JPH0919022A - 架橋ポリエチレン電力ケーブルの接続方法 - Google Patents

架橋ポリエチレン電力ケーブルの接続方法

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Publication number
JPH0919022A
JPH0919022A JP7161844A JP16184495A JPH0919022A JP H0919022 A JPH0919022 A JP H0919022A JP 7161844 A JP7161844 A JP 7161844A JP 16184495 A JP16184495 A JP 16184495A JP H0919022 A JPH0919022 A JP H0919022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
conductor
cross
insulators
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP7161844A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Watabe
俊仁 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 架橋ポリエチレン電力ケーブルの接続におい
て、接続部近傍のケーブル絶縁体の絶縁性能の向上を図
る。 【構成】 架橋ポリエチレン電力ケーブルを導体接続し
た後に補強絶縁体を導体接続部に被着して加圧加熱架橋
する接続方法において、接続する両ケーブル絶縁体に長
手方向の張力を加えながら加圧加熱架橋することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架橋ポリエチレン電力
ケーブルの接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリエチレン電力ケーブルの接続
は、ケーブルの導体接続部上に補強絶縁体層を押出し、
あるいは、絶縁体ブロックを被着した後に、熱媒体を介
して接続部を加圧加熱して架橋モールド接続している。
この架橋の際、洞道内の作業空間の制限等から架橋金型
を長くすることができないのでどうしても架橋金型の外
のケーブル部と架橋金型下の接続部との間に急激な圧力
勾配と温度勾配とが生じる。その結果、架橋金型境界部
分近傍には、大きな残留応力による歪みが生じる。この
歪みは、ケーブル接続部の電気的性能を大きく低下する
原因となるため、様々な方法によって残留応力歪みが生
じないようにしている。例えば、圧力勾配については、
ケーブルと架橋金型との間のシールする金型両端部に、
発泡ゴムのような弾力性のある円筒形状のシール材を用
いたり、温度勾配については、ケーブルと架橋金型との
境界の両端部分で加熱ヒータの温度コントロールをする
だけでなく、ケーブル側に熱が移行して軟化するのを防
ぐために、強制冷却用のジャケットを架橋金型に備えて
いるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接続す
るケーブル部の絶縁体には、前述のような対策を施して
も、ガス圧や金型の締め付けによる圧力によって依然と
して半径方向の圧力がかかる。この半径方向の絶縁体圧
縮力が加圧加熱架橋時にかかると絶縁体であるポリエチ
レン分子を不適切な方向に再配向することで、絶縁性能
を低下することがある。より高い絶縁性能を得るために
は、加圧加熱架橋時かかる半径方向の圧力を低減しなけ
ればならないが、現状では、これ以上下げられない。従
って、本課題は、半径方向の圧力をいかに下げずに、接
続するケーブル部絶縁体性能を低下させないかにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、横断面視で円形形状を呈する導体を中央
部に有すると共に、該導体と同心状に内部半導電層、絶
縁体層および外部半導電層が内側から順次設けられてな
る架橋ポリエチレン電力ケーブルを導体接続した後に補
強絶縁体を導体接続部に被着して加圧加熱架橋する接続
方法において、接続する両ケーブル絶縁体にケーブル長
手方向の張力を加えながら、加圧加熱架橋することを特
徴とする。
【0005】また、他の手段は、加圧加熱架橋後、接続
部の両ケーブル絶縁体を再加熱して、ケーブル長手方向
の張力を加えながら冷却することを特徴とする。
【0006】
【作用】一般に、架橋ポリエチレン電力ケーブルのケー
ブル絶縁体の絶縁性能は、水トリーの成長方向がケーブ
ルの半径方向より長手方向に分散したほうがよくなり、
水トリーは、引っ張り歪みの方向に対して選択的に成長
することが知られている。
【0007】従って、補強絶縁体をケーブル接続部に被
着して加圧加熱架橋する際に、接続する両ケーブル絶縁
体に長手方向の張力を加えてやれば、接続するケーブル
部絶縁体内で成長する半径方向のトリーを抑制して長手
方向に分散することができる。
【0008】
【実施例】本発明の接続方法を図面に基づいて説明す
る。
【0009】まず、主な接続方法の手順を説明すると、
接続するCVケーブルの端部のケーブル絶縁体1aと1
bを直出し、その絶縁体端部を剥出して導体2を露出さ
せる。そうして端部絶縁層をテーパ状に削る。その露出
した導体同士を銅製のスリーブ3に嵌合し圧縮して接続
する。
【0010】その後、図3に示すように、上記の手段で
接続した導体接続部分を金型6に収容し、その金型6内
に押出機(図示せず)により樹脂を充填して補強絶縁体
10を形成する。
【0011】または、図4に示すように、導体接続部に
高圧シールド電極5と絶縁体ブロック4aと4bを嵌合
して一組となった補強絶縁体10を形成する。
【0012】図1は、本発明の実施例を縦断面図にした
説明図である。上記の説明のようにして形成された補強
絶縁体10を架橋金型20内に収容する。その際、補強
絶縁体10とケーブル絶縁体1a,1bにまたがって、
シーリングチューブ11を被着しておく。
【0013】かくして、架橋金型20内の熱媒体を介し
て補強絶縁体10とケーブル絶縁体1a,1bとを架橋
モールド接続する。その際に用いる架橋金型は、従来、
ケーブルに負荷を与えないように取り付けているが、本
発明では、両ケーブル接続端のケーブル絶縁体に引っ張
り応力を強制的に与えるように取付ける。そのために、
ケーブル固定金具21と架橋金型20との間にスライド
シャフト22と圧縮コイルバネ23を設け、導体接続部
両端のケーブル絶縁体に引っ張り力が生じる構造の装置
を架橋金型20に付加する。
【0014】上記の装置で、両ケーブル絶縁体1a,1
bにケーブル長手方向の張力を加えながら、加圧加熱架
橋が行なわれる。
【0015】本発明の他の実施例は、図2に示すよう
に、補強絶縁体の加熱架橋終了後、架橋金型を取り除
き、両ケーブル絶縁体1a,1bを90℃程度加温した
後、図1と同様な装置によって、両ケーブル絶縁体1
a,1bに張力を加えながら冷却する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、補強絶縁体をケーブ
ル接続部に被着して加圧加熱架橋する際に、接続する両
ケーブル絶縁体に張力を加えながら加圧加熱架橋するの
で、架橋時の半径方向の圧力を下げないで、接続するケ
ーブル部絶縁体内の成長する半径方向の水トリーを抑制
して長手方向に分散することができる。その結果とし
て、接続するケーブル部絶縁体の絶縁性能が向上する。
【0017】また、加圧加熱架橋終了後、接続部の両ケ
ーブル絶縁体を再加熱して、張力を加えながら冷却する
ことによっても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である縦断面図による説明図
である。
【図2】本発明の他の実施例である縦断面図による説明
図である。
【図3】EMJによる補強絶縁体を形成する説明図であ
る。
【図4】絶縁体ブロックから補強絶縁体を形成する説明
図である。
【符号の説明】
1a,1b ケーブル絶縁体 2 ケーブル導体 3 導体接続スリーブ 4a,4b 絶縁体ブロック 6 金型 10 補強絶縁体 11 シーリングチューブ 20 架橋金型 21 ケーブル固定金具 22 スライドシャフト 23 圧縮コイルバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面視で円形形状を呈する導体を中央
    部に有すると共に、該導体と同心状に内部半導電層、絶
    縁体層および外部半導電層が内側から順次設けられてな
    る架橋ポリエチレン電力ケーブルを導体接続した後に補
    強絶縁体を導体接続部に被着して加圧加熱架橋する接続
    方法において、 接続する両ケーブル絶縁体にケーブル長手方向の張力を
    加えながら、加圧加熱架橋することを特徴とする架橋ポ
    リエチレン電力ケーブルの接続方法。
  2. 【請求項2】 横断面視で円形形状を呈する導体を中央
    部に有すると共に、該導体と同心状に内部半導電層、絶
    縁体層および外部半導電層が内側から順次設けられてな
    る架橋ポリエチレン電力ケーブルを導体接続した後に補
    強絶縁体を導体接続部に被着して加圧加熱架橋する接続
    方法において、 加圧加熱架橋後、接続部の両ケーブル絶縁体を再加熱し
    て、ケーブル長手方向の張力を加えながら冷却すること
    を特徴とする架橋ポリエチレン電力ケーブルの接続方
    法。
JP7161844A 1995-06-28 1995-06-28 架橋ポリエチレン電力ケーブルの接続方法 Pending JPH0919022A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202407A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp インジェクタの製造方法
CN113964781A (zh) * 2021-10-09 2022-01-21 国网河北省电力有限公司内丘县供电分公司 一种电力工程用电缆接头保护装置

Cited By (3)

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JP2008202407A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp インジェクタの製造方法
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CN113964781B (zh) * 2021-10-09 2023-05-23 国网河北省电力有限公司内丘县供电分公司 一种电力工程用电缆接头保护装置

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