JPH08208144A - 深ピットドアロックスイッチの点検足場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の構成は、最下階ピット４にスクリュ
ーシャフト９（ボールネジ）の回転により昇降する点検
作業台を案内レール１１に沿って、上昇させて最下階ド
アのドアロックスイッチ１を安全に点検できるよう構成
している。 【効果】 本装置によれば１人で安全に短時間で作業が
できる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、昇降路の底部に案内レ
ールに沿って昇降する深ピットドアロックスイッチの点
検足場に関する。

【０００２】

【従来の技術】エレベータの昇降路内の保全作業のう
ち、図２に示すように最下階の乗り場のドアスイッチ１
の点検作業は、梯子５を昇降路２の底部ピット４の壁に
立てかけて作業者６は点検調整などの保全作業を行なっ
ていた。

【０００３】また、実開昭６２−１２１２７３号公報に
記載のものにあっては図２に示すように乗りかご７の下
に作業台８を設けて、最下階ドア３の乗り場のドアスイ
ッチ１の点検作業を行なうようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、足
元が狭いため不安定となり移動範囲に制限があるほか、
また、乗りかご下の作業台では取付け、取外しの作業が
面倒で２人以上の作業者が必要であった。

【０００５】本発明の目的は、１人作業で安全に保全作
業ができる深ピットドアロックスイッチの点検足場を提
供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的は、乗りかごを
有する昇降路の深い底部ピット位置にて、案内レールに
沿って電動などの動力に依って昇降する点検足場を備え
たことにより達成される。

【０００７】

【作用】昇降路底部に点検足場を設け昇降可能とし、作
業者は前記点検足場上で、作業を行なうようになってい
る。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づき説明す
る。

【０００９】図１は本発明の一実施例を示すもので、昇
降路２の最下部底部ピット４に案内レール１１に沿って
昇降する点検足場１２を備え、該点検足場１２の側板に
スクリューネジ可動部９ｃを固定して昇降可能な電動機
１０を介してスクリューシャフト９を回転させて該点検
足場１２を昇降させるものである。

【００１０】また、スクリューシャフト９は、上部に上
部固定ブラケット９ａをそして底部に下部固定台９ｂを
それぞれ配設して強固にしている。

【００１１】つぎに、具体的な実施例で説明する。今、
保全技術者６はコントロール盤の電源スイッチ１０ａを
投入して、１人で操作釦１０ｂを手に持ち点検足場１２
に乗り込み、該点検足場１２のハンドレール１３から身
体を乗り出さないようにして操作釦１０ｂの上昇釦を押
して最下階ドア３のドアロックスイッチ１の点検整備を
行なう。

【００１２】以上本発明の実施例によれば、最下階の乗
り場のドアロックスイッチの点検整備作業は、安全かつ
容易に行なうことができる。

【００１３】

【発明の効果】本発明によれば、１人作業で安全に最下
階の乗り場のドアロックスイッチの点検作業ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す立体斜視図である。

【図２】従来の作業状態を示す側面図である。

【図３】乗りかご下に作業台を設けた従来の例を示す側
面図である。

【符号の説明】

１ ドアロックスイッチ ２ 昇降路 ３ 最下階ドア ４ 底部ピット ５ 脚立 ６ 作業者 ７ 乗りかご ８ 作業台 ８ａ 作業台の足場 ９ スクリューシャフト ９ａ 上部固定ブラケット ９ｂ 下部固定台 ９ｃ スクリューネジ可動部 １０ 電動機 １０ａ コントロール盤 １０ｂ 操作釦 １１ 案内レール １２ 点検足場 １３ ハンドレール １４ 案内ローラ １５ 緩衝器

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 乗りかごを有する昇降路の深い底部ピッ
   ト位置にて、案内レールに沿って電動などの動力に依っ
   て昇降する点検足場を備えたことを特徴とする深ピット
   ドアロックスイッチの点検足場。
2. 【請求項２】 前項１の昇降装置として、スクリューシ
   ャフトを用いて昇降することを特徴とする深ピットドア
   ロックスイッチの点検足場。