JP5093212B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、制御室の圧力の増減によりノズルニードルが駆動される燃料噴射弁に関するものである。
従来の燃料噴射弁は、内燃機関に燃料を噴射するための噴孔を開閉するノズルニードル、高圧の燃料が導入される制御室、制御室の燃料を外部の低圧部に逃がす排出経路を開閉する電磁弁等を備えている。そして、電磁弁の閉弁時には高圧の燃料により制御室が高圧に維持され、制御室の圧力によりノズルニードルが閉弁向きに駆動されて噴孔が閉じられる。また、電磁弁の開弁時には、制御室の高圧の燃料が排出経路を介して外部の低圧部に逃がされ、これにより制御室の圧力が低下し、ノズルニードルが開弁向きに駆動されて噴孔が開かれるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、電磁弁は、ソレノイドの反ノズルニードル側に隣接して配置されたハウジングを備えている。このハウジングには、排出経路を構成する下孔と、この下孔の下流側に位置して排出経路を構成する上孔と、下孔および上孔よりも小径で下孔と上孔とを連通させて排出経路を構成する連結孔が形成されている。下孔には、アーマチャおよび弁体を付勢するスプリングが配置され、上孔には、制御室から排出された燃料を外部の低圧部(例えば燃料タンク)に導くためのリターンパイプが挿入される。さらに、アーマチャは排出経路中に配置されている。
因みに、下孔の底部はバルブスプリングのばね座として機能するものであるため、下孔の下流側に連続して形成される連結孔の内径は、バルブスプリング37の外径よりも小さくする必要があり、一般的にはバルブスプリング37の内径と略等しくなっている。
特開2002−147310号公報
近年、環境改善の為に内燃機関の排気ガスの規制が年々強化されており、ディーゼルエンジンにおいては、噴射量制御の更なる高精度化を強く要求されている。
しかしながら、従来の燃料噴射弁は、リターンパイプが挿入される上孔の長さが短く設定されているため、下孔と上孔とを連通させる連結孔の長さが長くなり、連結孔の長さLと直径Dの比L/Dの値が大きくなってしまう。このため、連結孔での絞りの影響が大きくなり、排出経路における連結孔の上流側では、制御室から排出された燃料の圧力脈動が大きくなってしまう。
このように、圧力脈動が大きくなると、電磁弁が閉弁する際に閉弁タイミングによってそのときのアーマチャの周囲の圧力が大きく異なってしまい、アーマチャの閉弁向きへの移動速度がばらついてしまうため、噴射量を高精度に制御することができないという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、制御室の圧力の増減によりノズルニードルが駆動される燃料噴射弁において、噴射量を高精度に制御可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、噴射弁軸方向一端側に配置され、内燃機関に燃料を噴射するための噴孔(211)をノズルニードル(22)により開閉するノズル(2)と、高圧の燃料が導入される制御室(6)と、制御室(6)の燃料を外部の低圧部に逃がす排出経路を開閉する電磁弁(3)とを備え、電磁弁(3)の作動に伴い制御室(6)の圧力が増減してノズルニードル(22)が駆動される燃料噴射弁において、電磁弁(3)は、排出経路を構成するソレノイド部燃料通路(391)を有するとともに、通電時に電磁力を発生するソレノイド(32、33、39)と、ソレノイド(32、33、39)に接続されたターミナル(412)を収容するコネクタハウジング(411)と、 ソレノイド(32、33、39)の噴射弁軸方向他端側に隣接して配置され、排出経路を構成する孔、および、噴射弁軸方向に対して垂直で且つコネクタハウジング(411)が当接するハウジング肩部端面(405)を有するハウジング(40)と、排出経路中に配置され、ソレノイド(32、33、39)の電磁力により吸引されるアーマチャ(34)と、アーマチャ(34)と一体に移動して排出経路を開閉する弁体(36)と、弁体(36)が排出経路を閉じる向きにアーマチャ(34)および弁体(36)を付勢するバルブスプリング(37)とを備え、ハウジング(40)は、排出経路を構成する孔として、最上流部が噴射弁軸方向一端側に開口し且つバルブスプリング(37)が配置される下孔(401)、下孔(401)の下流側に位置するとともに最下流部が噴射弁軸方向他端側に開口する上孔(402)、下孔(401)および上孔(402)よりも小径で下孔(401)の下流側に連続して形成されたハウジング部連結孔(403)、および、ハウジング部連結孔(403)よりも大径で上孔(402)とハウジング部連結孔(403)とを連通させる延長孔(404)を有し、ハウジング部連結孔(403)と延長孔(404)との境界部はテーパ形状であり、さらに、ハウジング部連結孔(403)の上流側端部はハウジング肩部端面(405)よりもバルブスプリング(37)側に位置し、延長孔(404)はハウジング肩部端面(405)よりもバルブスプリング(37)側まで延びており、延長孔(404)の内径は上孔(402)の内径と同一であり、ハウジング部連結孔(403)の長さをL、ハウジング部連結孔(403)の直径をDとしたとき、L/D≦4.5であることを特徴とする。
これによると、ハウジング部連結孔(403)よりも大径で上孔(402)とハウジング部連結孔(403)とを連通させる延長孔(404)が、ハウジング肩部端面(405)よりもバルブスプリング(37)側まで延びているため、ハウジング部連結孔(403)の長さが短くなってハウジング部連結孔(403)の長さLと直径Dの比L/Dの値が小さくなる。これにより、ハウジング部連結孔(403)での絞りの影響が小さくなって、排出経路におけるハウジング部連結孔(403)の上流側での圧力脈動が小さくなるため、アーマチャ(34)の閉弁向きへの移動速度のばらつきが抑制され、噴射量を高精度に制御することが可能になる。
また、延長孔(404)の内径は上孔(402)の内径と同一であるため、延長孔(404)の内径と上孔(402)の内径とが異なる場合よりも加工が容易である。
さらに、L/D≦4.5とすることにより、ハウジング部連結孔(403)での絞りの影響が小さくなって、排出経路におけるハウジング部連結孔(403)の上流側での圧力脈動が従来よりも大幅に小さくなるため、アーマチャ(34)の閉弁向きへの移動速度のばらつきが確実に抑制され、噴射量を高精度に制御することが可能になる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射弁の全体構成を示す断面図である。 図1の燃料噴射弁における要部の構成を示す断面図である。 図1の燃料噴射弁におけるハウジング部連結孔403のL/Dと圧力脈動幅との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射弁における要部の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料噴射弁における要部の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る燃料噴射弁の全体構成を示す断面図、図2は図1の燃料噴射弁における要部の構成を示す断面図である。なお、図1、図2中の矢印は、燃料噴射弁が内燃機関に搭載された状態での天地方向を示している。
燃料噴射弁は、内燃機関(より詳細にはディーゼルエンジン、図示せず)のシリンダヘッドに装着され、コモンレール(図示せず)内に蓄えられた高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射するものである。
図1に示すように、燃料噴射弁は、ホルダボディ1の噴射弁軸方向一端側にノズル2が配置され、ホルダボディ1の噴射弁軸方向他端側に電磁弁3が配置されている。ホルダボディ1とノズル2は第1リテーニングナット51で締結され、ホルダボディ1と電磁弁3は第2リテーニングナット52で締結されている。
ホルダボディ1には、制御室6(詳細後述)の圧力を受けてノズルニードル2を閉弁向きに付勢する円柱状のコマンドピストン7が摺動自在に挿入されている。ホルダボディ1には、コモンレールから供給される高圧燃料が流通する高圧燃料通路11が形成されており、コモンレールから供給される高圧燃料がこの高圧燃料通路11を介して制御室6に導かれる。また、ホルダボディ1には、リーク燃料等が流通する低圧燃料通路12が形成されている。
ノズル2は、内燃機関に燃料を噴射するための噴孔211が形成されたノズルボディ21と、ノズルボディ21に摺動自在に保持されて噴孔211を開閉するノズルニードル22と、ノズルニードル22を閉弁向きに付勢するノズルスプリング23を備えている。このノズルスプリング23はホルダボディ1内に配置されており、ノズルスプリング23が配置された空間は低圧燃料通路12に接続されている。
コモンレールから供給される高圧燃料は、ホルダボディ1の高圧燃料通路11、およびノズルボディ21に形成された高圧燃料通路212を介して、噴孔211側まで導かれる。この高圧燃料の圧力がノズルニードル22に作用し、これにより、ノズルニードル22が開弁向きに付勢される。
図2に示すように、ホルダボディ1には、コマンドピストン7が挿入されるピストンガイド孔13が形成されている。そして、ピストンガイド孔13の上部空間が制御室6となっており、制御室6の圧力がコマンドピストン7に作用するようになっている。
電磁弁3は、制御室6の燃料を排出させる排出孔311が形成された制御室プレート31、通電時に磁界を形成するコイル32、コイル32により励磁されて電磁力を発生するステータ33、その電磁力により吸引されるアーマチャ34、このアーマチャ34を摺動自在に保持するガイドプレート35、アーマチャ34に接合されて排出孔311を開閉する弁体36、アーマチャ34を付勢するバルブスプリング37、バルブスプリング37のセット荷重を調整するリング状のシム38、アーマチャ34が電磁力により吸引された際のアーマチャ34の移動範囲を制限する磁性体製のストッパ39、ステータ33の噴射弁軸方向他端側に隣接して配置されたハウジング40、相手コネクタと接続されてコイル32に電力を供給するコネクタ部41を備えている。また、コイル32およびステータ33と、ガイドプレート35との間には、アーマチャ収容空間42が形成されている。なお、コイル32、ステータ33、およびストッパ39は、ソレノイドを構成している。
円板状の制御室プレート31は、ピストンガイド孔13を塞ぐようにしてホルダボディ1の上部に配置されており、ホルダボディ1と協働して制御室6を区画形成している。この制御室プレート31には、高圧燃料通路11からの高圧燃料を制御室6に導く高圧導入通路312と、前述した排出孔311が形成されている。
アーマチャ34は、コイル32およびステータ33の下端面に対向するようにしてアーマチャ収容空間42内に配置されて、磁気回路を構成する円板状の羽根部341と、この羽根部341の径方向中心部から制御室プレート31側に向かって延びる円柱状の軸部342とを備えている。
弁体36は、軸部342の先端部(すなわち下端部)に接合されてアーマチャ34と一体化されている。そして、弁体36は制御室プレート31と接離して排出孔311を開閉するようになっている。
円板状のガイドプレート35の径方向中心部には、軸部342が摺動自在に挿入される軸部ガイド穴351が形成されている。ガイドプレート35における軸部ガイド穴351の下端部には、排出孔311から排出された燃料が流入する弁室352が形成されている。ガイドプレート35の径方向中心部からずれた位置には、アーマチャ収容空間42と低圧燃料通路12とを連通させる低圧連通孔353が形成されている。また、弁室352と低圧連通孔353は、ガイドプレート35に形成された副低圧連通孔354を介して連通している。
ハウジング40は、非磁性体(例えばステンレス)よりなり、ステータ33の噴射弁軸方向他端側に隣接して配置されている。
ハウジング40の径方向中心部には、噴射弁軸方向に貫通して排出燃料を流通させる孔が形成されている。その孔は、具体的には、噴射弁軸方向一端側(すなわち、ハウジング40内において上流側)に位置するとともに最上流部が噴射弁軸方向一端側に開口する下孔401、噴射弁軸方向他端側(すなわち、ハウジング40内において下流側)に位置するとともに最下流部が噴射弁軸方向他端側に開口する上孔402、下孔401および上孔402よりも小径で下孔401の下流側に連続して形成されたハウジング部連結孔403、および、ハウジング部連結孔403よりも大径で上孔402とハウジング部連結孔403とを連通させる延長孔404とからなる。
なお、本実施形態では、加工を容易にするために延長孔404の内径を上孔402の内径と同一にしているためその境界部は明確ではないが、リターンパイプ8を挿入・固定するために必要な範囲(すなわち、リターンパイプ8の挿入深さ+α)が上孔402に相当する。
ハウジング40は、段付き円筒状であり、ハウジング40の外周面には、噴射弁軸方向に対して垂直で且つコネクタハウジング411が当接するハウジング肩部端面405が形成されている。
コネクタ部41は、コネクタハウジング411とターミナル412とを備えている。コネクタハウジング411は、樹脂にてハウジング40に一体的にモールド成形され、相手コネクタが嵌合される嵌合部413を備えている。ターミナル412は、一端が嵌合部413に突出し、他端がコイル32に接続されている。
ステータ33の径方向中心部には、噴射弁軸方向に貫通するステータ孔331が形成されており、このステータ孔331およびハウジング40の下孔401に、円筒状のストッパ39が挿入されている。
ストッパ39の径方向中心部には、噴射弁軸方向に貫通するソレノイド部燃料通路391が形成されており、このソレノイド部燃料通路391の一端はアーマチャ収容空間42に連通し、ソレノイド部燃料通路391の他端はハウジング40のハウジング部連結孔403に連通している。ソレノイド部燃料通路391には、バルブスプリング37およびシム38が挿入されており、シム38は、ハウジング40の下孔401の底部406(すなわち、下孔401の最下流部)に当接している。
ストッパ39の一端は、ステータ33から僅かに突出しており、アーマチャ34が電磁力により吸引された際にアーマチャ34がストッパ39の一端に当接することにより、アーマチャ34が電磁力により吸引された際のアーマチャ34の移動範囲が制限されるようになっている。ストッパ39の他端は、ハウジング40の下孔401の底部406に当接している。
ハウジング40のハウジング部連結孔403の上流側端部は、ハウジング肩部端面405よりもバルブスプリング37側(すなわち、ハウジング肩部端面405よりも噴射弁軸方向一端側)に位置している。そして、ハウジング40の延長孔404を、ハウジング肩部端面405よりもバルブスプリング37側まで延ばしており、これによりハウジング部連結孔403の長さを短くしている。ここで、ハウジング部連結孔403の長さをL、ハウジング部連結孔403の直径をDとしたとき、本実施形態では、L/D≒0.4となっている。
なお、弁室352、副低圧連通孔354、低圧連通孔353、アーマチャ収容空間42、ソレノイド部燃料通路391、下孔401、上孔402、ハウジング部連結孔403、および延長孔404は、排出経路を構成している。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。コイル32に駆動電流が供給されると、アーマチャ34および弁体36がステータ33に吸引されて排出孔311が開かれ、制御室6の燃料は、排出孔311、弁室352、副低圧連通孔354、低圧連通孔353、アーマチャ収容空間42、ソレノイド部燃料通路391、ハウジング部連結孔403、延長孔404、上孔402、およびリターンパイプ8を介して、燃料タンクへ戻される。
これにより、制御室6の圧力が低下し、コマンドピストン7を介してノズルニードル22を閉弁向きに付勢する力が小さくなるため、ノズルニードル22に直接作用する高圧燃料の圧力によってノズルニードル22が開弁向きに駆動されて噴孔211が開かれ、噴孔211から内燃機関の気筒内に燃料が噴射される。
その後、コイル32への駆動電流の供給が停止されると、ステータ33の吸引力が消滅するため、アーマチャ34および弁体36がバルブスプリング37の付勢力により駆動されて排出孔311が閉じられる。
これにより、高圧導入通路312を介して供給される高圧燃料により制御室6の圧力が上昇し、コマンドピストン7を介してノズルニードル22を閉弁向きに付勢する力が大きくなるため、ノズルニードル22が閉弁向きに駆動されて噴孔211が閉じられ、燃料噴射が終了する。
前述したように、ハウジング部連結孔403での絞りの影響により、排出経路におけるハウジング部連結孔403の上流側で圧力脈動が発生する。そして、その圧力脈動が大きい場合は、圧力脈動の影響によりアーマチャ34の閉弁向きへの移動速度がばらついてしまうため、噴射量を高精度に制御することができなかった。
そこで、本実施形態では、延長孔404をハウジング肩部端面405よりもバルブスプリング37側まで延ばしてハウジング部連結孔403の長さLを短くすることにより、ハウジング部連結孔403での絞りの影響を小さくして、排出経路におけるハウジング部連結孔403の上流側での圧力脈動を小さくしている。
図3は、ハウジング部連結孔403の長さLと直径Dの比L/Dと、排出経路におけるハウジング部連結孔403の上流側(より詳細には、アーマチャ収容空間42近傍)での圧力脈動幅との関係を、実験により求めた結果を示す図である。なお、図3に示す圧力脈動幅は、(排出燃料の圧力脈動のピーク圧)−(排出燃料の圧力の平均圧)である。また、制御室6に供給される高圧燃料の圧力を200MPaとし、ハウジング部連結孔403の直径Dをφ2.3mmに固定して、実験を行った。
図3に示す結果によれば、ハウジング部連結孔403のL/Dを小さくすることにより、排出経路におけるハウジング部連結孔403の上流側での圧力脈動幅を小さくできることが明白であり、特に、L/D≦4.5とすることにより、圧力脈動幅を大幅に小さくできることが確認された。
したがって、本実施形態によれば、アーマチャ34の閉弁向きへの移動速度のばらつきが抑制され、噴射量を高精度に制御することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は本発明の第2実施形態に係る燃料噴射弁における要部の構成を示す断面図である。
なお、本実施形態は、ハウジング40の具体的構成が第1実施形態と異なり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態のハウジング40は、延長孔404(図2参照)が廃止され、下孔401とハウジング部連結孔403とを連通させる延長孔407が形成されている。この排出経路を構成する延長孔407は、ハウジング部連結孔403よりも大径であり、本実施形態では、加工を容易にするために延長孔407の内径を下孔401の内径と同一にしている。
また、ハウジング部連結孔403の下流側端部は、ハウジング肩部端面405よりも噴射弁軸方向他端側に位置している。これに伴い、延長孔407の下流側端部をハウジング肩部端面405よりも噴射弁軸方向他端側まで延ばして、ハウジング部連結孔403の長さを短くし、ハウジング部連結孔403のL/Dを4.5以下にしている。
本実施形態では、延長孔407をハウジング肩部端面405よりも噴射弁軸方向他端側まで延ばしてハウジング部連結孔403の長さを短くすることにより、ハウジング部連結孔403での絞りの影響を小さくして、排出経路におけるハウジング部連結孔403の上流側での圧力脈動を小さくしているため、アーマチャ34の閉弁向きへの移動速度のばらつきが抑制され、噴射量を高精度に制御することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る燃料噴射弁における要部の構成を示す断面図である。
なお、本実施形態は、ストッパ39およびハウジング40の具体的構成が第1実施形態と異なり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態のストッパ39は、円筒部392と底部393とを有する有底円筒状に形成されており、ステータ孔331およびハウジング40の下孔401に挿入されて、その底部393が下孔401の底部406に当接している。ソレノイド部燃料通路391にバルブスプリング37およびシム38が挿入されており、バルブスプリング37は、ストッパ39の底部393に当接している。
ストッパ39の底部393には、ハウジング部連結孔403よりも小径で、ハウジング部連結孔403とソレノイド部燃料通路391とを連通させて排出経路を構成するストッパ部連結孔394が形成されている。ストッパ部連結孔394の長さをL’、ストッパ部連結孔394の直径をD’としたとき、本実施形態では、L’/D’≦4.5としている。
本実施形態では、ストッパ部連結孔394のL’/D’を小さくすることにより、ストッパ部連結孔394での絞りの影響を小さくして、排出経路におけるストッパ部連結孔394の上流側での圧力脈動を小さくしているため、アーマチャ34の閉弁向きへの移動速度のばらつきが抑制され、噴射量を高精度に制御することができる。
2 ノズル
3 電磁弁
6 制御室
22 ノズルニードル
32 コイル(ソレノイド)
33 ステータ(ソレノイド)
34 アーマチャ
36 弁体
37 バルブスプリング
39 ストッパ(ソレノイド)
40 ハウジング
211 噴孔
391 ソレノイド部燃料通路
401 下孔
402 上孔
403 ハウジング部連結孔
404 延長孔
405 ハウジング肩部端面
411 コネクタハウジング
412 ターミナル

Claims (1)

  1. 噴射弁軸方向一端側に配置され、内燃機関に燃料を噴射するための噴孔(211)をノズルニードル(22)により開閉するノズル(2)と、
    高圧の燃料が導入される制御室(6)と、
    前記制御室(6)の燃料を外部の低圧部に逃がす排出経路を開閉する電磁弁(3)とを備え、
    前記電磁弁(3)の作動に伴い前記制御室(6)の圧力が増減して前記ノズルニードル(22)が駆動される燃料噴射弁において、
    前記電磁弁(3)は、
    前記排出経路を構成するソレノイド部燃料通路(391)を有するとともに、通電時に電磁力を発生するソレノイド(32、33、39)と、
    前記ソレノイド(32、33、39)に接続されたターミナル(412)を収容するコネクタハウジング(411)と、
    前記ソレノイド(32、33、39)の噴射弁軸方向他端側に隣接して配置され、前記排出経路を構成する孔、および、噴射弁軸方向に対して垂直で且つ前記コネクタハウジング(411)が当接するハウジング肩部端面(405)を有するハウジング(40)と、
    前記排出経路中に配置され、前記ソレノイド(32、33、39)の電磁力により吸引されるアーマチャ(34)と、
    前記アーマチャ(34)と一体に移動して前記排出経路を開閉する弁体(36)と、
    前記弁体(36)が前記排出経路を閉じる向きに前記アーマチャ(34)および前記弁体(36)を付勢するバルブスプリング(37)とを備え、
    前記ハウジング(40)は、前記排出経路を構成する孔として、最上流部が噴射弁軸方向一端側に開口し且つ前記バルブスプリング(37)が配置される下孔(401)、前記下孔(401)の下流側に位置するとともに最下流部が噴射弁軸方向他端側に開口する上孔(402)、前記下孔(401)および前記上孔(402)よりも小径で前記下孔(401)の下流側に連続して形成されたハウジング部連結孔(403)、および、前記ハウジング部連結孔(403)よりも大径で前記上孔(402)と前記ハウジング部連結孔(403)とを連通させる延長孔(404)を有し、
    前記ハウジング部連結孔(403)と前記延長孔(404)との境界部はテーパ形状であり、
    さらに、前記ハウジング部連結孔(403)の上流側端部は前記ハウジング肩部端面(405)よりも前記バルブスプリング(37)側に位置し、前記延長孔(404)は前記ハウジング肩部端面(405)よりも前記バルブスプリング(37)側まで延びており、
    前記延長孔(404)の内径は前記上孔(402)の内径と同一であり、
    前記ハウジング部連結孔(403)の長さをL、前記ハウジング部連結孔(403)の直径をDとしたとき、L/D≦4.5であることを特徴とする燃料噴射弁。
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