JP7349505B2 - 電磁弁機構及び高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

電磁弁機構及び高圧燃料供給ポンプ Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射弁に燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプに関し、特に吐出する燃料の量を調節する電磁吸入弁を備えた燃料供給ポンプに関する。
自動車等の内燃機関の内、燃焼室内部へ直接的に燃料を噴射する直接噴射タイプの内燃機関において、燃料を高圧化し、所望の燃料流量に調節して吐出することが出来る、電磁吸入弁を備えた高圧燃料供給ポンプが広く用いられている。
たとえば、特開2019-27355号公報(特許文献1)の高圧燃料供給ポンプにおける電磁吸入弁においては、磁気吸引力により移動するアンカーと、アンカーに係止されアンカーと共に移動するロッドと、ロッドと別体に構成されロッドに係合して移動する弁体と、を備えている(段落0044,0052-0055)。この電磁吸入弁は、電磁コイルへ通電することにより弁体が閉弁し、電磁コイルへの電流が遮断されると開弁するノーマルオープン型の電磁吸入弁であり、アンカーが磁性コアに接触している状態においては、ロッドと弁体との間には間隙が存在し、この間隙が存在しない場合には弁体が弁座に接触できず、閉弁できなる(段落0056)。
特開2019-27355号公報
特許文献1に記載の高圧燃料供給ポンプのように電磁吸入弁を構成すると、閉弁時における弁体(以下、吸入弁という)側の部品とロッド側の部品(すなわち、アンカー側の部品)との間隙を確保するため、この間隙に関係する複数個の構成部品においてこの間隙に関係する寸法公差を小さく設定する必要がある。
また、この間隙に関係する寸法公差を小さくしても、この間隙に関係する部品点数が多いことから、公差ばらつきの集積により、この間隙を確保できない場合がある。その場合、組立途中の部分組立品を取り出し、間隙に関連する箇所の寸法を測定した後、その寸法に合った高さ調整シムを選択し、組み付ける等の工程が必要となる。
本発明の目的は、複数個ある構成部品の集積公差に関係なく、閉弁時における吸入弁側の部品とアンカー側の部品との間隙を確保することができる電磁弁機構及び高圧燃料供給ポンプを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電磁弁機構は、
相互の間に磁気吸引力が作用するアンカーアッシ及び磁気コアと、前記アンカーアッシに対して離接可能に構成される吸入弁と、を備えた電磁弁機構において、
前記アンカーアッシは、前記磁気コアに対向する対向面を有する第1アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と一体に構成される第2アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と前記第2アンカーアッシ部品とを固定する圧入部と、を有し、
前記吸入弁は、前記アンカーアッシと対向する側に、前記第2アンカーアッシ部品と離接するロッドを有し、
前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記ロッドとの間に軸方向の隙間が形成されて分離するように構成され、
前記圧入部の圧入長さは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とが分離する長さに設定される。
上記の目的を達成するために、本発明に係る高圧燃料供給ポンプは、
容量可変機構を構成する電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプにおいて、
前記電磁弁機構は、
相互の間に磁気吸引力が作用するアンカーアッシ及び磁気コアと、前記アンカーアッシに対して離接可能に構成される吸入弁と、を備え、
前記アンカーアッシは、前記磁気コアに対向する対向面を有する第1アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と一体に構成される第2アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と前記第2アンカーアッシ部品とを固定する圧入部と、を有し、
前記吸入弁は、前記アンカーアッシと対向する側に、前記第2アンカーアッシ部品と離接するロッドを有し、
前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記ロッドとの間に軸方向の隙間が形成されて分離するように構成され、
前記圧入部の圧入長さは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とが分離する長さに設定される。
本発明によれば、複数個ある構成部品の集積公差に関係なく、閉弁時における吸入弁とロッドとの間隙を確保することができる電磁弁機構及び高圧燃料供給ポンプを提供することが出来る。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る高圧燃料供給ポンプが適用されるエンジンシステムの一実施例を示す全体構成図である。 本発明の一実施例に係る高圧燃料供給ポンプについて、プランジャの軸方向に平行な断面(垂直断面)を示す断面図である。 図2の高圧燃料供給ポンプについて、プランジャの軸方向に直交する断面(水平断面)を図2の上方から見た断面図である。 図2の高圧燃料供給ポンプを図2とは異なる方向から見た垂直断面図である。 図2の電磁弁機構300の近傍を拡大して示す拡大断面図(開弁状態)である。 閉弁状態における電磁弁機構300の、図2と同様な拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施例について、詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明に係る高圧燃料供給ポンプが適用されるエンジンシステムの全体構成と動作について、説明する。図1は、本発明に係る高圧燃料供給ポンプが適用されるエンジンシステムの一実施例を示す全体構成図である。
図1の破線で囲まれた部分1は高圧燃料供給ポンプ(以下、高圧燃料ポンプと呼ぶ)100の本体を示し、この破線の中に示されている機構及び部品はこの本体を構成するポンプボディ1に一体に組み込まれていることを示す。なお、図1はエンジンシステムの構成を模式的に示す図面であり、高圧燃料ポンプの詳細な構成は図2以降の高圧燃料供給ポンプの構成と異なるところがある。
以下の説明において、上下方向を指定して説明する場合があるが、この上下方向は図2に基づいており、高圧燃料ポンプ100をエンジンに実装した場合の上下方向とは必ずしも一致しない。また以下の説明において、軸方向はプランジャ2の中心軸線2A(図2参照)(長手方向)によって規定される。
燃料タンク20の燃料は、エンジンコントロールユニット27(以下ECUと称す)からの信号に基づき、フィードポンプ21によって汲み上げられる。この燃料は、適切なフィード圧力に加圧されて、吸入配管(低圧配管)28を通して高圧燃料ポンプ100の低圧燃料吸入口10aに送られる。低圧燃料吸入口10aは、図3,4に示すように、吸入ジョイント51により構成される。
低圧燃料吸入口10aを通過した燃料は、圧力脈動低減機構9が配置されるダンパ室10c,10d(図2,4参照)を介して、容量可変機構を構成する電磁弁機構300の吸入ポート31bに至る。具体的には電磁弁機構300は電磁吸入弁機構を構成する。
電磁弁機構300に流入した燃料は、吸入弁(弁体)30により開閉される吸入口を通過し、加圧室11に流入する。エンジンのカム機構93(図2,4参照)によりプランジャ2に往復運動する動力が与えられる。
プランジャ2の下降行程には吸入弁30により開閉される吸入口から燃料が加圧室11に吸入され、上昇行程において加圧室11内の燃料が加圧される。加圧された燃料は、吐出弁機構8を介し、圧力センサ26が装着されているコモンレール23へ圧送される。
ECU27からの信号に基づきインジェクタ24がエンジンの燃焼室内へ燃料を噴射する。本実施例の高圧燃料供給ポンプ100は、インジェクタ24がエンジンの燃焼室内に直接燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジンシステムに適用される。
高圧燃料供給ポンプ100は、ECU27から電磁弁機構300に送られる信号により電磁弁機構300が制御され、燃料吐出口12を通じて所望の燃料流量を吐出する。
次に、図2~図4を用いて、本発明が適用される高圧燃料供給ポンプ100の詳細な構造について説明する。図2は、本発明の一実施例に係る高圧燃料供給ポンプについて、プランジャの軸方向に平行な断面(垂直断面)を示す断面図である。図3は、図2の高圧燃料供給ポンプについて、プランジャの軸方向に直交する断面(水平断面)を図2の上方から見た断面図である。図4は、図2の高圧燃料供給ポンプを図2とは異なる方向から見た垂直断面図である。
図2,4に示すように、ポンプボディ1にはプランジャ2の往復運動をガイドし、ポンプボディ1と共に加圧室11を形成するシリンダ6が取り付けられている。つまり、プランジャ2はシリンダ6の内部を往復運動することで加圧室11の容積を変化させる。
ポンプボディ1にはシリンダ6を下側から挿入するための挿入穴1aが形成され、シリンダ6はポンプボディ1の挿入穴1aに圧入され、ポンプボディ1に固定される。
プランジャ2の下端には内燃機関のカムシャフト等に設けられたカム機構93が配置され、カム機構93の回転運動はプランジャ2の上下運動に変換される。カム機構93とプランジャ2との間には、カム機構93からプランジャ2に動きを伝えるタペット92が設けられている。プランジャ2はリテーナ15を介してプランジャ付勢ばね4にてタペット92に圧着されている。
プランジャシール13は、シール保持部材7の内周下端部に保持され、シリンダ6の図中下方部においてプランジャ2の外周に摺動可能に接触する状態で設置されている。プランジャシール13は、プランジャ2が摺動したとき、副室7s1の燃料をシールして内燃機関内部へ燃料が流入するのを防ぐ。同時にプランジャシール13は、内燃機関内の摺動部を潤滑する潤滑油(エンジンオイルも含む)がポンプボディ1の内部に流入するのを防ぐ。
プランジャシール13の上部には、高圧燃料ポンプ100がエンジンに取り付けられていない状態で、プランジャ2がプランジャシール13に接触することを防止する規制部材16が取り付けられる。
図2,3に示すように、ポンプボディ1の側面部には、吸入ジョイント51が取り付けられている。吸入ジョイント51は、燃料タンク20からの燃料を高圧燃料ポンプ100に供給する吸入配管28に接続されており、燃料は吸入ジョイント51から高圧燃料ポンプ100の内部に供給される。図4に示すように、吸入ジョイント51により構成される低圧燃料吸入口10aを通過した燃料は、ポンプボディ1に上下方向に延設された低圧燃料吸入通路10bを通って圧力脈動低減機構9が配置されるダンパ室10c,10dに向かう。低圧燃料吸入通路10bに配設された吸入フィルタ52は、燃料タンク20から低圧燃料吸入口10aまでの間に存在する異物が燃料の流れによって高圧燃料ポンプ100の内部に吸収されるのを防ぐ。
圧力脈動低減機構9はダンパカバー14とポンプボディ1の上端面との間のダンパ室10c,10dに配置され、ポンプボディ1の上端面に配置された保持部材9aにより下側から支持される。
圧力脈動低減機構9の上下面には低圧燃料吸入口10a及び低圧燃料吸入通路10bと連通するダンパ室10b,10cが形成される。なお、図には表れていないが、保持部材9aには圧力脈動低減機構9の上側と下側とを連通する通路が形成される。
図2に示すように、ダンパ室10b,10cを通った燃料は、次にポンプボディ1に上下方向に延設されて形成された低圧燃料吸入通路10eを介して電磁弁機構300の吸入通路31bに至る。なお、吸入通路31bは吸入弁シート31aを形成する吸入弁シート部材31に上下方向に形成される。
図2に示すように、端子46aはコネクタ46と一体にモールドされ、モールドされていない端部がエンジンコントロールユニット27側と接続可能な構成である。
図2,3を用いて、電磁弁機構300について説明する。
カム機構93の回転により、プランジャ2がカム機構93の外周形状に沿って移動して吸入行程状態にある場合は、加圧室11の容積は増加して加圧室11内の燃料圧力が低下する。この行程で加圧室11内の燃料圧力が吸入通路31bの圧力よりも低くなると、吸入弁30は開弁状態になる。吸入弁30が最大リフト状態となると吸入弁30はストッパ部32aに接触する。吸入弁30が吸入弁シート31aからリフトすることにより、吸入弁シート31aと吸入弁30との間の吸入口が開口し、電磁弁機構300は開弁となる。
燃料は吸入弁シート31aと吸入弁30との間の吸入口を通り、ポンプボディ1に横方向に形成された燃料通路穴1bを介して加圧室11に流入する。
プランジャ2がカム機構93の外周形状に沿ってさらに移動して吸入行程を終了すると、プランジャ2は上昇運動に転じて上昇行程に移る。ここで電磁コイル43は無通電状態を維持したままである。
本実施例では、磁気コア33はアウターコア33bとアウターコア33bの内周部(径方向内側)に配置されるインナーコア33aとの組立体であり、アウターコア33b及びインナーコア33aで構成される。磁気コア33はコアと呼ぶ場合もある。一方、アンカーアッシ36はアンカー(第1アンカーアッシ部品)36a及びアンカースリーブ(第2アンカーアッシ部品)36bの組立体であり、アンカー36a及びアンカースリーブ36bで構成されている。アンカー36aは磁気コア33に対向する対向面(磁気吸引面)36abを有し、アンカースリーブ36bと一体に構成される。
磁気コア33とアンカーアッシ36とは、相互の間に磁気吸引力が作用するように構成されている。さらに具体的に言えば、磁気付勢力はインナーコア33aとアンカー36aとの間に作用する。ここで、電磁コイル43が無通電状態にある場合は、磁気コア33とアンカー36aとの間に磁気付勢力は作用していない。アンカーばね(アンカー付勢ばね、第1ばね)40はアンカーアッシ36を介して吸入弁30を開弁方向に付勢する。吸入弁30は、アンカーアッシ36と対向する側に、一体に形成されたロッド(ロッド部)30bを有し、ロッド30bがアンカーばね40により開弁方向に付勢されることで、開弁方向に付勢される。
アンカーばね40の付勢力は無通電状態において吸入弁30を開弁維持するのに必要十分な付勢力を有するよう設定されている。加圧室11の容積は、プランジャ2の上昇運動に伴い減少するが、この状態では、一度、加圧室11に吸入された燃料が、再び開弁状態の吸入弁30の吸入口を通して低圧燃料吸入通路10eへと戻されるので、加圧室11の圧力が上昇することは無い。この行程を戻し行程と称する。
この状態で、ECU27からの制御信号が電磁弁機構300に印加されると、電磁コイル43には端子46を介して電流が流れる。これにより磁気コア33とアンカー36aとの間に磁気吸引力が作用し、磁気吸引力はアンカーばね40の付勢力に打ち勝ってアンカー36aを閉弁方向に付勢する。その結果、磁気コア33とアンカー36aとが相互の磁気吸引面33aa,36abで接触する。
吸入弁30は、アンカーアッシ36に対して離接可能に構成され、吸入弁ばね(吸入弁付勢ばね、第2ばね)37により、アンカーアッシ36に当接する方向(閉弁方向)に付勢されている。さらに具体的に言えば、吸入弁30はロッド30bがアンカースリーブ36bに当接するように構成されている。このため吸入弁30は、アンカー36が磁気コア33側に移動することで、アンカー36aと共に磁気コア33側に移動し、吸入弁30が吸入弁シート31aに接触する方向(閉弁方向)に移動する。
吸入弁30が吸入弁シート31aに接触する状態(閉弁状態)では、吸入弁30のロッド30bはアンカーアッシ36から分離され、ロッド30bとアンカースリーブ36bとの間に間隙t2(図6参照)が形成される。すなわち、アンカースリーブ(第2アンカーアッシ部品)36bと吸入弁30とは、吸入弁30が閉弁した状態において、アンカースリーブ36bとロッド30bとの間に軸方向の隙間t2が形成されて分離する。
このとき、アンカーばね33による付勢力と燃料が低圧燃料吸入通路10eに流れ込むことによる流体力により、吸入弁30が閉弁する。閉弁後、加圧室11の燃料圧力はプランジャ2の上昇運動と共に上昇し、燃料吐出口12の圧力以上になると、吐出弁機構8を介して高圧燃料の吐出が行われ、高圧燃料はコモンレール23へと供給される。この行程を吐出行程と称する。
すなわち、プランジャ2の下始点から上始点までの間の上昇行程は、戻し行程及び吐出行程からなる。そして、電磁弁機構300のコイル43への通電タイミングを制御することで、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。
図3を用いて、吐出弁機構8について説明する。
加圧室11の出口に設けられた吐出弁機構8は、吐出弁シート8a、吐出弁シート8aと接離する吐出弁8b、吐出弁8bを吐出弁シート8aに向かって付勢する吐出弁ばね8c、及び吐出弁8bのストローク(移動距離)を決める吐出弁ストッパ8dから構成される。吐出弁ストッパ8dは、吐出弁室12aを外部から遮断する閉塞栓38に支持され、ポンプボディ1に対して固定される。
加圧室11と吐出弁室12aとの間に燃料差圧が無い状態では、吐出弁8bは吐出弁ばね8cによる付勢力で吐出弁シート8aに圧着され、閉弁状態となっている。加圧室11の燃料圧力が吐出弁室12aの燃料圧力よりも大きくなった場合に、吐出弁8bは吐出弁ばね8cに逆らって開弁する。そして、加圧室11内の高圧の燃料は、吐出弁室12a、燃料吐出通路12b及び燃料吐出口12を経て、コモンレール23へと吐出される。吐出弁8bは、開弁した際、吐出弁ストッパ8dと接触し、ストロークが制限される。したがって、吐出弁8bのストロークは吐出弁ストッパ8dによって適切に決定される。以上のように、吐出弁機構8は燃料の流通方向を制限する逆止弁として構成される。
なお、燃料吐出口12は吐出ジョイント60に形成されており、吐出ジョイント60はポンプボディ1に溶接固定されている。
次に、図2,3を用いて、リリーフ弁機構200について説明する。
リリーフ弁機構200はリリーフボディ201、リリーフ弁202、リリーフ弁ホルダ203、リリーフばね204及びばねストッパ205を備える。リリーフボディ201には、テーパ形状のシート部201aが設けられている。リリーフ弁202はリリーフばね204の荷重がリリーフ弁ホルダ203を介して負荷され、リリーフボディ201のシート部201aに押圧され、シート部201aと協働して燃料を遮断している。
コモンレール23やその先の部材に何らかの問題が生じ、燃料吐出口12の圧力が異常に高圧になった場合、リリーフ弁202に付加される圧力が、リリーフばね204のセット荷重及び筒内圧力の合力を上回った際にリリーフ弁202が開弁し、リリーフ通路213を介して低圧側である加圧室11へ燃料を戻し、燃料吐出口12の圧力を下げることができる。
次に本実施例の電磁弁機構300について、図5,6を用いて、さらに詳しく説明する。図5は、図2の電磁弁機構300の近傍を拡大して示す拡大断面図(開弁状態)である。図6は、閉弁状態における電磁弁機構300の、図2と同様な拡大断面図である。
図5では電磁コイル52に通電されていない状態で、吸入弁30が開弁した状態を示している。図6では電磁コイル52に通電されている状態で、吸入弁30が閉弁した状態を示している。本実施例における吸入弁30は、電磁コイル52に通電されていない状態において、吸入弁30が開弁状態となり、電磁コイル52に通電されている状態において、吸入弁30が閉弁状態となるよう構成されている。
吸入弁30には軸方向300Aに突出する凸部30aとロッド(アンカー側凸部)30bとが移動方向の前後に設けられている。すなわち吸入弁30は、吸入弁シート31aに当接する本体部である弁部30cと、凸部30aと、ロッド30bと、で構成される。凸部30aは、吸入弁ストッパ32の内周面32bにより、軸方向300Aに摺動可能に、径方向外側から支持されている。ロッド30bは吸入弁シート部材31に形成された案内面(内周面)31cにより、軸方向300Aに摺動可能に、径方向外側から支持されている。これにより、吸入弁30は内周面32b及び案内面31cにより軸方向300Aの2点で支持され、開閉弁運動時に吸入弁30が軸方向300Aに沿って運動するように、吸入弁30の軸方向300Aに対する傾きが抑制される。
無通電時には、吸入弁30はアンカーアッシ36を介しアンカーばね40によって吸入弁ストッパ32のストッパ部32a側に付勢力が発生するようになっており、吸入弁30は吸入弁ストッパ32のストッパ部32aに接触した状態で保持されている。
吸入弁ストッパ32は、吸入弁30が吸入弁ストッパ32のストッパ部32aに当接した状態において、吸入弁30と吸入弁シート31aとの隙間t1が狙いの距離になるよう配置されている。隙間t1は距離を短く設定するほど、吸入弁30の開閉弁時間が短くなり、流量制御性が向上する一方、燃料通路面積が小さくなるため、燃料の圧力損失が増えることにより、燃料の吐出効率が下がる。このため隙間t1は、吸入弁30の開閉弁時間と燃料の吐出効率とのバランスの取れた適切な距離に設定される。
吸入弁シート31aおよび吸入弁ストッパ32には、それぞれ燃料通路AAおよび燃料通路BBが設けられており、ダンパ室10c,10dより低圧燃料吸入通路10eを通った燃料は、燃料通路AA、隙間t1、燃料通路BBを経由し加圧室11内へ供給される。
吸入弁30のロッド30bには吸入弁ばね37と吸入弁ばねストッパ42とが設けられており、吸入弁ばね37及び吸入弁ばねストッパ42は吸入弁30をアンカー36a側(アンカーアッシ36側)に付勢する力を発生するように構成されている。吸入弁ばね37の付勢力は、アンカーばね40の付勢力に対し小さく設定されており、アンカーばね40の力の方が支配的である。吸入弁ばね37は、閉弁時にアンカー36aがコア33側に移動する際に、吸入弁30がアンカー36aに追従する動きを助ける機能がある。このため、吸入弁ばね37は、吸入弁30の閉弁時を除いて、ロッド30bのアンカーアッシ36側の端部30baをアンカースリーブ36bの吸入弁30側の端部(端面)36bcに当接させるように機能する。すなわち、吸入弁30の閉弁時を除いて、ロッド30bのアンカーアッシ36側の端部30baとアンカースリーブ36bの吸入弁30側の端部36bcとの隙間t2の大きさはゼロとなる。
また本実施例の吸入弁シート部材31は、アンカーアッシ36の一部、吸入弁ばね37、及びロッド30bの一部を収容するハウジングを構成すると共に、内周部にロッド30bと摺動する摺動部31cを有する。また吸入弁シート部材31は、アウターコア33bに対して固定される固定部31eを備える。本実施例では、固定部31eは圧入部により構成される。吸入弁シート部材(ハウジング)31、吸入弁30、及び吸入弁ばね(第2ばね)37は一体の組立部品として構成される。
次に、吸入弁30の開閉弁を制御する機構について説明する。
吸入弁30の開閉弁制御は、電磁コイル52に通電することで、アンカー36aとコア33との間に磁気吸引力を生じさせ、アンカー36aをコア33側へ移動させることで行っている。
磁気吸引力を生じさせる磁束が流れる磁気回路は、アンカー36a(アンカーアッシ36)、コア(コアアッシ)33及びヨーク(ヨークアッシ)44で構成されており、これらの材質は全て磁性材料とした方が望ましい。
ヨーク(ヨークアッシ)44は、電磁コイル52の外周側及びポンプボディ1側の端面を覆う第1ヨーク44aと、電磁コイル52のポンプボディ1側とは反対側の端面を覆う第2ヨーク44bと、を有する。
コア(コアアッシ)33はインナーコア33aとアウターコア33bの2部材に分かれており、インナーコア33aをアウターコア33bの内側円筒部(内周面)に圧入することで固定されている。
アウターコア33bの内側円筒部(内周面)に、一部肉厚を薄くした環状溝33bbをアンカー36aとコア33(インナーコア33a)との接触面近傍に設けている。これはアウターコア33bを通過する磁束を減らし、アンカー36a側に多くの磁束が通過するよう磁束を誘導することで、磁気吸引力を大きくする効果がある。
アウターコア33bは有底筒状の形状を成し、開口部が設けられる側の一端部33baはポンプボディ1に挿入され、溶接により固定されている。磁性材料は溶接性が悪い場合があり、コア部33をインナーコア33aとアウターコア33bとに分けることにより、アウターコア33bの材料として溶接性の良い材料を選択することが出来る。
アンカーアッシ36はアンカー36aとアンカースリーブ36bとの2部品から成り、アンカー36aの内側円筒部(内周面)36aaにアンカースリーブ36bの外側円筒部(外周面)36baを圧入することで、アンカー36aとアンカースリーブ36bとが固定されている。すなわち、アンカー(第1アンカーアッシ部品)36aとアンカースリーブ(第2アンカーアッシ部品)36bとは圧入部36c(図6のL1で示す部分)により固定されている。
アンカースリーブ36bのコア33側の端面には、軸方向300Aに沿って吸入弁30側窪む円筒穴36bbが形成されており、円筒穴36bbは後述するアンカー支持ロッド(アンカーガイド)45との摺動部になっている。また、アンカースリーブ36bの吸入弁30側の外側円筒部(外周面)36bdは、吸入弁シート部材31の内側円筒部(内周面、案内面)31dとの摺動部になっている。
本実施例では、吸入弁シート部材31はアンカー36aの案内部31dを構成すると共に、前述したようにロッド30bの案内面(案内部)31cを構成する。アンカー36aの案内部31dとロッド30bの案内部31cとは2つの部材に分けて構成してもよいが、1つの部材で構成することで部品点数を少なくすることができる。
アンカースリーブ36bは軸方向300Aにおいてアンカー支持ロッド45と吸入弁シート部材31との2点で摺動可能に支持され、アンカー36aが軸方向300Aに沿って運動するように、軸方向300Aに対するアンカー36aの傾きが抑制される。
アンカースリーブのコア側端面はアンカーばねの座面になっている。座面と対向する吸入弁側の端面は吸入弁の凸部と接面しており、アンカースリーブを介し、アンカーばね付勢力を吸入弁に伝えている。
アンカースリーブ36bの材料は、表面硬度の高いマルテンサイト系ステンレス鋼を使用しており、アンカー支持ロッド45との摺動部36bb、吸入弁シート部材31との摺動部36bd、吸入弁30側のロッド30bとの当接部36bc、及びアンカーばね40の座面36beは摩耗し難い材料で構成されている。
アウターコア33bとインナーコア33aとの間にはアンカー支持ロッド45が保持されている。すなわちアンカー支持ロッド45は、アウターコア33bとインナーコア33aとで挟持されている。アンカー支持ロッド45は、その材料としてマルテンサイト系ステンレス鋼を用いることで、アンカースリーブ36bとの摺動摩耗が抑制される。また、アンカー支持ロッド45は、外周円筒部でアンカーばね40の内周をガイドしているとともに、アンカーばね40の座面を構成する平面部45aが設けられている。すなわち、アンカーばね(第1ばね)40は、アンカーアッシ36側の端部がアンカースリーブ(第2アンカーアッシ部品)36bの端部36beに構成されるばね座に当接する。このため、アウターコア33bにアンカーばね40の座面を構成する必要がなく、アンカーばね40によるアウターコア33bの摩耗を防ぐことができる。
アンカーばね40は、インナーコア33aの内側円筒面(内周面)33acおよびアンカー36aの内側円筒面(内周面)36aaの径方向内側(内周部)に格納されており、拡円筒面33ac,36aaとアンカー支持ロッド45とにより、径方向への移動が抑制されている。
アンカー36a及びインナーコア33aは磁性材料で作られており、アンカー36aとコア33の衝突による摩耗を防ぐため、それぞれの衝突面にメッキが施されている。また、閉弁時にはそれぞれのメッキ厚を足し合わせた距離の隙間が設けられることになり、直接アンカー36aとコア33とが接面した状態から通電解除した時と比べ、駆動応答性を向上させることができる。
開弁時、アンカー36aとコア33との間には隙間t3(>0)があり、閉弁時に吸入弁30とアンカースリーブ36bとの間に隙間t2(>0)が出来るように、適切な距離に設定されている。開弁時における隙間t3の距離(大きさ)を隙間t1の距離(大きさ)に近く設定するほど、吸入弁30の開閉弁時間が短くなり流量制御性が向上する。その一方で、隙間t2に関係する部品の個体ばらつきを考慮しなければ、通電して、アンカー36aがコア33に当接した状態においても吸入弁30が吸入弁シート31aに当接せず、燃料をシール出来なくなる可能性がある。
本実施例においては、部品の個体ばらつきに応じて、アンカー36aとアンカースリーブ36bとの圧入距離L1を調整することにより、閉弁時に吸入弁30とアンカースリーブ36bとの間に隙間t2(>0)が出来るようにしている。アンカー(第1アンカーアッシ部品)36aとアンカースリーブ(第2アンカーアッシ部品)36bとの圧入部36c(図6のL1で示す部分)は、吸入弁30が閉弁した状態において、アンカー36aと吸入弁30とが分離する圧入長さに設定されている。
ここで圧入とは、一方の部材(部品)に設けた穴に、他方の部材(部品)を、圧力を加えて押し込むことを言う。圧入前の状態において、他方の部材の外径は一方の部材の穴の内径よりも大きく形成される。圧入後の状態において、一方の部材の穴の内周面と他方の部材の外径部(外周面)との間には強い力が生じ、両部材が固定される。本実施例の圧入部36cでは、アンカースリーブ36bの外側円筒部(外周面)36baの外径(直径)はアンカー36aの内側円筒面(内周面)36aaの内径よりも大きく、アンカースリーブ36bの外側円筒部36baがアンカー36aの内側円筒面36aaに圧入されることより、アンカースリーブ36bとアンカー36aとの間に強い固定力を発生させている。
なお、固定部31eの圧入部なども同様である。
アンカー36aとアンカースリーブ36bとの圧入距離L1を調整することにより、部品の個体ばらつきを吸収することができる。この場合、図6に示すように、アンカー36aがコア33に当接した状態において、アウターコア33bの端部(端面)33baとアンカースリーブ36bの端部(端面)36bcとの距離L2が所定の長さとなるように、圧入距離L1が調整される。その結果、各製品間における距離L2のばらつきが所定の公差内に収まる。
本実施例によれば、複数個ある構成部品の集積公差に関係なく、閉弁状態において、吸入弁(弁体)30とアンカーアッシ36(すなわちアンカー36a側の部品)との間に確実に間隙を確保することができる。この間隙に関係する部品ごとに見れば、各部品の公差を厳しく設定する必要がなく、各部品の製作が容易になり、各部品の歩留まりが向上する。
また各部品の公差が圧入距離L1により吸収されることで、最大の公差が集積されることにより、この間隙の長さが不要に長くなるのを抑制することができる。このため本実施例の電磁弁機構300は、吸入弁30の開閉弁応答性を向上させることが出来る。結果として、本実施例の高圧燃料供給ポンプ100は、吐出性能を向上させることが出来る。
その他、本実施例の高圧燃料供給ポンプ100は、調整シム(アジャスタ)が不要になることで部品点数を少なくすることができ、調整シムを選択したり、調整シムを組み付けたりする工程が不要になり、部品点数の低減及び組立設備の簡素化が可能になる。
また各部品の積算公差を電磁弁機構300の組立中に測定する必要がなく、作業工程が簡素化される。これは、各部品の積算公差の測定と、測定結果に応じた調整シム選択という、マッチング工程の廃止を可能にする。
本実施例のアンカーアッシ36は、アンカー36aとアンカースリーブ36bとを圧入により組み付けており、溶接レスの構造を実現する。アンカー36aに用いられる磁性材料は難溶接材料であり、溶接レスの構造により、アンカー36aに好適な磁性材料を用いることができる。その他、溶接レスの構造により、溶接設備、溶接品質のチェック、脱脂洗浄等が不要になると共に、溶接時に生じるスパッタに対する対策が不要になる。
さらに本実施例のアンカーアッシ36は、アンカー36aの材料とアンカースリーブ36bの材料とを分けることができ、上述した様にアンカー36aに好適な磁性材料を用いることができるほか、アンカースリーブ36には上述したような耐摩耗性の高い材料を用いることができる。
さらに本実施例のアンカーアッシ36は、特許文献1のように、ロッドの質量を受けてロッドと一体に動作する構造ではないため、磁気吸引力により駆動されるアンカーアッシ36を軽量化することができ、開閉弁応答性を向上させることが出来る。開閉弁応答性の向上は吐出流量の増加や、流量制御性の向上に寄与する。またアンカーアッシ36を軽量化することで、アンカー36a及びコアの相互の対向面(衝突部)33aa,36abに作用する衝突力を軽減することができ、相互の対向面33aa,36abに生じるダメージを小さくすることができると共に、衝突音を小さくすることができる。
さらに本実施例のアンカーアッシ36は、アンカー支持ロッド45との摺動部36bb及び吸入弁シート部材31との摺動部36bdにより2点で支持されているため、アンカーアッシ36の軸方向300Aに対する傾きが抑制される。これにより、アンカー36aがコアの対向面(磁気吸引面)33aaに片当たりするのを抑制し、コアの磁気吸引面33aa又は磁気吸引面33aaを被覆する被覆膜(めっき等)の損傷を抑制することができる。またアンカー36aとロッド30bとの摺動面における固着(焼き付き)を防止することができる。アンカーアッシ36を2点(2か所)2か所で支持する構造は、1点(1か所)で支持する構造に比べて、支持部の軸方向長さを短くすることができ、アンカーアッシ36の軽量化に寄与する。
以上に説明した本実施例に係る電磁弁機構300は以下のような特徴を有する。
(1)相互の間に磁気吸引力が作用するアンカーアッシ36及び磁気コア33と、アンカーアッシ36に対して離接可能に構成される吸入弁30と、を備えた電磁弁機構300において、
アンカーアッシ36は、磁気コア33に対向する対向面36abを有する第1アンカーアッシ部品36aと、第1アンカーアッシ部品36aと一体に構成される第2アンカーアッシ部品36bと、第1アンカーアッシ部品36aと第2アンカーアッシ部品36bとを固定する圧入部36cと、を有し、
圧入部36cの圧入長さL1は、吸入弁30が閉弁した状態において、第2アンカーアッシ部品36bと吸入弁30とが分離する長さに設定される。
(2)第2アンカーアッシ部品36bと吸入弁30とは、吸入弁30が閉弁した状態において、軸方向300Aに分離する。
(3)吸入弁30は、アンカーアッシ36と対向する側に、第2アンカーアッシ部品36bと離接するロッド30bを有し、
第2アンカーアッシ部品36bと吸入弁30とは、吸入弁30が閉弁した状態において、第2アンカーアッシ部品36bとロッド30bとの間に軸方向300Aの隙間t2が形成されて分離する。
(4)第1アンカーアッシ部品36aは磁性材料で構成され、
第2アンカーアッシ部品36bは第1アンカーアッシ部品36aとは異なる材料で構成される。
(5)磁気コア33は、アウターコア33bと、アウターコア33bの内周部に配置されるインナーコア33aと、を備える。
(6)インナーコア33aはアウターコア33bの内周部に固定され、
インナーコア33aの内周部にアンカーアッシ36を開弁方向に付勢する第1ばね40を備える。
(7)第1ばね40は、アンカーアッシ36の側の端部が第2アンカーアッシ部品36bの端部36beに構成されるばね座に当接する。
(8)内周部にロッド30bの一部を収容し、ロッド30bと摺動する摺動部31cを有するハウジング31を備え、
ハウジング31はアウターコア33bに対して固定される固定部31fを備える。
(9)ハウジング31の内周側に配置され、ロッド30bを閉弁方向に付勢する第2ばね37を備え、
ハウジング31と吸入弁30と第2ばね37とは一体の組立部品として構成され、
ハウジング31をアウターコア33bに対して固定する固定部31fは圧入部で構成される。
(10)容量可変機構を構成する電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプ100において、
電磁弁機構300は、
相互の間に磁気吸引力が作用するアンカーアッシ36及び磁気コア33と、アンカーアッシ36に対して離接可能に構成される吸入弁30と、を備え、
アンカーアッシ36は、磁気コア33に対向する対向面36abを有する第1アンカーアッシ部品36aと、第1アンカーアッシ部品36aと一体に構成される第2アンカーアッシ部品36bと、第1アンカーアッシ部品36aと第2アンカーアッシ部品36bとを固定する圧入部36cと、を有し、
圧入部36cの圧入長さL1は、吸入弁30が閉弁した状態において、第2アンカーアッシ部品36bと吸入弁30とが分離する長さに設定される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部に他の構成を追加したり、実施例の構成の一部を他の構成に置換したりすることが可能である。
30…吸入弁、30b…ロッド、31c…ハウジング31におけるロッド30bとの摺動部、31f…アウターコア33bに対するハウジング31の固定部、33…磁気コア、33a…インナーコア、33b…アウターコア、36…アンカーアッシ、36a…第1アンカーアッシ部品、36ab…アンカーアッシ36の磁気コア33に対向する対向面、36b…第2アンカーアッシ部品、36be…第1ばね40のばね座、36c…第1アンカーアッシ部品36aと第2アンカーアッシ部品36bとの圧入部、37…第2ばね、40…第1ばね、300…電磁弁機構、300A…軸方向、L1…第2アンカーアッシ部品36bと吸入弁30との圧入長さ、t2…閉弁時における第2アンカーアッシ部品36bとロッド30bとの間の軸方向隙間。

Claims (8)

  1. 相互の間に磁気吸引力が作用するアンカーアッシ及び磁気コアと、前記アンカーアッシに対して離接可能に構成される吸入弁と、を備えた電磁弁機構において、
    前記アンカーアッシは、前記磁気コアに対向する対向面を有する第1アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と一体に構成される第2アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と前記第2アンカーアッシ部品とを固定する圧入部と、を有し、
    前記吸入弁は、前記アンカーアッシと対向する側に、前記第2アンカーアッシ部品と離接するロッドを有し、
    前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記ロッドとの間に軸方向の隙間が形成されて分離するように構成され、
    前記圧入部の圧入長さは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とが分離する長さに設定されたことを特徴とする電磁弁機構。
  2. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    前記第1アンカーアッシ部品は磁性材料で構成され、
    前記第2アンカーアッシ部品は前記第1アンカーアッシ部品とは異なる材料で構成されることを特徴とする電磁弁機構。
  3. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    前記磁気コアは、アウターコアと、前記アウターコアの内周部に配置されるインナーコアと、を備えることを特徴とする電磁弁機構。
  4. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    前記インナーコアは前記アウターコアの内周部に固定され、
    前記インナーコアの内周部に前記アンカーアッシを開弁方向に付勢する第1ばねを備えたことを特徴とする電磁弁機構。
  5. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    前記第1ばねの前記アンカーアッシの側の端部は、前記第2アンカーアッシ部品の端部に構成されるばね座に当接することを特徴とする電磁弁機構。
  6. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    内周部に前記ロッドの一部を収容し、前記ロッドと摺動する摺動部を有するハウジングを備え、
    前記ハウジングは前記アウターコアに対して固定される固定部を備えることを特徴とする電磁弁機構。
  7. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    前記ハウジングの内周側に配置され、前記ロッドを閉弁方向に付勢する第2ばねを備え、
    前記ハウジングと前記吸入弁と前記第2ばねとは一体の組立部品として構成され、
    前記ハウジングを前記アウターコアに対して固定する固定部は圧入部で構成されることを特徴とする電磁弁機構。
  8. 容量可変機構を構成する電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記電磁弁機構は、
    相互の間に磁気吸引力が作用するアンカーアッシ及び磁気コアと、前記アンカーアッシに対して離接可能に構成される吸入弁と、を備え、
    前記アンカーアッシは、前記磁気コアに対向する対向面を有する第1アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と一体に構成される第2アンカーアッシ部品と、前記第1アンカーアッシ部品と前記第2アンカーアッシ部品とを固定する圧入部と、を有し、
    前記吸入弁は、前記アンカーアッシと対向する側に、前記第2アンカーアッシ部品と離接するロッドを有し、
    前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記ロッドとの間に軸方向の隙間が形成されて分離するように構成され、
    前記圧入部の圧入長さは、前記吸入弁が閉弁した状態において、前記第2アンカーアッシ部品と前記吸入弁とが分離する長さに設定されたことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
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