JP2580377Y2 - 回転式スイッチ - Google Patents

回転式スイッチ

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JP2580377Y2
JP2580377Y2 JP1990091707U JP9170790U JP2580377Y2 JP 2580377 Y2 JP2580377 Y2 JP 2580377Y2 JP 1990091707 U JP1990091707 U JP 1990091707U JP 9170790 U JP9170790 U JP 9170790U JP 2580377 Y2 JP2580377 Y2 JP 2580377Y2
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秀樹 宇野
成史 杉浦
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小島プレス工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転式スイッチに関し、特にその操作フィ
ーリングの改善手段に関する。
[従来の技術] 従来から、回転により接点を開閉する回転式スイッチ
が知られている。
第4図には、一従来例に係る回転式スイッチの構成が
示されており、第4図(a)には斜視外観が、第4図
(b)には断面が、それぞれ示されている。
第4図(a)に示されるように、回転式スイッチ10は
ハーネス12を介して制御対象とする装置に接続されてい
る。また、回転式スイッチ10の一端にはシャフト14を介
してダイヤルノブ16が設けられている。すなわち、ダイ
ヤルノブ16を回動させることによりこの回転力がシャフ
ト14を介して回転式スイッチ10の内部にある接点に加わ
り、これに応じて接点が開閉する。これにより、回転式
スイッチ10にハーネス12を介して接続されている制御対
象装置が制御されることとなる。
第4図(b)には、第4図(a)に示される回転式ス
イッチ10の縦断面が示されている。なお、この図におい
ては図の簡略化のためダイヤルノブ16等は省略されてい
る。
この図に示されるように、回転式スイッチ10は、本体
18及び蓋体20から構成されるハウジング内に、シャフト
14の先端部22及び基板24を収納した構成である。すなわ
ち、本体18に蓋体20が嵌合固定されて構成されるケース
内には表面に固定接点26を有する基板24が配置され、さ
らにこの基板24と対向する位置にシャフト14の先端部22
が配置される。シャフト14の先端部22には、接点バネ28
を収納する接点バネ収納孔30が穿設されている。接点バ
ネ28の先端には可動接点32が固定されており、この可動
接点32は固定接点26と対向当接する位置に配置される。
従って、接点バネ28は可動接点32を固定接点26に対して
押止することとなる。
このような構成の回転式スイッチ10において、シャフ
ト14を回動させると可動接点32が固定接点26に対して摺
動することとなる。従って、この摺動に伴い可動接点32
と固定接点26との接触が開離するよう両者を配置してお
けば、シャフト14の回動によって開閉されるスイッチが
構成されることとなる。
また、この回転式スイッチ10においては、シャフト14
の先端部22の側面にスプリング収納孔34が穿設されてい
る。スプリング収納孔34内には、節度用スプリング36が
収納されている。節度用スプリング36は、所定の重量を
有するボール38をシャフト14の中心軸に対して垂直方向
に、すなわち蓋体20の側壁方向に押止する。
このボール38は、シャフト14を回動させる際の“ねっ
とり感”を向上させる機能を有している。すなわち、シ
ャフト14を回動させると節度用スプリング36の付勢によ
ってボール38が振動する。これにより、いわゆる節度フ
ィーリングが向上することとなる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来においては、シャフトの軸方向に
がたつきが生じるため操作フィーリングが良くないとい
う問題点があった。例えば第4図においては、図中左右
方向にがたつきが発生する。
このようながたつきを防止するためにシャフト先端部
及びハウジングの寸法を精密設計することも考えられ
る。しかし、実際には製造誤差が生じること等により、
精密設計によるがたつき排除は現実的でない。
また、固定接点及び可動接点の間に生じる接点圧によ
りシャフトをハウジングに押止する構造も考えられる。
しかし、電気的接触にとって好ましいと考えられる接点
圧程度では、シャフトの回動操作時の操作力に及ばな
い。このため、十分な押止効果が得られないという問題
を引き起してしまう。
さらに、シャフトの軸と平行な方向に節度用スプリン
グを設けこの節度用スプリングによってボールをダイヤ
ルノブ方向に押止する構造も考えられる。このような構
成の回転式スイッチとしては、例えば実開昭63−178030
号公報に記載されているものがある。しかし、このよう
な構成を用いた場合、シャフトの先端と基板との間に接
点間隙を確保するためのスペーサを設ける必要がある。
また、ボールの付勢によってシャフトの振動が発生し、
これによりチャタリングが発生する恐れがある。
本考案は、このような問題点を解決することを課題と
してなされたものであり、チャタリング等の不具合を発
生させることなくかつ操作フィーリングを維持して、さ
らにシャフトの軸方向のがたつきを防止することが可能
な回転式スイッチを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本考案は、シャフ
トの先端部の表面のうち可動接点が設けられている面と
は逆側の面に設けられ、シャフトまたはハウジングと摩
擦するシート状の弾性を有する部材を備えることを特徴
とする。
[作用] 本考案の回転式スイッチにおいては、弾性部材によっ
て摩擦が発生しシャフト回動時の操作フィーリングが維
持される。また、この部材により、シャフト軸方向のが
たつきが吸収される。さらに、この部材は可動接点と固
定接点との間の接点圧を調整する機能を有しているた
め、チャタリング発生が防止される。
[実施例] 以下、本考案の好適な実施例ついて図面に基づいて説
明する。なお、第4図に示される従来例と同様の構成に
は同一の符号を付し説明を省略する。
第1図には、本考案の第1実施例に係る回転式スイッ
チの構成が示されている。特に、第1図(a)には断面
が、第1図(b)には本考案の特徴に係るゴムシート
が、それぞれ示されている。
この実施例に係る回転式スイッチ40においては、シャ
フト14の先端部22の表面にゴムシート42が配置されてい
る。ゴムシート42は、シャフト14の先端部22から見てダ
イヤルノブ16側に配置されており、第1図(b)に示さ
れるようにドーナツ状の形状を有するシートである。ゴ
ムシート42は、所定の弾性を有している。
この実施例においては、シャフト14を回動させる際に
ゴムシート42が蓋体20またはシャフト22と摩擦し、いわ
ゆる“ねっとり感”が確保・向上する。
また、このゴムシート42は、製造時のばらつき等によ
って生じるシャフト14軸方向のがたつきを吸収すると共
に、可動接点32と固定設定26との間の接点圧を調整す
る。従って、回転式スイッチ40の出力におけるチャタリ
ングの発生が防止されかつシャフト14のがたつきが防止
されることとなる。
第2図には、本考案の第2実施例に係る回転式スイッ
チ44の構成が示されている。この実施例においては、第
1実施例と同様の構成に加え、シャフト14の先端部22と
基板24との間に弾性を有するスペーサ46が設けられてい
る。
このスペーサ46は、先端部22と基板24との間の間隔を
維持する部材である。従って、この実施例においては、
第1実施例において得られる効果に加え、接点間隔の維
持という効果を得ることができる。
第3図には、本考案の第3実施例に係る回転式スイッ
チの構成が示されている。この図に示される回転式スイ
ッチ48は、本考案の特徴に係るゴムシート42を有してい
るが、このゴムシート42は、例えば第1実施例に示され
るゴムシート42に比べ幅の狭いシートである。すなわ
ち、ドーナツ状のゴムシート42の内径が第1実施例に比
べ大きく、外径が小さく構成されている。
この実施例においても、第1実施例と同様の効果を得
ることができる。加えて、第1実施例に比べてゴムシー
ト42による摺動面が小さくなるため、グリース等を塗布
した場合の温度差による影響が少なくなる。
なお、幅狭のシートではなく表面がほぼ円形を有する
Oリング状の部材を用いても同様の効果を得ることがで
きる。
また、ゴムシートに代え、エラストマなどの弾力性を
有する材質の部材を用いてもかまわない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、シャフト先端
部の表面のうち可動接点が設けられている面とは逆側の
面に、シャフトまたはハウジングと摩擦するようシート
状の弾性を有する部材を設けたため、接点出力にチャタ
リングを発生させることなく、かつシャフト軸方向のが
たつきを発生させることなく、ねっとり感を有するより
向上した操作フィーリングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例に係る回転式スイッチの
構成を示す図であって、第1図(a)は断面図、第1図
(b)はゴムシートを示す斜視図、 第2図は、本考案の第2実施例に係る回転式スイッチの
構成を示す断面図、 第3図は、本考案の第3実施例に係る回転式スイッチの
構成を示す断面図、 第4図は、一従来例に係る回転式スイッチの構成を示す
図であって、第4図(a)は斜視外観図、第4図(b)
は断面図である。 14…シャフト 18…ハウジングの本体 20…ハウジングの蓋体 22…先端部 26…固定接点 32…可動接点 34…スプリング収納孔 36…節度用スプリング 38…ボール 40,44,48…回転式スイッチ 42…ゴムシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−28222(JP,U) 実開 昭59−152527(JP,U) 実公 昭45−6350(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部の先端に径が拡大した先端部が設けら
    れ、先端部の端面には可動接点が設けられ、先端部の側
    面には所定寸法のスプリング収納孔が穿設され、回転操
    作されるシャフトと、 内面に固定接点が設けられ、シャフトの回転操作に伴い
    可動接点が固定接点に摺動当接するようシャフトの先端
    部を収納するハウジングと、 シャフトのスプリング収納孔内に収納される節度用スプ
    リングと、 節度用スプリングによりハウジング側壁方向に付勢され
    るボールと、 を有する回転式スイッチにおいて、 シャフトの先端部の表面のうち可動接点が設けられてい
    る面とは逆側の面に設けられ、シャフトまたはハウジン
    グと摩擦するシート状の弾性を有する部材を備えること
    を特徴とする回転式スイッチ。
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JPS456350Y1 (ja) * 1967-05-17 1970-03-30
JPS59152527U (ja) * 1983-03-30 1984-10-12 株式会社東海理化電機製作所 スイツチ装置
JPS6328222U (ja) * 1986-08-08 1988-02-24

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JPH0449435U (ja) 1992-04-27

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