JP2002356289A - 斜行昇降機の工事用装置および据付工事方法 - Google Patents
斜行昇降機の工事用装置および据付工事方法Info
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- JP2002356289A JP2002356289A JP2001154829A JP2001154829A JP2002356289A JP 2002356289 A JP2002356289 A JP 2002356289A JP 2001154829 A JP2001154829 A JP 2001154829A JP 2001154829 A JP2001154829 A JP 2001154829A JP 2002356289 A JP2002356289 A JP 2002356289A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 斜行エレベータ据付工事の作業効率および安
全性を向上させる。 【解決手段】 斜行エレベータの昇降路に沿ってレール
１を敷設し、該レール１上に、カーフレームを利用した
安全装置２付きの作業台３を取り付けた台車４を載置す
る。台車４を、昇降路頂部に設けたウインチ５によって
巻き上げ、巻き下げる。これによって台車４および作業
台３がレール１および建物（躯体）を介して昇降移動す
る。据付工事を行う際は、作業台３に傾斜のない足場を
取り付けるとともに、材料、工具、作業員を乗せ、ウイ
ンチ５によって台車４および作業台３を昇降移動させ、
斜行エレベータの機器取り付け、外装工事、エレベータ
廻りの壁、及び天井工事等を行う。傾斜した昇降路や昇
降路上部に足場を設置する必要がなく、傾斜した足場上
を材料を持って移動することがなくなり、材料の転倒、
ズレが防止でき、工事の効率および安全性が著しく向上
する。
全性を向上させる。 【解決手段】 斜行エレベータの昇降路に沿ってレール
１を敷設し、該レール１上に、カーフレームを利用した
安全装置２付きの作業台３を取り付けた台車４を載置す
る。台車４を、昇降路頂部に設けたウインチ５によって
巻き上げ、巻き下げる。これによって台車４および作業
台３がレール１および建物（躯体）を介して昇降移動す
る。据付工事を行う際は、作業台３に傾斜のない足場を
取り付けるとともに、材料、工具、作業員を乗せ、ウイ
ンチ５によって台車４および作業台３を昇降移動させ、
斜行エレベータの機器取り付け、外装工事、エレベータ
廻りの壁、及び天井工事等を行う。傾斜した昇降路や昇
降路上部に足場を設置する必要がなく、傾斜した足場上
を材料を持って移動することがなくなり、材料の転倒、
ズレが防止でき、工事の効率および安全性が著しく向上
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータや斜
行エレベータの据え付け工事の作業効率を高めるととも
に安全性を向上させた斜行昇降機の工事用装置および据
付工事方法に関する。
行エレベータの据え付け工事の作業効率を高めるととも
に安全性を向上させた斜行昇降機の工事用装置および据
付工事方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エスカレータや斜行エレベータ等
の斜行昇降機の、据え付け工事、外装工事、壁工事、天
井工事は、傾斜した昇降路又はフレームに足場を組み、
その足場上を材料を持って移動しながら行うものであっ
た。
の斜行昇降機の、据え付け工事、外装工事、壁工事、天
井工事は、傾斜した昇降路又はフレームに足場を組み、
その足場上を材料を持って移動しながら行うものであっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため前記工事は、
勾配又は階段状の足場での作業が多いので、安全性及び
作業性において次のような問題点があった。 （１）足場が傾斜していたり階段状であるので、作業効
率が悪い。 （２）無理な姿勢での作業が多く、安全性および作業効
率が悪く、また作業者の疲労も大きい。 （３）足場組立に多大な時間がかかってしまう。 （４）仮設材が多く、材料搬入時間および運送費がかか
ってしまう。
勾配又は階段状の足場での作業が多いので、安全性及び
作業性において次のような問題点があった。 （１）足場が傾斜していたり階段状であるので、作業効
率が悪い。 （２）無理な姿勢での作業が多く、安全性および作業効
率が悪く、また作業者の疲労も大きい。 （３）足場組立に多大な時間がかかってしまう。 （４）仮設材が多く、材料搬入時間および運送費がかか
ってしまう。
【０００４】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、斜行昇降機の据え付け工事の作業効率を高
めるとともに安全性を向上させた斜行昇降機の工事用装
置および据付工事方法を提供することにある。
その目的は、斜行昇降機の据え付け工事の作業効率を高
めるとともに安全性を向上させた斜行昇降機の工事用装
置および据付工事方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の斜行昇降機の工事用装置は、斜行した昇降路
内に設けられ、作業足場の設置を可能とした作業台と、
前記作業台を前記昇降路内で昇降させる昇降手段とを備
えたことを特徴としている。
の本発明の斜行昇降機の工事用装置は、斜行した昇降路
内に設けられ、作業足場の設置を可能とした作業台と、
前記作業台を前記昇降路内で昇降させる昇降手段とを備
えたことを特徴としている。
【０００６】また前記昇降手段は、駆動機により駆動さ
れるエスカレータのステップ連結部品で構成され、前記
作業台は前記ステップ連結部品に取り付けられているこ
とを特徴としている。
れるエスカレータのステップ連結部品で構成され、前記
作業台は前記ステップ連結部品に取り付けられているこ
とを特徴としている。
【０００７】また前記作業台には、例えばリミットスイ
ッチやガバナー機構を備えた安全装置が取り付けられて
いることを特徴としている。
ッチやガバナー機構を備えた安全装置が取り付けられて
いることを特徴としている。
【０００８】また前記作業台は斜行エレベータの昇降路
内に敷設されたレール上に設けられ、前記昇降手段は巻
上機から成ることを特徴としている。
内に敷設されたレール上に設けられ、前記昇降手段は巻
上機から成ることを特徴としている。
【０００９】また前記作業台はエスカレータの昇降路内
に敷設されたレール上に設けられ、前記昇降手段は巻上
機から成ることを特徴としている。
に敷設されたレール上に設けられ、前記昇降手段は巻上
機から成ることを特徴としている。
【００１０】また本発明の斜行昇降機の据付工事方法
は、作業台に足場を組む足場組立工程と、前記足場が組
まれた作業台を、斜行した昇降路内に昇降させる昇降工
程とを備え、斜行昇降機の据付工事および据付に伴う諸
工事を行うことを特徴としている。
は、作業台に足場を組む足場組立工程と、前記足場が組
まれた作業台を、斜行した昇降路内に昇降させる昇降工
程とを備え、斜行昇降機の据付工事および据付に伴う諸
工事を行うことを特徴としている。
【００１１】また前記昇降工程は、前記足場が組まれた
作業台をエスカレータのステップ連結部品に取り付ける
取り付け工程と、前記エスカレータのステップ連結部品
を駆動する駆動工程とを包含していることを特徴として
いる。
作業台をエスカレータのステップ連結部品に取り付ける
取り付け工程と、前記エスカレータのステップ連結部品
を駆動する駆動工程とを包含していることを特徴として
いる。
【００１２】また前記昇降工程は、前記足場が組まれた
作業台を前記昇降路内に敷設したレール上に載置する載
置工程と、前記レール上に載置された作業台を巻上機に
よって昇降させる工程とを包含していることを特徴とし
ている。
作業台を前記昇降路内に敷設したレール上に載置する載
置工程と、前記レール上に載置された作業台を巻上機に
よって昇降させる工程とを包含していることを特徴とし
ている。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施形態例を説明する。本発明では図１に示すように、
斜行昇降機の昇降路に沿ってレール１を敷設し（本設又
は仮設）、該レール１上に、仮設もしくは本設のカーフ
レームを利用した安全装置２付きの作業台３を取り付け
た台車４を載置し、該作業台３に材料、工具、作業員を
乗せ、例えば昇降路頂部に設けたウインチ（巻上機）５
によって台車４および作業台３を昇降移動せしめ、斜行
昇降機の機器取り付け、外装工事、エスカレータ廻りの
壁、及び天井工事を行うように構成した。
実施形態例を説明する。本発明では図１に示すように、
斜行昇降機の昇降路に沿ってレール１を敷設し（本設又
は仮設）、該レール１上に、仮設もしくは本設のカーフ
レームを利用した安全装置２付きの作業台３を取り付け
た台車４を載置し、該作業台３に材料、工具、作業員を
乗せ、例えば昇降路頂部に設けたウインチ（巻上機）５
によって台車４および作業台３を昇降移動せしめ、斜行
昇降機の機器取り付け、外装工事、エスカレータ廻りの
壁、及び天井工事を行うように構成した。
【００１４】前記安全装置２は、障害物や移動始終端を
検知するリミットスイッチおよびガバナー機構（昇降移
動速度の変動度を小さく保つ調速機構）を備えている。
また作業台３は、外装、壁、天井工事に必要な足場を取
り付けることが可能な構造に構成されている。図１にお
ける作業台３は、キックプレート６および手摺り７を設
けた構造となっている。尚４ａは台車４のガイドローラ
である。
検知するリミットスイッチおよびガバナー機構（昇降移
動速度の変動度を小さく保つ調速機構）を備えている。
また作業台３は、外装、壁、天井工事に必要な足場を取
り付けることが可能な構造に構成されている。図１にお
ける作業台３は、キックプレート６および手摺り７を設
けた構造となっている。尚４ａは台車４のガイドローラ
である。
【００１５】図２は本発明を斜行エレベータに適用した
実施形態例を示している。図２（ａ）において、斜行エ
レベータの昇降路に沿ってレール１が敷設され（本設又
は仮設）、該レール１上に、仮設もしくは本設のカーフ
レームを利用した安全装置２付きの作業台３を取り付け
た台車４が載置されている。
実施形態例を示している。図２（ａ）において、斜行エ
レベータの昇降路に沿ってレール１が敷設され（本設又
は仮設）、該レール１上に、仮設もしくは本設のカーフ
レームを利用した安全装置２付きの作業台３を取り付け
た台車４が載置されている。
【００１６】台車４の端部には巻上げ用のワイヤーロー
プが結合され、該ワイヤーロープを、昇降路頂部に設け
たウインチ５によって巻き上げ、巻き下げる。これによ
って台車４および作業台３がレール１および建物（躯
体）を介して昇降移動する。
プが結合され、該ワイヤーロープを、昇降路頂部に設け
たウインチ５によって巻き上げ、巻き下げる。これによ
って台車４および作業台３がレール１および建物（躯
体）を介して昇降移動する。
【００１７】また図２（ｂ）において、斜行エレベータ
の昇降路に沿ってレール１が敷設され（本設又は仮
設）、該レール１上に、仮設もしくは本設のカーフレー
ムを利用した安全装置２付きの作業台３を取り付けた台
車４が載置されている。
の昇降路に沿ってレール１が敷設され（本設又は仮
設）、該レール１上に、仮設もしくは本設のカーフレー
ムを利用した安全装置２付きの作業台３を取り付けた台
車４が載置されている。
【００１８】昇降路頂部には巻上げ用のワイヤーロープ
が固定され、該ワイヤーロープを、台車４の端部に取り
付けられたウインチ５によって巻き上げ、巻き下げる。
これによって台車４および作業台３がレール１および建
物（躯体）を介して昇降移動する。
が固定され、該ワイヤーロープを、台車４の端部に取り
付けられたウインチ５によって巻き上げ、巻き下げる。
これによって台車４および作業台３がレール１および建
物（躯体）を介して昇降移動する。
【００１９】図３は本発明をエスカレータに適用した実
施形態例を示している。図３（ａ）において、エスカレ
ータのトラス１１に沿ってレール１が敷設され（本設又
は仮設）、該レール１上に、仮設の安全装置２付きの作
業台３を取り付けた台車４が載置されている。
施形態例を示している。図３（ａ）において、エスカレ
ータのトラス１１に沿ってレール１が敷設され（本設又
は仮設）、該レール１上に、仮設の安全装置２付きの作
業台３を取り付けた台車４が載置されている。
【００２０】台車４の端部には巻上げ用のワイヤーロー
プが結合され、該ワイヤーロープを、昇降路頂部のトラ
スフレーム１１ａに設けたウインチ５によって巻き上
げ、巻き下げる。これによって台車４および作業台３が
レール１を介して昇降移動する。尚１２は安全装置用ワ
イヤーである。
プが結合され、該ワイヤーロープを、昇降路頂部のトラ
スフレーム１１ａに設けたウインチ５によって巻き上
げ、巻き下げる。これによって台車４および作業台３が
レール１を介して昇降移動する。尚１２は安全装置用ワ
イヤーである。
【００２１】また図３（ｂ）において、エスカレータの
トラス１１に沿ってレール１が敷設され（本設又は仮
設）、該レール１上に、仮設の安全装置２付きの作業台
３を取り付けた台車４が載置されている。
トラス１１に沿ってレール１が敷設され（本設又は仮
設）、該レール１上に、仮設の安全装置２付きの作業台
３を取り付けた台車４が載置されている。
【００２２】昇降路頂部のトラスフレーム１１ａには巻
上げ用のワイヤーロープが固定され、該ワイヤーロープ
を、台車４の端部に取り付けられたウインチ５によって
巻き上げ、巻き下げる。これによって台車４および作業
台３がレール１を介して昇降移動する。
上げ用のワイヤーロープが固定され、該ワイヤーロープ
を、台車４の端部に取り付けられたウインチ５によって
巻き上げ、巻き下げる。これによって台車４および作業
台３がレール１を介して昇降移動する。
【００２３】図３（ｃ）において、エスカレータのステ
ップ連結部品であるステップチェーン１３には、作業台
２３のベース部２３ａが取り付けられている。このステ
ップチェーン１３は、トラス１１の最上部に設置された
駆動機によって上部鎖歯車（図示省略）を介して巻き上
げ、巻き下げられる。これによって作業台２３が昇降移
動する。
ップ連結部品であるステップチェーン１３には、作業台
２３のベース部２３ａが取り付けられている。このステ
ップチェーン１３は、トラス１１の最上部に設置された
駆動機によって上部鎖歯車（図示省略）を介して巻き上
げ、巻き下げられる。これによって作業台２３が昇降移
動する。
【００２４】尚図３（ｃ）はターミナル駆動方式のエス
カレータであるが、これに限らず本発明は、駆動ユニッ
トがトラス中間部に設置され、ステップを連結するステ
ップリンクを駆動するようにしたモジュラー駆動方式の
エスカレータにおいても、前記同様に作業台２３のベー
ス部２３ａをステップリンクに取り付けるものである。
カレータであるが、これに限らず本発明は、駆動ユニッ
トがトラス中間部に設置され、ステップを連結するステ
ップリンクを駆動するようにしたモジュラー駆動方式の
エスカレータにおいても、前記同様に作業台２３のベー
ス部２３ａをステップリンクに取り付けるものである。
【００２５】尚作業台３、２３の形状は図１〜図３の形
状に限らず他の形状に構成しても良い。
状に限らず他の形状に構成しても良い。
【００２６】上記のように構成した装置において、作業
台３、２３に材料、工具、作業員を乗せ、また必要に応
じて作業台３、２３に傾斜のない足場を取り付け、ウイ
ンチ５又はステップチェーン１３（又はステップリン
ク）によって台車４および作業台３、２３を昇降移動せ
しめ、斜行昇降機の機器取り付け、外装工事、エスカレ
ータ廻りの壁、及び天井工事等を行うものである。
台３、２３に材料、工具、作業員を乗せ、また必要に応
じて作業台３、２３に傾斜のない足場を取り付け、ウイ
ンチ５又はステップチェーン１３（又はステップリン
ク）によって台車４および作業台３、２３を昇降移動せ
しめ、斜行昇降機の機器取り付け、外装工事、エスカレ
ータ廻りの壁、及び天井工事等を行うものである。
【００２７】尚、前記安全装置２は、作業台３の昇降移
動時に障害物や移動始終端を検知して昇降動作を停止さ
せる機能を有しているので、工事中の昇降動作による事
故発生を未然に防ぐことができる。
動時に障害物や移動始終端を検知して昇降動作を停止さ
せる機能を有しているので、工事中の昇降動作による事
故発生を未然に防ぐことができる。
【００２８】また安全装置２は、ガバナー機構を有して
いるので、目標速度で昇降移動することができ、安定し
て工事を行うことができる。
いるので、目標速度で昇降移動することができ、安定し
て工事を行うことができる。
【００２９】上記実施形態例によれば、傾斜した昇降路
や、昇降路上部又はトラス上部に足場を設置する必要が
なくなり、傾斜した足場上を材料を持って移動すること
がなくなり、材料の転倒、ズレが防止でき、工事の効率
および安全性が著しく向上する。
や、昇降路上部又はトラス上部に足場を設置する必要が
なくなり、傾斜した足場上を材料を持って移動すること
がなくなり、材料の転倒、ズレが防止でき、工事の効率
および安全性が著しく向上する。
【００３０】次に本発明の斜行昇降機の据付工事方法の
実施形態例を説明する。まず作業台３、２３に足場を組
む足場組立工程を実行する。この際、足場を組んだ後に
当該作業台３又は２３を台車４又はベース部２３ａを介
して斜行昇降機の工事開始位置に設置するか、あるいは
作業台を工事開始位置に設置した後に足場を組むかは現
場の状況に応じて決める。
実施形態例を説明する。まず作業台３、２３に足場を組
む足場組立工程を実行する。この際、足場を組んだ後に
当該作業台３又は２３を台車４又はベース部２３ａを介
して斜行昇降機の工事開始位置に設置するか、あるいは
作業台を工事開始位置に設置した後に足場を組むかは現
場の状況に応じて決める。
【００３１】次に前記足場が組まれた作業台３、２３
を、斜行した昇降路内に昇降させる昇降工程を実行し、
斜行昇降機の据付工事および据付に伴う諸工事を行う。
すなわち作業台３に材料、工具、作業員を乗せ、例えば
図１の場合であれば、昇降路頂部に設けたウインチ（巻
上機）５によって台車４および作業台３を昇降移動せし
め、斜行昇降機の機器取り付け、外装工事、エスカレー
タ廻りの壁、及び天井工事を行う。
を、斜行した昇降路内に昇降させる昇降工程を実行し、
斜行昇降機の据付工事および据付に伴う諸工事を行う。
すなわち作業台３に材料、工具、作業員を乗せ、例えば
図１の場合であれば、昇降路頂部に設けたウインチ（巻
上機）５によって台車４および作業台３を昇降移動せし
め、斜行昇降機の機器取り付け、外装工事、エスカレー
タ廻りの壁、及び天井工事を行う。
【００３２】また前記図２（ａ），（ｂ）および図３
（ａ），（ｂ）のようにウインチ５を用いる場合であれ
ば、前記足場が組まれた作業台３を、台車４を介して、
前記昇降路内に敷設したレール１上に載置する載置工程
と、前記レール１上に載置された作業台３をウインチ５
によって昇降させる工程とを実行し、前記工事を行う。
（ａ），（ｂ）のようにウインチ５を用いる場合であれ
ば、前記足場が組まれた作業台３を、台車４を介して、
前記昇降路内に敷設したレール１上に載置する載置工程
と、前記レール１上に載置された作業台３をウインチ５
によって昇降させる工程とを実行し、前記工事を行う。
【００３３】また前記図３（ｃ）のターミナル駆動方式
のエスカレータや前述したモジュラー駆動方式のエスカ
レータの場合であれば、前記足場が組まれた作業台２３
をベース部２３ａを介してエスカレータのステップチェ
ーン又はステップリンクに取り付ける取り付け工程と、
前記エスカレータのステップチェーン又はステップリン
クを駆動する駆動工程とを実行し、前記工事を行う。
のエスカレータや前述したモジュラー駆動方式のエスカ
レータの場合であれば、前記足場が組まれた作業台２３
をベース部２３ａを介してエスカレータのステップチェ
ーン又はステップリンクに取り付ける取り付け工程と、
前記エスカレータのステップチェーン又はステップリン
クを駆動する駆動工程とを実行し、前記工事を行う。
【００３４】上記のような工事方法により、傾斜した昇
降路や、昇降路上部又はトラス上部に足場を設置する必
要がなくなり、傾斜した足場上を材料を持って移動する
ことがなくなり、材料の転倒、ズレが防止でき、工事の
効率および安全性が著しく向上する。また作業手順が明
確化されるとともに、例えば作業台３、２３の昇降移動
に伴って順次工事を行うことができるので、工事時間が
短縮されるとともに安全性が向上する。
降路や、昇降路上部又はトラス上部に足場を設置する必
要がなくなり、傾斜した足場上を材料を持って移動する
ことがなくなり、材料の転倒、ズレが防止でき、工事の
効率および安全性が著しく向上する。また作業手順が明
確化されるとともに、例えば作業台３、２３の昇降移動
に伴って順次工事を行うことができるので、工事時間が
短縮されるとともに安全性が向上する。
【００３５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
優れた効果が得られる。 （１）適正な位置で作業を行うことができるので、作業
効率が良く、据付時間、工事時間が大幅に短縮される。 （２）傾斜のない足場で無理のない姿勢で作業すること
ができ、安全性および作業効率が良く、また作業者の疲
労を低減することができる。 （３）足場組立時間を大幅に短縮することができる。 （４）仮設材が少なくて済み、材料搬入時間および運送
費を削減することができる。 （５）また安全装置によって、作業台の昇降移動時に障
害物や移動始終端を検知して昇降動作を停止させること
ができるので、工事中の昇降動作による事故発生を未然
に防ぐことができる。また安全装置のガバナー機構によ
って、目標速度で昇降移動することができ、安定して工
事を行うことができる。 （６）さらに本発明の工事方法によれば、作業手順が明
確化されるとともに、例えば作業台の昇降移動に伴って
順次工事を行うことができるので、工事時間が短縮され
るとともに安全性が向上する。
優れた効果が得られる。 （１）適正な位置で作業を行うことができるので、作業
効率が良く、据付時間、工事時間が大幅に短縮される。 （２）傾斜のない足場で無理のない姿勢で作業すること
ができ、安全性および作業効率が良く、また作業者の疲
労を低減することができる。 （３）足場組立時間を大幅に短縮することができる。 （４）仮設材が少なくて済み、材料搬入時間および運送
費を削減することができる。 （５）また安全装置によって、作業台の昇降移動時に障
害物や移動始終端を検知して昇降動作を停止させること
ができるので、工事中の昇降動作による事故発生を未然
に防ぐことができる。また安全装置のガバナー機構によ
って、目標速度で昇降移動することができ、安定して工
事を行うことができる。 （６）さらに本発明の工事方法によれば、作業手順が明
確化されるとともに、例えば作業台の昇降移動に伴って
順次工事を行うことができるので、工事時間が短縮され
るとともに安全性が向上する。
【図１】本発明の一実施形態例を示す概略構成図。
【図２】本発明の他の実施形態例を表し、斜行エレベー
タにおいてウインチを用いた場合の全体構成図。
タにおいてウインチを用いた場合の全体構成図。
【図３】本発明の他の実施形態例を表し、（ａ），
（ｂ）はエスカレータにおいてウインチを用いた場合の
全体構成図、（ｃ）はエスカレータにおいてステップチ
ェーンを利用した場合の全体構成図。
（ｂ）はエスカレータにおいてウインチを用いた場合の
全体構成図、（ｃ）はエスカレータにおいてステップチ
ェーンを利用した場合の全体構成図。
１…レール ２…安全装置 ３、２３…作業台 ４…台車 ５…ウインチ ６…キックプレート ７…手摺り １１…トラス １１ａ…トラスフレーム １２…安全装置用ワイヤー １３…ステップチェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 直晃 東京都新宿区西新宿２丁目４番１号 新宿 ＮＳビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 (72)発明者 横田 攻 東京都新宿区西新宿２丁目４番１号 新宿 ＮＳビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 Ｆターム(参考） 3F301 DA01 3F305 AA21 AA24 DA14 DA21 3F321 AA01 CD00
Claims (8)
- 【請求項１】 斜行した昇降路内に設けられ、作業足場
の設置を可能とした作業台と、 前記作業台を前記昇降路内で昇降させる昇降手段とを備
えたことを特徴とする斜行昇降機の工事用装置。 - 【請求項２】 前記昇降手段は、駆動機により駆動され
るエスカレータのステップ連結部品で構成され、 前記作業台は前記ステップ連結部品に取り付けられてい
ることを特徴とする請求項１に記載の斜行昇降機の工事
用装置。 - 【請求項３】 前記作業台には、安全装置が取り付けら
れていることを特徴とする請求項１に記載の斜行昇降機
の工事用装置。 - 【請求項４】 前記作業台は斜行エレベータの昇降路内
に敷設されたレール上に設けられ、 前記昇降手段は巻上機から成ることを特徴とする請求項
３に記載の斜行昇降機の工事用装置。 - 【請求項５】 前記作業台はエスカレータの昇降路内に
敷設されたレール上に設けられ、 前記昇降手段は巻上機から成ることを特徴とする請求項
３に記載の斜行昇降機の工事用装置。 - 【請求項６】 作業台に足場を組む足場組立工程と、 前記足場が組まれた作業台を、斜行した昇降路内に昇降
させる昇降工程とを備え、 斜行昇降機の据付工事および据付に伴う諸工事を行うこ
とを特徴とする斜行昇降機の据付工事方法。 - 【請求項７】 前記昇降工程は、前記足場が組まれた作
業台をエスカレータのステップ連結部品に取り付ける取
り付け工程と、 前記エスカレータのステップ連結部品を駆動する駆動工
程とを包含していることを特徴とする請求項６に記載の
斜行昇降機の据付工事方法。 - 【請求項８】 前記昇降工程は、前記足場が組まれた作
業台を前記昇降路内に敷設したレール上に載置する載置
工程と、 前記レール上に載置された作業台を巻上機によって昇降
させる工程とを包含していることを特徴とする請求項６
に記載の斜行昇降機の据付工事方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001154829A JP2002356289A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 斜行昇降機の工事用装置および据付工事方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001154829A JP2002356289A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 斜行昇降機の工事用装置および据付工事方法 |
Publications (1)
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ID=18999111
Family Applications (1)
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232489A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 傾斜型乗客コンベア設備及びその設置方法並びにその搬出方法 |
| JP2007147338A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Nippon Steel Corp | 秤量装置，秤量システム及び秤量方法 |
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-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001154829A patent/JP2002356289A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232489A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 傾斜型乗客コンベア設備及びその設置方法並びにその搬出方法 |
| JP4694859B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2011-06-08 | 株式会社日立製作所 | 傾斜型乗客コンベア設備及びその設置方法並びにその搬出方法 |
| JP2007147338A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Nippon Steel Corp | 秤量装置，秤量システム及び秤量方法 |
| JP4603470B2 (ja) * | 2005-11-24 | 2010-12-22 | 新日本製鐵株式会社 | 秤量装置，秤量システム及び秤量方法 |
| JP2015000810A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | フジテック株式会社 | 乗客コンベアのリニューアル工法及び該工法に用いる搬送台車 |
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