JPH045089Y2 - - Google Patents

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JPH045089Y2
JPH045089Y2 JP1984084085U JP8408584U JPH045089Y2 JP H045089 Y2 JPH045089 Y2 JP H045089Y2 JP 1984084085 U JP1984084085 U JP 1984084085U JP 8408584 U JP8408584 U JP 8408584U JP H045089 Y2 JPH045089 Y2 JP H045089Y2
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JP1984084085U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープレコーダなどのカセツトソフト
エジエクト機構に係り、更に詳しくは支点を中心
として回動するカセツトホルダの歯車に噛合する
ソフトエジエクトギアを有するソフトエジエクト
機構の改良に関する。
背景技術とその問題点 テープレコーダなどのカセツトのソフトエジエ
クト用のダンパーの代表的なものとして、従来か
ら第1図及び第2図に示すようなものがある。し
かしこれらは何れもこれを組付けるのにビスを要
し、それ相当の組付け工数を要していた。
例えば第1図において符号1は支点軸を中心と
して回動するカセツトホルダの扇形歯車で、この
扇形歯車1に噛合するソフトエジエクトギア2を
有するロータ3が、扇形歯車1の回動に応じて、
シヤーシ4に固定されたハウジング5に対して回
転するように構成されている。ハウジング5には
円環状の係合溝6及び係合突起7が形成されてお
り、ロータ3にはこれらに嵌合される嵌合突起8
及び嵌合溝9が形成されていて、これらはシリコ
ンオイル10を介在させて互いに嵌合される構造
である。そしてこの嵌合部間において一定の摩擦
トルクを得るため、圧縮コイルばね11が用いら
れ、ロータ3と圧縮コイルばね11とをハウジン
グ5に組付けるためにビス12が用いられてい
た。
又第2図においては、ハウジング14に形成さ
れたドーナツ形の凹部15に、一定量のシリコン
オイル10を介在させ密閉して、ロータ16先端
の中空円板形の嵌合部17を嵌合し、所定の圧力
を加えてキヤツプ18をハウジング14に溶着し
ている。そしてロータ16の他端部にソフトエジ
エクトギア19が圧入され、このようにして一体
に組付けられたハウジング14をシヤーシ4に固
定するため、ビス20が用いられていた。
考案の目的 本考案は上記の実情に鑑みなされたもので、そ
の目的は、ビス等を用いることなく簡単に組付け
られて抜け出すことのないカセツトのソフトエジ
エクト機構を提供することにある。
考案の概要 支点を中心に回動するカセツトホルダの歯車に
噛合するソフトエジエクトギアと、シヤーシ側の
固定部材に一体的に形成された係合突起部に嵌合
するための嵌合孔を有するキヤツプ状嵌合部とが
一体的に形成された回転自在のキヤツプを備えた
ソフトエジエクト機構において、上記キヤツプの
上記嵌合孔の開口端の外周囲に、上記ソフトエジ
エクトギアに隣接するとともにこのソフトエジエ
クトギアの外周面よりも突出しているフランジを
上記キヤツプと一体的に形成し、上記キヤツプを
粘性流体を介在させて上記係合突起部に嵌合する
とともに、上記カセツトホルダの歯車と上記シヤ
ーシ側の固定部材との間に上記フランジが挟まれ
るように、上記カセツトホルダの歯車を上記ソフ
トエジエクトギアに噛合させるように構成した。
以上のように構成することにより、ビス等を用
いなくても、簡単に組付けられて抜け出すような
ことのないソフトエジエクト機構を提供すること
ができる。また、上記フランジと上記シーヤシ側
の固定部材との間に比較的大きな値の抵抗トルク
が発生するから、カセツトホルダを十分ソフトに
エジエクトさせることができる。
実施例 以下本考案をテープレコーダに適用した一実施
例を図面に基づき説明する。
第3図及び第4図に示す如く、キヤビネツト2
3の開口部に設けられるカセツトホルダ24は、
半透明な合成樹脂から成り、長手方向の両側部に
一対の支持アーム25が一体に成形されており、
この支持アーム25の端部にこれと一体に設けら
れた支点軸26により、キヤビネツト23のブラ
ケツト27に回動自在に支持される構造である。
そしてこのカセツトホルダ24は、支点軸26の
一つに設けられた捩りばね28によりエジエクト
(開き)方向に回動付勢されており、この捩りば
ね28と反対の側の支持アーム25には、これと
一体に形成されていて支点軸26を回動の中心と
する扇形歯車29が設けられている。なお第4図
における符号30は、キヤビネツト23の開口端
部の所定の位置に形成されたテーパ面で、カセツ
トホルダ24がカセツトのエジエクト方向に所定
の角度回動すると、その支持アーム25が当接し
てストツパとなる。
一方、第4図及び第5A図に示す如く、メカシ
ヤーシ32の所定の位置に、ビス33によりブラ
ケツト34が固定されており、このブラケツト3
4の側部の所定の位置には、第6図に示すような
内側には長く、外側には短い円筒状の係合突起3
5,36が形成されている。
そしてこの係合突起35,36に嵌合される円
筒形状の凹溝37,38が形成されたキヤツプ3
9には、前記扇形歯車29に噛合するソフトエジ
エクトギア40と、このギア40に隣接しこのギ
ヤ40の外周面よりも突出しているフランジ41
とが一体に形成されている。そして凹溝37,3
8と係合突起35,36との間にシリコングリー
ス42を介在させて、両者を嵌合すると、キヤツ
プ39はビス等を用いることなく簡単に組付けら
れる。それにこの実施例では、円筒状突起35を
高くしてシリコングリース42の塗布面積を広く
し、嵌合部における形状のばらつきが抵抗トルク
に余り影響しないようになされている。
なお第3図及び第4図における符号44は操作
釦、符号45はこれらの操作釦44がその周りを
回動する支軸で、この支軸45は前記ブラケツト
34及び同じくメカシヤーシ32に固定された他
の側のブラケツト46に両端が支持されている。
上記のようにしてキヤツプ29を嵌合した後、
前記キヤビネツト23をメカシヤーシ32の所定
の位置にセツトすると、扇形歯車29とブラケツ
ト34との間にフランジ41が介在するように、
扇形歯車29がソフトエジエクトギア40に噛合
する。この時フランジ41がギヤ40の外周面よ
りも突出していて、フランジ41の軸方向の移動
が噛合する扇形歯車29により阻止されるから、
シヤツプ39の抜け出しが防止される。
従つて第5A図に示すようなカセツト47が装
着された状態において、エジエクト用の操作釦が
押され、カセツトホルダ24のロツクが解除され
ると、カセツトホルダ24は捩りばね28に付勢
されてエジエクト(開き)方向に回動する。この
回動力は扇形歯車29からキヤツプ39のギヤ4
0に伝えられてキヤツプ39がシリコングリース
の粘性抵抗に抗して回転するため、抵抗トルクが
発生し、これによりカセツトホルダ24はソフト
に開されてカセツト47はソフトにエジエクトさ
れることになる。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、キヤツ
プ状嵌合部とソフトエジエクトギアとが一体的に
形成されたキヤツプを、シヤーシ側の固定部材に
一体的に形成された係合突起部に粘性流体を介在
させて嵌合することにより、ビス等を用いずに簡
単に組付けることができるから、組付け工数を低
減させることができる。
また、キヤツプに一体的に形成するフランジを
ソフトエジエクトギアの外周囲よりも突出させる
という簡単な構成によつて、上記キヤツプの抜け
出しが防止できるから、ソフトエジエクト機構の
信頼性を容易にしかも安価に増大させることがで
きる。
さらに、フランジとシヤーシ側の固定部材とが
粘性流体を介在して接触するために、これらの間
に抵抗トルクが発生し、この抵抗トルクは、上記
フランジがキヤツプの嵌合孔の開口端の外周囲に
形成されているために、比較的大きな値となるか
ら、カセツトホルダを十分ソフトにエジエクトさ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はソフトエジエクト機構の従
来例を示す回転中心縦断面図、第3図〜第6図は
本考案をテープレコーダに適用した一実施例を示
したもので、第3図はテープレコーダの平面図、
第4図はカセツトホルダが取付けられたキヤビネ
ツトとソフトエジエクト機構が取付けられたシヤ
ーシとの部分分解斜視図、第5A図及び第5B図
はカセツトの装着された状態とエジエクトされた
状態とを夫々示す第3図の−線矢視拡大断面
図、第6図は第5A図の−線矢視拡大断面図
である。 なお図面に用いられた符号において、24……
カセツトホルダ、25……支持アーム、26……
支点軸、29……扇形歯車、32……メカシヤー
シ、34……ブラケツト(固定部材)、35,3
6……係合突起(係合突起部)、37,38……
凹溝(嵌合孔)、39……キヤツプ、40……ソ
フトエジエクトギア、41……フランジ、42…
…シリコングリース(粘性流体)である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支点を中心に回動するカセツトホルダの歯車に
    噛合するソフトエジエクトギアと、シヤーシ側の
    固定部材に一体的に形成された係合突起部に嵌合
    するための嵌合孔を有するキヤツプ状嵌合部とが
    一体的に形成された回転自在のキヤツプを備えた
    ソフトエジエクト機構において、 上記キヤツプの上記嵌合孔の開口端の外周囲
    に、上記ソフトエジエクトギアに隣接するととも
    にこのソフトエジエクトギアの外周面よりも突出
    しているフランジを上記キヤツプと一体的に形成
    し、 上記キヤツプを粘性流体を介在させて上記係合
    突起部に嵌合するとともに、 上記カセツトホルダの歯車と上記シヤーシ側の
    固定部材との間に上記フランジが挟まれるよう
    に、上記カセツトホルダの歯車を上記ソフトエジ
    エクトギアに噛合させて成るソフトエジエクト機
    構。
JP8408584U 1984-06-06 1984-06-06 ソフトエジエクト機構 Granted JPS60194738U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8408584U JPS60194738U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 ソフトエジエクト機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP8408584U JPS60194738U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 ソフトエジエクト機構

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Publication Number Publication Date
JPS60194738U JPS60194738U (ja) 1985-12-25
JPH045089Y2 true JPH045089Y2 (ja) 1992-02-13

Family

ID=30633286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8408584U Granted JPS60194738U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 ソフトエジエクト機構

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JP (1) JPS60194738U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815694U (ja) * 1981-07-24 1983-01-31 石井 嘉信 靴下等のセツト機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815694U (ja) * 1981-07-24 1983-01-31 石井 嘉信 靴下等のセツト機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60194738U (ja) 1985-12-25

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