JPH08213976A - クロック乗り換え回路 - Google Patents

クロック乗り換え回路

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JPH08213976A
JPH08213976A JP7019603A JP1960395A JPH08213976A JP H08213976 A JPH08213976 A JP H08213976A JP 7019603 A JP7019603 A JP 7019603A JP 1960395 A JP1960395 A JP 1960395A JP H08213976 A JPH08213976 A JP H08213976A
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JP
Japan
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clock
synchronization
storage means
bit string
control means
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JP7019603A
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Kotaro Kishi
光太郎 岸
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、クロック乗り換え回路に関し、不
正常な語長の情報を確実に廃棄することを目的とする。 【構成】 記憶手段11と、時間軸上でビット列の基準
となる第一のクロックとそのビット列の先頭を示す第一
の同期信号との何れかに同期して、記憶手段11にその
ビット列を書き込む書き込み制御手段13と、記憶手段
11の後段の時間基準となる第二のクロックと、そのク
ロックに同期した先頭を示す第二の同期信号との何れか
に同期して、記憶手段11に書き込まれたビット列を読
み出す読み出し制御手段15とを備えたクロック乗り換
え回路において、第一の同期信号と第二の同期信号との
位相差と閾値との大小関係を判定する判定手段17を備
え、書き込み制御手段13には、その大小関係に応じて
書き込みあるいは記憶手段11の書き込みアドレスの更
新を省略する手段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロックに同期して与
えられる情報を取り込み、そのクロックに非同期のクロ
ックに対して同期をとるクロック乗り換え回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ATM交換機のように百メガビッ
ト/秒以上のビットレートで伝送されるビット列を取り
込んで所定の処理を施すディジタル伝送機器では、回路
を構成する各段およびこれらの段間において信号が通過
すべき線路長がそのビットレートの逆数に対して無視で
きない大きな値となるために、例えば、機器を構成する
ユニットの入出力段だけではなくそのユニットの段毎に
個別に、クロックとの同期を取り直す(以下では、「ク
ロックの乗り換え」という。)ことにより、動作の安定
化がはかられる。
【0003】また、このような機器を構成するLSI等
では、そのチップ上に配置された回路ブロック毎に同様
の同期がとられ、かつ素子の動作速度の上限を越えた高
速のビットレートに適応するために、クロックの乗り換
えに並行して直並列変換が行われる。図4は、従来のク
ロック乗り換え回路の構成例を示す図である。
【0004】図において、直並列変換部41の入力DI
にはセル単位のディジタル情報を示すビット列が与えら
れ、その出力SPDはメモリ42の入力Iに接続され
る。メモリ42の出力Aは後段に配置された回路の入力
に接続される。直並列変換部41の制御入力FRIに
は、セルの先頭タイミングを示すタイミング信号が与え
られる。直並列変換部41の第一の制御出力SPFRは
メモリ42の入力(上述した入力Iの一部として含まれ
る。)と制御部43のフレーム入力FRIとに接続さ
れ、直並列変換部41のクロック入力HCKおよび制御
部43の第一のクロック入力HCKにはハイウエイクロ
ックが与えられる。直並列変換部41の分周出力HW3
の出力は制御部43の第二のクロック入力HW3に接続
され、その制御部の第三のクロック入力SCKとエラー
検出部44の第一のクロック入力SCKにはシステムク
ロックが与えられる。制御部43の第四のクロック入力
SCK3およびエラー検出部44の第二のクロック入力
SCK3とには、上述したシステムクロックが3分周さ
れたもの(以下、単に「分周システムクロック」とい
う。)が与えられる。制御部43のライトアドレス出力
WAはメモリ42およびエラー検出部44のライトアド
レス入力WAに接続され、制御部43のリードトアドレ
ス出力RAはメモリ42およびエラー検出44のリード
アドレス入力RAに接続される。エラー検出部44のエ
ラー出力ERRは制御部43のエラー入力ERRに接続
され、制御部43の書き込みクロック出力CKW、読み
出しクロック出力CKR、インヒビット出力IH、メモ
リイネーブル出力REおよびライトイネーブル出力WE
は、それぞれメモリ42の対応する入力CKW、CK
R、IH、RE、WEに接続される。直並列変換部4
1、メモリ42、制御部43およびエラー検出部44の
リセット入力RSTには、リセット信号RSTが与えら
れる。
【0005】このような構成の従来例では、直並列変換
部41は、立ち上げと同時に与えられるリセット信号R
STに応じて起動され、かつハイウエイクロックに同期
して上述したビット列を取り込んで所定長(ここでは、
簡単のため3ビットとする。)の並列情報に順次変換す
る。さらに、直並列変換部41は、上述したタイミング
信号を取り込んでハイウエイクロックとの同期をとり
(以下、このような同期の下で得られる制御信号を「副
タイミング信号」という。)、かつそのハイウエイクロ
ックを上述した所定長に等しい分周比(=3)で分周す
る(以下、このような分周の下で生成されたハイウエイ
クロックを「分周クロック」という。)。
【0006】制御部43は、同様にリセット信号RST
に応じて起動されてハイウエイクロックに同期して上述
した副タイミング信号と分周クロックとを取り込み、こ
れらの副タイミング信号と分周クロックとに同期してメ
モリ42の書き込みにかわる書き込みアドレスWAと後
述の制御信号とを予め決められたタイミングで生成す
る。
【0007】また、制御部43は、システムクロックと
分周システムクロックとに同期してメモリ42の書き込
みおよび読み出しにかかわる読み出しアドレスRAおよ
び後述の制御信号を予め決められたタイミングで生成す
る。なお、上述したメモリ42の書き込みおよび読み出
しにかかわる制御信号は、そのメモリに対するアクセス
が有効であるか否かを示すメモリイネーブル信号RE、
書き込みおよび読み出しを共に規制するインヒビット信
号IH、書き込みアドレスWAが有効な期間を示すライ
トイネーブル信号WE、書き込みのタイミングを前縁
(あるいは後縁)で示す書き込みクロックCKW、読み
出しのタイミングを前縁(あるいは後縁)で示す読み出
しクロックCKRから構成される。
【0008】また、これら信号にかかわる制御部43お
よびメモリ42の入出力端子については、上述したよう
に個々の信号名と同じ識別名を付与して示し、ここでは
各これらの対応関係にかかわる説明を省略する。さら
に、制御部43は、書き込みおよび読み出しを行う度に
それぞれ書き込みアドレスおよび読み出しアドレスを順
次インクリメント(あるいはデクリメント)する更新処
理を行う。
【0009】このようにメモリ42では、その記憶領域
にハイウエイクロックに同期して並列情報および副タイ
ミング信号が順次リサイクリックに書き込まれ、このよ
うにして書き込まれた並列情報および副タイミング信号
はシステムクロックに同期して並行して順次読み出され
る。
【0010】したがって、メモリ42の出力では、互い
に非同期のハイウエイクロックとシステムクロックとの
間の位相(周波数)の差とハイウエイクロックのジッタ
に起因したタイミングの位相変動とが吸収され、かつシ
ステムクロックに同期した並列情報とタイミング信号と
が得られる。また、エラー検出部44は、上述した書き
込みアドレスと読み出しアドレスとを常時監視し、両者
の関係が予め決められた状態(例えば、両者が一致し
た。)となったときにエラー信号ERRを送出する。制
御部43は、このようなエラー信号ERRが与えられる
と、メモリ42の読み出しにかかわる制御信号の送出を
所定の回数(ここでは、簡単のため「1回」とする。)
に渡って保留し、かつ並行して読み出しアドレスをイン
クリメント(あるいはデクリメント)する更新処理を保
留する。
【0011】したがって、ハイウエイクロックの周波数
がシステムクロックの周波数以下である場合には、両ク
ロック間の位相ズレに起因する並列情報およびタイミン
グ信号の欠落(以下、「スリップ」という。)が回避さ
れる。なお、上述した従来例では、ビット列として与え
られるセルの長さは一定であるものと仮定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、上述したスリップや伝送品質の劣化その他に
起因して正規の長さより短くなったり長くなった不正常
なセルについても、メモリ42の書き込みと読み出しと
が行われるために、そのメモリの後段に不正規の並列情
報やタイミング信号が廃棄されずに伝達されていた。
【0013】したがって、このような従来例の後段で
は、上述した不正常の並列情報や副タイミング信号を廃
棄したり訂正する手段が必須となり、ハードウエアの構
成が複雑となってコスト高であった。
【0014】また、例えば、ATM交換機に搭載された
LSIのように、上述した不正常なセルも蓄積交換の対
象となるものでは、その蓄積交換に要するメモリの容量
の算定に際してこのような不正常なセルも見積もり対象
となるが、性能の劣化を回避することはできなかった。
本発明は、不正常な語長の情報を確実に廃棄できるクロ
ック乗り換え回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フレームあるいはセルを構成するビット列が書き込
み対象の情報として与えられて読み書きが可能である記
憶手段11と、時間軸上におけるビット列の基準となる
第一のクロックとフレームあるいはセルの先頭または末
尾の時点を示す第一の同期信号との何れか一方に同期し
て、記憶手段11に対するそのビット列の書き込みを行
う書き込み制御手段13と、記憶手段11の後段に時間
軸上の基準を与える第二のクロックと、その第二のクロ
ックに同期して先頭または末尾の時点を示す第二の同期
信号との何れか一方に同期して、書き込み制御手段13
によって記憶手段11に書き込まれたビット列を順次読
み出す読み出し制御手段15とを備えたクロック乗り換
え回路において、第一の同期信号と第二の同期信号との
位相差を求め、その位相差と予め与えられた閾値との大
小関係を判定する判定手段17を備え、書き込み制御手
段13には、判定手段17によって判定された大小関係
に応じて書き込みあるいは記憶手段11の書き込みアド
レスの更新を省略する手段を有することを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明は、フレームあるい
はセルを構成するビット列をそのビット列の時間軸上の
基準を与える第一のクロックに同期して取り込み、かつ
直並列変換して並列情報を得る直並列変換手段21と、
直並列変換手段21によって得られた並列情報が書き込
み対象の情報として与えられて読み書きが可能である記
憶手段23と、第一のクロックとフレームあるいはセル
の先頭または末尾の時点を示す第一の同期信号との何れ
か一方に同期して、直並列変換手段21によって得られ
た並列情報の記憶手段23に対する書き込みを行う書き
込み制御手段25と、記憶手段23の後段に時間軸上の
基準を与える第二のクロックと、その第二のクロックに
同期した先頭または末尾の時点を示す第二の同期信号と
の何れか一方に同期して、書き込み制御手段25によっ
て記憶手段23に書き込まれた並列情報を順次読み出す
読み出し制御手段27とを備えたクロック乗り換え回路
において、第一の同期信号と第二の同期信号との位相差
を求め、その位相差と予め与えられた閾値との大小関係
を判定する判定手段29を備え、書き込み制御手段25
には、判定手段29によって判定された大小関係に応じ
て書き込みあるいは記憶手段23の書き込みアドレスの
更新を省略する手段を有することを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明にかかわるクロック乗り
換え回路では、記憶手段11には、フレームあるいはセ
ルを構成するビット列が第一のクロックに同期して与え
られる。このようなフレームやセルは、これらの先頭や
末尾の時点を示す第一の同期信号あるいは上述した第一
のクロックに同期して書き込み制御手段13によって記
憶手段11に書き込まれる。読み出し制御手段15は、
記憶手段11の後段に時間軸上の基準を与える第二のク
ロックと、そのクロックに同期して上述したフレームや
セルの先頭や末尾の時点を示す第二の同期信号との何れ
かに同期して記憶手段11の読み出しを行い、その記憶
手段に書き込み制御手段13によって書き込まれたビッ
ト列を順次読み出して後段に与える。したがって、互い
に非同期の関係にある第一のクロックと第二のクロック
とに個別に同期して作動する段間において、フレームや
セルについて両クロック間の乗り換えが行われる。
【0018】ところで、記憶手段11に与えられるフレ
ームやセルの語長はそのフレームやセルの伝送路の伝送
特性の変動等に起因して増減し、その増減に伴って上述
した第一の同期信号の位相が変動する。判定手段17は
このようにして位相が変動し得る第一の同期信号と上述
した第二の同期信号との位相差を求め、その位相差が予
め決められた閾値との大小関係を判定する。さらに、書
き込み制御手段13は、このような判定の結果に基づい
て記憶手段11に対する書き込みあるいは記憶手段11
の書き込みアドレスの更新を省略する。
【0019】したがって、不正規の語長を有するフレー
ムやセルが記憶手段11の前段で廃棄され、その記憶手
段11の後段において従来行われていたこのようなフレ
ームやセルの廃棄処理や訂正処理が不要となる。請求項
2に記載の発明にかかわるクロック乗り換え回路では、
直並列変換手段21は、フレームあるいはセルを構成す
るビット列をそのビット列の時間軸上の基準を与える第
一のクロックに同期して取り込み、かつ直並列変換して
並列情報を得る。さらに、このような並列情報は、記憶
手段23に書き込み対象として与えられる。また、この
ような並列情報は、上述したフレームやセルの先頭の時
点を示す第一の同期信号あるいは上述した第一のクロッ
クに同期して書き込み制御手段25によって記憶手段2
3に書き込まれる。読み出し制御手段27は、記憶手段
23の後段に時間軸上の基準を与える第二のクロック
と、そのクロックに同期して上述したフレームやセルの
先頭や末尾の時点を示す第二の同期信号との何れかに同
期して記憶手段23の読み出しを行い、その記憶手段に
書き込み制御手段25によって書き込まれたビット列を
順次読み出して後段に与える。したがって、互いに非同
期の関係にある第一のクロックと第二のクロックとに個
別に同期して動作する段間において、フレームやセルに
ついて両クロック間の乗り換えが行われる。
【0020】ところで、記憶手段11に与えられるフレ
ームやセルの語長はそのフレームやセルの伝送路の伝送
特性の変動等に起因して増減し、その増減に伴って上述
した第一の同期信号の位相が変動する。判定手段29は
このようにして位相が変動し得る第一の同期信号と上述
した第二の同期信号との位相差を求め、その位相差が予
め決められた閾値との大小関係を判定する。さらに、書
き込み制御手段25は、このような判定の結果に基づい
て記憶手段23に対する書き込みあるいは記憶手段23
の書き込みアドレスの更新を省略する。
【0021】したがって、不正規の語長を有するフレー
ムやセルが記憶手段23の前段で廃棄され、その記憶手
段23の後段において従来行われていたこのようなフレ
ームやセルの廃棄処理や訂正処理が不要となる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0023】図3は、請求項1、2に記載の発明に対応
した実施例を示す図である。図において、図4に示すも
のと機能および構成が同じものについては、同じ参照番
号を付与して示し、ここではその説明を省略する。本発
明の特徴とする構成は、本実施例では、制御部43に代
えて制御部31が備えられ、直並列変換部41と制御部
31との間に合否判定部32が備えられた点にある。
【0024】合否判定部32では、タイミング監視入力
FRIに直並列変換部41の監視出力FRLENが接続
されて判定出力FRENが制御部31の対応した入力F
RENに接続され、かつ第一ないし第三のクロック入力
HCK、SCK、SCK3およびリセット入力RST
に、ハイウエイクロック、システムクロック、分周シス
テムクロックおよびリセット信号RSTが与えられる。
【0025】なお、本実施例と図1および図2に示すブ
ロック図との対応関係については、メモリ42は記憶手
段11、23に対応し、制御部31は書き込み制御手段
13、25および読み出し制御手段15、27に対応
し、合否判定部32は判定手段17に対応し、直並列変
換部41は直並列変換手段21に対応する。以下、本実
施例の動作を説明する。
【0026】直並列変換部41は、図4に示す従来例と
同様にして副タイミング信号を生成し、かつ並行してタ
イミング信号を取り込んでハイウエイクロックとの同期
を再度とり直すことによりリタイミング信号を生成す
る。
【0027】合否判定部32は、セルの語長(例えば、
ハイウエイクロックの27周期で与えられる。)毎に上
述したリタイミング信号の論理値を求め、かつハイウエ
イクロックとシステムクロックとの乗り換えを行った後
に分周システムクロックとの同期をとることにより、そ
の論理値を示す判定信号を反復して出力する。このよう
な判定信号の位相については、リタイミング信号が生成
される元となったタイミング信号がセルの先頭を示す信
号であるから、ハイウエイクロックとシステムクロック
との間の位相差に起因したスリップが生じない場合には
確実にそのセルの先頭タイミングを与えるが、反対にス
リップが生じた場合には分周システムクロックに対して
位相がシフトする。
【0028】制御部31は、このような判定信号を取り
込んで分周システムクリックの前縁(あるいは後縁)の
タイミングにおける論理値を判定し、その論理値がセル
の先頭タイミングを示すものであるか否か判定する。さ
らに、制御部31は、このような判定の結果が「真」で
ある場合には従来例と同様にして、システムクロックと
分周システムクロックとに同期してメモリ42の書き込
みおよび読み出しにかかわるアドレスおよび制御信号を
生成する。しかし、その判定の結果が「偽」である場合
には、制御部31は、メモリ42の書き込みにかかわる
制御信号の送出を1回のみ保留し、かつ書き込みアドレ
スをインクリメント(あるいはデクリメント)する処理
を保留する。
【0029】このように本実施例によれば、スリップ等
に起因して生じた不正規な語長のセルについて、メモリ
42に対する書き込みが規制されて廃棄が行われるの
で、そのメモリの後段に配置された回路等では、語長が
正規であるセルのみについて所定の処理を行うことがで
き、かつ従来例で必須であったこのようなセルの廃棄や
訂正にかかわる手段が不要となってハードウエアの構成
が簡略化可能となる。
【0030】なお、本実施例では、ビット列が直並列変
換部41によって直並列変換されているが、本発明はこ
のような構成に限定されず、メモリ42の書き込みおよ
び読み出しにかかわるアクセスタイムの範囲内で後段と
のクロックの乗り換えが可能であるならば、直並列変換
部41を含まずに構成可能である。
【0031】また、本実施例では、メモリ42としてラ
ンダムアクセスメモリが用いられているが、本発明はこ
のようなメモリに限定されず、例えば、書き込みと読み
出しとが非同期に可能であって所望の速度でアクセス可
能であり、かつハイウエイクロックの位相の最大シフト
量とシステムクロックの位相および周波数の安定性に適
応したサイズの記憶領域を有するならば、例えば、レジ
スタファイルやFIFOも適用可能である。
【0032】さらに、本実施例では、エラー検出部44
がメモリ42に与えられる書き込みアドレスと読み出し
アドレスとを比較することにより、ハイウエイクロック
とシステムクロックとの間の位相ズレに起因した並列情
報等の欠落が回避されているが、本発明はこのようなエ
ラー検出部を含まない構成のクロック乗り換え回路にも
同様に適用可能である。
【0033】また、本実施例では、請求項1および請求
項2に記載の書き込み制御手段と読み出し制御手段が共
に制御部31によって構成されているが、本発明はこの
ような構成に限定されず、これらの手段に個別に対応し
た回路を用いてもよい。さらに、本実施例では、直並列
変換部41が3ビットの語長の並列情報にセルを直並列
変換しているが、本発明はこのような語長の如何にかか
わらず適用可能である。
【0034】また、本実施例では、セルの語長が「2
7」となっているが、その値が定数であれば、本発明は
どのような語長についても適用可能である。
【0035】
【発明の効果】上述したように請求項1および請求項2
に記載の発明では、第一のクロックと第二のクロックと
の位相差を吸収する記憶手段の前段において、伝送路の
伝送特性の変動等に起因して生じた不正規な語長のフレ
ームやセルが廃棄される。
【0036】したがって、本発明にかかわるクロック乗
り換え回路の後段に配置された回路やユニットでは、従
来例に比較して、語長が不正規なフレームやセルを廃棄
したり誤り訂正を行う処理が不要となってハードウエア
構成が簡略化されて低廉化がはかられ、かつ伝送品質や
信頼性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項1、2に記載の発明に対応した実施例を
示す図である。
【図4】従来のクロック乗り換え回路の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11、23 記憶手段 13、25 書き込み制御手段 15、27 読み出し制御手段 17、29 判定手段 21 直並列変換手段 31、43 制御部 32 合否判定部 41 直並列変換部 42 メモリ 44 エラー検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームあるいはセルを構成するビット
    列が書き込み対象の情報として与えられて読み書きが可
    能である記憶手段と、 前記ビット列の時間軸上の基準となる第一のクロックと
    前記フレームあるいはセルの先頭または末尾の時点を示
    す第一の同期信号との何れか一方に同期して、前記記憶
    手段に対するそのビット列の書き込みを行う書き込み制
    御手段と、 前記記憶手段の後段に時間軸上の基準を与える第二のク
    ロックと、その第二のクロックに同期して前記先頭また
    は末尾の時点を示す第二の同期信号との何れか一方に同
    期して、前記書き込み制御手段によって前記記憶手段に
    書き込まれたビット列を順次読み出す読み出し制御手段
    とを備えたクロック乗り換え回路において、 前記第一の同期信号と前記第二の同期信号との位相差を
    求め、その位相差と予め与えられた閾値との大小関係を
    判定する判定手段を備え、 前記書き込み制御手段には、 前記判定手段によって判定された大小関係に応じて前記
    書き込みあるいは前記記憶手段の書き込みアドレスの更
    新を省略する手段を有することを特徴とするクロック乗
    り換え回路。
  2. 【請求項2】 フレームあるいはセルを構成するビット
    列をそのビット列の時間軸上の基準を与える第一のクロ
    ックに同期して取り込み、かつ直並列変換して並列情報
    を得る直並列変換手段と、 前記直並列変換手段によって得られた並列情報が書き込
    み対象の情報として与えられて読み書きが可能である記
    憶手段と、 前記第一のクロックと前記フレームあるいはセルの先頭
    または末尾の時点を示す第一の同期信号との何れか一方
    に同期して、前記直並列変換手段によって得られた並列
    情報の前記記憶手段に対する書き込みを行う書き込み制
    御手段と、 前記記憶手段の後段に時間軸上の基準を与える第二のク
    ロックと、その第二のクロックに同期した前記先頭また
    は末尾の時点を示す第二の同期信号との何れか一方に同
    期して、前記書き込み制御手段によって前記記憶手段に
    書き込まれた並列情報を順次読み出す読み出し制御手段
    とを備えたクロック乗り換え回路において、 前記第一の同期信号と前記第二の同期信号との位相差を
    求め、その位相差と予め与えられた閾値との大小関係を
    判定する判定手段を備え、 前記書き込み制御手段には、 前記判定手段によって判定された大小関係に応じて前記
    書き込みあるいは前記記憶手段の書き込みアドレスの更
    新を省略する手段を有することを特徴とするクロック乗
    り換え回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147058A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Fujitsu Ltd クロック装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147058A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Fujitsu Ltd クロック装置

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