JP2007182281A - 機械室レスエレベータの制御盤点検台装置 - Google Patents

機械室レスエレベータの制御盤点検台装置 Download PDF

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Abstract

【課題】点検台を点検時使用のための張出位置へ回動させる操作と、点検後の収納位置へ回動させる操作とを、手間をかけず容易に行えるようにする。
【解決手段】機械式レスエレベータの制御盤点検台装置は、一端がエレベータ昇降路の内壁に第1回動支点17により取付けられ、第1回動支点17を中心として下向きとなる収納位置と水平向きとなる張出位置との間で回動可能な点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14bと、一端がエレベータ昇降路の内壁に第2回動支点18により取付けられ、第2回動支点18を中心として下向きとなる収納位置と水平向きとなる張出位置との間で回動可能な手摺15a,15bと、点検台受け枠の他端側と手摺の他端側との間に上下方向回動可能に連結される支柱11a,11bとを有し、点検台受け枠と手摺とが一体に収納位置又は張出位置に回動する点検台2を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機械室レスエレベータの制御盤点検台装置に関し、特に、機械室を設けずにエレベータ昇降路の内壁に取付けられた制御盤の点検を行う場合に使用するのに適した機械室レスエレベータの制御盤点検台装置に関する。
例えば、下記特許文献1に記載されているように、制御盤がエレベータ昇降路の内壁に取付けられる機械室レスエレベータにおいて使用されるエレベータ用作業台装置が知られている。
下記特許文献1に記載されているエレベータ用作業台装置によれば、作業時に作業員が載る台板が、エレベータ昇降路の内壁に沿う引退位置と使用状態になる水平位置とに回動可能に設けられている。台板を水平位置となる使用状態に回動させると、2つに折り畳まれていたリンク状の第1部材と第2部材とが直線状に伸びる。そこで、直線状に伸びた第1部材と第2部材とを阻止片により連結して折り畳まれることを阻止し、台板を水平位置で固定している。
特許第3640019号公報
しかしながら、前述のエレベータ用作業台装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
特許文献1に記載されたエレベータ用作業台装置では、作業台を設置する際の手順として、初期の操作により引退位置に位置している台板を水平位置に回動させ、次の操作により水平位置に回動した台板に手摺を取付けている。
このため、作業台の設置作業は、台板をセットする作業と手摺をセットする作業との2工程が必要となり、作業終了後に作業台を片付ける場合は、手摺を外す作業と台板を引退位置に回動させる作業との2工程が必要となり、手間がかかっている。
さらに、台板上に載った作業員は手摺がない状態での作業、例えば、手摺の取付作業を行わなければならない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータの制御盤点検台装置を構成する点検台受け枠と手摺とを点検時に使用するための張出位置へ回動させる操作と、点検後の収納位置へ回動させる操作とを、手間をかけず容易に行うことができる機械室レスエレベータの制御盤点検台装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、機械室レスエレベータの制御盤点検台装置において、一端がエレベータ昇降路の内壁にこの内壁と平行な水平向きの軸心を有する第1回動支点により取付けられ、前記第1回動支点を中心として下向きとなる収納位置と水平向きとなる張出位置との間で回動可能な点検台受け枠と、一端が前記エレベータ昇降路の内壁にこの内壁と平行な水平向きの軸心を有して前記第1回動支点より上方に位置する第2回動支点により取付けられ、前記第2回動支点を中心として下向きとなる収納位置と水平向きとなる張出位置との間で回動可能な手摺と、上下方向に延出する向きに配置され、前記点検台受け枠の他端側と前記手摺の他端側との間に上下方向回動可能に連結される支柱とを有し、前記点検台受け枠と前記手摺とが一体に収納位置又は張出位置に回動する点検台と、前記点検台受け枠と前記手摺とが張出位置となる回動位置で前記点検台をロックするロック機構と、を備えることである。
本発明によれば、エレベータの制御盤点検台装置を構成する点検台受け枠と手摺とを張出位置へ回動させる操作、及び、点検台受け枠と手摺とを収納位置へ回動させる操作を、一回の操作で手間をかけず容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の一実施の形態に係る機械室レスエレベータの制御盤点検台装置は、機械室レスエレベータのエレベータ昇降路内に設置される制御盤1を点検するために使用されるもので、点検台2と、第1梯子3と、第2梯子4と、第3梯子5とを有している。エレベータ昇降路の内壁には上下方向に延出する一対の制御盤取付アングルバー6a,6bが固定され、これらの制御盤取付アングルバー6a,6bに、制御盤1と点検台2と第1〜第3梯子3,4,5とが取付けられている。
制御盤取付アングルバー6a,6bの上端部には上端固定ブラケット7a,7bが固定され、制御盤取付アングルバー6a,6bの下部には下部固定ブラケット8が固定されている。
エレベータ昇降路の内壁は、コンクリート壁、又は、鉄骨により形成されている。エレベータ昇降路の内壁がコンクリート壁である場合は、壁面から突出して設けられたアンカーボルト(図示せず)を上端固定ブラケット7a,7bに形成された取付孔や下部固定ブラケット8に形成された取付孔に挿通してナットを螺合することにより、エレベータ昇降路の内壁に制御盤取付アングルバー6a,6bが固定されている。また、エレベータ昇降路の内壁が鉄骨である場合には、その鉄骨に上端固定ブラケット7a,7bと下部固定ブラケット8とを溶接することにより、又は、その鉄骨にボルトやナットを用いて上端固定ブラケット7a,7bと下部固定ブラケット8とを固定することによりエレベータ昇降路の内壁に制御盤取付アングルバー6a,6bが固定されている。
一方の制御盤取付アングルバー6aには、作業員が第1〜第3梯子3,4,5を昇降する際に把持する丸手摺9が固定されている。丸手摺9は、上下方向に延出して固定されている。
点検台2は、上下方向に延出してそれぞれ制御盤取付アングルバー6a,6bにボルト締めされる左右一対の支えアングルバー10a,10bと、上下方向に延出する左右一対の支柱11a,11bとを備えている。さらに、アングルバー10aと支柱11aとを連結する部材として、上下方向に配列された3段の点検台受け枠12a,13a,19と、手摺15aとを備えている。さらに、アングルバー10bと支柱11bとを連結する部材として、上下方向に配列された3段の点検台受け枠12b,13b,14bと、手摺15bとを備えている。また、左右の支柱11a,11bは、エレベータ昇降路の内壁と平行に水平向きに延出して上下4段に設けられた連結片16により連結されている。これらの支えアングルバー10a,10bと、支柱11a,11bと、点検台受け枠12a,13a,19,12b,13b,14bと、手摺15a,15bとを連結して形成される点検台2は、箱型に形成されている。
点検台受け枠12a,13aの一端は、エレベータ昇降路の内壁と平行な水平向きの軸心を有する第1回動支点である頭付ピン17により上下方向回動可能に支えアングルバー10aに連結されている。点検台受け枠12b,13b,14bの一端は、エレベータ昇降路の内壁と平行な水平向きの軸心を有する第1回動支点である頭付ピン17により上下方向回動可能に支えアングルバー10bに連結されている。点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14bは、頭付ピン17を中心として下向きとなる収納位置と、水平向きにとなる張出位置との間で回動可能とされている。
手摺15aの一端は、エレベータ昇降路の内壁と平行な水平向きの軸心を有する第2回動支点である頭付ピン18により上下方向回動可能に支えアングルバー10aに連結されている。手摺15bの一端は、エレベータ昇降路の内壁と平行な水平向きの軸心を有する第2回動支点である頭付ピン18により上下方向回動可能に支えアングルバー10bに連結されている。手摺15a,15bは、頭付ピン18を中心として下向きとなる収納位置と、水平向きとなる張出位置との間で回動可能とされている。
支柱11a,11bは支えアングルバー10a,10bと平行に上下方向に延出して配置されている。支柱11aには、点検台受け枠12a,13aの他端が頭付ピン17と平行な向きに配置された頭付ピン17aにより上下方向回動可能に連結されている。さらに、支柱11aには、手摺15aの他端が頭付ピン18と平行に向きに配置された頭付ピン18aにより上下方向回動可能に連結されている。支柱11bには、点検台受け枠12b,13b,14bの他端が頭付ピン17と平行な向きに配置された頭付ピン17aにより上下方向回動可能に連結されている。さらに、支柱11bには、手摺15bの他端が頭付ピン18と平行に向きに配置された頭付ピン18aにより上下方向回動可能に連結されている。
点検台受け枠13aと手摺15aとの間に位置する点検台受け枠19は、一端が頭付ピン17aと平行に配置された頭付ピン19aにより上下方向回動可能に支柱11aに連結されている。点検台受け枠19の他端は、支えアングルバー10aに設けられた係止部20に係脱可能に係止されている。点検台受け枠19を回動させて係止部20に係止させた場合に、点検台受け枠19と点検台受け枠14bとが水平方向で平行に対向する。係止部20との係合を解除した点検台受け枠19は頭付ピン19aを中心として上下方向に回動可能となり、支柱11aと重なり合う起立位置に回動させた点検台受け枠19を図示しないフック機構により係止することができる。点検台受け枠19を起立位置に回動させた場合、点検台受け枠13aと手摺15aとの間に広い空間が形成される(図3,図15等参照)。
点検台2は、点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14bと支柱11a,11bとの連結点と、手摺15a,15bと支柱11a,11bとの連結点と、頭付ピン17と、頭付ピン18とを結ぶ形状が平行四辺形リンク機構となるように構成されている。このため、点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14bと手摺15a,15bとは、一体に収納位置又は張出位置に上下方向に回動する。この上下方向の回動により、点検台2が全体として、エレベータ昇降路の内壁に近接した収納位置(図2参照)と、エレベータ昇降路の内壁から水平方向に張り出した張出位置(図1,図3等参照)とに回動する。
ここで、図1は、点検台2を張出位置に回動させ、さらに、第1梯子3と第2梯子4と第3梯子5とを使用可能位置にセットし、後述する足場板55をセットした状態である。図2は、足場板55を取外し、第1〜第3梯子3,4,5を収納位置に戻し、点検台2を収納位置に回動させた状態である。
点検台2を使用して制御盤1を点検する場合には、図2に示す収納位置に位置する点検台2を、図1に示す張出位置に回動させる。点検台2を図2に示す収納位置から図1に示す張出位置に回動させる操作を、機械室レスエレベータの制御盤点検台装置における既に説明した部分以外の構成と共に説明する。
点検台2を収納位置から張出位置に回動操作する部材として、牽引体であるロープ21が設けられている。ロープ21は、一端が支柱11aの上端部に連結され、手摺15aと支えアングルバー10aとを連結する頭付ピン18より上方位置に配置されて制御盤取付アングルバー6aに取付けられたプーリ22に掛け渡され、他端がエレベータ昇降路の底部に向けて下向きに延出されている。このロープ21の他端側を下向きに引っ張ることにより、手摺15a,15bや点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14b及び支柱11a,11bにより構成される点検台2に対して、点検台2を張出位置に回動させる向きの力を与えることができる。
したがって、図2に示す状態からロープ21の下端側を下向きに引っ張ることにより、点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14bと手摺15a,15bとが図3及び図4の実線で示す張出位置に回動し、点検台2が全体として張出位置に回動する。
ロープ21を引っ張ることにより点検台2を図3及び図4の実線で示す張出位置に回動させた後は、点検台2を張出位置でロックするための操作を行う。この操作では、まず、図5に示すように、ロープ21に設けられている係止部である輪23を制御盤取付アングルバー6aの下端側に取付けられているフック24に係止する。ついで、制御盤取付アングルバー6a,6bに回動可能に取付けらているU字形状の支持枠25を上向きに回動操作し、図6に示すように、支持枠25に設けられている水平向きの係止軸部25aを点検台受け枠12a,12bにおける支柱11a,11b側の端部下面に設けられている係止部26に係止する。これらの係止部26と支持枠25とにより、点検台2を張出位置となる回動位置でロックするロック機構27が構成されている。
点検台2を図6に示すように張出位置でロックした後は、梯子を使用可能な状態にセットする。なお、梯子は第1〜第3梯子3,4,5の3つがあり、エレベータ昇降路の底部までの深さに応じてこれらの3つの梯子3,4,5を適宜使用する。例えば、エレベータ昇降路の底部までの深さが浅い場合には第1梯子3のみを使用し、エレベータ昇降路の深さが深い場合には更に第2〜第3梯子4,5を追加して使用する。
図7及び図8は、点検台2が収納位置に位置し、第1〜第3梯子3,4,5も収納位置に位置している場合を示している。収納位置に位置する第1〜第3梯子3,4,5は、点検台2の下方位置であってエレベータ昇降路の内壁の前方に前後方向に並んで配置されている。
第1梯子3は、上下方向に延出する一対の支柱3a,3bと、支柱3a,3bの間に連結された複数段の踏段3cとを有している。第1梯子3は、一方の支柱3aが上下方向の回動中心を有する丁番28により回動可能に制御盤取付アングルバー6aに連結され、この丁番28を支点として上下方向の中心線回りに回動可能な回動式梯子として機能する。丁番28を支点として回動する第1梯子3は、踏段3cがエレベータ昇降路の内壁に対して平行に対向する収納位置と、踏段3cがエレベータ昇降路の内壁に対して略直角に交差する使用位置との間で回動する。
図9は、第1梯子3を使用位置に回動させた状態を示している。第1梯子3を使用位置に回動させた場合、制御盤取付アングルバー6aに固定されている回動位置規制ストッパ29に支柱3aが当接し、第1梯子3の回動位置が規制される。
第1梯子3を使用位置に回動させた後は、第1梯子3を使用位置でロックするための操作を行う。このロック操作は、第2ロック機構である戻り防止ストッパ30を図10に示すようにロック位置に回動操作することにより行う。戻り防止ストッパ30は、図11に示すように、水平方向への回動を許容する回動支点部31と上下方向への回動を許容する回動支点部32とにより一端が支柱3bに連結され、他端には係合用の丸棒33が取付けられている。また、戻り防止ストッパ30における丸棒33が設けられている側の端部には係合溝34が形成され、支柱3bに回動可能に取付けられたフック35が係合溝34に係脱可能に係合される。
第1梯子3を使用位置で戻り防止ストッパ30によりロックする場合には、図11に示すように支柱3bと平行に起立位置に位置している戻り防止ストッパ30の係合溝34から、この係合溝34に係合されているフック35を外す。係合溝34からフック35を外した後、戻り防止ストッパ30を2つの回動支点部31,32を支点として回動させ、制御盤取付アングルバー6bの下端部に取付けられている戻り防止受け36に形成されている係合孔37に丸棒33を係合させる。
戻り防止ストッパ30を回動させて丸棒33を戻り防止受け36の係合孔37に係合させることにより、図10に示すように第1梯子3が使用位置でロックされる。支柱3a,3bの下端部にはアジャスタボルト38が取付けられている。アジャスタボルト38を伸縮調節してエレベータ昇降路の底面に当接させることにより、第1梯子3がふらつかないように安定させることができる。
第1梯子3の支柱3a,3bには、上下両端にネジ加工が施された垂直ガイド棒40a,40bが取付けられている。支柱3a,3bへの垂直ガイド棒40a,40bの取付けは、支柱3a,3bの上下に固定具41を取付け、固定具41に形成された孔に垂直ガイド棒40a,40bを挿通し、垂直ガイド棒40a,40bのネジ加工部に固定具41を挟んでナット42を螺合させることにより行われている。
エレベータ昇降路の底面の深さが深い場合には、第1梯子3に加えて、第2梯子4と第3梯子5とを使用する。第2梯子4は摺動式梯子であり、第1梯子3に上下方向摺動可能に取付けられている。第3梯子5は折り畳み式梯子であり、第2梯子4に上下方向回動可能に取付けられている。
第2梯子4は、上下方向に延出する一対の支柱4a,4bと、支柱4a,4bの間に連結された複数段の踏段4cとを有している。支柱4a,4bの上端側にはガイド板43a,43bが固定され、ガイド板43a,43bに形成された孔に垂直ガイド棒40a,40bが挿通されている。ガイド板43a,43bを垂直ガイド棒40a,40bに対して摺動させることにより、第2梯子4が上下方向に摺動する。第2梯子4は、ガイド板43a,43bが下側の固定具41に当接する位置まで下方へ摺動し、ガイド板43a,43bが下側の固定具41に当接する位置が第2梯子4の最下降位置となる。
一方の支柱4aの上下方向略中央部には、下端部に凹部44が形成された係止具45が上下方向移動可能に取付けられている。第2梯子4が最上昇位置に位置する場合には、係止具45の凹部44が第1梯子3の踏段3cに係合され、第2梯子4の下方への摺動が規制されている。係止具45を上方へ僅かに持ち上げることにより凹部44と踏段3cとの係合を外すことができ、凹部44と踏段3cとの係合が外れることにより第2梯子4は垂直ガイド棒40a,40bに沿って下方向きに摺動可能となる。
第3梯子5は、上下方向に延出する一対の支柱5a,5bと、支柱5a,5bの間に連結された踏段5cとを有している。第2梯子4の支柱4a,4bの下端部にはヒンジ46が固定され、同じ形状のヒンジ47が支柱5a,5bの上端部に固定され、これらのヒンジ46,47に形成された孔に両端にネジ加工が施されたネジ棒48が挿通され、ヒンジ46,47を挟んでナット49が螺合されている。第3梯子5は、ネジ棒48を支点として上下方向に回動可能とされ、下方位置へ回動された場合には第2梯子4の支柱4a,4bと第3梯子5の支柱5a,5bとが一直線上に位置する。
第2梯子4の支柱4bには、上下方向回動可能な開き防止係止具50が取付けられている。第3梯子5を上方位置に回動させた状態で開き防止係止具50を上方に回動させ、開き防止係止具50の係合部51を支柱5bの側面に形成されている第1係合部52に係合させることにより、第3梯子5を上方の回動位置で固定することができる。第3梯子5を下方位置に回動させた状態で開き防止係止具50を下方に回動させ、開き防止係止具50の係合部51を支柱5bの側面に形成されている第2係合部53に係合させることにより、第3梯子5を、支柱4a,4bと支柱5a,5bとを一直線上に位置させた下方の回動位置で固定することができる。
支柱5a,5bの下端部にはアジャスタボルト54が取付けられている。アジャスタボルト54を伸縮調節してエレベータ昇降路の底面に当接させることにより、第2梯子4と第3梯子5とがふらつかないように安定させることができる。
ここで、エレベータ昇降路の底面までの深さが第1梯子3では届かない深さである場合には、第3梯子5を下向きに回動させ、支柱4a,4bと支柱5a,5bとを一直線上に位置させて開き防止係止具50で固定する。さらに、係止具45を上方へ僅かに持ち上げることにより凹部44と踏段3cとの係合を外し、第2梯子4を垂直ガイド棒40a,40bに沿って下方向きに摺動可能とする。
これにより、第2梯子4と第3梯子5とは、一体となって下方へ摺動し、アジャスタボルト54がエレベータ昇降路の底面に当接される。
図9に示すように第1梯子3のアジャスタボルト38をエレベータ昇降路の底面に当接させた後、又は、図13に示すように第3梯子5のアジャスタボルト54をエレベータ昇降路の底面に当接させた後、作業員は、これらの梯子3〜5を上がり、図15に示すように最下段の点検台受け枠12a,12bの間に足場板55をセットする。作業者はセットされた足場板55の上に載り、上下に配列された複数の制御盤1のうち手が届く範囲の制御盤1について点検作業を行う。
ついで、上に位置する制御盤1について点検作業を行う場合には、図16に示すように点検台受け枠13a,13bの間に足場板55をセットし、セットした足場板55の上に載って制御盤1の点検作業を行う。
ここで、図15及び図16に示す点検台2では、係止部20に対して係脱可能な点検台受け枠19を支柱11aと重なり合う起立位置に回動させることにより、点検台受け枠13aと手摺15aとの間に広い空間が形成されている。このため、梯子3〜5を上がった作業員は、この空間から点検台2の内側に容易に入り込むことができる。
さらに高い位置の制御盤1について点検する場合には、図17に示すように点検台受け枠19を起立位置から水平向きに回動し、先端部を係止部20に係止する。これにより、図1に示すように点検台受け枠14b,19の間に足場板55をセットすることが可能となり、最上位置に位置する制御盤1を点検することができる。
制御盤1の点検が終了した後は、梯子3〜5を収納位置に戻し、及び、点検台2を収納位置に戻す。
この戻し作業では、まず、足場板55を取外す。
ついで、第3梯子5を上方位置へ回動させ、第3梯子5を第2梯子4と前後方向で重ね合わせて固定する。第3梯子5の上方位置での固定は、開き防止係止具50の係合部51を、上方位置に回動させた第3梯子5の第1係合部52に係合させることにより行える。
第3梯子5と第2梯子4とを前後方向に重ね合わせて固定した後は、これらの第3梯子5と第2梯子4とを垂直ガイド棒40a,40bに沿って一体に上方へ摺動させる。最上昇位置まで上昇させた後、係止具45の凹部44を第1梯子3の踏段3cに係合させ、第3梯子5と第2梯子4とを第1梯子3と前後方向で重なり合う上昇位置で固定する(図10参照)。
第3梯子5と第2梯子4とを上昇位置で固定した後は、戻り防止ストッパ30を外し、第1〜第3梯子3,4,5を、踏段3c,4c,5cがエレベータ昇降路の内壁に平行に対向する位置へ回動させる(図6参照)。
ついで、係止部26への支持枠25の係合を解除し、支持枠25を下方位置へ回動させる(図3参照)。支持枠25を係止部26との係合を解除して下方位置へ回動させることにより、点検台2を張出位置で支えているのはロープ21の引っ張り力だけとなる。このため、ロープ21の輪23をフック24から外してロープ21を緩めることにより、平行四辺形リンク機構を構成している点検台2は自重により収納位置に向けて回動し、自動的に収納位置に戻る(図2参照)。
点検台2が収納位置へ回動することにより、第1〜第3梯子3,4,5は支柱11a,11bにより押えられ、収納位置で保持される。
ここで、制御盤取付アングルバー6bには、点検台2が収納位置に戻った場合に点検台受け枠12bが当接するリミットスイッチ56が設けられている。このリミットスイッチ56はエレベータ乗りかごの昇降を制御する制御部に接続されている。制御部では、エレベータ乗りかごの昇降を開始する条件の一つとして、リミットスイッチ56からの信号の入力が規定されている。このため、制御盤1の点検のために点検台2が張出位置に位置する場合にはエレベータ乗りかごの昇降を禁止することができ、点検台2が張出位置に位置する場合にエレベータ乗りかごが昇降することが原因となって発生する事故を防止することができる。
なお、本実施の形態では、点検台2を収納位置から張出位置に回動させる方法として、ロープ21を手で引っ張り、点検台受け枠12a,13a,12b,13b,14b及び手摺15a,15bが水平向きに張り出す張出位置に回動させた位置でロープ21の輪23をフック24に引っ掛ける場合を例に挙げて示している。しかし、このような方法に代えて、ラチェットを内蔵した荷締機を使用し、ロープ21を引っ張るようにしてもよい。
また、点検台受け枠12aと支持枠25とをワイヤ等で連結しておき、点検台受け枠12aが水平向きに回動した場合に支持枠25をある程度の高さ位置まで回動させる構成とすることも有効である。
本発明の一実施の形態の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置において、点検台を張出位置に回動し、第1〜第3梯子を使用位置に位置させた状態を示す斜視図である。 点検台と第1〜第3梯子とを収納位置に位置させた状態を示す斜視図である。 ロープを引っ張ることにより点検台を張出位置に回動させた状態を示す斜視図である。 点検台の構造を示す側面図である。 ロープの輪とフックとを示す側面図である。 点検台を張出位置でロック機構によりロックした状態を示す斜視図である。 収納位置に位置している第1〜第3梯子の構造を示す側面図である。 その正面図である。 第1梯子を使用位置に回動させた状態を示す斜視図である。 第1梯子を使用位置で戻り防止ストッパによりロックした状態を示す斜視図である。 戻り防止ストッパの構造を示す側面図である。 第3梯子を下方位置へ回動させた状態を示す斜視図である。 第2梯子と第3梯子とを下方位置へ摺動させ状態を示す斜視図である。 第1梯子と第2梯子と第3梯子との連結状態を示す側面図である。 点検台に一段目の足場板を載せた状態を示す斜視図である。 点検台に二段目の足場板を載せた状態を示す斜視図である。 点検台に三段目の足場板を載せるための準備として点検台受け枠を回動させている状態を示す斜視図である。 点検台が収納されたことを検知するリミットスイッチの取付構造を示す側面図である。
符号の説明
2 点検台
3 第1梯子
4 第2梯子
5 第3梯子
11a,11b 支柱
12a,13a,12b,13b,14b 点検台受け枠
15a,15b 手摺
17 第1回動支点
18 第2回動支点
21 牽引体
23 係止部
24 フック
27 ロック機構
30 第2ロック機構

Claims (8)

  1. 一端がエレベータ昇降路の内壁にこの内壁と平行な水平向きの軸心を有する第1回動支点により取付けられ、前記第1回動支点を中心として下向きとなる収納位置と水平向きとなる張出位置との間で回動可能な点検台受け枠と、
    一端が前記エレベータ昇降路の内壁にこの内壁と平行な水平向きの軸心を有して前記第1回動支点より上方に位置する第2回動支点により取付けられ、前記第2回動支点を中心として下向きとなる収納位置と水平向きとなる張出位置との間で回動可能な手摺と、
    上下方向に延出する向きに配置され、前記点検台受け枠の他端側と前記手摺の他端側との間に上下方向回動可能に連結される支柱とを有し、
    前記点検台受け枠と前記手摺とが一体に収納位置又は張出位置に回動する点検台と、
    前記点検台受け枠と前記手摺とが張出位置となる回動位置で前記点検台をロックするロック機構と、
    を備えることを特徴とする機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  2. 前記点検台受け枠と前記手摺と前記支柱とは、水平方向に複数個ずつ配置され、前記点検台は箱型に形成されていることを特徴とする請求項1記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  3. 一端が点検台に連結され、他端が前記エレベータ昇降路内に下向きに延出され、この他端を引っ張ることにより前記点検台受け枠と前記手摺とに対して前記収納位置から前記張出位置に回動させる向きの力を付与する牽引体を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  4. 前記牽引体に、前記エレベータ昇降路内に設けられるフックに係止可能な係止部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  5. 前記点検台の下方に位置する第1梯子が設けられ、前記第1梯子は踏段を前記エレベータ昇降路の内壁に平行に対向させる収納位置と、前記踏段が前記エレベータ昇降路の内壁に交差する向きとなる使用位置とに回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  6. 前記第1梯子を使用位置においてロックする第2ロック機構を有することを特徴とする請求項5記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  7. 前記第1梯子に昇降可能に取付けられ、下降させた場合に前記第1梯子より下方に位置する第2梯子を有することを特徴とする請求項5又は6記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。
  8. 前記第2梯子に上下方向回動可能に取付けられ、下方位置へ回動させた場合に前記第2梯子より下方に位置する第3梯子を有することを特徴とする請求項7記載の機械室レスエレベータの制御盤点検台装置。


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