JPH08212274A - 半導体装置及びこれを用いた信号処理システム及び演算方法 - Google Patents

半導体装置及びこれを用いた信号処理システム及び演算方法

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JPH08212274A
JPH08212274A JP7016019A JP1601995A JPH08212274A JP H08212274 A JPH08212274 A JP H08212274A JP 7016019 A JP7016019 A JP 7016019A JP 1601995 A JP1601995 A JP 1601995A JP H08212274 A JPH08212274 A JP H08212274A
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semiconductor device
capacitance
terminal
terminals
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Takeshi Ichikawa
武史 市川
Mamoru Miyawaki
守 宮脇
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ信号の算術演算を容易に行うことが
でき、小規模回路で高速、低消費電力化に寄与すること
を目的とする。 【構成】 多入力端子に容量が接続され、該各容量の一
方の端子が共通接続されてセンスアンプに入力される半
導体装置において、上記共通接続される容量に入力する
多入力端子の少なくとも1つ以上の端子と容量の間には
アナログ信号処理回路が接続され、かつ共通接続された
容量端子をリセットする手段を有することを特徴とす
る。また半導体装置を複数個有して、信号処理する信号
処理システムであることを特徴とする。さらに、半導体
装置による演算方法であって、多入力端子のうち少なく
とも1つの端子について、入力端子に接続された容量の
共通接続されていない側の電位が、リセット期間中の電
位とセンシング期間中の電位とは無相関であることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は並列演算処理を行う半導
体装置及びそれを用いた信号処理システム及び該半導体
装置を用いた演算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】従来、並列演算処理を行う半
導体装置においては、並列演算する信号数が増大するに
つれて、回路規模が級数的に増大し、製造コストが増加
し、歩留まりが低下することが知られている。そして回
路規模の増大に伴って、配線等の遅延増大や回路内の演
算数の増加により、演算速度が低下するとともに、当該
演算処理のために消費電力が著しく増加するといった問
題点があった。
【0003】例えば、演算処理の一種である絶対値演算
回路の1例を図15に示す。図において、アナログ信号
A,Bを入力とするA/Dコンバータ101と、信号A
のデジタル値とB信号のデジタル値を入力して相互の差
を出力する減算器102ー1,102ー2と、各減算器
の出力を選択するセレクター103と、セレクター10
3の出力と基準信号とを比較するコンパレータ104か
ら構成されて、絶対値演算を行なう。
【0004】ここで、アナログ信号A,BをまずA/D
コンバータ101でA/D変換をかけデジタル化し、次
いで減算(SUB)演算を行う。このとき信号A,Bに
対して、A−B及びB−Aを行い、その後セレクター
(SEL)103においてプラス側の信号を取り出す例
である(M.Yamashita et.al.IEE
E JOURNAL OF SOLID−STATE
CIRCUITS,VOL.23 NO.4 pp.9
07,1988)。さらにこの値がある値Cより大であ
るか小であるか判定するためにはさらにこの後にコンパ
レータ104を接続する。
【0005】しかしながら、動画像等のリアルタイム処
理を行おうとする場合は、画像信号の圧縮・伸張、間引
き・補間、DCT・逆DCT、量子化・逆量子化など
と、上記演算処理数が極めて多く、よりリアルな画像を
得るためには階調数をより多くとろうとした場合、bi
t数が増大し、即ち回路規模が級数的に増大し、そのた
め処理スピードが遅くなってしまうという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、回路
規模の縮小、演算速度の向上及び消費電力の低減を図る
ことができる半導体装置、それを用いた信号処理システ
ム、及びその演算方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による第
1の発明は、多入力端子に容量が接続され、該各容量の
一方の端子が共通接続されてセンスアンプに入力される
半導体装置において、上記共通の容量に入力する多入力
端子の少なくとも1つ以上の端子と容量の間にはアナロ
グ信号処理回路が接続され、かつ共通接続された容量端
子をリセットする手段を有することを特徴とする。上記
構成においてアナログ信号の算術演算を容易に行うこと
ができ、小規模回路で高速、低消費電力化に寄与する大
きな効果がある。
【0008】本発明による第2の発明は、多入力端子に
容量が接続され、該各容量の一方の端子が共通接続され
たセンスアンプに入力される半導体装置において、多入
力端子の少なくとも2つ以上の端子が各々スイッチを介
して共通接続された容量に接続され、上記共通の容量に
入力する多入力端子の少なくとも1つ以上の端子とスイ
ッチの間にはアナログ信号処理回路が接続され、かつ共
通接続された容量端子をリセットする手段を有すること
を特徴とする。上記構成においてアナログ信号の算術演
算を容易に行うことができ、小規模回路で高速、低消費
電力化に寄与する大きな効果がある。
【0009】本発明による第3の発明は、該容量、セン
スアンプ、アナログ信号処理回路が同一チップ内にある
ことを特徴とする。
【0010】本発明による第4の発明は、前記アナログ
信号処理回路がホールド回路であることを特徴とする。
【0011】本発明による第5の発明は、前記アナログ
信号処理回路が増幅器であることを特徴とする。
【0012】本発明による第6の発明は、共通接続され
た容量端子をリセットする手段がMOSFETで、かつ
該リセット手段駆動パルスと逆相パルスを入力する構造
体が同一端子に接続されていることを特徴とする。上記
構成においてより正確にアナログ算術演算を行うことが
でき、小規模回路で高速、低消費電力化に寄与する大き
な効果がある。
【0013】本発明による第7の発明は、該スイッチ駆
動パルスと逆相のパルスを入力する構造体が該スイッチ
手段と該容量の間の端子に接続されていることを特徴と
する。
【0014】本発明による第8の発明は、請求項1もし
くは2に記載の半導体装置を用いて、アナログ信号A,
Bに対してA−Bなる減算演算を行うことを特徴とす
る。
【0015】本発明による第9の発明は、請求項1もし
くは2に記載の半導体装置を複数個有しアナログ信号
A,Bに対して絶対値|A−B|<Cなる絶対値演算を
行うことを特徴とする。
【0016】本発明による第10の発明は、上記の半導
体装置を用いたことを特徴とする信号処理システムであ
る。
【0017】本発明による第11の発明は、半導体装置
の演算方法であって、該多入力端子のうち少なくとも1
つの端子において、入力端子に接続された容量の共通接
続されていない側の電位が、リセット期間中の電位とセ
ンシング期間中の電位では無相関であることを特徴とす
る。
【0018】本発明による第12の発明は、共通接続さ
れた容量端子をリセットしている期間中に、上記共通の
容量に接続されたスイッチのうちの1つに少なくともo
n状態の期間があり、その後該スイッチがoff状態で
かつリセットを終了した後に、共通の容量に接続された
他のスイッチの少なくとも1つがon状態となり、入力
端子に接続された容量の、共通接続されていない側の電
位がリセット期間中の電位とセンシング期間中の電位で
は無相関であることを特徴とする。
【0019】
【実施例】
〔実施例1〕本発明による実施例1について、図1の模
式説明図を参照しつつ詳細に説明する。本実施例はアナ
ログ信号A,Bがある値δより小さい(A−B<δ)こ
とを計算する回路である。
【0020】同図において、Q1−Q2は入力端子で、
2個の多入力端子である。202−1〜202−2はキ
ャパシタで、その値は共通でも各々異なっていてもよ
い。205はセンスアンプ、206はセンスアンプ内の
インバータ、204はセンスアンプ内の第2のインバー
タ、207はインバータをリセットするためのリセット
スイッチ、210はリセット電源、211は出力端子、
209はキャパシタ202の共通接続された一端200
に寄生する寄生容量を含めた容量を表わしたものであ
る。入力端子Q1と容量201ー1の間にはアナログ信
号電圧を増幅する増幅器241が接続されている。
【0021】以下、本実施例の動作を説明する。まず入
力端子Q1にアナログ信号B(V)(増幅後の値)の信
号を入れ、一方入力端子Q2にはある値δを入力する。
この状態で、リセットスイッチ207をonして、共通
接続された容量端子200をV0例えば2.5(V)に
リセットする。次いでリセットスイッチ207をoff
した後、Q1,Q2にそれぞれA(V)(増幅後の
値),0(V)の信号を入力する。この時センスアンプ
入力部の電位V1は、次の式で決定される値となる。
【0022】 C1(V0−B)+C2(V0−δ)+Cz・V0 =C1(V1−A)+C2・V1+Cz・V1 V1=V0+{C1(A−B)−C2・δ}/(C1+C2+Cz) =V0+{C1(A−B−(C2/C1)δ)}/(C1+C2+Cz) ただし、Czは端子200に寄生する寄生容量等の容量
値である。ここで、簡単にC1=C2とすると、 V1=V0+(A−B−δ)C1/ΣCi ただし、ΣCi=C1+C2+Czとしている。V0を
センスアンプ入力端のインバータ206の論理反転電位
とすると、(A−B−δ)の値が正ならば反転、負なら
ば非反転を出力する。結局、それぞれ各容量の入力端側
に入力される電位変化に応じてセンスアンプの出力端2
11には、A−B>δのときにはHIGH LEVEL
が、A−B<δのときにはLOWLEVELのデジタル
信号が出力される。この時リセット期間中の電位Bとセ
ンシング期間中の電位Aには特に相関がない。アナログ
信号として任意な値を演算できる。
【0023】上記実施例では2つの多入力端子に入力さ
れる信号について説明したが、以上の様に構成すること
でアナログ信号を含む信号を、高速に並列演算及びデジ
タル化を行う回路が構成される。従来のアナログ回路に
おいては、入力されたアナログ信号を、アナログ処理し
た値を出力する方式や、アナログ信号に対応したデジタ
ル信号に一旦変換(A/Dコンバータ)した後、その値
を演算し出力する(上記従来例もこの例である)方法が
あるのに対して、本発明によると、入力されたアナログ
信号に対し、演算及びデジタル変換が同一回路で実施さ
れるという非常に大きな特徴、効果が生じる。
【0024】そのため、本発明の回路においては通常の
論理回路と比べてトランジスタの数が少なく構成でき、
高速化と合わせて低消費電力化にも適している。また半
導体回路としてはアナログ処理装置を含む、図1にある
ような全ての回路は同一チップ内にあることが好ましい
ことは言うまでもなく、同一チップ内蔵とすることによ
って、更にチップの縮小化、高速、低消費電力化に適し
ている。
【0025】また、ここでいうアナログ信号処理回路と
は特に限定せず任意であるが、例えば増幅器、ホールド
回路、サンプル&ホールド回路、バッファ、センサー、
及びD/A変換器やA/D変換器等のことを示す。
【0026】さらに、ここでは2入力2容量の回路では
あるが特許請求の範囲内でこれに限定されないことはい
うまでもなく、例えば、5入力信号が多入力端子に供給
される場合、(A+B−C−D−E)というような多入
力演算の例も同様に動作・作用させ得ることはいうまで
もない。
【0027】次に共通接続された容量端子200をリセ
ットする手段に関連して、図2を用いて詳細に説明す
る。図2は図1の容量C(202)から共通接続された
端子200を通してセンスアンプ出力までの詳細図の一
例である。この図では共通接続された端子200をリセ
ット電源210によりリセットする手段としてNMOS
トランジスタ400を用いている。リセットするための
駆動パルスφRESはNMOSトランジスタのゲートに
入力される。ここではNMOSトランジスタであるの
で、例えば駆動信号パルスφRESがハイレベルの間で
共通接続された端子200を電源210によりリセット
し、その後信号パルスφRESをローレベルにしてNM
OSトランジスタをoffし、共通接続された端子20
0をフローティング状態にする。
【0028】一方、信号パルスφRESと逆相のパルス
φRES(bar)を容量401を介して共通接続され
た端子200に入力する構造体を接続することにより、
信号パルスφRESがNMOSトランジスタをoffす
るときに生じる、トランジスタのゲートとドレイン(共
通接続された端子200側)の重なり容量と209に示
す容量との容量分割による共通接続された端子200の
電圧変化を打ち消すことが可能となり、リセット電源2
10の電位に、より正確に共通接続された端子をリセッ
トすることができるため好ましい。例えば一例として共
通接続された端子200の電圧をインバータ206の論
理反転電圧付近に設定した場合は、その値がインバータ
206の論理反転電圧に近ければ近いほど、共通接続さ
れた端子200に生じる微小信号変化に対応して出力で
きる、すなわち感度が高くなることは明らかであり、高
速応答可能でそのため低消費電力化にも寄与することは
言うまでもなく大きな効果がある。
【0029】ここで用いた容量401の値はNMOSト
ランジスタのゲート−ドレイン重なり容量の値に近いほ
ど電源210の電位に近くリセットされるためにより好
ましいがこれに限定されることはなく、例えば半分の値
等、値が異なっても大きな効果が生じることは言うまで
もない。
【0030】図3では、図2の構造体の別態様を示し、
この構造体403はNMOSトランジスタのドレインと
ソースを共通端子としてかつ容量が共通接続された端子
200に接続されている。NMOSトランジスタ400
の容量は主にトランジスタのゲートとドレイン(共通接
続された端子200側)の重なり容量であるが、その容
量値はソース/ドレインの不純物量やトランジスタ形成
する熱履歴などにより依存する量であり、正確に設計し
作成するにはなかなか難しい上に、ゲート電圧依存性が
ある。このようなNMOSトランジスタ400と、電圧
依存性も含めて同じ容量を持つものとして考えられる構
造体403が、図3で示されるような構造体である。こ
のような構造体403の容量は、電圧依存性も含めて、
リセットする手段として使用しているNMOSトランジ
スタ400とほぼ同じ容量値とすることができる。図3
の例ではリセット手段や逆相パルスを印加される構造体
403としてNMOSトランジスタが各々1個接続され
ている例で示したが本特許はこれに限定されるわけでは
ないことは言うまでもなく、リセット手段や逆相パルス
が印加される構造体403がそれぞれPMOSトランジ
スタの場合や、複数個接続されている場合、リセット手
段にNMOSトランジスタ、PMOSトランジスタの両
者を用い、各々に対して逆相パルスが印加される構造体
を持つものでも全く構わない。またリセット手段がNM
OSトランジスタで逆相パルスが印加される構造体がP
MOSトランジスタの場合やその逆の形でもよい。
【0031】〔実施例2〕図4は本発明の第2実施例の
特徴を示した模式説明図である。アナログ信号A,Bの
絶対値がある値δより小さい(|A−B|<δ)ことを
計算する回路である。
【0032】同図においてQ1−Q3は入力端子で3個
の多入力端子である(Q3は0V)。221−3〜22
1−6はスイッチである。202−1〜202−4はキ
ャパシタで、その値は共通でも各々異なっていてもよ
い。205−1,205−2はセンスアンプ、206−
1,206−2はセンスアンプ内のインバータ、204
−1,204−2はセンスアンプ205−1,205−
2内の第2のインバータ、208はセンスアンプ205
−1,205−2内の第3のインバータ、207−1,
207−2はインバータ206−1,206−2をリセ
ットするためのリセットスイッチ、211は出力端子、
209−1,209−2はキャパシタ202の共通接続
された一端200ー1,200ー2に寄生する寄生容量
を含めた容量を表わしたものである。また230ー1〜
3はインバータ、260はNAND回路、240はスイ
ッチである。Q1と容量202ー2,202ー3の間に
はアナログ信号電圧を増幅する電圧増幅器251が接続
されている。
【0033】以下、本実施例の動作を説明する。まず入
力端子Q1にアナログ信号B(V)(増幅後の値)の信
号を入れ、一方入力端子Q2にはある値δを、入力端子
Q3に0(V)を入力する。スイッチは221−3と2
21−6をon状態にして、かつこの状態でリセットス
イッチ207ー1,207ー2をonして共通接続され
た容量端子200ー1,200ー2をV0にリセットす
る。この図ではインバータ206ー1,206ー2にチ
ョッパ型CMOSインバータを用い論理反転電圧にリセ
ットしている。次いでスイッチ221−3,221−6
及びリセットスイッチ207ー1,207ー2をoff
し、入力端子Q1にA(V)(増幅後の値)の信号を入
力し、かつスイッチ221−4,221−5をon状態
にする。この時各センスアンプ205ー1,205ー2
の入力部200ー1,200ー2の電位V1,V1’
は、次の式で決定される値となる。
【0034】 C1(V0−B)+C2(V0−δ)+Cz・V0 =C1(V1−A)+C2・V1+Cz・V1 V1=V0+{C1(A−B)−C2・δ}/(C1+C2+Cz) =V0+{C1(A−B−(C2/C1)δ)}/(C1+C2+Cz) ただし、Czは共通接続した端子200の寄生容量等の
容量値を示す。ここで、簡単にC1=C2とすると、V1=V0+(A−B−δ)C1/ΣCi となる。また、 C1(V0−B)+C2・V0+Cz・V0 =C1(V1’−A)+C2(V1’−δ)+Cz・V1’ V1’=V0+{C1(A−B)+C2・δ}/(C1+C2+Cz) =V0+{C1(A−B+(C2/C1)δ)}/(C1+C2+Cz) ここで、簡単にC1=C2とすると、V1’=V0+(A−B+δ)C1/ΣCi V0はセンスアンプ205ー1,205ー2の入力端の
インバータ206−1,206−2の論理反転電位であ
るから、(A−B−δ)もしくは(A−B+δ)の値が
正ならば反転、負ならば非反転出力を出力する(図5
(a))。結局、それぞれ各容量の入力端側に入力され
る電位変化に応じて、センスアンプ205ー1,205
ー2の出力端αにはA−B>δのときHIGH LEV
ELが、A−B<δのときLOW LEVELの信号
が、また出力端βにはA−B>ーδのときHIGH L
EVELが、A−B<ーδのときLOW LEVELの
信号が、それぞそ出力される(図5(b))。従って、
NAND回路260を通った出力としては、図5(c)
のような特性になり、インバータ230ー1〜3を通し
た出力端では、|A−B|<δの時にHIGHが出力さ
れる絶対値演算回路となる(図5(d))。また|A−
B|>δの時にLOWが出力される絶対値演算回路とな
る(図5(d))。トランジスタ数としては図3に示す
ように極めて少なく、以上の様に構成することでアナロ
グ信号を含む信号を、高速に並列演算を行う回路が構成
される。この回路においては通常の論理回路と比べて、
トランジスタの数が少なく、高速化と合わせて低消費電
力化にも適していることは言うまでもない。例えば、従
来例で述べたCMOS構成でアナログ信号の絶対値演算
|A−B|<δを256階調(8bits)で行うこと
を想定すると、図15に示したように、8bits A
/Dコンバータと、8bits減算器が2個(A−Bと
B−A)と、セレクタと、8bitsコンパレータとい
うかなり多くのトランジスタを含む回路が必要となる
が、本発明の回路によれば、電源電圧を5Vとしたと
き、20mV以下の検出精度即ち256階調に相当する
精度の絶対値演算を図3に示すごとく、多入力端子と容
量とセンスアンプとNAND回路とインバータとによっ
て、非常に少ないトランジスタで回路を構成することが
できた。
【0035】〔実施例3〕本発明による実施例3につい
て、図6の模式説明図を示して詳細に説明する。図にお
いては、アナログ信号A,Bがある値δより小さい(A
−B<δ)ことを計算する回路である。
【0036】同図において、Q1〜Q4は入力端子で4
個の多入力端子である。221−1〜221−4はスイ
ッチである。202−1,202−2はキャパシタで、
その値は共通でも各々異なっていてもよい。205はセ
ンスアンプ、206はセンスアンプ205内のインバー
タ、204はセンスアンプ205内の第2のインバー
タ、207はインバータ206の入力端子及び共通接続
された端子200をリセットするためのリセットスイッ
チ、210はリセット電源、211はセンスアンプ20
5の出力端子、209はキャパシタ202の共通接続さ
れた一端200につく寄生容量を含めた容量を表わした
ものである。入力端子Q1及びQ2とスイッチの間には
アナログ信号電圧を増幅する増幅器241,242が接
続されている。
【0037】以下、本実施例の動作を説明する。まず入
力端子Q1にアナログ信号B(V)(増幅後)の信号を
入れ、一方入力端子Q3にはある値δを入力する。入力
端子Q2,Q4は任意である。スイッチは221−1と
221−3をon状態にして、かつこの状態で共通接続
された容量端子200をV0例えば2.5(V)にリセ
ットする。次いでスイッチ221−1,221−3及び
リセットスイッチ207をoffし、入力端子Q2,Q
4にそれぞれA(V)(増幅後),0(V)の信号を入
力し、かつスイッチ221−2,221−4をon状態
にする。このスイッチ221−1〜4およびリセットス
イッチ207には、実施例1で示したようなスイッチ駆
動パルスと逆相のパルスを入力する構造体がこのスイッ
チと容量の間の端子に接続されていることが好ましい。
これを接続することによりスイッチ駆動パルスをoff
したときに生じるゲートとドレインの容量による電圧変
化を小さくすることができるため、センス系の精度が上
がり、高速検出をも可能にする。
【0038】この時、センスアンプ205入力部の電位
V1は、次の式で決定される値となる。
【0039】 C1(V0−B)+C2(V0−δ)+Cz・V0 =C1(V1−A)+C2・V1+Cz・V1 V1=V0+{C1(A−B)−C2・δ}/(C1+C2+Cz) =V0+{C1(A−B)−(C2/C1)δ)}/(C1+C2+Cz) ただし、Czは共通接続の端子200の寄生容量を含む
容量値である。ここで、簡単にC1=C2とすると V1=V0+(A−B−δ)C1/ΣCi ただし、ΣCi=C1+C2+Czである。リセット電
圧V0をセンスアンプ205の入力端のインバータ20
6の論理反転電位とすると、(A−B−δ)の値が正な
らば反転、負ならば非反転と出力する。結局、それぞれ
各容量の入力端側に入力される電位変化に応じてセンス
アンプ205の出力端211にはA−B>δのときHI
GH LEVELが、A−B<δのときLOW LEV
ELの信号が出力される。以上の様に構成することで、
アナログ信号を含む信号を、高速に並列演算を行う回路
が構成される。この回路においては、通常の論理回路と
比べてトランジスタの数が少なく構成でき、高速化と合
わせて、低消費電力化にも適している。また、ここでは
4入力2容量の回路ではあるが、これに限定されないこ
とは言うまでもない。
【0040】〔実施例4〕本発明による実施例4につい
て、図7の模式説明図に示して詳細に説明する。本実施
例4は、アナログ信号A,Bの絶対値がある値δより小
さい(|A−B|<δ)ことを計算する回路である。
【0041】同図において、Q1−Q4は入力端子で4
個の多入力端子である(Q4は0V)。221−1〜2
21−6はスイッチである。202−1〜202−4は
キャパシタで、その値は共通でも各々異なっていてもよ
い。205−1,205−2はセンスアンプ、206−
1,206−2はセンスアンプ205内のインバータ、
204−1,204−2はセンスアンプ205内の第2
のインバータ、208はセンスアンプ205ー1内の第
3のインバータ、207−1,207−2はインバータ
の入力側及び共通接続された端子200ー1,200ー
2をリセットするためのリセットスイッチ、211は出
力端子、209−1,209−2はキャパシタ202の
共通接続された一端200ー1,200ー2につく寄生
容量を含めた容量を表わしたものである。230ー1〜
230ー3はインバータ、260はNAND回路、24
0はスイッチである。入力端子Q1,Q2とスイッチ2
21ー1,221ー2の間には、アナログ信号電圧を増
幅する電圧増幅器251,252が接続されている。
【0042】以下、本実施例の動作を説明する。まず入
力端子Q1にアナログ信号B(V)(増幅後)の信号を
入れ、一方入力端子Q3にはある値δを、入力端子Q4
に0(V)を入力する。入力端子Q2は任意である。ス
イッチは221−1と221−3、221−6をon状
態にして、かつこの状態で共通接続された容量端子20
0ー1,200ー2をV0にリセットする。この図で
は、インバータ206ー1,206ー2にチョッパ型C
MOSインバータを用い、リセットスイッチ207ー
1,207ー2をonして論理反転電圧にリセットして
いる。次いでスイッチ221−1,221−3,221
−6及びリセットスイッチ207をoffし、Q2にA
(V)(増幅後)の信号を入力し、かつスイッチ221
−2,221−4,221−5をon状態にする。この
時、各センスアンプ入力部200ー1,200ー2の電
位V1,V1’は、実施例2と同様にC1=C2とする
と次の値となる。
【0043】V1=V0+(A−B−δ)C1/ΣCi V1’=V0+(A−B+δ)C1/ΣCi 実施例2と同様に、出力端211では、|A−B|<δ
の時にHIGHが出力される絶対値演算回路となる。ト
ランジスタ数としては図7に示すように極めて少なく、
アナログ信号を含む信号を、高速に並列演算を行う回路
が構成される。この回路においては通常の論理回路と比
べて、トランジスタの数が少なく、高速化と合わせて低
消費電力化にも適していることは言うまでもない。本発
明の回路によれば電源電圧は5Vとしたとき、20mV
以下の検出精度即ち256階調に相当する絶対値演算
を、図7に示すごとく非常に少ないトランジスタで回路
を構成することができた。また本発明がこの実施例に限
定されないことは言うまでもない。
【0044】〔実施例5〕本発明による実施例5につい
て、図8の模式説明図を示して詳細に説明する。本実施
例5は、アナログ信号A,Bある値δより小さい(A−
B<δ)ことを計算する回路である。
【0045】同図において、Q1−Q4は入力端子で4
個の多入力端子である。221−1〜221−4はスイ
ッチである。202−1〜202−2はキャパシタでそ
の値は共通でも各々異なっていてもよい。205はセン
スアンプ、206はセンスアンプ205内のインバー
タ、204はセンスアンプ205内の第2のインバー
タ、207はインバータ205の入力端である共通接続
された端子200をリセットするためのリセットスイッ
チ、210はリセット電源、211はセンスアンプ20
5の出力端子、209はキャパシタ202の共通接続さ
れた一端200に寄生する寄生容量を含めた容量を表わ
したものである。入力端子Q1及びQ2とスイッチ22
1の間にはアナログ信号をホールドするホールド回路2
71,272が接続されている。
【0046】以下、本実施例の動作を説明する。まず入
力端子Q1にアナログ信号B(t)(V)の信号を、入
力端子Q2にはアナログ信号A(t)(V)の信号を入
れ、一方入力端子Q3にはある値δ(一定)を入力す
る。入力端子Q4は任意である。ある時刻のアナログ電
位(B(t0),A(t0))をそれぞれホールド回路
でホールドし、スイッチは221−1と221−3をo
n状態にして、かつ、この状態で、リセットスイッチ2
07をonしてリセット電源210を供給し、共通接続
された容量端子200をV0例えば2.5(V)にリセ
ットする。次いでスイッチ221−1,221−3及び
リセットスイッチ207をoffし、入力端子Q2,Q
4にそれぞれホールドしていたA(t0),0(V)の
信号を入力し、かつスイッチ221−2,221−4を
on状態にする。この時センスアンプ205の入力部の
電位V1は、次の式で決定される値となる。
【0047】 C1(V0−B(t0))+C2(V0−δ)+Cz・V0 =C1(V1−At0))+C2・V1+Cz・V1 V1=V0+{C1(A(t0)−B(t0))−C2・δ} /(C1+C2+Cz) =V0+{C1(A(t0)−B(t0)−(C2/C1)δ)} /(C1+C2+Cz) ただし、Czは共通接続された端子200の寄生容量を
含む容量である。ここで、簡単にC1=C2とすると V1=V0+(A(t0)−B(t0)−δ)C1/ΣCi ただし、ΣCi=C1+C2+Czとしている。ここ
で、リセット電圧V0をセンスアンプ入力端200のイ
ンバータ206の論理反転電位とすると、(A(t0)
−B(t0)−δ)の値が正ならば反転、負ならば非反
転電位を出力する。結局、それぞれ各容量の入力端側に
入力される電位変化に応じてセンスアンプ205の出力
端211には、A(t0)−B(t0)>δのときHI
GH LEVELが、A(t0)−B(t0)<δのと
きLOW LEVELの信号が出力される。以上の様に
構成することで、同時間に入力される2つのアナログ信
号を、高速に並列演算を行う回路が構成される。この回
路においては、通常の論理回路と比べてトランジスタの
数が少なく構成でき、高速化と合わせて、低消費電力化
にも適している。またこの実施例の回路、使用法に限定
されないことは言うまでもない。
【0048】〔実施例6〕本発明による実施例6を図9
に示す。実施例6は、本発明の技術を従来回路技術と融
合し、動画像等の動き検出チップを実現したものであ
る。図9において、161、162は、それぞれ基準デ
ータ、参照データが格納されているメモリ部、163は
基準データ、参照データの値に対して絶対値演算を行う
相関演算部であり、上記本実施例で述べた回路を用いて
いる。164はチップ全体を制御するコントロール部、
165は相関演算部163の相関結果の加算演算部、1
66は加算演算部165の加算結果の最小値を格納して
いるレジスタ部、167は比較器とおよび最小値とのア
ドレスの格納を行なう比較記憶部、168は出力バッフ
ァー及び出力結果格納部である。入力バス169には基
準データ列が入力され、一方、入力バス170には基準
データ列と比較すべき参照データ列が入力される。メモ
リ部161、162は、SRAMからなり、通常のCM
OS回路で構成される。
【0049】参照データメモリ部162と基準データメ
モリ部161から入力された相関演算部163の相関演
算に送られたデータは、本発明による相関演算回路によ
り相関演算されるため、高速並列処理であり、極めて高
速化が達成されるばかりでなく、少ない素子数で構成さ
れ、チップサイズが小さくなり、低コスト化が実現でき
るものである。相関演算結果は加算演算部165で相関
演算のスコア(評価)を行ない、上記相関演算以前まで
の最大相関結果(加算値が最小値となる)が格納されて
いるレジスタ部166との比較を比較記憶部167で行
なう。仮に今回の演算結果が前回までの最小値よりもさ
らに小さい場合は、その結果が、新たにレジスタ部16
6に格納され、前回までの結果が小さい場合は、その結
果が維持される。このような動作を行なうことにより、
最大相関結果が常にレジスタ部166に格納され、すべ
てのデータ列の演算終了後、その結果が出力バス171
より例えば16ビット信号として出力される。
【0050】なお、絶対値演算を行う相関演算部16
3、コントロール部164、加算演算部165、レジス
タ部166、比較記憶部167、出力結果格納部168
は、今回通常のCMOS回路により構成したが、特に相
関演算部163などは、本発明のアナログ処理回路を介
した多入力端子を有する半導体装置を設けて、絶対値演
算を行う相関演算部でセンスアンプを含み正確な動作を
実現し、高速処理が実現される。以上述べたように、高
速性、低コスト性のみならず、容量をベースに演算を実
行するため、消費電流が少なく低パワー化が実現でき、
8mmVTRカメラ等の携帯機器等にも好適である。
【0051】〔実施例7〕本発明による実施例7の処理
方法について、画像などの動き検知を例にとって説明す
る。時刻t1 の第1フレームのデータをxij(l
n,lm)、時刻t2 の第2フレームのデータを
ij(ln,lm)とする。ただし、t1
<t2 である。今、xijのある領域、例えば(x34,x
44,x35,x45)の画像データが、時刻t2 の時にどこ
に移動したかを調べることにする。この場合、yijの中
からまず探索領域yk1(kn,lm)を指定する。
最も望ましくは、全領域で調べるべきであるが、予測機
能を活用して、処理すべき画像が時刻t1 から時刻t2
の間に移動すると考えられる領域にすれば、その分、演
算回数が制限できる。従来の方法は、上記探索領域yk1
の中から(x34,x44,x35,x45)に対応するデータ
列について、すべて相関演算を行っていたため、膨大な
演算回路になっていたが、本発明では、上記探索領域か
ら選択領域を間引いて、yデータ列を選択する。
【0052】本実施例では、縦方向、横方向に3画素づ
つずらして選択した。例えば(y11,y21,y12
22),(y14,y24,y15,y25)等である。
【0053】これらに対して、デジタル/アナログ変換
(D/A変換)を行う。D/A変換後、以下に示す演算
を行う。例えば(y11,y21,y12,y22)列に対して
は、 同様に、(y14,y24,y15,y25)に対しても 以上の演算を上記探索領域yk1の中からまず最初に選択
されたデータ列について実行し、各データ列について加
算処理を行う。
【0054】加算値 Σi Δ1 i ,Σi Δ2 i ,・・・
・・Σi Δp i のデータを図10の1〜8に示す。図1
0において、1はΣi Δ1 i の値、2はΣi Δ2 i
値、この場合、pが5の時加算値が最大となり、次にp
=4、p=6の順となっている。本実施例では、加算値
が上位3番目までの範囲を15に示す如く次のデータ列
選択領域とした。これにより演算範囲がしぼり込める。
この第2の探索領域y’ k1から、同様に(x34,x44
35,x45)に対応するデータ列を選択し、前回と同様
の計算を行う。ここで、前回と異なる点は(1),
(2)式等に示す相関有無の判定条件δを前回よりも狭
くし、精度を向上させる点と、データ列の選択に際し
て、選択の間隔を狭くする点にある。本実施例では、選
択の間隔を2画素づつずらして選択した。その時の結果
を図10に示す。
【0055】判定条件δ2 での2回目の演算を9〜12
に示す。これにより11に示すデータ列の場合、最も相
関が大きく、次に、順に10,12となっている。前回
と同様、探索領域は16に示す部分にしぼり込むことが
できた。従って、上記探索領域16のさらに限定された
領域で、判定条件δ3 を前回の条件よりさらに狭くし、
相関演算を行い、図10の14に示す位置が、最も時刻
1 の第1フレームのデータのxij(x34,x44
35,x45)と相関が強く、動きベクトルが計算でき
た。
【0056】本実施例においては、あるデータ(x34
44,x35,x45)という領域についてのみ説明した
が、これらの演算が複数領域に渡って並列に進められる
ことは言うまでもない。
【0057】また、判定条件の結果の出力が“1”と
“0”という例で説明したが、これに限定されず、多値
出力を演算してもよい。
【0058】以上のアルゴリズムで説明したように、本
方式は、階層的に相関演算を実行し、かつ、その階層ご
とに相関演算自体をフレキシブルに変更するという特徴
をもつ。
【0059】図10に示す如く、判定条件を広くする
と、最適値からずれた場合の評価関数(本方式では加算
値)の変化は小さいが、変化そのものは、広い領域に広
がっている。したがって、最適値がありそうな領域をお
おまかに探索するのに向いている。従来の方式で、飛び
飛びの探索を行うと、最適値からわずかにずれると、そ
の評価関数はほとんど変化しなく、最適値の近傍のみで
急激に変化するため、最適値のある領域を見失う可能性
があった。以上の理由により、本方式は高速かつ高精度
に相関演算が実行できることがわかる。
【0060】次に、以上に説明したアルゴリズムを実行
するLSI回路構成について、図11を用いて説明す
る。図11において、20は時刻t1 の画像データ(例
えば輝度信号等に変換されたものでもよい)が格納され
ているフレームメモリ、21は時刻t2 の画像データが
格納されているフレームメモリである。フレームメモリ
内のデータはXij(i=1〜5、j=1〜5)に示す如
く、複数領域に分割されている。各々分割されている領
域ごとに動き量を検出するため、検出領域ごとにバッフ
ァメモリ22,23に例えば領域X33,X34のデータを
読出す。図11においては、この2つについて記述した
が、このバッファメモリ22,23の数は設計に応じて
変更可能である。時刻t1 の時はフレームメモリ20の
データが基準となり、時刻t2 の時にどこに移動したか
を調べる。よって時刻t1 のデータnはそれぞれX33
34のデータのみで、画像データはその領域のもののみ
でよい。しかし、時刻t3 の時、時刻t2 データが格納
されているデータが基準となるため、時刻t3 の時のデ
ータn+2は、図11の241 ,242 に示す如く探索
範囲におよび、大きくなっている。
【0061】一方、フレームメモリ21のデータは同様
にバッファ25,26に読出されるが、上記説明の如
く、時刻t1 のデータの探索領域を含むデータを読出す
ため、271 ,272 に示す如くそれぞれオーバーラッ
プした広いデータ(図11ではxの1画像に対してyの
9画像を予測する)が読出されている。
【0062】次に、階層型相関演算をやる時の探索の間
引き量及び判定条件を、29に示す制御ユニットから各
相関演算ユニットコントローラ30,31,32,33
へ指定する。
【0063】ここで、各コントローラ30〜33を設け
たのは、例えば、ある領域はコントラストが極めて小さ
い画像とかコントラストが高い画像とか異なる場合、そ
れに応じて判定条件等を個々に設定できるようにするた
めである。間引き量に応じて各相関演算ユニットコント
ローラ30〜33からの信号によりマルチプレクサー3
4,35,36,37により第2のバッファメモリ3
8,39,40,41,42,43,44,45,4
6,47,48,49で所望のデータが分配される。図
11に示す如く、38,39,40のバッファメモリへ
はX33の画像データがそれぞれ転送され、一方、44,
45,46のバッファメモリへは、X34の画像データが
転送される。一方、41,42,43のバッファメモリ
へは、領域Y 22,Y32,Y42,Y23,Y33,Y43
24,Y34,Y44のデータの中から上記間引き量に応じ
て、X33データと比較すべきデータ列が転送される。ま
た、47,48,49のバッファメモリへはX34に対応
し、かつ間引き量に応じたデータ列が同様に転送され
る。各バッファメモリに転送後は、50に示すDA変換
を通じてアナログデータに変換される。アナログデータ
へ変換後、|X−Y|<δ判別回路51でデータ列の各
X,Yデータの比較演算が行われ、その結果が52に示
す加算器により加算される。ただし、判別回路51の判
別パラメータδは、53の電源回路より印加される。上
記加算器52での加算結果は並列入力型最大値検出回路
54に入力され、最大値を得られたY’のデータ列のア
ドレスを各相関演算ユニットコントローラ30〜33へ
送る。上記本発明の相関演算回路の具体的な構成及び動
作については、後で詳細に説明する。
【0064】次に最大値を得られたY’のデータ列のア
ドレスに近い近傍のアドレスつまり次の相関演算のため
の探索領域を相関演算ユニットコントローラ30〜33
により決定する。この決定には、上記最大値検出回路に
より上位の相関データを得たデータ列から決める等の方
法、最大値を得たデータの周辺のアドレス位置を所望の
規定により決定する方法等、応用に応じて決定できるよ
うに、プログラマブルな回路構成となっている。しか
し、方法が決定した場合、ハード的な固定した回路を使
用することもよい事は言うまでもない。次の限定領域で
の相関演算は、図11に示す回路をくり返し動作させれ
ばよく、説明は省略する。
【0065】次に相関演算周辺の具体的な回路を次に説
明する。図12において、図11と同一箇所については
同一番号で記し詳細な説明を省略する。図12におい
て、60はDA変換器50からのアナログ信号を増幅す
るアンプ、61はシフトレジスタで、φA ,φB パルス
により順次φ1 ,φ2 パルスを発生する。シフトレジス
タ61の駆動前にφR パルスにより、85,86のデー
タ出力ラインをリセットし、フローティング状態にした
後φ1 パルスによりバッファメモリ38に格納されたデ
ジタル信号に対応したアナログ信号が出力ライン85
へ、一方、バッファメモリ41に格納されたデジタル信
号に対応したアナログ信号が出力ライン86へ読出され
る。
【0066】ここで、出力ライン85と86の信号の絶
対値がδ以下である時、HIGHが出力される上記実施
例2、もしくは実施例4で記述した回路1000を用い
る。
【0067】前述したように、回路規模、高速性、消費
電力に優れているのみでなく、δの値を変えることによ
り自由度の高い信号処理システムとなる。
【0068】このような構成により出力は、出力ライン
85と86との絶対値が電圧δ以下の時VDDの値に、そ
れ以外の時接地電位が出力される。よって68に示す回
路により電圧δにより判定条件が変更できる。φ1 パル
スでバッファ38と41との相関演算終了後、再びφR
パルスにより出力ライン85と86をリセットし、バッ
ファ39と42に格納されるデータの相関演算を実行す
る。つまり、演算結果は、時系列的に出てくるため、8
4の加算回路で順次加算を行う。こうして、本発明によ
る絶対値回路を適用することにより、本半導体装置の利
点であるアナログ信号を簡単な構成によってデジタル的
な出力信号を得ることができる。
【0069】次に、最大値検出回路の構成について説明
する。コンパレータとレジスタとカウンタを配置し、入
力データとそれまで入力されたデータの中の最大値と比
較し、新たに入力されたデータの方が大きい時は、その
データをレジスタ内に入れておく方法がある。どのデー
タで最大値をとったかは、入力データの番地をカウンタ
で数えてこの情報もレジスタ内部に入れておけばよい。
上位数データを検出するには、本構成を多段構成にすれ
ばよい。
【0070】次に、フローティングゲートを用いた回路
により最大値検出を行う回路について、図13に示す。
図13において、101,102,103は、それぞれ
33とバッファメモリ41に格納されたデータとの相関
演算結果(つまり各画素の絶対値の判定結果を加算した
もの)、X33とバッファメモリ42に格納されたデータ
との相関演算結果、X33とバッファメモリ43に格納さ
れたデータとの相関演算結果が入力される端子である。
これらの端子101〜103は入力ゲート104,10
5,106に接続され、もう一方の入力ゲート107,
108,109は、MOSスイッチ117を介してラン
プ電圧電源118に接続されている。前記入力ゲートは
それぞれフローティングゲート110,111,112
を介してp型MOSトランジスタ113、n型MOSト
ランジスタ114から構成されるCMOSインバータの
ゲートとなっている。その出力は通常のインバータ11
5を介して出力端子122,123,124に接続され
ているとともにNOR119にすべての出力が接続され
ている。NOR119の出力121は、MOSスイッチ
117のゲートに接続されている。また、NOR119
の出力はインバータ120を介してMOSスイッチ11
6のゲートに接続されている。また、出力端子122,
123,124及びインバータ120の出力はリセット
MOSスイッチ125を介してそれぞれ接地電位及びV
DDに接続されている。
【0071】以下、本最大値検出回路の動作について説
明する。動作前パルスφR をhigh状態にし、各出力
ライン122〜124を接地電位、一方MOSスイッチ
116がonすることにより、110,111,112
のフローティングゲート電位を接地電位にリセットし、
パルスφR をlowレベルにして出力端子及びフローテ
ィングゲートをフローティング状態にする。出力端子1
22〜124はGNDであるので、NOR119の出力
はhigh状態となっており、MOSスイッチ117の
ゲートはon状態になっている。一方、インバータ12
0の出力126は、low状態であるから、MOSスイ
ッチ116はoff状態となっている。次に、ランプ電
源VR 118をlowからhighレベルに上昇させ
る。端子101,102,103にはリセットされた状
態から相関演算結果が入力される。すると、それぞれの
値のうち、最も高い電圧を示しているインバータから状
態が、highからlowへ、つまりインバータ115
の出力は、high状態(V DD)に変化する。するとN
OR119の出力はlowへ、120のインバータ出力
はhighとなり、MOSスイッチ116のゲートはo
n状態となる。すると、最大値が入力されたインバータ
のみその出力がフローティングゲートをhighに、一
方、それ以外のインバータは逆にフローティングゲート
をlowに固定する。一方、ランプ電圧VR 118が入
力されたゲートはNOR119の出力がlowとなるこ
とから、MOSスイッチ117がoff状態となり、ラ
ンプ電圧VR 118が印加されなくなる。以上の動作原
理により最大値から入力された端子のみhighレベ
ル、それ以外はlowレベルを出力できる。本構成では
MOSスイッチ117を設けたが、必ずしも必要ではな
い。また、それぞれの動作においてパルスのdelay
を考慮し、delay回路等を挿入することは言うまで
もない。また、最大値が入力されて、highレベルが
出力されるパルスを利用し、そのユニットを切りはな
し、次の最大値を検出できる回路に拡張できることは言
うまでもない。
【0072】以上説明したように、本発明を用いること
により、アナログ信号に対して並列演算を行う回路が、
トランジスタ数が少なく、演算速度を高速化でき、低消
費電力化にも適した構成の信号処理システムを構成する
ことが可能となる。
【0073】〔実施例8〕本発明による実施例8につい
て図14を参照しつつ説明する。実施例8は、本発明の
技術を光センサ(固体撮像素子)と融合し、画像データ
を読出す前に高速画像処理を行なうチップ構成を示した
ものである。
【0074】図14(a)は本発明を適用したチップの
全体構成を示すブロック図であり、図14(b)は本発
明のチップの画素部の構成を示す回路図であり、図14
(c)は本発明のチップの演算内容を説明する概念図で
ある。
【0075】図において、141は光電変換素子を含む
受光部、143、145、147、149はラインメモ
リ部、144、148は相関演算部、150は演算出力
部である。また、図14(b)に示す受光部141の
内、151、152は、光信号出力端子142、146
に示す出力バスラインとを接続する結合容量手段、15
3はバイポーラトランジスタ、154はバイポーラトラ
ンジスタ153のベース領域に接続された容量手段、1
55はスイッチMOSトランジスタである。画像データ
センシング部160に入射した画像データは、バイポー
ラトランジスタ153のベース領域で光電変換される。
【0076】光電変換された光キャリアに応じた出力
が、バイポーラトランジスタ153のエミッタに読み出
され、結合容量手段151、152を介して、出力バス
ライン142、146の電位を入力蓄積電荷信号に応じ
て押し上げる。以上の動作により、縦方向の画素の加算
結果はラインメモリ147に読み出され、一方、横方向
の画素の加算結果はラインメモリ143に読出される。
これは画素部の容量154を介して、バイポーラトラン
ジスタ153のベース電位を上昇させる領域をデコーダ
(図14には示していない)等により選択すれば、セン
シング部160の任意の領域のX方向、Y方向の加算結
果が出力可能となる。
【0077】例えば、図14(c)に示す如く、t1
刻に156に示す如き画像が、t2時刻に157に示す
如く画像が入力されるとすると、それぞれY方向に加算
した出力結果は、158、159に示す如く、図示の車
の移動状態の画像信号となり、このデータがそれぞれ図
14(a)のラインメモリ147、149に格納され
る。また、横方向の場合も同様にラインメモリ143、
145に格納される。
【0078】図14(c)の画像信号のデータ列出力1
58、159からわかるように両者のデータは、画像の
動きに対応してシフトしており、相関演算部148でそ
のシフト量を算出し、同様に相関演算部144で横方向
のデータを演算すれば、2次元平面での物体の動きを非
常に簡単な手法により検出できる。
【0079】本発明による相関演算回路は図14の相関
演算部144、148に適用することができ、素子数が
従来回路より少なく、特にセンサ画素ピッチに配置でき
る。
【0080】又、本発明のセンサ素子として、バイポー
ラ型を用いて説明したが、MOS型でも、又増幅用トラ
ンジスタを設けずフォトダイオードのみの構成でも有効
であることはいうまでもない。
【0081】さらに、本実施例では、異なる時刻のデー
タ列間の相関演算を行ったが、一方のメモリ部に認識し
たい複数のパターンデータのX、Y射影結果を格納して
おけば、パターン認識も実現できる。
【0082】以上説明したように、画素入力部と本発明
による相関演算回路等とを融合することにより、以下の
効果を奏せられる。 (1)従来のセンサからシリアルに読出した後処理する
のではなく、並列にかつ一括読み出したデータを並列処
理するため、高速に動き検出、パターン認識処理が実現
できる。 (2)センサを含む1チップの半導体装置を構成でき、
周辺回路を増大させることなく、画像処理が実現できる
ため、回路規模の小さい、低コストで、以下の高機能製
品を実現できる。即ち、(a)TV画面をユーザー方向
に向ける制御機器、(b)エアコンの風向きをユーザー
方向に向ける制御機器、(c)8mmVTRカメラの追
尾制御機器、(d)工場でのラベル認識機器、(e)人
物自動認識受け付けロボット、(f)車の車間距離制御
装置、などに適用することが可能である。
【0083】以上、画像入力部との融合について説明し
たが、画像データだけでなく、音声でも認識等の処理に
有効であることはいうまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ信号に対して並列演算を行う回路が、通常の論
理回路と比べてトランジスタの数が少なく構成でき、演
算速度を高速化でき、故に低消費電力化にも適している
半導体装置、信号処理システム、及び演算方法を提供す
ることができる。
【0085】特に、多入力端子と該多入力端子に対応し
た容量と該容量の他方を共通接続してセンスアンプに入
力した本半導体装置に、多入力端子と該容量との間にア
ナログ信号処理回路を設けたことにより、アナログの入
力信号に対して、絶対値比較出力や大小比較出力にデジ
タルで出力信号を得ることができ、しかもかかる処理回
路や処理方法は、回路規模の小さい、低消費電力化を容
易に達成できるMOSトランジスタで構成できるので、
1チップ化も可能であり、画像や音声等の信号処理に極
めて有効である。
【0086】さらに、本半導体装置により並列演算を行
なう回路が、通常のCM0Sタイプの論理回路と比べ
て、トランジスタの数が少なく構成でき、微小信号に対
する高感度化がはかれる。
【0087】また、本半導体装置を用いた半導体回路や
相関演算回路、A/D変換器、D/A変換器、及びこれ
らを使用した信号処理システムに適用することにより、
回路規模の縮小と演算速度の向上さらに消費電力の減
少、加えて製造コストの削減や製造歩留まりの向上を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図2】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図3】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図4】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図5】本発明による一実施例を説明するタイミング図
である。
【図6】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図7】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図8】本発明による一実施例を説明する回路図であ
る。
【図9】本発明による一実施例の信号処理システムを示
すブロック図である。
【図10】本発明による一実施例を説明する信号処理シ
ステムの演算処理を説明するためのグラフである。
【図11】本発明による一実施例の演算方式を実行する
LSI回路の構成図である。
【図12】上記LSI回路の相関演算及び加算処理を行
う回路の構成図である。
【図13】本発明による一実施例のアナログ値演算を示
す回路図である。
【図14】本発明による一実施例を表わすブロック図及
び概念図である。
【図15】従来のアナログ信号をデジタル信号に変換し
て比較する機能を有するブロック図である。
【符号の説明】
20 フレームメモリ 21 フレームメモリ 22,23,25,26 バッファメモリ 29 制御ユニット 30〜33 相関演算ユニットコントローラ 34〜37 マルチプレクサー 38〜49 第2のバッファメモリ 50 DA変換器 51 判別回路 52 加算器 53 電源回路 54 並列入力型最大値検出回路 113 NMOSトランジスタ 114 PMOSトランジスタ 122〜124 出力端子 160 センシング部 161,162 メモリ部 163 相関演算部 164 コントロール部 165 加算演算部 166 レジスタ部 200 共通接続された端子 201,202,209 容量 207,221 スイッチ 204,206 インバータ 205 センスアンプ 210 リセット電源 211 出力端子 260 NAND回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多入力端子に容量が接続され、該各容量
    の一方の端子が共通接続されてセンスアンプに入力され
    る半導体装置において、 上記共通接続される容量に入力する前記多入力端子の少
    なくとも1つ以上の端子と前記容量の間にはアナログ信
    号処理回路が接続され、かつ共通接続された容量端子を
    リセットする手段を有することを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置おいて、多
    入力端子の少なくとも2つ以上の端子が各々スイッチを
    介して前記共通接続された容量に接続され、上記共通接
    続された容量に入力する前記多入力端子の少なくとも1
    つ以上の端子とスイッチの間にはアナログ信号処理回路
    が接続され、且つ前記共通接続された容量端子をリセッ
    トする手段を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置おい
    て、前記容量、前記センスアンプ及び前記アナログ信号
    処理回路が同一チップ内にあることを特徴とする半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の半導体装置おい
    て、前記アナログ信号処理回路がホールド回路であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の半導体装置おい
    て、前記アナログ信号処理回路が増幅器であることを特
    徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の半導体装置おい
    て、前記共通接続された容量端子をリセットする手段が
    MOSFETを含み、且つ前記リセット手段の駆動パル
    スと逆相のパルスを入力する構造体が同一端子に接続さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の半導体装置おいて、前
    記スイッチを駆動する駆動パルスと逆相のパルスを入力
    する構造体が前記スイッチと前記容量の間の端子に接続
    されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載の半導体装置を用
    いて、前記多入力端子に入力されるアナログ信A,Bに
    対して、A−Bなる減算演算を行うことを特徴とする半
    導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2に記載の半導体装置を複
    数個有し、前記多入力端子に入力されるアナログ信号
    A,Bに対して、絶対値|A−B|<Cなる絶対値演算
    を行うことを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2に記載の半導体装置を
    複数個有して、信号処理することを特徴とする信号処理
    システム。
  11. 【請求項11】 多入力端子に容量が接続され、該各容
    量の一方の端子が共通接続されてセンスアンプに入力さ
    れる半導体装置を備え、前記共通接続される容量に入力
    する前記多入力端子の少なくとも1つ以上の端子と前記
    容量の間にはアナログ信号処理回路が接続され、かつ共
    通接続された容量端子をリセットする手段を有する半導
    体装置による演算方法であって、 前記アナログ信号処理回路が接続された前記多入力端子
    のうち少なくとも1つの端子について、入力端子に接続
    された容量の入力側の電位が、リセット期間中の電位と
    センシング期間中の電位とでは無相関であることを特徴
    とする半導体装置の演算方法。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載の半導体装置の演算方
    法であって、前記共通接続された容量端子をリセットし
    ている期間中に、前記共通接続された容量に接続された
    スイッチのうちの1つに少なくともon状態の期間があ
    り、その後前記スイッチがoff状態で且つ前記リセッ
    トを終了した後に、前記共通接続された容量に接続され
    た他のスイッチの少なくとも1つがon状態となり、前
    記容量の入力側の電位が、リセット期間中の電位とセン
    シング期間中の電位では無相関であることを特徴とする
    半導体装置の演算方法。
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