JP6754902B2 - 電磁吸入弁、及びこれを備えた高圧燃料ポンプ - Google Patents

電磁吸入弁、及びこれを備えた高圧燃料ポンプ Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関に適用される電磁吸入弁、及びこれを備えた高圧燃料ポンプに関する。
本発明の高圧燃料ポンプの従来技術として、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1の段落0013、0014には、「低圧燃料吸入口10aから吸入ジョイント51を通過した燃料は圧力脈動低減機構9、吸入通路10dを介して容量可変機構を構成する電磁弁機構300の吸入ポート31bに至る。電磁弁機構300に流入した燃料は、吸入弁30を通過し加圧室11に流入する。」と開示されている。
特開2017-82717号公報
上記特許文献1の図2や図3には、電磁弁機構300が図示されているが、電磁弁機構300がどのような方法により、ポンプボディ1に形成された穴部に固定されているのか、明らかでない。そこで、本発明では、電磁弁機構300をポンプボディ1に形成された穴部に挿入し、固定する場合において、圧入荷重が増大を抑えることで、組み立て性を向上する電磁弁機構、又は高圧燃料ポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、流路を開閉する弁体と、可動コアと、前記可動コアを吸引する磁気コアと、前記弁体を開弁方向に付勢するロッドと、を備え、挿入穴に対して挿入されて固定される電磁弁機構において、
挿入方向先端側の外周部に形成され、小径挿入穴に対して圧入される圧入部と、前記圧入部よりも挿入方向入口側で、かつ前記圧入部よりも外径の大きい外周部に形成され、前記小径挿入穴よりも径の大きい大径挿入穴との間に所定の隙間を有して配置される隙間嵌め部と、前記隙間嵌め部よりも挿入方向入口側で、前記挿入穴が形成される部材に対して溶接される溶接部と、を備え
前記圧入部と、前記隙間嵌め部とは同一の部材で一体に構成され、
前記同一の部材と、前記溶接部が形成される溶接部材とは別体の部材で構成され、
前記同一の部材には前記弁体が着座するシート部が形成されるとともに、前記ロッドの外周部をガイドするガイド部が形成され、
挿入方向において前記隙間嵌め部と前記溶接部との間にスパッタ捕獲穴が形成される
本発明によれば、ポンプボディに形成された穴部に挿入し、固定する場合において、圧入荷重が増大を抑えることで、組み立て性を向上する電磁弁機構、又は高圧燃料ポンプを提供することが可能となる。本発明のその他の構成、作用、効果については以下の実施例において詳細に説明する。
本実施例の高圧燃料ポンプが適用されたエンジンシステムの構成図を示す。 本実施例の実施例の高圧燃料ポンプの縦断面図である。 本実施例の実施例の高圧燃料ポンプの上方から見た水平方向断面図である。 本実施例の実施例の高圧燃料ポンプの図1と別方向から見た縦断面図である。 本実施例の高圧燃料ポンプの電磁弁機構の拡大縦断面図であり、電磁弁機構が開弁状態にある状態を示す。 本実施例の電磁弁機構の組み立て方法の詳細を説明する図である。 本実施例の電磁弁機構の溶接部(接合部)の模式図である。 図7と別の構成で、本実施例の電磁弁機構の溶接部(接合部)の模式図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
本実施例は高圧燃料ポンプ(高圧燃料供給ポンプ)の特に電磁吸入弁機構の組立性を向上する、電磁吸入弁機構の構造に関する。
図1にはエンジンシステムの全体構成図を示す。破線で囲まれた部分が高圧燃料供給ポンプ(以下、高圧燃料ポンプと呼ぶ)の本体を示し、この破線の中に示されている機構・部品はポンプボディ1に一体に組み込まれていることを示す。なお、図1はエンジンシステムの動作を模式的に示す図面であり、詳細な構成は図2以降の高圧燃料ポンプの構成と異なるところがある。図2は本実施例の高圧燃料ポンプの縦断面図を示し、図3は高圧燃料ポンプを上方から見た水平方向断面図である。また図4は高圧燃料ポンプを図2と別方向から見た縦断面図である。図5は電磁弁機構300部の拡大図である。
燃料タンク20の燃料は、エンジンコントロールユニット27(以下ECUと称す)からの信号に基づきフィードポンプ21によって汲み上げられる。この燃料は適切なフィード圧力に加圧されて吸入配管28を通して高圧燃料ポンプの低圧燃料吸入口10aに送られる。
低圧燃料吸入口10aから吸入ジョイント51を通過した燃料は、圧力脈動低減機構9が配置されるダンパ室(10b、10c)を介して容量可変機構を構成する電磁弁機構300の吸入ポート31bに至る。具体的には電磁弁機構300は電磁吸入弁機構を構成する。
電磁弁機構300に流入した燃料は、吸入弁30により開閉される吸入口を通過し加圧室11に流入する。エンジンのカム機構93によりプランジャ2に往復運動する動力が与えられる。プランジャ2の往復運動により、プランジャ2の下降行程には吸入弁30から燃料を吸入し、上昇行程には、燃料が加圧される。加圧された燃料は、吐出弁機構8を介し、圧力センサ26が装着されているコモンレール23へ燃料が圧送される。そしてECU27からの信号に基づきインジェクタ24がエンジンへ燃料を噴射する。本実施例はインジェクタ24がエンジンのシリンダ筒内に直接、燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジンシステムに適用される高圧燃料ポンプである。高圧燃料ポンプは、ECU27から電磁弁機構300への信号により、所望の供給燃料の燃料流量を吐出する。
図2、3に示すように本実施例の高圧燃料ポンプは内燃機関の高圧燃料ポンプ取付け部90に密着して固定される。具体的には図3に示すようにポンプボディ1に設けられた取付けフランジ1aにねじ穴1bが形成されており、これに図示しない複数のボルトが挿入される。これにより取付けフランジ1aが内燃機関の高圧燃料ポンプ取付け部90に密着し、固定される。高圧燃料ポンプ取付け部90とポンプボディ1との間のシールのためにOリング61がポンプボディ1に嵌め込まれ、エンジンオイルが外部に漏れるのを防止する。
図2、4に示すようにポンプボディ1にはプランジャ2の往復運動をガイドし、ポンプボディ1と共に加圧室11を形成するシリンダ6が取り付けられている。つまり、プランジャ2はシリンダの内部を往復運動することで加圧室の容積を変化させる。また燃料を加圧室11に供給するための電磁弁機構300と加圧室11から吐出通路に燃料を吐出するための吐出弁機構8が設けられている。
シリンダ6はその外周側においてポンプボディ1と圧入される。ポンプボディ1にはシリンダ6を下側から挿入するための挿入穴が形成され、挿入穴の下端でシリンダ6の固定部6aの下面と接触するように内周側に変形させた内周凸部が形成される。ポンプボディ1の内周凸部の上面がシリンダ6の固定部6aを図中上方向へ押圧し、シリンダ6の上端面で加圧室11にて加圧された燃料が低圧側に漏れないようシールしている。
プランジャ2の下端には、内燃機関のカムシャフトに取り付けられたカム93の回転運動を上下運動に変換し、プランジャ2に伝達するタペット92が設けられている。プランジャ2はリテーナ15を介してばね4にてタペット92に圧着されている。これによりカム93の回転運動に伴い、プランジャ2を上下に往復運動させることができる。
また、シールホルダ7の内周下端部に保持されたプランジャシール13がシリンダ6の図中下方部においてプランジャ2の外周に摺動可能に接触する状態で設置されている。これにより、プランジャ2が摺動したとき、副室7aの燃料をシールし内燃機関内部へ流入するのを防ぐ。同時に内燃機関内の摺動部を潤滑する潤滑油(エンジンオイルも含む)がポンプボディ1の内部に流入するのを防止する。
図3、4に示すように高圧燃料ポンプのポンプボディ1の側面部には吸入ジョイント51が取り付けられている。吸入ジョイント51は、車両の燃料タンク20からの燃料を供給する低圧配管に接続されており、燃料はここから高圧燃料ポンプ内部に供給される。吸入フィルタ52は、燃料タンク20から低圧燃料吸入口10aまでの間に存在する異物を燃料の流れによって高圧燃料ポンプ内に吸収することを防ぐ役目がある。
低圧燃料吸入口10aを通過した燃料は、図4に示すポンプボディ1に上下方向に連通した低圧燃料吸入通路を通って圧力脈動低減機構9に向かう。圧力脈動低減機構9はダンパカバー14とポンプボディ1の上端面との間のダンパ室(10b、10c)に配置され、ポンプボディ1の上端面に配置された保持部材9aにより下側から支持される。具体的には、圧力脈動低減機構9は2枚の金属ダイアフラムが重ね合わせて構成される金属ダンパである。圧力脈動低減機構9の内部には0.3MPa〜0.6MPaのガスが封入され、外周縁部が溶接で固定される。そのために外周縁部は薄く、内周側に向かって厚くなるように構成される。
そして図2に示すように、保持部材9aの上面には圧力脈動低減機構9の外周縁部を下側から固定するための凸部が形成される。一方でダンパカバー14の下面には圧力脈動低減機構9の外周縁部を上側から固定するための凸部が形成される。これらの凸部は円形状に形成されており、これらの凸部により挟まれることで圧力脈動低減機構9が固定される。なお、ダンパカバー14はポンプボディ1の外縁部に対して圧入されて固定されるが、この際に保持部材9aが弾性変形して、圧力脈動低減機構9を支持する。このようにして圧力脈動低減機構9の上下面には低圧燃料吸入口10a、低圧燃料吸入通路と連通するダンパ室(10b、10c)が形成される。なお、図には表れていないが、保持部材9aには圧力脈動低減機構9の上側と下側とを連通する通路が形成されており、これによりダンパ室(10b、10c)は圧力脈動低減機構9の上下面に形成される。
ダンパ室(10b、10c)を通った燃料は次にポンプボディに上下方向に連通して形成された低圧燃料吸入通路10dを介して電磁弁機構300の吸入ポート31bに至る。なお、吸入ポート31bは吸入弁シート31aを形成する吸入弁シート部材31に上下方向に連通して形成される。
図5に基づいて電磁弁機構300について詳細に説明する。コイル部は、第1ヨーク42、電磁コイル43、第2ヨーク44、ボビン45、端子46、コネクタ47から成る。ボビン45に銅線が複数回巻かれたコイル43が、第1ヨーク42と第2ヨーク44により取り囲まれる形で配置され、樹脂部材であるコネクタと一体にモールドされ固定される。二つの端子46のそれぞれの方端はコイルの銅線の両端にそれぞれ通電可能に接続される。端子46も同様にコネクタと一体にモールドされ残りの方端がエンジン制御ユニット側と接続可能な構成としている。
コイル部は第1ヨーク42の中心部の穴部が、アウターコア38に圧入され固定される。その時、第2ヨーク44の内径側は、固定コア39と接触もしくは僅かなクリアランス近接する構成となる。
第1ヨーク42、第2ヨーク44共に、磁気回路を構成するために、また耐食性を考慮し磁性ステンレス材料とし、ボビン45、コネクタ47は強度特性、耐熱特性を考慮し、高強度耐熱樹脂を用いる。コイルに43は銅、端子46には真鍮に金属めっきを施した物を使用する。
このように、アウターコア38、第1ヨーク42、第2ヨーク44、固定コア39、アンカー部36で磁気回路を形成し、コイルに電流を与えると、固定コア39、アンカー部36間に磁気吸引力が発生し、互いに引き寄せられる力が発生する。アウターコア38において、固定コア39とアンカー部36とがお互い磁気吸引力を発生させる軸方向部位を極力薄肉にすることで、磁束のほぼ全てが固定コア39とアンカー部36の間を通過するため、効率良く磁気吸引力を得ることができる。
ソレノイド機構部は、可動部であるロッド35、アンカー部36、固定部であるロッドガイド37、アウターコア38、固定コア39、そして、ロッド付勢ばね40、アンカー部付勢ばね41からなる。
可動部であるロッド35とアンカー部36は、別部材に構成している。ロッド35はロッドガイド37の内周側で軸方向に摺動自在に保持され、アンカー部36の内周側は、ロッド35の外周側で摺動自在に保持される。すなわち、ロッド35及びアンカー部36共に幾何学的に規制される範囲で軸方向に摺動可能に構成されている。
アンカー部36は燃料中で軸方向に自在に滑らかに動くために、部品軸方向に貫通する貫通穴36aを1つ以上有し、アンカー部前後の圧力差による動きの制限を極力排除している。
ロッドガイド37は、径方向には、ポンプボディ1の吸入弁が挿入される穴の内周側に挿入され、軸方向には、吸入弁シートの一端部に突き当てられる。ポンプボディ1の挿入穴に溶接固定されるアウターコア38とポンプボディ1との間に挟み込まれる形で配置される構成としている。ロッドガイド37にもアンカー部36と同様に軸方向に貫通する貫通穴37aが設けられ、アンカー部が自在に滑らかに動くことができる様、アンカー部側の燃料室の圧力がアンカー部の動きを妨げない様に構成している。
アウターコア38は、ポンプボディ1と溶接される部位との反対側の形状を薄肉円筒形状としており、その内周側に固定コア39が挿入される形で溶接固定される。固定コア39の内周側にはロッド付勢ばね40が、細径部をガイドに配置され、ロッド35が吸入弁30と接触し、吸入弁30が吸入弁シート部31aから引き離す方向、すなわち吸入弁の開弁方向に付勢力を与える。
アンカー部付勢ばね41は、ロッドガイド37の中心側に設けた円筒径の中央軸受部37bに方端を挿入し同軸を保ちながら、アンカー部36にロッドつば部35a方向に付勢力を与える配置としている。アンカー部36の移動量36eは吸入弁30の移動量30eよりも大きく設定される。確実に吸入弁30が閉弁するためである。
吐出弁機構8は図3に示すように加圧室11の出口に設けられた吐出弁機構8は、吐出弁シート8a、吐出弁シート8aと接離する吐出弁8b、吐出弁8bを吐出弁シート8aに向かって付勢する吐出弁ばね8c、吐出弁8bのストローク(移動距離)を決める吐出弁ストッパ8dから構成される。吐出弁ストッパ8dとポンプボディ1は当接部8eで溶接により接合され燃料と外部を遮断している。
加圧室11と吐出弁室12aに燃料差圧が無い状態では、吐出弁8bは吐出弁ばね8cによる付勢力で吐出弁シート8aに圧着され閉弁状態となっている。加圧室11の燃料圧力が、吐出弁室12aの燃料圧力よりも大きくなった時に初めて、吐出弁8bは吐出弁ばね8cに逆らって開弁する。そして、加圧室11内の高圧の燃料は吐出弁室12a、燃料吐出通路12b、燃料吐出口12を経てコモンレール23へと吐出される。吐出弁8bは開弁した際、吐出弁ストッパ8dと接触し、ストロークが制限される。したがって、吐出弁8bのストロークは吐出弁ストッパ8dによって適切に決定される。これによりストロークが大きすぎて、吐出弁8bの閉じ遅れにより、吐出弁室12aへ高圧吐出された燃料が、再び加圧室11内に逆流してしまうのを防止でき、高圧燃料ポンプの効率低下が抑制できる。また、吐出弁8bが開弁および閉弁運動を繰り返す時に、吐出弁8bがストローク方向にのみ運動するように、吐出弁ストッパ8dの外周面にてガイドしている。以上のようにすることで、吐出弁機構8は燃料の流通方向を制限する逆止弁となる。
以上に説明したように、加圧室11は、ポンプボディ1、電磁弁機構300、プランジャ2、シリンダ6、吐出弁機構8にて構成される。
図5は電磁弁機構300の詳細な構成を示す。カム93の回転により、プランジャ2がカム93の方向に移動して吸入行程状態にある時は、加圧室11の容積は増加し加圧室11内の燃料圧力が低下する。この行程で加圧室11内の燃料圧力が吸入ポート31bの圧力よりも低くなると、吸入弁30は開弁状態になる。30eは最大開度を示しており、このとき、吸入弁30はストッパ32に接触する。吸入弁30が開弁することにより、シート部材31に形成された開口部31cが開口する。燃料は開口部31cを通り、ポンプボディ1に横方向に形成された穴1cを介して加圧室11に流入する。なお、穴1cも加圧室11の一部を構成する。
プランジャ2が吸入行程を終了した後、プランジャ2が上昇運動に転じ上昇行程に移る。ここで電磁コイル43は無通電状態を維持したままであり磁気付勢力は作用しない。ロッド付勢ばね40はロッド35の外径側に凸となるロッド凸部35aを付勢し、無通電状態において吸入弁30を開弁維持するのに必要十分な付勢力を有するよう設定されている。加圧室11の容積は、プランジャ2の上昇運動に伴い減少するが、この状態では、一度、加圧室11に吸入された燃料が、再び開弁状態の吸入弁30の開口部30aを通して吸入通路10dへと戻されるので、加圧室の圧力が上昇することは無い。この行程を戻し行程と称する。
この状態で、エンジンコントロールユニット27(以下ECUと呼ぶ)からの制御信号が電磁弁機構300に印加されると、電磁コイル43には端子46を介して電流が流れる。磁気コア39とアンカー36との間に磁気吸引力が作用し、磁気コア39及びアンカー36が磁気吸引面Sで接触する。磁気吸引力はロッド付勢ばね40の付勢力に打ち勝ってアンカー36を付勢し、アンカー36がロッド凸部35aと係合して、ロッド35を吸入弁30から離れる方向に移動させる。
このとき、吸入弁付勢ばね33による付勢力と燃料が吸入通路10dに流れ込むことによる流体力により吸入弁30が閉弁する。閉弁後、加圧室11の燃料圧力はプランジャ2の上昇運動と共に上昇し、燃料吐出口12の圧力以上になると、吐出弁機構8を介して高圧燃料の吐出が行われ、コモンレール23へと供給される。この行程を吐出行程と称する。
すなわち、プランジャ2の下始点から上始点までの間の上昇行程は、戻し行程と吐出行程からなる。そして、電磁弁機構300のコイル43への通電タイミングを制御することで、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。電磁コイル43へ通電するタイミングを早くすれば、圧縮行程中の、戻し行程の割合が小さく、吐出行程の割合が大きい。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が少なく、高圧吐出される燃料は多くなる。一方、通電するタイミングを遅くすれば圧縮行程中の、戻し行程の割合が大きく吐出行程の割合が小さい。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が多く、高圧吐出される燃料は少なくなる。電磁コイル43への通電タイミングは、ECU27からの指令によって制御される。以上のように電磁コイル43への通電タイミングを制御することで、高圧吐出される燃料の量を内燃機関が必要とする量に制御することが出来る。
低圧のダンパ室(10b、10c)には高圧燃料ポンプ内で発生した圧力脈動が燃料配管28へ波及するのを低減減させる圧力脈動低減機構9が設置されている。一度加圧室11に流入した燃料が、容量制御のため再び開弁状態の吸入弁30を通して吸入通路10dへと戻される場合、吸入通路10dへ戻された燃料により低圧燃料室10には圧力脈動が発生する。しかし、低圧燃料室10に設けた圧力脈動低減機構9は、波板状の円盤型金属板2枚をその外周で張り合わせ、内部にアルゴンのような不活性ガスを注入した金属ダイアフラムダンパで形成されており、圧力脈動はこの金属ダンパが膨張・収縮することで吸収低減される。
プランジャ2は、大径部2aと小径部2bを有し、プランジャの往復運動によって副室7aの体積は増減する。副室7aは燃料通路10eによりダンパ室(10b、10c)と連通している。プランジャ2の下降時は、副室7aからダンパ室(10b、10c)へ、上昇時は、ダンパ室(10b、10c)から副室7aへと燃料の流れが発生する。
このことにより、ポンプの吸入行程もしくは、戻し行程におけるポンプ内外への燃料流量を低減することができ、高圧燃料ポンプ内部で発生する圧力脈動を低減する機能を有している。
次に、図2、3等に示すリリーフ弁機構200について説明する。
リリーフ弁機構200はリリーフボディ201、リリーフ弁202、リリーフ弁ホルダ203、リリーフばね204、ばねストッパ205からなる。リリーフボディ201には、テーパー形状のシート部が設けられている。バルブ202はリリーフばね204の荷重がバルブホルダ203を介して負荷され、リリーフボディ201のシート部に押圧され、シート部と協働して燃料を遮断している。リリーフ弁202の開弁圧力はリリーフばね204の荷重によって決定せられる。ばねストッパ205はリリーフボディ201に圧入固定されており、圧入固定の位置によってリリーフばね204の荷重を調整する機構である。
ここで、加圧室11の燃料が加圧されて吐出弁8bが開弁すると、加圧室11内の高圧の燃料は吐出弁室12a、燃料吐出通路12bを通って、燃料吐出口12から吐出される。燃料吐出口12は吐出ジョイント60に形成されており、吐出ジョイント60はポンプボディ1に溶接部61にて溶接固定され燃料通路を確保している。
高圧燃料ポンプの電磁吸入弁300の故障等により、燃料吐出口12の圧力が異常に高圧になり、リリーフ弁機構200のセット圧力より大きくなると異常高圧燃料はリリーフ通路213を介して低圧側であるダンパ室10cにリリーフされる。
以下、本実施例の電磁弁機構300の詳細な構成について、図5乃び図6を用いて説明する。本実施例では、高速で大流量を達成する電磁弁機構300を備えた高圧燃料ポンプにおいて、組立不良発生を抑制することにより組立性を改善した高圧燃料ポンプを提供することを目的とする。
電磁弁機構300はポンプボディ1に設けられた収容穴100に三段構成で収容される。電磁弁機構300の吸入弁シート部材31には、挿入方向先端側に第一外周部301、第一外周部301より挿入方向入口側、かつ外径側に第二外周部302が形成される。ここでアウターコア38の内周部が吸入弁シート部材31のロッドガイド37の外周部に圧入されて固定されて一体化される。そのうえでアウターコア38に第二外周部302よりさらに挿入方向入口側に第三外周部303が形成される。同様に収容穴100は電磁弁機構300の挿入方向先端側に第一内周部101、第一内周部101より挿入方向入口側、かつ外径側に第二内周部102、第二内周部102よりさらに挿入方向入口側に第三内周部103を有している。
本実施例において、電磁弁機構300の第一外周部301は、第一内周部101に圧入される。また第二外周部302は、第二内周部102に隙間ばめされる。また第三外周部303は第三内周部103に隙間ばめされた後、溶接固定される。
以上の通り、本実施例の電磁弁機構300は流路を開閉する弁体(吸入弁30)と、可動コア(アンカー部36)と、可動コア(アンカー部36)を吸引する磁気コア(固定コア39)と、を備え、挿入穴(収容穴100)に対して挿入されて固定される。そして、電磁弁機構300は、挿入方向先端側の外周部に形成され、小径挿入穴(第一内周部101)に対して圧入される圧入部(第一外周部301)を有する。また、電磁弁機構300は、圧入部(第一外周部301)よりも挿入方向入口側で、かつ圧入部(第一外周部301)よりも外径の大きい外周部(第二外周部302)に形成され、小径挿入穴(第一内周部101)よりも径の大きい大径挿入穴(第二内周部102)との間に所定の隙間を有して配置される隙間嵌め部(第二外周部302)を有する。さらに、電磁弁機構300は、隙間嵌め部(第二外周部302)よりも挿入方向入口側で、挿入穴(収容穴100)が形成される部材(ポンプボディ1)に対して溶接される溶接部(第三外周部303)を有する。
ここで、仮に電磁弁機構300の上記した第一外周部301、第二外周部302、第三外周部303の何れもが圧入によって、ポンプボディ1に固定されているとする。このように圧入箇所が三段となると、一段目の圧入部材の軸中心と、二段目、及び三段目の軸中心が偏心する。これにより、二段目、三段目の圧入締め代が増加し、圧入不良が発生するという課題があることを本発明者らは突き止めたものである。これに対し上記の本実施例の構成によれば、このような課題を解決し、組立不良発生を抑制することができ組立性を改善することが可能となる。
第二外周部302と第二内周部102とで形成される隙間、及び第三外周部303と第三内周部103とで形成される隙間は、第一外周部301と第一内周部101の中心軸に対して偏心した場合においても、隙間が0以上となるように設定されている。このような構成とすることで、第二外周部302と第二内周部102、及び第三外周部303と第三内周部103同士の接触を抑制することができ、電磁弁機構300を収容穴100に圧入する際にかじりが発生することなく、組立性を向上することが可能となる。
吸入弁シート部材31の第一外周部301は、第二外周部302に至るまで、挿入方向に対し平行に形成され、第二内周部102との間に燃料通路10fを形成する。この燃料通路10fは全周方向に形成される。
すなわち、本実施例において圧入部(第一外周部301)が形成される外周部(第一外周部301)は隙間嵌め部(第二外周部302)に至るまで、挿入方向と平行に形成され、外周部(第一外周部301)の外周側において、隙間嵌め部(第二外周部302)の挿入方向先端部と、大径挿入穴(第二内周部102)の挿入方向先端部102aとの間に流路(燃料通路10f)が形成される。隙間嵌め部(第二外周部302)の外径は、圧入部
(第一外周部301)の外径に対して直径0.1mm以上大きく形成されている。また流路(燃料通路10f)は、圧入部(第一外周部301)が形成される外周部(第一外周部301)の外周側において、周方向全体に形成されている。これにより、燃料通路を確保することが可能となる。
第一外周部301と第二外周部302は吸入弁シート部材31に形成されており、同一部材でとなっている。つまり、圧入部(第一外周部301)と、隙間嵌め部(第二外周部302)とは同一の部材で一体に構成されている。溶接固定される第三外周部303を有するアウターコア38は吸入弁シート部材31とは別部材となっており、アウターコア38の内周部38aには吸入弁シート部材31の外周部31cが圧入される。つまり上記した同一の部材(吸入弁シート部材31)と、溶接部(第三外周部303)が形成される溶接部材(アウターコア38)とは別体の部材で構成される。溶接部材(アウターコア38)の内周部38aに同一の部材(吸入弁シート部材31)の外周部31cに対して圧入される圧入部が形成されている。
シート部材31の外周部31cは第一外周部301よりも内径側に位置している。溶接部材(アウターコア38)の内周部38aで同一の部材(吸入弁シート部材31)の外周部に対して圧入される圧入部(内周部38a)は、小径挿入穴(第一内周部101)に対して圧入される圧入部(第一外周部301)よりも径方向内側に位置する。吸入弁シート部材31とアウターコア38が別体構造となっているため、吸入弁シート部材31とアウターコア38の間に、ロッド35のストローク調整部材50を挿入できる。したがって、ロッド35のストロークばらつきを低減することができ、製品品質を確保することが可能となる。
吸入弁シート部材31の第三外周部303と収容穴100の第三内周部103は、電磁弁機構300の挿入方向側からレーザ照射することにより溶接される。溶接部(第三外周部303)は大径挿入穴(第二内周部102)に対して挿入方向に沿うようにレーザ照射されることで形成されている。このとき、レーザ溶接によるスパッタがポンプボディ1の内部に侵入するが、収容穴100の空間104に収容される。つまり電磁弁機構300は、挿入方向において隙間嵌め部(第二外周部302)と溶接部(第三外周部303)との間にスパッタ捕獲穴104が形成されている。
第二外周部302と大径挿入穴(第二内周部102)の隙間は吸入弁30のストローク量(30e)、あるいは吐出弁8bのストローク量(図示せず)より小さくなるよう設定されている。つまり、本実施例の電磁弁機構300は、弁体(吸入弁30)を開弁方向に付勢するロッド35を備え、同一の部材(吸入弁シート部材31)には、弁体(吸入弁30)が着座するシート部が形成されるとともに、ロッド35の外周部をガイドするガイド部37が形成されている。そして、上記した所定の隙間が、弁体(吸入弁30)の最大リフト量よりも小さくなるように構成されている。また本実施例の高圧燃料ポンプは、電磁弁機構300と吐出弁機構8を備え、上記した所定の隙間は吐出弁機構8の吐出弁8bの最大リフト量よりも小さくなるように構成されている。これにより、高圧燃料ポンプ作動に対する影響を抑制することができる。
図7にアウターコア38の第三外周部303と、ポンプボディ1の第三内周部303の模式図を示す。前述したように、溶接部である第三外周部303と、第三内周部303の間に隙間Cが形成されている。溶接時には隙間Cにアウターコア38、及びポンプボディ1の溶融金属が流入するが、隙間Cの容積を充足できない場合、溶接部138に溶接部へこみdを生じる可能性がある。理論溶接長さLは第三外周部303と第三内周部103の重ね合わせの長さで計算されるが、実溶接長さLaは溶接長さLから溶接部へこみdを引いた値となる。よって、必要強度を満足する溶接長さが実溶接長さLaとなるよう、第三外周部303と第三内周部103の重ね合わせの長さを設定すればよい。
図8は図7とは異なる構成によりレーザで溶接を行うための構造を示す。図8に示すようにアウターコア38の第三外周部303とポンプボディ1の第三内周部303の溶接レーザ照射側に段差Dを設ける構造としてもよい。溶接時にアウターコア38の角部103cの容積分の溶融金属を隙間Cに流入させることができるため、溶接部138に溶接へこみdが生じることを防止することができる。よって、理論溶接長さLを実溶接長さLaとして考えることが可能となる。
以上の発明により、高速、大流量を達成する電磁弁機構において、電磁弁機構の組立不良発生を抑制することにより組立性を改善した高圧燃料ポンプを供給することが可能となる。
1…ポンプボディ、2…プランジャ、8…吐出弁機構、9…圧力脈動低減機構、11…加圧室、12…燃料吐出口、30…弁体(吸入弁)、31…吸入弁シート部材、31c…吸入弁シート部材の外周部、36…可動コア(アンカー部)、38…溶接部材(アウターコア)、39…磁気コア(固定コア39)、100…挿入穴(収容穴)、101…小径挿入穴(第一内周部)、102…第二内周部、103…第三内周部103、300…電磁弁機構、301…圧入部(第一外周部)、302…隙間嵌め部(第二外周部)、303…溶接部(第三外周部)

Claims (9)

  1. 流路を開閉する弁体と、可動コアと、前記可動コアを吸引する磁気コアと、前記弁体を開弁方向に付勢するロッドと、を備え、挿入穴に対して挿入されて固定される電磁弁機構において、
    挿入方向先端側の外周部に形成され、小径挿入穴に対して圧入される圧入部と、
    前記圧入部よりも挿入方向入口側で、かつ前記圧入部よりも外径の大きい外周部に形成され、前記小径挿入穴よりも径の大きい大径挿入穴との間に所定の隙間を有して配置される隙間嵌め部と、
    前記隙間嵌め部よりも挿入方向入口側で、前記挿入穴が形成される部材に対して溶接される溶接部と、を備え
    前記圧入部と、前記隙間嵌め部とは同一の部材で一体に構成され、
    前記同一の部材と、前記溶接部が形成される溶接部材とは別体の部材で構成され、
    前記同一の部材には前記弁体が着座するシート部が形成されるとともに、前記ロッドの外周部をガイドするガイド部が形成され、
    挿入方向において前記隙間嵌め部と前記溶接部との間にスパッタ捕獲穴が形成された電磁弁機構。
  2. 請求項1に記載の電磁弁機構において、
    前記圧入部が形成される外周部は前記隙間嵌め部に至るまで、挿入方向と平行に形成され、
    前記外周部の外周側において、前記隙間嵌め部の挿入方向先端部と、前記大径挿入穴の挿入方向入口部との間に流路が形成された電磁弁機構。
  3. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    記溶接部材の内周部に前記同一の部材の外周部に対して圧入される圧入部が形成された電磁弁機構。
  4. 請求項に記載の電磁弁機構において、
    前記溶接部材の内周部で前記同一の部材の外周部に対して圧入される圧入部は、小径挿入穴に対して圧入される圧入部よりも径方向内側に位置する電磁弁機構。
  5. 請求項1に記載の電磁弁機構において、
    前記溶接部は前記大径挿入穴に対して挿入方向に沿うようにレーザ照射されることで形成された電磁弁機構。
  6. 請求項2に記載の電磁弁機構において、
    前記流路は、前記圧入部が形成される外周部の外周側において、周方向全体に形成された電磁弁機構。
  7. 請求項1に記載の電磁弁機構において、
    前記隙間嵌め部の外径は、前記圧入部の外径に対して直径0.1mm以上大きく形成された電磁弁機構。
  8. 請求項1に記載の電磁弁機構において、
    前記所定の隙間が、前記弁体の最大リフト量よりも小さくなるように構成された電磁弁機構。
  9. 請求項1に記載の電磁弁機構と吐出弁機構を備えた高圧燃料ポンプにおいて、
    前記所定の隙間は前記吐出弁機構の吐出弁の最大リフト量よりも小さくなるように構成された高圧燃料ポンプ。
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