JP6308921B2 - 高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に燃料を高圧で供給する高圧燃料供給ポンプに係り、特に安定して高い燃料開放特性を発揮するリリーフ弁構造を備えた高圧燃料供給ポンプに関する。
昨今、内燃機関の小型・高効率・低排気化が精力的に進められている。これを受け、高圧燃料供給ポンプには、内燃機関への搭載性を向上させるボディの小型化、および高効率・低排気化に対応する吐出燃料の高圧化や容積効率の向上が強く求められている。
これらの要求である高圧燃料供給ポンプのさらなる高圧化に向けて、最も重要な課題の一つとなっているのが、高圧燃料供給ポンプ内部のリリーフ弁の開発である。リリーフ弁は、燃料供給システム全体の最大許容圧力を決定するため、その燃料開放特性に対する改善要求は厳しいものがある。このため、安定して高い開放性能を発揮するリリーフ弁の開発が求められている。
この点に関し、従来からリリーフ弁の構造に関して各種提案がなされている。その中で、例えば特許文献1には、リリーフ弁の側面に流体絞りを設けて中間室を形成し、そこに蓄えた圧力により弁体リフトを増大させる構造が開示されている。また特許文献2には、油圧式無段変速機のリリーフ弁に関して、弁体をガイドすることで挙動を安定させる構造が開示されている。
特許5103138号 特開2003−301955号公報
リリーフ弁の開放特性を向上させる例として、特許文献1の例では、リリーフ弁側面に設けた流体絞りで発生する圧力損失により、シート部と流体絞りの間に形成された中間室に蓄圧し、これを弁体底面に作用させる構成としている。これにより、弁体に開弁方向の流体力が作用し、リフトが増大して高い開放性能を得ることができる。
しかしながら、この構造では弁体が径方向に偏芯してしまう可能性がある。弁体が偏芯すると、側面に設けられた環状隙間の形状が変化する。その結果、前後に発生する差圧は、理論上、偏芯がない場合の1/2.5倍まで低下する可能性がある。このため、中間室の圧力は弁体の偏芯により大きな影響を受け、リフトおよび開放特性にばらつきが生じる。
以上で述べた偏芯の影響は、弁体側面に流体絞りを設けることでより顕著となった新たな課題である。これを解決するためには、前述した開放特性のばらつきが発生しても許容値内に収まるよう、隙間幅の寸法精度を高めて対応する必要があり、低コスト化の観点から好ましくない。
また特許文献2には、弁体をガイドして挙動を安定させる構造が開示されている。しかしながら、この構造では弁体側面に流体絞りは形成されておらず、高い開放特性は期待できない。また、吐出弁にリリーフ弁を内蔵する構造を前提としており、ガイド部がポンプボディに固定されていない。このため、ガイド部自体が移動してしまうことにより、弁体挙動を十分に安定させられない可能性がある。
以上のことから本発明では、安定して高い燃料開放特性を発揮するリリーフ弁構造と、それを搭載した高圧燃料供給ポンプを、小型かつ安価な構造により提供することを目的とする。
以上のことから本発明においては、ボディ内に、上流側から吸入通路、加圧室、吐出通路が順次形成されて吸入通路には燃料量を決定する電磁弁、吐出通路には燃料の流通方向を制限する吐出弁が配置され、吐出弁の上流と下流間に形成されたリリーフ通路にリリーフ弁が設けられ、リリーフ弁は、リリーフ通路内に備えられた弁体と弁座部が接触することで燃料をシールするシート部が形成され、かつシート部の他に弁体の一部を含み流体絞りを形成する流体通路が設けられている高圧燃料供給ポンプであって、
リリーフ弁は、さらにリリーフ通路内に形成された筒状の壁部と、壁部内を摺動し弁体と一体に形成されたガイド部を備え、ガイド部により弁体の径方向への偏芯を抑制する。
なお本発明の実施例ではさらに以下のように構成するのがよい。ガイド部を、弁体を弁座部に付勢する戻しばねの内側に配置し、リリーフ弁部品を収納するハウジングと弁体の間に形成される隙間によって流体絞りを形成して、前記ハウジングにシート部およびガイド部を一体形成する。
さらに、弁体が開弁方向に移動した際、戻しばねの線間が密着する前に、弁体の移動を規制するようストッパを設ける。そして、ストッパを戻しばねの付勢力を受ける部材で形成したり、ポンプボディに直接形成したり、熱処理や表面処理をした別部材で形成してもよい。
なお、流体絞りは弁体の側面に形成される環状隙間や、弁体を貫通する貫通穴で形成してもよい。さらに、組み立てる際、ハウジングに弁体を挿入した後、戻しばねを嵌合し、固定子で固定することでユニット化し、その後ポンプボディに固定する方法を取ってもよい。
本発明の構成によれば、安定して高い燃料開放特性を発揮するリリーフ弁構造と、それを搭載した高圧燃料供給ポンプを、小型かつ安価な構造で実現することができる。
本発明の実施例1に係るリリーフ弁30の断面を示す図。 本発明の実施例が適用される高圧燃料供給ポンプシステムの全体構成を示す図。 本発明の実施例1の変形に係るリリーフ弁30の断面を示す図。 特許文献1に記載されたリリーフ弁構造を示す図。 本発明の実施例2に係るリリーフ弁30の断面を示す図。 本発明の実施例3に係るリリーフ弁30の断面を示す図。 本発明の実施例3の変形に係るリリーフ弁30の断面を示す図。 図7のストッパ構成を示す図。 本発明の実施例3の他の変形に係るリリーフ弁30の断面を示す図。 本発明の実施例4に係るリリーフ弁30の断面を示す図。
以下、図を参照して、本発明の実施形態について説明する。
実施例1について、図1、図2、図3を用いて説明する。このうち図2は、本発明の実施例(実施例1から実施例4)が適用される高圧燃料供給ポンプシステムの全体構成を示している。このため、最初に図2を用いて全体構成の説明を行い、そのあとでリリーフ弁構造の各実施例について説明することにする。
図2の高圧燃料供給ポンプシステムは、これを大別すると図示左側の燃料タンク燃料タンク101、図示中央の高圧燃料供給ポンプ300、図示右側の燃料噴射系200(コモンレール53、インジェクタ54など)、エンジンコントロールユニット(ECU)40、図示中央下側(高圧燃料供給ポンプ1の下側)の内燃機関400で構成されている。
高圧燃料供給ポンプ300は、ボディ1内に複数の部品や機構を一体に組み込んでおり、内燃機関400のシリンダヘッド20に取り付けられている。ボディ1には、吸入通路9、加圧室11、吐出通路12、リリーフ通路15が形成されている。吸入通路9には電磁弁5、吐出通路12には吐出弁8、リリーフ通路15にはリリーフ弁30が設けられている。またボディ1内の加圧室11は、内燃機関のカム7の回転により上下動するプランジャ2により容積が変化してポンプ動作が可能となる。上記の高圧燃料供給ポンプ300内に形成された各弁の機能は、これを簡便に説明すると、電磁弁5は加圧する燃料量を決定する調整弁であり、吐出弁8は燃料の流通方向を制限する逆止弁であり、リリーフ弁30はコモンレール53内が所定の圧以上となった際に、それを開放する安全弁の機能を果たすものとなっている。
概略上記構成の高圧燃料供給ポンプシステムによれば、燃料タンク101からの燃料は高圧燃料供給ポンプ300内に導かれ、吸入通路9の電磁弁5、加圧室11、吐出通路12の吐出弁8を経由することで高圧化され、燃料噴射系200に与えられる。高圧燃料供給ポンプは、燃料噴射系200のコモンレール53に接続されており、昇圧された燃料が圧送され、高圧の燃料はインジェクタ54から内燃機関の燃焼室へと噴射される。コモンレール53内の圧力は、圧力センサ56により計測され、その信号はエンジンコントロールユニット(ECU)40へ送られる。インジェクタ54は、エンジンの気筒数にあわせて装着されており、エンジンコントロールユニット(ECU)40の信号にて燃料を噴射する。またエンジンコントロールユニット(ECU)40は、高圧燃料供給ポンプ内の電磁弁5を制御している。
図2の高圧燃料供給ポンプシステムは概略以上のように構成されている。本発明はリリーフ弁30の改良に関するものであるが、その前に高圧燃料供給ポンプの各部機能についてそれぞれさらに詳しく説明しておく。
まず、加圧室11によりポンプ動作を行わせしめるための内燃機関との接続関係について説明する。加圧室11下部のプランジャ2は、シリンダ120に摺動可能に挿入されており、下端にはリテーナ3が取り付けられている。リテーナ3にはプランジャ戻しばね4の付勢力が図2の下方向に作用している。タペット6は、内燃機関のカム7の回転により、図2の上下方向に往復する。プランジャ2はタペット6に追従して変位するため、これにより加圧室11の容積が変化してポンプ動作が可能となる。
次にエンジンコントロールユニット(ECU)40の信号にて制御される高圧燃料供給ポンプ内の電磁弁5の構成について説明する。電磁弁5はボディ1に保持されており、電磁コイル500、可動子503、アンカーばね502、弁体ばね504が配されている。以降では、可動部503が1部材で形成される場合を前提に説明を進めるが、可動部503は磁気吸引面を形成するアンカーと、摺動部を形成するロッドの2部材から形成してもよい。
以降では、ノーマルオープン方式電磁弁を用いたシステムを前提に説明を進める。電磁コイル500がOFFの状態で開弁状態、ONの状態で閉弁状態となる電磁弁方式をノーマルオープン方式と称する。弁体501には、アンカーばね502の付勢力が可動部503を介して開弁方向に作用し、同様に弁体ばね504による付勢力が閉弁方向に作用している。ここで、アンカーばね502の付勢力は弁体ばね504の付勢力より大きいため、電磁コイル500がOFF(無通電)時、弁体501は開弁状態となっている。なお、これとは動作が逆転する、すなわち電磁コイル500がOFF(無通電)時、弁体501が閉弁状態となるノーマルクローズ方式と称する電磁弁方式を用いたシステムを前提にしても、同様に実施例1から実施例4を実施することが可能である。
最後に、本発明の対象となるリリーフ弁30について説明する。リリーフ弁30は弁体151と弁座157により形成されている。なお、以後の説明では、加圧室戻し方式を用いたシステムを前提に説明を進める。ここではコモンレール53側に発生した異常高圧を、加圧室11に開放する方式を加圧室戻し方式と称する。
図2のリリーフ弁30はリリーフ通路15内に形成されている、リリーフ通路15は、吐出弁8の下流側(燃料噴射系200側)と加圧室11に接続されており、吐出弁8の下流側から加圧室11側に開弁する方向に弁体151が配置されている。弁体151は、戻しばね154により弁座部157に付勢されており、両者の接触部に燃料をシールするシート部150が形成されている。弁体151の挙動は、シート部150の前後に発生する差圧により支配されており、これにより発生する差圧力が、戻しばね154の付勢力に打ち勝つと、開弁動作を開始する。なお、リリーフ通路15が吐出弁8の下流側とダンパー室51に接続される低圧戻し方式を用いたシステムを前提にしても、同様に実施例1から実施例4を実施することが可能である。
次に、以上の構成において実現する詳細なポンプの動作および流量制御方法について説明する。まず内燃機関のカム7の回転により、プランジャ2が図2の下方向に変位している状態を吸入工程、上方向に変位している状態を圧縮工程と称する。吸入工程では、加圧室11の容積は増加し、その中の燃料圧力は低下する。この工程において、加圧室11内の燃料圧力が吸入通路9の燃料圧力よりも低くなると、電磁弁5の弁体501は開弁し、燃料が加圧室11内に吸入される。
この際、アンカーばね502の付勢力は可動部503を介して弁体501に作用しているため、プランジャ2が吸入工程から圧縮工程へと移行しても、電磁弁5の弁体501は依然として開弁した状態を維持する。従って、圧縮工程時においても、加圧室11の圧力は吸入通路9とほぼ同等の低圧状態を保つため、吐出弁8を開弁することができず、加圧室11の容積減少分の燃料は、電磁弁5を通り、ダンパー室51側に戻される。なお、この工程を戻し工程と呼ぶ。
戻し工程において電磁弁5の電磁コイル500へ通電すると、可動子503に磁気吸引力が作用し、アンカーばね502の付勢力に打ち勝って、電磁弁5の可動部503は閉弁方向に移動する。そして、弁体ばね504の付勢力および戻り燃料の流体差圧力により、弁体501は閉弁する。弁体501は閉弁すると、この直後から加圧室11内の燃料圧力は、プランジャ2の上昇と共に上昇する。これにより吐出弁8が自動的に開弁し、燃料をコモンレール53に圧送する。
上記のような動作をする電磁弁5を用いれば、電磁コイル500をON状態にするタイミングを調節することで、ポンプが吐出する流量を制御することができる。
図1は、本発明の実施例1に係るリリーフ弁30の断面図を示す。図1において、1は高圧燃料供給ポンプのボディ、150はシート部、151aはボール弁、151bは弁体ホルダ、153aは貫通穴、154は戻しばね、155aは固定子、156はハウジング、157は弁座部、158はガイド部、160は中間室、161は受圧面積を、それぞれ表している。なお、ボール弁151aと弁体ホルダ151bは合わせて弁体151を構成している。両者を一部材で形成することも可能であるが、シート部150を形成する部分をボール状の市販材とすることで加工コストを低減することができる。
ボール弁151aは、戻しばね154により弁体ホルダ151bを介して弁座部157方向に付勢されており、両者の接触部に、燃料をシールするシート部150が形成されている。弁体151の挙動はシート部150の前後に発生する差圧により支配されている。シート部150の上流側(紙面右側)圧力と、下流側(紙面左側)圧力の差により発生する差圧力が、戻しばね154の付勢力を超過すると、弁体151は紙面左方向へ開弁動作を開始する。この際、ハウジング156に圧入により固定されている固定子155aの圧入深さを調節することで、戻しばね154の付勢力を調節し、開弁動作が開始する差圧を変化させることが可能である。
弁体151が開弁すると、燃料はシート部150を通過して中間室160に到達し、弁体151の一部に流体通路として設けられた貫通穴153aを通過して開放される。貫通穴153aを弁体151の一部に設けることで、弁体151とは別に新たな流体通路を設ける場合に比べ、省スペース化の観点から有利である。また、貫通穴153aは流れに対して圧力損失を発生させる流体絞りを形成しており、これによって中間室160には圧力が蓄えられる。このような構成とすれば、弁体ホルダ151bの端面に形成された受圧面161には、中間室160に蓄えられた圧力が作用し、弁体151の開弁リフトを増大させることができる。この結果、小型で簡便なリリーフ弁構造で高い開放特性を得ることができる。さらに、弁体ホルダ151bの側面には、径方向への偏芯を抑制するガイド部158が設けられている。これにより、弁体151の挙動が安定し、より安定した開放特性を得ることができる。なお、弁体151は圧縮された戻しばね154のばね線間隙間で定まる位置で停止する。
また、組み立て時には、ハウジング156に対して、各部品を組み付けて固定子155aで固定し、一旦ユニット化した後、ポンプボディ1にハウジング156を圧入することで、組み立て性を向上し、組み立てコストを低減することができる。以下に、各部品の組み付け手順を説明する。まず、ハウジング156にボール弁151aと弁体ホルダ151bを挿入する。その後、戻しばね154を挿入し、固定子155aを圧入して固定することでユニット化することができる。
図3は実施例1の変形例である。ここではハウジング156を用いず、ポンプボディ1に各部品を直接組み付ける構造としている。こうすることで、より安価な構造とすることが可能である。組み立て時には、まず戻しばね154をポンプボディ1に挿入し、その後、弁体ホルダ151bとボール弁151aを挿入する。最後に、弁座部157を圧入で固定する。また、この圧入深さを調節することで、戻しばね154の付勢力を調整することが可能である。
図4は先に説明した特許文献1に記載されたリリーフ弁構造を示した図である。リリーフ弁側面に設けた流体絞りで発生する圧力損失により、シート部と流体絞りの間に形成された中間室に蓄圧し、これを弁体底面に作用させる構成としている。図1と比較して明らかなように、相違点は弁体ホルダ151bの側面に、径方向への偏芯を抑制するガイド部158が設けられていることである。ガイド部158を備えない図4の構成によれば、図4下に示すように弁体151が径方向に偏芯してしまい、弁体151が偏芯すると、側面に設けられた環状隙間の形状が変化することにより中間室の圧力は弁体の偏芯により大きな影響を受け、リフトおよび開放特性にばらつきが生じることになる。
実施例1では、弁体151にリリーフ通路15方向のガイド部158を一体に形成し、かつガイド部158の周方向断面をリリーフ通路15断面と同形状とすることにより、弁体151の偏心を防止したものである。
実施例1では、弁体151のリリーフ通路15方向に一体に形成したガイド部158が偏心防止機構として作動している。なおここでリリーフ通路15とは、図1の場合にはボディ1内のハウシング156により形成された通路であり、図3の場合にはボディ1により直接形成された通路である。
実施例1の本発明によれば、ガイド部によって流体絞りの面積変動を低減することができる。またガイド部によって流体絞りの傾きを防止している。
以上述べたように実施例1の高圧燃料供給ポンプは、ボディ内に、上流側から吸入通路、加圧室、吐出通路が順次形成されて吸入通路には燃料量を決定する電磁弁、吐出通路には燃料の流通方向を制限する吐出弁が配置され、吐出弁の上流と下流間に形成したリリーフ通路にリリーフ弁が設けられ、前記リリーフ弁は、リリーフ通路内に備えられた弁体と弁座部が接触することで燃料をシールするシート部が形成され、かつ前記シート部の他に前記弁体の一部を含み流体絞りを形成する流体通路が設けられている高圧燃料供給ポンプである。
そのうえでさらに、リリーフ通路内に形成された筒状の壁部と、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部を備え、ガイド部により前記弁体の径方向への偏芯を抑制している。
図1の実施例の場合に、リリーフ通路内に形成された筒状の壁部がハウジング156であり、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部がガイド部158に対応する。また図3の実施例の場合に、リリーフ通路内に形成された筒状の壁部がボディ1であり、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部がガイド部158に対応する。
図5は、本発明の実施例2に係るリリーフ弁の断面図を示す。図5において、1はポンプボディ、150はシート部、151aはボール弁、151bは弁体ホルダ、152aは縦穴通路、153bは環状隙間、154は戻しばね、155aは固定子、156はハウジング、157は弁座部、158はガイド部、159はストッパ、160は中間室、161は受圧面を、それぞれ表している。なお、ボール弁151aと弁体ホルダ151bは合わせて弁体151を構成している。両者を一部材で形成することも可能であるが、シート部150を形成する部分をボール状の市販材とすることで加工コストを低減することができる。
本実施例では、偏心防止機構としてのガイド部158を、戻しばね154の内径側に設ける構成とした。具体的には、リリーフ通路15の吐出弁下流側にガイド部158と一体に形成された弁体151を配置し、リリーフ通路15の吐出弁上流側の固定子155aから弁体151側に内筒201を固定配置している。そのうえでガイド部158が内筒201内に嵌装されて移動可能に構成されている。
このように構成することで、弁体ホルダ151bを小型化し、その側面に流体通路として環状隙間153bを形成することができる。そして、環状隙間153bに、実施例1で説明した貫通穴153aと同様の流体絞り効果を持たせることで、高い開放特性を得ることが可能になる。また、流体通路を環状隙間153bで形成することにより、高精度で高価な細穴加工をする必要がない。このため、図1、図3の貫通穴153aで流体通路を形成する場合に比べて、コスト低減の観点からより有利である。なお、燃料は環状隙間153bを通過後に、固定子155aに設けられた縦穴通路152aを通過して開放される。
さらに、固定子155aの端部にはストッパ159が設けられている。弁体151のリフトが増大した場合にも、ストッパ159に接触することで、リフト量は所定の値以下に制限される。これにより、戻しばね154の線間が密着して開放特性が低下するのを防止することができる。なお、戻しばね154の付勢力を受ける固定子155aとストッパ159を同一部材で形成することにより、戻しばね154の線間隙間に対して、弁体151の最大リフト量を精度良く決定することができる。
また、弁体151がストッパ159に接触する全開状態において、環状隙間153bの断面積が、シート部150の開口面積より小さくなるよう、それぞれの面積を設定する。こうすることで、全開状態においても、中間室160に安定した圧力を蓄えることができ、開弁状態を維持することが可能である。
なお図5の場合には、リリーフ通路15内に弁体151と一体構成されたガイド部158を摺動させることで偏心を防止したものということができる。つまり本発明は、リリーフ通路内に形成された筒状の壁部と、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部を備え、ガイド部により前記弁体の径方向への偏芯を抑制するものであるが、図5の場合にリリーフ通路内に形成された筒状の壁部が中空の内筒201であり、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部がガイド部158に対応する。
以上のような構成とすることで、安定して高い開放特性を発揮するリリーフ弁を、小型で安価な構造により実現することが可能である。
図6は、本発明の実施例3に係るリリーフ弁の断面図を示す。図6において、1はポンプボディ、150はシート部、152bは縦穴通路、153bは環状隙間、154は戻しばね、155bは固定子、156はハウジング、157は弁座部、158はガイド部を、159はストッパ、160は中間室、161は受圧面、162はスリットを、それぞれ表している。
本実施例3では、実施例1および実施例2においてシート部150よりも加圧室11側に配置されていた戻しばね154が、それとは反対である吐出弁8下流側に配置されている。また偏心防止機構としてのガイド部158を、戻しばね154の内径側に設ける構成とした。具体的には、リリーフ通路15の吐出弁上流側にガイド部158と一体に形成された弁体151を配置し、リリーフ通路15の吐出弁下流側に戻しばね154を固定する固定子155bを配置する。またリリーフ通路15の吐出弁上流側からリリーフ通路15の吐出弁下流側にハウシング156(図5の内筒201に対応)を固定配置している。そのうえでガイド部158がハウシング156内に嵌装されて移動可能に構成されている。なお固定子155bは、ガイド部158の吐出弁下流側に固定されている。この結果、弁体151には、戻しばね154による付勢力が作用する。
このように構成することで、戻しばね154が加圧室11内から排除され、その周りに余剰に形成されていた空間を排除することができる。このことは、容積効率低下の主要因である加圧室11内の無駄体積の低減につながり、容積効率の低下傾向が顕著な高圧化時には特に、改善効果が期待できる。
本実施例3の構造では、弁体151が開弁時に、吐出弁8の下流側から流れこむ燃料が、縦穴通路152bを通過後、シート部150を経て、中間室160へと導かれる。また、流体通路となる環状隙間153bは弁体151の側面とハウジング156の内径部壁面により形成されており、流体絞り効果を有する。さらに、ハウジング156にはシート部150およびガイド部158を受ける筒状の壁部が一体で形成されている。これにより、閉弁時の油密性を確保する際に重要となるシート部150とガイド部158の同軸度や、安定して開弁状態を維持するために重要となる環状隙間153bとガイド部の同軸度を、それぞれを別部材で形成する場合に比べて、より安価で高精度に管理することが可能である。
さらに、ポンプボディ1に弁体151のリフトを制限するストッパ159が設けられている。こうすることで、より簡単な構造で戻しばね154の線間が密着すること防止し、安定した開放特性を得ることができる。また、ストッパ159が形成される部分にはスリット161が設けられており、環状隙間153bを通過した燃料は、このスリット162を通過して開放される。なお、スリット162は弁体151の端部側に設けても同様の効果を得ることができる。
加えて実施例3の変形例では、図7に示すようにストッパ159をポンプボディ1とは別に、熱処理や表面処理をした部材で構成してもよい。こうすることで、耐摩耗性を向上し、長期間安定した開放特性を維持することが可能となる。なお図7におけるストッパ159の一例としては図8のように構成するのがよい。円体状の部材の中央に燃料の通路181が形成されるとともに、中心部から例えば4方向にスリット162が設けられている。弁体1は部材表面(図示右側)のストッパ159で停止する。
組み立て時には、ハウジング156に対して、各部品を組み付けて固定子155bで固定し、一旦ユニット化した後、ポンプボディ1にハウジング156を圧入して組み付け、吐出ジョイント30を取り付ける。これにより、組み立て性が向上し、組み立コストを低減することができる。以下に、各部品の組み付け手順を説明する。まず、ハウジング156に弁体151を挿入する。その後、戻しばね154を挿入し、固定子155bを圧入して固定することでユニット化することができる。
また、実施例3の他の変形例では、図9に示すように環状隙間153bが十分に広く、流体絞り効果を持たない場合にも、ユニット化による組み立て性の向上は期待できる。加えて、圧入部163により、ハウジング156がポンプボディ1に固定される構造とすることで、結果的にガイド部158がポンプボディ1に対して強固に固定される。これにより、弁体の径方向への偏芯を抑制し、安定して高い開放性能を得ることができる。
実施例3の場合にも、リリーフ通路内に形成された筒状の壁部がハウジング156であり、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部がガイド部158に対応する。
以上のような構成とすることで、高圧化時にも容積効率を維持しつつ、安定して高い開放特性を発揮するリリーフ弁を、小型で安価な構造により実現することが可能である。
図10は、本発明の実施例4に係るリリーフ弁の断面図を示す。図10において、1はポンプボディ、150はシート部、152bは縦穴通路、153aは貫通穴、154は戻しばね、155bは固定子、156はハウジング、157は弁座部、158aおよび158bはガイド部、159はストッパ、s60は中間室、161は受圧面、162はスリットを、それぞれ表している。
本実施例4では、実施例3で一箇所であったガイド部158を158aと158bの二箇所に分けて配置している。ガイド箇所が増加することにより、弁体の径方向への偏芯をより高精度に抑制することが可能である。また、シート部150を通過した燃料は、弁体151に流体通路として設けた貫通穴153aを通過し、開放される。この際、貫通穴153aは実施例1と同様に流体絞り効果を持ち、中間室160に圧力が蓄えられる。これにより、実施例1と同様の原理で、弁体リフトが増大し、高い開放特性を得ることができる。本実施例における弁体151の形状では、戻しばね154の付勢力をシート部150よりも上流側(紙面右側)の固定子155bで受けるため、貫通穴153aを設けるためのスペースを十分に確保しやすく、また、貫通距離も短いため加工コストの増加を抑えることができる。
実施例4の場合にも、リリーフ通路内に形成された筒状の壁部がハウジング156であり、壁部内を摺動し前記弁体と一体位に形成されたガイド部がガイド部158に対応する。
以上のような構成とすることで、実施例3の場合と同様に高圧化時にも容積効率を維持しつつ、より安定した高い開放特性を発揮するリリーフ弁を、小型で安価な構造により実現することが可能である。
なお上記実施例を通じて、流体通路の断面積について弁体が全開状態におけるシート部の開口面積よりも小さくすることで流体絞りを実現している。
以上のように構成した本発明の実施例によれば、以下の効果を奏する。
弁体の一部で形成された流体絞りで発生する差圧に応じて、弁体に開弁方向の差圧力が発生し、開弁リフトを増加させて、高い開放性能を得ることができる。
弁体をガイドすることで、弁体の一部を含む流体絞りの断面積変化を、最小限に抑えることができる。これにより、流体絞り前後で発生する差圧が変動することを防止することができ、差圧力を安定させることができる。そして、弁体挙動および開放特性を安定化することができる。
また、ガイド部を戻しばねの内側に配置することで、空間を有効に活用することができ、小型化を実現することができる。流体絞りの一部を形成するハウジングに、シート部およびガイド部を一体形成することで、別体形成した場合に比べて、隙間幅などの公差管理が容易になる。これにより、流体絞りの断面積変化を、安価に低減することが可能であり、開放特性を安定化することができる。
さらに、弁体の移動を規制するストッパにより、弁体リフトが増大した際にも、戻しばねの線間で流れが閉鎖されるのを防止することができ、安定した開放特性を得ることができる。ストッパをポンプボディとは別に、熱処理材等で形成することで耐摩耗性を向上させ、長期動作時にも安定した開放特性を得ることができる。
流体絞りは環状隙間や貫通穴等で形成することが可能であり、配置場所に合わせて種類を柔軟に選択することが可能である。これにより、無駄空間を活用でき、小型化を実現することができる。さらに、組み立て時には、ポンプボディの外で、一旦ユニットとして組み上げる構成としてもよい。こうすることで、組み立て性を向上させることができ、量産コストを低減することができる。
本発明は、内燃機関の高圧燃料供給ポンプに限らず、各種の高圧ポンプに広く利用可能である。
1:ボディ
2:プランジャ
3:リテーナ
4:戻しばね
5:電磁弁
6:タペット
7:カム
8:吐出弁
9:吸入通路
11:加圧室
12:吐出通路
15:リリーフ通路
150:シート部
151:弁体
153a:貫通穴
153b:環状隙間
154:戻しばね
155aおよび155b:固定子
156:ハウジング
157:弁座部
158:ガイド部
159:ストッパ
160:中間室
161:受圧面
162:スリット
53:コモンレール
54:インジェクタ
56:圧力センサ

Claims (14)

  1. ボディ内に、上流側から吸入通路、加圧室、吐出通路が順次形成されて吸入通路には燃料量を決定する電磁弁、吐出通路には燃料の流通方向を制限する吐出弁が配置され、吐出弁の上流と下流間に形成されたリリーフ通路にリリーフ弁が設けられ、前記リリーフ弁は、リリーフ通路内に備えられた弁体と弁座部が接触することで燃料をシールするシート部が形成され、かつ前記シート部の他に前記弁体の一部を含み流体絞りを形成する流体通路が形成されている高圧燃料供給ポンプであって、
    前記リリーフ弁は、外筒部と、該外筒部に固定して形成された内筒部と、弁体と一体に形成され前記内筒部内で摺動するガイド部と、前記外筒部と前記内筒部間に配置され前記弁体を閉方向に附勢する戻しばねと、前記内筒部に形成された通路で構成され、前記内筒部内で摺動する前記ガイド部により前記弁体の径方向への偏芯を抑制するとともに、
    前記内筒部の壁に形成された通路と、前記弁体の受圧面より外周に設けられた環状隙間による絞り流路と、前記内筒部内の通路と、前記外筒部と前記内筒部間の通路により流体の通路が形成されていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  2. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記流体通路の断面積が、前記弁体が全開状態における前記シート部の開口面積よりも小さいことを特徴とする流体絞りを形成することを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記弁体を前記弁座部に付勢する戻しばねが設けられており、前記ガイド部は前記戻しばねの内径側に配置されていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記流体絞りが前記弁体の一部とハウジングの隙間により形成されており、前記ハウジングに前記シート部および前記ガイド部が一体形成されていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記弁体が開弁方向に移動した際、前記戻しばねの線間が密着する前に、前記弁体の移動を規制するようストッパが設けられていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  6. 請求項5に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記ストッパが、前記戻しばねの付勢力を受ける部材で形成されることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  7. 請求項5に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記ストッパが、ポンプボディに直接形成されることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  8. 請求項5に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記ストッパがポンプボディとは別部材で形成されており、前記別部材は熱処理および表面処理が施されていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記流体絞りを備える流体通路が、前記弁体を貫通する貫通穴で形成されることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    前記流体絞りを備える流体通路が、前記弁体の側面に形成されることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    ハウジングに前記弁体を挿入し、その後、前記戻しばねを嵌合し、固定子で固定することでユニット化した後、ポンプボディに固定して組み立てることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  12. 請求項1または請求項2に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    リリーフ通路内に形成された筒状の壁部は、前記ボディに形成されたリリーフ通路の壁、またはリリーフ通路に固定されたハウジングであることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  13. 請求項1または請求項2に記載の高圧燃料供給ポンプであって、
    リリーフ通路内に形成された筒状の壁部は、リリーフ通路内に形成された中空の内筒であることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  14. ボディ内に、上流側から吸入通路、加圧室、吐出通路が順次形成されて吸入通路には燃料量を決定する電磁弁、吐出通路には燃料の流通方向を制限する吐出弁が配置され、吐出弁の上流と下流間に形成されたリリーフ通路にリリーフ弁が設けられ、前記リリーフ弁は、リリーフ通路内に備えられた弁体と弁座部が接触することで燃料をシールするシート部が形成され、かつ前記シート部の他に前記弁体の一部を含み流体絞りを形成する流体通路が設けられている高圧燃料供給ポンプであって、
    前記リリーフ弁は、外筒部と、該外筒部に固定して形成された内筒部と、弁体と一体に形成され前記内筒部内で摺動するガイド部と、前記外筒部と前記内筒部間に配置され前記弁体を閉方向に附勢する戻しばねと、前記内筒部に形成された通路で構成され、前記内筒部内で摺動する前記ガイド部により前記弁体の径方向への偏芯を抑制し、
    前記内筒部の壁に形成された通路と、前記弁体の受圧面より外周に設けられた環状隙間による絞り流路と、前記内筒部内の通路と、前記外筒部と前記内筒部間の通路により流体の通路が形成されており、
    前記リリーフ弁の弁体と弁座部は、前記吐出弁の上流側に設けられ、リリーフ通路内に前記吐出弁の下流側に向けて固定して設けられた内筒内を、前記弁体と一体に形成されたガイド部が摺動して移動するとともに、ガイド部端部に固定して設けた固定子と前記吐出弁の上流側の固定部との間に戻しばねを配置していることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
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