JP2007040243A - 燃料噴射装置の高圧燃料シール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高圧シール長さを短くせずに、高圧シール面から漏れ出る燃料を外部に漏らさない燃料噴射装置の高圧燃料シール構造を提供する。
【解決手段】 噴孔12bと、高圧燃料通路11bと、低圧燃料通路11cとを備え、噴孔より噴射する燃料を高圧燃料通路に供給し、その燃料のうち余剰燃料を低圧燃料通路に導き外部へ流出する燃料噴射装置に用いられ、高圧燃料通路11bおよび低圧燃料通路11cを有する、第1筒状部材12および第2筒状部材11と、第1筒状部材と第2筒状部材との合わせ面11m、12mを密着させる締付け部材14とを備える燃料噴射装置の高圧燃料シール構造において、合わせ面11mのうち、高圧燃料通路11bと低圧燃料通路11cを有する突き当て部11sには、高圧燃料通路より漏れ出た燃料を導くための高圧燃料通路11bから低圧燃料通路11d2への段差18が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料噴射装置の高圧燃料シール構造に関し、例えば内燃機関に取り付けられる内燃機関用燃料噴射弁の高圧燃料シール構造に適用して好適なものである。
燃料噴射装置としては、例えばディーゼル機関用燃料噴射装置において、内燃機関の各気筒に設けられ、燃料をその気筒の燃焼室に噴射供給する燃料噴射弁が知られている(特許文献1参照)。この種の燃料噴射弁は、この噴孔を開閉するノズルニードルを移動可能に収容するノズルボデーと、ノズルニードルを駆動するための制御ピストンを移動可能に収容するノズルホルダーと、ノズルボデーとノズルホルダーとの合わせ面を締付け軸力により密着させるリテーニングナットを備え、高圧燃料通路と低圧燃料通路とを有するノズルボデーとノズルホルダーとの合わせ面を燃料シールしている。
特許文献1では、高圧燃料シール構造として、高圧燃料シール面から漏れ出る燃料を高圧通路側に設けた低圧通路で回収して燃料噴射弁外部へ漏らさない技術が開示されている。この技術では、合わせ面を構成するノズルボデーの端面に、高圧燃料通路を囲むように、低圧通路を設けている。
欧州特許第1165961号明細書
しかしながら、従来技術では、高圧燃料通路の周りに低圧通路を設けるために、高圧シール長さが短くなって高圧燃料通路から燃料が漏れ易くなるという問題がある。また、このシール長さを確保しようとすると、燃料噴射弁の体格、特に径方向の大きさが大型化するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、高圧シール長さを短くすることなく、高圧燃料シール面から漏れ出る燃料を外部に漏らさない燃料噴射装置の高圧燃料シール構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至7に記載の発明では、噴孔と、高圧燃料通路と、低圧燃料通路とを備え、噴孔より噴射する燃料を高圧燃料通路に供給し、噴孔より噴射するための燃料のうち余剰燃料を低圧燃料通路に導き外部へ流出する燃料噴射装置に用いられ、
高圧燃料通路および低圧燃料通路を有する第1筒状部材と、高圧燃料通路および低圧燃料通路を有する第2筒状部材と、第1筒状部材と第2筒状部材との合わせ面を密着させる締付け部材とを備える燃料噴射装置の高圧燃料シール構造において、
合わせ面のうち、高圧燃料通路と低圧燃料通路を有する突き当て部には、高圧燃料通路より漏れ出た燃料を導くための高圧燃料通路から低圧燃料通路への段差が設けられていることを特徴とする。
これによると、合わせ面のうち、高圧燃料通路と低圧通路を有する突き当て部に、高圧燃料通路より漏れ出た燃料を導くための高圧燃料通路から低圧燃料通路への段差を設けているので、段差に、締付け部材の締付軸力により発生する付き当て部の他の部位の接触面圧に比べて小さな接触面圧を発生させることが可能である。これにより、合わせ面のうち、高圧燃料通路を有する突き当て部より漏れ出る燃料つまり高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、段差に沿って優先的に低圧燃料通路に回収することができる。
したがって、高圧燃料シール長さを短くすることなく、高圧燃料シール面より漏れ出る燃料を外部に漏らさないようにすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、段差は、締付け部材による締付け前で、5μm以下であることを特徴とすることを特徴とする。
これにより、締付け部材による締付け後、締付け部材の所定の締付軸力により段差の部位を縮小変形させることにより段差自身による燃料漏れ断面積を極小にでき、燃料漏れ断面積がほとんどない状態に設定できる。
例えば締付軸力の低下などにより接触面圧が低下する現象が生じた場合には、突き当て部の他の部位にない段差自身による燃料漏れ断面積を有するので、段差を介して、高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、低圧燃料通路に回収することができる。
また、請求項3に記載の発明では、段差は、締付け部材による締付け前で、0.5μm以上であることを特徴とすることを特徴とする。
これにより、締付け部材の締付軸力による段差の部位での接触面圧を、付き当て部の他の部位の接触面圧に比べて小さく形成することができる。
例えば締付軸力の低下などにより接触面圧が低下する現象が生じた場合には、接触面圧が他の部位に比べて小さい段差に沿って、高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、低圧燃料通路に回収することができる。
また、請求項4に記載の発明では、段差は、締付け部材の締付軸力により発生する付き当て部の他の部位の接触面圧に比べて小さな接触面圧を発生することを特徴とする。
これにより、突き当て部に段差を設けても高圧燃料シール長さが短くなることはない。
したがって、漏れ燃料を導くための段差が、高圧燃料シール長さを短くすることなく形成できるとともに、例えば締付軸力の低下などにより接触面圧が低下する現象が生じた場合には、段差に沿って、高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、低圧燃料通路に回収することができる。
また、請求項5に記載の発明では、合わせ面において、付き当て部以外の他の部位では、合わせ面での密着面積を低減するための凹状の肉盗み部が設けられていることを特徴とする。
これにより、高圧燃料通路と低圧燃料通路を有する付き当て部以外の他の部位に、合わせ面での密着面積を低減するための凹状の肉盗み部を設けるように構成しているので、比較的小さな締付軸力により突き当て部の接触面圧の向上が図れる。
また、請求項6乃至7記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造において、第1筒状部材および第2筒状部材のうち、一方が噴孔を開閉するノズルニードルを移動可能に収容するノズルボデー、他方がノズルニードルを駆動するための制御ピストンを移動可能に収容するノズルホルダーで構成されていることを特徴とする。
これによると、ノズルボデー、ノズルホルダー、およびノズルボデーとノズルホルダーの合わせ面を締付軸力により密着させるリテーニングナット等の締付け部材を備えるいわゆる燃料噴射弁に適用して、高圧シール長さを短くすることなく、高圧燃料シール面より漏れ出る燃料を外部に漏らさないようにすることができる。
また、請求項7の記載の発明では、相互に対向するノズルニードルと制御ピストン、ノズルニードルを収容するノズルボデーの内周、および制御ピストンを収容するノズルホルダーの内周とで区画される燃料空間は、低圧燃料通路を構成することを特徴とする。
これによると、高圧燃料通路より漏れ出た燃料を導くための高圧燃料通路から低圧燃料通路への段差を形成する方法として、高圧燃料通路から低圧燃料通路へ直接連結可能な段差を設ける方法に限らず、高圧燃料通路から燃料空間へ連結させる方法であってもよい。したがって、高圧燃料通路と低圧燃料通路の配置関係に係わらず、比較的簡素な形状の段差を形成することができる。
以下、本発明の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造を、蓄圧式燃料噴射装置に用いられる燃料噴射弁に適用して具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造を示す断面図である。図2は、図1中のノズルホルダーの合わせ面を、II−IIからみた平面図である。図3は、図1中のノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面の密着状態を説明する図であって、図3(a)は図2中のIII−IIIからみた部分断面図、図3(b)は接触面圧の分布を示すグラフである。図4は、図3中のノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面同士を組付ける製造工程を示す図であって、ノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面に、リテーニングナットによる締付軸力を加える前の状態を示す部分断面図である。図5は、図1中のノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面の密着状態を説明する図であって、図5(a)は図2中のV−Vからみた部分断面図、図5(b)は接触面圧の分布を示すグラフである。
図1に示すように、蓄圧式燃料噴射装置に使用される燃料噴射弁1は、例えば自動車等の車両に搭載された図示しない多気筒(例えば、4気筒)のディーゼルエンジン(以下、エンジンと呼ぶ)の各気筒ごとに設けられ、図示しない高圧燃料供給ポンプ(以下、サプライポンプ)から圧送された高圧燃料を蓄圧器(以下、コモンレール)内に蓄圧し、このコモンレールに蓄圧した高圧燃料を燃焼室内に直接噴射供給するいわゆるインジェクタである。
この燃料噴射弁1は、ノズルニードル20を軸方向に移動可能に収容するノズルボデー12と、ノズルニードル20を閉弁側に付勢する付勢部材としてのスプリング35を収容するノズルホルダー11と、ノズルボデー12とノズルホルダー11とを所定の締付軸力により締結する締付け部材としてのリテーニングナット14とを含んで構成されている。ノズルボデー12、ノズルホルダー11、およびリテーニングナット14は、ノズルボデー12とノズルホルダー11とをリテーニングナット14で締結することで燃料噴射弁の本体を構成している。
ノズルボデー12は、略筒状体に形成され、先端部(図1中の下方側の端部)側に、高圧燃料を燃焼室に噴射するための噴孔12bを1個または複数個備えた略筒状部材である。ノズルボデー12は、請求範囲に記載の第1筒状部材を構成する。
このノズルボデー12の内部には、中実円柱状のノズルニードル20を軸方向移動可能に保持するための収容孔(以下、第1ニードル収容孔)12eが形成されている。この第1ニードル収容孔12eの図中の中間部位には、その孔径が拡げられた燃料溜り室12cが設けられている。具体的には、ノズルボデー12の内周は、燃料流れの下流に向かって、第1ニードル収容孔12e、燃料溜り室12c、弁座12aの順に形成されており、弁座12aの下流側にノズルボデー12の内外を貫通する噴孔12bが設けられている。
弁座12aは、図1に示すように、円錐台面を有しており、円錐台面の大径側が第1ニードル収容孔12eに連続し、小径側が噴孔12bに向かって延びている。この弁座12aにノズルニードル20が着座および離座可能に配置され、着座および離間することでノズルニードル20が閉弁および開弁する。
さらに、ノズルボデー12には、このノズルボデー12の図示上端側の合わせ面(以下、第1合わせ面)12mから燃料溜り室12cへ延びる燃料送出路12dが設けられている。この燃料送出路12dは、ノズルホルダー11の後述の燃料供給路11bと連通することで、コモンレール内で蓄圧された高圧燃料を燃料溜り室12cを経由し弁座12a側へ送り込む。燃料送出路12dと燃料供給路11bとは、請求範囲に記載の高圧燃料通路を構成する。
ノズルホルダー11は、略筒状体に形成されており、内部に、スプリング35、およびノズルニードル20を駆動するための制御ピストン30を軸方向に移動可能に収容するための収容孔(以下、第2ニードル収容孔)11dが設けられている。この第2ニードル収容孔11dの図示下端側の合わせ面(以下、第2合わせ面)11mには、中間の内周11d1よりは大きく拡げられた内周11d2が形成されている。ノズルホルダー11は、請求範囲に記載の第2筒状部材を構成する。
具体的には、この内周11d2は、スプリング35、および環状部材31、および制御ピストン30のニードル部30cを収容するいわゆるスプリング室が形成されている。環状部材31は、スプリング35とノズルニードル20との間に挟み込まれて配置されており、スプリング35をノズルニードル20の閉弁方向に付勢するスプリング受け部を構成する。ニードル部30cは、ノズルニードル20に、環状部材31を介して間接的に、もしくは直接的に当接可能に構成されている。
さらに、ノズルホルダー11には、コモンレールの分岐管に接続される高圧配管(図示せず)が気密に連結する継手部(以下、インレット部)11fが設けられている。このインレット部11fは、コモンレールから供給された高圧燃料を、内部に装着されたバーフィルタ13を介して燃料供給路11bへ導く燃料導入部である。ノズルホルダー11のインレット部の内部、およびスプリング室11d2の周囲には、燃料供給路11bが設けられている。
また、ノズルホルダー11には、スプリング室11d2に導かれた燃料を、図示しない燃料タンク等の低圧配管系内に戻すための燃料逃がし通路(リーク回収用通路とも呼ぶ)11cが設けられている。そして、ノズルホルダー11の図示下端側の外周には、リテーニングナット14のめねじ部14rと締結されるおねじ部11rが設けられている。燃料逃がし通路11c、スプリング室11d2、および後述の肉盗み部19cは、請求範囲に記載の低圧燃料通路を構成する。
なお、図1に示すように、制御ピストン30の他端部側には、電磁弁等の電磁駆動装置50により油圧が給排され油圧制御室16cが設けられている。この油圧制御室16cの油圧を増減することで、ノズルニードル20を閉弁および開弁する。具体的には、油圧制御室16cから油圧が抜かれ、減少すると、ノズルニードル20および制御ピストン30がスプリング35の付勢力に抗して図1中の軸方向上方に移動し、ノズルニードル20が開弁する。一方、油圧制御室16cに油圧が導入され、増加すると、ノズルニードル20および制御ピストン30がスプリング35の付勢力によって図1中の軸方向下方に移動し、ノズルニードル20が閉弁する。
なお、電磁駆動装置50は、外部からの電力供給により電磁力を発生するコイル50a、可動コア(以下、アーマチャ)50b、電磁力の作用によりアーマチャ50bを磁気吸引する固定コア(以下、ステータ)50cとを有する電磁弁であって、油圧制御室16cの油圧を増減する。
具体的には、電磁駆動装置50と制御ピストン30との間には、オリフィスプレート16が設けらており、オリフィスプレート16と制御ピストン30と第2ニードル収容孔11dにより油圧制御室16cを区画している。このオリフィスプレート16のアーマチャ側端面には、アーマチャ50bを着座および離座可能にする弁座16dが平面状に形成されている。なお、オリフィスプレート16とアーマチャ50bの間には、アーマチャ50bを移動可能に保持するハウジングプレート17が設けられており、弁座16d側の弁室をオリフィスプレート16とともに形成する。
オリフィスプレート16には、入口オリフィス16aと出口オリフィス16bが形成されている。入口オリフィス16aは、弁座16dと油圧制御室16cを連通するように配置され、アーマチャ50bの閉弁および開弁により閉塞および流通する。出口オリフィス16bは、油圧制御室16cと燃料供給路11bを連通するように配置されている。
次に、ノズルホルダー11とノズルボデー12の合わせ面11m、12mについて、図2から図5に従って説明する。
ノズルホルダー11の第2合わせ面11mには、図2に示すように、ノズルホルダー11とノズルボデー12の組付けの際の位置決めおよび回転を防止するノックピン(図示せず)が嵌まり込む嵌合孔11pが形成されている。なお、ノズルボデー12の第1合わせ面12mには、上記ノックピンが嵌まり込む嵌合孔(図示せず)が形成されている。
第2合わせ面11mのうち、突き当て部(以下、第2突き当て部)11sは、第1合わせ面12mに、リテーニングナット14の締付軸力により締結されることで、密着するように構成されている。
第2突き当て部11sおよび第1合わせ面12mは、上記ノックピンにより燃料供給路11bと燃料送出路12dが連通するように合わされている。なお、第1合わせ面12mのうち、第2突き当て部11sが突き当てられる部位を、第2突き当て部12sと呼ぶ。
また、第2合わせ面11mには、突き当て部11s以外の他の部位で、肉盗み部19が複数個(本実施例では3個)設けられていることが好ましい。この肉盗み部19は、第1合わせ面11mと第2合わせ面との密着面つまり第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの密着面積を小さくし、第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの接触面圧の向上が図れる。これにより、リテーニングナット14による締付軸力が比較的小さく設定される場合であっても、突き当て部11s、12sの接触面圧の向上が図れる。
なお、肉盗み部19は、合わせ面11mの内側部位や外側部位のいずれ形成されていてもよい。なお、本実施形態では、肉盗み部19を合わせ面11mの内側部位に限定しなくてもよいため、第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの密着面積をより小さくでき、第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの接触面圧の更なる向上が図れる。
なお、以下の説明では、肉盗み部19a、19bは、合わせ面11mの外側部位に、肉盗み部19cは、合わせ面11mの内側部位に配置されているものとする。
さらに、第2突き当て部11sには、燃料供給路11bとスプリング室11d2を繋ぐ段差部18が設けられている。この段差部18は、図4に示すように、リテーニングナット14による締付軸力が加えられる前には、第2突き当て部11sに対して凹状の段差形状を形成している。そして、リテーニングナット14による締付軸力が加えられ、所定の締付軸力で締結されると、図3(a)に示すように、段差部18を含む第2突き当て部11sは、所定の締付軸力により圧縮されて、変形収縮する結果、凹状の段差形状がほとんどない状態、またはない状態になる。
なお、ここで、段差部18は、請求範囲に記載の段差を構成する。また、突き当て部11s、12sは、突き当て部11s、12sに燃料供給路11b、燃料送出路12d等の高圧燃料通路を有する密着面であり、高圧燃料シール面を構成している。
この段差部18の凹状の段差量hは、以下のように設定することが好ましい。段差部18の段差量hは、5μm以下であることが好ましい。これにより、リテーニングナット14による締付け後、所定の締付軸力により段差部18の部位(凹状の段差量h)を縮小変形させることにより、段差部18自身による燃料漏れ断面積を極小にでき、燃料漏れ断面積がほとんどない状態に設定できる(図3(a)参照)。
また、段差部18の段差量hは、0.5μm以上であることが好ましい。これにより、所定の締付軸力による段差部18の部位での接触面圧P2を、付き当て部11sの他の部位の接触面圧P1に比べて小さく(P1>P2)形成することができる(図3(b)参照)。
上述のことより、段差部18の段差量hは、0.5μm〜5μmの範囲にあることが好ましい。段差部18の段差量hが5μmを越える場合には、所定の締付軸力により段差部18の段差量hが縮小されたとしても、燃料漏れ断面積が生じるので、高圧燃料シール長さを短くしてしまうおそれがある。また、段差量hが0.5μm未満の場合には、段差部18での接触面圧P2を、付き当て部11sの他の部位の接触面圧P1により小さく形成することができないおそれがある。
上述のような段差部18の部位は、図3(b)および図5(b)に示すように、突き当て部11s、12s内に囲まれている。また、段差部18は、図3(b)および図5(b)に示すように、付き当て部11sの他の部位の接触面圧P1により小さく形成されている。したがって、締付軸力の低下などにより接触面圧の低下を万が一招いた場合であっても、高圧燃料通路11b、12dより漏れ出た燃料を、段差部18に沿って、スプリング室11d2等の低圧燃料通路へ導ける。
なお、図3、図4において、段差部18の段差量は、所定の締付軸力を加えた後の段差量がH2(図3(a)参照)、締付軸力を加える前の段差量がH1(図4参照)である。図4中のΔH(ΔH=H1−H2)は、所定の締付軸力により突き当て部11sが縮小変形する縮小変形量を示しており、所定の締付軸力により縮小変形予定の段差部18の段差量hと模式的に比較表示されている。
また、段差部18の形成方法としては、突き当て部11sの表面を研削加工等により平面度を2μm程度に加工した後、凹状の段差形状を研削加工等により形成する。なお、この段差部18の形成方法は、上記段差部18の段差量hが上記範囲を満足するものであれば、研削加工による加工方法に限らず、肉盗み等による鋳造、鍛造等の成形加工などによるものであってもよい。
なお、リテーニングナット14は、図1に示すように、略筒状の締結け部材であり、ノズルボデー12の図示上端側の合わせ面12mとノズルホルダー11の図示下端側の合わせ面11m(詳しくは突き当て部11s)とを所定の締結軸力で密着させるものである。このリテーニングナット14の内周には、ノズルホルダー11の図示下端側のおねじ部11rと締結されるめねじ部14rが設けられている。
上述の構成を有する燃料噴射弁1の作用について以下説明する。高圧源であるコモンレールから高圧配管、燃料供給路11b、燃料送出路12dを介して燃料溜り12cに高圧燃料が供給されている。そして、電磁駆動装置50の開弁動作により油圧制御室16cより燃料が抜かれ、油圧制御室16c内の燃料圧力が減少する。
高圧燃料が供給されている燃料溜り室16側の油圧力(ノズルニードル20を開弁方向に作用する作用力)と油圧制御室16cの油圧力との油圧力差が、スプリング35の付勢力よりも大きくなると、制御ピストン30およびノズルニードル20が噴孔12bを開く方向へ移動する。ノズルボデー12の弁座12aからノズルニードル20が離座することで、高圧燃料がノズルボデー12の先端部に設けられた噴孔12bよりエンジンの燃焼室内へ噴射される。
また、燃料溜り室12c、燃料供給路11b、および燃料送出路12dよりノズルホルダーのスプリング室11d2や肉盗み部19cに漏れ出した燃料(以下、リーク燃料)は、燃料逃がし通路11cへ導かれ、燃料タンク等の低圧配管系内へ戻される。
なお、ここで、上記リーク燃料、および電磁駆動装置の開弁により油圧制御室16cより抜かれる燃料は、請求範囲に記載の余剰燃料を構成する。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、本実施形態では、リテーニングナット14によりノズルボデー12の合わせ面12mと締結するノズルホルダー11の合わせ面11mにおいて、この合わせ面11mのうち、突き当て部11sには、燃料供給路11b、燃料送出路12dより漏れ出た燃料を導くための高圧燃料通路11b、12dから低圧燃料通路11d2への段差部18が設けられている。
このように、突き当て部11sには、高圧燃料通路11b、12dより漏れ出た燃料を導くための段差部18が設けられるように構成しているので、段差部18に、リテーニングナット14の締付軸力により発生する付き当て部11sの他の部位の接触面圧に比べて小さな接触面圧を発生させることが可能である。これにより、合わせ面11mのうち、高突き当て部11sの高圧燃料通路11b、12dの部位より漏れ出る燃料つまり高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、段差部18に沿って優先的に低圧燃料通路11d2、11cに回収することができる。
したがって、高圧燃料シール長さを短くすることなく、高圧燃料シール面より漏れ出る燃料を外部に漏らさないようにすることができる。
なお、本実施形態では、上記段差部18の段差量hは、5μm以下であることが好ましい。これにより、リテーニングナット14による締付け後、所定の締付軸力により段差部18の部位を縮小変形させることにより、段差部18自身による燃料漏れ断面積を極小にでき、燃料漏れ断面積がほとんどない状態に設定できる。
このように段差部18の段差量hを設定することで、締付軸力の低下などにより接触面圧が低下する現象が生じた場合には、突き当て部11sの他の部位にはない段差部18自身による燃料漏れ断面積が形成されることになる。これにより、段差部18を介して、高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、低圧燃料通路11d2、11cに回収することができる。
さらになお、本実施形態では、上記段差部18の段差量hは、0.5μm以上であることが好ましい。これにより、所定の締付軸力による段差部18の部位での接触面圧P2を、付き当て部11sの他の部位の接触面圧P1に比べて小さく形成することができる。
このように段差部18の段差量hを設定することで、
締付軸力の低下などにより接触面圧が低下する現象が生じた場合には、接触面圧P2が他の部位の接触面圧P1に比べて小さい段差部18に沿って、高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、低圧燃料通路に回収することができる。
また、本実施形態では、合わせ面11mには、突き当て部11s以外の他の部位で、肉盗み部19が設けられていることが好ましい。この肉盗み部19は、第1合わせ面11mと第2合わせ面12mとの密着面、つまり第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの密着面積を小さくし、第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの接触面圧の向上が図れる。これにより、リテーニングナット14による所定の締付軸力を比較的小さく設定する場合であっても、突き当て部11s、12sの接触面圧の向上が図れる。
したがって、第2突き当て部11sと第1突き当て部12sの接触面圧の向上手段っとして、締付け工程での狙い締付軸力をアップさせる方法を採用せずとも、所定の締付軸力を比較的小さく設定したままで、突き当て部11s、12sの接触面圧の向上が図れる。
なお、ここで、本実施形態では、ノズルボデー12、ノズルホルダー11、およびノズルボデー12とノズルホルダー11の合わせ面11m、12mを締付軸力により密着させるリテーニングナット14を備えるいわゆる燃料噴射弁1に適用している。これにより、エンジンに高圧燃料を断続周期的に供給する燃料噴射弁1のようなものであっても、高圧シール長さを短くすることなく、高圧燃料シール面より漏れ出る燃料を外部に漏らさないようにすることができる。
上記燃料噴射弁1において、高圧燃料通路11b、12dより漏れ出た燃料を導くための段差部18を形成する方法として、高圧燃料通路11bから低圧燃料通路11cへ直接連結可能な段差部を設ける方法に限らず、高圧燃料通路11b、からスプリング室11d2の燃料空間へ連結させる方法であってもよい。したがって、高圧燃料通路11b、12dと低圧燃料通路11cの配置関係に係わらず、比較的簡素な形状の段差を形成することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第1の実施形態では、高圧燃料通路11b、12dより漏れ出た燃料を導くための段差部18を、高圧燃料通路(燃料供給路)11bから低圧燃料通路(スプリング室)11d2への段差で構成し、この構成により漏れ燃料を、スプリング室)11d2へ回収するようにした。
第2の実施形態では、図6に示すように、ノズルホルダー111の突き当て部111sに形成する段差部118を、燃料供給路11bからスプリング室11d2および肉盗み部119への段差で構成するようにする。図6は、本実施形態に係わるノズルホルダーの合わせ面を示す平面図である。図7は、本実施形態に係わるノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面の密着状態を説明する図であって、図7(a)は図6中のVII−VIIからみた部分断面図、図7(b)は接触面圧の分布を示すグラフである。
図6に示すように、肉盗み部119は、合わせ面11mの内側に形成されている。具体的には、合わせ面11mのうち、突き当て部11sを外周側に配置し、肉盗み部119は、突き当て部11sの内側に配置されている。この肉盗み部119は、低圧燃料通路を構成する。
段差部118は、図6に示すように、燃料供給路11bから少なくとも肉盗み部119への段差で構成するようにする。図6に示すように、段差部118の段差形状は、突き当て部111sより段差量hだけ低い設定される比較的簡素な形状であればよい。
このように構成しても、第1の実施形態と同様な効果を得ることが可能である。
また、段差部118の段差形状は比較的簡素な形状でよいので、段差部118を形成する加工方法が容易となり、燃料噴射弁の生産性の向上が図れる。
(その他の実施形態)
(1)以上説明した本実施形態において、段差部18、118を、高圧燃料通路(燃料供給路)11bから低圧燃料通路(スプリング室)11d2への段差、あるいは燃料供給路11bからスプリング室11d2および肉盗み部119への段差で構成すると説明した。段差部は、このようなものに限らず、付き当て部11s、111sの他の部位の接触面圧P1に比べて小さな接触面圧P1を発生するような段差であればいずれの段差であってもよい。
いずれの場合も、突き当て部に段差部を設けても高圧燃料シール長さが短くなることはない。
したがって、漏れ燃料を導くための段差部が、高圧燃料シール長さを短くすることなく形成できるとともに、締付軸力の低下などにより接触面圧が低下する現象が生じた場合には、段差部に沿って、高圧燃料シール面より漏れ出た燃料を外部に漏らすことなく、低圧燃料通路に回収することができる。
(2)以上説明した本実施形態において、段差部18、118は、ノズルホルダー11、111側の第2合わせ面11m、111mの突き当て部11s、111sに設けるものとした。段差部を設ける部位としては、ノズルホルダー11、111側の突き当て部11s、111sに限らず、ノズルボデー側の第2合わせ面の突き当て部に設けるものであってもよい。
(3)以上説明した本実施形態において、燃料噴射弁1を、コモンレールに蓄圧された高圧燃料が供給され、電磁駆動装置50により油圧制御室16cの油圧を減少および増加させることで、高圧燃料を噴射および噴射停止させるものとした。燃料噴射弁は、このようなものに限らず、電磁駆動装置を装備することなく、燃料溜り室側の油圧力がスプリングの付勢力よりも大きくなると、ノズルニードルが噴孔を開く方向へ移動するものであってもよい。
本発明の第1の実施形態の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造を示す断面図である。 図1中のノズルホルダーの合わせ面を、II−IIからみた平面図である。 図1中のノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面の密着状態を説明する図であって、図3(a)は図2中のIII−IIIからみた部分断面図、図3(b)は接触面圧の分布を示すグラフである。 図3中のノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面同士を組付ける製造工程を示す図であって、ノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面に、リテーニングナットによる締付軸力を加える前の状態を示す部分断面図である。 図1中のノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面の密着状態を説明する図であって、図5(a)は図2中のV−Vからみた部分断面図、図5(b)は接触面圧の分布を示すグラフである。 第2の実施形態に係わるノズルホルダーの合わせ面を示す平面図である。 第2の実施形態に係わるノズルホルダーとノズルボデーの合わせ面の密着状態を説明する図であって、図7(a)は図6中のVII−VIIからみた部分断面図、図7(b)は接触面圧の分布を示すグラフである。
符号の説明
1 燃料噴射弁(インジェクタ)
11 ノズルホルダー(第2筒状部材)
11b 燃料供給路(高圧燃料通路)
11c 燃料逃がし通路(リーク回収用通路)
11d 第2ニードル収容孔(収容孔)
11d2 内周(スプリング室)
11m 合わせ面
11p 嵌合孔
11r おねじ部
11s 第2突き当て部(突き当て部、密着面)
12 ノズルボデー(第1筒状部材)
12a 弁座
12b 噴孔
12c 燃料溜り室
12d 燃料送出路(高圧燃料通路)
12e 第1ニードル収容孔(収容孔)
12m 合わせ面
12s 第1突き当て部(突き当て部、密着面)
14 リテーニングナット(締付け部材)
14r めねじ部
16 オリフィスプレート
16a 入口オリフィス
16b 出口オリフィス
16c 油圧制御室
17 ハウジングプレート
18 段差部(段差)
19 肉盗み部
20 ノズルニードル
30 制御ピストン
30c ニードル部
31 環状部材
35 スプリング(付勢部材)
50 電磁駆動装置(電磁弁)

Claims (7)

  1. 噴孔と、高圧燃料通路と、低圧燃料通路とを備え、前記噴孔より噴射する燃料を前記高圧燃料通路に供給し、前記噴孔より噴射するための燃料のうち余剰燃料を前記低圧燃料通路に導き外部へ流出する燃料噴射装置に用いられ、
    前記高圧燃料通路および前記低圧燃料通路を有する第1筒状部材と、前記高圧燃料通路および前記低圧燃料通路を有する第2筒状部材と、前記第1筒状部材と前記第2筒状部材との合わせ面を密着させる締付け部材とを備える燃料噴射装置の高圧燃料シール構造において、
    前記合わせ面のうち、前記高圧燃料通路と前記低圧燃料通路を有する突き当て部には、前記高圧燃料通路より漏れ出た燃料を導くための前記高圧燃料通路から前記低圧燃料通路への段差が設けられていることを特徴とする燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
  2. 前記段差は、前記締付け部材による締付け前で、5μm以下であることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
  3. 前記段差は、前記締付け部材による締付け前で、0.5μm以上であることを特徴とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
  4. 前記段差は、前記締付け部材の締付軸力により発生する前記付き当て部の他の部位の接触面圧に比べて小さな接触面圧を発生することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
  5. 前記合わせ面において、前記付き当て部以外の他の部位では、前記合わせ面での密着面積を低減するための凹状の肉盗み部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造において、
    前記第1筒状部材および前記第2筒状部材のうち、一方が噴孔を開閉するノズルニードルを移動可能に収容するノズルボデー、他方がノズルニードルを駆動するための制御ピストンを移動可能に収容するノズルホルダーで構成されていることを特徴とする燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
  7. 相互に対向する前記ノズルニードルと前記制御ピストン、前記ノズルニードルを収容する前記ノズルボデーの内周、および前記制御ピストンを収容するノズルホルダーの内周とで区画される燃料空間は、前記低圧燃料通路を構成することを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射装置の高圧燃料シール構造。
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