JPH08205372A - 固体絶縁電力ケーブルの中間接続部組立方法 - Google Patents
固体絶縁電力ケーブルの中間接続部組立方法Info
- Publication number
- JPH08205372A JPH08205372A JP7030070A JP3007095A JPH08205372A JP H08205372 A JPH08205372 A JP H08205372A JP 7030070 A JP7030070 A JP 7030070A JP 3007095 A JP3007095 A JP 3007095A JP H08205372 A JPH08205372 A JP H08205372A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- insulating body
- cable insulating
- internal stress
- thermal expansion
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブル絶縁体のシュリンクバック量を低減
し、構造欠陥を解消して電気的に安定な固体絶縁電力ケ
ーブルの中間接続部組立方法を提供する。 【構成】 接続前のケーブル絶縁体に加熱、冷却を繰り
返すヒートサイクルを与えて、ケーブル絶縁体の軸方向
の内部応力を緩和させる固体絶縁電力ケーブルの中間接
続部組立方法。
し、構造欠陥を解消して電気的に安定な固体絶縁電力ケ
ーブルの中間接続部組立方法を提供する。 【構成】 接続前のケーブル絶縁体に加熱、冷却を繰り
返すヒートサイクルを与えて、ケーブル絶縁体の軸方向
の内部応力を緩和させる固体絶縁電力ケーブルの中間接
続部組立方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばＣＶケーブル
（架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル）等の押出し固体
絶縁体を有する電力ケーブルの中間接続部組立方法に関
するものである。
（架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル）等の押出し固体
絶縁体を有する電力ケーブルの中間接続部組立方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＣＶケーブル等の固体絶縁電力ケ
ーブルの中間接続部の形成においては、ケーブルの端末
処理を施した後、例えば図１に示すように、ケーブル導
体２を圧縮スリーブを用いて接続した導体接続部３を内
包して、両側のケーブル絶縁体１上に跨って、内部電極
５を内蔵した絶縁体ブロック等よりなる補強絶縁体４を
装着して行っている。その際、ケーブル先端部のドラム
巻癖をなくすため、機械的にケーブル先端部を直線状に
矯正しながらケーブル先端部を一定時間加熱後冷却して
いる。
ーブルの中間接続部の形成においては、ケーブルの端末
処理を施した後、例えば図１に示すように、ケーブル導
体２を圧縮スリーブを用いて接続した導体接続部３を内
包して、両側のケーブル絶縁体１上に跨って、内部電極
５を内蔵した絶縁体ブロック等よりなる補強絶縁体４を
装着して行っている。その際、ケーブル先端部のドラム
巻癖をなくすため、機械的にケーブル先端部を直線状に
矯正しながらケーブル先端部を一定時間加熱後冷却して
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ＣＶケーブルでは、ケーブル製造時に高温で導体の外周
上に架橋ポリエチレン絶縁体を押出し成形し、室温まで
冷却するため、導体と絶縁体の熱膨張係数の相違から絶
縁体側に内部歪みが生じる。このため、接続のため切断
されたケーブルの端部は応力の均衡が崩れ、ケーブル絶
縁体が軸方向にシュリンクバックする。ケーブルの接続
中又は接続後にこの現象によって接続部の構造が当初に
設計された構造から離れ、ケーブル絶縁体又は接続部の
補強絶縁体に構造欠陥を造るという問題点がある。
ＣＶケーブルでは、ケーブル製造時に高温で導体の外周
上に架橋ポリエチレン絶縁体を押出し成形し、室温まで
冷却するため、導体と絶縁体の熱膨張係数の相違から絶
縁体側に内部歪みが生じる。このため、接続のため切断
されたケーブルの端部は応力の均衡が崩れ、ケーブル絶
縁体が軸方向にシュリンクバックする。ケーブルの接続
中又は接続後にこの現象によって接続部の構造が当初に
設計された構造から離れ、ケーブル絶縁体又は接続部の
補強絶縁体に構造欠陥を造るという問題点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、ケーブル絶縁体のシュリンクバック量を低減
し、構造欠陥を解消して電気的に安定な固体絶縁電力ケ
ーブルの中間接続部組立方法を提供するもので、その特
徴は、接続前のケーブル絶縁体に加熱、冷却を繰り返す
ヒートサイクルを与えて、ケーブル絶縁体の軸方向の内
部応力を緩和させることにある。
解消し、ケーブル絶縁体のシュリンクバック量を低減
し、構造欠陥を解消して電気的に安定な固体絶縁電力ケ
ーブルの中間接続部組立方法を提供するもので、その特
徴は、接続前のケーブル絶縁体に加熱、冷却を繰り返す
ヒートサイクルを与えて、ケーブル絶縁体の軸方向の内
部応力を緩和させることにある。
【０００５】上記ケーブル絶縁体の加熱は、例えばケー
ブルの外部半導電層の外側にテープ状ヒータを巻付ける
方法で行い、絶縁体の融点に近い温度、例えば 100℃ま
で加熱し、室温まで自然冷却する。このサイクルを２回
以上繰り返す。
ブルの外部半導電層の外側にテープ状ヒータを巻付ける
方法で行い、絶縁体の融点に近い温度、例えば 100℃ま
で加熱し、室温まで自然冷却する。このサイクルを２回
以上繰り返す。
【０００６】
【作用】内部応力を持つケーブル絶縁体を加熱すると、
熱膨張係数の大きいケーブル絶縁体は熱膨張によって伸
び、加熱されたケーブル絶縁体を冷却すると収縮する。
このとき、熱膨張係数の小さい導体との間の摩擦に対し
て仕事をしながら内部応力を緩和する。ケーブル接続作
業前にこのようなヒートサイクルを故意に繰り返すこと
によって、ケーブル絶縁体の軸方向の内部応力の緩和効
果を高める作用がある。
熱膨張係数の大きいケーブル絶縁体は熱膨張によって伸
び、加熱されたケーブル絶縁体を冷却すると収縮する。
このとき、熱膨張係数の小さい導体との間の摩擦に対し
て仕事をしながら内部応力を緩和する。ケーブル接続作
業前にこのようなヒートサイクルを故意に繰り返すこと
によって、ケーブル絶縁体の軸方向の内部応力の緩和効
果を高める作用がある。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中間接続
部組立方法によれば、ケーブル絶縁体の軸方向の応力緩
和を図り、接続部及びその近傍のケーブル絶縁体のシュ
リンクバック量を低減させ、電気的に安定な中間接続部
が得られる。
部組立方法によれば、ケーブル絶縁体の軸方向の応力緩
和を図り、接続部及びその近傍のケーブル絶縁体のシュ
リンクバック量を低減させ、電気的に安定な中間接続部
が得られる。
【図１】固体絶縁電力ケーブルの中間接続部の一例の要
部の上半分の縦断面図である。
部の上半分の縦断面図である。
１ ケーブル絶縁体 ２ ケーブル導体 ３ 導体接続部 ４ 補強絶縁体 ５ 内部電極
Claims (1)
- 【請求項１】 接続前のケーブル絶縁体に加熱、冷却を
繰り返すヒートサイクルを与えて、ケーブル絶縁体の軸
方向の内部応力を緩和させることを特徴とする固体絶縁
電力ケーブルの中間接続部組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030070A JPH08205372A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 固体絶縁電力ケーブルの中間接続部組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030070A JPH08205372A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 固体絶縁電力ケーブルの中間接続部組立方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08205372A true JPH08205372A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=12293558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7030070A Pending JPH08205372A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 固体絶縁電力ケーブルの中間接続部組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08205372A (ja) |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP7030070A patent/JPH08205372A/ja active Pending
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