JP2008202407A - インジェクタの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード線を成形型にインサートして保持部材を成形する際の型閉め時にリード線が挟まれることを防止する。
【解決手段】リード線23を有するアクチュエータ2をインジェクタボデーの収納穴41に収納するインジェクタの製造方法であって、リード線23をインサートして樹脂製の保持部材を成形する成形型100、200を用意し、アクチュエータ2を固定型100内に配置してリード線23の一端側(すなわちアクチュエータ2側)を位置決め固定し、リード線23の他端側に付けた重り300によりリード線23に張力を与えた状態で成形型100、200内に樹脂を注入して保持部材を成形する。
【選択図】図5

Description

本発明は、アクチュエータにてノズルの開閉作動を制御するインジェクタの製造方法に関するものである。
従来の燃料噴射装置は、コモンレール内に蓄えられた高圧燃料をインジェクタを介して内燃機関の各気筒の燃焼室内に噴射供給するように構成されている。インジェクタは、噴孔をニードルにて開閉して開弁時に燃料を噴射するノズルや、ニードルにおける反噴孔側に作用する圧力を制御してノズルの開閉作動を制御するピエゾアクチュエータを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−257002号公報
ところで、車輌に搭載される内燃機関に用いられる燃料噴射装置用インジェクタは、小型化要求等に対応して、インジェクタボデーにおけるノズル側からピエゾアクチュエータを組み付けるようにしたものがある。
具体的には、給電用の2本のリード線を予めピエゾアクチュエータに接合しておき、まずリード線をインジェクタボデーの収納孔に挿入し、続いてピエゾアクチュエータを収納孔に挿入することによって、リード線はピエゾアクチュエータに押されてインジェクタボデー内を進み、リード線の先端が収納孔の他端開口部に導かれるようになっている。
しかし、リード線は細長くて剛性が低いため、リード線およびアクチュエータをインジェクタボデーへ組み付ける際にリード線が収納孔内で折れ曲がりやすく、したがってリード線を収納孔の他端まで導くことは容易ではなく、リード線およびピエゾアクチュエータのインジェクタボデーへの組み付け作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明者は、特願2006−59616にて、リード線およびアクチュエータのインジェクタボデーへの組み付け作業性を向上させるために、樹脂製の保持部材によりリード線を保持してリード線の折れ曲がりを防止するようにしたインジェクタを提案した。
そして、そのインジェクタの製造方法としては、固定型とスライド型とからなる成形型にリード線をインサートして樹脂を注入することにより保持部材を成形する方法が考えられる。しかしながら、この場合は、リード線を固定型内の所定位置に位置決めするための凸部を固定型に多数設ける必要があり、固定型が高価になるという問題がある。また、自由に伸びようとするリード線は固定型からはみ出し易いため、型閉め時にリード線を挟み潰す虞がある。
本発明は上記点に鑑み、リード線を成形型にインサートして保持部材を成形する際の型閉め時にリード線が挟まれることを防止することを目的とする。
本発明は、リード線(23)を有するアクチュエータ(2)をインジェクタボデーの収納穴(41)に収納するインジェクタの製造方法であって、リード線(23)をインサートして樹脂製の保持部材(8)を成形する成形型(100、200)を用意し、リード線(23)を成形型(100、200)内に配置し、リード線(23)の一端側を位置決め固定し、さらにリード線(23)の他端側に付けた重り(2、300)によりリード線(23)に張力を与えた状態で成形型(100、200)内に樹脂を注入して保持部材(8)を成形することを特徴とするインジェクタの製造方法。
このようにすれば、リード線(23)を成形型(100、200)内の所定位置に固定してリード線(23)が成形型(100、200)からはみ出すことを防止できるため、型閉め時にリード線(23)が挟まれることを防止することができる。
そして、本発明の方法にて製造されたインジェクタは、リード線(23)の折れ曲がりが防止されるため、リード線(23)およびアクチュエータ(2)のインジェクタボデー(4)への組み付け作業性が向上する。
この場合、アクチュエータ(2)を重りとして用いるようにすれば、別途重り(300)を準備する必要がないため、容易に実施することができる。
また、アクチュエータ(2)の一端側をインサートして保持部材(8)を成形するようにすれば、保持部材(8)によりリード線(23)の折れ曲がりが防止されるとともに、アクチュエータ(2)とリード線(23)は保持部材(8)により一体化されるため、リード線(23)およびアクチュエータ(2)のインジェクタボデー(4)への組み付け作業性が一層向上する。
また、リード線(23)が貫通する2つのリード線貫通孔(401)を有するブッシュ(400)を用意し、2つのリード線貫通孔(401)にリード線(23)を貫通させたブッシュ(400)を成形型(100、200)内に位置決め固定して保持部材(8)を成形することができる。
このようにすれば、2本のリード線(23)の極性が決まっている場合、所定の極性のリード線(23)を保持部材(8)の所定位置に位置決めすることが容易である。
また、成形型(100、200)内における反アクチュエータ側端部にブッシュ(400)を位置決め固定するようにすれば、ブッシュ(400)により、成形型(100、200)からの樹脂洩れをやバリの発生を防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る方法にて製造した燃料噴射装置用インジェクタの部分断面図、図2は図1のインジェクタの概略内部構成を示す模式的な断面図である。
まず、図1および図2に基づいて、インジェクタの基本的な構成、作動について説明する。インジェクタは、コモンレール(図示せず)内に蓄えられた高圧燃料をディーゼル内燃機関(図示せず)の気筒内に噴射するものであり、開弁時に燃料を噴射するノズル1、電荷の充放電により伸縮するピエゾアクチュエータ2、ピエゾアクチュエータ2により駆動されてノズル1の背圧を制御する背圧制御機構3を備えている。
ノズル1は、噴孔11が形成されたノズルボデー12、ノズルボデー12の弁座に接離して噴孔11を開閉するニードル13、ニードル13を閉弁向きに付勢するスプリング14を備えている。
ピエゾアクチュエータ2は、ステンレス製の円筒状のハウジング21内に多数の圧電素子22が積層して収納されている。この圧電素子22は、2本のリード線23を介して図示しない電源に接続されている。このリード線23は、リード線23よりも剛性が高い保持部材8により保持されている。この保持部材8の詳細については後述する。
背圧制御機構3のバルブボデー31内には、ピエゾアクチュエータ2の伸縮に追従して移動するピストン32、ピストン32をピエゾアクチュエータ2側に向かって付勢する皿ばね33、ピストン32に駆動される球状の弁体34が収納されている。因みに、図2ではバルブボデー31を1つの部品として図示しているが、実際には複数に分割されている。
金属製の略円筒状のインジェクタボデー4は、インジェクタ軸線方向の一端側から他端側まで貫通した収納穴41が形成されており、この収納孔41にピエゾアクチュエータ2および背圧制御機構3が収納されている。また、略円筒状のリテーナ5をインジェクタボデー4に螺合させることにより、インジェクタボデー4の端部にノズル1が保持されている。
ノズルボデー12、インジェクタボデー4、およびバルブボデー31には、コモンレールから常に高圧燃料が供給される高圧通路6が形成され、インジェクタボデー4およびバルブボデー31には、図示しない燃料タンクに接続される低圧通路7が形成されている。
ニードル13における噴孔11側の外周面とノズルボデー12の内周面との間には、高圧室15が形成されている。この高圧室15は、ニードル13が開弁方向に変位した際に噴孔11と連通する。また、高圧室15には、高圧通路6を介して常に高圧燃料が供給されている。ニードル13における反噴孔側には背圧室16が形成されている。この背圧室16には前述したスプリング14が配置されている。
バルブボデー31には、バルブボデー31内の高圧通路6とノズル1の背圧室16とを連通させる経路中に高圧シート面35が形成され、バルブボデー31内の低圧通路7とノズル1の背圧室16とを連通させる経路中に低圧シート面36が形成されている。そして、高圧シート面35と低圧シート面36との間に前述した弁体34が配置されている。
上記構成において、ピエゾアクチュエータ2が縮んだ状態では、図2に示すように弁体34が低圧シート面36に接して背圧室16は高圧通路6と接続され、背圧室16には高圧の燃料圧が導入される。そして、この背圧室16内の燃料圧とスプリング14とによってニードル13が閉弁向きに付勢されて噴孔11が閉じられている。
一方、ピエゾアクチュエータ2に電圧が印加されてピエゾアクチュエータ2が伸びた状態では、弁体34が高圧シート面35に接して背圧室16は低圧通路7と接続され、背圧室16内は低圧になる。そして、高圧室15内の燃料圧によってニードル13が開弁向きに付勢されて噴孔11が開かれ、この噴孔11から内燃機関の気筒内へ燃料が噴射される。
次に、保持部材8について説明する。図3は保持部材8およびピエゾアクチュエータ2を示す断面図、図4は図3のA−A線に沿う断面図である。
ピエゾアクチュエータ2のハウジング21は、リード線取り出し側の端部から反対側の端部に沿って順に、円筒状の第1鍔部21a、この第1鍔部21aよりも小径の第1溝部21b、第1鍔部21aよりも大径の第2鍔部21c、第2鍔部21cよりも小径の第2溝部21d、およびテーパ状の座面21eを備えている。第2溝部21dにはOリング21fが装着されている。
保持部材8は、例えばナイロン等の樹脂よりなり、インサート成形によって形成される。そして、第1鍔部21a、第1溝部21b、およびリード線23が、保持部材8にインサートされている。なお、リード線23の先端は、保持部材8から10mm程度露出させている。
保持部材8およびピエゾアクチュエータ2の、インジェクタボデー4への組み付け手順について、図1を参照して説明する。
まず、リード線23および保持部材8の先端部を、収納穴41におけるノズル側開口部から挿入する。続いてピエゾアクチュエータ2を収納孔41に押し込むようにして挿入する。ここで、リード線23はその先端部を除いて剛性が高い保持部材8により保持されており、また保持部材8により保持されないリード線23の先端部は10mm程度と短いため、このピエゾアクチュエータ2を収納孔41に押し込む過程において、リード線23の折れ曲がりが防止される。したがって、ピエゾアクチュエータ2が収納孔41に押し込まれるのに伴って、リード線23および保持部材8は収納穴41内をスムーズに進むことができる。
続いて、ピエゾアクチュエータ2の座面21eがインジェクタボデー4の座面に当接する位置までピエゾアクチュエータ2を押し込む。これにより、リード線23の先端が収納穴41における反ノズル側開口部の近傍まで進むようになっている。
このリード線23の先端は、インジェクタボデー4における反ノズル側端部に装着されたターミナル9に接合される。その後、コネクタハウジング10がモールド成形される。
次に、保持部材8の成形方法について説明する。図5は保持部材8をインサート成形する装置を示す正面図、図6は図5の固定型の平面図、図7は図6のB矢視図である。
成形装置は、固定型100と、この固定型100の上方に位置し、天地方向にスライド可能なスライド型200とを備えている。
固定型100には、ピエゾアクチュエータ2が挿入される凹部101と、樹脂が注入されるキャビティ102と、リード線23の先端を型の外に取り出すための半円状の2つの溝部103が形成されている。また、キャビティ102には、リード線23をキャビティ102内の所定の位置に位置決めするための凸部104が形成されている。なお、図示しないが、スライド型200にも、固定型100と同様に、凹部、キャビティ、溝部、および凸部が形成されている。
保持部材8を成形する際には、まず、スライド型200を上昇させた状態で、ピエゾアクチュエータ2を固定型100の凹部101に挿入する。これにより、ピエゾアクチュエータ2が位置決め固定され、ひいては、リード線23におけるピエゾアクチュエータ側の端部が位置決め固定される。
続いて、リード線23を固定型100のキャビティ102および溝部103に挿入する。この際、正極のリード線23および負極のリード線23は、2つの溝部103のうち極性に応じて予め決められたそれぞれの位置の溝部103に挿入する。
続いて、型の外に取り出されているリード線23の先端に重り300を付けて、重り300を固定型100の側面に垂れるように配置する。これにより、リード線23に張力が与えられるため、リード線23は溝部103や凸部104によって所定位置に固定される。このように、リード線23に張力を与えてリード線23の位置決めを行うことにより、リード線23の位置決め用の凸部104を削減でき、固定型100を安価に製造することができる。
続いて、スライド型200を下降させて固定型100に密着させる。この際、上記のようにリード線23は所定位置に固定されているため、リード線23が固定型100とスライド型200との間に挟まれることを防止することができる。
続いて、固定型100のキャビティ102およびスライド型200のキャビティに樹脂を注入して保持部材8を成形する。以上により、図3に示す保持部材8およびピエゾアクチュエータ2が完成する。
なお、固定型100のキャビティ102およびスライド型200のキャビティとピエゾアクチュエータ2の第2鍔部21cとの間の径方向のクリアランスは、0.05〜0.15mmに設定されており、この部位で樹脂の洩れ止めがなされる。また、これにより、ピエゾアクチュエータ2の第1鍔部21aおよび第1溝部21bが保持部材8にインサートされて、ピエゾアクチュエータ2と保持部材8が一体化されている。
さらに、固定型100の溝部103およびスライド型200の溝部とリード線23との間の径方向のクリアランスは、0.05〜0.15mmに設定されており、この部位で樹脂の洩れ止めがなされる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図8は本発明の第2実施形態に係る製造方法に用いる成形装置の要部を示す平面図、図9は図8に示すブッシュ単体のC矢視図である。
本実施形態は、第1実施形態に対し、ブッシュ400を追加した点が相違する。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8、図9に示すように、樹脂製のブッシュ400は、リード線23が挿入される2つのリード線貫通孔401が形成されている。そして、保持部材8(図3参照)を成形する前に、リード線23はリード線貫通孔401に挿入される。
保持部材8を成形する際には、まず、スライド型200(図5参照)を上昇させた状態で、ピエゾアクチュエータ2を固定型100の凹部101に挿入する。続いて、リード線23を固定型100のキャビティ102および溝部103に挿入するとともに、固定型100のキャビティ102内における溝部103側の端部に、ブッシュ400を挿入する。
続いて、型の外に取り出されているリード線23の先端に重り300(図5参照)を付けて、重り300を固定型100の側面に垂れるように配置する。これにより、リード線23に張力が与えられる。この際、正極のリード線23および負極のリード線23の位置決めを行う。
続いて、スライド型200(図5参照)を下降させて固定型100に密着させた後、固定型100のキャビティ102およびスライド型200のキャビティに樹脂を注入して保持部材8を成形する。
本実施形態では、ブッシュ400により、溝部103側の樹脂洩れやバリの発生を防止することができる。
また、ブッシュ400により溝部103側の樹脂洩れを防止できるため、溝部103と2本のリード線23とのクリアランスを大きくすることができる。したがって、溝部103は、例えば2本のリード線23が通過可能でブッシュ400の外径よりも小さい円弧にすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図10は本発明の第3実施形態に係る製造方法に用いる成形装置を示す正面図、図11は図10の固定型の右側面図、図12は図11のD矢視図である。
第1実施形態では、スライド型200が天地方向にスライドする形式の成形装置を用いたのに対し、本実施形態は、スライド型が水平方向にスライドする形式の成形装置を用いている。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10〜図12に示すように、成形装置は、固定型100と、この固定型100の側方に位置し、水平方向にスライド可能なスライド型200とを備えている。
固定型100の上部壁面には、リード線23の先端を保持するリード線保持部材500が配置されている。このリード線保持部材500は、固定型100に固定された本体部501と、この本体部501に螺合されたボルト502とを備え、本体部501とボルト502との間にリード線23を挟み込んでリード線23を保持するようになっている。
保持部材8を成形する際には、まず、スライド型200を固定型100から離した状態で、ピエゾアクチュエータ2を固定型100の凹部101に挿入し、リード線23を固定型100のキャビティ102および溝部103に挿入する。
続いて、型の外に取り出されているリード線23の先端をリード線保持部材500にて保持する。より詳細には、ピエゾアクチュエータ2の自重によりリード線23に張力が与えられる状態で、リード線23の先端をリード線保持部材500にて保持する。これにより、リード線23は溝部103や凸部104によって所定位置に固定される。
続いて、スライド型200を移動させて固定型100に密着させた後、固定型100のキャビティ102およびスライド型200のキャビティに樹脂を注入して保持部材8を成形する。以上により、図3に示す保持部材8およびピエゾアクチュエータ2が完成する。
本実施形態によれば、重り300(図5参照)を準備する必要がないため、容易に実施することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図13は本発明の第4実施形態に係る製造方法に用いる成形装置の要部を示す側面図である。
本実施形態は、第3実施形態に対し、ブッシュ400を追加した点が相違する。第3実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図13に示すように、保持部材8を成形する際には、まず、スライド型200(図10参照)を固定型100から離した状態で、ピエゾアクチュエータ2を固定型100の凹部101に挿入する。
続いて、リード線23を固定型100のキャビティ102および溝部103に挿入するとともに、固定型100のキャビティ102内における溝部103側の端部に、ブッシュ400を挿入する。
続いて、ピエゾアクチュエータ2の自重によりリード線23に張力が与えられる状態で、リード線23の先端をリード線保持部材500にて保持する。
続いて、スライド型200を移動させて固定型100に密着させた後、固定型100のキャビティ102およびスライド型200のキャビティに樹脂を注入して保持部材8を成形する。
本発明の第1実施形態に係る方法にて製造した燃料噴射装置用インジェクタの部分断面図である。 図1のインジェクタの概略内部構成を示す模式的な断面図である。 図1の保持部材8およびピエゾアクチュエータ2を示す断面図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図1の保持部材8をインサート成形する装置を示す正面図である。 図5の固定型100の平面図である。 図6のB矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る製造方法に用いる成形装置の要部を示す平面図である。 図8に示すブッシュ400単体のC矢視図である。 本発明の第3実施形態に係る製造方法に用いる成形装置を示す正面図である。 図10の固定型100の右側面図である。 図11のD矢視図である。 本発明の第4実施形態に係る製造方法に用いる成形装置の要部を示す側面図である。
符号の説明
1…ノズル、2…アクチュエータ、4…インジェクタボデー、8…保持部材、23…リード線、41…収納穴、100、200…成形型、300…重り。

Claims (5)

  1. 収納穴(41)を有する筒状のインジェクタボデー(4)と、前記収納穴(41)に収納されたアクチュエータ(2)と、前記アクチュエータ(2)に接合された給電用の2本のリード線(23)と、前記アクチュエータ(2)への通電状態に応じて開弁または閉弁して開弁時に燃料を噴射するノズル(1)とを備えるインジェクタの製造方法であって、
    前記リード線(23)をインサートして樹脂製の保持部材(8)を成形する成形型(100、200)を用意し、
    前記リード線(23)を前記成形型(100、200)内に配置し、前記リード線(23)の一端側を位置決め固定し、さらに前記リード線(23)の他端側に付けた重り(2、300)により前記リード線(23)に張力を与えた状態で前記成形型(100、200)内に樹脂を注入して前記保持部材(8)を成形することを特徴とするインジェクタの製造方法。
  2. 前記アクチュエータ(2)を前記重りとして用いることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタの製造方法。
  3. 前記アクチュエータ(2)の一端側をインサートして前記保持部材(8)を成形することを特徴とする請求項1または2に記載のインジェクタの製造方法。
  4. 前記リード線(23)が貫通する2つのリード線貫通孔(401)を有するブッシュ(400)を用意し、
    前記2つのリード線貫通孔(401)に前記リード線(23)を貫通させた前記ブッシュ(400)を前記成形型(100、200)内に位置決め固定して前記保持部材(8)を成形することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のインジェクタの製造方法。
  5. 前記成形型(100、200)内における反アクチュエータ側端部に前記ブッシュ(400)を位置決め固定することを特徴とする請求項4に記載のインジェクタの製造方法。
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