JP4944628B2 - エレベータ装置の作業台の手摺り構造 - Google Patents

エレベータ装置の作業台の手摺り構造 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータ装置の作業台の手摺り構造に関するものである。
従来から、エレベータ装置におけるエレベータ昇降路を昇降するエレベータ昇降体には、籠体を載置させるためのプラットフォームの上端部に、エレベータ装置の配設施工時や完成後のエレベータ装置におけるメンテナンス時などに足場として用いる作業台を形成することが行われており、このような作業台には、一般に作業台で作業をする作業者の落下防止等の目的で手摺りが設けられる(たとえば特許文献1参照)。
ここで、このようなプラットフォームの上端部の作業台に作業者が乗るには、作業台がエレベータ昇降路の側面に開口した乗降口と同高さ位置になるようにプラットフォームを昇降停止させ、この状態で作業者が建物側の乗降口から乗り移るようにして行われる。したがって、一般に平面視矩形状の作業台の一辺には、手摺りの無い部位、つまり作業者の乗降用の通路となる出入口用開口が設けられるのである。
ところで、一般に平面視矩形空間であるエレベータ昇降路6の側周面への乗降口11の開口位置は、図10(a)〜(c)のように、建物の平面プランに応じてエレベータ装置1の施工現場ごとにまちまちとなるものである。これに応じて、作業台14の手摺り15に設ける出入口用開口20の位置も上記乗降口11に応じて施工現場ごとにまちまちになる。したがって、出入口用開口20の位置を施工現場の乗降口11の位置に向ける必要のある作業台14の手摺り15は、個々の施工現場の仕様に合わせた部材を用いて個別に形成しているのが現状であり、この煩雑な手摺り15の形成施工の簡単化が切望されていた。
特開平6−1562号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手摺りの形成施工を簡単にするエレベータ装置の作業台の手摺り構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係るエレベータ装置の作業台の手摺り構造にあっては、エレベータ昇降路6に昇降自在に配置されて籠体載置部12を有したプラットフォーム16の上部に作業者の足場として使用するための作業台14を取り付け、作業台14の手摺り15となる手摺り桟19を三方に設けて残りの一方に出入口用開口20を設けてなる平面視コ字状に手摺りユニット18を形成し、この手摺りユニット18を、上記出入口用開口20がエレベータ昇降路6に開口した乗降口11に向くように、作業台14に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして取り付けて成ることを特徴とする。
これによると、乗降口11のエレベータ昇降路6の側周面への配置位置は施工現場ごとにまちまちであるが、平面視コ字状にユニット化された手摺りユニット18を作業台14に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして取り付けるという簡単な施工作業によって、施工現場ごとにまちまちの乗降口11に対して手摺りユニット18の出入口用開口20を向けるようにして作業台14に手摺り15を形成することができる。すなわち、この施工現場ごとに開口位置がまちまちである乗降口11に向けて出入口用開口20を向けつつ行わねばならない手摺り15の形成施工を、簡単に行わせることが可能にされているのである。
また、請求項2に係るエレベータ装置の作業台の手摺り構造にあっては、請求項1において、手摺りユニット18が、作業台14に取り付ける下側手摺りユニット21と、下側手摺りユニット21に取り付ける上側手摺りユニット22とから構成され、下側手摺りユニット21が、一対の縦柱23aの下端同士を下横桟23bで連結して成る側面視略U字状の一対の下枠材23によって構成され、上側手摺りユニット22が、一対の縦柱24aの下端同士及び上端同士を下横桟24bと手摺り桟19になる上横桟24cとで連結して成る側面視ロ字状の一対の上枠材24を有すると共に、対向配置させた一対の上枠材24の対向する上角部同士を手摺り桟19になる連結桟25で連結することで構成され、一対の下枠材23を対向配置させて下側手摺りユニット21を作業台14に取り付け、下側手摺りユニット21の各下枠材23に上側手摺りユニット22の各上枠材24を重ね合わせて両者を接合することで、連結桟25が位置されない側の一対の上枠材24の端部間の空間によって出入口用開口20を構成したり、または、下側手摺りユニット21の各下枠材23の両端間に渡すように上側手摺りユニット22の各上枠材24を配置させて両者を接合することで、連結桟25が位置されない側の下枠材23の縦柱23a間の空間によって出入口用開口20を構成することを特徴とする。
これによると、上側手摺りユニット22における連結桟25で連結した一対の上枠材24を、作業台14に取り付けた下側手摺りユニット21における側面視略U字状の一対の下枠材23に対して、重ねたりかけ渡したりする配置関係にして両者を接合するといった簡単な施工作業で、手摺りユニット18を作業台14に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして配置できるのであり、つまり、施工現場ごとにまちまちの乗降口11に対して手摺りユニット18の出入口用開口20を向けるようにして作業台14に手摺り15を形成することができる。ここで、上側手摺りユニット22は、作業台14に対して手摺り15を形成させる施工現場で、一対の上枠材24を連結桟25で連結させて所定の立体形状に組み立てるようにできる。したがって、連結桟25による一対の上枠材24の連結前状態の上側手摺りユニット22は、一対の側面視略U字状の下枠材23で成る下側手摺りユニット21と同様に、平面状の構成部材(個別に存在する一対の側面視ロ字状の上枠材24、連結桟25)のみで構成されるから、作業台14に手摺り15を形成させる施工現場への搬送途中の手摺りユニット18の嵩を小さくできて、良好な搬送容易性を確保することができる。また、側面視略U字状の下枠材23に側面視ロ字状の上枠材24を重ね合わせて接合した場合には手摺りユニット18における下枠材23と上枠材24との重合部位を高い剛性を備えた強固な構造にでき、側面視略U字状の下枠材23の両側に側面視ロ字状の上枠材24を渡すように固定した場合には対向配置した下枠材23の形状を上枠材24で補強できるような構造となり、いずれの場合も手摺り15を作業台14に強固に形成することができる。
また、請求項3に係るエレベータ装置の作業台の手摺り構造にあっては、請求項1又は2において、作業台14が、プラットフォーム16の上部から側方に突出するように取り付ける本体取付部26と、本体取付部26に載設される作業台本体27とを有し、作業台本体27に複数のボルト挿通孔28を本体取付部26の突出方向と交差する方向に並べて設け、任意に選択したボルト挿通孔28にボルト29を挿通させて本体取付部26に締結することで、作業台本体27を、平面視で少なくとも一端が本体取付部26から本体取付部26の突出方向と交差する方向に突出するように、本体取付部26に対して本体取付部26の突出方向と交差する方向に偏らせて取り付け可能として成ることを特徴とする。
これによると、作業台本体27と本体取付部26とを締結するボルト29を通すボルト挿通孔28を選択するだけで、作業台本体27を、プラットフォーム16の上部から側方に突出した本体取付部26に対して、本体取付部26の突出方向と交差する方向に、偏り自在に取り付けることができるから、平面プランの関係でエレベータ昇降路6に開口する乗降口11とプラットフォーム16とが離れている場合に、作業台14を容易に乗降口11に近づけて形成することができて、作業者の乗降口11からの作業台14への乗り移りを安全且つ容易に行わせるようにできる。
本発明にあっては、作業台の手摺りの形成施工を簡単できる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
エレベータ装置1は、図9のように、複数本のレール材3を上下に接続して成るガイドレール2に対して部屋状の籠体17を備えたエレベータ昇降体4が上下に移動可能に取り付けられ、エレベータ駆動装置の駆動によってエレベータ昇降体4がガイドレール2に沿ってエレベータ昇降路6を昇降するようにされ、平面視矩形状の空間であるエレベータ昇降路6の側周面の一面の所定高さ位置に設けた各階の乗降口11に対して、籠体17の出入口17aを乗降口11に合わせるようにエレベータ昇降体4の上下動を行わせることで、乗降口11から籠体17内にその出入口17aを通じて人や物の乗り降りが行われるようになっている。
なお、上記エレベータ装置1におけるエレベータ駆動装置としては、エレベータ昇降路6のべース部7に設置された油圧シリンダー5で構成され、油圧シリンダー5に備えた上下に伸縮するロッド5aがプラットフォーム16に固定されている。また、プラットフォーム16は縦枠部16aと横枠部16bとで成る側面視L字状の枠体であり、縦枠部16aはガイドレール2に沿わせて配置されてプラットフォーム16をガイドレール2に上下移動自在に取り付けるためのガイド部9が設けられ、横枠部16bは籠体17を載置する籠体載置部12となる。なお、図中11aは1階乗降口であり、11bは2階乗降口である。
ところで、プラットフォーム16の上端部には、エレベータの施工作業やメンテナンス作業などで作業者の足場となる作業台14が適宜設けられる。作業台14には作業者の落下防止を図る手摺り15が設けられる。なお、本例の作業台14及びその手摺り15は、エレベータ装置1の施工作業(主にガイドレール2の配設施工作業)に用いるために形成される。
詳しくは、ガイドレール2の配設施工作業は、図1や図8のように、籠体17が未載置状態で且つ手摺り15を備えた作業台14が形成されたプラットフォーム16を、エレベータ昇降路6の構造部に先に位置決め固定したレール材3aに対して、ガイド部9を介して上下移動自在に取り付け、エレベータ駆動装置である油圧シリンダー5を駆動させてロッド5aを上方に伸長させてプラットフォーム16を上昇させ、プラットフォーム16をその作業台14が上記先に位置決め固定したレール材3aの上端位置よりも上方に位置する上方突出状態とし、上方突出状態にあるプラットフォーム16における作業台14を用いて上記先に位置決め固定したレール材3aの上側に新たなレール材3bを接続すると共に位置決め固定する。なお、図中40はレール材3の位置決め固定の際の芯出しに用いる下げ振りであり、また、図中10は上昇させるプラットフォーム16が先に位置決め固定したレール材3aから上方に抜けることを防止して施工の安全性を確保するための抜け止め材である。この抜け止め材10はプラットフォーム16を上方突出状態とするべく上昇させる前段階で、先に位置決め固定したレール材3a(または、先に位置決め固定したレール材3aをエレベータ昇降路6の構造部に固定させるためのブラケット13)に取り付けられる。
このように、先に位置決め固定したレール材3aに抜け止め材10を取り付け、エレベータ駆動装置の駆動によってプラットフォーム16を上方突出状態にし、先に位置決め固定したレール材3aに上側に新たなレール材3bを接続すると共に位置決め固定する、という作業を適宜繰り返し行っていくことで、ガイドレール2を構成する全てレール材3が接続されると共にエレベータ昇降路6の構造部に位置決め固定された状態となって、つまり複数のレール材3を下方から順に継ぎ足すようにしてガイドレール2の全範囲におけるレール材3の配設施工が完了される。すなわち、上記施工作業によると、従来(たとえば上記特許文献1)のレール材3の配設施工の際に必要とされたエレベータ昇降路6に対して構築する仮設の足場を設けることなく、レール材3の配設施工を行わせることが可能になったものであり、従来に比べてレール材3の配設施工の施工性の大幅な向上が図られている。
上記のようにエレベータ装置1の施工作業において用いた作業台14及び手摺り15は、エレベータ装置1の完成後には他の施工現場に作業台14や手摺り15を再使用するために図9のようにプラットフォーム16から取り外してしまうこともあるが、エレベータ装置1の完成後もそのまま取り付けておいてメンテナンス作業等に用いるようにしても好ましい。以下、本例の作業台14および手摺り15につき詳述する。
プラットフォーム16の縦枠部16aの上端部に取り付ける作業台14は、図3のように、プラットフォーム16の上部から側方に突出するように取り付ける本体取付部26と、本体取付部26に載設されて作業者の足場となる平面視で略正方形状の作業台本体27とで構成される。
詳しくは、本体取付部26は並設される一対の本体取付用桟材30で構成されている。図5のように建物の平面プランに応じてエレベータ昇降路6の平面寸法やプラットフォーム16の幅寸法は施工現場ごとにその大きさが異なるものであり、一対の本体取付用桟材30はプラットフォーム16の幅寸法に応じてその間隔を適宜寸法に設定してプラットフォーム16の縦枠部16aに対して取り付けられる。なお、本体取付用桟材30は下フランジ30aとウェブ30bと上フランジ30cとで成る断面略コ字状の長尺の型枠材が用いられている。プラットフォーム16の縦枠部16aの上端部に形成した横架部16a上に下フランジ30aの端部を載せてボルト等の締結具33で締結することで、本体取付用桟材30はプラットフォーム16の横枠部16bの上方位置に位置するように、プラットフォーム16の縦枠部16aに対して着脱自在に固定される。なお、プラットフォーム16から片持ち状に突設された本体取付用桟材30は適宜斜材31等を用いて補強されてもよい。また、各本体取付用桟材30の上下フランジ30aの両端部にはそれぞれボルト挿通孔32が穿設されている。
また、本例の作業台本体27は、対向配置される一対の本体用桟材34に床板35を架設することで構成される。なお、本体用桟材34は、横片部34aと縦片部34bとで断面L字状にされた主体部の両端に、横片部34aと縦片部34bとを垂直状に連結する側片部34cを備えて成る長尺の型枠材が用いられている。横片部34aにはその長さ方向に複数のボルト挿通孔28が並ぶように穿設されている。この作業台本体27は、その本体用桟材34の長さ方向を本体取付用桟材30の長さ方向(プラットフォーム16からの本体取付部26の突出方向)に対して直交させるように載置し、本体用桟材34の横片部34aのボルト挿通孔28と本体取付用桟材30の上フランジ30cのボルト挿通孔32とにボルト29を挿通させて締結させることで、本体取付部26に載設固定される。
ここで、本体用桟材34の横片部34aのボルト挿通孔28はその長さ方向に複数穿設されているので、プラットフォーム16の幅寸法に応じて並設距離が異なるように設けられた本体取付用桟材30に対応してボルト29を挿通させるボルト挿通孔28を適宜選択することで、作業台本体27を本体取付部26に載設固定することができるようにされている。また、上記のように本体用桟材34の横片部34aの任意に選択したボルト挿通孔28にボルト29を挿通させて本体取付部26に締結することによると、作業台本体27を、平面視で少なくとも一端が本体取付部26から本体取付部26の突出方向と交差する方向に突出するように、本体取付部26に対して本体取付部26の突出方向と交差する方向に偏らせて取り付け可能となっている。したがって、平面プランの関係でエレベータ昇降路6に開口する乗降口11とプラットフォーム16とが離れている場合に、図5(b)のように作業台14を容易に乗降口11に近づけるように(ひいては後述の出入口用開口20を乗降口11に近づけるように)形成することができる。作業台14に作業者が乗り込むにはエレベータ昇降路6の側周面に開口した乗降口11から乗り移るようにして行われるのであるが(図8)、上記のように作業台14を容易に乗降口11に近づけて形成することで、作業者の乗降口11からの作業台14への乗り移りを安全且つ容易に行わせるように図り得るようになっている。
作業台14には作業者の安全性を鑑みて手摺り15が設けられるが、本例の手摺り15は手摺りユニット18を用いて形成させており、その形成施工が簡単化されている。ここで、手摺りユニット18は、作業台14の手摺り15となる手摺り桟19を三方に設けて残りの一方に出入口用開口20を設けてなる平面視コ字状に形成されたものであり、具体的には、図2のように、作業台14に取り付ける下側手摺りユニット21と、下側手摺りユニット21に取り付ける上側手摺りユニット22とから構成されている。なお、上記出入口用開口20は、乗降口11から作業者が作業台14に乗り移る際の出入口となる部位である。
下側手摺りユニット21は、一対の縦柱23aの下端同士を下横桟23bで連結して成る側面視略U字状の一対の下枠材23によって構成されている。下枠材23は断面L字状の一対の縦柱23aや下横桟23bを一体化させて成る枠材である。本例の場合、一方の下枠材23における縦柱23aの上部間には補強横桟23cが架設されている。
上側手摺りユニット22は、一対の縦柱24aの下端同士及び上端同士を下横桟24bと上横桟24cとで連結して成る側面視ロ字状の一対の上枠材24を有すると共に、対向配置させた一対の上枠材24の対向する上角部同士を連結桟25で連結することで構成されている。なお、上側手摺りユニット22は作業台本体27上に配置した際に平面視で作業台本体27の外縁部に重なるような平面視コ字状に形成されている。また、この一対の縦柱24aや下横桟24bや上横桟24cや連結桟25はそれぞれ断面L字状に形成されており、上横桟24cと連結桟25とは上記手摺り15となる手摺り桟19を構成するものである。ここで、上側手摺りユニット22は、作業台14に対して手摺り15を形成させる施工現場で、一対の上枠材24を連結桟25で連結させて所定の立体形状に組み立てるようにできる。したがって、連結桟25による一対の上枠材24の連結前状態の上側手摺りユニット22は、一対の側面視略U字状の下枠材23で成る下側手摺りユニット21と同様に、平面状の構成部材(個別に存在する一対の側面視ロ字状の上枠材24、連結桟25)のみで構成されるから、作業台14に手摺り15を形成させる施工現場への搬送途中の手摺りユニット18の嵩を小さくできて、良好な搬送容易性が確保されている。
この下側手摺りユニット21と上側手摺りユニット22とで成る手摺りユニット18は、その出入口用開口20がエレベータ昇降路6に開口した乗降口11に向くように、作業台14に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして取り付け得るようにされる。
詳しくは、下側手摺りユニット21は、図4のように、その各下枠材23を作業台本体27の床板35上に載せつつ一対の本体用桟材34の両端に渡すように配置し、下枠材23の縦柱23aと下横桟23bとの各角部を本体用桟材34の縦片部34bと側片部34cとに内接させて側片部34cに穿設した締結用孔38を通じてボルト等の締結具39を締結させることで、作業台14に立設するように連結固定される。なおこのとき、補強横桟23cを有した下枠材23は、エレベータ昇降路6の乗降口11の方向に位置しないように、図4や図6のように作業台14に適宜取り付けるようにする。作業台本体27の床板35上に載設した下枠材23によると、床板35の本体用桟材34からの浮き上がり防止効果も有する。
また、上側手摺りユニット22は、上記作業台14に取り付けた下側手摺りユニット21に対して、その平面視の周方向への取付け姿勢を変化させて(前後左右方向に選択的に向きを自在にして)、取り付けることができる。詳しくは、上記作業台14に下側手摺りユニット21を取り付けた状態で対向する一対の下枠材23の各下横桟23b間の距離(内寸法)Kや、各下枠材23における一対の縦枠23a間の距離(内寸法)Kが、上側手摺りユニット22の上枠材24の一対の縦枠24a間の距離(外寸法)Lと、同寸法になっている。したがって、上側手摺りユニット22は、図7のように上側手摺りユニット22の各上枠材24を下側手摺りユニット21の各下枠材23に重ね合わせて両者を接合させたり(このとき下枠材23の補強横桟23cと上枠材24の連結桟25とは平面視で同位置に位置させる)、図4,6のように上側手摺りユニット22の各上枠材24を下側手摺りユニット21の各下枠材23の両端間に渡すように配置させて両者を接合させたりすることで、取り付け姿勢を選択して下側手摺りユニット21に対して取り付け可能にされている。なお、図6は乗降口11が図4の場合に比較してエレベータ昇降路6の反対側の側周面に位置した例であって、上側手摺りユニット22を図4の場合に比較して平面で180°回転させた状態で下側手摺りユニット21に取り付けている。上枠材24と下枠材23との接合は、各上枠材24の縦柱24aの下端部分及び各下枠材23の縦柱23aの上端部分に穿設した重なり合う締結用孔36にボルト等の締結具37を締結することで行われる。ここで、前者(図7)の場合には連結桟25が位置されない側の一対の上枠材24の端部間の空間によって上記出入口用開口20が構成されるようになる。また、後者(図4,6)の場合には連結桟25が位置されない側の下枠材23の縦柱23a間の空間によって上記出入口用開口20が構成されるようになる。いずれの場合(図4,6,7)でも出入口用開口20は乗降口11に向くようにされている。なお、前者(図7)の場合には手摺りユニット18における下枠材23と上枠材24との重合部位を高い剛性を備えた強固な構造にでき、後者(図4,6)の場合には対向配置した下枠材23の形状を上枠材24で補強できるような構造となり、いずれの場合も手摺り15を作業台14に強固に形成することができるようになっている。
このように、上側手摺りユニット22における連結桟25で連結した一対の上枠材24を、作業台14に取り付けた下側手摺りユニット21における側面視略U字状の一対の下枠材23に対して、重ねたりかけ渡したりする配置関係にして両者を接合するといった簡単な施工作業で、手摺りユニット18を作業台14に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして配置できる。したがって、乗降口11のエレベータ昇降路6の側周面への開口位置は図10(a)〜(c)のように施工現場ごとにまちまちであるが、平面視コ字状にユニット化された手摺りユニット18を作業台14に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして取り付けるという簡単な施工作業によって、上記施工現場ごとにまちまちの乗降口11に対して手摺りユニット18の出入口用開口20を向けるようにして作業台14に手摺り15を形成することができるのである(図4,6,7)。すなわち、この施工現場ごとに開口位置がまちまちである乗降口11に向けて出入口用開口20を向けつつ行わねばならない手摺り15の形成施工を、簡単に行わせることが可能にされているのである。
なお、図示はしないが、出入口用開口20には、作業台から作業者が落下することを防止するため、落下防止用の横桟材や落下防止用の索体を開閉自在に設けたり、プラットフォーム16の横枠部16bとの行き来を可能にする縄ハシゴを設けることも好ましい。
本発明の実施の形態の例のエレべータ装置の施工途中における要部の斜視図である。 同上の要部(作業台及び手摺り)の分解斜視図である。 同上の要部(作業台)の分解斜視図である。 同上の上側手摺りユニットの下側手摺りユニットへの取り付け例を説明する分解斜視図である。 (a)(b)は、本体取付部のプラットフォームへの取付けや本体取付部への作業台本体の取り付け例を説明する平面図である。 上側手摺りユニットの下側手摺りユニットへの取り付け構造の他例を説明する分解斜視図である。 上側手摺りユニットの下側手摺りユニットへの取り付け構造の更に他例を説明する分解斜視図である。 同上のエレベータ装置におけるガイドレールの配設施工を説明する概略側面図である。 同上のエレベータ装置の斜視図である。 (a)〜(c)は従来技術の問題点を説明するエレベータ装置の平面図である。
符号の説明
1 エレベータ装置
2 ガイドレール
6 エレベータ昇降路
11 乗降口
12 籠体載置部
14 作業台
15 手摺り
16 プラットフォーム
18 手摺りユニット
19 手摺り桟
20 出入口用開口
21 下側手摺りユニット
22 上側手摺りユニット

Claims (3)

  1. エレベータ昇降路に昇降自在に配置されて籠体載置部を有したプラットフォームの上部に作業者の足場として使用するための作業台を取り付け、作業台の手摺りとなる手摺り桟を三方に設けて残りの一方に出入口用開口を設けてなる平面視コ字状に手摺ユニットを形成し、この手摺ユニットを、上記出入口開口がエレベータ昇降路に開口した乗降口に向くように、作業台に対して前後左右方向に選択的に向きを自在にして取り付けて成ることを特徴とするエレベータ装置の作業台の手摺り構造。
  2. 手摺ユニットが、作業台に取り付ける下側手摺りユニットと、下側手摺りユニットに取り付ける上側手摺りユニットとから構成され、下側手摺りユニットが、一対の縦柱の下端同士を下横桟で連結して成る側面視略U字状の一対の下枠材によって構成され、上側手摺りユニットが、一対の縦柱の下端同士及び上端同士を下横桟と手摺り桟になる上横桟とで連結して成る側面視ロ字状の一対の上枠材を有すると共に、対向配置させた一対の上枠材の対向する上角部同士を手摺り桟になる連結桟で連結することで構成され、一対の下枠材を対向配置させて下側手摺りユニットを作業台に取り付け、下側手摺りユニットの各下枠材に上側手摺りユニットの各上枠材を重ね合わせて両者を接合することで、連結桟が位置されない側の一対の上枠材の端部間の空間によって出入口用開口を構成したり、または、下側手摺りユニットの各下枠材の両端間に渡すように上側手摺りユニットの各上枠材を配置させて両者を接合することで、連結桟が位置されない側の下枠材の縦柱間の空間によって出入口用開口を構成することを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置の作業台の手摺り構造。
  3. 作業台が、プラットフォームの上部から側方に突出するように取り付ける本体取付部と、本体取付部に載設される作業台本体とを有し、作業台本体に複数のボルト挿通孔を本体取付部の突出方向と交差する方向に並べて設け、任意に選択したボルト挿通孔にボルトを挿通させて本体取付部に締結することで、作業台本体を、平面視で少なくとも一端が本体取付部から本体取付部の突出方向と交差する方向に突出するように、本体取付部に対して本体取付部の突出方向と交差する方向に偏らせて取り付け可能として成ることを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータ装置の作業台の手摺り構造。
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