JPH08211957A - 回転つまみの制動力調整機構 - Google Patents

回転つまみの制動力調整機構

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JPH08211957A
JPH08211957A JP1408395A JP1408395A JPH08211957A JP H08211957 A JPH08211957 A JP H08211957A JP 1408395 A JP1408395 A JP 1408395A JP 1408395 A JP1408395 A JP 1408395A JP H08211957 A JPH08211957 A JP H08211957A
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JP
Japan
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braking force
rotary knob
spring
hole
dial shaft
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Pending
Application number
JP1408395A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Nishino
泰和 西野
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Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体の外側から容易に、取り付け、取り替え
及び制動力の調整ができる制動力調整機構を提供するこ
と。 【構成】 ダイヤル軸2は四角形板7の孔と、ワッシャ
9と、スプリング8と、押圧部材4の押圧片44の孔
と、止め具6の軸孔とに、それぞれ遊挿され、スプリン
グ8はワッシャ9を四角形板7に押圧するので、摩擦抵
抗が生じて制動力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に無線機等のチュー
ニングに用いられるダイヤルに関するもので、こうした
ダイヤルの操作感を使用者のフィーリングに合った使い
良いものとするために、使用者が各自で調整する制動力
調整機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転ダイヤルの制動力調
整機構としては、実公平1−38672号公報に開示さ
れたものを始め、種々の構成が提案されている。実公平
1−38672号公報においては、図4に示すように、
押圧部材101 によるスプリング102 の圧縮力に応じてワ
ッシャ103 と抜け止め104 との間の摩擦抵抗を変化させ
ることによってダイヤル軸105 の回転力に制動をかける
ように構成した制動力調整機構が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した実公平1−3
8672号公報に記載の考案によれば、たしかに、回転
ムラを生じることなく円滑に操作できるとともに、ガタ
ツキの発生や部品の劣化を防ぐ等の種々の効果が得られ
る。しかし、ダイヤル軸105 の回転に伴って回転する抜
け止め104 と、ダイヤル軸105 に外嵌されスプリング10
2 の押圧により回転抑止力が働くワッシャ103 との摩擦
抵抗により制動力が得られるように構成されているた
め、抜け止め104 はダイヤル軸105 の軸回りの回転に対
してのみならず軸方向にも完全に固定される必要があ
る。
【0004】そのため、実質的に、ダイヤル軸、センサ
ー、および制動力調整機構が一体形成されたものとな
り、制動力調整機構のみを取り替えることは困難であっ
た。また、制動力調整機構は、筐体の内部に配設されて
いるため、取り替える作業はさらに困難なものとなる。
また、押圧部材は筐体に対して回転を固定する必要があ
るため、調整用のネジをダイヤルそのものに設けること
はできず、筐体内部に設けなければならない。そのた
め、操作者の好みに応じて制動力を調節するためには、
筐体の内部での作業が必要となり、作業性が悪いという
問題があった。
【0005】本発明は、筐体の外側から容易に、取り付
け、取り替え及び制動力の調整ができる制動力調整機構
を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、筐体に
押圧されるとともに、ダイヤル軸の軸回り方向の回転が
規制された固定部材と、スプリングによって前記固定部
材に押圧された摩擦部材と、前記固定部材と摩擦部材と
に設けられた孔に遊挿されたダイヤル軸の端部に嵌合さ
れた回転ツマミと、前記回転ツマミに配設された進退自
在なネジによって、前記スプリングの圧縮力を調節する
圧縮調節手段とを備えるという手段を講じた。
【0007】
【作用】上記手段を講じた本発明では、スプリングによ
って押圧された摩擦部材と固定部材との間の摩擦抵抗
は、圧縮力調整手段のスプリングによって増減されると
ともに、固定部材はダイヤル軸の軸回り方向の回転が規
制されているので、回転ツマミを回すと、前記摩擦部材
と固定部材との間の摩擦抵抗によって制動力が得られ
る。
【0008】前記圧縮力調整手段のネジは、回転ツマミ
に配設されているので筐体の外部から調整できる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明にかかる回転つまみの制動力
調整機構を、その実施例を示した図面に基づいて詳細に
説明する。
【0010】実施例の断面を示した図1と、分解斜視図
を示した図2及び図3において、1は回転ツマミ、2は
ダイヤル軸、3は筐体である。ダイヤル軸2の端部21
は、回転ツマミ1の内側に凸設された軸11に設けられ
た嵌合孔12に嵌入されており、軸回りに回転ズレしな
い構造となっている。
【0011】4は略コの字状の押圧部材であり、前記回
転ツマミ1の内側の軸11が遊挿される外側の孔41
と、前記ダイヤル軸2が遊挿される内側の孔42とが形
成されるとともに、ネジ5の先端が当接する傾斜部43
が形成されている。なお、前記内側の軸11の外形と前
記外側の孔41の形状は、共に軸芯まわりに完全な点対
称形でないので、回転ツマミ1を回せば押圧部材4も必
ず共に回り、回転ズレは生じない。
【0012】前記内側の孔42は、コの字状の押圧部材
4の一方の押圧片44に形成されている。
【0013】6は止め具であり、前記ネジ5が螺合され
る雌ネジ形成部61と、前記ダイヤル軸2が遊挿される
軸孔62と、前記押圧部材4が接触しないための切り欠
き部63と、回転ツマミ1の裏側に固定するためのネジ
取り付け孔64とが形成されている。よって、止め具6
は、前記ネジ5を、押圧部材4および回転ツマミ1のネ
ジ孔13に対して所定の位置に位置決めしている。ま
た、止め具6は、前記取り付け孔64によって回転ツマ
ミ1の裏側に前記押圧部材4を保持しているので、回転
ツマミ1をダイヤル軸2から抜いた状態でも、押圧部材
4が落下することを防止する。
【0014】7は固定部材としての四角形板であり、ダ
イヤル軸2が遊挿される孔71が形成されるとともに、
筐体3の前面に形成された四角形の凹部31に嵌め込ま
れている。
【0015】8はスプリングであり、前記押圧部材4の
押圧片44と、前記四角形板7に押圧するワッシャ9と
の間に圧縮状態で配設されている。ダイヤル軸2は四角
形板7の孔71と、ワッシャ9と、スプリング8と、押
圧部材4の押圧片44の孔42と、止め具6の軸孔62
とに、それぞれ遊挿されている。
【0016】以上の構造の回転つまみの制動力調整機構
によれば、前記軸11と前記押圧部材4とは軸回りに回
転しないように固定されているので、前記回転ツマミ1
を回せば、ダイヤル軸2とともに押圧部材4も回転す
る。押圧部材4が回転すれば、スプリング8もワッシャ
9も回転するが、ワッシャ9が押圧されている四角形板
7は筐体3の凹部31に嵌め込まれて回転できないの
で、ワッシャ9と四角形板7との間で擦り合いながら回
転することになる。この摩擦抵抗が回転ツマミ1の回転
に対する制動力として作用するのである。
【0017】よって、この回転ツマミ1が例えばチュー
ニング用のダイヤル軸に嵌め込まれていると、前記摩擦
抵抗により適正な制動力が作用するので、優れた操作性
が得られるのである。前記回転ツマミ1の材質を、比重
の大きな樹脂(金属粉を含有した樹脂)とすれば、フラ
イホイール効果が得られさらに優れたフィーリングが得
られる。
【0018】上述した回転つまみの制動力調整機構にお
いて、操作者の好みに応じて制動力を調節するときに
は、前記回転ツマミ1のネジ5を回して進退調節するこ
とにより、前記押圧部材4の傾斜部43との接触位置を
変更すると、押圧部材4はダイヤル軸2に沿ってスライ
ドして、スプリング8の圧縮度合いを変える。このと
き、前記四角形板7は筐体3に当接しているので、スプ
リング8を圧縮すれば、ワッシャ9と四角形板7との間
の摩擦抵抗が増加し、スプリング8を緩めれば、ワッシ
ャ9と四角形板7との間の摩擦抵抗が減少する。
【0019】このようにして、ネジ5を適宜回すことに
よって容易に所望の制動力に調整することができる。ま
た、回転ツマミ1をダイヤル軸2から抜き取れば、スプ
リング8,ワッシャ9,四角形板7等の構成部品を全て
前面から着脱でき、各構成部品の取り付け取り替えも容
易にできる。
【0020】以上の実施例においては、四角形板7を凹
部31に嵌め込むことによって、四角形板7の筐体に対
するダイヤル軸回りの回転を規制したが、一部を係止す
る等の手段で回転を規制してもよい。また、固定部材は
四角形板7に限らず、筐体に押圧され、回転が規制され
るものであれば、種々の形態が可能である。
【0021】また、摩擦部材としては、独立した板材等
でなく、スプリングの端部を成形したものでもよい。ま
た、押圧部材とスプリングの間で擦り合う場合もある。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、回転ツマミに設けた圧
縮力調整手段によって所望の制動力に調整できるように
構成したので、制動力の調整を筐体の外部から容易にで
きるとともに、回転つまみの制動力調整機構そのもの
を、筐体の外部から容易に取り付け取り替えができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転つまみの制動力調整機構の
一つの実施例の断面図である。
【図2】前記回転つまみの制動力調整機構の分解斜視図
である。
【図3】前記回転つまみの制動力調整機構の分解斜視図
である。
【図4】従来例の回転つまみの制動力調整機構の断面図
である。
【符号の説明】
1 回転ツマミ 2 ダイヤル軸 21 ダイヤル軸の端部 3 筐体 4,43,6 圧縮調節手段 41,42 孔 5 ネジ 7 固定部材 8 スプリング 9 ワッシャ(摩擦部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体に押圧されるとともに、ダイヤル軸の
    軸回り方向の回転が規制された固定部材と、 スプリングによって前記固定部材に押圧された摩擦部材
    と、前記固定部材と摩擦部材とに設けられた孔に遊挿さ
    れたダイヤル軸の端部に嵌合された回転ツマミと、 前記回転ツマミに配設された進退自在なネジによって、
    前記スプリングの圧縮力を調節する圧縮調節手段とを備
    えたことを特徴とする回転つまみの制動力調整機構。
JP1408395A 1995-01-31 1995-01-31 回転つまみの制動力調整機構 Pending JPH08211957A (ja)

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JP1408395A JPH08211957A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 回転つまみの制動力調整機構

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JP1408395A JPH08211957A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 回転つまみの制動力調整機構

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JPH08211957A true JPH08211957A (ja) 1996-08-20

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ID=11851221

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7465055B2 (en) 2004-04-16 2008-12-16 Nec Viewtechnology, Ltd. Rotary operation mechanism, electronic apparatus and projector
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WO2017066925A1 (zh) * 2015-10-20 2017-04-27 深圳市大疆创新科技有限公司 旋钮结构及使用该旋钮结构的跟焦遥控器

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