JP2010174849A - 電磁弁および燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み付け時にシール部材を構成するセラミックボール11の球面でオリフィスプレート5のバルブシート面6を損傷させる等の組付工程内不良品の発生率を低減することを課題とする。
【解決手段】 電磁弁の着座時(電磁コイルをオフした際)にオリフィスプレート5のバルブシート面6とバルブアーマチャ8のシャフト13の先端面(対向端面15)との間に形成される微小隙間をシールするシール部材を、セラミックボール11とセラミック円筒体12とに分割している。また、セラミックボール11がセラミック円筒体12よりも収容凹部14の奥側に収容されているので、組み付け時にオリフィスプレート5のバルブシート面6が傷付けられることがなくなる。また、従来製品であるセラミックボール(平面付き)に対する高精度な平面研削加工を廃止し、コストダウンを図ることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アーマチャの軸線方向の先端面で開口する凹部内に装着されるバルブを駆動する電磁アクチュエータを備えた電磁弁に関するもので、特にディーゼルエンジン用のインジェクタにおいて燃料噴射をコントロールするスイッチングバルブとして適用される電磁弁およびその電磁弁を備えた燃料噴射弁に係わる。
[従来の技術]
従来より、コモンレール等に蓄圧された高圧燃料を複数の燃料噴射弁(インジェクタ)に分配供給し、各インジェクタからディーゼルエンジンの各気筒に噴射供給するディーゼルエンジン用の燃料噴射装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この燃料噴射装置に使用されるインジェクタは、先端側にノズル噴孔部を有する燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルの弁体であるノズルニードルをその軸線方向に駆動してノズル噴孔部からディーゼルエンジンへの燃料噴射をコントロールするスイッチングバルブとして適用される電磁弁とを備えている。
ここで、インジェクタは、図4に示したように、燃料噴射ノズルのハウジングであるロアボディ101と電磁弁のハウジングであるバルブボディ102との間にバルブシート103を挟み込んだ状態で、燃料噴射ノズルに電磁弁が組み付けられている。
そして、電磁弁は、図5に示したように、バルブシート103のシート面104に着座することが可能なセラミックボール(シール部材)105と、このセラミックボール105をバルブシート103のシート面104から離脱させる側(開弁作動方向)に駆動する電磁アクチュエータとによって構成されている。
この電磁アクチュエータは、セラミックボール105を駆動するアーマチャ106と、このアーマチャ106を引き寄せる電磁力を発生する電磁石(電磁コイル111、ステータ112)とを備えている。
ここで、アーマチャ106のフルリフト量は、一般的にシム113の厚みを調整することで、電磁弁をロアボディ101に組み付けた後のアーマチャ106のステータ側ストッパ部とストッパ114の規制面との隙間寸法が所望の規格内となるように設定されている。
ここで、バルブシート103は、コモンレール等に連通する高圧側の圧力制御室121と燃料タンク等に連通する低圧側の燃料排出通路122とを液密的に区画する仕切り部材を構成している。このバルブシート103の内部には、圧力制御室121から燃料排出通路122に燃料を排出するための燃料流路孔(オリフィス)123が形成されている。また、バルブシート103は、燃料流路孔123の開口周縁部に、平面とされたシート面104を有している。
また、アーマチャ106は、バルブシート103のシート面104に対して垂直な軸線方向に延びるシャフト107を有している。このシャフト107は、その軸線方向の先端部(バルブシート103のシート面104に対向する先端部)に、セラミックボール105を移動自在に収容する収容凹部108が形成されている。また、アーマチャ106は、着座時にバルブスプリング124の付勢力で押さえ付けられている。
また、セラミックボール105は、着座時に収容凹部108の底面(円錐面)に当接する当接部131、および着座時にバルブシート103のシート面104に当接するシート部132を有している。また、セラミックボール105は、耐摩耗性が必要であることから、セラミックにより形成されている。なお、セラミックボール105のシート部132が着座するシート面104には、硬質なコーティングが施されている。
ここで、インジェクタに使用される電磁弁は、バルブボディ102の摺動孔の孔壁面とアーマチャ106のシャフト107の外周面との間に隙間があり、バルブボディ102の摺動孔の軸線方向に対してアーマチャ106のシャフト107が傾く可能性がある。このため、アーマチャ106のシャフト107が傾いても垂直な力(バルブスプリング124の付勢力)でセラミックボール105のシート部132がバルブシート103のシート面104に押し付けられるように、セラミックボール105の当接部131側が球面形状となっており、シート部132側が平面形状となっている。
[従来の技術の不具合]
ところが、従来のインジェクタに使用される電磁弁においては、セラミック製のセラミックボール105は非常に小さいシール部材であり、コモンレール等から圧力制御室121内に供給される高圧燃料を平面でシールさせる構造を採用しているので、セラミックボール105のシート部132に高精度な平面研削加工を行っている。そのため、加工におけるコストが非常に高く、製造コストが上昇する要因になっていた。
また、セラミックボール105の当接部131側が球面形状であり、しかもセラミックボール105の表面と収容凹部108の孔壁面との間に隙間があり、セラミックボール105が収容凹部108内において回転可能であるが故に、図6に示したように、アーマチャ106のシャフト107の先端部に形成される収容凹部108内でセラミックボール105が回動してしまう。
そして、収容凹部108内で正規の方向に対して回動して傾いた方向でセラミックボール105が収容されている状態で電磁弁側バルブユニット(バルブボディ102、バルブシート103、セラミックボール105、アーマチャ106等により構成される)が燃料噴射ノズルのロアボディ101に組み付けられると、セラミックボール105がバルブシート103のシート面104に着座した際に、セラミックボール105の当接部131側の球面でバルブシート103のシート面104を損傷させる可能性がある。
したがって、従来のインジェクタは、収容凹部108内で正規の方向に対して回動して傾いた方向でセラミックボール105が収容されている場合、電磁弁側バルブユニットを燃料噴射ノズルのロアボディ101に組み付ける際に、セラミックボール105の当接部131側の球面でバルブシート103のシート面104を損傷させる等の組付工程内不良品が発生するという問題がある。
特開2002−147310号公報
本発明の目的は、組み付け時にシール部材を構成する球面体の球面でシート部材のシート面を損傷させる等の組付工程内不良品の発生率を低減して生産性を向上することのできる電磁弁および燃料噴射弁を提供することにある。また、シール部材を構成する球面体に対する高精度な平面研削加工を廃止して製造コストを低減することのできる電磁弁および燃料噴射弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、アーマチャの対向端面で開口する凹部内に、シート部材のシート面とアーマチャの対向端面との間に形成される微小隙間をシールするシール部材を収容している。このシール部材は、アーマチャの凹部内で2つの第1、第2分割体に分割されている。
そして、2つの第1、第2分割体のうちで第2分割体よりもアーマチャの凹部の奥側に収容される第1分割体は、その表面全体が球面とされた球面体(例えばボール)である。また、2つの第1、第2分割体のうちで第1分割体よりもアーマチャの凹部の開口側に収容される第2分割体は、その軸線方向の両端側が平面とされた筒体(例えば円筒体、角筒体)または柱体(例えば円柱体、角柱体)である。
これによって、電磁弁の着座時にアーマチャがスプリングの力で押さえ付けられると、スプリングの力がアーマチャから第1分割体に伝わり、更に、スプリングの力が第1分割体から第2分割体に伝わり、第2分割体の平面がシート部材のシート面(平面)に当接して上記の微小隙間のシールが成される。これにより、電磁弁の着座時にシート面で開口する流路孔が閉鎖される。
したがって、電磁弁の着座時に上記の微小隙間をシールするシール部材を、2部品化(2体化)、つまりアーマチャの凹部内で2つの第1、第2分割体に分割することで、2つの第1、第2分割体をアーマチャの凹部内に収容した状態で、アーマチャおよび2つの第1、第2分割体をシート部材に組み付けて、第2分割体をシート部材のシート面に着座させた場合でも、第1分割体(球面体)が第2分割体よりもアーマチャの凹部の奥側に収容されているので、組み付け時にシール部材を構成する第1分割体(球面体)の球面でシート部材のシート面を損傷させる等の組付工程内不良品の発生率を低減することができる。これにより、電磁弁の生産性を向上することができる。
また、シール部材を2つの第1、第2分割体(2部品)に分割している。そして、アーマチャの凹部の奥側に収容される第1分割体を球面体(例えばボール)とし、第1分割体よりもアーマチャの凹部の開口側に収容される第2分割体を、第1分割体よりも簡単な形状の筒体(例えば円筒体、角筒体)または柱体(例えば円柱体、角柱体)とすることで、従来の技術で実施されていたシール部材を構成するセラミックボール(球面体)に対する高精度な平面研削加工を廃止することができる。これにより、電磁弁の製造コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2分割体よりもアーマチャの凹部の奥側に収容される第1分割体は、その表面全体が球面とされた球面体(例えばボール)となっている。そして、第1分割体に、凹部の奥側壁面に当接する球面状の当接部を設けている。これにより、スプリングの付勢力が、例えばシート部材のシート面に対して垂直方向に第2分割体に伝達される。
請求項3に記載の発明によれば、第2分割体の軸線方向の一端側に、第1分割体の球面に当接する平面状の当接部を設けている。これにより、スプリングの付勢力が、例えばシート部材のシート面に対して垂直方向に第2分割体に伝達される。
請求項4に記載の発明によれば、第2分割体の軸線方向の他端側に、シート部材のシート面に当接する平面状のシート部を設けている。これにより、電磁弁の着座時に第2分割体の平面状のシート部がシート部材の平面状のシート面に密着するように着座して流路孔を閉鎖する。
請求項5に記載の発明によれば、アーマチャの凹部は、シート部材のシート面に対して垂直な軸線方向に延びる軸方向孔を有している。
請求項6に記載の発明によれば、軸方向孔の奥側に、軸方向孔の奥側を閉塞する底部を設けている。
請求項7に記載の発明によれば、軸方向孔の底部に、第1分割体の球面に当接する円錐状の底面を形成している。円錐状の底面を、軸方向孔の孔径の中心部に向かって深くなるテーパ状の底面とすることで、仮にアーマチャの軸方向孔内で第1分割体が回転可能であっても、電磁弁の着座時には、アーマチャの軸方向孔の孔径の中心部に第1分割体が配置されるため、電磁弁の着座時にアーマチャに作用するスプリングの付勢力を、シート部材のシート面に対して垂直な軸線方向(垂直方向)に第1分割体から第2分割体へ伝達することができる。
請求項8に記載の発明によれば、アーマチャは、シート部材のシート面に対して垂直な軸線方向に延びるシャフトを有している。例えば凹部は、アーマチャのシャフトの軸線方向の先端部において、アーマチャのシャフトの軸線方向の先端面で開口し、この開口側から奥側までシャフトの軸線方向に沿って延びる軸方向孔である。
請求項9に記載の発明によれば、アーマチャの(シャフトの)外周面とバルブボディの摺動孔の孔壁面との間には、摺動クリアランスが設けられており、バルブボディの摺動孔の軸線方向に対してアーマチャ(のシャフト)が傾く可能性があるが、第1分割体は、その表面全体が球面とされた球面体(例えばボール)であるため、電磁弁の着座時にアーマチャに作用するスプリングの付勢力を、シート部材のシート面に対して垂直な軸線方向(垂直方向)に第1分割体から第2分割体へ伝達することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の電磁弁は、燃料流路孔を開閉して圧力制御室の燃料圧力を制御することで、内燃機関への燃料噴射をコントロールするスイッチングバルブとして適用される。
燃料噴射弁の燃料噴射をコントロールする電磁弁は、例えば内燃機関の燃料噴射装置において、高圧燃料をシールするシール部材の平面研削加工を廃止し、シール部材を、単純な球面体形状の第1分割体と加工の容易な形状の第2分割体との2部品化構造とすることで、製造コストの低減(コストダウン)を図ると共に、アーマチャの凹部内をボールが回転することに伴いシート部材のシート面が破損する等の組付工程内不良品が発生するという不具合を解決することができる。
インジェクタを示した断面図である(実施例1)。 インジェクタに使用される電磁弁を示した断面図である(実施例1)。 インジェクタの主要部を示した断面図である(実施例1)。 インジェクタを示した断面図である(従来の技術)。 インジェクタに使用される電磁弁を示した断面図である(従来の技術)。 インジェクタの主要部を示した断面図である(従来の技術)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明は、組み付け時にシール部材を構成する球面体の球面でシート部材のシート面を損傷させる等の組付工程内不良品の発生率を低減して電磁弁の生産性を向上するという目的を、電磁弁の着座時に微小隙間をシールするシール部材を、表面全体が球面とされた球面体である第1分割体と、軸線方向の両端側が平面とされた筒体または柱体である第2分割体とに分割し、更に、第1分割体(球面体)を第2分割体(筒体または柱体)よりもアーマチャの凹部の奥側に収容(設置)し、且つ第2分割体(筒体または柱体)を第1分割体(球面体)よりもアーマチャの凹部の開口側に収容(設置)することで実現した。
また、シール部材を構成する球面体に対する高精度な平面研削加工を廃止して電磁弁のコストダウンを図るという目的を、電磁弁の着座時に微小隙間をシールするシール部材を、表面全体が球面とされた球面体である第1分割体と、軸線方向の両端側が平面とされた筒体または柱体である第2分割体とに分割することで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図3は本発明の実施例1を示したもので、図1はディーゼルエンジン用の燃料噴射弁(インジェクタ)を示した図で、図2はインジェクタに使用される電磁弁を示した図である。
本実施例の内燃機関の燃料供給装置は、自動車等の車両のエンジンルームに搭載されるもので、複数の気筒を有するディーゼルエンジン等の内燃機関(エンジン)用の燃料噴射システムとして知られるコモンレール式燃料噴射システム(蓄圧式燃料噴射装置)によって構成されている。
コモンレール式燃料噴射システムは、燃料タンクから燃料フィルタを介して低圧燃料を汲み上げる周知の構造のフィードポンプ(低圧燃料ポンプ)を内蔵したサプライポンプ(高圧燃料ポンプ)と、このサプライポンプの吐出口から高圧燃料が導入されるコモンレールと、このコモンレールの各燃料出口から高圧燃料が分配供給される複数個のインジェクタ(燃料噴射弁)と、燃料タンクから複数個のインジェクタまで延びる燃料供給配管と、サプライポンプ、コモンレールおよび各インジェクタ等の燃料供給機器(燃料噴射機器)から溢流または排出された余剰燃料を燃料タンクに戻す燃料戻し配管とを備えている。
ここで、コモンレール式燃料噴射システムは、コモンレールの内部に蓄圧された高圧燃料を各インジェクタを介してエンジンの各気筒毎の燃焼室内に噴射供給するように構成されている。
エンジンの各気筒毎に対応して搭載されるインジェクタは、図1に示したように、コモンレールの内部に蓄圧された高圧燃料を、直接燃焼室内に霧状に噴射供給する直接噴射タイプの燃料噴射弁である。このインジェクタは、燃料噴射を行う燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルの弁体であるノズルニードル1を開弁作動方向に駆動してノズル噴孔部からエンジンの各気筒毎の燃焼室内への燃料噴射をコントロールするスイッチングバルブとして適用される電磁弁とにより構成された電磁式燃料噴射弁である。電磁弁は、エンジン制御ユニット(ECU)から印加されるインジェクタ駆動電流によって電子制御されるように構成されている。これにより、インジェクタのノズル噴孔部から燃料噴射される燃料噴射量および噴射時期が制御される。
燃料噴射ノズルは、ノズル噴孔部(複数の噴射孔)を開閉するノズルニードル1と、このノズルニードル1を摺動自在に支持する摺動孔(軸方向孔)を有するノズルボディ2と、ノズルニードル1の軸線方向の後端部(図示上端部)に連結されたコマンドピストン3と、コマンドピストン3を摺動自在に支持する摺動孔(軸方向孔)を有するインジェクタボディ(以下ロアボディと呼ぶ)4とを備えている。
電磁弁は、燃料噴射ノズルのロアボディ4の軸線方向の後端部に組み付けられるシート部材(オリフィスプレート5)と、このオリフィスプレート5のバルブシート面(電磁弁の弁座)6に着座(当接)してシールを行うシール部材(シール部品)と、このシール部材を駆動する電磁アクチュエータ(ソレノイドアッセンブリ)とを備えている。
電磁アクチュエータは、燃料噴射ノズルのロアボディ4との間にオリフィスプレート5を挟み込む円筒状のバルブボディ7と、シール部材を分割した2つの第1、第2分割体(セラミックボール11、セラミック円筒体12)を直接駆動するバルブアーマチャ8と、このバルブアーマチャ8を引き寄せる電磁力を発生する円筒状の電磁石とを備えている。この電磁アクチュエータの内部には、バルブアーマチャ8をオリフィスプレート5のバルブシート面6に接近する側に押さえ付けるコイルスプリング9が設置されている。このコイルスプリング9は、バルブアーマチャ8のフルリフト位置を規制するアーマチャストッパ10の内部に収容されている。
また、シール部材は、オリフィスプレート5のバルブシート面6に対して着座、離脱することが可能なバルブ本体で、分割された2つの第1、第2分割体(セラミックボール11、セラミック円筒体12)により構成されている。これらのセラミックボール11、セラミック円筒体12は、バルブアーマチャ8のアーマチャ本体の中央部からバルブシート面6側に軸線方向に延びるシャフト13の先端部に形成された収容凹部14の内部に挿入されて支持されている。
なお、本実施例の電磁アクチュエータを利用した電磁弁の詳細は後述する。
本実施例の燃料噴射ノズルは、内部にノズルニードル1を収容するノズルボディ2と、内部にコマンドピストン3を収容するロアボディ4との間にチップパッキン21を挟み込んだ状態で、ロアボディ4の軸線方向の前端部(図示下端部)の外周にリテーニングナット22を締め付け固定することで一体化されている。
燃料噴射ノズルのノズルニードル1は、ノズルボディ2の軸線方向に延びる摺動孔内に摺動自在に支持される軸方向部(径大部)23を有し、ノズルボディ2のシート面に対して着座、離脱して、ノズル噴孔部(複数の噴射孔)を閉鎖、開放する。また、ノズルニードル1の軸線方向の先端側には、ノズルボディ2のシート面に液密的に当接(着座)するシート部が設けられている。
ノズルボディ2の軸線方向の先端側には、シート面(弁座)が設けられている。このシート面には、エンジンの各気筒毎の燃焼室内に高圧燃料を噴射するためのノズル噴孔部、つまり複数の噴射孔が設けられている。また、ノズルボディ2の軸線方向の図示上端側には、ノズルニードル1の径大部23が摺動する摺動孔(ニードルガイド)が形成されている。また、ノズルボディ2の軸線方向の図示下端側には、ノズルボディ2の軸線方向に延びる軸方向孔が形成されている。
コマンドピストン3は、ロアボディ4の軸線方向に延びる摺動孔内に摺動自在に支持される軸方向部(径大部)24を有し、ノズルニードル1と連動して図示上下方向に往復動作する。
ロアボディ4は、コモンレールより分岐する複数の分岐配管の燃料流方向の下流端に接続される円筒状の配管継ぎ手を有している。また、ロアボディ4の軸線方向の図示上端側には、コマンドピストン3の径大部24が摺動する摺動孔(ピストンガイド)が形成されている。また、ロアボディ4の軸線方向の図示下端側には、ロアボディ4の軸線方向に延びる軸方向孔(スプリング収納室)が形成されている。
また、ロアボディ4の軸線方向の前端部とチップパッキン21の軸方向孔との間に形成されるスプリング収納室内には、コイルスプリング25が収容されている。このコイルスプリング25は、ノズルニードル1のシート部をノズルボディ2のシート面に押し付ける方向(閉弁作動方向)に付勢するニードル付勢手段である。
そして、ノズルボディ2、ロアボディ4およびチップパッキン21の内部には、コモンレールに接続される配管継ぎ手のインレットポート26から、燃料中に混入した異物を捕捉するバーフィルタ27を経て高圧燃料が導入される燃料導入通路28が形成されている。また、燃料導入通路28は、ノズルボディ2に形成される燃料溜まり室29、およびオリフィスプレート5に形成された燃料流路孔30を介してロアボディ4に形成される圧力制御室31に高圧燃料を供給するための高圧燃料通路である。
また、ロアボディ4の内部には、コイルスプリング25を収容するスプリング収納室から余剰燃料が流れ込む燃料回収通路32が形成されている。
燃料溜まり室29は、ノズルボディ2の軸線方向の中央部に形成されている。この燃料溜まり室29は、燃料導入通路28に連通している。また、燃料溜まり室29は、ノズルニードル1の外周とノズルボディ2の軸方向孔壁面との間に形成されたクリアランス(燃料通路)33に連通している。
圧力制御室31は、ロアボディ4の軸線方向の後端側(図示上端側)に形成されている。圧力制御室31は、オリフィスプレート5に形成された燃料流路孔30を介して燃料導入通路28に連通している。なお、燃料流路孔30の途中には、入口側オリフィス34が形成されている。また、圧力制御室31は、オリフィスプレート5に形成された出口側オリフィス35、電磁弁側の各燃料排出通路36〜41を介してトップリターンチューブ42に形成されたアウトレットポート43に連通している。
次に、本実施例の電磁弁の詳細を図1ないし図3に基づいて説明する。
電磁弁は、常閉型(ノーマリクローズタイプ)の電磁開閉弁を構成する。また、電磁弁は、出口側オリフィス35を開閉することで圧力制御室31の燃料圧力を制御することによって、ノズルニードル1およびコマンドピストン3を駆動して燃料噴射をコントロールするスイッチングバルブとして適用される。また、電磁弁は、燃料噴射ノズルのハウジングであるロアボディ4と電磁弁のハウジングであるバルブボディ7との間にオリフィスプレート5を挟み込んだ状態で、ロアボディ4の軸線方向の後端部(円筒部44)の外周にリテーニングナット45を締め付け固定することで、燃料噴射ノズルに一体的に結合(締結固定)されている。
電磁弁は、オリフィスプレート5、バルブボディ7、シール部材を構成する2つの第1、第2分割体(セラミックボール11、セラミック円筒体12)、および電磁アクチュエータによって構成されている。
オリフィスプレート5は、金属材料により形成されている。このオリフィスプレート5は、高圧側の圧力制御室31と低圧側の燃料排出通路(バルブ収容室)36とを区画する区画部材である。また、オリフィスプレート5の軸線方向の両側には、ロアボディ4の図示上端面(ロアボディ側端面)に密着する第1密着面、およびバルブボディ7の図示下端面(オリフィスプレート側端面)に密着する第2密着面が設けられている。そして、オリフィスプレート5の第2密着面の中央部には、平面研削加工等により平面化された平面状のバルブシート面6が形成されている。このバルブシート面6は、出口側オリフィス35の開口周縁に設けられる円環状の平面である。また、バルブシート面6は、オリフィスプレート5の第2密着面の形成位置よりも僅かに窪んだ位置に形成されている。また、バルブシート面6の周囲には、円環状の溝が形成されている。
オリフィスプレート5には、燃料導入通路28と圧力制御室31とを連通する燃料流路孔30が形成されている。この燃料流路孔30の途中には、通過する燃料の流量を調節する入口側オリフィス34が形成されている。また、オリフィスプレート5の中央部には、出口側オリフィス35が形成されている。この出口側オリフィス35は、オリフィスプレート5の中央部を軸線方向に貫通するように形成されて、圧力制御室31から燃料排出通路36に燃料を排出する燃料排出流路孔である。また、出口側オリフィス35は、バルブシート面6で開口する燃料流路孔(電磁弁の弁孔)を構成している。
バルブボディ7は、金属材料により形成されている。このバルブボディ7は、オリフィスプレート5のバルブシート面6よりも電磁アクチュエータの電磁石側に設置されている。また、バルブボディ7の中心軸線上には、バルブアーマチャ8が摺動する摺動孔(貫通孔)46が形成されている。また、摺動孔46のオリフィスプレート側の開口端には、摺動孔46の孔径よりも大きい開口径の燃料排出通路(バルブ収容室)36が設けられている。また、バルブボディ7の内部には、バルブボディ7の中心軸線方向に対して傾斜するように設けられる燃料排出通路(傾斜通路)37、およびバルブボディ7の中心軸線方向に平行で、摺動孔46に対して並列配置される燃料排出通路(貫通孔)38が形成されている。また、摺動孔46のアーマチャ側の開口端には、電磁弁の閉弁時におけるバルブボディ7とバルブアーマチャ8との衝突を緩和する円環状の衝撃吸収プレート47を収容する円形状凹部48が形成されている。この衝撃吸収プレート47には、燃料排出通路(貫通孔)39が形成されている。
電磁アクチュエータは、2つの第1、第2分割体(セラミックボール11、セラミック円筒体12)を開弁作動方向に駆動するバルブアーマチャ8と、このバルブアーマチャ8を引き寄せる電磁力を発生する電磁コイル(ソレノイドコイル)51等を有する電磁石とを備えている。
電磁石は、通電されると周囲に磁束を発生する電磁コイル51、およびこの電磁コイル51に励磁電流(インジェクタ駆動電流)が流れると磁化されるステータ52等によって構成されている。ステータ52は、例えば軟質磁性材料により円筒形状に形成されている。このステータ52は、電磁コイル51への通電によりバルブアーマチャ8と共に磁化される。また、ステータ52は、バルブアーマチャ8のアーマチャ本体の磁極面との間に所定の隙間を隔てて対向する磁極面(アーマチャ側端面)を有している。
また、電磁アクチュエータは、バルブアーマチャ8のフルリフト位置を規制するアーマチャストッパ10と、電磁石のステータ52の周囲を円周方向に取り囲むように配設された円筒状のステータケース53と、自身の厚みによってバルブアーマチャ8のフルリフト量を決める円環状のシム(スペーサ)54と、ステータケース53に固定されるハウジング55と、このハウジング55に嵌め込まれた円筒パイプ56とを備えている。
ステータケース53は、金属材料により円筒形状に形成されている。このステータケース53は、ロアボディ4の円筒部44の環状端面との間にシム54を挟み込む円環状のフランジ57等を有している。また、ステータケース53は、ステータ52の外周部に係合してステータ52を組み付け、ハウジング55をかしめまたは溶接等によって組み付けている。これにより、ステータケース53とハウジング55との間にステータ52およびアーマチャストッパ10が固定されている。
シム54は、金属材料により円環形状に形成されている。このシム54は、ロアボディ4の円筒部44の環状端面とステータケース53のフランジ57の環状端面との間に挟み込まれている。また、ハウジング55の図示上端部には、内部にアウトレットポート43が形成されたトップリターンチューブ42が設けられている。なお、アウトレットポート43は、インジェクタから溢流または排出された余剰燃料を燃料タンクに戻すための燃料戻し配管に接続されている。
ここで、ステータ52、アーマチャストッパ10およびハウジング55が組み付けられたステータケース53のフランジ57は、シム54を間に挟んで、ロアボディ4の円筒部44の環状端面とリテーニングナット45の段差部58の環状端面との間に挟み込まれている。そして、リテーニングナット45をロアボディ4の円筒部44の外周ねじ部にねじ込むことによって、シム54を挟んでステータケース53のフランジ57が、ロアボディ4の円筒部44の環状端面に押し当てられる。すると、ステータ52、アーマチャストッパ10およびハウジング55が、ロアボディ4に対して位置決めされる。これにより、ロアボディ4とバルブボディ7との間に挟み込まれたオリフィスプレート5のバルブシート面6とステータ52の磁極面およびアーマチャストッパ10の規制面との間の軸方向距離が決まり、バルブアーマチャ8のフルリフト量が設定される。
バルブアーマチャ8のフルリフト量の算出には、バルブアーマチャ8とセラミックボール11とセラミック円筒体12とを組み合わせた高さ(軸線方向寸法)を用いる。また、リテーニングナット45をロアボディ4の円筒部44の外周ねじ部にねじ込むことによって、電磁弁とロアボディ4とが締結された時点において、バルブアーマチャ8の磁極面(図示上端面)とステータ52の磁極面(図示下端面)との間には、軸線方向隙間(エアギャップ)が存在している。このエアギャップは、最終的に設定されるバルブアーマチャ8のフルリフト量よりも大きくなるように設定されている。また、エアギャップは、アーマチャストッパ10によって確保されている。
本実施例のバルブアーマチャ8は、例えば純鉄や低炭素鋼(またはフェライト系のステンレス鋼:SUS13)等の軟質磁性材料によって形成されており、電磁石のステータ52の電磁力によってステータ52の磁極面側に吸引され、開弁作動方向(電磁アクチュエータの軸線方向の後方側(一方側):図示上方側)に移動する。これにより、セラミックボール11およびセラミック円筒体12がオリフィスプレート5のバルブシート面6より離座して出口側オリフィス35を開く。
バルブアーマチャ8は、電磁石のステータ52の磁極面に対向する磁極面(ステータ側端面)を有するアーマチャ本体、およびオリフィスプレート5のバルブシート面6に対して垂直な軸線方向に延びるシャフト13等によって構成されている。
バルブアーマチャ8のアーマチャ本体には、アーマチャ本体を軸線方向に貫通する複数の燃料排出通路(貫通孔)40が形成されている。これらの燃料排出通路40は、バルブアーマチャ8がアーマチャストッパ10の規制面に当接した際に、電磁石のステータ52の磁極面とバルブアーマチャ8の磁極面との間に挟み込まれる不要な燃料を逃がすために形成されている。
バルブアーマチャ8のシャフト13は、アーマチャ本体の反ステータ側端面の中央部より軸線方向の先端側(図示下方側)に突出している。また、シャフト13は、バルブボディ7の軸線方向に延びる摺動孔46内に摺動自在に支持される軸方向部(径大部)61、および内部に収容凹部14が形成された有底筒状の先端部(径小部)62を有し、一体化されたアーマチャ本体と一緒に図示上下方向に往復動作する。また、シャフト13の径大部61の外周とバルブボディ7の摺動孔46の孔壁面との間には、摺動クリアランス(微小隙間)が設けられている。
シャフト13の軸線方向の先端部62は、電磁弁の着座時にバルブボディ7の摺動孔46の開口端からバルブボディ7の燃料排出通路(バルブ収容室)36内に突出している。また、シャフト13の軸線方向の先端には、オリフィスプレート5のバルブシート面6との間に微小隙間を隔てて対向する対向端面15が設けられている。
そして、シャフト13の軸線方向の先端部62には、対向端面15で開口し、この開口側から奥側まで軸線方向に延びる収容凹部14が形成されている。この収容凹部14は、オリフィスプレート5のバルブシート面6に対して垂直な軸線方向に延びる丸孔形状(または角孔形状)の軸方向孔を有している。この軸方向孔の奥側には、軸方向孔の奥側を閉塞する底部が設けられている。そして、軸方向孔の底部には、セラミックボール11の球面に当接する円錐状の底面16が形成されている。
なお、アーマチャ本体とシャフト13とを別部品で構成して、両者を圧入または溶接等により結合しても良い。この場合には、シャフト13の材質として耐摺動性に優れる軸受鋼を用いても良い。
また、バルブアーマチャ8は、電磁コイル51への通電が停止されると、コイルスプリング9の付勢力(バネ荷重)によって閉弁作動方向(電磁アクチュエータの軸線方向の前方側(他方側):図示下方側)に移動してセラミックボール11およびセラミック円筒体12をオリフィスプレート5に押し当てる。これにより、セラミック円筒体12がオリフィスプレート5のバルブシート面6に着座して出口側オリフィス35を閉じる。すなわち、オリフィスプレート5の図示上端面は、コイルスプリング9の付勢力によってバルブアーマチャ8が図示下方に押し戻されて、バルブアーマチャ8がオリフィスプレート5のバルブシート面6側に移動した際に、バルブアーマチャ8の移動量を規制する規制面として利用されている。
コイルスプリング9は、バルブアーマチャ8を、オリフィスプレート5のバルブシート面6に接近する側(閉弁作動方向)に押さえ付ける付勢力を発生するバルブアーマチャ付勢手段である。このコイルスプリング9は、その軸線方向の図示上端部が円筒パイプ56の下端面に設けられる円環状のスプリングシート63に支持され、その軸線方向の図示下端部がバルブアーマチャ8のアーマチャ本体に設けられる凹状のスプリング座部64に支持されている。
本実施例のアーマチャストッパ10は、金属材料により円筒形状に形成されている。なお、アーマチャストッパ10は、電磁コイル51に流れる励磁電流を遮断した後の残留磁気による応答不良を防止するために非磁性材料によって形成することが望ましい。このアーマチャストッパ10は、内部に燃料排出通路(スプリング収容室)41が形成された円筒状のストッパ本体、およびこのストッパ本体の軸線方向の後端部から半径方向外方に向けて突出する円環状のフランジ等を有している。燃料排出通路41は、バルブアーマチャ8に形成される燃料排出通路40とトップリターンチューブ42に形成されるアウトレットポート43とを連通する。また、フランジは、ハウジング55の下端面(アーマチャ側端面)に当接している。
アーマチャストッパ10のストッパ本体の軸線方向の先端面(図示下端面)は、電磁コイル51の電磁力によってバルブアーマチャ8が図示上方に引き寄せられて、バルブアーマチャ8がステータ52の磁極面側に移動した際に、バルブアーマチャ8のフルリフト位置を規制する規制面として利用されている。また、ストッパ本体は、電磁石のステータ52の内周面(内壁面)との間に所定の筒状隙間が形成されている。燃料排出通路(スプリング収容室)41内には、コイルスプリング9が収容されている。
本実施例のシール部材は、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)に、オリフィスプレート5のバルブシート面6に着座(当接)してオリフィスプレート5のバルブシート面6とバルブアーマチャ8のシャフト13の先端面(対向端面15)との間に形成される微小隙間をシールすることで出口側オリフィス35を確実に閉鎖するためのシール部品である。
このシール部品は、バルブアーマチャ8のシャフト13の収容凹部14内において分割された2つの第1、第2分割体によって構成されている。これらの第1、第2分割体は、共に窒化珪素等のセラミック(または金属材料)により形成されている。
第1分割体は、その表面全体が球面とされた球面体(セラミックボール11)であって、第2分割体よりも収容凹部14の軸方向孔の奥側(底面側)に収容されている。
セラミックボール11は、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)に、収容凹部14の奥側壁面(底面16)に当接する球面状の当接部(第1当接部)17を有している。また、セラミックボール11の直径は、収容凹部14の軸方向孔の孔径よりも僅かに小さく形成されており、セラミックボール11はバルブアーマチャ8のシャフト13の収容凹部14の軸方向孔の孔壁面との間に隙間が設けられており、収容凹部14の軸方向孔内で回転可能である。
第2分割体は、その軸線方向の両端側が平面とされた円筒体(セラミック円筒体12)であって、セラミックボール11よりも収容凹部14の軸方向孔の開口側に収容されている。
セラミック円筒体12は、その軸線方向の一端側に、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)にセラミックボール11の球面に当接する平面状の当接部(第2当接部)18を有している。また、セラミック円筒体12の外周面は、軸線方向の一端側から他端側まで同一径の円筒面となっている。また、セラミック円筒体12は、その軸線方向の他端側に、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)にオリフィスプレート5のバルブシート面6に当接する平面状のシート部19を有している。また、セラミック円筒体12の直径は、収容凹部14の軸方向孔の孔径よりも僅かに小さく形成されており、セラミック円筒体12の外周面と収容凹部14の軸方向孔の孔壁面との間に隙間が設けられている。
したがって、セラミック円筒体12は、セラミックボール11と共にシャフト13の収容凹部14内をその軸線方向に移動可能である。
また、収容凹部14の軸方向孔の深さは、セラミックボール11およびセラミック円筒体12を収容凹部14内に挿入した際に、セラミック円筒体12のシート部19側が僅かにシャフト13の対向端面15よりバルブシート面6側に突き出すことが可能な深さに設定されている。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の電磁アクチュエータを利用したインジェクタ用電磁弁を備えたインジェクタの作用を図1ないし図3に基づいて簡単に説明する。
インジェクタの電磁弁の電磁コイル51が通電されると、電磁コイル51およびステータ52よりなる電磁石に電磁力が発生する。この電磁石の電磁力によってステータ52の磁極面側にバルブアーマチャ8が吸引される。そして、バルブアーマチャ8がステータ52の磁極面に近づく方向(軸線方向の一方側)へ移動して、バルブアーマチャ8のアーマチャ本体がアーマチャストッパ10のストッパ本体の規制面に当接する。これにより、バルブアーマチャ8の位置がフルリフト位置にて規制される。
このとき、高圧側の圧力制御室31内には、コモンレールから入口側オリフィス34を介して高圧燃料が導入されている。また、圧力制御室31よりも低圧側の各燃料排出通路36〜41は、アウトレットポート43を介して、燃料タンク(燃料系の低圧側)に連通している。
このため、シール部材(セラミックボール11、セラミック円筒体12)よりも燃料流方向の上流側の方が、シール部材(セラミックボール11、セラミック円筒体12)よりも燃料流方向の下流側よりも燃料圧力が高いので、バルブアーマチャ8の軸線方向の上方側への移動(リフト)に伴って、シール部材(セラミックボール11、セラミック円筒体12)がオリフィスプレート5のバルブシート面6から離脱して、オリフィスプレート5の出口側オリフィス35が開放される。したがって、圧力制御室31の内部に充満していた燃料は、圧力制御室31から出口側オリフィス35→電磁弁の各燃料排出通路36〜41→アウトレットポート43を経て燃料タンクに戻される。
以上の電磁弁自身の開弁動作に伴って、圧力制御室31内の燃料圧力(ノズルニードル1を押し下げる方向(閉弁方向)に作用する油圧力)が低下し、燃料溜まり室29内の燃料圧力(ノズルニードル1を押し上げる方向(開弁方向)に作用する油圧力)が、圧力制御室31内の燃料圧力にコイルスプリング25の付勢力(ノズルニードル1を押し下げる方向(閉弁方向)に作用する付勢力)を加えた合力よりも大きくなる。これにより、ノズルニードル1がノズルボディ2の弁座(シート面)より離脱するため、複数の噴射孔が開放される。すなわち、燃料噴射ノズルの弁体(ノズルニードル1)が開弁し、コモンレールの内部に蓄圧された高圧燃料がエンジンの各気筒毎の燃焼室内に噴射供給される。よって、エンジンの各気筒毎の燃焼室内への燃料噴射が開始される。
噴射タイミングから指令噴射期間が経過すると、電磁弁の電磁コイル51への通電が停止される。すると、バルブアーマチャ8がコイルスプリング9の付勢力によってステータ52の磁極面より遠ざかる方向へ移動し、シール部材(セラミックボール11、セラミック円筒体12)がオリフィスプレート5のバルブシート面6に押し付けられる。
ここで、シール部材(セラミックボール11、セラミック円筒体12)を収容する収容凹部14の軸方向孔の底部に、セラミックボール11の球面に当接する円錐状の底面16を形成している。この円錐状の底面16は、収容凹部14の軸方向孔の孔径中心部に向かって深くなるテーパ状の底面とされているので、仮に収容凹部14の軸方向孔内でセラミックボール11が回転可能または孔径の中心部より偏心した位置にあっても、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)には、収容凹部14の軸方向孔の孔径の中心部にセラミックボール11が配置されることになる。この結果、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)にバルブアーマチャ8に作用するコイルスプリング9の付勢力(スプリング荷重)を、オリフィスプレート5のバルブシート面6に対して垂直な軸線方向(垂直方向)にセラミックボール11からセラミック円筒体12へ伝達することができる。
これにより、出口側オリフィス35が閉塞されるため、コモンレールから燃料導入通路28、入口側オリフィス34を経由して圧力制御室31内に供給される高圧燃料が圧力制御室31内に充満する。これに伴って、圧力制御室31内の燃料圧力が上昇し、圧力制御室31内の燃料圧力にコイルスプリング25の付勢力を加えた合力が燃料溜まり室29内の燃料圧力よりも大きくなると、ノズルニードル1がノズルボディ2の弁座(シート面)に着座するため、複数の噴射孔が閉塞される。すなわち、燃料噴射ノズルの弁体(ノズルニードル1)が閉弁し、エンジンの各気筒毎の燃焼室内への燃料噴射が終了する。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例のディーゼルエンジン用のインジェクタにおいては、インジェクタの燃料噴射の制御を行う電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)に、バルブアーマチャ8がコイルスプリング9の付勢力(スプリング荷重)で押さえ付けられると、コイルスプリング9のスプリング荷重がバルブアーマチャ8のシャフト13の収容凹部14の軸方向孔の奥側に設けられる底面16からセラミックボール11に設けられる球面状の当接部(球面)17に伝わり、更に、コイルスプリング9のスプリング荷重がセラミックボール11の球面からセラミック円筒体12に設けられる平面状の当接部(平面)18に伝わる。
そして、セラミック円筒体12に設けられる平面状のシート部(平面)19がオリフィスプレート5のバルブシート面(平面)6に当接して、オリフィスプレート5のバルブシート面6とバルブアーマチャ8のシャフト13の先端面(対向端面15)との間に形成される微小隙間のシールが成される。これにより、電磁弁の着座時において、オリフィスプレート5のバルブシート面6で開口する出口側オリフィス35が確実に閉鎖される。
ここで、バルブアーマチャ8のシャフト13の径大部61の外周とバルブボディ7の摺動孔46の孔壁面との間には摺動クリアランス(微小隙間)が設けられており、バルブボディ7の摺動孔46の軸線方向に対して、バルブアーマチャ8のシャフト13が傾く可能性があるが、セラミックボール11の全表面が球面であるため、コイルスプリング9のスプリング荷重は、オリフィスプレート5のバルブシート面6に対して垂直な軸線方向(垂直方向)にセラミック円筒体12へ伝達することができる。
また、セラミック円筒体12の外周面と収容凹部14の軸方向孔の孔壁面との間にも隙間が設けられているため、セラミック円筒体12はオリフィスプレート5のバルブシート面6に密着することができる。
したがって、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)に上記の微小隙間をシールするシール部材を、2部品化(2体化)、つまり収容凹部14の軸方向孔内でセラミックボール11とセラミック円筒体12とに分割することで、セラミックボール11およびセラミック円筒体12を収容凹部14の軸方向孔内に収容した状態で、バルブボディ7、バルブアーマチャ8、コイルスプリング9、セラミックボール11およびセラミック円筒体12をオリフィスプレート5に組み付けて、セラミック円筒体12のシート部19をオリフィスプレート5のバルブシート面6に当接(着座)させた場合でも、セラミックボール11がセラミック円筒体12よりも収容凹部14の軸方向孔の奥側(底面側)に収容されているので、組み付け時にシール部材を構成するセラミックボール(球面体)11の球面でオリフィスプレート5のバルブシート面6を損傷させる等の組付工程内不良品の発生率を低減することができる。これにより、電磁弁の生産性を向上することができる。また、オリフィスプレート5のバルブシート面6が傷付けられることがなくなるので、傷の部分から燃料漏れが生じることがなく、インジェクタの作動不良および燃料噴射特性の異常が引き起こされる等の不具合の発生を抑えることができる。
また、電磁弁の着座時(電磁コイル51をオフした際)に上記の微小隙間をシールするシール部材を、2つの第1、第2分割体となるように2部品化(2体化)、つまり分割している。そして、収容凹部14の軸方向孔の奥側(底面側)に収容される第1分割体をその表面全体が球面とされた球面体(セラミックボール11)とし、第1分割体よりも収容凹部14の軸方向孔の開口側に収容される第2分割体を、その軸線方向の両端側が平面とされた円筒体(セラミック円筒体12)とし、第2分割体の形状を球面体(セラミックボール11)よりも簡単な形状(加工の容易な形状)とすることで、従来の技術で実施されていたシール部材を構成するセラミックボール(球面体、平面付き)105に対する高精度な平面研削加工を廃止することができる。これにより、電磁弁の製造コストを低減することができる。すなわち、バルブアーマチャ8のシャフト13に形成された収容凹部14に収容されるシール部材の形状を簡素化することでコストダウンを図ることができる。
[変形例]
本実施例では、本発明の電磁弁を搭載したインジェクタを、電磁弁の開弁時における燃料の排出をハウジング55に設けられるトップリターンチューブ42から行うトップリターンタイプのインジェクタに適用したが、本発明の電磁弁を搭載したインジェクタを、電磁弁の開弁時における燃料の排出をロアボディ4のアウトレットポートから行うサイドリターンタイプのインジェクタに適用しても良い。
本実施例では、本発明の電磁弁を、ディーゼルエンジン用のインジェクタの燃料噴射をコントロールする電磁弁(スイッチングバルブ)に適用しているが、本発明の電磁弁を、ガソリンエンジン用のインジェクタの燃料噴射をコントロールする電磁式燃料噴射弁に適用しても良い。また、本発明の電磁弁を、電磁式流量制御弁、電磁式流路切替弁、電磁式流路開閉弁等に適用しても良い。
本実施例では、第2分割体として、第2分割体の軸線方向の両端側が平面とされた円筒体(セラミック円筒体12)を用いたが、第2分割体として、第2分割体の軸線方向の両端側が平面とされた角筒体または柱体(例えば円柱体、角柱体)を用いても良い。
5 オリフィスプレート(シート部材、バルブシート)
6 オリフィスプレートのバルブシート面(平面)
7 バルブボディ
8 バルブアーマチャ
9 コイルスプリング
10 アーマチャストッパ
11 セラミックボール(シール部材、第1分割体、球面体)
12 セラミック円筒体(シール部材、第2分割体、筒体)
13 バルブアーマチャのシャフト
14 バルブアーマチャの収容凹部
15 バルブアーマチャのシャフトの対向端面(先端面)
16 収容凹部の軸方向孔の底面
17 セラミックボールの当接部(第1当接部、球面)
18 セラミック円筒体の当接部(第2当接部、平面)
19 セラミック円筒体のシート部(平面)
31 圧力制御室
34 入口側オリフィス
35 出口側オリフィス(流路孔、電磁弁の弁孔)
36 燃料排出通路
37 燃料排出通路
38 燃料排出通路
39 燃料排出通路
40 燃料排出通路
41 燃料排出通路
46 バルブボディの摺動孔

Claims (10)

  1. (a)平面とされたシート面、およびこのシート面で開口する流路孔を有するシート部材と、
    (b)このシート部材のシート面との間に微小隙間を隔てて対向する対向端面、およびこの対向端面で開口し、この開口側から奥側まで延びる凹部を有するアーマチャと、
    (c)このアーマチャを前記シート部材のシート面に接近する側に押さえ付けるスプリングと、
    (d)前記凹部内に収容されて、前記微小隙間をシールするシール部材と
    を備えた電磁弁において、
    前記シール部材は、前記凹部内で分割された2つの第1、第2分割体からなり、
    前記第1分割体は、その表面全体が球面とされた球面体であって、前記第2分割体よりも前記凹部の奥側に収容されており、
    前記第2分割体は、その軸線方向の両端側が平面とされた筒体または柱体であって、前記第1分割体よりも前記凹部の開口側に収容されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記第1分割体は、前記凹部の奥側壁面に当接する球面状の当接部を有していることを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電磁弁において、
    前記第2分割体は、その軸線方向の一端側に、前記第1分割体の球面に当接する平面状の当接部を有していることを特徴とする電磁弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の電磁弁において、
    前記第2分割体は、その軸線方向の他端側に、前記シート部材のシート面に当接する平面状のシート部を有していることを特徴とする電磁弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の電磁弁において、
    前記凹部は、前記シート部材のシート面に対して垂直な軸線方向に延びる軸方向孔を有していることを特徴とする電磁弁。
  6. 請求項5に記載の電磁弁において、
    前記軸方向孔の奥側には、前記軸方向孔の奥側を閉塞する底部が設けられていることを特徴とする電磁弁。
  7. 請求項6に記載の電磁弁において、
    前記軸方向孔の底部には、前記第1分割体の球面に当接する円錐状の底面が形成されていることを特徴とする電磁弁。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の電磁弁において、
    前記アーマチャは、前記シート部材のシート面に対して垂直な軸線方向に延びるシャフトを有していることを特徴とする電磁弁。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の電磁弁において、
    前記アーマチャを引き寄せる電磁力を発生する電磁石と、
    前記シート部材のシート面よりも電磁石側に設置されたバルブボディとを備え、
    前記アーマチャは、前記バルブボディの摺動孔に摺動自在に支持されていることを特徴とする電磁弁。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の電磁弁を備えた燃料噴射弁において、
    前記シート部材は、高圧側の圧力制御室と低圧側の燃料排出通路とを区画するプレートであって、
    前記流路孔は、前記プレートを貫通するように形成されて、前記圧力制御室から前記燃料排出通路に燃料を排出する燃料流路孔であって、
    前記電磁弁は、前記燃料流路孔を開閉して前記圧力制御室の燃料圧力を制御することで、内燃機関への燃料噴射をコントロールするスイッチングバルブとして適用されることを特徴とする燃料噴射弁。
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