統への切換指令が発せられると(図7
(イ))、切換回路91から遮断器71に投入指令が出
力され、時刻t1 で投入が完了し(図7(ロ))、PW
Mインバータ装置1の電流は時刻t1 から時刻t2 の期
間に図示しない分担信号により徐々に減少して零になり
(図7(ハ))、電源系統7の電流は時刻t1 から時刻
2 の期間に図示しない分担信号により徐々に増大して
(図7(ニ))、PWMインバータ装置から電源系統へ
の切り換えが行われる。このとき、負荷電圧波形は電源
系統の波形に依存するため、電源系統の電圧波形に歪み
がある場合などは、先述のとおりPWMインバータの瞬
時値制御系がこれを補おうとするため、PWMインバー
タの制御が不安定なものとなる。そこで、ゲイン調整器
41の出力とゲイン調整器42の出力と予測形瞬時値制
御回路43に入力される分担電流指令値とをそれぞれ切
換回路91の出力に基づく補正量調整器91a,91
b,91cにより時刻t0 から時刻t2 の期間でそれぞ
れの調整量が「1」(1=入力をそのまま出力する)か
ら「0」(0=入力を出力せず)にして(図7
(ホ))、PWMインバータの制御が不安定になるのを
防ぐ。
【0042】図8は、電源系統からPWMインバータ装
置への切り換え時の切換回路91の動作を説明する波形
図である。図8において、時刻t0 で電源系統からPW
Mインバータ装置への切換指令が発せられると(図8
(イ))、切換回路91から遮断器71に遮断指令が出
力され、時刻t2 で遮断が完了し(図8(ロ))、電源
系統7の電流は時刻t0 から時刻t1 の期間に図示しな
い分担信号により徐々に減少して零になり(図8
(ハ))、PWMインバータ装置1の電流は時刻t0
ら時刻t1 の期間に図示しない分担信号により徐々に増
大する(図8(ニ))。ゲイン調整器41の出力とゲイ
ン調整器42の出力と予測形瞬時値制御回路43に入力
される分担電流指令値とはそれぞれ切換回路91の出力
に基づく補正量調整器91a,91b,91cにより時
刻t0 から時刻t1 の期間でそれぞれの調整量が「0」
(0=入力を出力せず)に設定され、時刻t1 から時刻
2 の期間に前記調整量が「0」(入力を出力せず)か
ら「1」(1=入力をそのまま出力する)に徐々に変化
させる(図8(ホ))。
【0043】図9は、この発明の第5の実施例を示す無
停電電源システムの制御装置のブロック構成図であり、
図1と同一機能を有するものには、同一符号を付してそ
の説明は省略すし、異なった部分を中心に記載し、その
説明を以下に述べる。すなわち図9において、制御装置
100には瞬時電圧指令値発生器19と加算演算器20
との間に乗算演算器101を挿入し、加算演算器17の
出力が所定の値以下になったことを検知するレベル判定
器102と、加算演算器20の出力を同期整流する同期
整流器103と、レベル判定器102の出力により閉路
するスイッチ104と、スイッチ104を介して同期整
流器103の出力を入力する偏差調節器105とを付加
している。
【0044】上述の構成により、例えば前記過電流指令
による制御装置100の動作が解除された直後など、前
述の瞬時電圧指令値V* と電圧検出値V DETとの偏差が
大きいときには、ゲイン調整器41すなわち予測形瞬時
値制御回路43の入力値を乗算演算器101により抑制
するようにして、各PWMインバータ装置が安定に動作
を回復するようにしている。
【0045】図10は、この発明の第6の実施例を示す
無停電電源システムのブロック構成図であり、図6と同
一機能を有するものには、同一符号を付してその説明は
省略すし、異なった部分を中心に記載し、その説明を以
下に述べる。すなわち図10において、制御装置200
には前述の図7,図8に示した切換指令が発せられるの
に先立って、複数台のPWMインバータ装置に電源系統
への追従指令が発せられたときに閉路するスイッチ20
1と、前記電圧指令値VA *と電圧検出器72の出力の
平均値を演算する平均値演算回路202の出力との偏差
を演算する加算演算器203と、スイッチ201を介し
た加算演算器203の出力と加算演算器17の出力とを
加算して、この加算値を電圧調節器18に入力する加算
演算器204と、加算演算器203の出力が所定のレベ
ル以下になったことを判定するレベル判定器205と、
電圧検出器72の出力値を被乗数とする乗算演算器20
6と、乗算演算器206の出力値と瞬時電圧指令値発生
器19の出力値との偏差を演算する加算演算器207
と、加算演算器207の出力を同期整流する同期整流器
208と、同期整流器208の出力が所定のレベル以下
になったことを判定するレベル判定器209と、位相差
検出器31の出力が所定のレベル以下になったことを判
定するレベル判定器210と、レベル判定器205,レ
ベル判定器209,レベル判定器210の出力の論理積
を演算するアンド回路211と、アンド回路211の出
力により閉路されるスイッチ212と、同期整流器20
8の出力がスイッチ212を介して入力される偏差調節
器213と、偏差調節器213の出力値を乗算演算器2
06の乗数とし、前記切換指令が発せられたときに加算
演算器20の出力から加算演算器207の出力に切り換
えてゲイン調整器41に入力する切換スイッチ214と
を付加している。
【0046】上述の構成によりPWMインバータ装置1
の出力電圧と電源系統7の出力電圧との差が大きいとき
に、ゲイン調整器41すなわち予測形瞬時値制御回路4
3の入力値を乗算演算器101により抑制するようにし
て、各PWMインバータ装置が安定に動作を回復するよ
うにしている。以上に記載したこの発明の実施例では、
無停電電源システムが単相出力の場合について説明した
が、無停電電源システムが三相出力の場合にも、例えば
予測形瞬時値制御回路などを2組設け、2相3相変換の
手法を採用することでこの発明は容易に適用できる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、PWMインバータの
出力側に接続する正弦化フィルタを小形のものにして
も、予測形瞬時値制御回路の動作によりこのPWMイン
バータ装置の出力電圧の波形歪率,過渡変動を改善して
安定に動作させ、PWMインバータ装置の並列運転,商
用電源との同期運転が容易となり、またPWMインバー
タ装置が三相出力の場合には、前述の波形歪率,過渡変
動の改善に加えて、不平衡負荷時のそれぞれの出力電圧
特性も改善できるので、電算機電源などに使用される無
停電電源システムとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す無停電電源シス
テムのブロック構成図
【図2】この発明の第2の実施例を示す無停電電源シス
テムのブロック構成図
【図3】図2の動作を説明する波形図
【図4】この発明の第3の実施例を示す無停電電源シス
テムのブロック構成図
【図5】図4の動作を説明する波形図
【図6】この発明の第4の実施例を示す無停電電源シス
テムのブロック構成図
【図7】図6の動作を説明する波形図
【図8】図6の動作を説明する波形図
【図9】この発明の第5の実施例を示す無停電電源シス
テムの制御装置の構成図
【図10】この発明の第6の実施例を示す無停電電源シ
ステムの制御装置の構成図
【図11】従来例を示す無停電電源システムのブロック
構成図
【図12】従来例を示す無停電電源システムのブロック
構成図
【符号の説明】
1…PWMインバータ装置、2…直流電源、3…PWM
インバータ、4,8…正弦化フィルタ、5…電流検出
器、6,72…電圧検出器、7…電源系統、10,3
0,40,50,80,90,100,200…制御装
置、60,70…母線盤、61…負荷、71…遮断器、
11…横流検出器、12…横流有効成分演算器、13…
横流無効成分演算器、14…自動周波数調整器、15,
17,20,22,33,45,203,204,20
7…加算演算器、16,202…平均値演算回路、18
…電圧調節器、19…瞬時電圧指令値発生器、21,3
2…調節器、23…PWM回路、31…位相差検出回
路、41,42…ゲイン調整器、43,51,52…予
測形瞬時値制御回路、44…台形波指令値発生器、53
…切換回路、81…過電流保護回路、81a〜81d,
91a〜91c…補正量調整器、91…切換制御回路、
101,206…乗算演算器、102,205,20
9,210…レベル判定器、103,208…同期整流
器、104,201,212…スイッチ、105,21
3…偏差調節器、211…アンド回路、214…切換ス
イッチ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源より出力される直流をPWMイン
    バータにより交流に変換し、この交流をリアクトルとコ
    ンデンサから構成される正弦化フィルタを介して出力す
    る複数台のPWMインバータ装置の出力を共通の母線に
    接続し、該母線の負荷に負荷電流を供給する無停電電源
    システムの制御装置において、 前記各PWMインバータ装置の出力電流と、前記負荷電
    流から前記各PWMインバータ装置の容量比に応じて算
    出された分担電流指令値との偏差を演算する当該PWM
    インバータ装置の横流検出器と、 該横流検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲ
    イン調整器と、 当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値と、予め
    定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出される瞬時
    電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演算器と、 該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演算する第
    2のゲイン調整器と、 前記第1のゲイン調整器の出力値と、前記第2のゲイン
    調整器の出力値と、前記分担電流指令値と、前記直流電
    源の電圧値と、前記正弦化フィルタの回路定数とにより
    当該PWMインバータのその都度のパルス幅の補正瞬時
    値を予測演算する予測形瞬時値制御回路と、 該予測形瞬時値制御回路の出力値と、前記電圧指令値と
    周波数指令値とから導出される台形波出力指令値とを加
    算演算する第2の加算演算器と、 該第2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号と
    によりPWM制御された当該PWMインバータの点弧信
    号を発生するPWM回路とを備えることを特徴とする無
    停電電源システムの制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の無停電電源システムの制
    御装置において、 前記それぞれの演算は、前記三角波キャリア信号の頂点
    から予め定める検出,演算に要する時間だけその都度早
    めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行うことを特
    徴とする無停電電源システムの制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の無停電電源
    システムの制御装置において、 前記制御装置に、前記負荷電流が所定の値を越えている
    期間では前記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制
    限し、且つ前記予測形瞬時値制御回路に入力される前記
    分担電流指令値のみを零に制限する過電流保護回路を付
    加したことを特徴とする無停電電源システムの制御装
    置。
  4. 【請求項4】直流電源より出力される直流をPWMイン
    バータにより交流に変換し、この交流をリアクトルとコ
    ンデンサから構成される正弦化フィルタを介して出力す
    る複数台のPWMインバータ装置の出力を共通の母線に
    接続し、該母線の負荷に負荷電流を供給する無停電電源
    システムの制御装置において、 前記各PWMインバータ装置の出力電流と、前記負荷電
    流から前記各PWMインバータ装置の容量比に応じて算
    出された分担電流指令値との偏差を演算する当該インバ
    ータの横流検出器と、 該横流検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲ
    イン調整器と、 当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値と、予め
    定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出される瞬時
    電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演算器と、 該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演算する第
    2のゲイン調整器と、 前記第1のゲイン調整器の出力値と、前記第2のゲイン
    調整器の出力値と、前記分担電流指令値と、前記直流電
    源の電圧値と、前記正弦化フィルタの回路定数とにより
    当該PWMインバータのその都度のパルス幅の補正瞬時
    値を予測演算する第1の予測形瞬時値制御回路と、 該第1の予測形瞬時値制御回路と同じ構成の第2の予測
    形瞬時値制御回路と、 前記第1,第2の予測形瞬時値制御回路それぞれの出力
    値を切り換えて出力する切換回路と、 該切換回路の出力値と、前記電圧指令値と周波数指令値
    とから導出される台形波出力指令値とを加算演算する第
    2の加算演算器と、 該第2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号と
    によりPWM制御された当該PWMインバータの点弧信
    号を発生するPWM回路とを備え、 前記横流検出器、第1,第2の加算演算器、第1,第2
    のゲイン調整器それぞれの演算は、前記三角波キャリア
    信号の正,負の頂点から、予め定める検出,演算に要す
    る時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサンプル
    値により行い、 前記第1の予測形瞬時値制御回路の演算は、前記三角波
    キャリア信号の正の頂点から、予め定める検出,演算に
    要する時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサン
    プル値により行い、 前記第2の予測形瞬時値制御回路の演算は、前記三角波
    キャリア信号の負の頂点から、予め定める検出,演算に
    要する時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサン
    プル値により行い、 前記切換回路の切り換え動作は、前記三角波キャリア信
    号の正,負の頂点で行うことを特徴とする無停電電源シ
    ステムの制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の無停電電源システムの制
    御装置において、 前記制御装置に、前記負荷電流が所定の値を越えている
    期間では前記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制
    限し、且つ前記第1,第2の予測形瞬時値制御回路に入
    力される前記分担電流指令値のみを零に制限する過電流
    保護回路を付加したことを特徴とする無停電電源システ
    ムの制御装置。
  6. 【請求項6】直流電源より出力される直流をPWMイン
    バータにより交流に変換し、この交流をリアクトルとコ
    ンデンサから構成される正弦化フィルタを介して出力す
    る複数台のPWMインバータ装置の出力と別の電源系統
    とを交互に切り換えて共通の母線に接続し、該母線の負
    荷に負荷電流を供給する無停電電源システムの制御装置
    において、 前記PWMインバータ装置の出力電流と、前記負荷電流
    から各PWMインバータ装置の容量比に応じて算出され
    た分担電流指令値との偏差を演算する当該PWMインバ
    ータ装置の横流検出器と、 該横流検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲ
    イン調整器と、 当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値と、予め
    定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出される瞬時
    電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演算器と、 該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演算する第
    2のゲイン調整器と、 前記第1のゲイン調整器の出力値と、前記第2のゲイン
    調整器の出力値と、前記分担電流指令値と、前記直流電
    源の電圧値と、前記正弦化フィルタの回路定数とにより
    当該PWMインバータのその都度のパルス幅の補正瞬時
    値を予測演算する予測形瞬時値制御回路と、 該予測形瞬時値制御回路の出力値と、前記電圧指令値と
    周波数指令値とから導出される台形波出力指令値とを加
    算演算する第2の加算演算器と、 該第2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号と
    によりPWM制御された当該PWMインバータの点弧信
    号を発生するPWM回路と、 前記複数台のPWMインバータ装置の出力と前記電源系
    統とを交互に無瞬断で前記母線に接続するのを切り換え
    る切換制御回路とを備えることを特徴とする無停電電源
    システムの制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の無停電電源システムの制
    御装置において、 前記それぞれの演算は、前記三角波キャリア信号の頂点
    から予め定める検出,演算に要する時間だけその都度早
    めた時刻でのそれぞれのサンプル値により行うことを特
    徴とする無停電電源システムの制御装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は請求項7に記載の無停電電源
    システムの制御装置において、 前記切換制御回路は、前記複数台のPWMインバータ装
    置の出力から前記電源系統に所定の期間内は前記負荷電
    流を互いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時より前
    記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限し、前記
    予測形瞬時値制御回路に入力される前記分担電流指令値
    のみを零に制限し、当該PWMインバータ装置が分担す
    る出力電流を前記期間内に徐々に減少させて零とするこ
    とを特徴とする無停電電源システムの制御装置。
  9. 【請求項9】請求項6又は請求項7に記載の無停電電源
    システムの制御装置において、 前記切換制御回路は、前記電源系統から前記複数台のP
    WMインバータ装置に所定の期間内は前記負荷電流を互
    いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時より前記第
    1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限し、前記予測
    形瞬時値制御回路に入力される前記分担電流指令値のみ
    を零に制限し、当該PWMインバータ装置が分担する出
    力電流を前記期間内に徐々に増大させ、前記電源系統の
    遮断器に遮断指令が発信された時点から遮断が完了する
    までの期間に前記第1,第2のゲイン調整器の出力値、
    前記分担電流指令値を零から前記所定の値まで徐々に増
    大させることを特徴とする無停電電源システムの制御装
    置。
  10. 【請求項10】直流電源より出力される直流をPWMイ
    ンバータにより交流に変換し、この交流をリアクトルと
    コンデンサから構成される正弦化フィルタを介して出力
    する複数台のPWMインバータ装置の出力と別の電源系
    統とを交互に切り換えて共通の母線に接続し、該母線の
    負荷に負荷電流を供給する無停電電源システムの制御装
    置において、 前記各PWMインバータ装置の出力電流と、前記負荷電
    流から前記各PWMインバータ装置の容量比に応じて算
    出された分担電流指令値との偏差を演算する当該インバ
    ータの横流検出器と、 該横流検出器の出力を所定の値に調整演算する第1のゲ
    イン調整器と、 当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値と、予め
    定めた電圧指令値と周波数指令値とから導出される瞬時
    電圧指令値との偏差を演算する第1の加算演算器と、 該第1の加算演算器の出力を所定の値に調整演算する第
    2のゲイン調整器と、 前記第1のゲイン調整器の出力値と、前記第2のゲイン
    調整器の出力値と、前記分担電流指令値と、前記直流電
    源の電圧値と、前記正弦化フィルタの回路定数とにより
    当該PWMインバータのその都度のパルス幅の補正瞬時
    値を予測演算する第1の予測形瞬時値制御回路と、 該第1の予測形瞬時値制御回路と同じ構成の第2の予測
    形瞬時値制御回路と、 前記第1,第2の予測形瞬時値制御回路それぞれの出力
    値を切り換えて出力する切換回路と、 該切換回路の出力値と、前記電圧指令値と周波数指令値
    とから導出される台形波出力指令値とを加算演算する第
    2の加算演算器と、 該第2の加算演算器の出力値と、三角波キャリア信号と
    によりPWM制御された当該PWMインバータの点弧信
    号を発生するPWM回路と、 前記複数台のPWMインバータ装置の出力と前記電源系
    統とを交互に無瞬断で前記母線に接続するのを切り換え
    る切換制御回路とを備え、 前記横流検出器、第1,第2の加算演算器、第1,第2
    のゲイン調整器それぞれの演算は、前記三角波キャリア
    信号の正,負の頂点から、予め定める検出,演算に要す
    る時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサンプル
    値により行い、 前記第1の予測形瞬時値制御回路の演算は、前記三角波
    キャリア信号の正の頂点から、予め定める検出,演算に
    要する時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサン
    プル値により行い、 前記第2の予測形瞬時値制御回路の演算は、前記三角波
    キャリア信号の負の頂点から、予め定める検出,演算に
    要する時間だけその都度早めた時刻でのそれぞれのサン
    プル値により行い、 前記切換回路の切り換え動作は、前記三角波キャリア信
    号の正,負の頂点で行うことを特徴とする無停電電源シ
    ステムの制御装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の無停電電源システムの
    制御装置において、 前記切換制御回路は、前記複数台のPWMインバータ装
    置の出力から前記電源系統に所定の期間内は前記負荷電
    流を互いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時より前
    記第1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限し、前記
    第1,第2の予測形瞬時値制御回路に入力される前記分
    担電流指令値のみを零に制限し、当該PWMインバータ
    装置が分担する出力電流を前記期間内に徐々に減少させ
    て零とすることを特徴とする無停電電源システムの制御
    装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の無停電電源システムの
    制御装置において、 前記切換制御回路は、前記電源系統から前記複数台のP
    WMインバータ装置に所定の期間内は前記負荷電流を互
    いに分担しつつ切り換え、切り換え開始時より前記第
    1,第2のゲイン調整器の出力を零に制限し、前記第
    1,第2の予測形瞬時値制御回路に入力される前記分担
    電流指令値のみを零に制限し、当該PWMインバータ装
    置が分担する出力電流を前記期間内に徐々に増大させ、
    前記電源系統の遮断器に遮断指令が発信された時点から
    遮断が完了するまでの期間に前記第1,第2のゲイン調
    整器の出力値、前記分担電流指令値を零から前記所定の
    値まで徐々に増大させることを特徴とする無停電電源シ
    ステムの制御装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項12のいずれかに記
    載の無停電電源システムの制御装置において、 前記制御装置には、前記瞬時電圧指令値と第1の加算演
    算器との間に挿入し、前記瞬時電圧指令値を被乗数とす
    る乗算演算器と、 前記電圧指令値と当該PWMインバータ装置の出力電圧
    平均値との偏差が所定の値以下になったことを検知する
    レベル判定器と、 前記第1の加算演算器の出力を同期整流する同期整流器
    と、 該同期整流器の出力を前記レベル判定器の出力により閉
    路するスイッチと、 該スイッチを介した前記同期整流器の出力を入力する偏
    差調節器とを付加し、 前記偏差調節器の出力値を前記乗算演算器の乗数とする
    ことを特徴とする無停電電源システムの制御装置。
  14. 【請求項14】請求項6乃至請求項12のいずれかに記
    載の無停電電源システムの制御装置において、 前記制御装置には、前記複数台のPWMインバータ装置
    が前記電源系統への追従指令が発せられたときに、 前記電圧指令値と当該PWMインバータ装置の出力電圧
    平均値との偏差と、前記電圧指令値と前記電源系統の電
    圧平均値との偏差とを加算し、この加算値が所定のレベ
    ル以下になったことを判定する第1のレベル判定器と、 前記電源系統の瞬時値を被乗数とする乗算演算器と、 該乗算演算器の出力値と前記電圧瞬時値指令値との偏差
    を演算する第3の加算演算器と、 該第3の加算演算器の出力を同期整流する同期整流器
    と、 該同期整流器の出力値が所定のレベル以下になったこと
    を判定する第2のレベル判定器と、 当該PWMインバータ装置の出力電圧の瞬時値と前記電
    源系統の瞬時値との位相差が所定の値以下になったこと
    を検出する位相差検出器と、 該位相差検出器の出力と前記第1,第2のレベル判定器
    の出力の論理積を演算するアンド回路と、 該アンド回路の出力により閉路するスイッチと、 前記同期整流器の出力が前記スイッチを介して入力され
    る偏差調節器と、 該偏差調節器の出力値を前記乗算演算器の乗数とし、 前記複数台のPWMインバータ装置の出力と前記電源系
    統とを所定の期間内は前記負荷電流を互いに分担しつつ
    切り換えるために、前記第2のゲイン調整器の入力を前
    記第1の加算演算器の出力から前記第3の加算演算器の
    出力に切り換える切換スイッチとを付加することを特徴
    とする無停電電源システムの制御装置。
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