JPH0124948Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0124948Y2
JPH0124948Y2 JP16871082U JP16871082U JPH0124948Y2 JP H0124948 Y2 JPH0124948 Y2 JP H0124948Y2 JP 16871082 U JP16871082 U JP 16871082U JP 16871082 U JP16871082 U JP 16871082U JP H0124948 Y2 JPH0124948 Y2 JP H0124948Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction plate
friction
press
shaft
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16871082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5972778U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16871082U priority Critical patent/JPS5972778U/ja
Publication of JPS5972778U publication Critical patent/JPS5972778U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0124948Y2 publication Critical patent/JPH0124948Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子機器の蓋の開閉等の制動機構に
用いられる摩擦回転体に関する。
従来よりカセツト式テープレコーダの蓋の開閉
等にはオイル方式やエアー方式等の制動機構が採
用されている。この制動機構には最近温度特性や
ノイズ等の問題から歯車輪列を介し摩擦回転体を
回転摺接させる方式が取られるようになつてき
た。上記摩擦回転体はウオーム軸にゴムの摩擦板
を保持する方法が採用され、その構造は第1図の
ように例えば全長15mmの小さいウオーム軸10に
対し摩擦板受台11、摩擦板12、摩擦板押さえ
13を順次圧入すると言つたサンドウイツチ構造
がとられ、摩擦板受台11は防塵及び摩擦板12
のソリ変形防止のため、摩擦板押さえ13は受台
11と共に摩擦板12を挾むことにより摩擦板1
2の外れと、回転時のスリツプを防ぐために使用
されている。
しかし、摩擦板押さえ13は小さいため組み込
みが困難であると共に、制動機構の小型化に伴い
更に小さくなり、摩擦板12を受台11と押さえ
13で挾む際の摩擦板12の押圧度合の強さが受
台11も押さえ13も共にウオーム軸10に対し
圧入する部品であるため管理しにくいと共に何れ
も圧入部の寸法管理が困難で部品点数が多い欠点
があつた。
本考案の目的は、上記欠点に鑑み、簡単な構成
で組み立てが容易で部品点数が少なく、かつ確実
に制動特性が得られる制動回転体を提案すること
である。
本考案の特徴は、環状の溝部を形成したウオー
ム軸と、上記溝部の軸外径に遊びなく嵌まる中心
孔を有する円板部、該円板部より外方に延びる腕
部、該腕部先端より周方向に延びるウエイト部を
一体に有する弾性摩擦板と、ウオーム軸への圧入
部をもつ摩擦板受台とからなり、上記溝部に摩擦
板の中心孔を嵌合し、ウオーム軸に圧入した摩擦
板受台で摩擦板を溝部一端に押しつけたことにあ
る。
以下、図示の実施例で本考案を説明する。第2
図で摩擦回転体1はウオーム軸2にウオーム2a
とウオーム軸2の一側外周に環状の溝部2bが形
成されて溝部2bと受台2cと摩擦板受台3の圧
入軸部2dが夫々構成され、ウオーム軸2の受台
2c側から摩擦板受台3と摩擦板4が順に圧入さ
れ、摩擦板4が溝部2bの軸外径に遊びなく嵌め
られたところで摩擦板受台3が挿入側に戻されて
摩擦板4が溝部2bの一端に押しつけられてい
る。受台2cの外側端部に傾斜面2cが形成され
ると摩擦板4の圧入が容易となる。
上記摩擦板受台3はウオーム軸2の圧入軸部2
dに圧入される中心に透孔を有する圧入部3aと
円板部3bとで形成されている。摩擦板受台3の
表裏は円形状にすることが組立上望ましく、圧入
部3aの厚さを上記ウオーム軸2の溝部2bの幅
より厚くするときは組み立て時溝部2b位置を通
過するとき有利である。
上記摩擦板4はゴム材で第3図のように環状円
板部4aと、溝部2bの軸外径に遊びなく嵌まる
溝部2bの軸外径より小さいか又は略同一の内径
寸法の中心孔4bと、環状円板部4aより外側に
延びた2組各2本の弾性腕部4cと、2本の腕部
間を夫々連結する上記腕部4cより太いウエイト
部4dと、環状円板部4aとウエイト部4d間に
作られた円弧状の長孔4cと、ウエイト部4dの
外側に突設された突起4fとで略8字状に形成さ
れている。
上記摩擦回転体1が組み込まれる制動機構は第
4図のようにケース5の内側一側にカツプ状摺接
部材6が嵌め込まれて摺接部材6の内側中心の軸
孔6aとケース5の軸孔5aに上記ウオーム軸2
の両端軸部が嵌合され、摺接部材6の摺接円筒部
6b内に上記摩擦板4が臨まされ、ウオーム軸2
のウオーム2aにはケース5に支承された歯車体
7が噛合されて歯車体7にケース5に支承された
入力回転体8が摺接又は噛合されている。ケース
5の上側には図示されない上側ケースが固定され
ている。
上記摩擦回転体1の動作は、入力回転体8が受
けた外部動力で歯車体7、ウオーム2aを介して
ウオーム軸2が回転され、この回転で摩擦板4は
ウエイト部4dが外側に突出するように外拡さ
れ、回転数が所定回転数以上になると突起4fと
ウエイト部4dが摺接部材6の摺接円筒部6b内
壁に摺接されて摩擦回転体1の回転が制動され
る。
摩擦回転体1が上記のように構成されると、摩
擦板押さえがないので部品点数が削減され、小部
品の摩擦板押さえの圧入寸法管理が不要となると
共に組み立てが容易になつてコストダウンされ
る。又摩擦板4の中心孔4bは溝部2bの軸外径
より小さいか又は略同一内径寸法に形成されて圧
入されたのでウオーム軸2で芯出しされて偏位固
定されることがなく、組み立て上寸法管理が容易
になると共に細い溝部2bの軸外径に圧入するこ
とで摩擦板4の外径をより小さくすることが出来
るので摩擦回転体1の体格をより小型化すること
が出来る。
上記摩擦板4の形状は第3図のウエイト部4d
から突起4fを削除した形状にしたり、第5図の
ように環状円板部4aの外周から2組各1本の腕
部4cを突設すると共に、腕部4cの先端にウエ
イト部4dを片持ちの略S字形状に形成する等他
の形状であつてもよい。
本考案は上述のように構成されたから、従来の
小さく圧入寸法管理の面倒な摩擦板押さえが削減
されて部品点数が減少され、摩擦板は溝部の軸外
径に圧入されるので芯出しと摩擦板受台による押
さえ面積が広くなると共に摩擦板を押さえる管理
が容易となり、かつ摩擦板を小さくできるので摩
擦回転体を更に小型化とコストダウンすることが
出来る等実用上優れた効果を奏する摩擦回転体を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の摩擦回転体の断面側面図、第2
図は本考案の摩擦回転体の断面側面図、第3図は
同摩擦板の平面図、第4図は摩擦回転体が制動機
構に組み込まれた要部断面平面図、第5図は摩擦
板の他の実施例平面図である。 1……摩擦回転体、1a……溝部、2……ウオ
ーム軸、3……摩擦板受台、3a……圧入部、4
……摩擦板、4b……中心孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状の溝部を形成したウオーム軸と、上記溝部
    の軸外径に遊びなく嵌まる中心孔を有する円板
    部、該円板部より外方に延びる腕部、該腕部先端
    より周方向に延びるウエイト部を一体に有する弾
    性摩擦板と、ウオーム軸への圧入部をもつ摩擦板
    受台とから成り、上記溝部に摩擦板の中心孔を嵌
    合し、ウオーム軸に圧入した摩擦板受台で摩擦板
    を溝部一端に押しつけたことを特徴とする制動機
    構における摩擦回転体。
JP16871082U 1982-11-09 1982-11-09 摩擦回転体 Granted JPS5972778U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16871082U JPS5972778U (ja) 1982-11-09 1982-11-09 摩擦回転体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16871082U JPS5972778U (ja) 1982-11-09 1982-11-09 摩擦回転体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5972778U JPS5972778U (ja) 1984-05-17
JPH0124948Y2 true JPH0124948Y2 (ja) 1989-07-27

Family

ID=30368766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16871082U Granted JPS5972778U (ja) 1982-11-09 1982-11-09 摩擦回転体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5972778U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5972778U (ja) 1984-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0124948Y2 (ja)
JPS6121052U (ja) 磁気記録再生装置における駆動軸部の予圧付加装置
JPH0124949Y2 (ja)
JPH0355166Y2 (ja)
JPS6023961U (ja) プレ−ヤ
JPS60153646U (ja) 小形電動機の軸受
JPS58127444U (ja) 磁気記録再生装置のフリクシヨン装置
JPS5924545U (ja) ダンパユニツト
JPS642276Y2 (ja)
JPS5917039U (ja) 回転磁気シ−ト装置
JPS6329252U (ja)
JPH0127124Y2 (ja)
JPS62158686U (ja)
JPS58105062U (ja) ビデオデイスクプレ−ヤ−
JPS5928873U (ja) デイスクカ−トリツジ
JPS58131152U (ja) 電動機のスラスト軸受
JPS59177004U (ja) 蓋体取付装置
JPS5815951U (ja) ロ−タリ−駆動スライドスイツチ
JPS5982386U (ja) デイスク駆動装置
JPS5942507U (ja) テ−ププレ−ヤの開閉蓋取付構造
JPH03115948U (ja)
JPS5936050U (ja) カセツトテ−プ装着装置
JPS5933281U (ja) 把手取付装置
JPS5939494U (ja) デイスクケ−スの位置決め装置
JPS60170496U (ja) 巻取式スクリ−ンの制動装置