JPH08213499A - セラミック製パッケージ基体、セラミック製パッケージ及び前記パッケージ基体を用いた封着方法 - Google Patents

セラミック製パッケージ基体、セラミック製パッケージ及び前記パッケージ基体を用いた封着方法

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JPH08213499A
JPH08213499A JP7018995A JP1899595A JPH08213499A JP H08213499 A JPH08213499 A JP H08213499A JP 7018995 A JP7018995 A JP 7018995A JP 1899595 A JP1899595 A JP 1899595A JP H08213499 A JPH08213499 A JP H08213499A
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ceramic
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cavity
lid
ceramic package
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Atsuo Dazai
淳夫 太宰
Yoji Tozawa
洋二 戸澤
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体装置を収納するキャビティ部16と、
キャビティ部16の外周部表面に形成され、セラミック
製リッドとの間を半田で気密に封着するためのメタライ
ズ層20とを備えたセラミック製パッケージ基体11に
おいて、メタライズ層20の少なくともコーナー部の外
側部分に肉厚部20aが形成されているセラミック製パ
ッケージ基体。 【効果】 リッドを用いてパッケージ基体11を封着す
る際、キャビティ部16のガス圧の上昇に対する流動半
田層全体の耐圧性を高めることができ、スプラッターの
発生を防止することができ、かつ完全な封着が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック製パッケー
ジ基体、セラミック製パッケージ及び前記パッケージ基
体を用いた封着方法に関し、より詳細には、ICチップ
やLSIチップ等の半導体チップを搭載することのでき
るセラミック製パッケージ用のパッケージ基体、セラミ
ック製パッケージ及び前記パッケージ基体を用いた封着
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置において、集積回路などの半
導体素子は、パッケージ基体に設けられた半導体素子搭
載部に収納され、該半導体素子搭載部がリッドで気密に
封止されて実用に供されている。アルミナ等のセラミッ
クは耐熱性、耐久性、信頼性などに優れるため、このパ
ッケージ基体及びリッドの材料として好適であり、セラ
ミック製のICパッケージは現在盛んに使用されてい
る。
【0003】このセラミック製パッケージにおいて、セ
ラミック製のパッケージ基体をセラミック製のリッドで
封止する場合には、封止材として半田が利用される。し
かし、半田とセラミックとを直接接合させるのは難しい
ため、通常パッケージ基体及びリッドの封止部には下地
金属層が形成されている。従って、前記パッケージ基体
と前記リッドとは下地金属層を介して半田によって接合
されることになる。
【0004】このような半導体素子を搭載したセラミッ
ク製パッケージ(半導体装置)の構成及び前記半導体装
置の作製方法を具体的に説明する。以下においては、半
導体装置のうち、半導体素子及びワイヤボンディング等
の配線部分を除いた部分をパッケージということにす
る。
【0005】図3(a)はセラミック製パッケージを構
成するリッドを模式的に示した底面図であり、(b)は
(a)に示したリッドのI−I線断面図であり、(c)
はこのリッドが用いられた半導体装置を模式的に示した
断面図である。
【0006】図3(a)及び(b)に示したように、リ
ッド32は、セラミック基板13、その周縁部(図中上
面外周部及び側面)に形成されたメタライズ層14、及
びこのメタライズ層14を覆う半田層35から構成され
ている。この半田層35は、均一な厚さで形成されてお
り、Pbを主成分とし、この主成分にBi、Sn、I
n、Ag等が添加された組成となっている。
【0007】一方、このようなリッド32が用いられた
半導体装置において、パッケージ基体31の中央にはキ
ャビティ部16が形成され、その周囲にはリッド32で
封止する際に用いられるメタライズ層40が形成され、
さらにメタライズ層40の周囲には図示しないマザーボ
ードに接続するための外部接続ピン21が立てられてい
る。また、キャビティ部16は通常その周辺部分が階段
状に構成されており、中間の階段部分にはワイヤボンデ
ィングのためのパッド部19が形成され、底面部分には
LSI等を載置する半導体素子搭載部17が形成されて
いる。そして、このパッケージ基体31に形成されたメ
タライズ層40とリッド32に形成されたメタライズ層
14を介して半田層35によりパッケージ基体31とリ
ッド32とが接合され、半導体素子18が封止されてい
る。
【0008】次に、この半導体装置を作製する方法を説
明する。まず、パッケージ基体31の半導体素子搭載部
17に半導体素子18を接着した後、ワイヤボンディン
グ法により半導体素子18側のパッド部(図示せず)と
パッケージ基体31側のパッド部19とを接続する。
【0009】次に、リッド32の半田層35をパッケー
ジ基体31の上面に形成されているメタライズ層40に
重ね合わせ、バネ、クリップ等の固定治具によってパッ
ケージ基体31上にリッド32を仮固定する。次に、加
熱炉内にリッド32が仮固定されたパッケージ基体31
を搬入し、リッド32に形成されている半田層35を溶
融させてリッド32とパッケージ基体31とを接合さ
せ、その後冷却することによって半導体素子18をパッ
ケージ基体31内に気密に封止する。
【0010】しかし、従来の半導体装置においては、図
4に示すようにリッド32を封着する際、半田層35が
溶けて形成された溶融半田が飛散し、該半田がパッケー
ジ基体31の表面や外部接続ピン21等に付着して、マ
ザーボードへの外部接続ピン21の挿入を阻害したり、
汚れが発生するという問題があった。これは、パッケー
ジ基体31がリッド32で封着される際に、キャビティ
部16における内部圧力が上昇するため、溶融した半田
が内部から吹き出すガスによって吹き飛ばされてしまう
ことに起因すると考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような内部からの
ガス吹き出しによる半田等の封止部材の飛散(スプラッ
ター)は、リッド32に略矩形形状に形成された半田層
35のコーナー部分に起こり易いことがわかっている。
【0012】図5は、封着後のセラミック製パッケージ
の半田層35付近を拡大して模式的に示した断面図であ
り、(a)は辺部における半田層35の断面を示してお
り、(b)はコーナー部における半田層35の断面を示
している。
【0013】図5(a)に示したように、辺部に形成さ
れた半田層35は十分な幅を有するため、封着時におい
て半田層35が溶融状態であってもキャビティ部16の
ガスは吹き出しにくい。しかし、図5(b)に示したよ
うに、メタライズ層40のコーナー部40aにおいて
は、パッケージ基体31に形成されるメタライズ層40
が、辺部40bの場合よりも外側に形成されている場合
には、溶融状態の半田層35の幅が狭くなり、内部ガス
に対する耐圧性が低下するためスプラッターが発生し易
くなるという課題があった。
【0014】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、リッドをパッケージ基体に封着する際、キャ
ビティ内部のガス圧の上昇に対する流動半田層全体の耐
圧性を高めてスプラッターの発生を防止することがで
き、かつ完全な封着が可能なセラミック製パッケージ基
体、セラミック製パッケージ及び前記パッケージ基体を
用いた封着方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るセラミック製パッケージ基体は、半導体
装置を収納するキャビティ部と、該キャビティ部の外周
部表面に形成され、セラミック製リッドとの間を半田で
気密に封着するためのメタライズ層(シールリング)と
を備えたセラミック製パッケージ基体において、前記メ
タライズ層の少なくともコーナー部の外側部分が内側部
分に比べて厚くなっていることを特徴としている
(1)。
【0016】また、本発明に係るセラミック製パッケー
ジは、セラミック製パッケージ基体のキャビティ部の外
周部表面に形成されたメタライズ層を介してセラミック
製リッドが半田によって封着され、キャビティ部が気密
に封止されたセラミック製パッケージにおいて、前記セ
ラミック製パッケージ基体のメタライズ層の少なくとも
コーナー部の外側部分が内側部分に比べて厚くなってい
ることを特徴としている(2)。
【0017】また、本発明に係るセラミック製パッケー
ジの封着方法は、セラミック製パッケージ基体の半導体
装置を収納するキャビティ部の外周部表面に形成された
メタライズ層と、セラミック製リッドの外周縁部に形成
された半田層とを重ね合わせて加熱することにより、前
記キャビティ部を気密に封止するセラミック製パッケー
ジの封着方法において、少なくともコーナー部の外側部
分が内側部分に比べて厚くなっているメタライズ層を有
するセラミック製パッケージ基体と、辺部に比べてコー
ナー部の方が厚い半田層を備えた前記セラミック製リッ
ドとを用いることを特徴としている(3)。
【0018】図1(a)は本発明に係るセラミック製パ
ッケージ基体に形成されたメタライズ層のコーナー部分
を模式的に示した拡大平面図であり、(b)は(a)に
示したセラミック製パッケージ基体のA−A線断面図で
ある。
【0019】本発明に係るセラミック製パッケージ基体
(1)に形成されるメタライズ層は、通常Wを用いて形
成され、図1に示したようにメタライズ層(シールリン
グ)20の少なくともコーナー部の外側部分が内側部分
に比べて厚くなっている。この部分を厚肉部20aと呼
ぶことにすると、この厚肉部20aの厚さdは10〜4
0μmが好ましく、厚肉部20aを除いたメタライズ層
20の厚さcは5〜20μmが好ましい。また、厚肉部
20aの長さaは、矩形形状のメタライズ層20の1辺
の20〜100%程度が好ましく、厚肉部20aの幅b
はメタライズ層20の幅の10〜50%程度が好まし
い。
【0020】この厚肉部20aの厚さdが10μm未満
であると、その他の部分のメタライズ層20との間で厚
み差(段差)がつけにくく、他方厚肉部20aの厚さd
が40μmを超えると、印刷回数が多くなり実用的でな
い。また、厚肉部20aの長さaが矩形形状のメタライ
ズ層20の1辺の20%未満であると、スプラッター発
生を防止する効果が不十分である。厚肉部20aはメタ
ライズ層20の外側部分全体に形成されていてもよい。
【0021】通常、メタライズ層20の厚さを厚くする
ためには、パッケージ基体11の表面となるグリーンシ
ート上の厚くする部分にのみWを含むペーストを印刷、
乾燥させた後、厚くする部分を含めてもう一度全体的に
印刷、乾燥を行い、その後グリーンシートを積層した
後、焼成すればよい。
【0022】一方、リッドに形成される半田層の厚さ
は、全周にわたって一定の厚さでも良いが、コーナー部
が辺部に比べて厚い方が、キャビティ内部のガスをより
効果的に排出することができる。その場合の半田層の厚
さは、コーナー部付近の最も厚い部分で150〜400
μmが好ましく、辺部の最も薄い部分は80〜200μ
mが好ましい。コーナー部付近の厚さが150μm未満
では、半田層の厚さに差をつけることが難しく、他方コ
ーナー部付近の厚さが400μmを超える半田層の形成
は、工程面、経済性等の観点から実用的でない。
【0023】
【作用】図2は、本発明に係るセラミック製パッケージ
基体にリッドを封着することにより作製されたセラミッ
ク製パッケージのコーナー部における接合部分を示した
拡大断面図である。
【0024】図2に示したように、メタライズ層20の
外側部分に形成された厚肉部20aは内側の部分に比べ
て厚くなっているので、平面状のメタライズ層が形成さ
れているときと比較して、メタライズ層14の端面より
も外側に流れる半田層15の量が少なくなり、メタライ
ズ層14の端面よりも内側の部分に半田が十分に残り、
半田層15の幅が十分に確保される。そのため、流動状
態の半田層全体、特にコーナー部の半田層の耐圧性が高
まり、スプラッターの発生が防止される。
【0025】また、辺部に比べてコーナー部の方が厚い
半田層15を備えたリッド12を用いて、図1に示した
セラミック製パッケージ基体11を封着する場合には、
半田層15が溶け始めた後、封止されるキャビティ部1
6と外部との間には、しばらくの間ガスの通路が確保さ
れ、この通路を通って内部のガスが排出される。このよ
うに、キャビティ部16の封止過程において、半田層1
5が溶け始めた後も、キャビティ部16と外部との間に
は通路が確保されるため、スプラッターの発生がより確
実に抑制される。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係るセラミック製パッケージ
基体、セラミック製パッケージ及び前記パッケージ基体
を用いた封着方法の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示した実施例に係るパッケージ基体の構成はメタ
ライズ層を除いて図3に示した従来のパッケージ基体と
同様であり、ここではメタライズ層を除いてその詳しい
説明は省略し、本実施例において使用した各部材の具体
的な材質、寸法、形状等について説明する。
【0027】このパッケージ基体11はアルミナ製であ
り、その辺部の長さを44mm×44mmに、キャビテ
ィ部16が形成された中央部分の厚さを1.32mm
に、外周部の厚さを2.80mmに、キャビティ部16
の外形寸法を22mm×17mmにそれぞれ設定した。
【0028】次に、キャビティ部16の周囲近傍のパッ
ケージ基体11表面に形成されたWからなるメタライズ
層20について、実施例1の場合にはメタライズ層20
の外側部分全体にわたり厚さdが約40μm、幅bが約
50μmの厚肉部20aを形成し、その他の部分の厚さ
cを約15μmに、幅eを200μmに設定した。ま
た、実施例2の場合にはコーナー部の外側部分に厚さd
が約40μm、幅bが約50μm、長さaが約8mmの
厚肉部20aを形成し、その他の部分の厚さcを約15
μmに、その幅eを約200μmに設定した。
【0029】厚肉部20aが形成されたメタライズ層2
0をパッケージ基体の表面に形成するため、パッケージ
基体11の表面となるグリーンシート上の厚くする部分
にのみWを含むペーストを印刷、乾燥させ、さらに厚く
する部分を含めてもう一度メタライズ層20全体への印
刷、乾燥を行い、その後グリーンシートを積層した後、
2 −H2 還元性ガス雰囲気下、1560℃で2時間焼
成を行った。
【0030】また、比較例1に係る従来のパッケージ基
体の場合には、メタライズ層40の厚さを全周にわたり
約15μmに、その幅eを約200μmに設定した。
【0031】一方リッド12はアルミナ製であり、その
辺部の長さを25mm×25mmに、半田層15の厚さ
をコーナー部の最も厚い部分で約280μmに、辺部の
最も薄い部分で約130μmに設定した。
【0032】さらに、半田層15を、Pbを主成分と
し、この主成分にSn:4.1wt%、Ag:1.0w
t%、In:1.1wt%、Bi:8.2wt%が添加
された組成物から構成した。
【0033】このような実施例及び比較例12、32に
係るリッド及びパッケージ基体11、31を用い、従来
の技術で説明した方法と同様の方法で封着を行い、この
ときのスプラッター発生率を測定した。サンプル数は各
実施例及び比較例について100個とした。
【0034】その結果、実施例1の場合には、スプラッ
ター発生率が0%、実施例2の場合にはスプラッター発
生率が0.5%と極めて低レベルであったのに対し、比
較例1の場合には、スプラッター発生率が2.0%と大
きな値を示した。これより、キャビティ部16の周囲に
形成されたメタライズ層20の外側部分が厚いパッケー
ジ基体11や、パッケージ基体11と半田層15のコー
ナー部付近が厚いリッド12との組み合わせが、封着の
際のスプラッターの発生を防止するのに有効であること
が明らかになった。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るセラミ
ック製パッケージ基体(1)にあっては、半導体装置を
収納するキャビティ部と、該キャビティ部の外周部表面
に形成され、セラミック製リッドとの間を半田で気密に
封着するためのメタライズ層とを備えたセラミック製パ
ッケージ基体において、前記メタライズ層の少なくとも
コーナー部の外側部分が内側部分に比べて厚くなってい
るので、リッドをパッケージ基体に封着する際、キャビ
ティ内部のガス圧の上昇に対する流動半田層全体の耐圧
性を高めて、スプラッターの発生を防止することがで
き、かつ完全な封着が可能となる。
【0036】また、本発明に係るセラミック製パッケー
ジ(2)にあっては、セラミック製パッケージ基体のキ
ャビティ部の外周部表面に形成されたメタライズ層を介
してセラミック製リッドが半田によって封着され、キャ
ビティ部が気密に封止されたセラミック製パッケージに
おいて、前記セラミック製パッケージ基体のメタライズ
層の少なくともコーナー部の外側部分が内側部分に比べ
て厚くなっているので、スプラッターの発生のない歩留
りの高いセラミック製パッケージを提供することができ
る。
【0037】また、本発明に係るセラミック製パッケー
ジの封着方法(3)にあっては、セラミック製パッケー
ジ基体の半導体装置を収納するキャビティ部の外周部表
面に形成されたメタライズ層と、セラミック製リッドの
外周縁部に形成された半田層とを重ね合わせて加熱する
ことにより、前記キャビティ部を気密に封止するセラミ
ック製パッケージの封着方法において、少なくともコー
ナー部の外側部分が内側部分に比べて厚くなっているメ
タライズ層を有するセラミック製パッケージ基体と、辺
部に比べてコーナー部の方が厚い半田層を備えた前記セ
ラミック製リッドとを用いるので、キャビティ内部のガ
ス圧の上昇に対する流動半田層全体の耐圧性を高めて、
スプラッターの発生を防止することができ、かつ完全な
封着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るセラミック製パッケージ
基体に形成されたメタライズ層のコーナー部分を模式的
に示した拡大平面図であり、(b)は(a)に示したセ
ラミック製パッケージ基体のA−A線断面図である。
【図2】本発明に係るセラミック製パッケージ基体にリ
ッドを封着することにより作製されたセラミック製パッ
ケージのコーナー部における接合部分を示した拡大断面
図である。
【図3】(a)はセラミック製パッケージを構成するリ
ッドを模式的に示した底面図であり、(b)は(a)に
示したリッドのI−I線断面図であり、(c)はこのリ
ッドが用いられた半導体装置を模式的に示した断面図で
ある。
【図4】スプラッターが発生する様子を示した拡大断面
図である。
【図5】封着後のセラミック製パッケージの半田層付近
を拡大して模式的に示した断面図であり、(a)は辺部
における半田層の断面を示しており、(b)はコーナー
部における半田層の断面を示している。
【符号の説明】
11 パッケージ基体 20 メタライズ層 20a 厚肉部 16 キャビティ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置を収納するキャビティ部と、
    該キャビティ部の外周部表面に形成され、セラミック製
    リッドとの間を半田で気密に封着するためのメタライズ
    層とを備えたセラミック製パッケージ基体において、前
    記メタライズ層の少なくともコーナー部の外側部分が内
    側部分に比べて厚くなっていることを特徴とするセラミ
    ック製パッケージ基体。
  2. 【請求項2】 セラミック製パッケージ基体のキャビテ
    ィ部の外周部表面に形成されたメタライズ層を介してセ
    ラミック製リッドが半田によって封着され、キャビティ
    部が気密に封止されたセラミック製パッケージにおい
    て、前記セラミック製パッケージ基体のメタライズ層の
    少なくともコーナー部の外側部分が内側部分に比べて厚
    くなっていることを特徴とするセラミック製パッケー
    ジ。
  3. 【請求項3】 セラミック製パッケージ基体の半導体装
    置を収納するキャビティ部の外周部表面に形成されたメ
    タライズ層と、セラミック製リッドの外周縁部に形成さ
    れた半田層とを重ね合わせて加熱することにより、前記
    キャビティ部を気密に封止するセラミック製パッケージ
    の封着方法において、少なくともコーナー部の外側部分
    が内側部分に比べて厚くなっているメタライズ層を有す
    るセラミック製パッケージ基体と、辺部に比べてコーナ
    ー部の方が厚い半田層を備えた前記セラミック製リッド
    とを用いることを特徴とするセラミック製パッケージの
    封着方法。
JP7018995A 1995-02-07 1995-02-07 セラミック製パッケージ基体、セラミック製パッケージ及び前記パッケージ基体を用いた封着方法 Pending JPH08213499A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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