JP2002034213A - 収縮チューブによって固定子巻線を絶縁するための方法 - Google Patents

収縮チューブによって固定子巻線を絶縁するための方法

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JP2002034213A JP2001140483A JP2001140483A JP2002034213A JP 2002034213 A JP2002034213 A JP 2002034213A JP 2001140483 A JP2001140483 A JP 2001140483A JP 2001140483 A JP2001140483 A JP 2001140483A JP 2002034213 A JP2002034213 A JP 2002034213A
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Joerg Dr Oesterheld
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転する電気機械の固定子巻線のための、方
形横断面を有する導体ロッドに主絶縁部を設けるための
方法で、固定子巻線の絶縁が電気機械の所定の耐用年数
に亙って保証されるような、絶縁された固定子巻線を製
造できるような方法を提供する。 【解決手段】 方形横断面を有する少なくとも1つの電
気的に絶縁された収縮チューブを、導体ロッドの周囲に
被せて、導体ロッドに収縮ばめによって取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する電気機械
特に直流機及び交流機のための固定子巻線を絶縁するた
めの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、このような形式の電気機械
は、機械的なエネルギーを電気的なエネルギーに変換す
るために(発電機)、又はこれと逆に電気的なエネルギ
ーを機械的なエネルギに変換するために(電動機)、固
定子と回転子とを有している。固定子巻線の導体には、
電気機械の運転状態に応じて電圧が形成される。従って
固定子巻線の導体は、短絡を避けるために相応に絶縁さ
れなければならない。
【0003】電気機械に設けられた固定子巻線は、種々
異なって構成することができる。互いに絶縁された多数
の個別導体を束ねて、これによって形成された導体束
(しばしば導体ロッドと称呼される)にいわゆる主絶縁
部を設けることができる。固定子巻線を製造するため
に、多数の導体ロッドがその端面で互いに結合される。
この結合は例えば金属プレートを介して行われ、この金
属プレートに、導体ロッドのそれぞれ絶縁された個別導
体も第2の導体ロッドのそれぞれ絶縁された個別導体も
導電式に接続される。従って導体ロッドの個別導体は、
金属プレートの領域内で互いに絶縁されていない。
【0004】導体ロッド内で個別導体を束ねることに対
して選択的に、絶縁された長い個別導体が、楕円形の平
らなコイルに巻き付けられる(コイル原形又はフィッシ
ュと称呼される)。次いで行われる段階(いわゆる拡
開)で、コイル原形(Spulenurform)若し
くはフィッシュ(Fisch)は、その最終的な形状に
移行し、固定子に組み付けられる。
【0005】以上述べた2つの製造技術では、円形又は
方形の個別導体を組み付けることができる。多数の個別
導体より成る固定子巻線のために製造された導体ロッド
若しくはコイル原形は、やはりそれぞれ円形若しくは方
形の横断面を有している。本発明では方形の個別導体よ
り製造された、方形横断面を有する導体ロッド若しくは
コイル原形が有利であるとみなされる。導体ロッドは転
位されても(つまり互いにねじられた個別導体)よい
し、転位されなくても(つまり互いに平行の延びるねじ
られていない個別導体)よい。
【0006】従来技術によれば、固定子巻線(例えば導
体ロッド、コイル原形、コイル)を絶縁するために、一
般的にマイカシート(機械的な理由によりガラス繊維支
持体によって補強されている)が帯材の形状で導体の周
囲に巻き付けられる。次いで巻き付けられた導体(場合
によっては巻き付け後にさらに変形される)が、硬化さ
れた樹脂によって含浸され、これによって、溶融不能な
熱硬化性の絶縁が形成される。さらにまた熱可塑性のマ
トリックスを有するマイカ含有の絶縁が公知である。こ
のマイカ含有の絶縁は、例えばアスファルト(Asphal
t)、セラック(Schellack)(Brown Boveri Review Vo
l.57, S.15: R. Schuler; "Insulation Systems for Hi
gh-Voltage Rotating Maschine")「ブラウンボベリ第5
7巻、第15頁、アール、シュラー著(高圧回転機械の
ための絶縁システム)」、ポリスルホン(Polysulfo
n)、ポリエーテルエーテルケトン(Polyetheretherkte
n)と同様に帯材の形状で導体に取り付けられる(ドイ
ツ連邦共和国特許公開第4344044号明細書)。こ
の絶縁はマトリックスの溶融温度を越える温度で再び塑
性変形可能である。
【0007】このような巻き付けによって設けられる固
定子巻線の絶縁は、製造に時間及びコストがかかるとい
う欠点がある。これに関連して、マイカシート及び含浸
樹脂の物理的な特性に基づいてそれ以上早くすることが
できない巻き付けプロセス及び含浸プロセスについても
指摘しておく必要がある。またこの製造プロセスは、マ
イカシートが固定子巻線に十分に適していない場合に、
厚い絶縁において欠陥が生じやすくなる。特に、固定子
巻線を巻き付けた後で巻線機が不十分に調整さることに
よってマイカシートに折れ曲がり及び亀裂が生じる。こ
れは、例えばマイカシートと導体との間の角度が鋭角又
は緩い角度であることによって、又は巻き付ける際にマ
イカシートに作用する不適当な静的又は動的な引っ張り
力によって生じる。さらにまた、帯材の巻き付けが強す
ぎると過剰な圧力が生じ、この過剰な圧力は、含浸型内
での絶縁の均一な含浸を妨げる。これによって、減少さ
れた短時間強度及び/又は長時間強度を有する、局所的
な又は一般的に欠陥のある絶縁が生ぜしめられる。また
これによって固定子巻線のためのこのような形式の絶縁
の耐用年数が著しく低下せしめられる。
【0008】さらに、ケーブル技術から、導体束を被覆
するための製造法が公知である。この場合常に、円形横
断面を有する導体束が押し出しプロセスによって、熱可
塑性プラスチック又はエラストマーで被覆される。アメ
リカ合衆国特許第5650031号明細書(国際公開第
97/11831号明細書に記載されたものと同じもの
を対象としている)には、固定子巻線を絶縁するための
このような方法について記載されており、この方法にお
いては、固定子巻線が押出機の中央孔を通ってガイドさ
れるようになっている。この場合、複雑な形状を有する
固定子巻線のすべての側が同時押し出しによって、押し
出された熱可塑性材料によって同時に被覆される。
【0009】また、ケーブル技術においてポリマーの絶
縁が公知である。この絶縁は熱収縮技術によってケーブ
ルに被着される。この場合、このポリマーの絶縁は、架
橋可能な熱可塑性樹脂、エラストマー、ポリフッ化ビニ
リデン、PVC、シリコーンエラストマー又はテフロン
より成る、円形横断面を有する予め製造されたチューブ
である。このような材料は、製造後に加熱された状態で
伸張及び冷却される。冷却後に、この材料はその伸張さ
れた形状を維持する。これは例えば、伸張された巨大分
子を固定する、結晶体の中央部を形成することによって
行われる。結晶状の溶融点を越えて新たに加熱した後
で、結晶ゾーンは溶解し、この際に、巨大分子は再びそ
の伸張していない状態を占め、それによって絶縁は収縮
せしめられる。また、常温状態で機械的に拡張される冷
間収縮チューブが公知である。拡張された状態で、この
チューブは、チューブを持続的に伸張状態に保つ支持構
造体上に被せられる。チューブが絶縁された構成部分上
に被せ嵌められ固定された後で、支持構造体は適当な形
式で取り除かれる。例えば螺旋状にミシン目(多数の
孔)を入れられた支持構造体を引き出すことによって取
り出される。しかしながらこのような形式の収縮技術
は、方形横断面を有する固定子巻線においては使用する
ことができない。何故ならば円形横断面を有するチュー
ブは方形の導体の縁部において、収縮後に直接的に、又
は電気機械の運転中に短時間負荷がかかった後で、熱的
又は機械的な負荷に基づいて容易に引き裂かれるからで
ある。
【0010】固定子巻線の製造時において既に、特に導
体を曲げる際、取り扱い時、特に固定しに組み付ける際
に、絶縁部は著しく大きい機械的な負荷を克服しなけれ
ばならないが、この負荷は固定子巻線の絶縁部を損傷さ
せることがある。また、固定子巻線の絶縁部は、電気機
械の運転時に組み合わせ負荷にさらされる。一方では、
絶縁部は、高い負荷にさらされる導体と固定子との間
で、生じた電界によって誘電的に負荷される。他方で
は、絶縁部は、導体内に形成された熱によって熱的な交
番負荷にさらされ、この際に、機械のそれぞれの運転状
態が経過する際に絶縁部内に高い温度低下が生じる。使
用された材料の種々異なる伸張に基づいて、機械的な交
番負荷も生じる。この場合、一方では、導体と絶縁部と
の間の接着箇所が剪断負荷にさらされ、他方では固定子
の溝壁部と絶縁部との間の境界面において摩耗の危険性
が生じる。このような高い負荷に基づいて、固定子巻線
の絶縁部にひび割れが形成され、このひび割れが短絡の
原因となる。従って、電気機械全体が故障することにな
り、その修理のために高価な時間的及び費用的なコスト
がかかることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、回転する電気機械のための固定子巻線を絶縁するた
めの方法で、固定子巻線の絶縁が電気機械の所定の耐用
年数に亙って保証されるような、絶縁された固定子巻線
を製造できるような方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の方法によれば、回転する電気機械殊に直流機械及び
交流機械のための、方形横断面を有する少なくとも1つ
の導電性の導体ロッドより構成された、絶縁された固定
子巻線を製造するための方法において、方形横断面を有
する、電気的に絶縁された少なくとも1つの収縮チュー
ブを、導体ロッドの周囲に被せて、導体ロッドに収縮ば
めによって取り付けるようにした。
【0013】
【発明の効果】本発明の方法は、チューブを収縮ばめ
(Aufschrumpfen)することによって、有
利な絶縁を保証する絶縁された固定子巻線が製造され
る。これは特に、電気的に絶縁された収縮チューブが常
に、導体ロッドにおける、折れ及び中空室が形成されて
いない箇所に密着され、この場合収縮スリーブの縁部が
導体ロッドの縁部に当接するからである。これによっ
て、収縮チューブの縁部に亀裂が形成されることは避け
られる。しかも、公知の形状付与法(押出成形、射出成
形)と電気的な構造部の試験とを組み合わせて、組み立
て前に収縮チューブを前もって製造することによって、
最適な絶縁品質が保証される。さらにまた、適当な電気
的及び機械的な絶縁を得るために、収縮チューブはその
規定された厚さで、導体ロッドを必要な形式で一様にそ
の外周部のすべての箇所で均一に取り囲む。これによっ
て、絶縁された固定子巻線は電気機械の所定の耐用年数
に亙って十分な絶縁を有することが保証される。
【0014】簡単で少ない方法段階に基づいて、絶縁さ
れた固定子巻線は時間的及びコスト的に良好な形式で製
造され、この場合、真っ直ぐな導体ロッドもまた前もっ
て曲げられた導体ロッドも絶縁することができるので、
導体ロッドは、絶縁を設ける前又は後で、最終的な形状
に曲げられる。
【0015】収縮チューブを冷間(常温)状態で機械的
に伸張させ、収縮スリーブによって取り囲まれた支持ス
リーブが導体ロッドに被着される前に、支持装置特に支
持スリーブの外周面に被せられ、この際に、支持スリー
ブは、収縮スリーブを導体ロッド飢えに被せ嵌める作業
を軽減するために、導体横断面に関連して余剰部を有し
ている。
【0016】収縮チューブを導体ロッドに当てつけるこ
とは、収縮チューブによって取り囲まれた支持スリーブ
を導体ロッドに被せ嵌めた後で、収縮チューブと導体ロ
ッドとの間の支持スリーブを、特に支持スリーブを螺旋
状に解くことによって取り除き、それによって収縮スリ
ーブが導体ロッドの外周面で収縮することによって、確
実に行われる。
【0017】他方では、収縮スリーブを導体ロッドに当
てつけることは、支持スリーブが溶融可能なポリマーを
有していて、収縮チューブによって取り囲まれた支持ス
リーブを導体ロッド上に被着した後で、支持スリーブを
熱導入によって溶融させ、それによって、伸張された収
縮スリーブが緩み、導体ロッドに当てつけられることに
よって実現される。この場合、溶融された支持スリーブ
は、有利には接着・及びシール材料である。支持スリー
ブが導電性に構成されている場合は、溶融された支持ス
リーブは同時に内側コロナシールドの機能を果たす。
【0018】また、熱間状態で機械的に伸張せしめら
れ、伸張された状態で冷却される熱間収縮材料より成る
収縮チューブを使用すれば特に有利であることが分かっ
た。特別な材料特性によって、伸張の一部は冷間状態で
維持される。この状態で、収縮チューブは導体ロッド上
に被覆され、この際に収縮チューブは次いで熱の作用下
で導体ロッド上に収縮せしめられ、それによって絶縁す
るためのその他の装置は必要ない。
【0019】これに対して選択的に、チューブを拡張さ
せる圧縮空気を使用しながら組立が行われる。
【0020】また、種々異なる特性を有する多数の層か
ら成る収縮チューブを導体ロッドの周囲に組み付ければ
有利であることが分かった。この場合、これらの層が、
内側コロナシールド(Innenglimmschut
z)、主絶縁部、溝コロナシールド(Nutglimm
schutz)及びブランケットコロナシールド(Bu
egelglimmschutz)を形成する。このよ
うな形式の収縮チューブは有利には、同時押出法、ブロ
ー成形法又は射出成形法によって製造される。
【0021】また多数の収縮チューブ及び/又は種々異
なる特性を有するチューブを導体ロッドの周囲に巻き付
ければ有利であることが分かった。この場合、収縮チュ
ーブ及び/又はチューブは、内側コロナシールド、主絶
縁部、溝コロナシールド及びブラケットコロナシールド
を形成する。これによって、中空室の形成も避けられる
ので、熱的な伝導性が改善され、電気的な中空室放電は
避けられる。これは特に、内側コロナシールドが設けら
れていない変化実施例のおいて有利である。
【0022】収縮チューブは、これが押出成形されたエ
ラストマーチューブより構成されていれば、一方では有
利な形式で連続的に製造することができ、他方では種々
異なるロッド幾何学形状に合わせて調節可能である。ま
た、エラストマー絶縁部は、曲げ加工する際に絶縁部に
亀裂が形成されるのを阻止する。本発明は、エラストマ
ーの高い弾性及びそれと同時に、高い熱的及び電気的な
負荷可能性を利用したものである。熱的な負荷がより高
い場合には、有利な形式でシリコーンエラストマーが使
用される。
【0023】特に有利な方法によれば、導体ロッドは、
エラストマーで被覆してから初めてその最終的な形状に
成形される。伸開線(インボリュート)で湾曲させるこ
とによって、被覆された絶縁部が大きく伸張される。本
発明に従ってエラストマーを使用すれば特に有利であ
る。何故ならば、エラストマーは、曲げ負荷にさらされ
た絶縁部の機械的、電気的若しくは熱的な妨害が減少さ
れるか若しくは完全に避けられるからである。
【0024】本発明のその他の有利な構成、特徴及び詳
細は、従属請求項、実施例の説明及び図面に記載されて
いる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0026】図面には本発明を理解するために重要な部
材及び構成部分だけが示されている。従って、図示の本
発明の方法及び装置は、多くの変化実施例が可能であ
り、又は当業者のために開示された形式で修正すること
ができ、これによって本発明の思想が放棄されるか又は
変えられることはない。
【0027】図1のaは、絶縁された固定子巻線60の
横断面図を示している。この場合、方形の導体ロッド2
は収縮チューブ64によって取り囲まれている。導体ロ
ッド自体は、一般的に、絶縁された個別の導体の束から
組み立てられている。転位された導体ロッドにおいて
は、個別導体が部分的に互いにねじられており、これに
対して転位されていない導体ロッドにおいては、個別導
体はねじられずに互いに平行に延びている。本発明で
は、円形横断面を有する個別導体を備えた導体ロッドが
使用される。しかしながら特に有利には、本発明による
方法は、方形横断面の個別導体を有する導体ロッドに用
いることができる。方形横断面を用いた場合、本発明の
利点は、個別導体及び/又は導体ロッドの横断面が方形
形状とはやや異なっている場合でも得られる。個別導体
から導体ロッドを構成する場合、導体ロッドを主絶縁部
によって均一にかつ中空室を形成することなしに被覆す
るために、これらの個別導体は有利には一時的に互いに
結合される。これは、例えば個別導体を弾性材料によっ
て又は剪断力に対して機械的に弱い接着剤によって一時
的に接着することによって得られる。これにょって後の
曲げ加工が妨げられることはない。選択的に、適度な加
熱(例えば曲げ加工前に)においてその接着力が失わ
れ、それによって曲げ加工が良好に行われるような接着
剤を使用してもよい。
【0028】図1のaに示した収縮チューブ64は、熱
収縮性の材料より製造されている。この材料は加熱され
た状態で伸張し、次いで行われる冷却過程によって少な
くとも部分的に又は完全に伸張された状態に維持され、
それ以上機械的にチューブに作用することはない。加熱
時に、収縮チューブは再びそのゴム弾性的な特性を得
て、熱作用下でロッドに収縮ばめされる。
【0029】図1のbは絶縁された固定子巻線60の横
断面図を示しており、この固定子巻線60は、方形横断
面を有する、転位された導電性の導体ロッド2より構成
されていて、導体横断面に対して余剰部65を備えた支
持スリーブ62によって取り囲まれており、この支持ス
リーブ62は、簡単な組み付けつまりチューブの被せ嵌
めを簡単にするために、方形横断面を有する電気的に絶
縁された収縮チューブ64を導体横断面に対して支え
る。収縮チューブの内側横断面及び外側横断面を方形に
構成しても有利である。図示の収縮チューブは有利には
冷間収縮された材料より製造されている。
【0030】図1のa及び図1のbに示した2つの実施
例においては、収縮チューブは、熱間又は冷間収縮材料
より製造されている。有利には収縮材料は方形横断面を
有しており、該方形横断面は、導体ロッドの横断面比と
同じであって、この場合、導体横断面に対して最適に当
てつけることを保証するために、完全に収縮されたチュ
ーブの内側横断面は導体横断面に対して不足部を有して
いる。特に有利には、収縮チューブの内側横断面も外側
横断面も方形である。
【0031】収縮チューブのための材料としては有利に
はエラストマーが使用される。エラストマーは、高い弾
性を有することを特徴としている。またエラストマー
は、高い電気的及び熱的な耐性を有している。特に高い
熱負荷にさらされる機械においては、有利にはシリコー
ンエラストマーが使用される。(その他の材料とは異な
り)エラストマーを使用することによって、材料の耐性
及び機械的なフレキシブル性に関する高い要求を満たす
ことができる。エラストマーは、冷間架橋又は熱間架橋
された形式のものが対象とされる。冷間架橋された形式
のエラストマーを使用する場合、例えば2つの成分を今
後することによって開始され、この場合、一方の成分が
架橋を有している。熱間架橋された形式のエラストマー
においては、エラストマーの加熱は、射出成形型若しく
は押出機内で行われる。押出において、架橋は押出機の
通過後に例えば加熱空気によって開始することもでき
る。
【0032】主絶縁部の材料特性は、活性の(akti
ve)(例えば珪酸)及び不活性の(passive)
(例えば珪砂)充填材を添加することによって、主絶縁
部を備えた固定子巻線が組み付けられる電気機械の相応
の機械的な要求を満たすように調節される。
【0033】多くの使用例では、導体ロッドは有利には
溝コロナシールド及び減少制御部(ブラケットコロナシ
ールド)、並びに場合によっては内側コロナシールドを
備えることができる。固定子巻線の内側コロナシールド
は、一般的に、主絶縁部と導体ロッドとの間に位置する
導電性の材料層である。このやはり所定の電位被覆(P
otensialbelag)を生ぜしめる外側コロナ
シールドによって、電気的な放電が阻止される。この放
電は例えば、高い電位にある絶縁された導体ロッドと、
アースに位置する固定子溝との間の種々異なる間隔によ
って生ぜしめられる。減少制御(ブラケットコロナシー
ルド)は、一般的に溝出口における電気的な放電を阻止
する。本発明の枠内で、このような保護層を設けるため
に使用された可能性は、例えばエラストマーベースに設
けられる導電性若しくは半導電性の塗料に相当する帯材
(特に自己溶融式の)である。この帯材は放射線又は熱
によって架橋される。選択的に冷間収縮又は熱間収縮さ
れたチューブ(例えばロッドのための)若しくはスリー
ブ(例えばコイルのための)も使用することができる。
内側コロナシールドのための収縮チューブ若しくはスリ
ーブを使用する際に、これは、導体ロッドの表面に存在
する中空室を満たすために、有利にはその内側で流動状
の可塑性材料を備えている。これは基本的に、外側コロ
ナシールドにおいても可能である。
【0034】本発明の方法の別の有利な実施例によれ
ば、内側コロナシールド、主絶縁部及び/又は外側コロ
ナシールドは、多数の収縮チューブによって若しくは多
数の層より成る収縮チューブによって取り付けられる。
【0035】図2には、絶縁された固定子巻線60が示
されており、この場合収縮チューブ64は破断して示さ
れている。収縮チューブ64は支持スリーブ62を包囲
しており、この支持スリーブ62は、支持スリーブを取
り除くために螺旋状に配置されたパーフォレーション
(多孔)66を有している。
【0036】絶縁された固定子巻線60を製造するため
に、収縮チューブ64は冷間状態で機械的に伸張され、
伸張された状態で支持スリーブ62の外周面に被せはめ
られる。この支持スリーブ62は収縮チューブ64を伸
張された状態で保持する。次いで、収縮チューブ64に
よって取り囲まれた支持スリーブ62は、導体ロッド2
上に被せられ、場合によっては固定され、それによって
導体ロッド2の外周面は支持スリーブ62によって取り
囲まれる。収縮スリーブ64によって取り囲まれた支持
スリーブ62を被せ嵌めた後で、支持スリーブ62は、
収縮スリーブ64と導体ロッド2との間で、螺旋状に配
置されたパーフォレーション66に沿って支持スリーブ
62を螺旋状に解くことによって取り除かれる。次い
で、伸張された収縮チューブ64は緩むか若しくは緊張
解除され、次いで導体ロッド2に当接する。このような
形式の絶縁された導体ロッド2は、曲げ装置によって、
固定子のために適して形状に曲げられ、この場合、絶縁
された導体ロッド2は、十分なフレキシブル性におい
て、固定子で直接曲げられる。
【0037】選択的に、支持スリーブ62を、パーフォ
レーションによって形成された螺旋として組み付けるの
ではなく、2段階(Bi−Stage)状態で熱可塑性
プラスチック又は熱硬化性プラスチックより構成しても
よい。熱供給によって、支持スリーブは溶融せしめられ
るので、伸張されたチューブは緩み、導体に密着する。
溶融されたポリマーは、硬化後に付加的に場合によって
は中空室を充填するためのシール材料若しくは接着材料
として用いられる。ポリマーが導電性である場合は、同
時に内側コロナシールドの機能を行う。
【0038】図3には、従来技術のものを改良した曲げ
装置が示されている。絶縁された導体ロッドは、曲げ装
置の緊締ジョー18内に設置され、そこで緊締ジョー1
8を半径方向工具20に向かって移動させることによっ
てその最終的な形状に形成される。半径方向工具20
と、収縮チューブ64から形成された、導体ロッド2の
絶縁層4との間に保護層22が配置されている。この保
護層22は、半径方向工具に生じる圧力を面状に分配さ
せ、それによって絶縁層が過剰に押しつぶされるのを阻
止する。絶縁層にかかる機械的な負荷が一様に分配され
ることによって、絶縁層の損傷は避けられる。伸開線で
曲げることによって、絶縁層4内に非常に高い伸張が生
じるが、この高い伸張は、収縮スリーブ64のために使
用されたエラストマーによって、このエラストマーを損
傷させることなしに補償される。
【0039】導体ロッドが個別導体の束より構成されて
いる場合は、主絶縁部を備えた導体ロッドを曲げること
によって、個別導体の相対的な移動も、また導体ロッド
の表面に存在する個別導体を主絶縁部に対して移動させ
ることもできる。有利には導体ロッドと主絶縁部との間
に存在する境界層は、個別導体が主絶縁部に対して摩擦
を減少させて移動させることができるように形成され
る。これは例えば導体ロッドを分離剤によって処理する
ことよって得られる。導体に対する境界面における相対
移動によってギャップが生じても、この領域において主
絶縁部と固く結合された内側コロナシールドが使用され
ていれば、たいしたことではない。内側コロナシールド
なしでも移動は大抵の場合問題はない。何故ならば曲げ
領域(減少制御後)において電界が減少されているから
である。
【0040】内側コロナシールドを使用した場合、この
内側コロナシールドは有利には主絶縁部に対して良好な
付着力を有しており、しかしながら導体ロッドの表面に
対して小さい付着力を有している。これは有利な形式
で、同じ化学的な材料ベース上の絶縁及びコロナシール
ドに基づいており、これに対して内側コロナシールド及
びワイヤワニスがけはそれぞれ有利には小さい親和力を
有する種々異なる材料ベースを有している。分離剤はこ
の効果を高める。導体ロッド自体は、後で形成される曲
げ箇所の領域で有利には転位されない。
【0041】上述したように、本発明の枠内で、図示の
実施例の多くの変化例及び改良が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは導体ロッド及び収縮チューブを備えた絶縁
された固定子巻線の概略的な横断面図、bは導体ロッド
と支持スリーブと収縮チューブとを備えた絶縁された固
定子巻線の(収縮前の)横断面図である。
【図2】図1のbの一部破断した概略的な側面図であ
る。
【図3】絶縁された導体ロッドを曲げるための装置の概
略図である。
【符号の説明】
2 導体ロッド、 4 絶縁層、 18 緊締ジョー、
20 半径方向工具、 22 保護層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 15/04 H02K 15/04 A // H01B 17/58 H01B 17/58 F (72)発明者 リコ ガスパリーニ スイス国 リーデン ラントシュトラーセ 14 Fターム(参考) 5G309 LA06 MA18 5G333 AA10 AB14 CB01 CB15 DA03 DA05 EA02 EB08 5H603 AA04 AA09 BB01 BB02 BB04 BB05 CA01 CB01 CD33 CE01 CE02 CE03 CE05 EE09 5H604 AA00 BB01 BB03 BB07 BB08 CC01 DA25 DB16 PB01 PB03 5H615 AA01 BB01 BB02 BB04 BB05 PP01 PP12 QQ03 QQ27 RR01 SS04 SS18 TT03 TT33

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する電気機械殊に直流機械及び交流
    機械のための、方形横断面を有する少なくとも1つの導
    電性の導体ロッドより構成された、絶縁された固定子巻
    線を製造するための方法において、 方形横断面を有する、電気的に絶縁された少なくとも1
    つの収縮チューブを、導体ロッドの周囲に被せて、導体
    ロッドに収縮ばめによって取り付けることを特徴とす
    る、収縮チューブによって固定子巻線を絶縁するための
    方法。
  2. 【請求項2】 収縮チューブを冷間状態で機械的に伸張
    させ、収縮チューブによって包囲した支持スリーブを導
    体ロッド上に被覆させる前に、支持スリーブの外周面に
    被せる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 収縮スリーブによって包囲した支持スリ
    ーブを導体ロッド上に被せた後で、支持スリーブを収縮
    スリーブと導体ロッドとの間で、特に支持スリーブを螺
    旋状に解くことによって、取り除く、請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 支持スリーブとして、溶融可能な特に導
    電性のポリマーを使用し、この場合、収縮スリーブによ
    って取り囲まれた支持スリーブを導体ロッドに被せた後
    で、支持スリーブを熱導入によって溶融させる、請求項
    2記載の方法。
  5. 【請求項5】 熱収縮性の材料より成る収縮スリーブを
    使用し、熱の作用下で導体ロッド上に収縮ばめさせる、
    請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 収縮スリーブを冷間状態で導体ロッド上
    に被覆し、この際にチューブを圧縮空気によって広げ
    る、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 収縮スリーブを、種々異なる特性を有す
    る、半径方向で互いに上下に配置された多数の層より構
    成する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 収縮チューブを、同時押出、ブロー成形
    又は射出成形によって製造する、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 種々異なる特性を有する多数の収縮チュ
    ーブ及び/又はチューブを導体ロッドの周囲に被せる、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 収縮チューブの、導体ロッドとの接触
    面に、熱的に安定した接着剤を設ける、請求項1から9
    までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 収縮チューブを押出成形されたエラス
    トマーチューブより構成する、請求項1から10までの
    いずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 収縮チューブによって取り囲まれた導
    体ロッドを曲げ装置によって、固定子のために適した形
    状に形成する、請求項1から11までのいずれか1項記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 有利には方形横断面を有する個別導体
    より成る導体ロッドを使用する、請求項1から12まで
    のいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 個別導体を互いに一時的に結合する、
    請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 導体ロッドを伸開線の領域で転位させ
    ない、請求項13又は14記載の方法。
  16. 【請求項16】 導体ロッド(2)を被覆するための収
    縮チューブにおいて、収縮チューブ(64)が方形横断
    面を有していることを特徴とする、導体ロッドを被覆す
    るための収縮チューブ。
  17. 【請求項17】 収縮チューブ(64)が支持スリーブ
    (62)の外周面に設けられている、請求項16記載の
    収縮チューブ。
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