JPH08205596A - エンジン発電機の制御装置 - Google Patents

エンジン発電機の制御装置

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JPH08205596A
JPH08205596A JP7005622A JP562295A JPH08205596A JP H08205596 A JPH08205596 A JP H08205596A JP 7005622 A JP7005622 A JP 7005622A JP 562295 A JP562295 A JP 562295A JP H08205596 A JPH08205596 A JP H08205596A
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torque
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Hirotoshi Maekawa
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/04Control effected upon non-electric prime mover and dependent upon electric output value of the generator

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク軸回転数の回転変動および脈動を抑
制し、エンジン効率の最適化、低騒音化、燃費の向上お
よび排気ガスの浄化を容易に実現したエンジン発電機の
制御装置を得る。 【構成】 発電機7の励磁電流Imおよびスロットル弁
4のアクチュエータ3を制御する電子制御ユニット30
Aに、負荷電圧Vdに対する発電機の目標出力電力をマ
ップ設定する手段14と、負荷電圧およびクランク軸回
転数Neに基づいて目標出力電力を得るために必要な発
電機目標トルクをマップ設定する手段14と、発電機の
必要トルクを目標トルクに一致させる励磁電流を演算す
る手段14と、励磁電流を得るように励磁コイルを駆動
する手段15とを設け、発電機の必要トルクを一定制御
して出力電力を一定制御し、エンジン6の出力効率が最
大となるクランク軸回転数で運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの回転変動
を抑制し且つ発電機の出力電力を一定制御するエンジン
発電機の制御装置に関し、特にクランク軸回転数および
負荷電圧に基づいて励磁電流を制御することにより発電
機の必要トルクを一定制御し、エンジン効率の最適化、
低騒音化、燃費の向上および排気ガスの浄化を容易に実
現したエンジン発電機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14はたとえば特開平4−29733
0号公報に記載された従来のエンジン発電機(発動発電
機)の制御装置の概略構成を示すブロック図である。図
において、制御部1は、演算部13(後述する)からの
出力信号Cに応動してスロットル弁4の開度(エンジン
6の吸入空気量に対応)を制御する。駆動部2は、制御
部1の制御下で、演算部13からの出力信号Cに応じた
駆動電圧(直流電圧)をアクチュエータ3に供給する。
【0003】アクチュエータ3は、駆動部2からの直流
電圧に応じてスロットル弁4を駆動する。スロットル弁
4は、アクチュエータ3により開閉駆動されて開度が設
定され、エンジン6の吸入空気量を調整する。制動バネ
5は、アクチュエータ3の駆動トルクと平衡した状態で
スロットル弁4の開度を固定させるための制動トルクを
発生するとともに、アクチュエータ3の無作動時にスロ
ットル弁4を全閉させる。
【0004】エンジン6のクランク軸回転数は、スロッ
トル弁4の開度に応じて供給される吸入空気量によって
制御される。三相同期型の磁石発電機からなる発電機7
は、エンジン6の出力シャフトに連結されたロータ部の
三相コイル(図示せず)およびステータ部の励磁コイル
(図示せず)を含み、三相正弦波からなる高周波電圧を
出力電圧Vgとして発電する。整流回路8は、発電機7
の出力電圧Vgを三相全波整流して直流の負荷電圧Vd
に変換する。
【0005】発電機7の負荷として作用するインバータ
回路9は、整流回路8から生成される負荷電圧Vdを商
用周波数の正弦波に再変換して他の電気機器等の負荷
(図示せず)に供給する。負荷電圧Vdは、他の負荷、
たとえば自動車に搭載された動力源となるバッテリにも
供給され、負荷の抵抗値に対応した電圧値を示す。
【0006】制御部1に対する指示としての出力信号C
を生成する比較演算部11は、整流回路8から出力され
る負荷電圧Vd(発電機7の出力電圧Vdに対応)を検
出して設定電圧Vr(目標電圧)と比較する比較部12
と、比較部12の比較結果に基づいて演算を行い出力信
号Cを生成する演算部13とを備えている。
【0007】なお、ここでは図示されないが、エンジン
6の運転状態を示す各種情報を検出するための各種セン
サ手段と、運転条件に応じてエンジン6の燃料噴射量お
よび点火時期等を制御するための一般的なエンジン制御
装置が設けられている。また、制御部1、駆動部2およ
び比較演算部11は、電子制御ユニット30を構成して
おり、各種情報に基づいてエンジン制御装置を制御して
いる。
【0008】図15は図14内の電子制御ユニット30
の具体的構成例を示す回路図であるり、図において、比
較演算部11は、設定電圧Vrを取り込むオペアンプO
P1と、オペアンプOP1の入力抵抗器R1〜R3およ
び帰還抵抗器R4と、負荷電圧Vdを取り込むオペアン
プOP3と、オペアンプOP3の入力抵抗器R7および
帰還抵抗器R8とから構成されている。オペアンプOP
3の出力信号は、入力抵抗器R2を介してオペアンプO
P1に入力されている。
【0009】また、駆動部2は、オペアンプOP1の出
力信号を取り込むオペアンプOP2と、オペアンプOP
2の入力抵抗器R5および帰還抵抗器R6とから構成さ
れている。オペアンプOP2の出力信号は、入力抵抗器
R3を介してオペアンプOP1に入力されている。さら
に、駆動部2内のオペアンプOP2の出力信号はアクチ
ュエータ3に供給され、アクチュエータ3の出力軸は、
エンジン6の吸気管内に回転自在に配設されたスロット
ル弁4に連結されている。
【0010】次に、図14および図15に示した従来の
エンジン発電機の制御装置の動作について説明する。一
般に、バッテリやインバータ回路9を含む負荷の抵抗値
は、たとえば、発電機7の出力電力Pgが20kW、負
荷電圧Vdが400V、負荷電流が50Aとすれば、8
Ω程度であるが、バッテリの充電状態や電気機器の投入
等により変動する。この負荷抵抗値の変動に応じて、負
荷電圧Vdが変動することにより、発電機7の必要トル
クが変動し、エンジン6から見た負荷の大きさが変動す
ることになる。
【0011】ここで、発電機7の出力電圧Vgはインバ
ータ回路9を含む負荷に依存するので、たとえば発電機
7の出力電力制御やスロットル弁4の開閉制御等により
クランク軸回転数の制御が行われなければ、エンジン6
のクランク軸回転数は、負荷に応じて変化することにな
る。もし、負荷変動に応じてエンジン6のクランク軸回
転数が大きく変動すると、高効率でエンジン6を運転し
続けることも、また、発電機7の出力電機Pgを一定に
することもできなくなる。
【0012】したがって、従来より、電子制御ユニット
30は、クランク軸回転数をたとえば2000rpm〜
2500rpm程度に制御してエンジン6を高効率運転
するために、負荷の抵抗値に対応した負荷電圧Vdの変
動に応じてスロットル弁4の開度を制御し、エンジン6
の吸入空気量を変化させている。この場合、発電機7内
の励磁コイルに供給される励磁電流は一定制御されてい
るものとする。
【0013】すなわち、電子制御ユニット30は、負荷
電圧Vdを検出して設定電圧Vrと比較し、比較検出に
基づく演算により出力信号Cを生成し、アクチュエータ
3を駆動してスロットル弁4の開度を開閉制御し、エン
ジン6の回転変動を抑制するとともに発電機7の出力電
力を一定制御することになる。
【0014】この場合、制御部1は、比較演算部11内
の演算部13から指示された出力信号Cに応じて、駆動
部2を介してアクチュエータ3を駆動する。これによ
り、アクチュエータ3は、駆動部2から供給される直流
電圧に対応した駆動トルクを発生し、スロットル弁4を
開閉駆動してエンジン6の吸入空気量を制御する。
【0015】このとき、スロットル弁4の回転角度に対
応してアクチュエータ3の制動バネ5による制動力が変
化し、この制動トルクとアクチュエータ3の駆動トルク
とが平衡した状態でスロットル弁4の回転は停止する。
こうして、アクチュエータ3の駆動トルクを変化させる
ことによりスロットル弁4の開度を制御し、エンジン6
に供給される吸入空気量(燃料ガス)の流量を制御し、
クランク軸回転数を一定制御する。
【0016】たとえば、負荷電圧Vdが設定電圧Vr以
上に上昇すれば、負荷の抵抗値が高い(負荷が小さい)
ので、発電機7の必要トルクが小さいことから、クラン
ク軸回転数の上昇を抑制するために、スロットル弁4の
開度を閉成側に制御する。逆に、負荷電圧Vdが設定電
圧Vr以下に減少すれば、負荷の抵抗値が小さい(負荷
が大きい)ので、発電機7の必要トルクが大きいことか
ら、クランク軸回転数の減少を抑制するために、スロッ
トル弁4の開度を開放側に制御する。
【0017】エンジン6の回転出力は、出力シャフトの
回転エネルギとして取り出され、出力シャフトに連結さ
れた発電機7は、クランク軸回転数に応じた出力電圧V
gを発電する。発電機7の出力電圧Vgは、整流回路8
を介して負荷電圧Vdに変換された後、バッテリ等の負
荷に供給され、さらに、最終的にインバータ回路9を介
して商用周波数の正弦波(商用電源相当の交流出力)に
再変換され、他の電気機器等の負荷に供給される。
【0018】電子制御ユニット30内の比較演算部11
は、整流回路8に接続された負荷電圧検出手段(図示し
ない分圧回路)により、発電機7の出力電圧Vgに対応
した負荷電圧Vdを検出し、比較部12において所定の
設定電圧Vrと比較する。また、比較演算部11内の演
算部13は、比較部12からの比較結果に基づいて所定
の演算を行い、演算結果を出力信号Cとして制御部1に
供給する。
【0019】具体的には、負荷電圧Vdは、入力抵抗器
R7を介して比較演算部11内の前段のオペアンプOP
3(図15参照)に入力され、演算増幅された出力信号
となり、後段のオペアンプOP1に入力される。また、
オペアンプOP1には、入力抵抗器R1を介して設定電
圧Vrが入力されるとともに、入力抵抗器R3を介して
駆動部2内のオペアンプOP2の出力信号がフィードバ
ック入力される。これにより、オペアンプOP1におい
て、負荷電圧Vdと設定電圧Vrとが比較される。
【0020】たとえば、比較結果に基づいてアクチュエ
ータ3に対する駆動電圧が減少した場合は、スロットル
弁4が閉成側に駆動されてエンジン6のクランク軸回転
数が減少し、発電機7の出力電力も減少する。
【0021】こうして、比較演算部11は、発電機7の
出力電圧Vgに基づいて演算を行い、演算結果としての
出力信号Cを生成する。これにより、制御部1は、スロ
ットル弁4の開度を制御してエンジン6のクランク軸回
転数を制御する。したがって、エンジン6のクランク軸
回転数は、発電機7の出力電圧Vgに対応した負荷電圧
Vdの増減に応じて制御される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンジン発電機
の制御装置は以上のように、負荷電圧Vdの変動に対し
て、発電機7の励磁電流を一定として、常にスロットル
弁4の開度を変化させてエンジン6のクランク軸回転数
を制御しているので、スロットル弁4の急変制御により
吸入空気量が急変することから、排気ガスの浄化を実現
することができないという問題点があった。
【0023】また、負荷電圧Vdの変化を検出した後に
スロットル弁4を開閉制御しているので、発電機7の必
要トルクの変動と比べてスロットル弁4の開閉による吸
入空気量の変化が著しく遅いことから、実際の吸入空気
量に反映するまでの制御遅れ等の制御系無応答時間が発
生し、ハンチングによりクランク軸回転数が脈動してし
まい、クランク軸回転数を一定に制御することが困難に
なるという問題点があった。
【0024】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、発電機の出力電力が定格電力を
出力できる状態の場合は、負荷電圧が変動してもスロッ
トル弁の開度をほとんど変化させることなく、発電機が
最適効率回転数で駆動されて一定の発電出力電力が得ら
れるようにクランク軸回転数を維持し、エンジン効率が
最高となるクランク軸回転数で運転することにより、エ
ンジン効率の最適化、低騒音化、燃費の向上および排気
ガスの浄化を容易に実現したエンジン発電機の制御装置
を得ることを目的とする。
【0025】また、この発明は、発電機の出力電力が定
格電力に満たない場合は、スロットル弁を開閉制御する
ものの開閉制御速度を常に一定とし、燃費の向上および
排気ガスの浄化を容易に実現したエンジン発電機の制御
装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエンジン
発電機の制御装置は、エンジンの吸入空気量を調整する
スロットル弁と、エンジンに対する燃料噴射量および点
火時期を制御するエンジン制御装置と、スロットル弁の
開度を調整するアクチュエータと、エンジンの回転出力
により発電を行う発電機と、発電機の出力電圧を整流し
て直流の負荷電圧を生成する整流回路と、負荷電圧が印
加されて発電機の出力電力が供給される負荷と、エンジ
ンの運転状態を示す各種情報に基づいて、発電機に対す
る励磁電流、エンジン制御装置およびアクチュエータを
制御する電子制御ユニットとを備え、各種情報は、負荷
の抵抗値に対応する負荷電圧およびエンジンのクランク
軸回転数を含み、電子制御ユニットは、負荷電圧に対す
る発電機の目標出力電力をマップ設定する目標出力電力
設定手段と、負荷電圧およびクランク軸回転数に基づい
て、目標出力電力を得るために発電機が必要とする目標
トルクをマップ設定する目標トルク設定手段と、発電機
の必要トルクが目標トルクと一致するように発電機の励
磁電流を演算する励磁電流演算手段と、演算された励磁
電流が得られるように発電機内の励磁コイルを駆動する
励磁電流制御手段とを含み、発電機の必要トルクを目標
トルクで一定制御して出力電力を目標出力電力で一定制
御するとともに、エンジンの出力効率が最大となるクラ
ンク軸回転数で運転するものである。
【0027】また、この発明に係るエンジン発電機の制
御装置は、発電機に供給される励磁電流を検出する励磁
電流検出手段と、励磁電流の検出値と演算値との差に基
づいて励磁電流を微調整する励磁電流補正手段とを含む
ものである。
【0028】また、この発明に係るエンジン発電機の制
御装置は、発電機の出力電力が定格電力以上か否かを、
負荷電圧が所定範囲内であるか否かにより判定する負荷
変動判定手段と、負荷電圧が所定範囲内でなく、発電機
の出力電力が定格電力に満たないと判定された場合に、
クランク軸回転数が目標回転数と一致するようにエンジ
ンの点火時期を補正する点火時期補正手段とを含むもの
である。
【0029】また、この発明に係るエンジン発電機の制
御装置は、発電機の出力電力が定格電力以上か否かを、
負荷電圧が所定範囲内であるか否かにより判定する負荷
変動判定手段と、負荷電圧が所定範囲内でなく、発電機
の出力電力が定格電力に満たない場合に、クランク軸回
転数が目標回転数と一致するようにスロットル弁の開度
を閉成側に一定速度制御する開度補正手段とを含むもの
である。
【0030】また、この発明に係るエンジン発電機の制
御装置は、開度およびブースト圧力(インマニ圧)に基
づいてエンジンの出力トルクを推定する出力トルク推定
手段と、発電機の必要トルクとエンジンの出力トルクと
の関係に基づいて、スロットル弁の目標開度をマップ補
間演算する目標開度演算手段とを含み、開度補正手段
は、発電機の出力電力が定格電力に満たない場合に、ク
ランク軸回転数が目標回転数と一致するようにスロット
ル弁の開度を目標開度に制御するものである。
【0031】
【作用】この発明においては、発電機の出力電力が定格
電力を出力できる状態であれば、出力電圧が負荷状態に
応じて変化する場合であっても、負荷電圧およびクラン
ク軸回転数に基づいて発電機の励磁電流を制御し、発電
機を一定の目標出力電力(一定トルク)となるように制
御する。これにより、スロットル弁を開閉制御すること
なく、エンジンから見た負荷トルクを一定に制御し、エ
ンジンの回転変動および脈動を抑制する。また、発電機
の必要トルクを目標トルクで一定トルク制御して、エン
ジンの回転変動を抑制することにより、エンジン効率の
最適化、燃費の向上および排気ガスの浄化を容易に実現
する。
【0032】また、この発明においては、発電機に供給
される励磁電流の検出値と演算値との差に基づいて励磁
電流を微調整し、励磁コイルの抵抗値温度ドリフト等を
補償する。
【0033】また、この発明においては、発電機の目標
トルクと必要トルクの制御誤差が完全にゼロでない場合
であっても、クランク軸回転数が目標回転数と一致する
ようにエンジンの点火時期を遅角または進角補正するた
め、スロットル弁の開度をほとんど変化させる必要がな
い。これにより、マップデータの補間演算精度とは無関
係に、発電機が最適効率となるようにクランク軸回転数
を維持し、エンジン効率が最高となるポイント運転を維
持して一定の出力電力を得る。
【0034】また、この発明においては、発電機の出力
電力が定格電力に満たない場合には、クランク軸回転数
が目標回転数と一致するようにスロットル弁の開度を閉
成側に一定速度制御する。これにより、負荷電圧が変動
して発電機の出力電力が定格電力に満たない場合におい
ても、エンジンの回転脈動を抑制して一定回転制御する
とともに、排気ガスの浄化を実現する。
【0035】また、この発明においては、スロットル弁
の開度およびエンジンのブースト圧力に基づいて現在の
エンジン出力トルクを推定し、スロットル弁の目標開度
をマップ補間演算し、発電機の出力電力が定格電力に満
たない場合には、クランク軸回転数が目標回転数と一致
するようにスロットル弁の開度を目標開度に制御してか
ら、吸入空気量の遅れ時間を見込んで、一定時間経過
後、発電機の電力を低下させる。これにより、発電機の
必要トルクが負荷の低減によって低下する前にスロット
ル弁を閉成側に先行制御し、エンジンの回転脈動を抑制
して一定回転制御し、高効率化、低騒音化および排気ガ
ス浄化を実現する。
【0036】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示すブロック図であ
り、駆動部2〜スロットル弁4ならびにエンジン6〜イ
ンバータ回路9は、前述と同様である。
【0037】また、電子制御ユニット30Aは、前述の
電子制御ユニット30に対応した構成を有し、各種情報
として、スロットル弁4の開度θ、エンジン6のクラン
ク軸回転数Neおよびブースト圧力PB(インマニ
圧)、ならびに負荷電圧Vdを取り込んでいる。
【0038】ここでは、保守性および信頼性を向上させ
るため、たとえば、アクチュエータ3としてはDCブラ
シレスモータが用いられており、アクチュエータ3は、
駆動部2から供給される三相波電流に比例して駆動トル
クを発生し、エンジン6のスロットル弁4を駆動する。
アクチュエータ3の駆動部2は、パワーFETを用いた
フルブリッジ回路により構成されている。
【0039】スロットル弁4の開度θは、たとえば可変
抵抗器(後述する)により構成された開度センサにより
検出され、電子制御ユニット30A内の制御演算部14
に入力されている。エンジン制御装置10は、制御演算
部14からの制御信号に応答してエンジン6の燃料噴射
量および点火時期を制御するとともに点火時期補正等を
行う。エンジン制御装置10と制御演算部14との間
は、相互にデータ通信が行われている。
【0040】マイクロコンピュータからなる制御演算部
14は、前述の制御部1および比較演算部11に対応し
ており、スロットル弁4の開度θ、エンジン6のクラン
ク軸回転数Ne、負荷電圧Vdおよび発電機7の励磁電
流Imを検出して、スロットル弁4の開度θ、発電機7
の励磁電流Imおよびエンジン6の燃料噴射量および点
火時期等を制御する。
【0041】スロットル弁4の開度θは、制御演算部1
4によりフィードバック制御されており、エンジン6の
吸入空気量を任意に制御するようになっている。また、
スロットル弁4には、無通電時に全閉側に作用するスプ
リング(図示せず)が取り付けられており、アクチュエ
ータ3が故障したときに、スロットル弁4が全閉されて
エンジン6が停止するようにフェールセーフが施されて
いる。
【0042】駆動部15は、制御演算部14からの制御
信号に応答して、励磁電流Imを発電機7に供給する。
励磁電流検出部16は、駆動部15を介して励磁電流I
mを検出し、制御演算部14に入力する。アクチュエー
タ3の駆動部2、制御演算部14、励磁電流Imを供給
するための駆動部15および励磁電流検出部16は、電
子制御ユニット30A内に構成されている。
【0043】図2は図1内の発電機7、整流回路8およ
び制御演算部14〜励磁電流検出部16の具体的構成を
示す回路ブロック図である。図2において、発電機7
は、並列接続されて励磁電流Imが通電される励磁コイ
ル71および72と、ステータコイル73とを有してい
る。発電機7内の励磁コイル71および72は、駆動部
15によりPWM(パルス幅変調)制御され、励磁電流
Imを制御することにより、発電機7の出力電力Pgお
よび必要トルクTgを任意の値に設定できるようになっ
ている。
【0044】駆動部15は、エミッタ接地のパワートラ
ンジスタ19とパワートランジスタ19のベースに接続
された抵抗器Rとを有している。励磁電流検出部16
は、パワートランジスタ19のコレクタに接続されたシ
ャント抵抗器Rsと、シャント抵抗器Rsの両端間に接
続されて励磁電流Imを検出する差動増幅回路17とを
有している。
【0045】制御演算部14は、クランク角センサ(図
示せず)により検出されるクランク角信号に基づくクラ
ンク軸回転数Neを取り込む回転数計数入力ポートと、
アイソレーションアンプ18を介して負荷電圧Vdを取
り込むA/Dコンバータ入力ポートと、差動増幅回路1
7を介して検出された励磁電流Imを取り込むA/Dコ
ンバータ入力ポートと、抵抗器Rを介してパワートラン
ジスタ19を開閉駆動するための駆動信号を出力するP
WM駆動出力ポートとを有する。
【0046】制御演算部14は、A/Dコンバータ(図
示せず)を内蔵しており、各A/Dコンバータ入力ポー
トは、入力データを変換して制御演算部14内のA/D
コンバータに対してデータの読み取りを可能にするイン
タフェイス回路を構成している。
【0047】また、図2に示されるように、励磁コイル
71および72に通電される励磁電流Imは他励磁方式
となっており、制御演算部14による定電流制御が可能
な構成となっている。
【0048】制御演算部14は、負荷電圧Vdに対する
発電機7の目標出力電力Poをマップ設定する目標出力
電力設定手段と、負荷電圧Vdおよびクランク軸回転数
Neに基づいて、目標出力電力Poを得るために発電機
7が必要とする目標トルクTo(4.8kg・m程度)
をマップ設定する目標トルク設定手段と、発電機7の必
要トルクTgが目標トルクToと一致するように発電機
7の励磁電流Imを演算する励磁電流演算手段と、演算
された励磁電流Imが得られるように発電機7内の励磁
コイル71および72を駆動する励磁電流制御手段とを
含む。これにより、発電機7の必要トルクTgを目標ト
ルクToで一定制御して出力電力Pgを目標出力電力P
oで一定制御するとともに、エンジン6の出力効率が最
大となるクランク軸回転数で運転するようになってい
る。
【0049】図3は負荷電圧Vdに対する発電機7の必
要トルクTgおよび出力電力Pgの特性曲線を示す特性
図であり、実線は一定制御される前の必要トルクTgお
よび出力電力Pgの各変動を示す。破線はこの発明の実
施例1によりマップ設定された目標トルクToおよび目
標出力電力Poの値を示す。
【0050】図3のように、出力電力Pgが目標出力電
力Po(定格電力に対応)以上となる下限値VL(28
0V程度)から上限値VH(400V程度)までの範囲
内の負荷電圧Vdに対して、必要トルクTgおよび出力
電力Pgは、各マップ値(破線)の目標トルクToおよ
び目標出力電力Poで一定に制御される。なお、目標ト
ルクToおよび目標出力電力Poのマップ値は、制御演
算部14内のメモリにあらかじめ記憶されているものと
する。
【0051】次に、図3とともに図4のフローチャート
を参照しながら、図1および図2に示したこの発明の実
施例1の動作について説明する。まず、発電機7を一定
トルク制御する前の従来動作について説明すると、一般
に、励磁電流Imおよびクランク軸回転数を一定とする
と、発電機7の必要トルクTgおよび出力電力Pgは、
負荷電圧Vdの変動に対して、図3内の実線で示した特
性にしたがって変化する。
【0052】すなわち、必要トルクTgおよび出力電力
Pgは、それぞれ、負荷電圧Vdの中央値((VL+V
H)/2)においてピークとなり、下限値VLおよび上
限値VHで示した両側で減少する特性曲線となる。
【0053】したがって、もし発電機7が連結されてい
るエンジン6の出力トルクが変化すると、スロットル弁
4によるクランク軸回転数Neの制御のみでは、吸入空
気量の制御遅れ(制御系無応答時間)等の関係から、回
転脈動の抑制に間に合わず、クランク軸回転数Neがハ
ンチングしてしまい、エンジン効率および排気ガスの悪
化の要因となり得る。
【0054】そこで、図2に示すこの発明の実施例1に
おいては、制御演算部14により、励磁電流Imを一定
電流制御することが可能な構成となっている。すなわ
ち、制御演算部14は、検出されたスロットル弁4の開
度θ、エンジン6のクランク軸回転数Neおよび負荷電
圧Vdに応じて、発電機7内の励磁コイル71および7
2に供給する励磁電流Imを決定する。
【0055】図4において、まず、発電機7の定格電力
に対応する負荷電圧Vdの範囲(下限値VL〜上限値V
H)を仮定し、この負荷電圧範囲内で発電機7の出力電
力Pg(および必要トルクTg)が目標値Po(および
To)で一定となるように、目標出力電力Poのマップ
値を設定する(ステップS1)。
【0056】続いて、制御演算部14は、負荷電圧Vd
およびクランク角回転数Neに基づいて、発電機7が目
標出力電力Poに等しい出力電力Pgを発電するために
必要な目標トルクToをマップ設定する(ステップS
2)。次に、負荷電圧Vdの変動にかかわらず発電機7
の必要トルクTgが目標トルクToと一致するように、
発電機7内の励磁コイル71および72に供給する励磁
電流Imを演算する(ステップS3)。
【0057】こうして、ステップS1〜S3により、負
荷電圧Vd、クランク角回転数Neおよび目標トルクT
oに基づいて一定周期毎に励磁電流Imを演算する。次
に、演算された励磁電流Imを実際に得るために、駆動
部15のパワートランジスタ19を開閉させて発電機7
内の励磁コイル71および72をPWM駆動する(ステ
ップS4)。
【0058】このとき、発電機7内のステータコイル7
3に誘起される出力電圧Vgと励磁電流Imとの関係
は、以下の式(1)のようになる。
【0059】Vg=Pm・M・ωm・Im …(1)
【0060】但し、式(1)において、Vgは発電機7
から発電される高周波の出力電圧、Pmは発電機7の出
力磁極対を示す電機子定数、Mは相互インダクタンスを
示す電機子定数、ωmは回転角速度(=2πNe/60
rad/sec)、Imはフィールド電流すなわち励磁
電流である。
【0061】式(1)から、PWMデューティ値に相当
する励磁電流Imが出力電圧Vgに比例することが分か
る。ここで、励磁電流Imは、以下の式(2)により与
えられる。
【0062】 Im=VP/{Rf(1+S・τr)} …(2)
【0063】但し、式(2)において、VPはPWMデ
ューティ電圧、Rfは励磁コイル71および72等の等
価抵抗値、Sはラプラス変換の一次遅れ演算子、τrは
励磁コイル71および72の時定数である。
【0064】式(1)および式(2)から明らかなよう
に、PWMデューティ値を可変にすることにより、励磁
電流Imが可変となり、発電機7の必要トルクTgおよ
び出力電力Pgを制御することが可能なことが分かる。
【0065】以上の点を考慮して、また、励磁コイル7
1および72の温度ドリフト等を考慮して、さらに、制
御演算部14は、励磁電流検出部16により実際の励磁
電流Imを測定する。そして、励磁電流Imの演算値と
検出値との差に基づいて、パワートランジスタ19に対
する駆動信号のPWMデューティ値を微調整することに
より、発電機7の必要トルクTgを目標トルクToに近
づけるように制御を行う(ステップS5)。
【0066】これにより、発電機7は、負荷電圧Vdの
変動にかかわらず一定トルク制御されるので、エンジン
6から見たときの負荷変動は発生しない。したがって、
負荷電圧Vdが急変したときにおいても、スロットル弁
4に対して極めて緩慢な操作を行えばよいので、スロッ
トル弁4の操作性が向上し、また、エンジン6を最高効
率の回転数でポイント運転することができ、燃費が向上
する。
【0067】このように、クランク軸回転数Neに対応
した発電機7の回転数、負荷電圧Vdおよび目標トルク
Toから励磁電流Imを常に制御し、エンジン6の負荷
トルクを一定にすることにより、スロットル弁4をほと
んど操作することなく、エンジン6を一定回転制御する
ことができる。したがって、エンジン6の効率向上、燃
費の向上ならびに排気ガスの浄化を容易に実現すること
ができる。
【0068】また、制御演算部14は、エンジン制御装
置10を制御し、たとえば排気ガスを浄化するために、
A/F(空燃比)値が常に理論空燃比14.7となるよ
うに燃料噴射量を制御している。このとき、エンジン6
の吸入空気量に対応するスロットル弁4の開度θはほと
んど変化しないため、燃料噴射量に加減速補正をかけな
くても済み、したがって、排気ガスの浄化を容易に行う
ことができる。
【0069】実施例2.なお、上記実施例1では、発電
機7の定格電力範囲における励磁電流Imの制御のみに
ついて説明したが、過渡的な負荷変動により発電機7の
必要トルクTgが目標トルクTo以下に低下し、発電機
7の出力電力Pgが定格電力に満たなくなった場合に
は、次のようにエンジン6の回転吹き上がりを防止して
もよい。すなわち、発電機7の定格電力範囲内では、目
標トルクと必要トルクとの制御誤差を補間する目的で、
遅角および進角させていた点火時期の制御範囲を大きく
し、スロットル弁4を閉成側に動かさずに点火時期に対
して遅角補正制御を行うようにしてもよい。
【0070】たとえば、実施例1においては、負荷電圧
Vdの変動に応じて発電機7の励磁電流Imを制御し、
一定トルク制御を実現しているので、発電機7の出力電
力Pgが定格電力で発電されている場合は、エンジン6
の出力トルクTeがほぼ一定となり、スロットル弁4の
変化量は極めて少ない。
【0071】しかしながら、発電機7の負荷が小さく、
出力電力Pgが定格電力に満たない場合は、発電機7の
必要トルクTgが目標トルクTo以下となるため、エン
ジン6の出力トルクTeが軽くなり、回転吹き上がりが
発生することになる。したがって、このようなエンジン
6の回転吹き上がりを抑制するためには、スロットル弁
4を全閉側に移行せざるを得なくなり、排気ガスの浄化
作用を劣化することになる。
【0072】そこで、過渡的な定格電力の低減変動に対
しては、スロットル弁4を閉成側に変化させずに、エン
ジン6の点火時期を遅角補正し、エンジン6の出力トル
クTeを一時的に低下させて回転吹き上がりを抑制し、
エンジン6のクランク軸回転数Neを目標回転数Noで
一定回転制御することが望ましい。
【0073】過渡的な負荷変動時に点火時期遅角補正を
行うようにしたこの発明の実施例2において、制御演算
部14は、発電機7の出力電力Pgが定格電力以上か否
かを、負荷電圧Vdが所定範囲(VL〜VH)内である
か否かにより判定する負荷変動判定手段と、負荷電圧V
dが所定範囲内でなく、発電機7の出力電力Pgが定格
電力に満たないと判定された場合に、クランク軸回転数
Neが目標回転数Noと一致するようにエンジン6の点
火時期を遅角補正する点火時期補正手段とを含んでい
る。
【0074】図5はこの発明の実施例2による点火時期
遅角補正動作を示すフローチャートである。この場合、
制御演算部14は、ステップS5(図4参照)に続い
て、発電機7の出力電力Pgが定格電力以上か否か(す
なわち、必要トルクTgが目標トルクTo以上か否か)
を、負荷電圧Vdが所定範囲(VL〜VH)内であるか
否かにより判定する(ステップS6)。
【0075】もし、負荷電圧Vdが所定範囲内(すなわ
ち、YES)であると判定されれば、そのまま図5のル
ーチンを終了する。一方、負荷電圧Vdが所定範囲内で
なく、発電機7の出力電力Pgが定格電力に満たない
(Tg<To)と判定された場合には、クランク軸回転
数Neが目標回転数Noと一致するようにエンジン6の
点火時期を遅角補正する(ステップS7)。
【0076】このように、発電機7の発電出力が定格電
力に満たない場合に、スロットル弁4を動かさずにエン
ジン6の点火時期を遅角補正することにより、エンジン
6の効率は瞬時的に低下するが、スロットル弁4の開度
θは変化しないため、排気ガスの浄化を容易に向上させ
ることができる。
【0077】したがって、負荷電圧Vdの過渡的な変動
による電力変動とは無関係に、発電機7が最適効率とな
るようにクランク軸回転数Neを維持し、スロットル弁
4を操作せずに、エンジン6の効率が最高となるポイン
ト運転を維持して一定の出力電力Pgを得ることができ
る。また、スロットル弁6の開度変化が緩慢な場合であ
っても、エンジン6の回転脈動を抑制して最適効率のク
ランク軸回転数に安定させ、負荷9の過渡的な変動時に
もクランク軸回転数Neを安定化させることができる。
【0078】実施例3.なお、上記実施例2では、定格
電力に満たない場合に、エンジン6の点火時期を遅角補
正したが、スロットル弁4を比較的低速度の一定速度で
閉成側に制御してもよい。図6はスロットル弁4の開度
θを制御するようにしたこの発明の実施例3による電子
制御ユニット30A、駆動部2、アクチュエータ3およ
びスロットル弁4の具体的な構成を示す回路ブロック図
である。
【0079】図6において、各種センサとして、アクチ
ュエータ3の駆動位置Dを検出する駆動位置センサ31
と、アクチュエータ3により駆動されるスロットル弁4
の開度θを検出する開度センサ41と、エンジン6のブ
ースト圧力(インマニ圧)を検出する圧力センサ(図示
せず)とが設けられている。
【0080】たとえば、駆動位置センサ31はホール素
子により構成され、開度センサ41は可変抵抗器により
構成されている。
【0081】アクチュエータ3を制御するための電子制
御ユニット30A内の駆動部2は、制御演算部14のP
WM駆動出力ポートからのPWM制御信号によって駆動
制御されるPWM相切替回路21と、PWM相切替回路
21の出力信号に基づいてアクチュエータ3の駆動信号
を生成するためのトランジスタブリッジからなる三相フ
ルブリッジ回路22とを備えている。
【0082】アクチュエータ3は、駆動信号に応答して
スロットル弁4を回転位置決めするための三相コイルか
らなる。電子制御ユニット30Aは、各種情報として、
アクチュエータ3の駆動位置D、スロットル弁4の開度
θ、負荷電圧Vd、エンジン6のブースト圧力PBおよ
びクランク軸回転数Neを取り込んでいる。
【0083】スロットル弁4の開度θ、負荷電圧Vdお
よびブースト圧力PBは、A/D入力ポートを介して制
御演算部14に入力され、クランク軸回転数Neは、回
転数計数入力ポートを介して制御演算部14に入力され
ている。また、アクチュエータ3の駆動位置Dは、駆動
部2内のPWM相切替回路21に入力されている。
【0084】また、制御演算部14は、発電機7の出力
電力Pgが定格電力以上か否かを、負荷電圧Vdが所定
範囲内であるか否かにより判定する負荷変動判定手段
と、負荷電圧Vdが所定範囲内でなく、発電機7の出力
電力Pgが定格電力に満たない場合に、クランク軸回転
数Neが目標回転数Noと一致するようにスロットル弁
4の開度θを閉成側に一定速度で制御する開度補正手段
とを含んでいる。
【0085】このように、発電機7の出力電力Pgが定
格電力に満たない場合に、クランク軸回転数Neが目標
回転数Noと一致するようにスロットル弁4の開度θを
閉成側に制御することにより、負荷電圧Vdが変動して
出力電力Pgが定格電力に満たない場合でも、エンジン
6の回転脈動を抑制して一定回転制御することができ
る。
【0086】これにより、発電機7の必要トルクTgが
負荷の低減によって低下する前に、スロットル弁4を閉
成側に先行制御し、エンジン6の回転脈動を抑制して一
定回転制御し、高効率化、低騒音化および排気ガス浄化
を実現する。また、制御演算部14は、エンジン6を最
高効率のクランク軸回転数でポイント運転するように、
クランク軸回転数Neをフィードバック制御している。
【0087】この場合、制御演算部14は、検出された
スロットル弁4の開度θと、制御演算部14内で演算さ
れた目標開度θoとを常に比較してD−PI(比例積分
−先行微分)制御し、両者の偏差量をPWMデューティ
値として、駆動部2内のPWM相切替回路21に入力す
るようになっている。
【0088】この結果、アクチュエータ3を介してスロ
ットル弁4が開閉駆動され、PWMデューティ値の変化
量に応じて、エンジン6のクランク軸回転数Neを任意
に増減制御することができる。このとき、スロットル弁
4の開度θは、比較的低速度で駆動され、急変されるこ
とがないので、排気ガスの悪化を招くことはない。
【0089】図7は一般的な三相同期型の発電機7の出
力電圧Vgと出力電流Igとの関係を示す特性図であ
り、出力電圧範囲V0〜V1および出力電流範囲A0〜
A1は、それぞれ、負荷変動時に発電機7の定格出力電
圧が得られる範囲を示している。
【0090】図8はこの発明の実施例3により制御され
るスロットル弁4の開度θおよび発電機7の必要トルク
Tgと発電機7の負荷電圧Vdとの関係を示す特性図で
あり、開度θは基準電圧Vd1以上で閉成側に制御さ
れ、発電機7の必要トルクTgは基準電圧Vd2以上で
低下されている。
【0091】図9は負荷電圧Vd、スロットル弁4の開
度θ、励磁電流Imおよびクランク軸回転数Neの変化
タイミングを経過時間tとともに時系列的に示す特性図
であり、吸入空気量の遅れ時間τは、開度θの閉成開始
タイミングから励磁電流Imの低減開始タイミングまで
の間隔に相当する。
【0092】図10はこの発明の実施例3の動作を示す
フローチャートであり、図4内のステップS5に続いて
開度θの補正ステップS8および発電機7の必要トルク
Tgの補正ステップS9を挿入した場合を示す。
【0093】以下、図7〜図10を参照しながら、図1
および図6に示したこの発明の実施例3によるスロット
ル弁4の先行制御動作について、さらに詳細に説明す
る。ここでは、前述したように、発電機7の出力電力P
gが定格電力に満たない場合にスロットル弁4を閉成側
に制御し、エンジン6のクランク軸回転数Neの吹き上
がりおよび脈動を抑制する場合のみについて説明する。
【0094】一般に、発電機7の出力電圧Vgおよび出
力電流Igの特性は、図7に示すようになる。このと
き、発電機7の構造仕様等から、出力電圧Vgおよび出
力電流Igが変動した場合に定格電力が得られる範囲V
0〜V1およびA0〜A1が制限される。
【0095】ここでは、発電機7を他励として一定トル
ク制御を行っているため、発電機7の負荷が定格電力以
下の消費量に低下した場合のみに、スロットル弁4の制
御が必要となる。このとき、図7から明らかなように、
出力電流Igすなわち負荷電流が減少すると、出力電圧
Vgが増加する傾向にある。
【0096】したがって、図8に示すように、基準電圧
Vd1およびVd2をあらかじめ制御演算部14内にマ
ップ設定しておき、負荷電圧Vdが基準電圧Vd1以上
に達したときにスロットル弁4の開度θを閉成側に低下
させ、負荷電圧Vdが基準電圧Vd2以上に達したとき
に発電機7の必要トルクTgを低下させる。
【0097】このとき、スロットル弁4の開度θを閉成
させるための基準電圧Vd1は、発電機7の必要トルク
Tgを低下させるための基準電圧Vd2よりも低い値に
マップ設定され、スロットル弁4の開度θが発電機7の
必要トルクTgよりも早く低下制御されるようになって
いる。
【0098】すなわち、図10において、まず、負荷電
圧Vdを基準電圧Vd1と比較し、負荷電圧Vdが基準
電圧Vd1以上か否かを判定する(ステップS61)。
もし、Vd<Vd1(すなわち、NO)と判定されれ
ば、次の判定ステップS62に進み、Vd1≦Vd(す
なわち、YES)と判定されれば、エンジン6のクラン
ク軸回転数Neが目標回転数Noと一致するように、開
度θを閉成側に補正する(ステップS8)。
【0099】続いて、負荷電圧Vdが基準電圧Vd2以
上か否かを判定し(ステップS62)、もし、Vd<V
d2(すなわち、NO)と判定されれば図10のルーチ
ンを終了し、Vd2≦Vd(すなわち、YES)と判定
されれば、発電機7の必要トルクTgが低減するように
励磁電流Imを補正する(ステップS9)。
【0100】以上の動作を時系列的に表現した図9から
明らかなように、スロットル弁4の開度θは、発電機7
の必要トルクTgに相当する励磁電流Imの減少タイミ
ングよりも先行して閉成側に移行するため、吸入空気量
の遅れや制御系の無応答時間が相殺される。したがっ
て、エンジン6の回転吹き上がりを抑制することができ
る。
【0101】ここで、吸気系の遅れおよびエンジン6の
燃焼遅れ(無駄時間tL)を先行制御時の遅れ時間をτ
とし、吸気系遅れを固定時間とし、無駄時間tLが吸気
行程、圧縮行程および燃焼行程の3行程からなるものと
すると、無駄時間tLは、エンジン6の1.5回転分に
等しい。したがって、無駄時間tLは、クランク軸回転
数Neに反比例し、以下の式(3)により表わされる。
【0102】 tL=(60×1.5)/Ne …(3)
【0103】実際の制御に関しては、無駄時間tLは、
クランク軸回転数Neの時間変化を考慮して近似的に一
次遅れと見なされ、ラプラス演算子Sを用いた無駄時間
tLの関数として、以下の式(4)のように表わされ
る。
【0104】 exp(−tL・S)≒1−tL・S ≒1/(1+tL・S) …(4)
【0105】図8および図9のように、スロットル弁4
の開度θを発電機7の必要トルクTg(励磁電流Im)
よりも先行して制御することにより、エンジン6の回転
吹き上がりや回転脈動は抑制されるため、エンジン6の
低騒音化および排気ガスの浄化を容易に実現することが
できる。
【0106】実施例4.なお、スロットル弁4の先行制
御を行う上記実施例3では、発電機7の必要トルクTg
(励磁電流Im)を変化させる前にスロットル弁4の開
度θを変化させることによってエンジン6の吸気系の遅
れ時間を相殺したが、先行制御により移行する目標開度
θoの位置が曖昧な場合は、逆にエンジン6のクランク
軸回転数Neが低下するおそれがある。
【0107】そこで、エンジン6の出力トルクTeと発
電機7の必要トルクTgとの偏差(トルク余裕)が常に
一定値となるように、必要トルクTgのマップ値を演算
することが望ましい。すなわち、制御演算部14内のマ
イクロコンピュータにより、発電機7の目標トルクTo
に応じたエンジン6の出力トルクTeを推定し、推定さ
れたエンジン出力トルクTeに基づく開度θにスロット
ル弁4を固定制御すればよい。
【0108】以下、エンジン出力トルクTeの推定およ
び目標開度θoのマップ補間演算を行うこの発明の実施
例4について説明する。なお、この発明の実施例4にお
ける電子制御ユニット30Aのブロック構成は、図6に
示した通りである。
【0109】この場合、制御演算部14は、検出された
開度θおよびブースト圧力PBに基づいてエンジン6の
出力トルクTeを推定する出力トルク推定手段と、発電
機7の必要トルクTgとエンジン6の出力トルクTeと
の関係に基づいて、スロットル弁4の目標開度θoをマ
ップ補間演算する目標開度演算手段とを含む。
【0110】したがって、開度補正手段は、発電機7の
出力電力Pgが定格電力に満たない場合に、クランク軸
回転数Neが目標回転数Noと一致するようにスロット
ル弁4の開度θを目標開度θoに制御するようになって
いる。これにより、発電機7の必要トルクTgが負荷の
低減によって低下する前に、スロットル弁4を閉成側に
先行制御し、エンジン6の回転脈動を抑制して一定回転
制御し、高効率化、低騒音化および排気ガス浄化を実現
する。
【0111】これにより、発電機7の目標トルクTo
(発電機7の出力電力Pgに対応)が変化しても、常に
最適な開度θに先行制御で移行させ、エンジン6の回転
吹き上がりや脈動を抑制することができる。次に、図1
1〜図13を参照しながら、この発明の実施例4による
エンジン出力トルクTeの推定処理および開度θの目標
値θoのマップ補間演算処理について詳細に説明する。
【0112】図11は一般的なエンジン6のクランク軸
回転数Neと出力トルクTeとの関係を示す特性図であ
り、ブースト圧力PBが大気圧WOT(開度θが全開状
態)から開度θの全閉方向に対応して、−100mmH
g〜−400mmHgの単位でマップデータ化されてい
る。
【0113】図12はエンジン6の出力トルクTeおよ
び発電機7の必要トルクTgとクランク軸回転数Neと
の関係を示す特性図であり、エンジン6の出力トルクT
eと発電機7の必要トルクTgとの偏差(余裕トルク)
は、最大効率となるポイント運転回転数Npのみなら
ず、全てのクランク軸回転数Neに対して一定となるよ
うにマップ演算されている。
【0114】図13はこの発明の実施例4の動作を示す
フローチャートであり、図10内の開度補正ステップS
8に代えて、出力トルク推定ステップS81、目標開度
θoのマップ補間演算ステップS82および開度補正ス
テップS83を挿入した場合を示す。
【0115】電子制御ユニット30A内の制御演算部1
4は、エンジン6のクランク軸回転数Neおよび出力ト
ルクTeのマップデータを、図11のように、各ブース
ト圧力PB単位であらかじめ格納している。
【0116】図13において、まず、制御演算部14内
のマイクロコンピュータは、ステップS61によりVd
1≦Vd(発電機7の出力電力Pgが定格電力に満たな
い状態)であることを判定すると、図11のマップデー
タに基づいて、クランク軸回転数Neおよびブースト圧
力PBに基づいてエンジン6の出力トルクTeを推定す
る(ステップS81)。
【0117】なお、このとき推定されるエンジン出力ト
ルクTeは、スロットルボア径、シリンダ容積および排
気容積が全て固定値であることから、静的にはエンジン
6に固有の値として不変である。
【0118】続いて、推定されたエンジン出力トルクT
eに基づいて目標開度θoを決定し、この目標開度θo
を、エンジン出力トルクTeと発電機7の目標トルクT
oとの関係からマップ補間演算する(ステップS8
2)。すなわち、発電機7の必要トルクTgが変化した
後のクランク軸回転数Neの偏差に基づいて目標開度θ
oを毎回学習し、マップデータを補正する。
【0119】続いて、クランク軸回転数Neが目標回転
数Noと一致するように、スロットル弁4の開度θを目
標開度θoに補正する。これにより、さらに高精度のエ
ンジン6の一定回転制御を実現することができる。
【0120】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、エンジ
ンの吸入空気量を調整するスロットル弁と、エンジンに
対する燃料噴射量および点火時期を制御するエンジン制
御装置と、スロットル弁の開度を調整するアクチュエー
タと、エンジンの回転出力により発電を行う発電機と、
発電機の出力電圧を整流して直流の負荷電圧を生成する
整流回路と、負荷電圧が印加されて発電機の出力電力が
供給される負荷と、エンジンの運転状態を示す各種情報
に基づいて、発電機に対する励磁電流、エンジン制御装
置およびアクチュエータを制御する電子制御ユニットと
を備え、各種情報は、負荷の抵抗値に対応する負荷電圧
およびエンジンのクランク軸回転数を含み、電子制御ユ
ニットは、負荷電圧に対する発電機の目標出力電力をマ
ップ設定する目標出力電力設定手段と、負荷電圧および
クランク軸回転数に基づいて、目標出力電力を得るため
に発電機が必要とする目標トルクをマップ設定する目標
トルク設定手段と、発電機の必要トルクが目標トルクと
一致するように発電機の励磁電流を演算する励磁電流演
算手段と、演算された励磁電流が得られるように発電機
内の励磁コイルを駆動する励磁電流制御手段とを含み、
発電機の必要トルクを目標トルクで一定制御して出力電
力を目標出力電力で一定制御するとともに、エンジンの
出力効率が最大となるクランク軸回転数で運転する。こ
れにより、発電機の出力電力が定格電力を出力できる状
態であれば負荷変動にかかわらず発電機を一定トルク制
御し、スロットル弁を開閉制御することなくエンジンか
ら見た負荷トルクを一定にしたので、エンジンのクラン
ク軸回転数を維持して回転変動および脈動を抑制し、エ
ンジン効率の最適化、低騒音化、燃費の向上および排気
ガスの浄化を容易に実現したエンジン発電機の制御装置
が得られる効果がある。
【0121】また、この発明によれば、発電機に供給さ
れる励磁電流を検出する励磁電流検出手段と、励磁電流
の検出値と演算値との差に基づいて励磁電流を微調整す
る励磁電流補正手段とを設け、発電機に供給される励磁
電流の検出値と演算値との差に基づいて励磁電流を微調
整し、温度ドリフト等を補償するようにしたので、エン
ジンの回転変動および脈動をさらに確実に抑制し、エン
ジン効率の最適化、低騒音化、燃費の向上および排気ガ
スの浄化を容易に実現したエンジン発電機の制御装置が
得られる効果がある。
【0122】また、この発明によれば、発電機の出力電
力が定格電力以上か否かを、負荷電圧が所定範囲内であ
るか否かにより判定する負荷変動判定手段と、負荷電圧
が所定範囲内でなく、発電機の出力電力が定格電力に満
たないと判定された場合に、クランク軸回転数が目標回
転数と一致するようにエンジンの点火時期を補正する点
火時期補正手段とを設け、スロットル弁の開度の変化を
抑制するようにしたので、過渡的な電力変動時において
もスロットル弁をほとんど操作せずにエンジンを一定回
転制御し、また、スロットル弁の開度変化が緩慢な場合
でもエンジンの回転脈動を抑制して最適効率のクランク
軸回転数に安定させることができ、さらにエンジン効率
および燃費の向上ならびに排気ガスの浄化を容易に実現
したエンジン発電機の制御装置が得られる効果がある。
【0123】また、この発明によれば、発電機の出力電
力が定格電力以上か否かを、負荷電圧が所定範囲内であ
るか否かにより判定する負荷変動判定手段と、負荷電圧
が所定範囲内でなく、発電機の出力電力が定格電力に満
たない場合に、クランク軸回転数が目標回転数と一致す
るようにスロットル弁の開度を閉成側に一定速度制御す
る開度補正手段とを設け、負荷変動により発電機の出力
電力が定格電力に満たない場合にスロットル弁を一定速
度で開閉制御するようにしたので、エンジンのクランク
軸回転数の脈動を抑制してエンジン効率の最適化すると
ともに、燃費の向上および排気ガスの浄化を容易に実現
したエンジン発電機の制御装置が得られる効果がある。
【0124】また、この発明によれば、開度およびブー
スト圧力に基づいてエンジンの出力トルクを推定する出
力トルク推定手段と、発電機の必要トルクとエンジンの
出力トルクとの関係に基づいて、スロットル弁の目標開
度をマップ補間演算する目標開度演算手段とを設け、負
荷変動により発電機の出力電力が定格電力に満たない場
合に、クランク軸回転数が目標回転数と一致するように
スロットル弁の開度を目標開度に制御するようにしたの
で、発電機の必要トルクが負荷の低減によって低下する
前にスロットル弁を閉成側に先行制御し、エンジンの回
転脈動を抑制して一定回転制御することができ、エンジ
ン効率を最適化するとともに、燃費の向上および排気ガ
スの浄化を容易に実現したエンジン発電機の制御装置が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1〜実施例4に対応したエ
ンジン発電機の制御装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施例1による図1内の電子制御
ユニットおよび発電機の具体的構成を示す回路ブロック
図である。
【図3】 この発明の実施例1の動作を説明するための
発電機の必要トルクおよび出力電力と負荷電圧との関係
を示す特性図である。
【図4】 この発明の実施例1による励磁電流の制御動
作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例2による点火時期補正動作
を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例3による図1内の電子制御
ユニット、アクチュエータおよびスロットル弁の具体的
構成を示す回路ブロック図である。
【図7】 この発明の実施例3の動作を説明するための
発電機の出力電圧と出力電流との関係を示す特性図であ
る。
【図8】 この発明の実施例3の動作を説明するための
スロットル弁の開度および発電機の必要トルクと負荷電
圧との関係を示す特性図である。
【図9】 この発明の実施例3の動作を説明するための
負荷電圧、スロットル弁の開度、発電機の励磁電流およ
びクランク軸回転数の時間変化を示す特性図である。
【図10】 この発明の実施例3によるスロットル弁制
御動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施例4の動作を説明するため
のブースト圧力単位毎のエンジン出力トルクとクランク
軸回転数との関係を示す特性図である。
【図12】 この発明の実施例4の動作を説明するため
のエンジン出力トルクおよび発電機必要トルクとクラン
ク軸回転数との関係を示す特性図である。
【図13】 この発明の実施例4によるエンジン出力ト
ルクの推定動作および目標開度の補間演算動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】 従来のエンジン発電機の制御装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図15】 図14内の電子制御ユニットおよびスロッ
トル弁の具体的構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
3 アクチュエータ、4 スロットル弁、6 エンジ
ン、7 発電機、71、72 励磁コイル、8 整流回
路、9 インバータ回路(負荷)、10 エンジン制御
装置、16 励磁電流検出部、30A 電子制御ユニッ
ト、Im 励磁電流、Ne クランク軸回転数、No
目標回転数、PB ブースト圧力、Pg発電機の出力電
力、Po 目標出力電力、Te エンジンの出力トル
ク、Tg発電機の必要トルク、To 目標トルク、Vd
負荷電圧、Vg 発電機の出力電圧、θ スロットル
弁の開度、θo 目標開度、S1 目標出力電力設定ス
テップ、S2 目標トルク設定ステップ、S3 磁電流
演算ステップ、S4 励磁電流制御ステップ、S5 励
磁電流補正ステップ、S6、S61、S62 負荷変動
判定ステップ、S7 点火時期補正ステップ、S8、S
83 開度補正ステップ、S81 出力トルク推定ステ
ップ、S82 目標開度演算ステップ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(6)の吸入空気量を調整する
    スロットル弁(4)と、 前記エンジンに対する燃料噴射量および点火時期を制御
    するエンジン制御装置(10)と、 前記スロットル弁の開度(θ)を調整するアクチュエー
    タ(3)と、 前記エンジンの回転出力により発電を行う発電機(7)
    と、 前記発電機の出力電圧(Vg)を整流して直流の負荷電
    圧(Vd)を生成する整流回路(8)と、 前記負荷電圧が印加されて前記発電機の出力電力(P
    g)が供給される負荷(9)と、 前記エンジンの運転状態を示す各種情報に基づいて、前
    記発電機に対する励磁電流(Im)、前記エンジン制御
    装置および前記アクチュエータを制御する電子制御ユニ
    ット(30A)とを備え、 前記各種情報は、前記負荷の抵抗値に対応する負荷電圧
    (Vd)および前記エンジンのクランク軸回転数(N
    e)を含み、 前記電子制御ユニットは、 前記負荷電圧に対する前記発電機の目標出力電力(P
    o)をマップ設定する目標出力電力設定手段と、 前記負荷電圧および前記クランク軸回転数に基づいて、
    前記目標出力電力を得るために前記発電機が必要とする
    目標トルク(To)をマップ設定する目標トルク設定手
    段と、 前記発電機の必要トルク(Tg)が前記目標トルクと一
    致するように前記発電機の励磁電流を演算する励磁電流
    演算手段と、 前記励磁電流が得られるように前記発電機内の励磁コイ
    ルを駆動する励磁電流制御手段とを含み、 前記発電機の必要トルクを前記目標トルクで一定制御し
    て前記出力電力を目標出力電力で一定制御するととも
    に、前記エンジンの出力効率が最大となるクランク軸回
    転数で運転することを特徴とするエンジン発電機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記電子制御ユニットは、 前記発電機に供給される励磁電流を検出する励磁電流検
    出手段と、前記励磁電流の検出値と演算値との差に基づ
    いて前記励磁電流を微調整する励磁電流補正手段とを含
    むことを特徴とする請求項1のエンジン発電機の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電子制御ユニットは、 前記発電機の出力電力が定格電力以上か否かを、前記負
    荷電圧が所定範囲内であるか否かにより判定する負荷変
    動判定手段と、 前記負荷電圧が前記所定範囲内でなく、前記発電機の出
    力電力が定格電力に満たないと判定された場合に、前記
    クランク軸回転数が目標回転数(No)と一致するよう
    に前記エンジンの点火時期を補正する点火時期補正手段
    とを含むことを特徴とする請求項1または請求項2のエ
    ンジン発電機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記電子制御ユニットは、 前記発電機の出力電力が定格電力以上か否かを、前記負
    荷電圧が所定範囲内であるか否かにより判定する負荷変
    動判定手段と、 前記負荷電圧が前記所定範囲内でなく、前記発電機の出
    力電力が定格電力に満たない場合に、前記クランク軸回
    転数(Ne)が目標回転数(No)と一致するように前
    記スロットル弁の開度を閉成側に一定速度制御する開度
    補正手段と を含むことを特徴とする請求項1または請
    求項2のエンジン発電機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記各種情報は、前記スロットル弁の開
    度(θ)および前記エンジンのブースト圧力(PB)を
    含み、 前記電子制御ユニットは、 前記開度および前記ブースト圧力に基づいて前記エンジ
    ンの出力トルク(Te)を推定する出力トルク推定手段
    と、 前記発電機の必要トルクと前記エンジンの出力トルクと
    の関係に基づいて、前記スロットル弁の目標開度(θ
    o)をマップ補間演算する目標開度演算手段とを含み、 前記開度補正手段は、前記発電機の出力電力が定格電力
    に満たない場合に、前記クランク軸回転数(Ne)が目
    標回転数(No)と一致するように前記スロットル弁の
    開度を前記目標開度に制御することを特徴とする請求項
    4のエンジン発電機の制御装置。
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