JP2006274942A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブピストンのリフト位置の変動が生じても、ノズルニードルのリフトに影響を与えることなく、常に正確なノズルニードルの動きが確保されるようにする。
【解決手段】バルブピストン5とノズルニードル4との当接部分Aにはガイドスリーブ41が外装され、バルブピストン5はガイドスリーブ42のピストン摺動孔44を摺動可能とする一方、ガイドスリーブ42は、インジェクタハウジング2とノズルボディ3との間に配されたスペーサ41のスリーブ貫通孔41Aを摺動可能とされており、ガイドスリーブ42の大径の柱状部42aがスペーサ41のノズルニードル嵌合凹部43の底部に当接することでそのリフト量が規制され、バルブピストン5のリフト変動やピストン荷重による当接部分Aに摩耗によるノズルニードル4のリフト量の変動が回避できるものとなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関等への燃料噴射を行う燃料噴射弁に係り、特に、安定したリフト動作の確保、耐久性の向上等を図ったものに関する。
従来、蓄圧器(コモンレール)などから供給される高圧燃料を内燃機関へ噴射するために用いられる燃料噴射弁としては、例えば、図7及び図8に示された構造のものが良く知られている。以下、従来の燃料噴射弁の構造について、図7及び図8を参照しつつ概説する。
この燃料噴射弁1は、コモンレール12内に蓄積された高圧燃料を図示されないディーゼル内燃機関の気筒内に噴射するために用いられるもので、インジェクタハウジング2と、ノズルニードル4と、バルブピストン5と、バルブボディ6と、背圧制御部7と、コネクティングロッド8を主たる構成要素として構成されてなるものである。
燃料噴射弁1内には、コネクティングロッド8からインジェクタハウジング2及びノズルボディ3にかけて燃料通路13が形成されている。この燃料通路13は、ノズルボディ3の先端部に形成された噴射孔16へ到る途中で、ノズルニードル4の受圧部4Aが位置する部位に形成された燃料溜まり室14と連通したものとなっている。
ノズルボディ3の先端部に形成される噴射孔16は任意の数だけ形成され、ノズルボディ3内の噴射孔16につながる部位は、シート部17が形成されており、ノズルニードル4がシート部17に対して着座(シート)、離間(リフト)することで、噴射孔16の開放、閉鎖が可能となっている。
ノズルニードル4の上方部(図7においては紙面上側)におけるインジェクタハウジング2の適宜な位置においては、インジェクタハウジング2の中心軸を中心としたスプリング室22が形成されており、このスプリング室22には、ノズルニードル4をシート部17の方向へ付勢するためのノズルスプリング18が収納されると共に、バルブピストン5とノズルニードル4との間にリフト調整用シム28が配設されている。
バルブピストン5は、スプリング室22部分からインジェクタハウジング2の上方まで延びる長尺の棒状部材であって、インジェクタハウジング2に形成された摺動孔2A及びバルブボディ6に形成された摺動孔6A内において摺動可能に挿入されて設けられている。このバルブピストン5の最上部は、バルブボディ6上部に設けられた背圧制御部7に臨む一方、最下部は上述のリフト調整用シム28に当接したものとなっている。
バルブピストン5の最上部が位置するバルブボディ6には、図8に示されるように制御圧室19が形成されており、この制御圧室19には、コモンレール12からの高圧燃料が燃料通路13、圧力導入室21及び導入側オリフィス20を介して導入されるようになっている。
制御圧室19は、開閉用オリフィス23にも連通しており、この開閉用オリフィス23は背圧制御部7によるバルブボール24のリフト制御によって開閉成されるようになっており、背圧制御部7の制御によりバルブボール24がリフトし、開閉用オリフィス23が開成されると、制御圧室19の高圧燃料は開閉用オリフィス23を介して図示されない環流通路を通り低圧側へ戻されるようになっている。
かかる燃料噴射弁1においては、バルブピストン5、リフト調整用シム28、ノズルニードル4は、それぞれ別体となっており、バルブピストン5の下端部はリフト調整用シム28の一方の面に接触し、このリフト調整用シム28の他方の面がノズルニードル4の最上部に接触するようになっており、制御圧室19の背圧はこれらの接触面を介してノズルニードル4へ作用するものとなっている。
したがって、背圧制御部7の制御により開閉用オリフィス23が閉じられた状態において制御圧室19へ高圧燃料が導入された場合、高圧燃料による圧力は、バルブピストン5の頂部5A近傍及びノズルニードル4の受圧部4Aに作用し、ノズルニードル4は、リフト調整用シム28及びバルブピストン5を介して受ける制御圧室19の背圧とノズルスプリング18の付勢力とにより、シート部17に着座し、噴射孔16が閉鎖されることとなる。一方、背圧制御部7の制御により開閉用オリフィス23が開成された場合には、制御圧室19の高圧燃料は開閉用オリフィス23を介して燃料低圧側へ環流されて、バルブピストン5の頂部5Aに作用していた高圧が開放されるため、ノズルニードル4は、その受圧部4Aに依然として作用している高圧により、ノズルスプリング18の付勢力に抗してシート部17から離間(リフト)し、噴射孔16が開成されて燃料噴射が行われることとなる。
かかる燃料噴射弁1において、開閉用オリフィス23が開成されて制御圧室19の高圧が開放された際、バルブピストン5は反ノズルニードル4方向へ変位するが、この際の変位は、ノズルニードル4及びリフト調整用シム28も一体的に変位することとなり、その変位は、バルブピストン5の頂部端面5Bが、開閉用オリフィス23が位置する側の摺動孔6Aの端部に当接し阻止されることなる。すなわち、この従来の燃料噴射弁においては、バルブボディ6の一部位がバルブピストン5のストッパの役割を果たすと共にノズルニードル4のストッパをも兼ねるものとなっている。
したがって、この燃料噴射弁1におけるノズルニードル4とバルブピストン5のリフト量は同一であり、その量は、バルブピストン5及びノズルニードル4がその軸方向で噴射孔16側へ最も下がった際の位置、すなわち、ノズルニードル4がシート部17に着座した位置と、先に述べたようにバルブピストン5がバルブボディ6の摺動孔6Aの開閉用オリフィス23が位置する側の端部に当接した位置との差Lとして求められるものとなっている(図8参照)。そして、このリフト量Lは、リフト調整用シム28の厚みを変えることで任意の量に調整可能となっている。
なお、この種の装置としては、例えば、特許文献1などに開示されたものがある。
特開平7−293387号公報(第3−5頁、図1−図5)
このような構成を有してなる燃料噴射弁においては、噴射圧力による大きな押し付け力がバルブピストン5に作用すると共に、バルブピストン5とリフト調整用シム28との接触面やリフト調整用シム28とノズルニードル4との接触面にも作用し、徐々にこれら接触面の摩耗を招く傾向にある。かかる接触面の摩耗は、ノズルニードル4のリフト量の増大となり、このリフト量の増大は噴射量の増大を招くこととなる。すなわち、上述した従来の燃料噴射弁においては、使用に伴いノズルニードル4のリフト量が徐々に増えて、本来得られるべき正確な燃料噴射量が確保できなくなることがあるという問題があった。
また、上述した従来の燃料噴射弁においては、開閉用オリフィス23が開成されると、制御圧室19内の高圧燃料が開閉用オリフィス23を介して燃料低圧側へ開放され、それに伴い開閉用オリフィス23が位置する側の摺動孔6Aの端部へバルブピストン5が変位して頂部端面5Bがその部分に当接し、低圧側への高圧燃料の開放が遮断されるが、この際、急激な圧力変動の反動として、開閉用オリフィス23が位置する側の摺動孔6Aの端部へのバルブピストン5の頂部端面5Bの当接とわずかながらの離間とが繰り返され、図6(A)及び図6(B)に示されたようなリフト位置の変動と共に制御圧室19の圧力変動を生ずることがある。
そのため、安定した燃料噴射が確保できなくなるという問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、部品の摩耗などによるニードルリフト量の増加を招くことなく、しかも、安定した燃料噴射量を確保することのできる信頼性の高いノズルリフト制御構造及び燃料噴射弁を提供するものである。
本発明の他の目的は、バルブピストンのリフト位置の変動が生じても、ノズルニードルのリフトに影響を与えることなく、常に正確なノズルニードルの動きが確保され、ひいては正確な燃料噴射量を実現することのできるノズルリフト制御構造及び燃料噴射弁を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る燃料噴射弁のリフト制御構造は、
燃料通路に連通する噴射孔が形成されたノズルボディ内に、軸方向におけるリフト及びシートによって前記噴射孔の開閉成を行うノズルニードルが配される一方、
前記ノズルボディにインジェクタハウジングが接続されると共に、当該インジェクタハウジング内には、前記ノズルニードルに当接して軸方向に一体に変位可能なバルブピストンが配され、当該バルブピストンの頂部近傍における高圧燃料の導入と開放により前記バルブピストンの軸方向での変位を制御可能とし、当該バルブピストンの変位に伴う前記ノズルニードルのリフト及びシートによる前記噴射孔からの燃料噴射がなされるよう構成されてなる燃料噴射弁におけるノズルリフト制御構造であって、
前記ノズルボディとインジェクタハウジングの間に、これら2つの部材に挟持されるようにスリーブ貫通孔を有するスペーサが設けられる一方、
前記ノズルニードルと前記バルブピストンとの当接部分に外装されて、前記スペーサのスリーブ貫通孔における摺動を可能とすると共に、当該スリーブ貫通孔における摺動限界を規制する前記スペーサとの当接部を有してなるガイドスリーブが設けられ、
前記スペーサに対するガイドスリーブの当接部の位置を規定することによって前記ノズルニードルのリフト量が設定可能に構成されてなるである。
本発明によれば、ノズルニードルのリフト量はスペーサとガイドスリーブとの位置関係によって規定されるため、従来と異なり、バルブピストンとノズルニードルとの当接部分が大きなピストン荷重によって摩耗してもノズルニードルのリフト量が変化することがなく、安定確実な燃料噴射が確保され、信頼性の向上を図ることができる。
また、バルブピストンとノズルニードルの当接部分にガイドスリーブが外装されるため、バルブピストン及びノズルニードルをその中心軸方向に確実に維持することができ、中心軸からのずれの発生によるリフト量の変化や、それに伴う燃料噴射量の変化等の従来のような問題を確実に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。また、図7及び図8に示された従来装置と同一の構成要素については、同一の符号を付すこととする。
最初に、本発明の実施の形態におけるノズルリフトの制御構造が適用されたコモンレール式燃料噴射装置の全体的な構成について、図4及び図5に示された構成例を参照しつつ説明する。
コモンレール式燃料噴射装置は、燃料タンク51からの燃料を圧送する高圧ポンプ52と、この高圧ポンプ52により圧送された高圧燃料が蓄えられるコモンレール12と、コモンレール12内に蓄積された高圧燃料を図示されないディーゼル内燃機関の気筒内に噴射する燃料噴射弁1とを主たる構成要素としてなるもので、かかる構成は、従来から良く知られているコモンレール式燃料噴射装置と、基本的に同一のものである。
一方、本発明の実施の形態における燃料噴射弁1は、詳細は後述するが従来とは異なる本願特有の構成を有してなるもので、ノズルボディ3と、ノズルニードル4と、スペーサ41と、インジェクタハウジング2と、バルブピストン5と、バルブボディ6と、背圧制御部7と、コネクティングロッド8を主たる構成要素として構成されてなるものである。
インジェクタハウジング2の先端部(図4において紙面下端側)には、ノズルボディ3がノズルナット9により締結されている。
燃料噴射弁1内には、コネクティングロッド8からインジェクタハウジング2及びスペーサ41を通り、ノズルボディ3へ延びる燃料通路13が形成されると共に、ノズルニードル4の受圧部4Aに対向する部位には燃料溜まり室14が形成されている。さらに、インジェクタハウジング2には、コネクティングロッド8の近傍において先の燃料通路13から分岐して背圧制御部7を経由し燃料低圧部へ到る燃料環流路15が形成されている。
ノズルボディ3の先端部には、噴射孔16が穿設されており、この噴射孔16につながるシート部17にノズルニードル4の先端部が着座することにより噴射孔16閉鎖される一方、ノズルニードル4がシート部17から離間(リフト)することにより噴射孔16が開放される構造となっており、これによって燃料の噴射開始、停止が可能となっている。
ノズルボディ3とインジェクタハウジング2の間には、スペーサ41が、ノズルボディ3とインジェクタハウジング2とによって挟持されるように設けられている。そして、ノズルボディ3とインジェクタハウジング2は、このスペーサ41を介して接続されると共に、このスペーサ41が設けられた部位には、ノズルリフト制御構造40が配されたものとなっている(詳細は後述)。
そして、スペーサ41を介してノズルボディ3に接続されるインジェクタハウジング2内には、その中心軸を中心としたスプリング室22が形成されており、ノズルニードル4をシート部17の方向へ付勢するためのノズルスプリング18が配設されている。また、バルブピストン5がインジェクタハウジング2に形成された摺動孔2A及びバルブボディ6に形成された摺動孔6A内において摺動可能に挿入されてノズルニードル4の上方部に位置するように設けられている。
図5には、バルブボディ6及び背圧制御部7付近の拡大断面図が示されており、以下、同図を参照しつつバルブボディ6及び背圧制御部7とその周辺の構成について説明する。
バルブボディ6には、バルブピストン5の先端部近傍が位置する部位に制御圧室19が形成されており、バルブピストン5の先端部が下方側(噴射孔16側)から臨むようになっている。
制御圧室19は、バルブボディ6に形成された導入側オリフィス20に連通している。この導入側オリフィス20は、バルブボディ6とインジェクタハウジング2との間にバルブボディ6の周方向で環状に形成された圧力導入室21を介して燃料通路13に連通されており、かかる構成により、コモンレール12からの導入圧力が制御圧室19へ供給されるようになっている。
インジェクタハウジング2とバルブボディ6との間には、バルブボディ6がインジェクタハウジング2内に圧入される構造であることに起因してわずかに内方に変形し、バルブピストン5の摺動を阻害するおそれを回避する観点から圧力導入室21の下端側に連通するわずかな間隙29が形成されている。
そして、圧力導入室21内の高圧燃料が上述の間隙29へ漏れてゆくのを阻止するため、圧力導入室21の間隙29側には、シール部材31及バックアップリング32が配設されており、高圧側から低圧側への燃料の漏れが最小限に抑圧されるようになっている。
また、制御圧室19は、開閉用オリフィス23にも連通しており、開閉用オリフィス23は後述する背圧制御部7のバルブボール(制御弁体)24によって開閉可能となっている。なお、制御圧室19におけるバルブピストン5の頂部5Aの受圧面積は、ノズルニードル4の受圧部4A(図4参照)の受圧面積より大きく設定されている。
ここで、再度、図4へ戻り、同図を参照しつつ燃料噴射弁1について説明することとする。
背圧制御部7は、マグネット25と、アーマチュア27と、アーマチュア27に一体に取着されたバルブボール24と、制御圧室19とを備えて構成されたものとなっている。そして、マグネット25へ図示されない制御回路から駆動信号が供給されることにより、バルブスプリング26の付勢力に抗してアーマチュア27がマグネット25に吸引され、バルブボール24が開閉用オリフィス23からリフトし、制御圧室19の圧力を燃料環流路15に開放できるようになっている。
したがって、バルブボール24を上述のように動作させることにより制御圧室19の圧力を制御し、バルブピストン5を介してノズルニードル4の背圧を制御することで、ノズルニードル4のシート部17への着座及びシート部17からの離間(リフト)を制御することが可能となっている。
かかる構成の燃料噴射弁1においては、コモンレール12からの高圧燃料は、コネクティングロッド8から燃料通路13を介して燃料溜まり室14内のノズルニードル4の受圧部4Aに作用すると共に、圧力導入室21及び導入側オリフィス20を介して制御圧室19内のバルブピストン5の頂部5Aにも作用するようになっている。
したがって、バルブボール24によって制御圧室19が燃料低圧側と遮断されていると、ノズルニードル4は、バルブピストン5を介して制御圧室19の背圧を受け、ノズルスプリング18の付勢力と併せて、ノズルボディ3のシート部17に着座し、噴射孔16を閉鎖することとなる。
一方、マグネット25に所定のタイミングで駆動信号を供給することにより、アーマチュア27がマグネット25に吸引され、バルブボール24が開閉用オリフィス23を解放すると、制御圧室19の高圧が開閉用オリフィス23を介して燃料環流路15を通って燃料タンク10へ還流するため、制御圧室19におけるバルブピストン5の頂部5Aに作用していた高圧が解放され、ノズルニードル4は受圧部4Aに作用している高圧により、ノズルスプリング18の付勢力に抗してシート部17から離間(リフト)し、噴射孔16を開放して燃料噴射が行われることとなる。
そして、マグネット25を消磁することによりバルブボール24により開閉用オリフィス23が閉鎖されると、制御圧室19内の圧力によりバルブピストン5を介してノズルニードル4がそのシート位置であるシート部17に着座せしめられて、噴射孔16が閉鎖され、燃料噴射が終了することとなる。
次に、ノズルリフト制御構造40について、図1乃至図3を参照しつつ以下に詳述することとする。
ノズルリフト制御構造40は、インジェクタハウジング2とノズルボディ3との間に設けられたものとなっており、スペーサ41とガイドスリーブ42とから構成されている。
まず、本発明の実施の形態において、バルブピストン5は、その下端側、すなわち、ノズルニードル4側に位置する端部の端面が従来同様にノズルニードル4の上部端面に当接するようになっている(図1参照)。
ガイドスリーブ42は、丁度、このバルブピストン5とノズルニードル4の当接部分Aに外装されるように設けられたものとなっている。
すなわち、本発明の実施の形態におけるガイドスリーブ42は、円柱状の部材を用いてなり、大径の柱状部42aと小径の柱状部42bが、その中心軸方向に一体に形成されたものとなっている(図1及び図2参照)。そして、大径の柱状部42aには、その端面側にノズルニードル4の頂部が摺動嵌合するようにノズルニードル嵌合凹部43が凹設されると共に、このノズルニードル嵌合凹部43に連通するようにしてバルブピストン5が摺動可能なピストン摺動孔44が小径の柱状部42bの端面に開口するように穿設されたものとなっている(図2参照)。
そして、ガイドスリーブ42は、大径の柱状部42aがノズルニードル4側に、小径の柱状部42bがバルブピストン5側に、それぞれ位置するように配されて、ノズル二ードル嵌合凹部43にノズルニードル4の頂部が嵌合し、ピストン摺動孔44には、バルブピストン5がノズルニードル4の頂部に当接するようにして挿入されて、このガイドスリーブ42は、ノズルニードル4とバルブピストン5の当接部分Aに外装されたものとなっている。
なお、ノズルボディ3のガイドスリーブ42側に位置する端面には、ノズルボディ3内に形成されたクリアランスシール孔3Aに連通し、ガイドスリーブ42の下端側がノズルボディ3に当接することなく位置できる程度の大きさの収納凹部45が形成されており、ガイドスリーブ42の下端部近傍は、少なくもノズルニードル4がシート部17に着座(シート)した際には、この収納凹部45内に位置するものとなっている(図1参照)。
また、本発明の実施の形態においては、ノズルニードル4のガイドスリーブ42側の端面の位置とノズルボディ3のガイドスリーブ42側の端面の位置は、同一平面内となるように、その製造の際、ノズルニードル4をノズルボディ3内に収納してシート部17にシートせしめた状態で、ノズルニードル4及びノズルボディ3のガイドスリーブ42側となる端面を切削加工し、次いで、研磨して所定の面精度となるようにして得るようにしたものである。
なお、ガイドスリーブ42は、バルブピストン5側の端部がスプリング室22内に位置するようになっており、バルブピストン5とガイドスリーブ42の間には、中央部分をバルブピストン5が貫通可能に形成された円環状のスプリングシム46が配設されたものとなっている(図1参照)。
一方、スペーサ41は、その外観形状がほぼ円柱状に形成されたもので、ノズルボディ3とインジェクタハウジング2の間に、これら2つの部材に挟持されるようにして、中心軸が先のガイドスリーブ42の中心軸と一致するように設けられたものとなっている。かかるスペーサ41には、上述のガイドスリーブ42の小径の柱状部42bが摺動可能に挿入されるスリーブ貫通孔41Aが、スペーサ41の中心軸を中心として穿設されている(図3参照)。このスリーブ貫通孔41Aは、その一部分の内径が大径とされて上述のガイドスリーブの大径の柱状部42aが遊嵌されるスリーブ遊嵌凹部41Bとなっている。
そして、このスリーブ遊嵌凹部41Bの底部、すなわち、ピストン貫通孔44側に位置する部位には、後述するようにガイドスリーブ42の当接部としての大径の柱状部42aが当接し、スリーブ貫通孔41Aにおけるガイドスリーブ42の摺動限界が定まるようになっている。
さらに、本発明の実施の形態のスペーサ41には、複数の逃がし孔47がスペーサ41の中心軸を中心とした同一円周上に適宜な間隔を隔てて穿設されている(図3参照)。この逃がし孔47が形成される位置は、ガイドスリーブ42の大径の柱状部42aがスリーブ遊嵌凹部41Bの底部に当接しても、大径の柱状部42aの円周部分で塞がれない位置に設定されている(図1参照)。この逃がし孔47は、収納凹部45とスプリング室22とを連通し、収納凹部45及びその近傍の間隙の圧力とスプリング室22の圧力が同一となるように設けられたものである。
またさらに、スペーサ41には、燃料通路13の一部を成す部分通路48が適宜な箇所に穿設されている。
次に、かかる構成において、ノズルニードル4のリフト量が如何に定められるかについて図2及び図3を参照しつつ説明する。
まず、スペーサ41に形成されたスリーブ遊嵌凹部41Bの軸方向(図3において紙面上下方向)に沿う長さを説明の便宜上、”h1”とし(図3参照)、また、ガイドスリーブ42に形成されたノズルニードル嵌合凹部43の底部と大径の柱状部42aの頂面、すなわち、スペーサ41と当接する側の端面との距離(厚み)を便宜上、”h2”とすると、ノズルニードル4のリフト量、換言すれば、ニードルリフトLNは、LN=h1−h2で規定されるものとなる。
ニードルリフトLNをこのように定めることができるのは、先に述べたようにバルブピストン5が当接するノズルニードル4の端面と、ノズルボディ3のガイドスリーブ42側の端面は、ノズルニードル4をノズルボディ3内に収納してシート部17にシートさせた状態で切削加工、研磨等の処理がなされ、同一平面内に位置するように形成されるためである。
一方、バルブピストン5のリフト量、換言すれば、ピストンリフトLP(図5参照)は、バルブピストン5がノズルニードル4に当接し、ノズルニードル4がシート部17にシートした状態でのバルブピストン5の頂部端面の位置と、開閉用オリフィス23が開成されてバルブピストン5が当接する摺動孔6Aの端部の位置との差として規定されるものとなっている(図5参照)。
なお、ニードルリフトLNとピストンリフトLPは、LN <LPの関係となるように設定するのが好適である。従来、制御圧室19の圧力変動を小さくし、ノズルニードル4のリフト量への影響を抑えるためにバルブピストン5の頂部5Aの形状に工夫を施していたが、LN <LPとすることで、制御圧室19の圧力変動があってもノズルニードル4のリフト量は影響を受けることがなく、一定したリフト量が確保されることとなる。
このように、従来と異なり、ピストンリフトLPがニードルリフトLNとは別個に定められるのは、ニードルリフトLNは先に述べたようにスペーサ41における”h1”とガイドスリーブ42における”h2”によって一義的に定まり、ノズルニードル4がシート部17から離間(リフト)し、スペーサ41にガイドスリーブ42が当接して、ノズルニードル4のリフトが規制された後のバルブピストン5のリフトには、ノズルニードル4は何ら関与しない構造となっているためである。
次に、上記構成における燃料噴射動作について概括的に説明する。
まず、背圧制御部7の制御によりバルブボール24を開閉用オリフィス23が閉成される方向へ移動させることで制御圧室19は燃料低圧側と遮断され、コモンレール12からの高圧燃料の導入がなされる。コモンレール12からの高圧燃料は、燃料通路13を介して燃料溜まり室14へも導入される。
高圧燃料の導入によりバルブピストン5の頂部5A及びノズルニードル4の受圧部4Aに作用する高圧によって、ノズルニードル4は、ノズルスプリング18の付勢力と併せてシート部に着座せしめられることとなり、噴射孔16が閉鎖され燃料噴射が停止される。
この場合、ノズルニードル4及びバルブピストン5の軸方向での位置は、下方向、すなわち、換言すれば、噴射孔16側に最も下降した位置となる。したがって、ガイドスリーブの大径の柱状部42aはスリーブ遊嵌凹部41Bの底部から最も離間し、また、バルブピストン5の頂部端面5Bは、開閉用オリフィス23側の摺動孔6Aの端部から最も離間することとなる。
背圧制御部7の制御によってバルブボール24を開閉用オリフィス23開成される方向へ移動させることで、制御圧室19の高圧燃料は開閉用オリフィス23を介して燃料低圧側へ環流されることとなる一方、噴射孔16からは高圧燃料の噴射が行われることとなる。それに伴いノズルニードル4及びバルブピストン5は、ガイドスリーブ42と共に一体的にシート部17から離間してゆくが、ガイドスリーブ42の大径の柱状部42aがスリーブ遊嵌凹部41Bの底部に当接したところで、ノズルニードル4のリフトは規制される。一方、バルブピストン5は、この時点で開閉用オリフィス23側の摺動孔6Aの端部に当接していない場合に、ガイドスリーブ42がスペーサ41に当接してもピストン摺動孔44内を摺動できるためリフトが継続され、最終的には、開閉用オリフィス23側の摺動孔6Aの端部に当接し停止することとなる。
その結果、ノズルニードル4のニードルリフトLNは、先に述べたようにノズルニードル4がシート部17にシートした位置と、ガイドスリーブ42がスペーサ41に当接した位置との差であり(図1参照)、その大きさは、LN =h1−h2として設定できるものである(図2及び図3参照)。
また、バルブピストン5のピストンリフトLPは、先に述べたようにノズルニードル4がシート部17にシートした際のバルブピストン5の頂部端面5Bの位置と、開閉用オリフィス23が開成されてバルブピストン5の頂部端面5Bが当接する摺動孔6Aの端部の位置との差となる(図5参照)。
このように本発明の実施の形態においては、従来と異なり、ニードルリフトLN及びピストンリフトLPは、それぞれ所定の大きさに規制されるため、リフトの時、すなわち、燃料噴射の際に従来と異なりリフト量の変動が殆どなくほぼ一定したリフト量が確保できることとなる(図6(C)参照)。
本発明の実施の形態における燃料噴射弁のノズルリフト制御構造の要部縦断面である。 ノズルリフト制御構造に用いられるガイドスリーブの拡大縦断面図である。 ノズルリフト制御構造に用いられるスペーサの拡大縦断面図である。 本発明の実施の形態における燃料噴射弁が用いられるコモンレール式燃料噴射装置の構成を示す一部断面図を含む構成図である。 本発明の実施の形態における燃料噴射弁を構成するバルブピストンの頂部近傍の拡大縦断面図である。 本発明の実施の形態におけるノズルニードル及びバルブピストンのリフトと制御圧室の圧力との関係を模式的に示す模式図であって、図6(A)は圧力制御室の圧力変化を模式的に示す模式図、図6(B)は従来のノズルニードル及びバルブピストンのリフト変化を模式的に示す模式図、図6(C)は本発明の実施の形態におけるノズルニードル及びバルブピストンのリフト変化を模式的に示す模式図である。 従来の燃料噴射弁の概略構成を示す縦断面図である。 図7に示された燃料噴射弁のバルブピストンの頂部近傍の拡大縦断面図である。
符号の説明
1…燃料噴射弁
2…インジェクタハウジング
4…ノズルニードル
6…バルブピストン
12…コモンレール
14…燃料溜まり室
19…制御室圧
21…圧力導入室
40…ノズルリフト制御構造
41…スペーサ
41A…スリーブ貫通孔
41B…スリーブ遊嵌凹部
42…ガイドスリーブ
44…ピストン嵌合凹部

Claims (7)

  1. 燃料通路に連通する噴射孔が形成されたノズルボディ内に、軸方向におけるリフト及びシートによって前記噴射孔の開閉成を行うノズルニードルが配される一方、
    前記ノズルボディにインジェクタハウジングが接続されると共に、当該インジェクタハウジング内には、前記ノズルニードルに当接して軸方向に一体に変位可能なバルブピストンが配され、当該バルブピストンの頂部近傍における高圧燃料の導入と開放により前記バルブピストンの軸方向での変位を制御可能とし、当該バルブピストンの変位に伴う前記ノズルニードルのリフト及びシートによる前記噴射孔からの燃料噴射がなされるよう構成されてなる燃料噴射弁におけるノズルリフト制御構造であって、
    前記ノズルボディとインジェクタハウジングの間に、これら2つの部材に挟持されるようにスリーブ貫通孔を有するスペーサが設けられる一方、
    前記ノズルニードルと前記バルブピストンとの当接部分に外装されて、前記スペーサのスリーブ貫通孔における摺動を可能とすると共に、当該スリーブ貫通孔における摺動限界を規制する前記スペーサとの当接部を有してなるガイドスリーブが設けられ、
    前記スペーサに対するガイドスリーブの当接部の位置を規定することによって前記ノズルニードルのリフト量が設定可能に構成されてなることを特徴とする燃料噴射弁のノズルリフト制御構造。
  2. ガイドスリーブは、中心軸を同一とする大径の柱状部と小径の柱状部とが中心軸方向に一体に形成されてなり、前記大径の柱状部には、前記小径の柱状部が位置する側と反対側の端部にノズルニードルの頂部が摺動可能に嵌合されるニードル嵌合凹部が形成される一方、当該ニードル嵌合凹部に連通すると共に、前記小径の柱状部の端部に開口してバルブピストンが摺動可能なピストン摺動孔が穿設されてなり、
    スペーサは、そのスリーブ貫通孔が前記ガイドスリーブの小径の柱状部を摺動可能に形成される一方、前記スリーブ貫通孔に連通すると共に前記ガイドスリーブの大径の柱状部が摺動可能に遊嵌されるスリーブ遊嵌凹部が形成されてなり、
    前記ガイドスリーブの大径の柱状部が前記スペーサのスリーブ遊嵌凹部の底部に当接し、前記スペーサのピストン貫通孔における前記ガイドスリーブの摺動限界が規制されることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁のノズルリフト制御構造。
  3. 燃料通路に連通する噴射孔が形成されたノズルボディ内に、軸方向におけるリフト及びシートによって前記噴射孔の開閉成を行うノズルニードルが配される一方、
    前記ノズルボディにインジェクタハウジングが接続されると共に、当該インジェクタハウジング内には、前記ノズルニードルに当接して軸方向に一体に変位可能なバルブピストンが配され、当該バルブピストンの頂部近傍における高圧燃料の導入と開放により前記バルブピストンの軸方向での変位を制御可能とし、当該バルブピストンの変位に伴う前記ノズルニードルのリフト及びシートによる前記噴射孔からの燃料噴射がなされるよう構成されてなる燃料噴射弁であって、
    前記燃料噴射弁は、前記ノズルボディとインジェクタハウジングの間に、これら2つの部材に挟持されるように貫通孔を有するスペーサが設けられる一方、
    前記ノズルニードルと前記バルブピストンとの当接部分に外装されて、前記スペーサのスリーブ貫通孔における摺動を可能とすると共に、当該スリーブ貫通孔における摺動限界を規制する前記スペーサとの当接部を有してなるガイドスリーブが設けられ、
    前記スペーサに対するガイドスリーブの当接部の位置を規定することによって前記ノズルニードルのリフト量が設定可能に構成されてなることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. ガイドスリーブは、中心軸を同一とする大径の柱状部と小径の柱状部とが中心軸方向に一体に形成されてなり、前記大径の柱状部には、前記小径の柱状部が位置する側と反対側の端部にノズルニードルの頂部が摺動可能に嵌合されるニードル嵌合凹部が形成される一方、当該ニードル嵌合凹部に連通すると共に、前記小径の柱状部の端部に開口してバルブピストンが摺動可能なピストン摺動孔が穿設されてなり、
    スペーサは、そのスリーブ貫通孔が前記ガイドスリーブの小径の柱状部を摺動可能に形成される一方、前記スリーブ貫通孔に連通すると共に前記ガイドスリーブの大径の柱状部が摺動可能に遊嵌されるスリーブ遊嵌凹部が形成されてなり、
    前記ガイドスリーブの大径の柱状部が前記スペーサのスリーブ遊嵌凹部の底部に当接し、前記スペーサのピストン貫通孔における前記ガイドスリーブの摺動限界が規制されることを特徴とする請求項3記載の燃料噴射弁。
  5. 高圧ポンプにより圧送された高圧燃料がコモンレールに蓄えられ、当該コモンレールに接続された燃料噴射弁を介して内燃機関へ高圧燃料の噴射がなされるよう構成されてなるコモンレール式燃料噴射装置であって、
    前記燃料噴射弁は、燃料通路に連通する噴射孔が形成されたノズルボディ内に、軸方向におけるリフト及びシートによって前記噴射孔の開閉成を行うノズルニードルが配される一方、
    前記ノズルボディにインジェクタハウジングが接続されると共に、当該インジェクタハウジング内には、前記ノズルニードルに当接して軸方向に一体に変位可能なバルブピストンが配され、当該バルブピストンの頂部近傍における高圧燃料の導入と開放により前記バルブピストンの軸方向での変位を制御可能とし、当該バルブピストンの変位に伴う前記ノズルニードルのリフト及びシートによる前記噴射孔からの燃料噴射がなされるよう構成されてなり、
    前記ノズルボディとインジェクタハウジングの間に、これら2つの部材に挟持されるように貫通孔を有するスペーサが設けられる一方、
    前記ノズルニードルと前記バルブピストンとの当接部分に外装されて、前記スペーサのスリーブ貫通孔における摺動を可能とすると共に、当該スリーブ貫通孔における摺動限界を規制する前記スペーサとの当接部を有してなるガイドスリーブが設けられ、
    前記スペーサに対するガイドスリーブの当接部の位置を規定することによって前記ノズルニードルのリフト量が設定可能に構成されてなることを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置。
  6. ガイドスリーブは、中心軸を同一とする大径の柱状部と小径の柱状部とが中心軸方向に一体に形成されてなり、前記大径の柱状部には、前記小径の柱状部が位置する側と反対側の端部にノズルニードルの頂部が摺動可能に嵌合されるニードル嵌合凹部が形成される一方、当該ニードル嵌合凹部に連通すると共に、前記小径の柱状部の端部に開口してバルブピストンが摺動可能なピストン摺動孔が穿設されてなり、
    スペーサは、そのスリーブ貫通孔が前記ガイドスリーブの小径の柱状部を摺動可能に形成される一方、前記スリーブ貫通孔に連通すると共に前記ガイドスリーブの大径の柱状部が摺動可能に遊嵌されるスリーブ遊嵌凹部が形成されてなり、
    前記ガイドスリーブの大径の柱状部が前記スペーサのスリーブ遊嵌凹部の底部に当接し、前記スペーサのピストン貫通孔における前記ガイドスリーブの摺動限界が規制されることを特徴とする請求項5記載のコモンレール式燃料噴射装置。
  7. 燃料通路に連通する噴射孔が形成されたノズルボディ内に、軸方向におけるリフト及びシートによって前記噴射孔の開閉成を行うノズルニードルが配される一方、
    前記ノズルボディにインジェクタハウジングが接続されると共に、当該インジェクタハウジング内には、前記ノズルニードルに当接して軸方向に一体に変位可能なバルブピストンが配され、当該バルブピストンの頂部近傍における高圧燃料の導入と開放により前記バルブピストンの軸方向での変位を制御可能とし、当該バルブピストンの変位に伴う前記ノズルニードルのリフト及びシートによる前記噴射孔からの燃料噴射がなされるよう構成されてなる燃料噴射弁であって、
    前記バブルピストンの変位量をLP及び前記ノズルニードルの変位量をLN と設定し、当該LPとLN とがLP>LN の関係を満たすよう構成されてなることを特徴とする燃料噴射弁。
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DE102006050065A1 (de) * 2006-10-24 2008-04-30 Siemens Ag Fluiddosiervorrichtung
WO2016188577A1 (de) * 2015-05-28 2016-12-01 Robert Bosch Gmbh Common-rail-injektor

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