JP7248783B2 - 電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプ Download PDF

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Description

本発明は、自動車の内燃機関用の電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプに関する。
自動車の内燃機関用の高圧燃料供給ポンプでは、燃料流量の調整のために、電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット)を用いているものがある。電磁弁機構は、コイルへの通電によって弁の開閉運動を制御するものである。
電磁弁機構では、コイルへの通電を開始すると、可動鉄心(可動コア)と固定鉄心(固定コア)との間に磁気吸引力が発生し、可動鉄心の固定鉄心側への移動が開始される。可動鉄心は、固定コアと可動コア間に形成された隙間の距離を移動すると、固定鉄心に衝突して停止することが一般的である。
また、電磁弁機構の中には、可動鉄心と固定鉄心の衝突を避けるために、磁性材料で形成されるヨークと、ヨークの内部に収容されるコイルと、コイルの中心部に位置する固定鉄心と、固定鉄心と対向するように設置された可動鉄心と、可動鉄心から力を伝達され変位するロッドと、ロッドに対向する位置にリング状部品とを備え、コイルへの通電が無い状態において、可動鉄心と固定鉄心と間に生ずる隙間よりも、リング状部品とプランジャと間に生ずる隙間の方が小さくなるようにリング状部品の位置が調整されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-108409号公報
上述した電磁弁機構では、可動鉄心が固定鉄心に対して相対的に傾いた状態で移動すると、可動鉄心が傾くことなく移動する理想的な場合に対して、可動鉄心や固定鉄心等で構成された磁気回路に生じる磁界の大きさや可動鉄心の移動量(ストローク量)が変化してしまう。このため、可動鉄心の動作(移動)にばらつきが生じ、弁の開閉動作の応答性に影響を及ぼす虞がある。電磁弁機構を用いた高圧燃料供給ポンプでは、可動鉄心の動作(移動)がばらつくと、燃料の吐出流量が所望の流量に対してばらつきが生じてしまうことがある。したがって、電磁弁機構では、可動鉄心の動作のばらつきを抑制することが求められている。可動鉄心の移動時の傾きを抑制するためには、可動鉄心の移動を意図する方向へ案内するガイド機構が重要である。
特許文献1に記載のソレノイドバルブ(電磁弁機構)では、ロッドの軸方向一方側に可動鉄心が固定されると共に、ロッドの軸方向他方側がガイド用の孔部を有する摺動部(ガイド機構)に摺動可能に支持されている。このため、可動鉄心の移動は、ロッドを介して摺動部によってガイドされる。ロッドと摺動部(ガイド用の孔部)との間には隙間が設けられているので、ロッドは傾いた状態で移動することがある。ロッドが傾いた状態で摺動部にガイドされると、ロッドに固定された可動鉄心はロッドの傾きに応じて傾いた状態で移動してしまう。このような構成のソレノイドバルブでは、可動鉄心が傾くことなく移動する理想的な場合に対する可動鉄心のずれ量(理想的な移動方向に対して直交する方向への変位量)は、可動鉄心がロッドに固定された位置からロッドが摺動部(ガイド機構)に摺動支持される位置までの距離に比例して大きくなる。すなわち、可動鉄心をガイドするガイド機構から可動鉄心までの距離が長くなればなるほど、可動鉄心の上記ずれ量が大きくなる。可動鉄心の傾きによるずれ量が大きくなると、その分、可動鉄心の動作に大きなばらつきが生じてしまうことがある。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、可動コアの移動時の傾きを低減することができる電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプを提供することである。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、環状に設けられたコイルと、前記コイルの径方向内側に配置された固定コアと、前記コイルの径方向内側で前記固定コアに対向するように配置されて前記固定コアと共に磁気回路の一部を構成し、前記コイルへの通電により前記固定コアに吸引される可動コアと、第1中心軸線を有し、前記可動コアを前記固定コアに対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材とを備え、前記ガイド部材は、前記可動コアの径方向内側に配置されて前記可動コアの移動を支持し、前記可動コアは、前記ガイド部材に摺動することで前記ガイド部材に案内されるように構成されていることを特徴とする。

本発明によれば、固定したガイド部材を可動コアの径方向内側の位置で可動コアを支持して案内するように構成したので、可動コアを案内支持する位置を従来構造よりも可動コア側に近づけることができ、その結果、可動コアの移動時の傾きを低減することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプを含む内燃機関の燃料供給システムを示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプを示す断面図である。 図2に示す本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構としての電磁吸入弁ユニットの拡大図である。 図3に示す本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構における可動コアとそのガイド構造部の関係を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る電磁弁機構を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る電磁弁機構を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電磁弁機構を示す断面図である。
以下、本発明の電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプの実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
(燃料供給システム) まず、本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプの構成及び高圧燃料供給ポンプを含む内燃機関の燃料供給システムの構成を図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプを含む内燃機関の燃料供給システムを示す構成図である。図2は本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構を備えた高圧燃料供給ポンプを示す断面図である。
図1において、内燃機関の燃料供給システムは、例えば、燃料を貯留する燃料タンク101と、燃料タンク101内の燃料を汲み上げて送出するフィードポンプ102と、フィードポンプ102から送出された燃料を加圧して吐出する高圧燃料供給ポンプ1と、高圧燃料供給ポンプ1から圧送された高圧の燃料を噴射する複数のインジェクタ103とを備えている。本システムは、内燃機関としてエンジンのシリンダ筒内に直接燃料を噴射するシステム、いわゆる、直噴エンジンシステムである。
高圧燃料供給ポンプ1は、吸入配管104を介してフィードポンプ102に接続されていると共に、コモンレール105を介してインジェクタ103に接続されている。インジェクタ103は、エンジンの気筒数に応じてコモンレール105に装着されており、エンジンコントロールユニット(以下、ECUという)107からの制御信号に応じて開弁または閉弁するように制御される。コモンレール105には、高圧燃料供給ポンプ1から吐出された燃料の圧力を検出する圧力センサ106が装着されている。圧力センサ106は、圧力の検出信号をECU107へ出力する。
高圧燃料供給ポンプ1は、燃料を加圧するための加圧室4を内部に有するポンプハウジング1aと、ポンプハウジング1aに組み付けられたプランジャ5、電磁吸入弁ユニット300、吐出弁ユニット500とを備えている。プランジャ5は、往復運動により加圧室4内の燃料を加圧するものである。電磁吸入弁ユニット300は、加圧室4に吸入する燃料流量を調節する容量可変機構として機能するものであり、ECU107からの制御信号により制御される。吐出弁ユニット500は、プランジャ5により加圧された燃料をコモンレール105側へ吐出するものである。
図1及び図2に示すように、ポンプハウジング1aの先端部側(図1及び図2中、上端部側)には、有底筒状(カップ状)のダンパカバー10が固定されている。ダンパカバー10には吸入ジョイント11が取り付けられており、吸入ジョイント11が高圧燃料供給ポンプ1の低圧燃料吸入口2aを形成している。吸入ジョイント11内には、吸入フィルタ12が取り付けられている。吸入フィルタ12は、燃料タンク101から低圧燃料吸入口2aまでの間に存在する異物が燃料の流れによって高圧燃料供給ポンプ1内に吸収されることを防ぐ役目がある。
ポンプハウジング1aの先端部とダンパカバー10とによって、加圧室4の上流側に燃料流路の一部としての低圧燃料室2bが形成されている。低圧燃料室2bには、圧力脈動低減機構14が配置されている。圧力脈動低減機構14は、高圧燃料供給ポンプ1内で発生した圧力脈動が吸入配管104へ波及することを低減させるものであり、電磁吸入弁ユニット300の上流側に形成されている。
プランジャ5の先端側(図1中、下端側)には、エンジンのカム108の回転運動を直線的な往復運動に変換するタペット6が設けられている。プランジャ5は、プランジャ5の先端部に固定されたリテーナ7を介してばね8の付勢力によってタペット6に圧着されている。これにより、カム108の回転運動に伴いプランジャ5を往復運動させることができる。
ポンプハウジング1aの加圧室4の入口側には、電磁吸入弁ユニット300が設けられている。電磁吸入弁ユニット300の構成の詳細は後述するが、ECU107の制御信号に基づき吸入弁31が開閉するように構成されている。
図2に示すように、ポンプハウジング1aの加圧室4の出口側には吐出通路2cが形成されていて、吐出通路2c内に吐出弁ユニット500が設けられている。吐出通路2cにおける吐出弁ユニット500の下流側には、吐出ジョイント16が設けられており、吐出ジョイント16が高圧燃料供給ポンプ1の燃料吐出口2eを形成している。
吐出弁ユニット500は、吐出弁シート51と、吐出弁シート51と接離する吐出弁52と、吐出弁52を吐出弁シート51に向かって付勢する吐出弁ばね53と、吐出弁シート51の一部、吐出弁52、吐出弁ばね53を収容する吐出弁ホルダ54とから構成されている。吐出弁シート51は、例えば、ポンプハウジング1aの吐出通路2c内に圧入保持されている。吐出弁ユニット500では、吐出弁シート51と吐出弁ホルダ54が溶接により接合されることで、吐出弁シート51、吐出弁52、吐出弁ばね53、吐出弁ホルダ54が一体のユニットを構成している。
吐出弁ユニット500は、加圧室4と吐出ジョイント16の内部との間に燃料差圧が無い状態において、吐出弁ばね53の付勢力により吐出弁52が吐出弁シート51に押圧され閉弁状態となるように構成されている。一方、加圧室4の燃料圧力が吐出ジョイント16の内部の燃料圧力よりも大きくなると、吐出弁52が吐出弁ばね53の付勢力に逆らって開弁するように構成されている。また、吐出弁ホルダ54の内周面が吐出弁52をガイドし、吐出弁52が開弁および閉弁運動の際にリフト方向にのみ移動するように構成されている。以上の構成により、吐出弁ユニット500は、燃料の流通方向を一方向に制限して逆流を防止する逆止弁として機能する。
本燃料供給システムにおいては、図1及び図2に示すように、燃料タンク101内の燃料がフィードポンプ102によって汲み上げられて適切なフィード圧力に加圧され、吸入配管104を通して高圧燃料供給ポンプ1の低圧燃料吸入口2aに送られる。低圧燃料吸入口2aを通過した燃料は、吸入フィルタ12を通過し、低圧燃料室2b内の圧力脈動低減機構14を介して電磁吸入弁ユニット300に至る。電磁吸入弁ユニット300に流入した燃料は、ECU107の制御信号に基づき開閉する吸入弁31を通過する。吸入弁31を通過した燃料は、往復運動するプランジャ5の下降行程で加圧室4へ吸入され、プランジャ5の上昇行程で加圧室4内において加圧される。加圧室4で加圧された燃料は、吐出弁ユニット500を通過して燃料吐出口2dを経てコモンレール105へ圧送される。
コモンレール105内の高圧の燃料は、インジェクタ103によってエンジンのシリンダ筒内へ噴射される。高圧燃料供給ポンプ1では、ECU107から電磁吸入弁ユニット300への制御信号に応じて所望の流量燃料を吐出する。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構としての電磁吸入弁ユニットの構成及び構造の詳細を図3及び図4を用いて説明する。図3は図2に示す本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構としての電磁吸入弁ユニットの拡大図である。図4は図3に示す本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁機構における可動コアとそのガイド構造部との関係を示す説明図である。なお、図3は、電磁吸入弁ユニットに対して通電がない状態を示している。
図3において、電磁吸入弁ユニット300は、吸入弁31を含む弁機構部と、コイル41や可動コア45を含むソレノイド機構部とに大別される。弁機構部は、吸入弁31、吸入弁シート32、吸入弁ストッパ33、第1付勢ばね34とで構成されている。
吸入弁シート32は、例えば、一方側(図3中、右側)に開口する有底筒状の部材であり、中心軸線A1を有している。吸入弁シート32は、筒状部分の軸方向における中間位置に吸入弁31が着座可能な環状の弁シート部32aを有している。すなわち、吸入弁シート32の筒状部分の内部には、吸入弁31が弁シート部32aに対して着座又は離座するように移動可能に配置されている。吸入弁シート32の筒状部分には、低圧燃料室2b(図2参照)に連通する吸入ポート32bが周方向に間隔をあけて複数設けられている。
吸入弁シート32の底部には、吸入弁シート32の中心軸線A1に沿って貫通するガイド孔32cが設けられている。ガイド孔32cを有する吸入弁シート32の底部は、後述のロッド48を吸入弁シート32の中心軸線A1に沿って摺動可能に支持する(ガイドする)ロッドガイド部として機能する。吸入弁シート32の底部におけるガイド孔32cの外周側には、筒状部分の内部に貫通する貫通孔32dが設けられている。貫通孔32dは、後述の可動コア45の移動(変位)に伴う電磁吸入弁ユニット300内の燃料の移動を可能とするための流路である。
吸入弁シート32の開口部には、吸入弁ストッパ33が圧入固定されている。吸入弁ストッパ33は、弁シート部32aから離れる吸入弁31の変位を規制する機能を有している。吸入弁31と吸入弁ストッパ33との間には、第1付勢ばね34が配置されている。
すなわち、第1付勢ばね34は、一端側が吸入弁31に接触すると共に他端側が吸入弁ストッパ33に接触しており、吸入弁31を弁シート部32a側(閉弁する方向)へ付勢している。
ソレノイド機構部は、例えば、環状に設けられたコイル41と、コイル41の径方向内側に配置されたハウジング42と、コイル41を取り囲みハウジング42の外周部に固定された環状のヨーク43と、ハウジング42内に収容された固定コア44、可動コア45、ガイド部材46、被ガイド部材47、ロッド48、及び第2付勢ばね49とで構成されている。コイル41には、図示しない端子を介してECU107(図1参照)からの制御信号が入力される。本ソレノイド機構部では、ヨーク43、ハウジング42、固定コア44、可動コア45が磁気回路を構成すると共に、可動コア45、被ガイド部材47、ロッド48が吸入弁31を駆動する可動部を構成する。可動部では、可動コア45と被ガイド部材47が一体的に設けられているが、ロッド48は可動コア45及び被ガイド部材47と接離可能な別体構造である。本実施の形態においては、可動コア45の移動を案内するガイド構造に特徴を有している。
ハウジング42は、例えば、一方側(図3中、右側)に開口する有底筒状の部材であり、中心軸線A2を有している。ハウジング42と吸入弁シート32は、互いが同軸となるように固定されている。すなわち、ハウジング42は、その中心軸線A2が吸入弁シート32の中心軸線A1と略一致するように配置される。ハウジング42の底部42aの内面が第2中心軸線A2に対して略直交する平面に形成されている。
ハウジング42内の底部42a側には、固定コア44が配置されている。固定コア44は、例えば、ハウジング42の軸方向に延在するように形成され、その外周面がハウジング42内に圧入されることで固定されている。固定コア44の径方向内側の位置(径方向中心部)には、ガイド部材46の大部分を収容可能な収容部44aが設けられている。収容部44aは、例えば、軸方向に貫通する孔部として形成されている。固定コア44は、磁気回路の一部を構成するものであり、磁性材により形成されている。磁性材として、例えば、ビッカーズ硬さが200HV以下のものが用いられている。固定コア44におけるハウジング開口側の端面は、磁気吸引力が作用する磁気吸引面を構成している。
ハウジング42内の開口側には、可動コア45が固定コア44に対向するように配置されている。可動コア45は、ハウジング42の内周面との間に隙間が生じるように形成されており、ハウジング42内で移動可能である。可動コア45は、固定コア44と共に磁気回路の一部を構成するものであり、磁性材により形成されている。磁性材として、固定コア44と同様に例えば、ビッカーズ硬さが200HV以下のものが用いられている。なお、磁気回路を構成するハウジング42及びヨーク43も、固定コア44及び可動コア45と同様に、磁性材により形成されている。可動コア45における固定コア44の対向面は、磁気吸引力が作用する磁気吸引面を構成している。可動コア45の径方向内側の位置(径方向中心部)には、被ガイド部材47が嵌合する嵌合部45aが形成されている。嵌合部45aは、例えば、ハウジング42の軸方向に貫通する孔部として形成されている。
固定コア44の収容部44a内には、中心軸線A3を有するガイド部材46が配置されている。ガイド部材46は、可動コア45の径方向内側の位置(嵌合部45a内)で被ガイド部材47を介して可動コア45を支持し、ガイド部材46の中心軸線A3に沿って可動コア45を固定コア44に対して接離する方向に案内するものである。ガイド部材46は、固定コア44の径方向内側の収容部44aに固定された基部46aと、基部46aよりも外径が小さく、基部46aから延在し被ガイド部材47を介して可動コア45を案内するガイド本体46bとで構成されている。ガイド本体46bの先端部(図3中、右端部)は、テーパ状に形成されている。ガイド部材46の軸方向一方側の基部46aの端面は、中心軸線A3に対して略直交する平面に形成されている。ガイド部材46は、基部46aの端面がハウジング42の底部42aの内面に接触するように配置され、その中心軸線A3がハウジング42の中心軸線A2と略一致するように固定される。
ガイド部材46は、可動部としての被ガイド部材47と接触する部分であるので、固定コア44や可動コア45よりも高硬度で耐摩耗性に優れた材料、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼によって形成されている。オーステナイト系ステンレス鋼を用いる場合には、浸炭などの処理を行うことで強度を高めることができる。マルテンサイト系ステンレス鋼を用いる場合には、焼き入れなどの熱処理によって強度を高めることができる。耐摩耗性に優れた材料として、例えば、ビッカーズ硬さが500~800HV程度のものが用いられている。
可動コア45の嵌合部45aには、被ガイド部材47が圧入により可動コア45と一体に構成されている。被ガイド部材47は、一方側(図3中、左側)に開口する有底筒状の部材であり、内部にガイド部材46が配置されガイド部材46に対して摺動可能な筒状部47aと、筒状部47aの固定コア44とは反対側の開口部を閉塞する閉塞部47bとで構成されている。すなわち、被ガイド部材47を介して可動コア45がガイド部材46に支持され、可動コア45と被ガイド部材47が一体となってガイド部材46の中心軸線A3に沿って移動可能な構成となっている。被ガイド部材47の閉塞部47bには、貫通孔47cが設けられている。貫通孔47cは、被ガイド部材47の移動時の流体抵抗を低減して被ガイド部材47の移動を容易にするものである。被ガイド部材47は、筒状部47aの端面が可動コア45の嵌合部45aの内部に位置するように配置されている。
被ガイド部材47は、ガイド部材46と摺動する部材であるので、ガイド部材46の材料と略同等程度の硬度を有する材料で形成されていることが好ましい。すなわち、被ガイド部材47は、ガイド部材46と同様に、オーステナイト系ステンレス鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼のような耐摩耗性に優れた高強度材料よって形成されている。耐摩耗性に優れた材料として、ガイド部材46と同様に、ビッカーズ硬さが500~800HV程度のものが用いられている。
ロッド48は、軸方向一方側端部(図3中、左側端部)が被ガイド部材47の閉塞部47bに接離可能であると共に、軸方向他方側端部(図3中、右側端部)が吸入弁31に接離可能であるように構成されている。ロッド48は、吸入弁シート32のガイド孔32cに挿通されて摺動可能に吸入弁シート32に支持されている。すなわち、ロッド48の移動は、ガイド孔32cの内壁面によって案内される。
第2付勢ばね49は、固定コア44の収容部44a内および可動コア45の嵌合部45a内で、かつ、ガイド部材46のガイド本体46bの径方向外側に配置されるように構成されている。第2付勢ばね49は、その一方側端部がガイド部材46の基部46aに接触すると共に、その他方側端部が被ガイド部材47の筒状部47aの端面に接触している。
第2付勢ばね49は、被ガイド部材47を介して可動コア45を固定コア44から離間する方向に付勢している。第2付勢ばね49は、その付勢力が第1付勢ばね34の付勢力よりも大きくなるように構成されている。このため、コイル41への通電が無い状態では、第2付勢ばね49の付勢力と第1付勢ばね34の付勢力の差によって、一体的な可動コア45及び被ガイド部材47に接触している可動部としてのロッド48が吸入弁31に接触して吸入弁31を吸入弁シート32の弁シート部32aから離れる方向へ付勢する。このとき、吸入弁31は、加圧室4(図2参照)内の圧力に応じて開弁状態又は閉弁状態となる。
ソレノイド機構部では、ガイド部材46と被ガイド部材47の摺動可能な長さ(ガイド長)Sが、コイル41への通電による可動コア45の固定コア44側への移動可能な距離G1、すなわち、可動コア45のストローク長よりも大きくなるように構成されている。
本実施の形態において、距離G1は、コイル41への通電が無い状態において可動コア45と固定コア44との間に生じる空隙の長さに等しくなる。この構成により、可動コア45及び被ガイド部材47は、可動コア45のストローク長G1の範囲において確実にガイド部材46に摺動可能に支持される。
また、ソレノイド機構部では、図4に示すように、被ガイド部材47の筒状部47aの内径D1とガイド部材46のガイド本体46bの外径d2との差がハウジング42の内径D3と可動コア45の外径d4との差よりも小さくなるように構成されている。この構成により、可動コア45は、ハウジング42に摺動可能に支持されることなく、被ガイド部材47を介して確実にガイド部材46に支持される。
(高圧燃料供給ポンプの動作) 次に、高圧燃料供給ポンプの動作を図2及び図3を用いて説明する。先ず、高圧燃料供給ポンプの吸入工程の動作について説明する。
図2に示すプランジャ5が破線で示す上死点位置から下降する吸入行程では、電磁吸入弁ユニット300のコイル41は非通電状態である。コイル41への通電が無い場合、図3に示す電磁吸入弁ユニット300では、上述したように、第2付勢ばね49の付勢力と第1付勢ばね34の付勢力の差によって、可動コア45と一体に構成された被ガイド部材47を介してロッド48が吸入弁31側(図3中、右側)に付勢される。これにより、ロッド48が接触した状態の吸入弁31が吸入弁シート32の弁シート部32aから離れ、図2に示す低圧燃料室2bと加圧室4が連通する。このため、低圧燃料室2b内の燃料は、プランジャ5の下降により、吸入弁31と弁シート部32aとの隙間を経由して加圧室4内へ流入する。吸入弁31と弁シート部32aとの隙間を流れる燃料の圧力降下により、吸入弁31には開弁方向(図3中、右方向)に力が作用する。
次に、高圧燃料供給ポンプの吐出工程の動作について説明する。プランジャ5が下死点を超え上昇を開始している状態において、ECU107(図1参照)からコイル41に通電が開始される。コイル41の周囲に発生した磁束がヨーク43、固定コア44、ハウジング42、可動コア45を通り磁気回路が形成され、可動コア45と固定コア44の対向面間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力が第2付勢ばね49と第1付勢弁ばねの付勢力の差を超えると、可動コア45が被ガイド部材47と共に、可動コア45と固定コア44の間の空隙の長さG1分を変位し、可動コア45が固定コア44と接触して可動コア45及び被ガイド部材47の動作が停止する。
このとき、可動コア45の径方向内側の嵌合部45aに一体に設けられた被ガイド部材47は、筒状部47aの内周面がガイド部材46の外周面に摺動し、ガイド部材46の延在方向に沿って固定コア44側へ移動する。すなわち、磁気吸引力による可動コア45の固定コア44側への移動は、被ガイド部材47を介してガイド部材46によって案内される。このように、本実施形態においては、可動コア45の径方向内側の嵌合部45aに一体に設けた被ガイド部材47を介して、固定されたガイド部材46が可動コア45を支持して案内するように構成されている。
ところで、従来構造には、ロッドの軸方向他方側を吸入弁シートのガイド孔(ガイド機構)に摺動させることでロッドの軸方向一方側に固定された可動コアを案内するものがある。この従来構造では、可動コア45の径方向内側の位置でガイド部材46(ガイド機構)が可動コア45を支持する本実施の形態の場合と比較して、可動コアからガイド機構までの距離が長くなる。可動コアが固定されたロッドが傾いた状態で可動コアが案内される場合、可動コアが傾くことなく案内される理想的な場合に対する可動コアの径方向へのずれ量(変位量)が可動コアからガイド機構までの距離に比例して大きくなる。可動コアの傾きによる径方向へのずれ量が大きくなると、その分、可動コアの動作に大きなばらつきが生じてしまう虞がある。
また、従来構造には、吸入弁シートのガイド孔(ガイド機構)にガイドされるロッドによって可動コアの移動をガイドするものがある。この従来構造では、可動コアがその径方向内側でロッドにより摺動支持される。したがって、可動コアのロッドによる摺動支持位置から可動コアまでの距離は短くなる。しかし、可動コアを支持するロッドがガイド孔(ガイド機構)に摺動支持される構造なので、可動コアがロッドを介して吸入弁シートのガイド孔(ガイド機構)に案内される前述の従来構造の場合と同様に、ロッドが傾くと、可動コアの径方向へのずれ量(変位量)が可動コアから吸入弁シートのガイド孔(ガイド機構)までの距離に比例して大きくなる。
それに対して、本実施の形態においては、ガイド機構としての固定されたガイド部材46から可動コア45までの距離が上記の従来構造よりも短くなるので、可動コア45の移動時の固定コア44に相対する傾きを従来よりも抑制することが可能となる。
磁気吸引力によって可動コア45及び被ガイド部材47が固定コア44側に引き寄せられると、吸入弁31を弁シート部32aから離間させていた付勢力がなくなり、第1付勢ばね34の付勢力によって吸入弁31が弁シート部32a側への移動を開始する。吸入弁31は、第2付勢ばね49の付勢力と第1付勢ばね34の付勢力の差によって生じる吸入弁31と弁シート部32aの間の空隙の長さG2分を変位し、閉弁状態となる。このとき、吸入弁31の加圧室4側(図3中、右側)の隙間空間と低圧燃料室2bに連通する吸入ポート32bとの圧力差が加圧室4内の圧力上昇に伴って低圧燃料室2b側の圧力よりも高くなり、吸入弁31の閉弁動作を助けている。その後、プランジャ5が引き続き上昇すると、加圧室4内の容積が減少して加圧室4内の圧力が上昇する。これにより、図2に示す吐出弁ユニット500の吐出弁52が吐出弁ばね53の付勢力に打ち勝って吐出弁シート51から離れ、燃料がコモンレール105(図1参照)を通してインジェクタ103(図1参照)に供給される。
吸入弁31が完全に閉弁して加圧室4内の圧力が上昇して高圧吐出が開始された後に、コイル41への通電を停止する。これにより、固定コア44と可動コア45の対向面間に発生していた磁気吸引力が消滅し、磁気吸引力が第2付勢ばね49の付勢力よりも小さくなる。このため、第2付勢ばね49の付勢力によって、可動コア45、被ガイド部、及びロッド48の可動部が吸入弁31側へ移動する。
このとき、可動コア45の嵌合部45aに一体に設けられた被ガイド部材47は、筒状部47aの内周面がガイド部材46の外周面に摺動し、ガイド部材46の延在方向に沿って吸入弁31側へ移動する。すなわち、第2付勢ばね49の付勢力による可動コア45の吸入弁31側への移動は、被ガイド部材47を介してガイド部材46によって案内される。
可動コア45、被ガイド部、及びロッド48の可動部が移動し、ロッド48が吸入弁31に接触すると、可動部の動作(移動)が吸入弁31によって停止される。これは、加圧室4内の圧力による吸入弁31に作用する閉弁力が第2付勢ばね49の付勢力よりも大きいためである。したがって、ロッド48が吸入弁31を押しても、吸入弁31は開弁しない。この状態は、プランジャ5が上死点から下降方向へ転じた瞬間にロッド48が吸入弁31を開弁方向へ付勢する準備動作となる。
本電磁吸入弁ユニット300では、コイル41に通電するタイミングをECU107からの指令に基づき制御することで、高圧で吐出される燃料の流量を調節することができる。プランジャ5が下死点から上死点へと上昇動作に転じた直後に、吸入弁31が閉弁するよう通電タイミングを制御すれば、燃料の停留が少なく高圧吐出される燃料が多くすることができる。以上のように、高圧燃料供給ポンプ1は、コイル41への通電時間を制御することで、吸入弁31の閉弁時間を制御し所望の流量に吐出できるように構成されている。
上述した本発明の第1の実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300(電磁弁機構)及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプ1は、環状に設けられたコイル41と、コイル41の径方向内側に配置された固定コア44と、コイル41の径方向内側で固定コア44に対向するように配置されて固定コア44と共に磁気回路の一部を構成し、コイル41への通電により固定コア44に吸引される可動コア45と、中心軸線(第1中心軸線)A3を有し、可動コア45を固定コア44に対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材46とを備え、ガイド部材46は、可動コア45の径方向内側に配置されて可動コア45の移動を支持するものである。この構成により、可動コア45を案内支持する位置を従来構造よりも可動コア45側に近づけることができ、その結果、可動コア45の移動時の傾きを低減することができる。
また、本実施の形態の電磁吸入弁ユニット300においては、可動コア45が径方向内側の位置に一体に設けられた被ガイド部材を47介してガイド部材46に支持され、被ガイド部材47は、内部にガイド部材46が配置されガイド部材46に対して摺動可能な筒状部47aを有している。この構成により、可動コア45とガイド部材46の摺動を回避することができ、摩耗しやすい磁性材で形成される必要がある可動コア45の摺動による摩耗を抑制することができる。その結果、したがって、可動コア45の摩耗により生じる可動コア45の移動時の傾きを抑制することできる。
さらに、本実施の形態においては、被ガイド部材47が筒状部47aの外周面の可動コ45アの内周面への圧入により可動コア45に接合されて可動コア45と一体に構成されている。したがって、可動コア45と被ガイド部材47の組立が容易である。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300は、コイル41の径方向内側かつ可動コア45の径方向外側に配置されて可動コア45、被ガイド部材47、ガイド部材46を収容する筒状のハウジング42を更に備え、被ガイド部の筒状部47aの内径D1とガイド部材46の外径d2との差がハウジング42の内径D3と可動コア45の外径d4との差よりも小さくなるように構成されている。この構成により、可動コア45は、ハウジング42に摺動可能に支持されることなく、確実にガイド部材46によって被ガイド部材47を介して支持され案内される。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300は、コイル41の径方向内側かつ可動コア45の径方向外側に配置されて可動コア45及びガイド部材46を収容し、中心軸線(第2中心軸線)A2を有する筒状のハウジング42を更に備え、ガイド部材46はその中心軸線(第1中心軸線)A3がハウジング42の中心軸線(第2中心軸線)A2と一致するように配置されたものである。この構成により、可動コア45の固定コア44に対する相対的な傾きを確実に低減することができる。なお、ここで示すガイド部材46の中心軸線A3とハウジング42の中心軸線A2との一致とは、完全に一致する場合だけでなく、両中心軸線A3、A2が略一致する場合も含むものである。両中心軸線A3、A2が略一致する場合とは、例えば、組立において許容される範囲の両中心軸線A3、A2間のずれが生じる場合を含む概念である。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300は、コイル41の径方向内側かつ可動コア45の径方向外側に配置され、可動コア45及びガイド部材46を収容する有底筒状のハウジング42を更に備え、ハウジング42はその底部42aの内面が平面状に形成され、ガイド部材46は軸方向一方側の端面が中心軸線(第1中心軸線)A3に対して直交する平面に形成され、ガイド部材46は軸方向一方側の端面がハウジング42の底部42aの内面に接触するように配置されているものである。この構成により、ガイド部材46の中心軸線A3の位置決め(ガイド部材46の芯出し)が容易となる。なお、ここで示す中心軸線A3に対して直交する平面とは、中心軸線A3に対して完全に直交する平面のみでなく、中心軸線A3に対して略直交する平面も含むものである。中心軸線A3に対して略直交する平面とは、例えば、製造上許容される範囲においてずれが生じる場合を含む概念である。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300においては、被ガイド部材47とガイド部材46の摺動可能な長さSがコイル41への通電による可動コア45の固定コア44側への移動可能な距離G1よりも大きくなるように構成されている。この構成により、ガイド部材46が可動コア45のストローク長G1の範囲において可動コア45及び被ガイド部材47を確実に摺動可能に支持することができ、可動コア45の移動時の傾きを抑制することできる。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300においては、ガイド部材46が可動コア45よりも硬度が高い材料で形成されている。この構成により、可動コア45及び被ガイド部材47を案内することによるガイド部材46の摩耗を抑制することができる。
したがって、ガイド部材46の摩耗により生じる可動コア45の移動時の傾きを抑制することできる。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300においては、被ガイド部材47が可動コア45よりも硬度が高い材料で形成されている。この構成により、ガイド部材46との摺動による被ガイド部材47の摩耗を抑制することができる。したがって、被ガイド部材47の摩耗により生じる可動コア45の移動時の傾きを抑制することできる。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300においては、ガイド部材46と被ガイド部材47が同じ硬度の材料で形成されている。この構成により、ガイド部材46と被ガイド部材47の摺動によるどちらか一方の過度な摩耗を抑制することができる。したがって、ガイド部材46と被ガイド部材47のどちらか一方の過度な摩耗により可動コア45の移動時の傾きが大きくなることを抑制することできる。なお、ここで示す同じ硬度とは、全く同じ場合のみを意味するものでなく、同程度の硬度を含むものである。同程度の硬度とは、例えば、ビッカーズ硬さが500~800HV程度の範囲を含むものである。
また、本実施の形態に係る電磁吸入弁ユニット300は、可動コア45を固定コア44から離す方向に付勢する第2付勢ばね49(ばね部材)を備え、ガイド部材46は、固定コア44の径方向内側の位置で固定された基部46aと、基部46aよりも外径が小さく基部46aから延在して被ガイド部材47の筒状部47aを案内するガイド本体46bとを有し、第2付勢ばね49(ばね部材)は、ガイド本体46bの径方向外側に配置され、かつ、一方側端部がガイド部材46の基部46aに接触すると共に他方側端部が被ガイド部材47の筒状部47aに接触するように構成されているものである。この構成により、摩耗しやすい磁性材で形成された固定コア44及び可動コア45の第2付勢ばね49との接触による摩耗を回避することができる。また、ガイド部材46及び被ガイド部材47を第2付勢ばね49の受け部とすることで、第2付勢ばね49の配置による固定コア44及び可動コア45の対向面の面積の減少を抑制することができる。
[第1の実施の形態の変形例] 次に、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る電磁弁機構の構成を図5及び図6を用いて説明する。図5は本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る電磁弁機構を示す断面図である。図6は本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る電磁弁機構を示す断面図である。なお、図5及び図6において、図1~図4に示す符号と同符号のものは、同様な部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図5に示す本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300A)が第1の実施の形態に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300)と相違する点は、被ガイド部材47Aの可動コア45Aに対する接合方法が異なることである。第1の実施の形態に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300)の被ガイド部材47は可動コア45に対して圧入により接合されている(図3参照)。それに対して、第1の実施の形態の第1変形例に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300A)は、被ガイド部材47Aが可動コア45Aに対してねじ込みにより固定されて一体に構成されている。
具体的には、可動コア45Aの嵌合部45aの内周面には、雌ねじ部45bが設けられている。被ガイド部材47Aの筒状部47aの外周面には、筒状部47aの開口側端縁から所定の位置まで雄ねじ部47dが設けられている。第1の変形例においては、可動コア45Aの雌ねじ部45bに対して被ガイド部材47Aの雄ねじ部47dをねじ込むことで、可動コア45Aが被ガイド部材47Aと接合されて一体に構成される。したがって、可動コア45Aと被ガイド部材47Aとが一体的に移動可能である。
図6に示す本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300B)が第1の実施の形態に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300)と相違する点は、第2変形例に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300B)の被ガイド部材47が可動コア45に対して溶融接合又は液相接合により可動コア45と接合されて一体に構成されている点である。具体的には、可動コア45と被ガイド部材47は、可動コア45のロッド48側の端面と被ガイド部材47の外周面とに設けられた溶接部Wにより接合されて一体に構成されている。したがって、可動コア45と被ガイド部材47とが一体的に移動可能である。なお、可動コア45と被ガイド部材47の接合は、溶接部Wに代えて、ロウ付け部またはハンダ付け部Wによることも可能である。
上述した本発明の第1の実施の形態の第1変形例及び第2変形例に係る電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプによれば、第1の実施の形態と同様に、可動コア45、45Aを案内支持する位置を従来構造よりも可動コア45、45A側に近づけることができ、その結果、可動コア45、45Aの移動時の傾きを低減することができる。
また、第1の変形例に係る電磁吸入弁ユニット300Aにおいては、可動コア45Aがその内周面に雌ねじ部45bを有し、被ガイド部材47Aが筒状部47aの外周面に可動コア45Aの雌ねじ部45bに螺合する雄ねじ部47dを有し、被ガイド部材47Aは筒状部47aの雄ねじ部47dの可動コア45Aの雌ねじ部45bへのねじ込みにより可動コア45Aに固定されて可動コア45Aと一体に構成されている。この構成により、可動コア45Aと被ガイド部材47Aの組立が容易となる。
また、第2の変形例に係る電磁吸入弁ユニット300Bにおいては、被ガイド部材47が溶融接合又は液相接合により可動コア45に接合されて可動コア45と一体に構成されている。この構成により、可動コア45と固定コア44との接触(衝突)による可動コア45と被ガイド部材47の組付のズレの発生を防止することができる。
[第2の実施の形態] 次に、本発明の第2の実施の形態に係る電磁弁機構の構成について図7を用いて説明する。図7は本発明の第2の実施の形態に係る電磁弁機構を示す断面図である。なお、図7において、図1~図6に示す符号と同符号のものは、同様な部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図7示す本発明の第2の実施の形態に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300C)は、第1の実施の形態に係る電磁弁機構(電磁吸入弁ユニット300)が可動コア45と被ガイド部材47を別部材で構成しているのに対して(図3参照)、第1の実施の形態の被ガイド部材47の部分を可動コア45Cの一部分として構成したものである。具体的には、可動コア45Cは、その径方向中心部の位置に、固定コア44側に開口し、かつ、ロッド48側が閉塞する段付きの被ガイド用穴部45dを有している。被ガイド用穴部45dは、開口側の大径部45eと底部側の小径部45fとで構成されている。被ガイド用穴部45d内には、ガイド部材46が配置され、小径部45fの内周面がガイド部材46の外周面に摺動可能な構成である。大径部45e内には、第2付勢ばね49の一部が収容される。大径部45eと小径部45fの段差面に第2付勢ばね49の他方側端部(図7中、右側端部)が接触している。可動コア45Cの被ガイド用穴部45dの底部には、貫通穴45hが設けられている。貫通穴45hは、第1の実施の形態に係る被ガイド部材47の貫通孔47cと同様な機能を有するものである。
上述した本発明の第2の実施の形態に係る電磁弁機構及びそれを備えた高圧燃料供給ポンプによれば、第1の実施の形態と同様に、可動コア45Cを案内支持する位置を従来構造よりも可動コア45C側に近づけることができ、その結果、可動コア45Cの移動時の傾きを低減することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施形態は本発明をわかり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
例えば、上述した第1の実施の形態及びその第1変形例及び第2変形例においては、被ガイド部材47、47Aを可動コア45、45Aに対して圧入、ねじ込み、又は、溶接接合若しくは液相接合により接合して可動コア45、45Aと一体に構成した例を示した。
それに対して、被ガイド部材47を、可動コア45及び被ガイド部材47の少なくとも一方のかしめにより可動コア45に接合して可動コア45と一体に構成することも可能である。この構成では、可動コア45と固定コア44との接触(衝突)による可動コア45と被ガイド部材47の組付のズレの発生を防止することができる。
1a…ポンプハウジング、 41…コイル、 42…ハウジング、 44…固定コア、 45、45A、45C…可動コア、 45b…雌ねじ部、 46…ガイド部材、 46a…基部、 46b…ガイド本体、 47、47A…被ガイド部材、 47a…筒状部、 47d…雄ねじ部、 49…第2付勢ばね(ばね部材)、 300、300A、300B、300C…電磁吸入弁ユニット、 A3…中心軸線(第1中心軸線)、 A2…中心軸線(第2中心軸線)

Claims (15)

  1. 環状に設けられたコイルと、
    前記コイルの径方向内側に配置された固定コアと、
    前記コイルの径方向内側で前記固定コアに対向するように配置されて前記固定コアと共に磁気回路の一部を構成し、前記コイルへの通電により前記固定コアに吸引される可動コアと、
    第1中心軸線を有し、前記可動コアを前記固定コアに対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材は、前記可動コアの径方向内側に配置されて前記可動コアの移動を支持し、
    前記可動コアは、前記ガイド部材に摺動することで前記ガイド部材に案内されるように構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  2. 環状に設けられたコイルと、
    前記コイルの径方向内側に配置された固定コアと、
    前記コイルの径方向内側で前記固定コアに対向するように配置されて前記固定コアと共に磁気回路の一部を構成し、前記コイルへの通電により前記固定コアに吸引される可動コアと、
    第1中心軸線を有し、前記可動コアを前記固定コアに対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材は、前記可動コアの径方向内側に配置されて前記可動コアの移動を支持し、
    前記可動コアは、径方向内側の位置に一体に設けられた被ガイド部材を介して前記ガイド部材に支持され、
    前記被ガイド部材は、内部に前記ガイド部材が配置され前記ガイド部材に対して摺動可能な筒状部を有し
    前記可動コア及び前記被ガイド部材は、前記被ガイド部材の前記筒状部が前記ガイド部材に摺動することで前記ガイド部材に案内されるように構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  3. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記被ガイド部材は、前記筒状部の外周面の前記可動コアの内周面への圧入により前記可動コアに接合されて前記可動コアと一体に構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  4. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記可動コアは、その内周面に雌ねじ部を有し、
    前記被ガイド部材は、前記筒状部の外周面に前記可動コアの前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有し、
    前記被ガイド部材は、前記筒状部の前記雄ねじ部の前記可動コアの前記雌ねじ部へのねじ込みにより前記可動コアに固定されて前記可動コアと一体に構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  5. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記被ガイド部材は、溶融接合又は液相接合により前記可動コアに接合されて前記可動コアと一体に構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  6. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記被ガイド部材は、前記可動コア及び前記被ガイド部材の少なくとも一方のかしめにより前記可動コアに接合されて前記可動コアと一体に構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  7. 環状に設けられたコイルと、
    前記コイルの径方向内側に配置された固定コアと、
    前記コイルの径方向内側で前記固定コアに対向するように配置されて前記固定コアと共に磁気回路の一部を構成し、前記コイルへの通電により前記固定コアに吸引される可動コアと、
    第1中心軸線を有し、前記可動コアを前記固定コアに対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材は、前記可動コアの径方向内側に配置されて前記可動コアの移動を支持し、
    前記可動コアは、径方向内側の位置に一体に設けられた被ガイド部材を介して前記ガイド部材に支持され、
    前記被ガイド部材は、内部に前記ガイド部材が配置され前記ガイド部材に対して摺動可能な筒状部を有し、
    前記コイルの径方向内側かつ前記可動コアの径方向外側に配置されて前記可動コア、前記被ガイド部材、前記ガイド部材を収容する筒状のハウジングを更に備え、
    前記被ガイド部材の前記筒状部の内径と前記ガイド部材の外径との差が前記ハウジングの内径と前記可動コアの外径との差よりも小さい
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  8. 請求項1又は2に記載の電磁弁機構において、
    前記コイルの径方向内側かつ前記可動コアの径方向外側に配置されて前記可動コア及び前記ガイド部材を収容し、第2中心軸線を有する筒状のハウジングを更に備え、
    前記ガイド部材は、前記第1中心軸線が前記ハウジングの前記第2中心軸線と一致するように配置されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  9. 請求項1又は2に記載の電磁弁機構において、
    前記コイルの径方向内側かつ前記可動コアの径方向外側に配置され、前記可動コア及び前記ガイド部材を収容する有底筒状のハウジングを更に備え、
    前記ハウジングは、その底部の内面が平面状に形成され、
    前記ガイド部材は、軸方向一方側の端面が前記第1中心軸線に対して直交する平面に形成され、
    前記ガイド部材は、前記軸方向一方側の端面が前記ハウジングの前記底部の内面に接触するように配置されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  10. 環状に設けられたコイルと、
    前記コイルの径方向内側に配置された固定コアと、
    前記コイルの径方向内側で前記固定コアに対向するように配置されて前記固定コアと共に磁気回路の一部を構成し、前記コイルへの通電により前記固定コアに吸引される可動コアと、
    第1中心軸線を有し、前記可動コアを前記固定コアに対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材は、前記可動コアの径方向内側に配置されて前記可動コアの移動を支持し、
    前記可動コアは、径方向内側の位置に一体に設けられた被ガイド部材を介して前記ガイド部材に支持され、
    前記被ガイド部材は、内部に前記ガイド部材が配置され前記ガイド部材に対して摺動可能な筒状部を有し、
    前記被ガイド部材と前記ガイド部材の摺動可能な長さは、前記コイルへの通電による前記可動コアの前記固定コア側への移動可能な距離よりも大きい
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  11. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記ガイド部材は、前記可動コアよりも硬度が高い材料で形成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  12. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記被ガイド部材は、前記可動コアよりも硬度が高い材料で形成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  13. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記ガイド部材と前記被ガイド部材は、同じ硬度の材料で形成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  14. 環状に設けられたコイルと、
    前記コイルの径方向内側に配置された固定コアと、
    前記コイルの径方向内側で前記固定コアに対向するように配置されて前記固定コアと共に磁気回路の一部を構成し、前記コイルへの通電により前記固定コアに吸引される可動コアと、
    第1中心軸線を有し、前記可動コアを前記固定コアに対して接離する方向に案内する固定されたガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材は、前記可動コアの径方向内側に配置されて前記可動コアの移動を支持し、
    前記可動コアは、径方向内側の位置に一体に設けられた被ガイド部材を介して前記ガイド部材に支持され、
    前記被ガイド部材は、内部に前記ガイド部材が配置され前記ガイド部材に対して摺動可能な筒状部を有し、
    前記可動コアを前記固定コアから離す方向に付勢するばね部材を備え、
    前記ガイド部材は、
    前記固定コアの径方向内側に配置された基部と、
    前記基部よりも外径が小さく、前記基部から延在して前記被ガイド部材の前記筒状部を案内するガイド本体とを有し、
    前記ばね部材は、前記ガイド本体の径方向外側に配置され、かつ、一方側端部が前記ガイド部材の前記基部に接触すると共に他方側端部が前記被ガイド部材の前記筒状部に接触するように構成されている
    ことを特徴とする電磁弁機構。
  15. 燃料を加圧する加圧室を内部に有するポンプハウジングと、
    前記ポンプハウジングに組み付けられ、前記加圧室に吸入する燃料の流量を調節する電磁吸入弁ユニットとを備え、
    前記電磁吸入弁ユニットは、請求項1、請求項2、請求項7、請求項10、請求項14のいずれか1項に記載の電磁弁機構により構成されている
    ことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
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