JPH08208996A - 湿分硬化性組成物 - Google Patents

湿分硬化性組成物

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JPH08208996A
JPH08208996A JP7314479A JP31447995A JPH08208996A JP H08208996 A JPH08208996 A JP H08208996A JP 7314479 A JP7314479 A JP 7314479A JP 31447995 A JP31447995 A JP 31447995A JP H08208996 A JPH08208996 A JP H08208996A
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polymer
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JP7314479A
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La Croi Habimana Jean De
ジャン・ド・ラ・クロワ・ハビマナ
Patrick Leempoel
パトリック・リームポエル
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Dow Silicones Belgium SPRL
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Dow Corning SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/68Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G63/695Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing silicon
    • C08G63/6954Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing silicon derived from polxycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L101/00Compositions of unspecified macromolecular compounds
    • C08L101/02Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups
    • C08L101/10Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups containing hydrolysable silane groups

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貴金属触媒を使用する必要がなく、低コスト
で実施できるシリル基含有有機ポリマーの製造方法の提
供。 【解決手段】 (A)多酸クロライドと分子鎖中にアル
キレンおよびオキシアルキレン単位からなる群から選択
された鎖単位および縮合可能な置換基を有する有機ポリ
マーとの縮合生成物と、(B)少なくとも1つの加水分
解可能基および少なくとも1つのケイ素結合基−R(N
HR1mNH2(式中、各Rは同一または異なっていて
もよい結合基を表し、R1は1価の炭化水素基を表しお
よびmは0〜10の値を有する)を有するオルガノシリ
コン化合物(B)と、の反応生成物を含む湿分硬化性組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿分硬化性組成物
に関するものである。さらに詳しくは本発明は、シリル
変性有機ポリマーを使用するシーラント組成物として有
用なシリコーンベースの硬化性組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および課題】シリコーンベースの硬化性組
成物は、例えば建築産業における壁部の垂直または水平
ジョイント、目地構造、透明物品の製造および設置等、
数多くの用途へのシーラント組成物として長年用いられ
てきた。一般的に、このシーラント組成物は、良好な耐
候性を示し、水に容易に濡れない性質を有する。
【0003】ポリジオルガノシロキサンではなく、むし
ろシリル変性有機ポリマーを含む組成物の使用が提案さ
れてきている。上記用途のために提案されているポリマ
ーは、加水分解可能なシリル基で末端停止された、高分
子量ポリオキシアルキレンポリマーを含む。
【0004】この一般的なタイプの材料は、幾つかの特
許明細書に記載されており、そのうち本出願人が知り得
る最も早い特許は、英国特許第1058385号であ
る。英国特許第1058385号明細書では、加水分解
可能な基、すなわちハイドロカルボノキシ、ハロハイド
ロカルボノキシ、アシルオキシ、ハロゲン化アシルオキ
シ、第一、第二または第三アミノ基(置換基は炭化水素
またはハロ炭化水素基またはジオルガノ置換イソシアノ
キシ基(一般式RxyC=N−O−、式中、Rxおよび
yは同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭化水素
またはハロ炭化水素基である))を提供することのでき
る様々な有機基を特定している。これらを製造するため
の数多くの材料および方法の提案が従来技術において記
載されている。これらの提案は、例えば(1)エポキシ
基およびケイ素含有加水分解可能基、例えばγ−グリシ
ドキシプロピルメチルジメトキシシランまたはγ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシランを有するモノマー
が、アルキレンオキサイド、例えばプロピレンオキサイ
ドまたはエチレンオキサイドと共重合し、側鎖に加水分
解可能なケイ素含有基を有するポリエーテルを生成す
る;(2)ポリオキシプロピレンポリオールまたはポリ
テトラメチレンジオールのようなポリオキシアルキレン
グリコールが、官能基、例えばポリオキシアルキレンポ
リオールのヒドロキシル基と反応可能なイソシアナート
基を有し、且つケイ素含有加水分解可能基を有する化合
物と反応することにより、ポリマー鎖末端に加水分解可
能なケイ素含有基を導入する、および(3)ポリイソシ
アナート化合物が、(2)のようにしてポリオキシアル
キレンポリオールのヒドロキシル基と反応し、イソシア
ナート基を有する化合物を生成し、この生成された化合
物が、ケイ素含有加水分解可能基およびカルボキシル、
ヒドロキシル、メルカプトまたはアミノ基のようなイソ
シアナート基と反応可能な基の両方を有する化合物と反
応することにより、ポリマー鎖末端に加水分解可能なケ
イ素含有基を導入することを含む、分子鎖中に加水分解
可能なシリル基を導入することによる有機ポリマーを調
製する方法を含む。
【0005】出願人が知る改質ポリエーテルを調製する
従来技術の方法は、一般的に、少なくとも1つのケイ素
含有基を生成するために、エネルギーを多く消費するプ
ロセス、あるいは原材料または操作ステップを過度に使
用するプロセスを採用している。例えば欧州特許第1596
05号、米国特許第4,873,272号、米国特許第4,847,357号
および米国特許第4,786,667号参照。
【0006】ハイドロシリル化反応を用いるこれらの従
来技術のプロセスは、貴金属触媒、例えば白金誘導体の
使用が必要である。用いられる白金触媒は、比較的高価
であるため、そのプロセスも比較的高コストになる。
【0007】本発明の目的の1つは、改善されたシリル
変性有機ポリマーを含む硬化性組成物を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、雰囲気湿
分の作用により硬化する、シリコーンベースの室温硬化
可能な改善された組成物は、アミド結合によりポリエー
テルポリマーに結合した少なくとも1つのシリル基を導
入して変性されたポリエーテルベースの有機ポリマーを
含むものであることを見いだした。
【0009】本発明は、その1つの見地において、湿分
硬化性組成物を提供するものであり、該組成物は、
(A)多酸クロライドと分子鎖中にアルキレンおよびオ
キシアルキレン単位からなる群から選択された鎖単位お
よび縮合可能な置換基を有する有機ポリマーとの縮合生
成物と、(B)少なくとも1つの加水分解可能基および
少なくとも1つのケイ素結合基−R(NHR1mNH2
(式中、各Rは同一または異なっていてもよい結合基を
表し、R1は1価の炭化水素基を表しおよびmは0〜1
0の値を有する)を有するオルガノシリコン化合物
(B)と、の反応生成物を含むものである。
【0010】本発明の組成物は、(A)多酸クロライド
とアルキレンまたはオキシアルキレン鎖単位、および該
多酸クロライドと縮合可能な基を有する有機ポリマーと
の縮合生成物と、(B)少なくとも1つのケイ素結合基
−R(NHR1mNH2を有するオルガノシリコン化合
物(B)と、の反応生成物を必要とする。縮合生成物
(A)は、アミノ基との反応のためのアシルクロライド
基を有する。(A)および(B)間の反応は、前記材料
が溶液であり、あるいはさらに好ましくは反応温度で液
体であるポリマー(A)およびシラン(B)を使用して
液相において行うのが好適である。したがって本発明者
らは、分子量20万未満、さらに好ましくは約500〜
約10万の分子量を有するポリマーを使用することを薦
める。好適な縮合生成物(A)は、多酸クロライドと、
分子鎖中にアルキレンまたはオキシアルキレン単位を有
し、且つ縮合可能な置換基、例えばヒドロキシル、メル
カプトまたはアミノ基を有する有機ポリマーとを縮合さ
せることにより形成することができる。適切な置換基を
有する有機ポリマーは商業的に入手することができ、ポ
リオキシエチレン、オキシプロピレンおよび/またはオ
キシブチレン単位またはブタジエンまたはイソブチレン
単位を有するものを含む。これらの材料は、線状または
分岐状であることができ、また1分子中に1つ、2つ、
3つまたはそれ以上の縮合可能な置換基を有することが
できる。本発明者らは、線状α,ωジヒドロキシル材料
の使用が好適であると考えている。
【0011】要求される反応生成物(A)を形成するた
めに使用することのできる多酸クロライドは、2つ以上
の酸クロライド基、例えばオキサリル、マロニル、グル
タリル、アジポイル、フタリル、テレフタリルおよびイ
ソフタリルクロライドを有する。本発明者らは、下記式
【0012】
【化4】
【0013】[式中、Rは−(CH2n−である(式中
nは2〜10の価を有し、さらに好ましくは3〜5を有
し、例えばグルタリルジクロライドおよびアジポイルジ
クロライド(n=3またはn=4)が例示される)]の
飽和脂肪族ジカルボン酸のα,ω二酸クロライドを使用
することを薦める。これらの多酸クロライドは、有機ポ
リマーのポリマー鎖を結合するのに役立ち、また縮合可
能な基
【0014】
【化5】
【0015】を提供するのに役立つ。例えばオキシアル
キレン鎖間にエステル結合を形成する鎖延長反応は、酸
クロライドの塩素とこれと縮合可能な有機ポリマーの置
換基との比が1に近いとき好適であるが、ポリマーに結
合する基O=C.(Cl)−R−C(O)O−を生成す
るための反応は、塩素とこれと縮合可能なポリマーの置
換基との比が1を超えるのが好適である。このように、
本発明の組成物は、酸クロライドの塩素とこれと縮合可
能な有機ポリマーの置換基との比が、鎖延長の所望の割
合を許すような割合において、多酸クロライドとこれと
縮合可能な置換基を有するポリマーとを反応させること
により、比較的短い鎖のポリマーを所望の程度に鎖延長
し、且つ末端停止することにより形成された縮合生成物
(A)を使用することができ、またこれを使用するのが
好適である。
【0016】本発明者らは、鎖単位−(CH2−CH2
O)p−および−(CH.CH3−CH2−O−)q(式
中、pは0〜約100の値を有し、qは1〜約300の
値を有する)を有し、且つ約57〜4000の範囲の分
子量(好ましくは2000〜4000)を有する一般的
に入手可能なヒドロキシル末端停止ポリオキシプロピレ
ンおよびポリオキシエチレンオキシプロピレンを使用
し、適切な分子量の所望の反応生成物(A)のベースを
提供し、これと好適な多酸クロライドとを、酸クロライ
ドの塩素と有機ポリマーのヒドロキシル基との比が、
1.25以下であるような割合において反応させること
を薦める。本発明者らは、例えば単純に分離するか、あ
るいは塩基性物質、例えばアミンを添加することによ
り、この反応の間に形成される縮合生成物、例えばHC
lを除去することを薦める。
【0017】本発明に使用される反応生成物を調製する
ために使用されるオルガノシリコン化合物(B)は、ケ
イ素に結合した少なくとも2つの加水分解可能基を有す
るものが好ましく、好ましくは一般式
【0018】
【化6】
【0019】[式中、Rは結合基を表し、R''は加水分
解可能基を表し、R'は基R(NHR1mNH2すなわち
【0020】
【化7】
【0021】、基R''、基R'''(これは1価の炭化水
素基である)または基R'Si(OSiR1 2s−O−を
表し、mは0〜10の値を有し、且つsは0〜1500
の値を有する]であるのがよい。加水分解可能基または
基R''は、例えばオキシモ、アルコキシ(アルコキシ−
アルコキシを含む)およびアルケニルオキシ基から選択
することができる。1価の炭化水素基R1は、例えばア
ルキル基(例えばメチル、エチルまたはプロピル);ア
ルケニル基(例えばビニル、アリルまたはヘキセニ
ル);アリール基(例えばフェニル)およびアラルキル
基(例えばシクロヘキセニル基)からなる群から選択す
ることができる。結合基が基−(CH2n−(式中、n
は2〜10の値を有し、さらに好ましくはプロピルによ
り例示されるような3〜5の値を有する)である、1つ
の基−R(NHR1mNH2を有するアミノシランを使
用することが好ましい。mが0であるアミノシランは、
反応時に第二アミノ基および存在する他の基間で副反応
が急増すること防ぐために一般的に好適である。R'が
アルキル基または加水分解可能基であるアミノシランが
好適である。
【0022】オルガノシリコン化合物(B)として使用
するのに好適なシランの典型的な例は、アミノプロピル
トリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、アミノプロピルメチルジエトキシシラン、アミノメ
チルトリメトキシシランおよびアミノメチルトリメトキ
シシランが挙げられる。
【0023】本発明の組成物に使用される反応生成物
(A)は、次のスキームにより製造することができ、ま
た幾分加水分解抵抗性を有するアミド結合による有機ポ
リマー鎖に結合したシリル基を有する。
【0024】
【化8】
【0025】縮合反応は、反応混合物を25〜150℃
の範囲の温度への加熱により、1分〜5時間でもたらす
ことができる。好適な材料は一般式
【0026】
【化9】
【0027】(式中、Zは([(Eo)p(Po)q]−
CO−O−Ra−O−CO−[(Eo)p(Po)q])r
(式中、Raは−(CH2n−を表し、Eoは−CH2
CH2−O−を表し、Poは−CH.CH3−CH2−O−
を表し、R、R'、R''、n、pおよびqは上記で説明
したものであり、rはZの分子量が約4000以下とな
るような整数を表す))のものである。
【0028】本発明の組成物は、組成物からの過剰な水
分を排除するスキャベンジャーとして役立ち、あるいは
水分の存在下、反応生成物(A)との縮合反応を経て組
成物を硬化させるのに有効である材料(C)を含むこと
ができる。好適な材料(C)は、対応するアルコキシ、
アセトキシおよびオキシモ末端停止ポリシロキサンを硬
化するために知られているもの、例えばオルトシリケー
ト、さらに特定すれば加水分解可能なシラン、例えばア
セトキシ、オキシモ、アルコキシおよびアルケニルオキ
シからなる群から選択された2つ、3つまたは4つの加
水分解可能基を有するシランがよい。適切なシランの典
型的な例としては、ジ−、トリ−およびテトラ−オキシ
モシラン、ジ−、トリ−およびテトラ−アルコキシシラ
ン、アルケニルオキシシランおよび混合されたオキシモ
アルコキシシランが挙げられる。これらのシランの例と
しては、メチルトリオキシモシラン、ビニルトリオキシ
モシラン、テトラオキシモシラン、エチルトリエトキシ
シラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリアルコ
キシシラン、メチルジオキシモアルコキシシラン、ビニ
ルジオキシモアルコキシシラン、トリオキシモアルコキ
シシラン、オキシモトリアルコキシシランおよびジアミ
ノジオキシモシランが挙げられる。
【0029】本発明の組成物は、雰囲気湿分および材料
(C)(もしあるなら)の存在下、ポリマー(A)およ
び材料(B)の縮合反応を促進する縮合触媒(D)、例
えば有機錫塩またはチタン錯体を含むことができ、また
これを使用することが好ましい。好適なチタン錯体の例
は、チタンジイソプロピルジエチルアセトアセテート、
チタンジイソプロポキシジアセチルアセトネートおよび
チタンテトラアルコキサイド(該アルコキサイドはブト
キシまたはプロポキシである)が挙げられる。チタン錯
体は、反応生成物(A)および(B)100重量部に対
し、約0.2重量部の割合で使用することができる。好
適な錫化合物の例としては、ジブチル錫ジラウレートお
よび錫オクトエートが挙げられる。錫化合物は、反応生
成物100重量部に対し、約0.02〜0.2重量部の割
合で使用することができる。
【0030】本発明の組成物は、湿分硬化縮合反応と部
分となり得る上記のようなケイ素結合ヒドロキシル基ま
たは基R''を有する1つ以上のポリシロキサンを含むこ
とができる。他の助剤も配合することができる;例えば
組成物に可塑剤、増量剤、二酸化チタンのような顔料、
カーボンブラック、酸化鉄、加工および接着促進添加剤
を導入することができる。使用可能な可塑剤および増量
剤は、有機フタレートエステル、非官能性末端停止ポリ
アルキレンオキサイドおよびトリメチルシリル末端停止
ポリジメチルシロキサン流体(PDMS)を含む。もし
ガラス、金属または他の基体への硬化組成物の接着を改
善することが必要であるならば、例えばエポキシ、アミ
ノおよびメルカプト官能アルコキシシランおよび特定の
反応生成物および/またはその混合物等の接着促進添加
剤を使用することができる。
【0031】本発明の組成物の調製は、公知の混合技術
により行うことができる。組成物は、所望に応じた単一
包装または多包装の形態に配合することができる。組成
物は、所望の任意の順番で選択された成分を混合するこ
とにより溶性することができる。例えば、(A)および
(B)を互いに反応させ、次に、多の成分を混合する
か、あるいは反応体(A)および(B)を組成物の他の
原料と混合し、その場で反応生成物を製造することもで
きる。
【0032】本発明の組成物は、溶媒を使用することな
く、また特定の接着促進剤を使用することなく、様々な
基体(例えばガラス、陽極酸化されたアルミニウム、ポ
リメチルメタクリレート、ポリビニルクロライド等)に
良好な接着を有し、且つペイントすることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例(4〜9)によりさら
に説明する。なお、特記しない限り部および%とあるの
は重量基準であり、粘度は25℃での測定を意味する。
引張強さ、破断点伸び、および100%モジュラスは、
組成物の硬化したストリップまたはスラブを用い、AS
TM D412に従って測定された。基体へのビーズの
適用およびビーズ上の非粘着性の表面の生成間の経過時
間(分)は、SOTまたはTFTとして示された。SO
T(スキンオーバータイム)は、指先試験により評価さ
れ、TFT(不粘着時間)は、組成物のビーズ上にプレ
スされたフィルムを用いる剥離試験により決定された。
硬化したシーラントの粘着性は、硬化した組成物を指先
試験し、その粘着性を1〜4のスケールで推定すること
により決定された(0は最も粘着性があり、4は最少の
粘着性である)。彩色適性の評価のために、次の試験を
行った。シーラント組成物を、木製の溝中に4mmの深さ
に押し出した。シーラント組成物は、室温で1週間で硬
化された。次にシーラントをペイントした。シーラント
表面上のペイントの拡がりを、コーティング上のフィッ
シュアイの形成の観察により評価した。結果は次のよう
に示される:
【0034】 良好:ペイントが乾燥してもフィッシュアイがない。 非良好:ペイントが乾燥したときに少なくとも1つのフ
ィッシュアイが形成された。
【0035】ペイントは、シーラント表面上に1週間
“乾燥”させた。ペイントが未硬化あるいは完全に硬化
しなかった場合は、表に“U”として表示した。硬化し
たペイントフィルムを、レーザーブレードで切り取り、
小さい正方形を作成した。接着テープ片を、ペイント上
に適用し、すぐに取り除いた。テープ除去後にシーラン
ト上に残るペイントの正方形の数により、ペイントの接
着性が決定された。シーラント表面上に残ったペイント
の正方形の数を表に示す。
【0036】実施例1 (Cl)/(OH)比の関数としての鎖延長 ポリプロピレングリコール(PPO)10部(MW=2
000)を、100ml容ボトルに入れ、表1に示す量に
おいてグルタリルジクロライド(GD)を加えた。この
反応混合物を室内圧力条件下、12℃で2時間反応させ
た。製造物の粘度の測定により示されるように、(C
l)/(OH)比が1に近いときに鎖延長の増大が得ら
れた。1未満の比は、ヒドロキシ末端停止ポリマーを製
造するために用いられ、1を超える比は、酸クロライド
末端停止ポリマーを製造するために用いられる。
【0037】
【表1】 表 1 番号 PPO GD (Cl)/(OH) 粘度 部 部 cSt 1 10 0.31 0.39 1250 2 10 0.40 0.50 2220 3 10 0.51 0.64 4760 4 10 0.60 0.76 9900 5 10 0.69 0.86 37860 6 10 0.79 0.99 369600 7 10 0.91 1.15 210180 8 10 1.00 1.26 35150 9 10 1.10 1.18 16300 10 10 1.20 1.50 9500
【0038】実施例2 安定化していないジアルコキシシラン末端停止ポリマー ポリプロピレングリコール(PPO)(MW=200
0)100部を、250ml容の反応フラスコに入れ、真
空下、120℃で1時間乾燥させた。次にグルタリルジ
クロライド10部を入れ、真空下、120℃で4時間反
応させた。この反応により生じた塩化水素を、0.98
4NのKOH溶液にトラップさせた。ポリマーサンプル
を、時間の関数として取り出した。粘度、MW(すなわ
ちGPCで測定された分子量)および多分散性(MW
D)(すなわち分子量分布)を測定し、得られた結果を
表2に示した。4時間後、γ−アミノプロピルメチルジ
エトキシシラン1部を導入し、1時間反応させた。得ら
れたポリマーは、一様の分子量分布を示し、このこと
は、出発ポリグリコールが消費されたことを意味してい
る。最終ポリマーは、雰囲気水分に曝露されたとき、い
かなる縮合触媒を使用することなく、迅速に硬化した。
最終ポリマーは、α,ω−ビスメチルジエトキシシリル
プロピルN−アミドグルタレートポリプロピレングリコ
ール/グルタレートコポリマーであると思われる。自己
硬化性は、鎖延長および末端停止反応の後、反応媒体に
存在する塩化水素により触媒されると思われた。
【0039】
【表2】 表 2 時間の関数としての粘度、分子量および分子量分布 時間(分) 粘度(cSt) MW MWD 0 367 2100 1.32 60 50600 28000 3.59 120 55800 28400 3.77 180 55800 28400 3.70 225 57800 28100 3.95 960 85000 31600 3.63
【0040】実施例3 アミド官能基実証 アセチルクロライドおよびアミノプロピルトリエトキシ
シランの等モル量を反応フラスコに入れ、溶媒としてエ
チレングリコールジメチルエーテルおよび反応中に生じ
た塩化水素をトラップさせるためのトリヘキシルアミン
中、室温で反応させた。反応生成物は10秒後に得ら
れ、これはガスクロマトグラフィー/質量分析計(GC
/MS)により、
【0041】
【化10】
【0042】であると同定された。
【0043】実施例4 トリヘキシルアミン安定トリアルコキシシラン末端停止
ポリマー PPOおよびGDの等モル量を、2つの反応フラスコに
入れ、約13000cStの粘度になるまで、真空下1
20℃で2時間反応させ、アミノプロピルメチルジエト
キシシラン/トリヘキシルアミン(APDS/THA)
混合物で末端キャップした。トリヘキシルアミンの化学
量論的過剰量を、混合物に用いた。これらのポリマー
は、雰囲気湿分に曝露されても安定であった。これは、
反応においてTHAが発生したHClの中和に役立つた
めと考えられる。これらのポリマー、微細沈降炭酸カル
シウム、有機可塑剤としてジオクチルフタレート(DO
P)、硬化剤としてメチルトリメトキシシラン(MT
M)および雰囲気湿分での縮合反応のための触媒として
ジブチル錫ジラウレート(DBTL)を含む湿分硬化性
組成物を調製した。これらの組成物は、室温で迅速に硬
化した。組成物の不粘着時間(TFT)、引張強さ、1
00%モジュラスおよび破断点伸びを測定した。得られ
た結果を表3に示す。
【0044】
【表3】 表 3 ポリマーの配合 原料 ポリマー組成物 1 2 (部) (部) PPO 50 50 GD 5.6 5.6 粘度(2時間)cSt 13300 12400 APDS* 3.3 3.2 THA* 9.2 13.9 シーラントの配合 シーラント組成物 1 2 (部) (部) ポリマー1 25 − ポリマー2 − 27.5 DOP 10 10 CaCO3(沈降) 14 14 TiO2 4 4 MTM 0.8 0.8 DBTDL 0.2 0.2 物理的特性 TFT(時) >15 >15 引張強さ(MPa) 0.77 0.55 100%モジュラス 0.27 0.21 破断点伸び% 280 224 * APDSおよびTHAは、粘度のサンプルが取り出された後に残るポリマー の関数として調節されている。
【0045】実施例5 トリエトキシシラン末端停止RTVポリマー 実施例4と同じ反応条件を使用した。ただし、APDS
の代わりに、アミノプロピルトリエトキシシランを用
い、THAの代わりに、トリイソオクチルアミン(TI
OA)を用い、湿分硬化性ポリマーを調製し、次に示さ
れる割合における材料を用いてシーラント組成物を調製
した。
【0046】
【表4】 ポリマープロセス PPO : 1800部 GD : 197.6部 アミノシラン : 205部 TIOA(トリイソオクチルアミン) : 285.8部 時間/温度 3時間/120℃ 末端停止 30分/50℃ 最終分子量 14800 最終MWD 3.8 予測分子量 16000
【0047】シーラント組成物は、次の成分から調製さ
れた。
【0048】
【表5】 ポリマー 1000部 CaCO3(沈降) 1200部 ジオクチルフタレート 500部 メチルトリメトキシシラン 40部 錫オクトエート 10部
【0049】組成物を室温で硬化させ、試験サンプルを
形成してこれを適用した7日間後、物理的特性を試験し
た。
【0050】
【表6】 破断点伸び(%) : 250 100%モジュラス(MPa) : 0.29 引張強さ(MPa) : 0.55
【0051】この組成物において、触媒のレベルをDB
TDLを添加することにより1.6%まで増量したと
き、組成物は、3日間の曝露の後に完全に硬化した。こ
のシーラントの耐候性試験(室外;−10〜5℃の範
囲)を行ったところ、1カ月後であっても汚れたピック
アップは認められなかった。
【0052】実施例6 実施例5と同じ反応条件を用いた。ただし、PPOの代
わりにPPO2(ポリオキシプロピレングリコール、M
W=4000)を用い、同様のCl/OH比を有するよ
うにグルタリルジクロライドのレベルを調製し、安定化
剤としてトリブチルアミンを用いた。80000cSt
の粘度のポリマーを調製し、次に示される割合における
材料を用いてシーラント組成物を調製した。
【0053】
【表7】ポリマー PPO2 100部 GD 5.7部 アミノプロピルトリエトキシシラン 3.37部 TIBA 3.47部 ポリマー粘度 cSt 80000シーラント ポリマー 20.5部 CaCO3 24部 可塑剤(ポリブタジエンジオール) 10部 TIO2 4部 MTM 0.8部 DBTDL 0.2部
【0054】組成物を室温で硬化させ、試験サンプルを
形成してこれを適用した7日間後、物理的特性を試験し
た。
【0055】
【表8】 破断点伸び(%) : 375 100%モジュラス(MPa) : 0.8 引張強さ(MPa) : 2.15
【0056】この組成物は、プライマーが存在しなくて
も、非常に良好なPVC、ポリメチルメタクリレート、
陽極酸化されたアルミニウムおよびガラスへの接着を示
した。
【0057】実施例7 実施例6で製造したポリマー20部、可塑剤10部、炭
酸カルシウムの充填剤24部、シリカ0.7部、二酸化
チタン4部、メチルトリメトキシシラン0.8部、イル
ガノックス安定剤2部、ラウリルアミン0.1部および
錫ジオクトエート0.2部を用いて、様々な組成物を調
製した。使用した可塑剤は、それぞれの組成物で異な
る。組成物の硬化特性を、SOTおよび粘着性により測
定した。硬化した組成物の彩色適性も試験した。その結
果を表4に示す。2つのペイント組成物を使用した。す
なわち商品名Levitexのラテックスベースの組成物およ
び商品名Levis Satinを含むアルキッド組成物である。
すべての場合において、サンプルの表面上にペイントが
よく拡散したことが見いだされた。サンプルに対するペ
イントの接着を上記のように評価した。木材に対するペ
イントの接着性を比較目的のために同様の方法により評
価した。結果を表4に示す。
【0058】
【表9】 表 4 シーラント組成物 可塑剤 1 2 3 4 5 ジオクチルフタレート Y N N N N ヒマワリ油 N Y N N N ポリウレタン樹脂変性植物油 N N Y N N ポリアジペート N N N Y N エポキシ大豆油 N N N N Y 物理的特性 SOT(時間) 5 4 4 3.5 * 粘着性 1 ** 3 2 0 彩色適性 ラテックスペイント (シーラントに対する) 0 0 5 90 (木材に対する) 0 0 5 60 アルキッドペイント (シーラントに対する) U U 100 100 (木材に対する) U 100 100 * 5日間の曝露の後シーラントは硬化せず。 ** 表面のブリードが見られる。
【0059】実施例8 アジポイルクロライド123.4部を加え、2時間、1
20℃、減圧窒素雰囲気下(10ミリバール)、ポリプ
ロピレングリコールPPO2の4000部と反応させ、
16300cStの粘度の生成物を得た(Mw=125
00)。別に、アジポイルクロライド123.4部を加
え、同じ条件下(ただし1時間の反応)、混合物と反応
させたところ、160000cStの粘度および125
00の分子量(Mw)の酸クロライドポリマーを得た。
反応により生じた塩化水素を、0.984NのKOH溶
液の1リットルにトラップさせた。このようにして調製
された酸クロライドポリマーの40部が、続いてデンタ
ルミキサー中、アミノプロピルトリメトキシシラン(A
MMO)、メチルトリメトキシシラン(MTM)および
ジブチル錫ジラウレート(DBTDA)と、下記表に示
した割合において混合した。組成物の硬化特性は、SO
T、TFT、粘着性により決定された。力学抵抗(例え
ば引張強さ)、破断点伸びおよびモジュラスをさらにこ
の表に報告する。
【0060】
【表10】 サンプル 1 2 3 4 5 6 7 AMMO 3 3 1.6 1.6 3 3 3 MTM 1.6 0.8 1.6 0.8 1.6 1.6 1.6 DBTDA 1.2 0.6 0.6 1.2 1.2 1.2 1.2 SOT 19分 2分 1時間7分 33分 8分 5分 15分 TFT 1時間2分 3分 5時間1分 2時間18分 18分 12分 25分 粘着性 4 3 2 1 4 4 4 引張強さ 1.22 0.53 0.99 0.96 1.22 破断点伸び 423.5 408.0 355.0 333 333.5 370 モジュラス 0.20 0.15 0.15 0.25 0.25 0.23
【0061】実施例9 実施例8の手順を繰り返し、(a)15200cStの
粘度を有するヒドロキシ末端停止ポリマーおよび(b)
270000cSt(Mw=18500)の粘度を有す
るクロライド末端停止ポリマーを生成した(なお、両方
のステップの終わりに、アジポイルクロライドを添加し
た)。このクロライドポリマー(b)の1000部を、
5リットル容のミキサー(Spangenberg mixer)に入
れ、真空下、混合してから30分のときに40部のアミ
ノプロピルトリメトキシシラン、2分のときに40部の
メチルトリメトキシシランおよび500部のジブチルフ
タレート(DPB)を入れ、これらとともに混合した。
処理された沈降炭酸カルシウムは、2ステップにおいて
それぞれ600部として導入された。紫外線安定剤Ti
2を、炭酸カルシウムの2回目の添加のときに加え、
10分間混合した。抗酸化剤イルガノックス1520お
よび触媒の錫オクトエートを加え、組成物中20分間ホ
モジナイズした。ラウリルアミン(15.2g)およびオ
クタン酸(15.2g)を最後に導入し、5分間混合し
た。SOTおよびTFTとして試験されたシーラントの
硬化特性は、それぞれ85分および95分であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592015259 PARC INDUSTRIEL, 7180 SENEFFE, BELGIUM

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)多酸クロライドと分子鎖中にアル
    キレンおよびオキシアルキレン単位からなる群から選択
    された鎖単位および縮合可能な置換基を有する有機ポリ
    マーとの縮合生成物と、(B)少なくとも1つの加水分
    解可能基および少なくとも1つのケイ素結合基−R(N
    HR1mNH2(式中、各Rは同一または異なっていて
    もよい結合基を表し、R1は1価の炭化水素基を表しお
    よびmは0〜10の値を有する)を有するオルガノシリ
    コン化合物(B)と、の反応生成物を含む湿分硬化性組
    成物。
  2. 【請求項2】 オルガノシリコン化合物(B)が、一般
    式 【化1】 (式中、各R''は、同一または異なっていてもよい加水
    分解可能基を表し、R'は基R(NHR1mNH2、基
    R''、基R1または基R'Si(OSiR1 2s−O−
    (式中、R1は1価の炭化水素基を表し、sは0〜15
    00の値を有する))で示されるものである請求項1に
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】 基R(NHR1mNH2がアミノプロピ
    ルであ、且つmが0である請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 基R'がR''を示す請求項2に記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】 いずれかのR''またはすべてのR''がア
    ルコキシ、オキシモ、アルケニルオキシまたはアルコキ
    シアルコキシである請求項2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 オルガノシリコン化合物が、γ−アミノ
    プロピルトリメトキシシランおよびγ−アミノプロピル
    トリエトキシシランからなる群から選択される請求項1
    に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 有機ポリマーが、鎖単位−(CH2−C
    2−O)p−を有するかまたは有さずに、−(CH.C
    3−CH2−O−)q−(式中、pは0〜100の値を
    有し、qは1〜300の値を有する)を有し、且つ57
    〜4000の範囲の分子量を有する線状α,ω−ジヒド
    ロキシポリオキシアルキレングリコールである請求項1
    に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 酸クロライドが、一般式 【化2】 [式中、Rは−(CH2n−(式中、nは2〜10の値
    を有する)を表す]の飽和脂肪族ジカルボン酸のα,ω
    −二酸クロライドを含む請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 生成されるポリマーが該酸クロライドか
    ら誘導される鎖末端停止単位および鎖延長単位を有する
    ような条件下で、ポリオキシアルキレングリコールおよ
    び多酸クロライドが反応される請求項7に記載の組成
    物。
  10. 【請求項10】 縮合生成物(A)が、一般式 【化3】 (式中、Zは([(Eo)p(Po)q]−CO−O−R
    a−O−CO−[(Eo)p(Po)q])r(式中、Ra
    は−(CH2n−を表し、Eoは−CH2−CH2−O−
    を表し、Poは−CH.CH3−CH2−O−を表し、
    R、R'、R''は上記で説明したものであり、nは2〜
    10の値を有し、pは0〜100の値を有し、qは1〜
    300の値を有し、rはポリマー(A)の分子量が約4
    000以下となるような値を表す)を表す)である請求
    項1に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 オルガノシリコン化合物(B)とは異
    なるシラン(C)を含み、且つ該シラン(C)は、アセ
    トキシ、オキシモ、アルコキシおよびアルケニルオキシ
    基からなる群から選択された2つ、3つまたは4つの加
    水分解可能基を有するものである請求項1に記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 シランが、メチルトリメトキシシラン
    である請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 有機錫塩およびチタン錯体からなる群
    から選択された縮合触媒を含む請求項1に記載の組成
    物。
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