JP4652545B2 - 電流形パルス幅変調方式変換器の交流側高調波フィルタの電流・電圧の一制御周期整定制御法 - Google Patents

電流形パルス幅変調方式変換器の交流側高調波フィルタの電流・電圧の一制御周期整定制御法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単相又は三相の電流形パルス幅変調方式(PWM)変換器の交流側に設けられた、リアクトルとコンデンサからなる高調波フィルタのリアクトル電流、コンデンサ電圧の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電流形変換器では、電力系統への高調波の流出を防ぐために、リアクトルとコンデンサからなる交流フィルタが必要である。単相および三相の電流形PWM変換器の交流側高調波フィルタのリアクトル電流、コンデンサ電圧は、直流出力電流の指令値、あるいは交流側の有効電流・無効電流指令値の急変時に、リアクトルとコンデンサの共振現象に起因する過渡振動が、例えば図15に示されるように発生する。この過渡振動によって、直流出力電圧や交流側の有効・無効電力の制御性能は劣化してしまうことになる。過渡振動抑制に関する研究の一例としては、佐藤、宮沢、片岡:「電流形PWM整流回路の交流電流波形の一改善法」、電学論D、112、703〜711頁(平成4年8月)、外山他:「電流形三相PWMコンバータにおける入力電圧・電流の過渡振動抑制」、電学論D、117、240頁(平成9年4月)等がある。また、この過渡振動を抑制するために従来より提案されてきた制御方法としては、リアクトル電流値とその両端電圧値を帰還し状態フィードバック制御を行う方法[佐藤、片岡:電気学会D分冊115巻、897頁(平成7年)参照]や、離散時間系における最適制御(Linear Quadrant Integral control、LQI制御)を用いた方法[福田、岩路:電気学会D分冊117巻、105頁(平成9年)参照]などもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の最初の2つの文献等の抑制法では、制御ゲインの決定方法が繁雑であることや、制御応答の速度に改善の余地があることなどの難点があった。
【0004】
また、上記の残りの文献等の方法では過渡振動を抑制する、すなわちリアクトル電流、コンデンサ電圧を制御するのに要する時間の短さは十分ではなかった。例えば、状態フィードバック制御を用いた方法では、連続時間系における制御理論に基づくため、PWMの制御周期が長くなった場合に制御性能が劣化する。一方、提案されてきた離散時間系の最適制御では、リアクトル電流、コンデンサ電圧の基本周波数成分に着目しているため、過渡振動成分の高速な応答は難しかった。したがって、これらの方法では、リアクトル電流、コンデンサ電圧を整定するのに、数制御周期以上を要することが普通であった。
【0005】
したがって、本発明の課題は、過渡振動を高速に抑制し、直流出力電圧や交流側の有効・無効電力の制御性能を改善する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、単相又は三相の電流形パルス幅変調方式変換器の交流側に設けられた、リアクトルとコンデンサからなる高調波フィルタのリアクトル電流iS、コンデンサ電圧vCの瞬時値を、一制御周期内に発生する変換器入力電流iXのパルスの幅とその発生するタイミングによって制御し、一制御周期後に整定する本発明の制御方法により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。はじめに単相電流形PWM変換器に本発明を適用する場合について述べ、次に三相に展開する場合について述べる。
【0008】
図1に、単相電流形変換器の構成を示す。S1〜S4はスイッチング素子を表しており、負荷ZLには電流の平滑リアクトルを持つ。単相電流形変換器は、更に前述及び図1に示されるように、交流側には電力系統への高調波の流出を防ぐためのリアクトルL及びコンデンサCから成る高調波フィルタ10を有する。リアクトルLの入力側は、単相電流形変換器が電力を受電する電力系統を表す電圧源eに接続されている。
【0009】
次に、図1より導出される交流側の等価回路を図2の(a)に示す。また、図2の(a)の回路は、さらに電圧源等価回路(図2の(b))と電流源等価回路(図2の(c))の2つに分けることができる。なお、図2において、図1に示す参照符号と同じ参照符号の構成要素は、図1に示す構成要素と同一のものを示す。図2に示される参照番号12の構成要素は、電流源として機能する変換器を示している。
【0010】
図2の(b)に示す電圧源等価回路の電圧源eは、前述のように、通常変換器が電力を受電する系統を表しているので、この電圧源eを制御して、交流側の電流・電圧を制御することはできない。一方、図2の(c)に示す電流源等価回路の電流源12は上記のように変換器を表しており、変換器入力電流のパルスを発生する。このパルスは、直流出力電流を切り出した波形となるため、その振幅は直流出力電流値に等しい。パルスの幅は、スイッチング素子のオン・オフ状態に従って制御を行うことが可能であり、このパルス幅の制御によって、リアクトル電流iS・コンデンサ電圧vCの制御を行う。
【0011】
電圧源等価回路による成分は、電圧源eの振幅と位相を把握することによって容易に計算することができ、電流源等価回路による成分に重畳することによって実際のリアクトル電流iS・コンデンサ電圧vCを求めることができるので、これよりは電流源等価回路の成分のみに着目し、説明を進める。
【0012】
図2の(c)に示す高調波フィルタ10の状態方程式は、リアクトル電流iSとコンデンサ電圧vCを状態量とし、変換器入力電流iXを操作量とすれば、次のように表せる。
【0013】
【数1】
Figure 0004652545
【0014】
ただし、Lはフィルタのインダクタンス、Cは容量である。
次に、図3に変換器入力電流波形を示し、一制御周期T内のパルスの各期間T1、T2、T3を図3のように定義する。期間T2だけ、平滑リアクトルZLに流れる直流出力電流idcと等しい振幅を持つ変換器入力電流iXが流れることになる。従って、iXを式で表すと次のようになる。
【0015】
【数2】
Figure 0004652545
【0016】
このとき、高調波フィルタ10の共振角周波数をω0=1/(LC)1/2とし、vC’=vC/ω0Lと変数変換すれば、一制御周期T後の状態量iS(T)、vC’(T)は、以下のように表せる。
【0017】
【数3】
Figure 0004652545
【0018】
ただし、iS(0)、vC’(0)は、制御周期が始まる時刻における値である。また、iXは、負荷ZLである直流側平滑リアクトルの時定数に比べ制御周期Tの長さは十分短いので、制御周期内で一定であるとして考えてよい。
【0019】
式(2)は、PWM 制御の交流フィルタの離散系差分方程式にあたるものと考えることができる。また、式(2)は、交流フィルタによる自由応答を示す回転変換行列を含む第1頃と、強制応答を示す第2項によって構成されていることがわかる。強制応答項より、PWMパターンのパルス幅T2、T3を操作量として、状態量が制御可能であることがわかる。
【0020】
時刻t=Tにリアクトル電流iS、コンデンサ電圧vC’が、指令値iS *、vC*に制御されるとすれば、式(2)より、
【0021】
【数4】
Figure 0004652545
【0022】
となる。また、P(T3)Q(T2)は、
【0023】
【数5】
Figure 0004652545
【0024】
であるので、式(4)、(5)を用いてT2、T3の値、すなわち一制御周期後に指令値が実現可能なパルスのタイミングを、次のように求めることができる。
【0025】
【数6】
Figure 0004652545
【0026】
ここで、
【0027】
【数7】
Figure 0004652545
【0028】
であり、T1は、
【0029】
【数8】
1=T−(T2+T3) (9)
より決定される。計算された変換器入力電流のパルス幅T2、T3を、変換器のスイッチング素子S1〜S4のオン・オフによって実現すれば、一制御周期後にリアクトル電流・コンデンサ電圧指令値を実現することができる。
【0030】
ところで、図3からわかるようにパルス幅T2、T3には、0≦T2≦T、0≦T3≦Tなる制限が存在するため、本手法には、指令値を一制御周期に整定可能な領域と不可能な領域が存在する。変換器入力電流の振幅iXで規格化されたリアクトル電流iS・コンデンサ電圧vCの状態空間平面上における一制御周期整定可能な領域(ω0T=π/2の場合)を図4に示す。網掛け部が一制御周期に整定可能な領域である。指令値がこの領域以外に存在した場合には、変換器は指令値を実現するのに、二制御周期以上を要することになる。
【0031】
実際においては、次の手順で制御を行う。まず、与えられた直流出力電流指令値、あるいは交流側有効電流指令値、無効電流指令値より、一制御周期後に実現すべきリアクトル電流iS・コンデンサ電圧vCの指令値を計算する。次に、測定された電圧源eの電圧振幅、位相より、図2の(b)の電圧源等価回路で表される成分の制御周期開始時の値と一制御周期後の値を計算する。それらを、リアクトル電流・コンデンサ電圧の測定値と指令値から除外したものを、図2の(c)の電流源等価回路におけるリアクトル電流iS・コンデンサ電圧vCの制御周期開始時の値、一制御周期後の指令値とし、式(6)、(7)、(8)を用いてパルス幅T2、T3を計算する。このパルス幅T2、T3に応じたゲートパルスを各スイッチング素子S1〜S4に与えることによって、所望の変換器入力電流パルスを実現し、一制御周期後にリアクトル電流・コンデンサ電圧の指令値は実現されることになる。
【0032】
次に三相回路への本手法の適用方法について説明する。図5に三相電流形PWM変換器の構成を示す。図5に示される図1と同一又は類似の参照符号の構成要素は図1に示す対応構成要素と同一又は類似の構成要素を示し、説明を繰り返さない。
【0033】
三相のPWM変換器においても、単相の場合と同様に与えられた直流出力電流指令値、あるいは交流側有効電流指令値、無効電流指令値より、各相ごとに一制御周期後に実現すべきリアクトル電流・コンデンサ電圧の指令値を計算する。そして、それぞれの相について、先述した方法により各相で実現すべきパルス幅T2、T3を決定すればよい。
【0034】
換言すると、有効・無効電流指令値id *、iq *より、dq逆変換等を用いて、電源電圧成分を除いた各相のリアクトル電流指令値iS *=[iSa *,iSb *,iSc *Tとコンデンサ電圧指令値vC*=[vCa*,vCb*,vCc*Tをそれぞれ求める。次に、各相について、式(4)、(5)を用いて、スイッチング素子S1〜S6に印加されるゲートパルスのタイミングを単相の場合と同様に決定すればよい。
【0035】
しかし、三相三線式の回路においては、変換器入力電流iX=[iXa,iXb,iXcTに対し次の制約が存在する。
▲1▼ 三相の変換器入力電流の和が零となる:iXa+iXb十iXc=0
▲2▼ 三相全て、あるいは一相の変換器入力電流の値は零となる
このため、独立にゲートパルスのタイミングを決定できる相は2つであり、残りの1相はその結果として決定されることになる。この独立に決定した2相が一制御周期後に指令値を満足すれば、残る1相も自動的に指令値を満足することになる。
【0036】
そこで、三相のうち二相については、独立にパルス幅を決定し、残る相については、▲1▼、▲2▼の制約を満たすように、独立にパルス幅を決定した二相からパルス幅を決定すればよい。従属的にパルス幅を決定する相の決め方については、複数通りあり、状況に応じて選べばよい。ここでは、一例として、各相についてそれぞれ計算されたオン状態のパルス幅[T2a,T2b,T2c]を比較し、2番目にパルス幅が大きい相を従属的に決定する場合を図6に示す。図6の場合、b相のパルスが従属的に決定されている。しかし、図6のb相のように、従属的にバルス幅が決定された相においても、リアクトル電流・コンデンサ電圧に対する三相三線式回路の条件iSa+iSb+iSc=0、vCa+vCb+vCc=0により、一制御周期後には指令値が実現されることになる。
【0037】
また、各相における式(4)の右辺の電流項の絶対値を比較して、最小のものを除いた2相について、ゲートパルスのタイミングを計算し、残る1相のタイミングは、上記▲1▼、▲2▼の条件を満たすように決定してもよい。
【0038】
さらに、図7に示すように、段階▲1▼で、三相独立してパルス幅を計算し、段階▲2▼で、パルス幅が最小の相を選択し、段階▲3▼で、パルス幅最小の相を従属的に決定してもよい。
【0039】
指令値を一制御周期に整定可能な領域に関しては、ω0T=π/4の場合、規格化されたリアクトル電流αN、規格化されたコンデンサ電圧βNを次のようにおくと、制御可能領域は図8に示すように表すことができる。
【0040】
【数9】
Figure 0004652545
【0041】
また、指令値が制御不可能な領域に存在する場合の制御(「飽和領域の制御」という。)の方法は、次のとおりである。指令値点Xが図9に示すような制御不可能な領域に存在するとすると、指令値Xを制御領域上の点Xに最も近い点X’に変更し、パルス幅を計算して、次の制御周期に移行すればよい。
【0042】
強制応答項による制御可能領域に関する前述したこと、及びフィルタ定数・むだ時間の影響について説明を続ける。制御可能領域の大きさは、フィルタ定数、即ち制御周期の長さTと共振周波数ω0によって決定される。図10に、強制応答項による制御可能領域を示す。図10において、領域Aは、ω0T=π/4の場合の制御可能領域を、領域Bは、ω0T=π/2の場合の制御可能領域をそれぞれ示す。なお、領域Bは、領域Aと後述する領域Cを含み、且つ領域B固有の領域を含む。むだ時間TL、スイッチング素子の最小導通時間Tminを考慮すると、制御可能領域は減少する。ω0T=π/2のケースにおいて、例えば、むだ時間TL=π/36及び最小導通時間ω0min=π/90である場合を考慮すると、領域Bの制御可能領域は領域Cに減少する。なお、領域Cは領域Aを含む。
【0043】
本発明の制御手法の有効性を確認するために、図11に示す三相回路を用いて、数値シミュレーションを行った。シミュレーション条件を表1に示す。
【0044】
【表1】
Figure 0004652545
【0045】
ただし、負荷側の時定数は制御周期に比べ十分長いものとして、本計算では、直流出力電流は一定として計算している。また、ゲートパルスのタイミングの計算に要する時間や素子間の電流の転流時間は無視できるものとした。
【0046】
直流出力電流idc=50A、無効電流指令値iq *=0Aで一定とし、a相リアクトル電流iSaの位相π/2の時点で、交流側有効電流指令値id *が20→15A、15→20Aとステップ的に変化した場合のシミュレーション結果を図12に示す。有効電流id、無効電流iq、リアクトル電流iS、コンデンサ電圧vCが、それぞれ一制御周期556μsで目標値に到達していることがわかる。
【0047】
次に、別の条件でのシミュレーション結果を示す。シミュレーション条件を表2に示す。
【0048】
【表2】
Figure 0004652545
【0049】
変換器を電流源で近似し、変換器入力電流iXの振幅を100A一定と仮定する。
初めに、制御可能領域の場合について示す。力率を1にして、a相電流位相π/2の時点でリアクトル電流の振幅指令値を20Aから15Aにステップ変化させた場合のシミュレーション結果を図13に示す。図13に示されるシミュレーション結果から、制御可能領域で、過渡振動なく一制御周期で指令値を実現することがわかる。
【0050】
次に、飽和領域の場合について示す。力率を1にして、a相電流位相π/2の時点でリアクトル電流の振幅指令値を20Aから−20Aにステップ変化させた場合のシミュレーション結果を図14に示す。図14に示されるシミュレーション結果から、飽和領域においても高速に制御可能であることがわかる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、電流形パルス幅変調方式変換器入力電流のパルス幅とその発生するタイミングによって、リアクトル電流、コンデンサ電圧を一制御周期後に整定することによって、過渡振動を高速に抑制し、直流出力電圧や交流側の有効・無効電力の制御性能を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様を説明するための単相電流形PWM変換器の構成を示す図である。
【図2】(a)は、図1より導出される交流側の等価回路を、(b)は、(a)に示す等価回路のうちの電圧源等価回路部分を、(c)は、(a)に示す等価回路のうちの電流源等価回路部分を示す。
【図3】図1に示す単相電流形PWM変換器の入力電流波形を示す図である。
【図4】一制御周期整定可能な領域(ω0T=π/2の場合)を示す図である。
【図5】本発明の別の態様を説明するための三相電流形PWM変換器の構成を示す図である。
【図6】図5に示す三相電流形PWM変換器のパルス幅決定方法の一例で、計算されたパルス幅が2番目に大きいb相が従属的決定される場合を示す図である。
【図7】三相パルスパターン発生法の一例を示す図である。
【図8】ω0T=π/4場合の一制御周期整定可能な領域を示す図である。
【図9】飽和領域の制御方法を説明するための図である。
【図10】強制応答項による制御可能領域を示す図である。
【図11】本発明の制御手法の有効性を確認するためのシミュレーション三相等価回路を示す図である。
【図12】シミュレーション結果を示す図である。
【図13】制御可能領域での別のシミュレーション結果を示す図である。
【図14】飽和領域でのシミュレーション結果を示す図である。
【図15】直流出力電流指令値急変時に交流フィルタの共振に起因するリアクトル電流・コンデンサ電圧の過渡振動を示す図である。
【符号の説明】
10、10′ 高調波フィルタ
12 電流源
L 負荷(平滑リアクトル)
S1〜S6 スイッチング素子
e、ea、eb、ec 電圧源
L、La、Lb、Lc リアクトル
C、Ca、Cb、Cc コンデンサ

Claims (1)

  1. 単相又は三相の電流形パルス幅変調(PWM)方式変換器の交流側に設けられた、リアクトルとコンデンサからなる高調波フィルタのリアクトル電流is、コンデンサ電圧vの瞬時値を、一制御周期内に発生する変換器入力電流iのパルスの幅とその発生するタイミングによって制御する方法であって、
    前記PWMの基本波の周期の1/2を一制御周期Tとし、
    所定の時刻tにおける、前記リアクトル電流isを、is(t)とし、
    所定の時刻tにおける、前記コンデンサ電圧v を、v (t)とし、
    ’(t)=v (t)/ω Lとし、
    時刻t+Tにおける、前記リアクトル電流isの指令値を、is とし、
    時刻t+Tにおける、前記コンデンサ電圧v の指令値を、v とし、
    =v /ω Lとし、
    ω は、1/(LC) 1/2 であり、
    ixを、制御周期T内で一定と近似される、前記電流形パルス幅変調(PWM)方式変換器への入力電流、としたとき、
    Figure 0004652545
    から、T 及びT を求め、
    =T-(T +T )からT を求め、
    変換器のスイッチング素子S1〜S4のオンオフにより、当該T1、T2、T3を実現し、
    時刻t+Tにおける、前記リアクトル電流isの指令値is 及び、前記コンデンサ電圧vCの指令値v を、時刻t+T から、時刻t+T の間だけ印加し、
    時刻tから時刻t+T の間、及び、時刻t+T +T と時刻t+Tの間は、印加しない、
    方法。
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