JP6779370B2 - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の内燃機関用の高圧燃料ポンプに関する。
内燃機関の燃焼室内部へ直接的に燃料を噴射する直接噴射タイプの内燃機関において、燃料を高圧化するための高圧燃料ポンプが広く用いられている。この高圧燃料ポンプの背景技術として、特開2009−108784号公報に記載された高圧燃料ポンプがある。
この高圧燃料ポンプは、段落0235に「シリンダ20の直径の大きい筒状部20Bの加圧室12側先端部は凸状の円錐面W21に加工されており、ポンプハウジング1の筒状部1SRの図中下端内周部に形成された凹状の円錐面に合致して両者で、円錐状の接合面21Wを形成している。」とあり、この接合面には、熱による溶融を伴わないシリンダとポンプハウジングの金属同士の拡散接合領域(リングマッシュ接合)が形成されている。(段落0235及び図6、7、9参照)。
特開2009−108784号公報
しかしながら、上記背景技術の高圧燃料ポンプにおいては、前記シリンダ固定に関してポンプボディ本体にリングマッシュ結合すなわち圧接を行うため、圧接を行うための設備を確保する必要がある。そのため高コスト化につながる。
また近年、高圧燃料ポンプは高い燃料圧力で燃料を供給することが求められており、特に高圧燃料ポンプの加圧室の燃圧が高くする必要がある。そのため、燃料の高圧化に伴い、燃料が高温度となることでシリンダが膨張する量が大きくなる。このようにシリンダの膨張量が大きくなる場合に、シリンダの外周部が加圧室近傍においてポンプボディに固定されていると、シリンダがポンプボディにより径方向内側に押され、シリンダが径方向内側に動くことを本発明者らは見出した。
これによりシリンダとシリンダの内径側で摺動するプランジャの隙間は狭まり接触することになり、結果としてプランジャが固着してしまう虞があることを本発明者らは見出したものである。
そこで、本発明は、簡易な構造でシリンダをポンプボディに固定でき、かつシリンダの径方向内側への変位量を低減することが可能な高圧燃料ポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、加圧室が形成されるポンプボディとポンプボディに形成された穴部に挿入されるシリンダとを備えた高圧燃料ポンプにおいて、前記シリンダは、前記加圧室の側反対側径方向外側の凸部が設けられ、前記凸部が前記穴部に圧入され、前記シリンダは、前記凸の上端部から前記シリンダの上端部に至る領域の全てにおいて上端部に至る領域の全てにおいて前記ポンプボディの前記穴部との間に径方向におけるクリアランスが形成されるように構成した。
本発明によれば、簡易な構造でシリンダをポンプボディに固定でき、かつシリンダの径方向内側への変位量を低減することが可能な高圧燃料ポンプを提供することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る第一実施例の高圧燃料ポンプについて、プランジャの軸方向に切断して示す全体断面図である。 本発明に係る第一実施例の高圧燃料ポンプについて、プランジャの軸方向に垂直な方向に切断して示す全体断面図であり、燃料の吸入口軸中心及び吐出口軸中心における断面図である。 本発明に係る第一実施例の高圧燃料ポンプの図1とは別の角度の全体断面図であり、吸入ジョイント軸中心における断面図である。 本発明に係る第一実施例の高圧燃料ポンプの電磁吸入弁機構の縦断面図を拡大した図である。 本発明に係る高圧燃料ポンプを含む、システムの全体構成を示す図である。 本発明に係る第一実施例の高圧燃料ポンプについて、プランジャの軸方向に切断して示すシリンダ近傍の断面図である。 図6におけるシリンダを拡大した縦断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の第1〜第2の実施例による燃料供給ポンプの構成及び作用効果について説明する。本実施例の燃料供給ポンプは20MPa以上の高圧燃料を吐出する高圧燃料ポンプである。なお、各図において、同一符号は同一部分を示す。
(全体構成)
最初に、図5に示すエンジンシステムの全体構成図を用いてシステムの構成と動作を説明する。破線で囲まれた部分が燃料供給ポンプの本体を示し、この破線の中に示されている機構・部品はポンプボディ1に一体に組み込まれていることを示す。
燃料タンク20の燃料は、エンジンコントロールユニット27(以下ECUと称す)からの信号に基づきフィードポンプ21によって汲み上げられる。この燃料は適切なフィード圧力に加圧されて吸入配管28を通して燃料供給ポンプの低圧燃料吸入口10aに送られる。
低圧燃料吸入口10aから吸入ジョイント51(図2参照)を通過した燃料は金属ダンパ9(圧力脈動低減機構)、吸入通路10dを介して容量可変機構を構成する電磁吸入弁機構300の吸入ポート31bに至る。
電磁吸入弁機構300に流入した燃料は、吸入弁30を通過し加圧室11に流入する。エンジン(内燃機関)のカム93(図1参照)によりプランジャ2に往復運動する動力が与えられる。プランジャ2の往復運動により、プランジャ2の下降行程には吸入弁30から燃料を吸入し、上昇行程には、燃料が加圧される。吐出弁機構8を介し、圧力センサ26が装着されているコモンレール23へ燃料が圧送される。そしてECU27からの信号に基づきインジェクタ24がエンジンへ燃料を噴射する。本実施例はインジェクタ24がエンジンのシリンダ筒内に直接、燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジンシステムに適用される燃料供給ポンプである。
燃料供給ポンプは、ECU27から電磁吸入弁機構300への信号により、所望の供給燃料の燃料流量を吐出する。
(燃料供給ポンプの構成)
次に、図1〜図4を用いて、燃料供給ポンプの構成を説明する。図1は燃料供給ポンプの縦断面図を示し、図2は燃料供給ポンプを上方から見た水平方向断面図である。また図3は燃料供給ポンプを図1と別方向から見た縦断面図である。図4は電磁吸入弁機構300の拡大図である。
図1に示すように、燃料供給ポンプは、金属ダンパ9と、金属ダンパ9を収容するダンパ収容部1pが形成されるポンプボディ1(ポンプ本体)と、ポンプボディ1に取付けられ、ダンパ収容部1pを覆うと共に金属ダンパ9をポンプボディ1との間に保持するダンパカバー14と、ダンパカバー14に固定され、ダンパカバー14と反対側から金属ダンパ9を保持する保持部材9aと、を備えている。保持部材9aは金属ダンパ9とポンプボディ1との間に配置され、ポンプボディ1の側から金属ダンパ9を保持する。
燃料供給ポンプはポンプボディ1に設けられた取付けフランジ1e(図2参照)を用い内燃機関の燃料供給ポンプ取付け部90に密着し、複数のボルトで固定される。
図1に示すように、燃料供給ポンプ取付け部90とポンプボディ1との間のシールのためにOリング61がポンプボディ1に嵌め込まれ、エンジンオイルが外部に漏れるのを防止する。
ポンプボディ1にはプランジャ2の往復運動をガイドし、ポンプボディ1と共に加圧室11を形成するシリンダ6が取り付けられている。また燃料を加圧室11に供給するための電磁吸入弁機構300と加圧室11から吐出通路に燃料を吐出するための吐出弁機構8
(図2参照)が設けられている。
シリンダ6は、図1に示すように、その外周側においてポンプボディ1と圧入され、さらに固定部6aにおいて、ボディを内周側へ変形させてシリンダ6を図中上方向へ押圧し、シリンダ6の上端面で加圧室11にて加圧された燃料が低圧側に漏れないようシールしている。
プランジャ2の下端には、内燃機関のカムシャフトに取り付けられたカム93(カム機構)の回転運動を上下運動に変換し、プランジャ2に伝達するタペット92が設けられている。プランジャ2はリテーナ15を介してばね4にてタペット92に圧着されている。
これによりカム93の回転運動に伴い、プランジャ2を上下に往復運動させることができる。
また、シールホルダ7の内周下端部に保持されたプランジャシール13がシリンダ6の図中下方部においてプランジャ2の外周に摺動可能に接触する状態で設置されている。これにより、プランジャ2が摺動したとき、副室7aの燃料をシールし内燃機関内部へ流入するのを防ぐ。同時に内燃機関内の摺動部を潤滑する潤滑油(エンジンオイルも含む)がポンプボディ1の内部に流入するのを防止する。
燃料供給ポンプのポンプボディ1の側面部には吸入ジョイント51が取り付けられている。吸入ジョイント51は、車両の燃料タンク20からの燃料を供給する低圧配管に接続されており、燃料はここから燃料供給ポンプ内部に供給される。吸入ジョイント51内の吸入フィルタ52(図3参照)は、燃料タンク20から低圧燃料吸入口10aまでの間に存在する異物を燃料の流れによって燃料供給ポンプ内に吸収することを防ぐ役目がある。
低圧燃料吸入口10aを通過した燃料は、図1に示すように、金属ダンパ9、吸入通路10d(低圧燃料流路)を介して電磁吸入弁機構300の吸入ポート31bに至る。図4に基づいて電磁吸入弁機構300について詳細に説明する。コイル部は、第1ヨーク42、電磁コイル43、第2ヨーク44、ボビン45、端子46、コネクタ47から成る。ボビン45に銅線が複数回巻かれたコイル43が、第1ヨーク42と第2ヨーク44により取り囲まれる形で配置され、樹脂部材であるコネクタと一体にモールドされ固定される。二つの端子46のそれぞれの方端はコイルの銅線の両端にそれぞれ通電可能に接続される。端子46も同様にコネクタと一体にモールドされ残りの方端がエンジン制御ユニット側と接続可能な構成としている。
コイル部は第1ヨーク42の中心部の穴部が、アウターコア38に圧入され固定される。その時、第2ヨーク44の内径側は、固定コア39と接触もしくは僅かなクリアランス近接する構成となる。
第1ヨーク42、第2ヨーク44共に、磁気回路を構成するために、また耐食性を考慮し磁性ステンレス材料とし、ボビン45、コネクタ47は強度特性、耐熱特性を考慮し、高強度耐熱樹脂を用いる。コイルに43は銅、端子46には真鍮に金属めっきを施した物を使用する。
このように、アウターコア38、第1ヨーク42、第2ヨーク44、固定コア39、アンカー部36で磁気回路を形成し、コイルに電流を与えると、固定コア39、アンカー部36間に磁気吸引力が発生し、互いに引き寄せられる力が発生する。アウターコア38において、固定コア39とアンカー部36とがお互い磁気吸引力を発生させる軸方向部位を極力薄肉にすることで、磁束のほぼ全てが固定コア39とアンカー部36の間を通過するため、効率良く磁気吸引力を得ることができる。
ソレノイド機構部は、可動部であるロッド35、アンカー部36、固定部であるロッドガイド37、アウターコア38、固定コア39、そして、ロッド付勢ばね40、アンカー部付勢ばね41からなる。
可動部であるロッド35とアンカー部36は、別部材に構成している。ロッド35はロッドガイド37の内周側で軸方向に摺動自在に保持され、アンカー部36の内周側は、ロッド35の外周側で摺動自在に保持される。すなわち、ロッド35及びアンカー部36共に幾何学的に規制される範囲で軸方向に摺動可能に構成されている。
アンカー部36は燃料中で軸方向に自在に滑らかに動くために、部品軸方向に貫通する貫通穴36aを1つ以上有し、アンカー部前後の圧力差による動きの制限を極力排除している。
ロッドガイド37は、径方向には、燃料供給ポンプ本体1の吸入弁が挿入される穴の内周側に挿入され、軸方向には、吸入弁シートの一端部に突き当てられ、燃料供給ポンプ本体1に溶接固定されるアウターコア38と燃料供給ポンプ本体1との間に挟み込まれる形で配置される構成としている。ロッドガイド37にもアンカー部36と同様に軸方向に貫通する貫通穴37aが設けられ、アンカー部が自在に滑らかに動くことができる様、アンカー部側の燃料室の圧力がアンカー部の動きを妨げない様に構成している。
アウターコア38は、燃料供給ポンプ本体と溶接される部位との反対側の形状を薄肉円筒形状としており、その内周側に固定コア39が挿入される形で溶接固定される。固定コア39の内周側にはロッド付勢ばね40が、細径部をガイドに配置され、ロッド35が吸入弁30と接触し、前記吸入弁が吸入弁シート部31aから引き離す方向、すなわち吸入弁の開弁方向に付勢力を与える。
アンカー部付勢ばね41は、ロッドガイド37の中心側に設けた円筒径の中央軸受部37bに方端を挿入し同軸を保ちながら、アンカー部36にロッドつば部35a方向に付勢力を与える配置としている。アンカー部36の移動量36eは吸入弁30の移動量30eよりも大きく設定される。確実に吸入弁30が閉弁するためである。
ロッド35とロッドガイド37にはお互い摺動するため、またロッド35は吸入弁30と衝突を繰返すため、硬度と耐食性を考慮しマルテンサイト系ステンレスに熱処理を施したものを使用する。アンカー部36と固定コア39は磁気回路を形成するため磁性ステンレスを用い、ロッド付勢ばね40、アンカー部付勢ばね41には耐食性を考慮しオーステナイト系ステンレスを用いる。
上記構成によれば、吸入弁部とソレノイド機構部には、3つのばねが有機的に配置されて構成されている。吸入弁部に構成される吸入弁付勢ばね33と、ソレノイド機構部に構成されるロッド付勢ばね40、アンカー部付勢ばね41がこれに相当する。本実施例ではいずれのばねもコイルばねを使用しているが付勢力を得られる形態であればいかなるものでも構成可能である。
加圧室11の出口に設けられた吐出弁機構8は、図2に示すように、吐出弁シート8a、吐出弁シート8aと接離する吐出弁8b、吐出弁8bを吐出弁シート8aに向かって付勢する吐出弁ばね8c、吐出弁8bのストローク(移動距離)を決める吐出弁ストッパ8dから構成される。吐出弁ストッパ8dとポンプボディ1は当接部8eで溶接により接合され燃料と外部を遮断している。
加圧室11と吐出弁室12aに燃料差圧が無い状態では、吐出弁8bは吐出弁ばね8cによる付勢力で吐出弁シート8aに圧着され閉弁状態となっている。加圧室11の燃料圧力が、吐出弁室12aの燃料圧力よりも大きくなった時に初めて、吐出弁8bは吐出弁ばね8cに逆らって開弁する。そして、加圧室11内の高圧の燃料は吐出弁室12a、燃料吐出通路12b、燃料吐出口12を経てコモンレール23へと吐出される。
吐出弁8bは開弁した際、吐出弁ストッパ8dと接触し、ストロークが制限される。したがって、吐出弁8bのストロークは吐出弁ストッパ8dによって適切に決定される。これによりストロークが大きすぎて、吐出弁8bの閉じ遅れにより、吐出弁室12aへ高圧吐出された燃料が、再び加圧室11内に逆流してしまうことを防止でき、燃料供給ポンプの効率低下が抑制できる。また、吐出弁8bが開弁および閉弁運動を繰り返す時に、吐出弁8bがストローク方向にのみ運動するように、吐出弁ストッパ8dの外周面にてガイドしている。以上のようにすることで、吐出弁機構8は燃料の流通方向を制限する逆止弁となる。
なお、加圧室11は、ポンプボディ1(ポンプハウジング)、電磁吸入弁機構300、プランジャ2、シリンダ6、吐出弁機構8にて構成される。
(燃料供給ポンプの動作)
カム93の回転により、プランジャ2がカム93の方向に移動して吸入行程状態にある時は、加圧室11の容積は増加し加圧室11内の燃料圧力が低下する。この行程で加圧室11内の燃料圧力が吸入ポート31bの圧力よりも低くなると、吸入弁30は開口状態になる。図4に示すように、燃料は吸入弁30の開口部30eを通り、加圧室11に流入する。
プランジャ2が吸入行程を終了した後、プランジャ2が上昇運動に転じ圧縮行程に移る。ここで電磁コイル43は無通電状態を維持したままであり磁気付勢力は作用しない。ロッド付勢ばね40は、無通電状態において吸入弁30を開弁維持するのに必要十分な付勢力を有するよう設定されている。加圧室11の容積は、プランジャ2の圧縮運動に伴い減少するが、この状態では、一度、加圧室11に吸入された燃料が、再び開弁状態の吸入弁30の開口部30eを通して吸入通路10dへと戻されるので、加圧室の圧力が上昇することは無い。この行程を戻し行程と称する。
この状態で、ECU27からの制御信号が電磁吸入弁機構300に印加されると、電磁コイル43には端子46を介して電流が流れる。すると、磁気コア39とアンカーとの間に磁気吸引力が作用し、これにより磁気付勢力がロッド付勢ばね40の付勢力に打ち勝ってロッド35が吸入弁30から離れる方向に移動する。よって、吸入弁付勢ばね33による付勢力と燃料が吸入通路10dに流れ込むことによる流体力により吸入弁30が閉弁する。閉弁後、加圧室11の燃料圧力はプランジャ2の上昇運動と共に上昇し、燃料吐出口12の圧力以上になると、吐出弁機構8を介して高圧燃料の吐出が行われ、コモンレール23へと供給される。この行程を吐出行程と称する。
すなわち、プランジャ2の圧縮行程(下始点から上始点までの間の上昇行程)は、戻し行程と吐出行程からなる。そして、電磁吸入弁機構300の電磁コイル43への通電タイミングを制御することで、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。電磁コイル43へ通電するタイミングを早くすれば、圧縮行程中の、戻し行程の割合が小さく、吐出行程の割合が大きい。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が少なく、高圧吐出される燃料は多くなる。一方、通電するタイミングを遅くすれば圧縮行程中の、戻し行程の割合が大きく吐出行程の割合が小さい。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が多く、高圧吐出される燃料は少なくなる。電磁コイル43への通電タイミングは、ECU27からの指令によって制御される。 以上のように電磁コイル43への通電タイミングを制御することで、高圧吐出される燃料の量を内燃機関が必要とする量に制御することが出来る。
(金属ダンパの構成)
図1に示すように、低圧燃料室10には燃料供給ポンプ内で発生した圧力脈動が吸入配管28(燃料配管)へ波及するのを低減させる金属ダンパ9が設置されている。一度、加圧室11に流入した燃料が、容量制御のため再び開弁状態の吸入弁30(吸入弁体)を通して吸入通路10dへと戻される場合、吸入通路10dへ戻された燃料により低圧燃料室10には圧力脈動が発生する。しかし、低圧燃料室10に設けた金属ダンパ9は、波板状の2枚の円盤型金属板をその外周で張り合わせ、内部にアルゴンのような不活性ガスを注入した金属ダイアフラムダンパで形成されており、圧力脈動はこの金属ダンパが膨張・収縮することで吸収低減される。
プランジャ2は、大径部2aと小径部2bを有し、プランジャ2の往復運動によって副室7aの体積は増減する。副室7aは燃料通路10e(図3参照)により低圧燃料室10と連通している。プランジャ2の下降時は、副室7aから低圧燃料室10へ、上昇時は、低圧燃料室10から副室7aへと燃料の流れが発生する。
このことにより、ポンプの吸入行程もしくは、戻し行程におけるポンプ内外への燃料流量を低減することができ、燃料供給ポンプ内部で発生する圧力脈動を低減する機能を有している。
以下、本実施例のシリンダ構造について図6、7を用いて詳しく説明する。図6は、本実施例の燃料供給ポンプについて、プランジャ2の軸方向に切断して示す断面図である。
燃料供給ポンプは、加圧室11がポンプボディ1を構成する部材に下方向から穴部1aが形成されることによって形成されている。シリンダ6の接触端面6aは穴部1aを形成するポンプボディ1の上端部1bに接触する。プランジャ2が下死点にいる状態においても、プランジャ2の先端部はシリンダ6の接触端面6aよりも加圧室11の側(図6の上側)に突出するように構成される。
シリンダ6とポンプボディ1との接触面(圧着部)及びクリアランス構成について説明する。シリンダ6のポンプボディ1との固定部としてシリンダ6の凸部である圧入部6bが存在する。そして、ポンプボディ1と圧入部6bを圧入により固定する。これにより簡単な作業で固定を行うことが可能である。なお圧入部6bではなくシリンダ2とポンプボディ1との固定方法はねじ接合による固定でも良い。また、圧入部6bよりも加圧室側に近い領域にはポンプボディ1との間にすきまが存在するクリアランス部6cを形成されている。
以上の通り、本実施例の高圧燃料ポンプは、加圧室11が形成されるポンプボディ1とポンプボディ1に形成された穴部1aに挿入されるシリンダ6とを備えている。シリンダ6は、加圧室11と反対側で径方向外側の凸部6bが穴部1aに圧入されている。なお、シリンダ6とポンプボディ1の穴部1aとは、何れかに形成されたねじ山によりねじ接合される、またはシリンダ6の加圧室11と反対側がかしめられることでポンプボディ1の穴部1aに対してかしめ接合されても良い。
そして、シリンダ6は接合部(凸部6b)から上端部に至る領域6cの全てにおいてポンプボディ1の穴部1aとの間に径方向におけるクリアランスが形成されている。
この構成による効果を以下に説明する。加圧室11で燃料は高圧に高められ、これに伴い燃料温度も同様に上昇する。この燃料温度の上昇に伴いシリンダ6は熱膨張する。特に近年では35MPa以上などの高圧燃料を吐出することが求められているため、燃料温度の上昇分が大きくなっている。このとき、シリンダ6がその上部において、ポンプボディ1の穴部1aと接触している構成であると、上記した熱膨張によりシリンダ6の上部が変形し、シリンダ6の外周面はポンプボディ1と、またシリンダ6の内周面はプランジャ2と接触することになる。そして、この変形量が大きいと、シリンダ6の外周面がポンプボディ1に、またシリンダ6の内周面がプランジャ2に押し付けられるように作用することになるため、結果として、プランジャ2が摺動しなくなってしまう、いわゆる固着現象が生じるという課題があることを本発明者らは見出した。
そこで本実施例では上記した構成を採用することにより、熱膨張によりシリンダ6の上部が変形したとしても、クリアランス部6cがある分、シリンダ6の外周面がポンプボディ1に押し付けられることを抑制することができる。したがって、シリンダ6の内周面がプランジャ2に押し付けられることを抑制できるので、燃料供給ポンプの高圧化に伴い生じ得るプランジャ2の固着現象を回避することが可能となる。また、シリンダ6とプランジャ2のギャップは高圧燃料ポンプの流量に影響するため、ギャップを小さくすることにより、高流量化にも対応が可能となる。
またシリンダ6の固定方法として、シリンダ6はその外径部(外周部)6bがポンプボディ1に圧入され、さらにシリンダ6の反加圧室側の端面6eが、ポンプボディ1のかしめ部1cの塑性加工により、ポンプボディ1に結合される場合がある。この場合、シリンダ6をポンプボディ1の接触面(かしめ部1c)に面圧着させ、軸方向上側に向かって圧縮力が付加されるようにしてシリンダ6がポンプボディ1に固定される。すなわち、ポンプボディ1の穴部1aの下端に径方向内側へのかしめ部1cが形成され、かしめ部1cの上面がシリンダ6の大径部の下面(端面6e)と接触することで、シリンダ6の下方向への動きが規制される。
ポンプボディ1のかしめ部1cによりシリンダ6をポンプボディ1に結合する構造により、部品点数を減らし、簡単な加工(作業)で、シリンダ6をポンプボディ1に組み付けることができる。シリンダ6の段差面6eをポンプボディ1に面圧着する構造としては、かしめ部1c以外の構成を採用してもよい。
シリンダ6に作用する軸方向の面圧により、吸入通路10bと加圧室11との圧力差を保持する。具体的には吸入通路10bの圧力はフィードポンプ21により供給される低圧側の燃料圧力であり、およそ0.4MPa程度である。一方、加圧室11に生じる圧力は燃料供給ポンプで加圧された高圧側の燃料圧力で、瞬間的な圧力はおよそ30〜50MPa程度になる。
この加圧された燃料は、加圧室11からポンプボディ1の側面に明けられた連通穴11a、吐出弁機構8、さらに燃料吐出口12を通り、コモンレール23に供給される。プランジャ2の上昇行程の際(図6において上方向にプランジャが変位するとき)、燃料は加圧室11で加圧され、その加圧力はシリンダ6とポンプボディ1との接触端面6aに作用する。このとき加圧力は、シリンダ6がポンプボディ1から離脱する方向(図6の下方向)に作用する。かしめ部1cにより与圧される接触面圧は、加圧室11の加圧燃料がシールホルダ7とシリンダ6の下端部で形成される空間(副室7a)に漏れないように、かつ、シリンダ1が離脱することの無いように設計される。
プランジャ2には径方向内側に凹むようにプランジャ溝(凹み部2c)が形成される。プランジャ溝(凹み部2c)はプランジャ2の外周部に環状に形成される。以下にプランジャ溝(凹み部2c)とシリンダ6の位置関係を説明する。プランジャ2が上昇工程に入る前、すなわちプランジャ2が加圧室11から最も離れた下死点側であるとき、プランジャ溝(凹み部2c)はシリンダ6の圧入部6bの径方向の内側に存在する。つまり、プランジャ2が最も加圧室11と離れた位置にいる状態において、シリンダ6の凸部6bと軸方向において対応する位置に径方向内側に凹むプランジャ溝(凹み部2c)が形成される。
このプランジャ溝(凹み部2c)が形成されることにより、プランジャ2とシリンダ6との潤滑が良くなる効果がある。また、プランジャ溝(凹み部2c)はプランジャ2の外径部の全周において形成されることが望ましい。
シリンダ6の凸部である圧入部6bの径方向内側面とクリアランス部6cの径方向内側面はともにプランジャ2の外周部が摺動するガイド部として機能する。本実施例のプランジャは、圧入部6b(凸部)の軸方向下側にさらにガイド部6dを有する。ガイド部6dの径方向厚みは圧入部6dの径方向厚みに比べて小さくなるように構成される。圧入部6bの径方向内側面、クリアランス部6cの径方向内側面に加えて、ガイド部6dを有することにより、プランジャ2の傾きを抑制することができる。よって、シリンダ6との固着を抑制することができ、プランジャシール13、及びプランジャシール13が組み込まれているシールホルダ7に加わるサイドフォースを低減することが可能である。
なお、本実施例において、プランジャ2のプランジャ溝2cやシリンダ6のガイド部6dは必須の構成ではなく、これらがなくても本発明の効果を得ることが可能である。なお、本発明者らの鋭意検討により、上記したクリアランス(クリアランス部6c)は0.025mm以上となるように形成されることが望ましいことが分かった。またシリンダ6は一様の径方向厚みの大径部(クリアランス部6c)を有し、凸部(圧入部6b)は大径部(クリアランス部6c)の下部において大径部(クリアランス部6c)の最外径部からさらに0.0165mm以上、径方向外側に凸になるように形成されることが望ましい。
またシリンダ6は一様の径方向厚みの大径部(クリアランス部6c)を有し、大径部(クリアランス部6c)の軸方向長さに対し、凸部(圧入部6b)の軸方向長さが0.34〜0.41倍となるように形成されることが望ましい。シリンダ6は一様の径方向厚みの大径部(クリアランス部6c)と、大径部(クリアランス部6c)よりも径方向厚みの小さい小径部(ガイド部6d)とを有し、大径部(クリアランス部6c)の軸方向長さに対し、小径部(ガイド部6d)の軸方向長さが0.94〜1.01倍となるように形成されることが望ましい。シリンダ6は一様の径方向厚みの大径部(クリアランス部6c)と、大径部(クリアランス部6c)よりも径方向厚みの小さい小径部(ガイド部6d)とを有し、大径部(クリアランス部6c)の径方向厚みに対し、小径部(ガイド部6d)の径方向厚みが0.34〜0.40倍となるように形成されることが望ましい。なお、図6、7に示すように、凸部(圧入部6b)はシリンダ6がポンプボディ1の穴部1aと対向する軸方向の領域において、中央位置よりも下側に配置されることが望ましい。以上の構成を備えたことにより、プランジャ2の固着防止を図ることが可能である。
35MPa以上の高圧化に伴う燃料の高温化によって、シリンダ6とプランジャ2が固着しない構造にすることは、信頼性の高い、また大流量化を達成する高圧燃料ポンプを提供するために重要な要素である。本実施例においては、上記のようにシリンダ6のクリアランス部6cを有することで、シリンダ6の内径側に変形することを抑制し、プランジャ2との固着を防止する。その結果、シリンダ6とプランジャ2との間のギャップを狭くすることができるため、高圧燃料ポンプの高圧化及び大流量化を達成できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ポンプボディ、2…プランジャ、2c…プランジャ溝、6…シリンダ、6b…圧入部、6c…クリアランス部、6d…ガイド部、8…吐出弁機構、9…圧力脈動低減機構、30…電磁吸入弁、100…リリーフ弁機構。

Claims (10)

  1. 加圧室が形成されるポンプボディとポンプボディに形成された穴部に挿入されるシリンダとを備えた高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダは、前記加圧室の側反対側径方向外側の凸部が設けられ、前記凸部が前記穴部に圧入され、
    前記シリンダは、前記凸の上端部から前記シリンダの上端部に至る領域の全てにおいて前記ポンプボディの前記穴部との間に径方向におけるクリアランスが形成された高圧燃料ポンプ。
  2. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記クリアランスは0.025mm以上となるように形成された高圧燃料ポンプ。
  3. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダは一様の径方向厚みの大径部を有し、前記凸部は前記大径部の下部において前記大径部の最外径部からさらに0.0165mm以上、径方向外側に凸になるように形成された高圧燃料ポンプ。
  4. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダの内径側で摺動するプランジャを備え、
    前記プランジャが最も前記加圧室と離れた位置にいる状態において、前記シリンダの前記凸部と軸方向において対応する位置に径方向内側に凹む凹み部が形成された高圧燃料ポンプ。
  5. 請求項4に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記凹み部は前記プランジャの外径部の全周において形成された高圧燃料ポンプ。
  6. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記ポンプボディの前記穴部の下端に径方向内側へのかしめ部が形成され、前記かしめ部の上面が前記シリンダの大径部の下面と接触することで、前記シリンダの下方向への動きが規制された高圧燃料ポンプ。
  7. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダは一様の径方向厚みの大径部を有し、前記大径部の軸方向長さに対し、前記凸部の軸方向長さが0.34〜0.41倍となるように形成された高圧燃料ポンプ。
  8. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダは一様の径方向厚みの大径部と、前記大径部よりも径方向厚みの小さい小径部とを有し、前記大径部の軸方向長さに対し、前記小径部の軸方向長さが0.94〜1.01倍となるように形成された高圧燃料ポンプ。
  9. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダは一様の径方向厚みの大径部と、前記大径部よりも径方向厚みの小さい小径部とを有し、前記大径部の径方向厚みに対し、前記小径部の径方向厚みが0.34〜0.40倍となるように形成された高圧燃料ポンプ。
  10. 請求項1に記載の高圧燃料ポンプにおいて、
    前記凸部は前記シリンダが前記ポンプボディの前記穴部と対向する軸方向の領域において、中央位置よりも下側に配置された高圧燃料ポンプ。
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