JP2012197678A - インジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクタにおいて、ノズルニードルを駆動するためのアクチュエータ(電磁弁)のアーマチャが圧力脈動やエアの影響を受けないようにする。
【解決手段】インジェクタは、弁室40と低圧流路9とを連通する開放連通路50を備え、摺動軸部37aの摺動クリアランス51は、開放連通路50の流路面積よりも小さい。これによれば、弁孔31から流出する燃料は、開放連通路50を通って、低圧流路に流出する。すなわち、エアや圧力脈動を含む燃料は、開放連通路50に流れるため、エアや圧力脈動が摺動クリアランス51を経て収容室48(アーマチャ37の被吸引部37bを収容する空間)に達するのを抑制できる。このため、被吸引部37bはエアや圧力脈動の影響を受けることがない。すなわち、アーマチャ37がエアや圧力脈動の影響を受けるのを抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンに燃料を噴射供給するインジェクタに関する。
図4に示すように、従来のインジェクタ100として、ノズルニードル101と、このノズルニードル101の制御室102への燃料の流出入を開閉するアクチュエータ103(電磁弁)とを備えるものが公知である。
そして、アクチュエータ103は、制御室に連通する弁孔を開閉する弁体105と、ソレノイドコイルへの通電により励磁されて軸方向一方側に磁気吸引され、弁体105を駆動するアーマチャ106とを有している。
そして、このインジェクタ100では、ソレノイドコイルへの通電によって吸引されるアーマチャ106の部分(被吸引部106a)が収容される収容室109は低圧流路に開放されており、弁体105が弁孔110を開くと、弁孔110から流出する燃料が、収容室109を通って、低圧流路に流出する。
ところで、高圧燃料を低圧側に開放する箇所では、圧力脈動やエア(気泡)が発生する場合がある。
従って、弁孔110からの流出燃料にも、圧力脈動やエアが発生する虞がある。しかし、従来のインジェクタ100では、弁孔110から流出する燃料が、収容室109を通って、低圧流路に流出するため、収容室109内の被吸引部106aが圧力脈動やエアの影響を受ける。
このため、アーマチャ106の挙動が圧力脈動やエアの影響を受け、作動安定性が低下する虞がある。
すなわち、アーマチャ106の挙動が不安定になると、弁体105を閉じるタイミングにばらつきが生じる虞がある。このため、制御室102の燃料圧の復帰に遅れを生じて、インジェクタ100の噴射量のショット間ばらつきが悪化したり、駆動信号に対する噴射量の関係における線形性が悪化する虞がある。
なお、特許文献1には、収容室109に連通する空間の容積を大きくして、ダンピング効果によって、圧力脈動を低減する技術が開示されている。しかしながら、低減はできても、圧力脈動の影響を抑制できるものではない。また、エアの低減を図る手段については開示されていない。
欧州特許出願公開第1036932号明細書
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、インジェクタにおいて、ノズルニードルを駆動するためのアクチュエータ(電磁弁)のアーマチャが圧力脈動やエアの影響を受けないようにすることにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のインジェクタは、噴孔(2)を開閉するノズルニードル(3)と、このノズルニードル(3)を開弁方向に駆動するアクチュエータ(5)と、ノズルニードル(3)に対し閉弁方向に燃料圧を作用させるための制御室(6)、この制御室(6)に燃料を流入させるための高圧流路(8)および制御室(6)から燃料を流出させるための低圧流路(9)を形成するボディ(10)とを備える。
アクチュエータ(5)は電磁弁であって、制御室(6)に連通する弁孔(31)を開閉する弁体(36)と、付勢手段(46)に付勢されて弁体(36)を前記弁孔(31)を閉じる方向である軸方向他端側に付勢するとともに、ソレノイドコイル(43)への通電により励磁されて軸方向一端側に磁気吸引されるアーマチャ(37)と、アーマチャ(37)を摺動自在に保持するバルブボディ(39)とを有している。
アーマチャ(37)は、バルブボディ(39)内を軸方向に摺動する摺動軸部(37a)と、この摺動軸部(37a)の軸方向一端側に設けられる被吸引部(37b)とを有している。
そして、弁体(36)は、摺動軸部(37a)の軸方向他端に、前記摺動軸部(37a)と一体または別体に配されている。
この弁体(36)による弁孔(31)の開閉によって、制御室(6)に燃料を流出入させて制御室(6)の燃料圧を上下させ、ノズルニードル(3)に噴孔(2)を開閉させる。
そして、本手段の特徴として、インジェクタは、弁体(36)の弁室(40)と低圧流路(9)とを連通する開放連通路(50)を備え、摺動軸部(37a)の摺動クリアランス(51)は、開放連通路(50)の流路面積よりも小さい。
これによれば、弁孔(31)から流出する燃料は、摺動クリアランスではなく、開放連通路(50)を通って、低圧流路(9)に流出する。
すなわち、エアや圧力脈動を含む燃料は、開放連通路(50)に流れるため、摺動クリアランス(51)を経て被吸引部(37b)に達するのを抑制することができる。
従って、アーマチャ(37)がエアや圧力脈動の影響を抑制することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のインジェクタは、被吸引部(37b)を収容する収容室(48)と低圧流路(9)とを連通する連通路(57)を備え、連通路(57)には、絞り(58)が設けられている。
インジェクタの各要素を組み付ける際に、収容室(48)を油密状態にするため、収容室(48)から空気を吸引し、燃料を正圧で押し込む作業をする。連通路(57)はこの作業の際に空気を吸引する流路、燃料を押し込む流路として用いることができる。
しかし、この連通路(57)を設けると、開放連通路(50)からのエアや空気脈動が、低圧流路(9)、連通路(57)を通って、収容室(48)内に浸入する虞が生じる。
そこで、本手段では、連通路(57)に絞り(58)を設けて、収容室(48)へのエアや空気脈動の浸入を防いでいる。このため、収容室(48)内の被吸引部(37b)がエアや圧力脈動の影響を受けることがなく、アーマチャ(37)の挙動はエアや圧力脈動の影響を受けない。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のインジェクタによれば、被吸引部(37b)を収容する収容室(48)は閉鎖空間である。
すなわち、請求項2の手段とは異なり、収容室(48)と低圧流路(9)を連通する連通路(57)が設けられていない。
このため、収容室(48)は閉鎖された空間となり、エアや空気脈動が浸入することがない。このため、収容室(48)内の被吸引部(37b)がエアや圧力脈動の影響を受けることがなく、アーマチャ(37)の挙動はエアや圧力脈動の影響を受けない。
なお、収容室(48)は摺動クリアランス(51)に連通してはいるが、上述のように摺動クリアランス(51)は小さく、エアや空気脈動が浸入することがなく、閉鎖された空間となっている。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のインジェクタによれば、ボディ(10)は、バルブボディ(39)の軸方向他端側に当接し、制御室(6)の軸方向一端側に配されるとともに、制御室(6)への流出入燃料流量を規制するオリフィス(32、33)が形成されたプレート(14)を有する。
そして、開放連通路(50)は、プレート(14)の軸方向一端面またはバルブボディ(39)の軸方向他端面の少なくともいずれか一方に設けられた溝(53)であり、溝(53)によって、弁室(40)と低圧流路(9)との間が連通している。
これによれば、容易な加工によって開放連通路(50)を形成することができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のインジェクタは、ボディ(10)は、ノズルニードル(3)を収容するとともに噴孔(2)を有するノズルボディ(12)と、ノズルボディ(12)の軸方向一端側に設けられるロアボディ(13)とを有している。
そして、制御室(6)は、ノズルニードル(3)の軸方向一端面によって閉鎖される空間であり、アクチュエータ(5)は、ロアボディ(13)の軸方向他端部(13a)に内包されている。
すなわち、本手段のインジェクタは、いわゆるコマンドピストンを介してノズルニードル(3)を駆動するものではなく、ノズルニードル(3)の一端面に封鎖される空間を制御室(6)とするタイプである。
このようなタイプでは、アクチュエータ(5)がロアボディ(13)の軸方向他端部(13a)に設けられるため、アクチュエータ(5)の体格を小さくする必要がある。そして、アーマチャ(37)を軸方向他端側(閉側)に付勢する付勢手段(46)も小さくする必要がある。このため、閉側付勢力が小さくなるため、閉弁作動時にアーマチャ(37)がエアや圧力脈動の影響を受けると、アクチュエータ(5)の閉弁作動性が悪くなる。
しかし、エアや圧力脈動のアーマチャへの影響を抑制しているため、閉側付勢力が小さくてもアクチュエータ(5)の閉弁作動が安定する。
請求項6に記載のインジェクタによれば、弁体(36)は、摺動軸部(37a)の軸方向他端に、摺動軸部(37a)に対して可動状態で配された半ボール状の弁体である。
請求項7に記載のインジェクタによれば、弁体(36)は、摺動軸部(37a)の軸方向他端部である。すなわち、摺動軸部(37a)自体が制御室(6)を開閉する弁体として機能し、摺動軸部(37a)の軸方向他端部で弁孔(31)を開閉する。なお、弁室(40)には、弁体(36)としての摺動軸部(37a)の軸方向他端部が収容される。
インジェクタの全体構成図である(実施例1)。 インジェクタの要部拡大図である(実施例1)。 (a)は実施例2のインジェクタの要部拡大図であり、(b)は実施例3のインジェクタの要部拡大図である(実施例2、3)。 インジェクタの要部拡大図である(従来例)。
発明を実施するための形態のインジェクタは、インジェクタは、弁体(36)の弁室(40)と低圧流路(9)とを連通する開放連通路(50)を備える。そして、摺動軸部(37a)の摺動クリアランス(51)は、開放連通路(50)の流路面積よりも小さい。
また、このインジェクタは、ノズルニードル(3)の軸方向一端面に封鎖される空間を制御室とするタイプであって、アクチュエータ(5)がロアボディ(13)の軸方向他端部(13a)に内包されている。
〔実施例1の構成〕
実施例1のインジェクタ1の構成を、図1、2を用いて説明する。
噴孔2を開閉するノズルニードル3と、このノズルニードル3を開弁方向に駆動するアクチュエータとしての電磁弁5と、ノズルニードル3に対し閉弁方向に燃料圧を作用させるための制御室6、この制御室6に燃料を流入させるための高圧流路8および制御室6から燃料を流出させるための低圧流路9を形成するボディ10とを備える。
ボディ10は、ノズルニードル3を軸方向に移動自在に収容するノズルボディ12と、ノズルボディ12の軸方向一端側に設けられるロアボディ13と、ロアボディ13とノズルボディ12との間に配されるオリフィスプレート14(プレート)を有している。
ノズルボディ12は、軸方向後端に開口する有底筒状を呈しており、ノズルニードル3が、シム17を介してスプリング18により閉弁方向に付勢されるようにノズルボディ12内に収容されている。
そして、ノズルニードル3とノズルボディ12との間には、略円環筒状のノズル室19が形成されている。
ノズル室19には、ロアボディ13に形成される高圧流路8から高圧の燃料が導かれて、ノズル室19の燃料圧はノズルニードル3に対し開弁方向に作用する。
またノズルボディ12の先端(底部)には、ノズルニードル3の先端に設けられたシート部が離着するシート面が設けられており、噴孔2がシート面よりもさらに先端側で開口している。このため、シート部がシート面に離着することで噴孔2とノズル室19との間が開閉され、噴孔2を通じての燃料噴射が開始したり停止したりする。
また、ロアボディ13には、高圧流路8と低圧流路9が、並行して縦方向に延びてロアボディ13の軸方向他端面に開口する縦穴状に形成されている。
なお、高圧流路8は、インレット24によって、コモンレール等の燃料供給源からの高圧の燃料を受け入れている。
また、低圧流路9は、アウトレット25から燃料を排出して燃料タンクへ戻す流路の一部を形成する。
また、ロアボディ13の軸方向他端部(以下、他端部13a)には、電磁弁5を収容する電磁弁収容部27が高圧流路8および低圧流路9と並行して設けられている。また、電磁弁収容部27の軸方向一端側に電磁弁収容部27と連通する縦穴部28が設けられている。
この縦穴部28は、電磁弁5のターミナルを外部に出すためのリード29が配される空間となっている。
オリフィスプレート14は、ロアボディ13とノズルボディ12との間にリテーニングナット30によって挟持されている。
そして、ノズルボディ12の軸方向一端部には、ノズルニードル3の軸方向一端面とオリフィスプレート14の軸方向他端面により閉鎖された制御室6が形成されている。
この制御室6に燃料を流出入させて制御室6の燃料圧を上下させ、ノズルニードル3を上下に移動させて、噴孔2を開閉させる。
そして、オリフィスプレート14は、電磁弁5により開閉する弁孔31と、制御室6への燃料の流入流量を規制するINオリフィス32と、制御室6への燃料の流出流量を規制するOUTオリフィス33とを有している。
すなわち、オリフィスプレート14には、高圧流路8の他端側開口と連通する連通路(以下、プレート内高圧流路34)が形成されており、プレート内高圧流路34と制御室6とを連通する連通路の途中に、INオリフィス32が設けられている。
また、オリフィスプレート14には、弁孔31と制御室6とを連通する連通路の途中にOUTオリフィス33が設けられている。
INオリフィス32、OUTオリフィス33は、電磁弁5の開閉動作により制御室6の燃料圧が確実に低下または上昇するように設けられている。
なお、プレート内高圧流路34はノズル室19に連通しており、プレート内高圧流路34はノズル室19への燃料供給流路の一部となっている。
電磁弁5は、弁体36と、弁体36を駆動するアーマチャ37を有する電磁部38と、バルブボディ39とを有している。
弁体36は、アーマチャ37とは別体であって、アーマチャ37の駆動に伴って制御室6に連通する弁孔31を開閉するものであって、バルブボディ39に形成される弁室40に収容されている。
また、弁体36は、半ボール状の弁体であって、弁孔31を閉塞する閉塞部36aと、球状に設けられたボール部36bとを有している(図2参照)。
電磁部38は、ソレノイドコイル43への通電により磁気回路を形成するアーマチャ37およびステータ44を有する。ステータ44はアーマチャ37の軸方向一端側に配されており、ソレノイドコイル43への通電によりアーマチャ37は、軸方向一端側に磁気吸引される。
アーマチャ37は、バルブボディ39内を軸方向に摺動する摺動軸部37aと、この摺動軸部37aの軸方向一端側に設けられる被吸引部37bとを有している。
被吸引部37bは、ソレノイドコイル43への通電により励磁されて軸方向一端側に磁気吸引される部分であって、摺動軸部37aよりも径が大きく鍔状に設けられている。
また、摺動軸部37aの軸方向他端部には凹部が設けられており、凹部内に弁体36が収容されている。
そして、アーマチャ37がスプリング46(付勢手段)によって軸方向他端側に付勢されることによって、弁体36は軸方向他端側(弁孔31を開く側)に付勢される。
バルブボディ39には、摺動軸部37aを摺動自在に収容する摺動孔39aが軸方向に貫通している。
そして、バルブボディ39の軸方向他端面はロアボディ13の軸方向他端面とともに、オリフィスプレート14の軸方向一端面に当接している。
そして、バルブボディ39の軸方向他端面とオリフィスプレート14の軸方向一端面との間に弁室40が形成されている。具体的には、バルブボディ39の軸方向他端部に、摺動孔39aと連通してバルブボディ39の軸方向他端面に開口する凹部が設けられ、凹部が弁室40を形成している。
また、被吸引部37bは、バルブボディ39とステータ44との間に形成された収容室48に収容されている。
そして、ステータ44は、中心に、収容室48と連通するように軸方向に延びる凹部44aを有しており、凹部44aはスプリング46が収容される空間となっている。
なお、収容室48は、低圧流路9に連通する連通路と接続しておらず、凹部44aとともに閉鎖された空間となっている。
〔実施例1の特徴〕
本実施例のインジェクタ1は、弁室40と低圧流路9とを連通する開放連通路50を備えている。そして、摺動軸部37aと摺動孔39aとの間の摺動クリアランス51は、開放連通路50の流路面積よりも小さい。
例えば、本実施例では、オリフィスプレート14の軸方向一端面に、軸方向他端側に凹む溝53が形成され、溝53によって弁室40と低圧流路9との間が連通し、溝53が開放連通路50を形成している。
すなわち、オリフィスプレート14の軸方向一端面に開口する弁孔31の周りには、開弁時に弁孔31と連通するリング状のリング溝54が形成されており、リング溝54の一部が弁室40に連通している。そして、溝53は、リング溝54と低圧流路9の他端側開口9aに連通するように径方向に延びて形成されている。
そして、摺動クリアランス51は開放連通路50の流路面積よりも小さい。つまり、摺動クリアランス51は開放連通路50に比べて流路抵抗が高い。
〔実施例1のインジェクタの作動〕
ソレノイドコイル43への通電が開始すると、アーマチャ37がステータ44の方に吸引されて移動するとともに弁体36が軸方向後方に移動し、弁孔31が開く。これによって、弁孔31から流出した燃料は、開放連通路50を通って、制御室6が低圧流路9に対して開放される。
また、ソレノイドコイル43への通電が停止すると、スプリング46の付勢力によってアーマチャ37がステータ44から離間する方向に移動するとともに弁体36が軸方向一端側に移動し、制御室6が低圧流路9に対して閉鎖される。
以上の構成により、ソレノイドコイル43への通電開始により電磁弁5が動作すると、制御室6の燃料圧が低下してノズルニードル3に対し軸方向に作用する合力が開弁方向に大きくなるので、ノズルニードル3が開弁方向に移動して噴孔2とノズル室19との間が開放され、燃料の噴射が開始する。
また、ソレノイドコイル43への通電停止により電磁弁5が動作を停止し、スプリング46の付勢力によってアーマチャ37とともに弁体36が軸方向一端側に移動すると、制御室6の燃料圧が上昇してノズルニードル3に対し軸方向に作用する合力が閉弁方向に大きくなるので、ノズルニードル3が閉弁方向に移動して噴孔2とノズル室19との間が閉鎖され、燃料の噴射が停止する。
〔実施例1の作用効果〕
そして、本手段の特徴として、インジェクタは、弁室40と低圧流路9とを連通する開放連通路50を備え、摺動軸部37aの摺動クリアランス51は、開放連通路50の流路面積よりも小さい。
これによれば、弁孔31から流出する燃料は、開放連通路50を通って、低圧流路に流出する。摺動クリアランス51は流路抵抗が高いため、弁孔31から流出する燃料に含まれる圧力脈動やエアは、摺動クリアランス51を通過することなく、開放連通路50を通って、低圧流路に流れる。
すなわち、エアや圧力脈動を含む燃料は、開放連通路50に流れるため、摺動クリアランス51を経て収容室48に達するのを抑制することができる。このため、収容室48内の被吸引部37bはエアや圧力脈動の影響を受けることがない。
これにより、アーマチャ37がエアや圧力脈動の影響を受けるのを抑制することができる。
また、収容室48には低圧流路9と連通する連通路が接続されておらず、閉鎖された空間となり、エアや空気脈動が浸入することがない。このため、収容室48内の被吸引部37bがエアや圧力脈動の影響を受けることがない。
なお、収容室48は摺動クリアランス51に連通してはいるが、上述のように摺動クリアランス51は小さく、エアや空気脈動が浸入することがなく、閉鎖された空間となっている。
また、オリフィスプレート14の軸方向一端面に溝53を設けることで、容易な加工によって開放連通路50を形成することができる。
また、本実施例のインジェクタ1は、いわゆるコマンドピストンを介してノズルニードル3を駆動するものではなく、ノズルニードル3の軸方向一端面に封鎖される空間を制御室6とするタイプのインジェクタである。
このようなタイプでは、電磁弁5がロアボディ13の他端部13aに設けられるため、電磁弁5の体格を小さくする必要がある。そして、アーマチャ37を他端側(閉側)に付勢するスプリング46も小さくする必要がある。このため、閉側付勢力が小さくなるため、閉弁作動時にアーマチャ37がエアや圧力脈動の影響を受けると、電磁弁5の閉弁作動性が悪くなる。
しかし、本実施例では、開放連通路50を設けることにより、エアや圧力脈動のアーマチャ37への影響を抑制しているため、閉側付勢力が小さくても電磁弁5の閉弁作動が安定する。
〔実施例2〕
実施例2のインジェクタ1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図3(a)を用いて説明する。
例えば、本実施例では、バルブボディ39の軸方向他端面に軸方向一端側に凹む溝55が形成され、溝55によって、弁室40と低圧流路9との間が連通している。
すなわち、溝55は、リング溝54の径方向外側で弁室40の開口に面していない部分に、入口55aが開口するように、バルブボディ39及びロアボディ13の軸方向他端面に形成されており、出口55bは、低圧流路9の他端側開口9aに連通している。
これにより、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
〔実施例3〕
実施例3のインジェクタ1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図3(b)を用いて説明する。
本実施例のインジェクタ1は、収容室48と低圧流路9とを連通する連通路57を備え、連通路57には、絞り58が設けられている。
すなわち、凹部44aの軸方向一端側に延びる軸方向穴60と、低圧流路9から軸方向穴60に延びる横穴61が形成されており、凹部44aと軸方向穴60と横穴61が収容室48と低圧流路9とを連通する連通路57を形成している。
そして、凹部44aと軸方向穴60との間に、絞り58を有する絞り部材62が設けられている。
〔実施例3の作用効果〕
インジェクタ1の各要素を組み付ける際に、収容室48を油密状態にするため、収容室48から空気を吸引し、燃料を正圧で押し込む作業をする。連通路57はこの作業の際に空気を吸引する流路、燃料を押し込む流路として用いることができる。
しかし、この連通路57を設けると、開放連通路50からのエアや空気脈動が、低圧流路9、連通路57を通って、収容室48内に浸入する虞が生じる。
そこで、本実施例では、連通路57に絞り58を設けて、収容室48へのエアや空気脈動の浸入を防いでいる。このため、収容室48内の被吸引部37bがエアや圧力脈動の影響を受けることがなく、アーマチャ37の挙動はエアや圧力脈動の影響を受けない。
また、連通路57を設けることによって、収容室48の燃料が滞留することなく交換されやすくなるため、燃料劣化を低減できる。
〔変形例〕
実施例1〜3のインジェクタ1は、いわゆるコマンドピストンを介してノズルニードル3を駆動するものではなく、ノズルニードル3の軸方向一端面に封鎖される空間を制御室6とするタイプのインジェクタであったが、本発明は、いわゆるコマンドピストンを介してノズルニードル3を駆動するものにも適用できる。
すなわち、制御室6がコマンドピストンの軸方向一端面に封鎖される空間であり、制御室6の燃料圧はコマンドピストンを介してノズルニードル3に作用し、電磁弁5がロアボディ13の軸方向一端部に設けられるタイプのインジェクタにも適用できる。
また、実施例1〜3のインジェクタ1では、弁体36と摺動軸部37aとが別体であったが、弁体36と摺動軸部37aとを一体に設けてもよい。また、摺動軸部37a自体が制御室6を開閉する弁体として機能し、摺動軸部37aの軸方向他端部が弁孔31を開閉し、弁室40に収容される弁体36であってもよい。
1 インジェクタ
2 噴孔
3 ノズルニードル
5 電磁弁(アクチュエータ)
6 制御室
8 高圧流路
9 低圧流路
10 ボディ
12 ノズルボディ
13 ロアボディ
14 オリフィスプレート(プレート)
31 弁孔
36 弁体
37 アーマチャ
37a 摺動軸部
37b 被吸引部
39 バルブボディ
40 弁室
43 ソレノイドコイル
46 スプリング(付勢手段)
48 収容室
50 開放連通路
51 摺動クリアランス
53 溝
55 溝
57 連通路
58 絞り

Claims (7)

  1. 噴孔(2)を開閉するノズルニードル(3)と、
    このノズルニードル(3)を開弁方向に駆動するアクチュエータ(5)と、
    前記ノズルニードル(3)に対し閉弁方向に燃料圧を作用させるための制御室(6)、この制御室(6)に燃料を流入させるための高圧流路(8)および前記制御室(6)から燃料を流出させるための低圧流路(9)を形成するボディ(10)とを備え、
    前記アクチュエータ(5)は電磁弁であって、
    前記制御室(6)に連通する弁孔(31)を開閉する弁体(36)と、
    付勢手段(46)に付勢されて前記弁体(36)を前記弁孔(31)を閉じる方向である軸方向他端側に付勢するとともに、ソレノイドコイル(43)への通電により励磁されて軸方向一端側に磁気吸引されるアーマチャ(37)と、
    前記アーマチャ(37)を摺動自在に保持するバルブボディ(39)とを有し、
    前記アーマチャ(37)は、前記バルブボディ(39)内を軸方向に摺動する摺動軸部(37a)と、この摺動軸部(37a)の軸方向一端側に設けられる被吸引部(37b)とを有し、
    前記弁体(36)は、前記摺動軸部(37a)の軸方向他端に、前記摺動軸部(37a)と一体または別体に配され、
    前記弁体(36)による前記弁孔(31)の開閉によって、前記制御室(6)に燃料を流出入させて前記制御室(6)の燃料圧を上下させ、前記ノズルニードル(3)に前記噴孔(2)を開閉させるインジェクタにおいて、
    前記弁体(36)の弁室(40)と低圧流路(9)とを連通する開放連通路(50)を備え、
    前記摺動軸部(37a)の摺動クリアランス(51)は、前記開放連通路(50)の流路面積よりも小さいことを特徴とするインジェクタ。
  2. 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
    前記被吸引部(37b)を収容する収容室(48)と前記低圧流路(9)とを連通する連通路(57)を備え、
    前記連通路(57)には、絞り(58)が設けられていることを特徴とするインジェクタ。
  3. 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
    前記被吸引部(37b)を収容する収容室(48)は閉鎖空間であることを特徴とするインジェクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のインジェクタにおいて、
    前記ボディ(10)は、前記バルブボディ(39)の軸方向他端側に当接し、前記制御室(6)の軸方向一端側に配されるとともに、前記制御室(6)への流出入燃料流量を規制するオリフィス(32、33)が形成されたプレート(14)を有し、
    前記開放連通路(50)は、前記プレート(14)の軸方向一端面または前記バルブボディ(39)の軸方向他端面の少なくともいずれか一方に設けられた溝(53)であり、
    前記溝(53)によって、前記弁室(40)と前記低圧流路(9)との間が連通していることを特徴とするインジェクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のインジェクタにおいて、
    前記ボディ(10)は、前記ノズルニードル(3)を収容するとともに前記噴孔(2)を有するノズルボディ(12)と、
    前記ノズルボディ(12)の軸方向一端側に設けられるロアボディ(13)とを有し、
    前記制御室(6)は、前記ノズルニードル(3)の軸方向一端面によって閉鎖される空間であり、
    前記アクチュエータ(5)は、前記ロアボディ(13)の軸方向他端部(13a)に内包されていることを特徴とするインジェクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のインジェクタにおいて、
    前記弁体(36)は、前記摺動軸部(37a)の軸方向他端に、前記摺動軸部(37a)に対して可動状態で配された半ボール状の弁体であることを特徴とするインジェクタ。
  7. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のインジェクタにおいて、
    前記弁体(36)は、前記摺動軸部(37a)の軸方向他端部であることを特徴とするインジェクタ。
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