JP2011126628A - エレベータ点検台 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗りかごとの干渉を避けるために、エレベータ点検台の床の足場周壁の高さを単純に高くすると、乗りかごと干渉することになり、単純に足場周壁の高さを高くすることができないという問題があった。
【解決手段】エレベータ1の昇降路2内に折り畳まれて取り付けられ、昇降路内に設置される制御盤9の保守点検時に使用されるエレベータ点検台に関する。昇降路2の壁部に設けられた支持部材21に回動可能に支持された床部材20と、その床部材を水平状態に支持可能な支持棒22と、を備えている。床部材20は、人が乗ることができる足場25と、その足場の周囲に立設された足場周壁26と、その足場周壁に移動可能に支持された周壁側板27,28と、を有し、周壁側板を足場周壁から上方へ突出させることにより周壁の高さを変更可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータ1の昇降路2内に折り畳まれて取り付けられ、昇降路内に設置される制御盤9の保守点検時に使用されるエレベータ点検台に関する。昇降路2の壁部に設けられた支持部材21に回動可能に支持された床部材20と、その床部材を水平状態に支持可能な支持棒22と、を備えている。床部材20は、人が乗ることができる足場25と、その足場の周囲に立設された足場周壁26と、その足場周壁に移動可能に支持された周壁側板27,28と、を有し、周壁側板を足場周壁から上方へ突出させることにより周壁の高さを変更可能とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータの昇降路内に設置される保守点検対象機器の保全(保守・点検)に活用される折畳み式のエレベータ点検台に関する。
一般に、エレベータは、人や物を乗せて昇降路内を移動する乗りかごと、この乗りかごを昇降させる昇降機構と、この昇降機構の動作を駆動制御する制御盤等を備えて構成されている。このエレベータは、駆動方式では「ロープ式」が主流であり、その「ロープ式エレベータ」は、つり合いおもりを使用した「トラクション式」と、巻胴(ドラム)にロープを巻き付ける「巻胴式」とに分けることができる。
更に、トラクション式エレベータは、機械室ありタイプと、機械室なしタイプとに分けることができる。機械室ありタイプのトラクション式エレベータは、昇降路の上側に機械室を配置したもので、昇降路内には乗りかごとつり合いおもりが配置され、巻上機や制御盤は機械室内に配置されている。これに対して、機械室なしタイプのトラクション式エレベータは、昇降路内に、乗りかごとつり合いおもりのほか、巻上機をも配置したもので、制御盤は、昇降路内に配置するタイプと昇降路外に配置するタイプとがある。
エレベータ点検台は、昇降路内のピットから手の届かない範囲に設置されている制御盤や巻上機等の保守点検対象機器を保守・点検することを目的として、点検作業者の足場を確保するために設けられている。そのため、一般に、エレベータ点検台は、昇降路内の保守点検対象機器の直下の昇降路壁に支持させるように取り付けられている。この昇降路内は乗りかごが昇降する領域であることから、乗りかごとの干渉を避けるために、エレベータ点検台は折畳み式に構成されている。そして、エレベータ点検台は、エレベータの稼働中は折り畳まれ、保守点検対象機器の保守・点検作業を実施するときにのみ展開され、昇降路内に張り出した状態で使用に供されている。
従来の、この種のエレベータ点検台としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、折畳み式の作業台を昇降路内に取り付けるエレベータの作業台取付け構造に関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたエレベータの作業台取付け構造は、作業台を支持する支持手段が、作業台の床の保守点検対象機器の下方に位置する端面とほぼ平行に配置される第1つなぎ材と第2つなぎ材とを含んでいる。そして、第1つなぎ材と第2つなぎ材のそれぞれの一端をガイドレールに支持させた、ことを特徴としている。
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベータ点検台においては、乗りかごとの干渉を避けるために、エレベータ点検台の床の足場周壁の高さを高くすることができないという問題があった。この足場周壁の高さは、エレベータ点検台が折り畳まれた収納状態における床の幅となるため、その幅寸法が昇降路寸法に影響してくる。そのため、単にエレベータ点検台の床の足場周壁の高さを高くすると、その高くした分だけ折り畳まれた収納状態の幅寸法が大きくなり、昇降路内に占める寸法割合が大きくなる。その結果、従来のエレベータ点検台よりも寸法が大きくなり、乗りかごと干渉するようになると、エレベータ点検台を昇降路内に収めることができなくなるという問題があった。また、諸外国においては、エレベータ点検台の床の足場周壁の高さを高くすることを求める国も存在する。
本発明は、点検作業者が足場を確保するエレベータ点検台の床の足場周壁の高さを、エレベータの稼働中のように不要なときには低いままに保持し、保守・点検時の必要なときには高くすることができるようにする。これにより、作業者の足がエレベータ点検台の床の足場周壁を乗り越えて外に出ないようにして、保守・点検時における作業の安全性を確保することができる。また、エレベータ点検台の床の足場周壁の高さを高くすることを求める国の要求も満たすことができる。
本発明の目的は、保守点検対象機器の点検作業を実施するときにエレベータ点検台の床の足場周壁の高さを高くし、点検作業後の折り畳み収納時には足場周壁の高さを元の低い状態に戻し、収納スペースを当初のコンパクトな状態にすることができる。そのため、保守・点検時における作業の安全性を向上することができる。更に、本発明のエレベータ点検台は、昇降路の大きさに係わらず用いることができ、また、昇降路内に設置される機器との干渉を生じることなく設置することができる。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベータの昇降路内に折り畳まれて取り付けられ、且つ、その昇降路内に設置される保守点検対象機器の保守点検時に使用されるエレベータ点検台である。昇降路の壁部又はその壁部に沿うように設けられた支持部材に回動可能に支持される床部材と、その床部材を水平状態又は略水平状態に支持可能な支持棒と、を備えている。床部材は、人が乗ることができる足場と、その足場の周囲に立設された足場周壁と、その足場周壁に移動可能に支持された周壁側板と、を有し、周壁側板を足場周壁から上方へ突出させることにより周壁の高さを変更可能としたことを特徴としている。
本発明は、エレベータの保守・点検時における安全性の確保のため、エレベータ点検台の床の足場周壁を二重構造として、その足場周壁の高さを変更可能とした。これにより、保守点検対象機器の点検作業を実施するときに、周壁側板をせり上げて足場周壁を高くし、保守・点検作業時の安全性を向上することができる。そして、点検作業後の折畳み収納時には、足場周壁の高さを元の低い状態に戻し、収納スペースを当初のコンパクトな状態にすることができる。
以下、この発明の実施の形態を、添付した図面を参照して説明する。以下に説明する実施例は、トラクション式・機械室なしタイプのロープ式エレベータに適用したものである。しかしながら、本発明は、この実施例のものに限定されるものではなく、制御盤や巻上機等のように保守・点検作業を必要とする保守点検対象機器を昇降路内に設置したエレベータであれば、駆動方式の如何に係わらず適用できることは勿論である。
まず、本発明が適用されるエレベータの概略構成について説明する。図10は、建物に設置されているエレベータ1の乗場部分を水平方向に断面した状態を示すもので、断面形状が四角形をなす昇降路2が建物の上下方向へ延在するように設けられている。昇降路2は、前壁3aと、この前壁3aと所定の間隔をあけて対向された後壁3bと、これら前壁3a及び後壁3bの左右に連続され且つ所定の間隔をあけて対向された左右の横壁3c、3dとによって構成されている。前壁3aの一部には、建物の階数と同じ数の乗り場4が開口されており、その乗り場4の内側には、建物側の乗り場ドア5が設けられている。
この昇降路2内に、乗りかご6と、つり合いおもり7と、巻上機8と、制御盤9と、エレベータ点検台10等が配設されている。乗りかご6は、人が乗り込み可能な空間領域を有する立方体の筐体からなり、乗り場ドア5と対向される正面部には、かご側ドア12が開閉可能に設けられている。乗りかご6の左右両側には、上下方向に延在された一対のかご側ガイドレール13,13が配設されており、各ガイドレール13の上端は昇降路2の天井部分に固定され、その中間部は適宜な間隔で昇降路壁に支持され、その下端は昇降路2のピットの床部分に固定されている。この一対のかご側ガイドレール13,13にガイドされて、乗りかご6が上下方向へ昇降される。
乗りかご6と後壁3b及び左右の横壁3c、3dとの間には、適度な大きさの空間領域が設定されている。乗りかご6と後壁3bとの間の空間領域にはつり合いおもり7が配置され、乗りかご6と横壁3cとの間の空間領域には巻上機8が配置されていて、昇降される乗りかご6がつり合いおもり7及び巻上機8と干渉しないように考慮されている。
つり合いおもり7の左右両側には、上下方向に延在された一対のおもり側ガイドレール14,14が配置されている。一対のおもり側ガイドレール14,14の上端は昇降路2の天井部分に固定され、その中間部は適宜な間隔で昇降路壁に支持され、その下端は昇降路2のピットの床部分に固定されている。この一対のおもり側ガイドレール14,14にガイドされて、つり合いおもり7が上下方向へ移動される。巻上機8は、一方のかご側ガイドレール13と一方のおもり側ガイドレール14との間に掛け渡された図示しないブラケットに支持され、昇降路内の所定位置に配設されている。
また、乗りかご6と後壁3bとの間の空間領域には、つり合いおもり7をガイドする一方のおもり側ガイドレール14と横並びとなるように制御盤9が配設されている。制御盤9は、巻上機8その他の装置、機器を駆動制御して、エレベータ1の乗りかご6を所望の階に移動したり、乗りかご6の開閉扉を開閉したりするための制御装置である。この制御盤9は、例えば、エレベータの運転プログラムを記憶している記憶装置や演算処理装置、各種スイッチ、その他の電子部品等が基板に搭載された制御ユニットと、この制御ユニットを覆い隠すカバー部材等によって構成されている。カバー部材は、底の浅い偏平な長方形の筐体として形成されており、昇降される乗りかご6と干渉しないように構成されている。
制御盤9は、この実施例では、後壁3bの壁面に沿うように配設されたベース板15に固定されている。ベース板15は、制御盤9の平面形状より少し大きな板材として形成されており、その幅方向の一側に固定材16が一体に設けられている。固定材16は一方のおもり側ガイドレール14に固定されており、この固定材16とベース板15を介して制御盤9がおもり側ガイドレール14に支持されている。なお、制御盤9は、昇降路2の後壁3b又は横壁3dに直接固定して支持するように構成してもよく、また、後壁3bや横壁3dから補助ブラケットを出して、その補助ブラケットとおもり側ガイドレール14とで協同して支える構成としてもよい。
この制御盤9の直下(下方近傍)にエレベータ点検台10が配設されている。このエレベータ点検台10は、昇降路2内のピットから手の届かない範囲に設置されている保守点検対象機器の第1の具体例を示す制御盤9の保守・点検を目的として、点検作業者の足場を確保するための作業台として構成されている。しかしながら、保守点検対象機器としては、この実施例の制御盤9に限定されるものではなく、保守点検対象機器の第2の具体例を示す巻上機8の保守・点検を行うためのエレベータ点検台として適用できることは勿論である。更に、保守点検対象機器としては、これらの他にも、例えば、乗りかご6の移動速度を制御する調速機、乗りかご6の位置を検出する位置検出器等のように昇降路2内に設置されることがある各種の装置、機器を対象物として挙げることができる。
エレベータ点検台10は、昇降路2内は乗りかご6が移動する領域であることから、乗りかご6との干渉を避けるために、折畳み式に構成されている。即ち、エレベータ点検台10は、エレベータ1の稼働中は乗りかご6と干渉しないように折り畳まれ、保守点検対象機器の保守・点検作業を実施するときにのみ展開されて使用に供される。図10において示す符号18は、エレベータ点検台10を展開した使用時、そのエレベータ点検台10と乗りかご6とが干渉を生ずることがある範囲を示している。一方、折畳まれて収納された状態のエレベータ点検台10の厚みは、制御盤9の表面よりも昇降路壁側に引き下がった位置となるように薄く構成されている。
図1〜図4に示すように、エレベータ点検台10は、作業者(人)が乗るための床部材20と、この床部材20を回動可能に支持する支持部材21と、床部材20を水平状態又は略水平状態に支持するための支持棒22と、作業者が掴まるための手摺り部材23等を備えて構成されている。床部材20を支持する支持部材21は、制御盤9と同様に固定材16を介しておもり側ガイドレール14に固定されている。また、支持棒22及び手摺り部材23は、床部材20に回動可能に取り付けられている。
床部材20は、図5及び図6に示すような構成を有している。即ち、床部材20は、人が乗ることができる足場25と、この足場25の周囲に立設された足場周壁26と、その足場周壁26の外側に移動可能に支持された2枚の周壁側板27,28等を有している。足場25は長方形の床板からなり、この足場25の下面に一対のリブ材32,32が固定されている。一対のリブ材32,32は、足場25の長手方向と交差する幅方向に所定の隙間をあけて平行に配置されている。各リブ材32は、断面形状がL字形をなす型材によって形成されており、一方の片を足場25の下面に溶接等の固定手段で固定することにより足場25と一体に構成されている。
足場周壁26は、足場25の幅方向の一側に設けられた正面部26aと、幅方向の他側に設けられた背面部26bと、長手方向の両側に設けられた左右の側面部26c,26dとを有している。正面部26a及び背面部26bの長手方向両端と左右側面部26c,26dの長手方向両端とはそれぞれ連結されており、全体として長方形の枠体をなす足場周壁26が構成されている。また、足場周壁26の正面部26aと背面部26bには、L字形をなすカム穴33が長手方向の両側に配置されて、それぞれ2つずつ設けられている。
2つのカム穴33は、同一の大きさ及び形状を有する同一のものであり、それぞれ足場周壁26の高さ方向に延在された垂直穴部33aと、その垂直穴部33aの上端から水平方向に延在された水平穴部33bとを有している。正面部26aのカム穴33と背面部26bのカム穴33とは、この実施例では前後方向に重なり合う位置に形成されているが、必ずしも重なり合う位置に配置する必要はない。
図8A〜図8Dに示すように、足場周壁26の正面部26aの外側に前側の周壁側板27が配置され、背面部26bの外側に後側の周壁側板28が配置されている。前後の周壁側板27,28は、足場周壁26の正面部26a及び背面部26bよりも少し小さく形成されており、前側の周壁側板27は正面部26aの外縁内に収まる大きさに形成され、後側の周壁側板28は背面部26bの外縁内に収まる大きさに形成されている。これら周壁側板27,28のカム穴33と対応する位置には、そのカム穴33の幅と同程度の直径を有する挿通穴36がそれぞれ設けられている。2つの挿通穴36,36は、正面部26a及び背面部26bに周壁側板27,28をそれぞれ収納した状態において、2つのカム穴33,33の垂直穴部33aの下端と対応する位置にそれぞれ設けられている(図8Bを参照)。
前後の周壁側板27,28の各挿通穴36には、カムピンの一具体例を示すボルト37が挿脱可能に挿通されている。挿通穴36に挿通されたボルト37の軸部はカム穴33を貫通しており、足場周壁26の内側で螺合されるナット38によってねじ止めされている。また、足場周壁26の一方の側面部26cの長手方向両側には、手摺り部材23の下端部を回動可能に支持する軸支持部40がそれぞれ設けられている。軸支持部40は、手摺り部材23の板厚に対応した隙間を設けた2枚の支持板からなり、その下端面は足場25に溶接されて固定され、一方の側面は足場周壁26の側面部26cに溶接されて固定されている。これら軸支持部40の上部には、取付ねじ41の軸部が挿通される挿通穴42がそれぞれ設けられている。
図5及び図6に示すように、手摺り部材23は、左右方向に所定間隔あけて平行に配置された一対の柱材44,44と、この一対の柱材44,44の上端間を連結する握り材45と、一対の柱材44,44の中間部間を連結する補強材46とを有している。一対の柱材44,44間の長さは、床部材20に設けた一対の軸支持部40,40間の長さと等しく設定されており、一対の柱材44,44の下端部が一対の軸支持部40,40の隙間内に挿入されている。
一対の柱材44,44の下端部には、取付ねじ41の軸部が挿通される挿通穴47がそれぞれ設けられている。一対の柱材44,44の各下端部は一対の軸支持部40,40の隙間内に挿入され、三重に重ね合わされた状態で軸支持部40の挿通穴42と柱材44の挿通穴47とに取付ねじ41の軸部が挿通されている。そして、取付ねじ41の軸部にナット48が螺合されている。これにより、手摺り部材23が、床部材20に対して回動可能であって、足場25内に収納可能に取り付けられている。このような構成を有する床部材20が、支持部材21に回動可能に支持されている。
図1〜図4に示すように、支持部材21は、左右対称に配置された一対の支持体51,51と、両支持体51,51間を連結する連結体52とを有している。一対の支持体51,51と連結体52とは、溶接等の結合手段により結合されて一体に構成されている。更に、一対の支持体51,51は、断面形状がL字形をなす型材によって形成されており、一方が固定片とされ、他方が支持片とされている。一対の支持体51,51の、横並びに配置された一対の固定片が固定部51aとされ、互いに対向された一対の支持片が支持部51bとされている。
支持部材21の固定部51aには、この支持部材21を支持板53にねじ止めするための挿通穴54が複数箇所(本実施例では4箇所)に設けられている。支持板53は、図示しないが、ベース板15と同様に固定材を介して、一方のおもり側ガイドレール14に固定されている。そして、制御盤9と同様に、固定材と支持板53を介してエレベータ点検台10がおもり側ガイドレール14に支持されている。なお、エレベータ点検台10は、昇降路2の後壁3b又は横壁3dに直接固定して支持するように構成してもよく、また、後壁3bや横壁3dから補助ブラケットを出して、その補助ブラケットとおもり側ガイドレール14とで協同して支える構成としてもよい。
この支持部材21に、床部材20が回動可能に支持されている。即ち、支持部材21の支持部51bを構成する一対の支持片間に、床部材20の下面に設けた一対のリブ材32,32が摺動可能に介在されており、その支持片とリブ材とがボルト55によって回動可能に連結されている。これにより、床部材20がボルト55を介して支持部材21に回動可能に構成されている。更に、一対のリブ材32,32の長手方向の一側には挿通穴が設けられ、一対の支持片にも挿通穴が設けられていて、それらの挿通穴をボルト55の軸部が貫通している。ボルト55を図示しないナットでねじ止めすることにより、床部材20が支持部材21に姿勢変更可能に取り付けられている。
更に、一対のリブ材32,32には、支持部材21に対して床部材20を略水平状態に支持することができる支持棒22の上端部が回動可能に支持されている。支持棒22は、図3等に示すように、所定間隔あけて平行に配置された回動軸部56及び係止軸部57と、回動軸部56及び係止軸部57間を連結する2本の連結軸部58,58とを有している。回動軸部56は、ボルト55による回動支持部と反対側において一対のリブ材32,32に回動自在に支持されており、これにより、支持棒22が床部材20に対して回動可能に取り付けられている。
この支持棒22に対応して、支持部材21の一対の支持体51,51の支持部51b,51bには、係止軸部57を掛け止めることができる切欠き部60が設けられている。切欠き部60は、支持部51bの先端側に開口された凹部からなり、その凹部は斜め下方へ延在するように形成されている。そして、切欠き部60の開口下部に上向きの鉤部60aを設けることにより、係止軸部57の挿入動作が容易に行えるようにすると共に、挿入後においては抜け難くして支持棒22の抜け出しによる床部材20の姿勢変化を防止している。
また、図1〜図4に示すように、床部材20から引き出された手摺り部材23の起立状態を支えるためにガード部材62が設けられている。ガード部材62は、手摺り部材23を支えてその姿勢変化を防止する2本の支持アーム63,64と、この2本の支持アーム63,64を回動可能に支持する支持プレート65とを有している。2本の支持アーム63,64は、それぞれが長尺状の棒体からなり、各支持アーム63,64の長手方向の一側には、幅方向の一方(本実施例では下面側)に開口した切欠き部66,67が設けられている。これらの切欠き部66,67は、手摺り部材23の柱材44に螺合して取り付けた2本のボルト68,68の各軸部に係合される。その係合状態でボルト68を締付けることにより、2本の支持アーム63,64の先端を手摺り部材23の一方の柱材44に連結させて固定することができる。
2本の支持アーム63,64の長手方向の他側には、これらを支持プレート65に取り付けるための挿通穴が設けられている。支持プレート65は、断面形状がL字形をなす型材によって形成されており、一方の片が固定部65aとされ、他方の片が支持部65bとされている。固定部65aには、支持プレート65をベース板15等にねじ止めするための複数(本実施例では2つ)の透孔69が設けられている。
また、支持プレート65の支持部65bには、2本の支持アーム63,64を回動可能に支持するための挿通穴が2箇所に設けられている。2つの挿通穴は、2本の支持アーム63,64が、展開した状態では略平行となり、収納した状態では幅方向に重なり合う状態となる位置に配置されている。これに対応して2本の支持アーム63,64の各他端には、ボルト71が挿通される挿通穴がそれぞれ設けられている。ボルト71をこれらの挿通穴に挿通し、その軸部にナットを螺合して抜け止めする。これにより、ボルト・ナットの締結手段を介して、2本の支持アーム63,64が支持プレート65に回動可能に支持されている。
このような構成を有するエレベータ点検台10は、例えば、次のようにして使用することができる。図1〜図3は、保守点検対象機器の一具体例を示す制御盤9を点検するエレベータ点検台10の点検作業時の状態を示している。この点検作業時にはエレベータ1の稼動は停止される。また、図4は、エレベータ点検台10を所定位置に収納した状態を示しており、この状態においてエレベータ1が稼動され、人や物の搬送に供される。
図1〜図3に示すように、保守点検対象機器の点検作業時には、エレベータ点検台10を昇降路2内の所定位置に支持する支持部材21に対して床部材20が直交するようにする。即ち、図4に示す収納状態から、足場25がピットの床面に対して水平(若しくは略水平)となるように、図1〜図3に示す使用状態に変化させ、床部材20の姿勢を水平にする。
この床部材20の姿勢変更作業は、まず、足場周壁26と一体の足場25の自由端側(収納状態では下側)を持ち上げ、ボルト55を回動中心として足場25を、図4において時計方向に回動させる。これにより、床部材20のリブ材32に上端の回動軸部56が支持されている支持棒22が持ち上げられるため、下端の係止軸部57を支持体51側に近づけて、その係止軸部57を支持体51の切欠き部60に掛け止める。このとき、係止軸部57が切欠き部60の奥まで入り込むと、床部材20の足場25は、支持板53に支持されている支持部材21の支持面に対して直交する状態となる(ピットの床面に対して水平になる)。
次に、床部材20の足場周壁26内に収納された状態にある手摺り部材23を引き起こす。この手摺り部材23の引き起こし作業は、握り材45に持ち上げ力を加え、軸支持部40に取り付けられている取付ねじ41を回動中心として手摺り部材23を、立ち上げる方向に90度回動させる。これにより、手摺り部材23が、足場25の上面に立ち上げられた状態となる。これと同時に又は前後して、2本の支持アーム63,64を、ボルト71を回動中心として自由端側を90度回動させて略水平状態にする。そして、2本の支持アーム63,64の自由端側に設けた切欠き部66を、柱材44に螺合されているボルト68の軸部に上方から係合させ、ボルト68を締め付ける。その結果、手摺り部材23が2本の支持アーム63,64を介して床部材20上に強固に支持され、手摺り部材23の機能を十分に発揮することが可能となる。
これにより、エレベータ点検台10の組立作業が完了し、作業者は、足場25に乗って保守点検対象機器(制御盤9)の点検作業を行うことができる。この作業時、作業者は、必要に応じて手摺り部材23に掴まることができるため、点検作業を安全に行うことができる。
また、足場25の周囲を囲う足場周壁26には、その高さを高くすることができる周壁側板27,28が設けられているため、その周壁側板27,28を高い位置に移動することにより、足場周壁を高くして足場25の安全性を更に向上することができる。
また、足場25の周囲を囲う足場周壁26には、その高さを高くすることができる周壁側板27,28が設けられているため、その周壁側板27,28を高い位置に移動することにより、足場周壁を高くして足場25の安全性を更に向上することができる。
図8A〜図8Dは、足場周壁26の高さ調整を説明する図である。
なお、足場周壁26の正面部26aにおける周壁側板27による高さ調整と背面部26bにおける周壁側板28による高さ調整とは同一であるため、背面部26b側の周壁側板28による高さ調整の説明は省略する。
なお、足場周壁26の正面部26aにおける周壁側板27による高さ調整と背面部26bにおける周壁側板28による高さ調整とは同一であるため、背面部26b側の周壁側板28による高さ調整の説明は省略する。
図8A及び図8Bは、足場周壁の高さ調整を実施する前の状態を示している。この状態では、足場周壁26の正面部26aの外側に配置した周壁側板27に設けた2つの挿通穴36をそれぞれ貫通する2本のボルト(カムピン)37,37は、正面部26aに設けた2つのカム穴33の垂直穴部33aの下端部にそれぞれ位置している。このとき、周壁側板27の上端は、正面部26aの上端より上方へ突出しないように構成されている。
図8Cは、足場周壁の高さ調整の実施中の状態を示している。この状態とするには、2本のボルト37,37に螺合されている2つのナット38,38を緩めて周壁側板27を移動可能な状態にする。次に、周壁側板27を引き上げ、2本のボルト37,37を2つのカム穴33の垂直穴部33aに沿って上方へ移動させる。これにより、周壁側板27が真直ぐ上方へ移動した図8Cに示す状態となり、周壁側板27の2つの挿通穴36に保持されている2本のボルト37,37は、2つのカム穴33の垂直穴部33aの上端部にそれぞれ移動する。その結果、周壁側板27の上部が正面部26aの上端より上方へ競り上がり、周壁側板27が上方へ突出した分だけ足場周壁の高さが高くなる。
図8Dは、足場周壁の高さ調整の実施完了時の状態を示している。この状態とするには、図8Cに示す状態から、周壁側板27を手摺り部材23側に水平移動させる。このとき、2本のボルト37,37は2つのカム穴33、33の水平穴部33bにガイドされて横方向に移動するだけであるため、周壁側板27を容易に移動することができる。これにより、周壁側板27が真直ぐ側方へ移動した図8Dに示す状態となり、周壁側板27の2つの挿通穴36,36に保持されている2本のボルト37,37は、2つのカム穴33,33の水平穴部33bの側端部にそれぞれ移動する。その後、2つのナット38,38を回して2本のボルト37,37との間で周壁側板27を正面部26aに締め付ける。これにより、周壁側板27が上方へ突出した状態を保持することができ、足場周壁の高さを高くした状態を維持することができる。
この場合、ボルト37とナット38が緩い状態で固定されていたとしても、カム穴33がL字形に形成されていて、水平穴部33bの水平面によってボルト37が支持されている。従って、ボルト37には、水平方向に自由度はあるが、垂直方向には自由度がないため、垂直穴部33aを降下するように位置が下がることがない。そのため、ボルト37の締め忘れによる周壁側板27の沈み込みを防止することができると共に、足場周壁の高さを高い状態に維持し、足場の安全性を向上することができる。
一方、足場周壁の高さを低くする場合は、上述した足場周壁を高くする場合と逆の作業によって行うことができる。即ち、図8Dに示す状態において、ナット38を緩めて周壁側板27を移動可能な状態とする。次に、カム穴33の水平穴部33bに沿ってボルト37を水平方向に移動させ、周壁側板27を左端側から右端側へ移動させて、図8Cに示す状態にする。次いで、カム穴33の垂直穴部33aに沿ってボルト37を垂直下方に移動させる。これにより、周壁側板27が、図8Cに示す展開した状態から図8Bに示す収納状態に変化する。その後、ナット38を締め付けることにより、周壁側板27を足場周壁26に収納した状態で固定される。この収納状態において、床部材20が折り畳まれ、制御盤9より低い位置に収められる。
図8A〜図8Dの状態において、例えば、足場周壁26の高さH0を100mm、この足場周壁26の外側に保持されている周壁側板27の高さSも100mm、カム穴33の水平穴部33bの長さTを50mmとした場合には、足場周壁26の上端から周壁側板27を50mmせり上げることができる。これにより、足場周壁26の最大高さH1を、足場周壁26の高さH0(100mm)に周壁側板27のせり上げ高さh(50mm)を加えた高さH1(150mm)とすることができる。そのため、足場周壁の高さを高くして足場の安全性を高めることができると共に、足場周壁の高さを高くすることが求められている国における要求を満たすことが可能となる。
なお、この実施例においては、足場周壁26の外側に周壁側板27,28を配置した例について説明したが、足場周壁26の内側に周壁側板27,28を配置する構成としてもよいことは勿論である。このように構成することによっても、前記実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。また、この実施例では、周壁側板27,28を移動させて足場側壁の高さを変更可能に構成したが、足場側壁26を廃止し、足場25に対して周壁側板27,28を直に取り付け、取り外し可能な構成とすることもできる。なお、床部材21、支持部材21、支持棒22、手摺り部材23及びその他の部材の材料としては、例えば、機械構造用炭素鋼(S45C等)や一般構造用圧延鋼材(SS34等)が好適であるが、所定の強度を有するものであれば、その他の金属材料を使用できることは勿論である。
また、図9A,図9Bに示すように、前記実施例のカム穴33に替えて、足場周壁26の正面部26a(背面部26bの場合も同様)に複数の挿通穴73a,73b(必要により挿通穴74も含む)を設ける構成とすることができる。即ち、足場周壁26の正面部26aに、高さ方向に適当な間隔をあけて複数の挿通穴73a,73b(74)を設け、周壁側板27(周壁側板28の場合も同様)の挿通穴36に保持されているボルト37が嵌合される挿通穴を変えるようにする。これによっても、周壁側板27の取付位置を変えて、足場周壁の高さを複数段階に変更することができる。
このように、足場周壁26の正面部26aに2つの挿通穴73a,73bを設けた場合には、図9Aに示す足場周壁26内に周壁側板27を収納した状態と、図9Bに示す足場周壁26から周壁側板27を突出させた状態とに足場周壁26の高さを変更することができる。また、2つの挿通穴73a,73bに加えて、3つ目の挿通穴74を設けた場合には、周壁側板27の移動量の単位を1/2にして、2段階の高さ調整を行うことが可能となる。
制御盤9(保守点検対象機器)の点検作業が終了したときには、エレベータ点検台10は折り畳んで元の収納状態に戻すようにする。この収納状態に戻す作業は、前述したエレベータ点検台10を展開するときの手順と逆の手順によって行うことができる。
まず、上述したようにして2枚の周壁側板27,28を足場周壁26の内側に収納し、足場周壁の高さを低い状態にする。次に、2本のボルト71,71及び2本のボルト68,68を共に緩め、2本の支持アーム63,64の各端部を2本のボルト68,68から取り外し、2本の支持アーム63,64の一側をフリーの状態にする。これにより、2本の支持アーム63,64は、先端側を下にしてたれ下げられた状態になる。次に、手摺り部材23を、取付ねじ41を回動中心として内側に折り曲げ、足場周壁26の内側に収納する。これにより、手摺り部材23は、足場25に重なるように折り畳まれ、床部材20の上側は、突起部の無い状態になる。
次に、床部材20の自由端側を少し持ち上げ、支持棒22の係止軸部57を支持部材21の切欠き部60から外して、支持棒22による床部材20の支持を解除する。この状態から床部材20の支持力を徐々に解除すると、床部材20等の自重により、床部材20等がボルト55を回動中心として回動され、図1〜図3に示す展開状態から図4に示す収納状態に変化する。これにより、エレベータ点検台10を折り畳んで収納状態に戻す作業が完了する。
このエレベータ点検台10が折り畳まれた収納状態において、エレベータ1が稼動される。このとき、足場周壁の高さは、図4及び図8Bに示す状態にあり、従来のエレベータ点検台の足場周壁の高さと同程度になっている。そのため、足場周壁の高さが変更可能な構造であっても、昇降路2の寸法に影響を与えることがなく、しかも、乗りかご6に干渉することもなく、エレベータ点検台10を昇降路2内に設置することができる。この状態において、エレベータ1を稼動することができる。
図7は、本発明のエレベータ点検台に係る周壁側板の第2の実施例を示すものである。この実施例で示す周壁側板80は、前記実施例における前後の周壁側板を連結側板によって連結し、3つの側板を一体化させて1個の周壁側板80として構成したものである。周壁側板80は、正面部81と背面部82と側面部83とを有し、正面部81の長手方向一側と背面部82の長手方向一側を側面部83で連結することにより、平面形状がコ字状をなす部材として構成されている。正面部81と背面部82には、前記周壁側板27,28と同様に、ボルト37が挿通される挿通穴36が同様の位置に同じ数設けられている。このような構成を有する周壁側板80によっても、前記周壁側板27,28と同様の機能を発揮することができ、また、同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、昇降路2内の大きさに係わらず、また、昇降路2内に配置される機器との干渉を生じることなく、折畳み式のエレベータ点検台を昇降路内に設置することができる。従って、エレベータ点検台の足場の大きさを変えたり、スペーサを設けたり、或いは、機器との干渉を避けるための特別な手段を設ける必要がない。そのため、このエレベータ点検台に係る費用を、従来のこの種のエレベータ点検台に較べて低減させることができる。更に、エレベータ点検台の大きさを一定にすることができるので、エレベータ点検台の全体形状の標準化が可能となり、この点においても、エレベータ点検台に掛かる費用を低減させることができる。
また、安全性を確保するために、エレベータ点検台の足場周壁の高さを変更可能な構造としたことにより、足場周壁を高くすることが求められている国の要請に対応することができる。しかも、エレベータ点検台の収納時における幅寸法を、足場周壁の高さを高くした場合においても、昇降路の寸法を拡大することなく、従来と同程度の昇降路寸法に収めることができ、既存設備をそのまま利用することができる。
以上説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、保守点検対象機器として制御盤9を適用した例について説明したが、巻上機、調速機、乗りかごの位置を検出する位置検出器、リミットスイッチ、その他各種の機器、装置に対して適用できるものである。
1…エレベータ、 2…昇降路、 6…乗りかご、 8…巻上機(保守点検対象機器)、 9…制御盤(保守点検対象機器)、 10…エレベータ点検台、 14…おもり側ガイドレール、 15…ベース板、 16…固定材、 20…床部材、 21…支持部材、 22…支持棒、 23…手摺り部材、 25…足場、 26…足場周壁、 26a…正面部、 26b…背面部、 27,28…周壁側板、 32…リブ材、 33…カム穴、 33a…垂直穴部、 33b…水平穴部、 36,54…挿通穴、 37…ボルト(カムピン)、 38…ナット、 40…軸支持部、 51…支持体、 53…支持板、 55…ボルト、 56…回動軸部、 57…係止軸部、 60…切欠き部、 80…周壁側板
Claims (7)
- エレベータの昇降路内に折り畳まれて取り付けられ、且つ、前記昇降路内に設置される保守点検対象機器の保守点検時に使用されるエレベータ点検台であって、
前記昇降路の壁部又は前記壁部に沿うように設けられた支持部材に回動可能に支持された床部材と、
前記床部材を水平状態又は略水平状態に支持可能な支持棒と、を備え、
前記床部材は、人が乗ることができる足場と、前記足場の周囲に立設された足場周壁と、前記足場周壁に移動可能に支持された周壁側板と、を有し、
前記周壁側板を前記足場周壁から上方へ突出させることにより周壁の高さを変更可能とした
ことを特徴とするエレベータ点検台。 - 前記保守点検対象機器は、前記昇降路内を昇降される乗りかごの昇降動作を制御する制御盤である
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ点検台。 - 前記保守点検対象機器は、前記昇降路内を昇降される乗りかごを昇降させる巻上機である
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ点検台。 - 前記周壁側板は、前記足場周壁に対して取り外し可能に構成した
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ点検台。 - 前記足場周壁及び前記周壁側板の一方に複数の挿通穴を設け、且つ、前記足場周壁及び前記周壁側板の他方の前記複数の挿通穴と対応する位置に前記高さ方向に延在された複数のカム穴を設けると共に、前記挿通穴と前記カム穴を貫通する複数のカムピンを設け、
前記カムピンを前記カム穴内で移動させることにより前記周壁の高さを変更可能とした
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ点検台。 - 前記カム穴は、前記足場周壁の高さ方向に延在された垂直穴部と、前記垂直穴部の高さ方向上端に連続され且つ水平方向に延在された水平穴部と、を有する
ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ点検台。 - 前記カム穴は、前記足場周壁の高さ方向に適宜間隔あけて設けた複数の挿通穴からなる
ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ点検台。
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