JPH08204791A - 無線送信装置、無線受信装置及び無線通信システム - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置及び無線通信システム

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JPH08204791A
JPH08204791A JP7027520A JP2752095A JPH08204791A JP H08204791 A JPH08204791 A JP H08204791A JP 7027520 A JP7027520 A JP 7027520A JP 2752095 A JP2752095 A JP 2752095A JP H08204791 A JPH08204791 A JP H08204791A
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JP
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radio wave
power supply
receiving
light
receiver
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JP7027520A
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Inventor
Yukitsugu Otani
幸嗣 大谷
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信相手からの電波の受信待ち受け時におけ
る消費電流を少なくするようにする。 【構成】 親機と子機21との間で無線通話する場合
は、無線電波による通常の発呼動作を行う前に、親機の
発光部から所定の波長(例えば、赤外線)で、所定のパ
ルスパターンからなる光を発光し、子機21の受光部6
4でこれを受ける。子機21の制御部58では、親機か
ら発せられた光であると認識すると、待ち受け時に電源
部63から電源を供給していなかった送受信部52及び
通信制御部53に対して電源供給を開始するように電源
制御部62で制御する。電源供給が開始された送受信部
52及び通信制御部53は、親機から送信された無線電
波による送信データに基づいて無線回線を接続し、メッ
セージデータを送受信を行うようにする。このため、子
機21の待受時による消費電流が非常に少なくて済み、
待受時間を伸ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線送信装置、無線受
信装置及び無線通信システムに係り、例えば、電話回線
と接続された電話機本体と無線回線を介して電話機本体
と接続される携帯端末との間でデータ転送を行う無線送
信装置、無線受信装置及び無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、隔地者間で電波を使って無線通信
を行う種々の無線通信装置が用いられている。例えば、
アナログ公衆電話回線(PSTN)と接続される電話機
本体(以下、親機ともいう)と、無線回線を介してその
電話機本体と接続される携帯端末(以下、子機ともい
う)とを有し、親機と子機との間で無線による内線通話
を行ったり、子機から無線によって親機を経由して任意
の相手方と電話により通話することができるコードレス
電話装置が家庭や会社等でも普及してきている。
【0003】そして、このコードレス電話装置の子機側
には、親機からの電波を受信する電波受信回路を持って
おり、親機から子機に対して無線通信を行う場合、親機
から子機に対して発呼し、子機側の電波受信回路で親機
からの電波を受信して着呼することで無線回線が接続さ
れて通話可能状態となる。この場合、子機側の電波受信
回路は、親機からの発呼がいつ行われるかわからないた
め、受信待機中は電波受信回路の電源を常にオン状態に
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
従来の無線通信装置にあっては、子機に対して親機から
いつ呼出しがあってもこれに対応できるようにするた
め、子機側の電波受信回路の電源を受信待機中は常にオ
ン状態にする必要があることから、受信待機中の消費電
流が大きいという問題がある。特に、子機の場合は、携
帯端末として軽量で小型化することが要請されているた
め、内蔵のバッテリー電源の容量には限度があり、上記
した受信待機中の消費電流が大きいと、それだけ短時間
しか待ち受けできなくなるという問題がある。例えば、
従来の受信待機中の消費電流は、5mA程度と大きかっ
た。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、相手方からの電波の受信待ち受け時における
消費電流を少なくすることができる無線送信装置、無線
受信装置及び無線通信システムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線送信
装置は、送信するメッセージデータを無線電波に変換し
て相手方受信機に送信する電波送信手段を備えた無線送
信装置において、所定の波長あるいは所定の発光パター
ンからなる光を前記相手方受信機に向けて発する発光手
段と、前記電波送信手段から前記メッセージデータを相
手方受信機に無線送信する前に、前記発光手段を発光さ
せて無線通信の開始を相手方に通知するよう制御する通
信開始通知制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の無線受信装置は、相手方送
信機から送信された無線電波を受信してメッセージデー
タに変換する電波受信手段を備えた無線受信装置におい
て、特定の相手方送信機から発せられた所定の波長ある
いは所定の発光パターンからなる光を受光する受光手段
と、前記無線受信装置の各部に電源を供給する電源供給
手段と、前記受光手段で特定の相手方送信機から発せら
れた光を受光すると、前記電源供給手段から少なくとも
前記電波受信手段に対して電源供給を開始して電波受信
動作を行うと共に、無線通信が終了するまで電源供給を
オン制御し、前記受光手段で相手方送信機から発せられ
た光を受光する前及び前記無線通信終了後は、前記電源
供給手段から少なくとも前記電波受信手段に供給される
電源をオフ制御する電源制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0008】請求項3記載の無線通信システムは、送信
するメッセージデータを無線電波に変換して相手方受信
機に送信する電波送信手段を備えた送信機と、その送信
された無線電波を受信してメッセージデータに変換する
電波受信手段を備えた受信機とで構成された無線通信シ
ステムにおいて、前記送信機は、所定の波長あるいは所
定の発光パターンからなる光を前記受信機に向けて発す
る発光手段と、前記電波送信手段から前記メッセージデ
ータを前記受信機に無線送信する前に、前記発光手段を
発光させて無線通信の開始を相手方に通知するよう制御
する通信開始通知制御手段と、を備え、前記受信機は、
前記送信機から発せられた所定の波長あるいは所定の発
光パターンからなる光を受光する受光手段と、前記受信
機各部に電源を供給する電源供給手段と、前記受光手段
で前記送信機から発せられた光を受光すると、前記電源
供給手段から少なくとも前記電波受信手段に対して電源
供給を開始して電波受信動作を行うと共に、無線通信が
終了するまで電源供給をオン制御し、前記受光手段で前
記送信機から発せられた光を受光する前及び前記無線通
信終了後は、前記電源供給手段から少なくとも前記電波
受信手段に供給される電源をオフ制御する電源制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の無線送信装置は、送信する
メッセージデータを無線電波に変換して相手方受信機に
送信する電波送信手段を備えた無線送信装置において、
所定の周波数あるいは所定の音声パターンからなる音を
前記相手方受信機に発する発音手段と、前記電波送信手
段から前記メッセージデータを相手方受信機に無線送信
する前に、前記発音手段から音を発して無線通信の開始
を相手方に通知するよう制御する通信開始通知制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の無線受信装置は、相手方送
信機から送信された無線電波を受信してメッセージデー
タに変換する電波受信手段を備えた無線受信装置におい
て、特定の相手方送信機から発せられた所定の周波数あ
るいは所定の音声パターンからなる音を受音する受音手
段と、前記無線受信装置の各部に電源を供給する電源供
給手段と、前記受音手段で特定の相手方送信機から発せ
られた音を受音すると、前記電源供給手段から少なくと
も前記電波受信手段に対して電源供給を開始して電波受
信動作を行うと共に、無線通信が終了するまで電源供給
をオン制御し、前記受音手段で相手方送信機から発せら
れた音を受音する前及び前記無線通信終了後は、前記電
源供給手段から少なくとも前記電波受信手段に供給され
る電源をオフ制御する電源制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0011】請求項6記載の無線通信システムは、送信
するメッセージデータを無線電波に変換して相手方受信
機に送信する電波送信手段を備えた送信機と、その送信
された無線電波を受信してメッセージデータに変換する
電波受信手段を備えた受信機とで構成された無線通信シ
ステムにおいて、前記送信機は、所定の周波数あるいは
所定の音声パターンからなる音を前記受信機に発する発
音手段と、前記電波送信手段から前記メッセージデータ
を前記受信機に無線送信する前に、前記発音手段から音
を発して無線通信の開始を相手方に通知するよう制御す
る通信開始通知制御手段と、を備え、前記受信機は、前
記送信機から発せられた所定の周波数あるいは所定の音
声パターンからなる音を受音する受音手段と、前記受信
機各部に電源を供給する電源供給手段と、前記受音手段
で前記送信機から発せられた音を受音すると、前記電源
供給手段から少なくとも前記電波受信手段に対して電源
供給を開始して電波受信動作を行うと共に、無線通信が
終了するまで電源供給をオン制御し、前記受音手段で前
記送信機から発せられた音を受音する前及び前記無線通
信終了後は、前記電源供給手段から少なくとも前記電波
受信手段に供給される電源をオフ制御する電源制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の無線送信装置では、電波送信手
段からメッセージデータを相手方受信機に無線送信する
前に、通信開始通知制御手段により発光手段を発光させ
て無線通信の開始を相手方に通知するよう制御する。従
って、電波によりメッセージデータを送信する無線送信
装置は、メッセージデータを送信することを事前に光で
通信相手に通知することができる。
【0013】請求項2記載の無線受信装置では、受光手
段で相手方送信機から発せられた光を受光すると、電源
制御手段が電源供給手段から少なくとも電波受信手段に
対して電源供給を開始して電波受信動作を行い、無線通
信が終了するまで電源供給をオン制御し、受光手段で相
手方送信機から発せられた光を受光する前及び無線通信
終了後は、電源供給手段から少なくとも電波受信手段に
供給される電源をオフ制御する。
【0014】従って、無線送信装置からメッセージデー
タ送信前に光で通知が行われるため、無線受信装置は、
この光の通知を検出してからメッセージデータを受信す
る通信動作を準備すればよい。すなわち、常に電波受信
状態で待機するのではなく、通常時は、受光手段を作動
させて送信相手からの受光を待ち、受光時には、電波受
信手段に電源を供給してメッセージデータを受信するた
め、待機時における電力消費量を大幅に低減させること
ができる。
【0015】請求項3記載の無線通信システムでは、送
信機が、電波送信手段からメッセージデータを受信機に
無線送信する前に、通信開始通知制御手段により発光手
段を発光させて無線通信の開始を相手方に通知するよう
制御し、受信機は、受光手段で送信機から発せられた光
を受光すると、電源制御手段が電源供給手段から少なく
とも電波受信手段に対して電源供給を開始して電波受信
動作を行い、無線通信が終了するまで電源供給をオン制
御し、受光手段で相手方送信機から発せられた光を受光
する前及び無線通信終了後は、電源供給手段から少なく
とも電波受信手段に供給される電源をオフ制御する。
【0016】従って、送信機は、メッセージデータの送
信を事前に光で受信機に通知するため、受信機は、常に
電波受信手段に電源を供給して電波受信状態で待機する
必要はなく、受光手段のみを作動させて送信機からの受
光を待ち、受光時には、電波受信手段に電源を供給して
メッセージデータを受信するため、待機時における電力
消費量を大幅に低減させることができる。請求項4記載
の無線送信装置では、請求項1における発光手段に代え
て、所定の周波数あるいは所定の音声パターンからなる
音を前記相手方受信機に発する発音手段を用いている。
従って、相手方受信機が直接見通せない状況下で、光に
よる通知が困難な場合であっても、音声による通知であ
れば確実に通知することができる。
【0017】請求項5記載の無線受信装置では、請求項
2における受光手段に代えて、特定の周波数あるいは特
定の音声パターンからなる音を受音する受音手段を用い
ている。
【0018】従って、相手方受信機が直接見通せない状
況下で、光による通知が困難な場合であっても、音声に
よる通知がなされて、これを受音するようにしたため、
確実に通知することができるとともに、待機時における
電力消費量を大幅に低減させることができる。
【0019】請求項6記載の無線通信システムでは、請
求項3における送信機の発光手段に代えて発音手段が用
いられ、受信機の受光手段に代えて受音手段が用いられ
ている。
【0020】従って、送信機から受信機が直接見通せな
い状況下で、光による通知が困難な場合であっても、音
声を使うことにより確実に通知することが可能であっ
て、待機時における電力消費量を大幅に低減させること
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図5は本発明に係る無線通信装置の実施例を示す図
であり、ここでは、アナログ公衆電話回線(PSTN)
に接続された親機と、無線回線を介してその親機と接続
される子機との間で音声通話を行うコードレス電話装置
を例にあげて説明する。
【0022】まず、構成を説明する。図1は、コードレ
ス電話装置の親機1の外観斜視図である。本実施例のコ
ードレス電話装置は、親機1と携帯端末である子機21
とから構成されている。図1における親機1は、電話機
本体2、ハンドセット3、ダイヤルボタン4、内線ボタ
ン5、発光ランプ6、スピーカ7、アンテナ8、クリア
キー9、短縮キー10、フラッシュキー11、リダイヤ
ルキー12、保留キー13、スピーカキー14、シーク
レットキー15、電源ランプ16、表示器17などから
構成されている。
【0023】電話器本体2は、図示しない接続コードに
よってアナログ公衆回線(PSTN)に接続され、ダイ
ヤルボタン4を使って通話相手との間で回線を接続する
ための発呼処理が行われる。そして、電話回線が接続さ
れた通信相手に対しては、ハンドセット3を使って通話
したり、親機1のアンテナ8を介して子機21側でコー
ドレス通話を行ったりすることができる。
【0024】ハンドセット3は、マイクとスピーカとを
備えており、このマイクとスピーカとを使って音声の入
出力を行うことにより、親機1を使って通話することが
できる。
【0025】ダイヤルボタン4は、「1、2、3、4、
5、6、7、8、9、*、0、#」の12個のボタンで
構成されており、各ボタンを押下して、各ボタン固有の
デュアルトーンを発生させ、アナログ公衆回線の交換器
を使って回線を接続させる。
【0026】内線ボタン5は、親機1と子機21との間
で内線通話を行う場合の呼出しボタンである。発光ラン
プ6は、本発明における特徴的な構成部分であり、所定
の波長の光、例えば、赤外線を所定のパルスパターンで
発光させるようにする。そして、本実施例では、この赤
外線を子機21側で受光させることにより、親機/子機
間の通信開始を光で通知するものである。
【0027】スピーカ7は、上記発光ランプ6を使わな
い他の実施例において、所定の周波数の音声を所定の音
声パターンで出力させるようにする。そして、本実施例
では、スピーカ7から出力される音声を子機21側で受
音させることにより、親機/子機間の通信開始を音で通
知するものである。
【0028】アンテナ8は、子機21との間で無線電波
を送受信するものである。クリアキー9は、一時的にメ
モリに記憶されたデータを消去するキーであって、例え
ば、後述するRAMに記憶されたリダイヤル番号や短縮
登録されたダイヤル番号等を消去する時に押下する。
【0029】短縮キー10は、長いダイヤル番号を、例
えば「*1」、「*2」、……のように2つダイヤルボ
タン4を使って短縮登録を行う場合の操作キーである。
フラッシュキー11は、キャッチホンが入ったときに回
線を切替えるキーである。リダイヤルキー12は、ダイ
ヤルした相手方が話し中などで回線が接続されなかった
場合に、その相手方のダイヤル番号をRAM41内に記
憶し、再度同じ相手に電話する場合に押下すると、自動
的にダイヤル操作を行うようにするキーである。
【0030】保留キー13は、通話中に相手を待たせる
保留状態時に、一定のメロディー音を流すためのキーで
ある。
【0031】スピーカキー14は、ハンドセット3を置
いた状態で通話する、いわゆる、ハンドフリー通話を行
う場合のキーである。シークレットキー15は、子機2
1との間で無線通信により通話を行う場合に、盗聴を防
止するための秘話通話を指示するためのキーである。
【0032】電源ランプ16は、コードレス電話装置の
親機1がACアダプター等から電源供給を受けている場
合に、点灯して知らせるためのランプである。表示器1
7は、ここでは液晶表示装置(LCD:liquid crystal
display)で構成されており、入力されたダイヤル番号
や操作状態、あるいは、通話料金等を表示する。
【0033】図2は、コードレス電話装置の子機21の
外観斜視図である。図2の子機21は、スピーカ22、
マイク23、ダイヤルボタン24、各種操作キー25、
受光部26、受音部27、アンテナ28、表示器29、
充電器30などから構成されている。
【0034】スピーカ22は、受信音声データを変換し
て音声出力するものである。マイク23は、通話時の音
声を電気信号に変換して送信音声データとする。ダイヤ
ルボタン24は、「1、2、3、4、5、6、7、8、
9、*、0、#」の12個のボタンで構成されており、
各ボタンを押下することによって、固有のデュアルトー
ンを発生させて、回線接続操作等を行う。
【0035】各種操作キー25は、例えば、上記の親機
1で説明した内線ボタン、クリアキー、短縮キー、リダ
イヤルキー、保留キー、シークレットキーなどから構成
されている。
【0036】受光部26は、本発明における特徴的な構
成部分であり、親機1の発光ランプ6から発せられた光
を受光して、電気信号に変換するものである。ここで受
光された光が所定の波長(例えば、赤外線)であって、
かつ、その光が所定のパルスパターンを持っているか否
かを判別することにより、親機1から発せられた光か、
それ以外の外部光かを識別する。
【0037】受音部27は、上記した受光部26を使わ
ない他の実施例において、親機1のスピーカ7から発せ
られた音を受音して、電気信号に変換するものである。
ここで受音される音は、一定の周波数を持っていて、か
つ、その音が所定の音声パターンを持っているか否かを
判別することにより、親機1から発せられた音声か、そ
れ以外の外部からの音かを識別する。
【0038】アンテナ28は、親子機1との間で無線電
波を送受信するものである。表示器29は、ここでは親
機1と同じLCDで構成されており、入力されたダイヤ
ル番号や操作状態等を表示する。
【0039】充電器30は、図2の白抜き矢印に示すよ
うに、子機21を立てた状態で収納する形状をしてお
り、子機21を充電器30に収納することによって、充
電機30と子機21とに設けられた図示しない電極接点
同士を接触させて、充電器30から子機21内の充電電
池を充電するための充電用電源を供給するものである。
また、子機21を使用する場合は、子機21を充電器3
0から取り外すことにより、充電された充電池が子機2
1の独立電源となって通話動作を行うことができる。
【0040】このように、本実施例におけるコードレス
電話装置の親機1と子機21の外観は、図1及び図2に
示すようなものであり、次の図3及び図4では、その親
機1と子機21の内部構成を示すブロック図である。
【0041】まず、図3は、図1のコードレス電話装置
の親機1の構成を示すブロック図である。図3におい
て、親機1は、アンテナ31、送受信部32、通信制御
部33、音声処理部34、スピーカ35、マイク36、
表示部37、制御部38、キー入力部39、ROM4
0、RAM41、NCU42、発光部43、発音部44
などから構成されている。
【0042】なお、図3に示すアンテナ31は、図1の
アンテナ8に相当し、図3のスピーカ35及びマイク3
6は、図1のハンドセット3に相当し、図3の表示部3
7は、図1の表示器17に相当し、図3のキー入力部3
9は、図1に示すダイヤルボタン4、内線ボタン5、ク
リアキー9、短縮キー10、フラッシュキー11、リダ
イヤルキー12、保留キー13、スピーカキー14、あ
るいはシークレットキー15等の各キーに相当してお
り、図3の発光部43は、図1の発光ランプ6に相当
し、図3の発音部44は、図1のスピーカ7に相当して
いるため、上記各構成部の説明は省略する。
【0043】そこで、図3に示す送受信部32は、周波
数変換部とモデムとで構成されている。周波数変換部の
受信側では、アンテナ31から入力された信号が送信/
受信を振分けるアンテナスイッチを介して入力され、P
LLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振
信号と混合することにより、1.9GHz帯から1MH
z付近のIF信号に周波数変換される。
【0044】また、周波数変換部の送信側では、モデム
から入力されたπ/4シフトQPSKの変調波をPLL
シンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号
と混合することにより、1.9GHz帯に周波数変換
し、アンテナスイッチを介してアンテナ31から輻射す
る。
【0045】モデムの受信側では、周波数変換部からの
IF信号が復調され、IQデータに分離され、データ列
となって通信制御部33へ転送される。モデムの送信側
では、通信制御部33から転送されてきたデータからI
Qデータを作成してπ/4シフトQPSKの変調を行っ
て、周波数変換部へ出力する。
【0046】図3に示す通信制御部33は、フレーム同
期及びスロットのデータフォーマット処理を行うもので
ある。その通信制御部33の受信側では、送受信部のモ
デムから送られてくる受信データから所定タイミングで
1スロット分のデータを取り出し、このデータの中から
ユニークワード(同期信号)を抽出してフレーム同期を
とり、かつ、制御データ部及び音声データ部のスクラン
ブル等を解除した後、制御データは制御部38へ送ら
れ、音声データは、音声処理部34に転送される。
【0047】また、通信制御部33の送信側では、音声
処理部34から転送されてくる音声データに制御データ
等を付加して作成し、スクランブル等をかけた後にユニ
ークワード等を付加して1スロット分の送信データを作
成して、所定タイミングでフレーム内の所定スロットに
挿入して、送受信部32のモデムに送出する。
【0048】図3に示す音声処理部34は、スピーチコ
ーディック及びPCMコーディックで構成されている。
そのスピーチコーディックは、ディジタルデータの圧縮
/伸張処理を行うものであり、受信側では、通信制御部
33から送られてきたADPCM音声信号(4bit×
8KHz=32Kbps)をPCM音声信号(8bit
×8KHz=64Kbps)に復号化してデータを伸張
し、PCMコーディックに出力する。
【0049】また、スピーチコーディックの送信側は、
PCMコーディックから送られてきたPCM音声信号を
ADPCM音声信号に符号化してデータを圧縮し、通信
制御部33に出力する。
【0050】PCMコーディックは、アナログ/ディジ
タル変換処理をするものであり、その受信側では、スピ
ーチコーディックから送られてくるPCM音声信号をD
/A変換してアナログ音声信号をスピーカ35に出力す
る。
【0051】PCMコーディックの送信側では、マイク
36から入力されたアナログ音声信号をA/D変換して
PCM音声信号をスピーチコーディックに出力する。図
3に示す制御部38は、所定のプロトコルにしたがって
コードレス電話装置全体を制御するもので、例えば、ス
ピーカ35とマイク36とで構成されるハンドセット3
のオンフック/オフフック状態を図示しないフックスイ
ッチ等を使って検出したり、キー入力部39から入力さ
れる電話番号等を表示部37に表示したり、所定の通信
プロトコルにしたがって通信データの授受動作を制御し
たりする。
【0052】図3に示すROM40は、制御部38によ
る通信制御プログラムや各部の動作プログラム等を記憶
しており、これらのプログラムにしたがって制御部38
がシステム全体を制御する。図3に示すRAM41は、
各種パラメータを記憶するもので、例えば、リダイヤル
番号や短縮登録されたダイヤル番号、あるいは、通話相
手の電話番号と名前等を対応付けて検索可能な電子電話
帳データとして記憶したりする。
【0053】図3に示すNCU(Network Control Uni
t:回線制御部)42は、アナログ公衆回線(PST
N)に接続され、アナログ公衆回線を介して外部からの
着信、あるいは外部への発信等の回線接続制御をするも
のである。
【0054】次に、図4は、図2のコードレス電話装置
の子機21の構成を示すブロック図である。図4におい
て、子機21は、アンテナ51、送受信部52、通信制
御部53、音声処理部54、スピーカ55、マイク5
6、表示部57、制御部58、キー入力部59、ROM
60、RAM61、電源制御部62、電源部63、受光
部64、受音部65などから構成されている。
【0055】なお、図4に示すアンテナ51は、図2の
アンテナ28に相当し、図4のスピーカ55は、図2の
スピーカ22に相当し、図4に示すマイク56は、図2
のマイク23に相当し、図4の表示部57は、図2の表
示器29に相当し、図4のキー入力部59は、図2に示
すダイヤルボタン24や各種操作キー25に相当し、図
4の受光部64は、図2の受光部26に相当し、図4の
受音部65は、図2の受音部27に相当しており、上記
各構成部の説明は省略する。
【0056】また、図4の送受信部52、通信制御部5
3、音声処理部54、制御部58、ROM60、あるい
はRAM61については、図3に示す親機1の構成とほ
ぼ同様であるため、説明を省略する。
【0057】図4に示す子機21の特徴的な構成は、子
機21の各部に電源を供給する電源部63と、この電源
部63を制御する電源制御部62とを備えている点であ
る。上記電源部63は、本実施例では持ち運び可能な子
機21の各部に電力を供給するもので、乾電池や充電式
のバッテリーなどで構成されている。
【0058】そして、親機1から発せられた一定の光
(所定の波長とパルスパターンからなる光)あるいは音
(所定の周波数と音声パターンからなる音)は、上記し
た受光部64あるいは受音部65で受けると、電源制御
部62によって電源部63に対して送受信部52及び通
信制御部53に電源供給を開始するように制御され、親
機1から子機21に対して無線電波による呼出しがあっ
た場合に、受信動作が開始されるようにするものであ
る。上記した親機1から一定の光や音を受信する前、あ
るいは、通信が終了した後は、受信待機状態となり、電
源制御部62は電源部63に対して、少なくとも送受信
部52及び通信制御部53に対する電源供給を停止す
る。これにより、待機時における電力消費を大幅に低減
することができる。
【0059】なお、本実施例における受光部64や受音
部65の消費電力は、数100μA程度であって、上記
した送受信部52や通信制御部53などの消費電力であ
る5mA程度と比べると、約1/10程度であるため、
受信待機時における大幅な消費電力の削減を行うことが
できる。従って、蓄電容量の小さい携帯端末でネックと
なっていた、待受時間を大幅に伸ばすことが可能になっ
た。
【0060】本実施例のコードレス電話装置は、上記し
たように構成されており、以下、本実施例の動作を図5
のフローチャートに基づいて説明する。まず、図1及び
図2に示すように、親機1と子機21との間で無線で通
話する場合は、図1のハンドセット3を持ち上げてオフ
フック状態とし、親機1の内線ボタン5を押下すること
で、図3に示す親機1側の制御部38へ通常の電波によ
り通信を開始するための送信データが入力され(ステッ
プS100)、制御部38は通信制御部33をONして
(ステップS101)、通信制御部33に送信データを
転送して送信待機状態とする(ステップS102)。
【0061】そして、本発明では、親機1の制御部38
が発光部43を駆動して所定のパルスパターンを持った
赤外線を子機21側に向けて発する(ステップS103
と、そこから伸びる破線矢印)。
【0062】これに対して、子機21側では、親機1か
ら発せられた赤外線を図4の受光部64で受光する。子
機21の制御部58では、予めROM60などに親機1
が発する光の波長とパルスパターンとを記憶しておき、
これと受光した光とを比較することで、親機1から発せ
られたものか否かを確認する(ステップS200)。
【0063】親機1が発した光であることが確認される
と、電源制御部62は電源部63を制御して、子機21
の各部に対して電源供給を開始する(ステップS20
1)。具体的に、本実施例では、子機21の待受時に、
制御部58、キー入力部59、ROM60、RAM6
1、電源制御部62、及び受光部64に対して電源部6
3から電源供給を行っており、送受信部52、通信制御
部53、音声処理部54、表示部57に対しては電源供
給を停止している。このため、待受時における消費電力
を大幅に低減することができる。例えば、本実施例にお
ける受光部64や受音部65の消費電力が数100μA
程度であって、上記した送受信部52や通信制御部53
などの電波受信回路おける消費電力である5mA程度と
比べると約1/10程度にできるので、蓄電容量の小さ
い携帯端末でも待受時間を大幅に伸ばすことができる。
【0064】次に、親機1は、図5のステップS103
での発光部から光を発した後、親機1の通信制御部33
から子機21に対して、通常の通信手順にしたがって無
線電波による発呼動作が開始される(ステップS104
と、そこから伸びる一点鎖線矢印)。
【0065】これに対して、子機21側では、電源部6
3から電源供給された送受信部52及び通信制御部53
において、親機1からの呼設定要求に基づいて着呼する
とともに、応答信号を子機21側に返送する(ステップ
S202と、そこから伸びる一点鎖線矢印)。
【0066】ステップS105に示すように、親機1の
通信制御部33で子機21からの応答信号を受信し、こ
れを確認すると、制御部38が発光部43の発光動作を
中止すべく、OFFする。
【0067】そして、親機1の制御部38は、通信制御
部33から通信データを送受信する命令を子機21側に
送る(ステップS106と、ここから伸びる白抜き矢
印)。このようにして、親機1と子機21との間に無線
通信回線が接続されると、親機1と子機21との間で通
信データの送受信が繰り返し行われる(ステップS20
3)。
【0068】すなわち、親機1のハンドセット3のマイ
ク36から入力されたアナログ音声信号は、PCMコー
ディックでA/D変換されたPCM音声信号をスピーチ
コーディックに出力し、ADPCM音声信号に符号化し
てデータ圧縮して通信制御部に出力する。通信制御部3
3では、当該音声データに制御データ等を付加して、ス
クランブル等をかけた後、ユニークワードを付加して1
スロット分の送信データを作成し、所定タイミングでフ
レーム内の所定スロットに挿入して、送受信部32のモ
デムに出力する。送受信部32では、通信制御部33か
ら転送されてきたデータからIQデータを作成してπ/
4シフトQPSK変調を行い、周波数変換部でPLLシ
ンセサイザから出力される局部発振信号と混合して、
1.9GHz帯に周波数変換して、アンテナスイッチを
介してアンテナ31からメッセージデータが輻射され
る。
【0069】他方、上記メッセージデータを子機21側
のアンテナ51で受信し、送受信部52のアンテナスイ
ッチで受信側に振分けられ、PLLシンセサイザから出
力される局部発振信号と混合することにより、1.9G
Hz帯から1MHz付近のIF信号に周波数変換し、さ
らにモデムでIF信号が復調されてIQデータに分離さ
れ、データ列となって通信制御部53に転送される。通
信制御部53では、受信データ所定タイミングで1スロ
ット分のデータを取り出して、このデータからユニーク
ワードを抽出してフレーム同期をとり、制御データ部及
び音声データ部のスクランブル等を解除した後、制御デ
ータは制御部58に送り、音声データは音声処理部54
に送られる。音声処理部54のスピーチコーディックで
は、通信制御部53からのADPCM音声信号をPCM
音声信号に復号化してデータ伸張し、PCMコーディッ
クでD/A変換してアナログ音声信号として、スピーカ
55から音声出力される。
【0070】また、上記した音声データの通信処理動作
は、子機21から親機1に対して送信される場合も、上
記送信側と受信側とが逆になるだけで、同様に処理され
る。上記した通信処理動作にしたがってメッセージデー
タの送受信が終了すると、親機1と子機21の双方で通
信終了となる(ステップS107,ステップS20
4)。
【0071】そして、親機1側では、制御部38により
通信制御部33をOFFする(ステップS108)。ま
た、子機21側では、制御部58で通信制御部53をO
FFするとともに、電源制御部62によって、電源部6
3から送受信部52、通信制御部53、音声処理部5
4、表示部57に対する電源供給が停止される(ステッ
プS205)。
【0072】このように、本実施例のコードレス電話装
置は、親機1から子機21に対して無線通信を開始する
前に、予め発光ランプから所定の光を発し、これを子機
21側で受光すると子機21側の電波を受信する回路に
電源が供給されるため、これ以降は無線電波による通信
が可能となり、通信データを無線でやりとりすることが
可能となる。逆に、親機1の発光ランプから発光が無い
場合、あるいは通信が終了した後は、子機21側の電波
を受信する回路に対する電源供給が停止され、受光部6
4等で光を検出するのに必要な回路にのみ電源が供給さ
れる。
【0073】従って、待受時における消費電力を大幅に
低減することが可能となり、蓄電容量の小さな携帯端末
である子機21の待受時間を大幅に伸ばすことができる
ようになった。
【0074】また、上記以外の他の実施例としては、親
機1側の発光部43と子機21側の受光部64の代わり
に、親機1側に所定の周波数の音、あるいは、その音に
所定の音声パターンを加えた音を発する発音部44と、
その親機1の発音部44から発せられた音声を受音する
受音部65とを設けたものである。
【0075】この実施例の場合、上記図5で説明したス
テップS100〜ステップS102までの過程は同じで
あって、ステップS103において、親機1の制御部3
8が発音部44を駆動して所定の周波数と音声パターン
を持った音を子機21に向けて発する(ステップS10
3と、そこから伸びる破線矢印)。
【0076】子機21側では、この音を図4の受音部6
5で受音する。子機21の制御部58では、予めROM
60などに親機1が発する音の周波数と音声パターンと
が記憶されていて、これと受音した音とを比較すること
で、親機1から発せられたものか否かを確認する(ステ
ップS200)。
【0077】親機1が発した音であることが確認される
と、電源制御部62は電源部63を制御して、子機21
の各部に対して電源供給を開始する(ステップS20
1)。この実施例の場合も、子機21の待受時には、制
御部58、キー入力部59、ROM60、RAM61、
電源制御部62、及び受光部64に対して電源部63か
ら電源が供給され、送受信部52、通信制御部53、音
声処理部54、表示部57に対しては電源供給が停止さ
れる。
【0078】このため、発音部44と受音部65とを備
えた本実施例の場合も、上記した発光部43と受光部6
4とを備えた実施例の場合と同様に、待受時における消
費電力を大幅に低減することができるので、蓄電容量の
小さい携帯端末であっても待受時間を大幅に伸ばすこと
が可能である。
【0079】特に、親機と子機との間に遮へい物があっ
たり、異なる部屋に親機と子機とがある場合は、見通し
が悪く、光を使っても到達し難い状況にあるが、この実
施例のように、音声を使うことにより、容易に子機21
側の電源供給を制御することが可能となる。
【0080】なお、上記実施例では、親機と子機との間
で無線通信を行う前に送受信する、光として、光の波長
を変えたり、光の発光パターンを変えたり、それらを組
合せたりした光を使っているが、これ以外に偏光を利用
して他の光と区別可能な光を使うようにしてもよい。
【0081】また、上記実施例では、コードレス電話装
置を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、光や音声が到達可能な距離で使
用する無線通信システムであれば全て適用することがで
きる。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の無線送信装置によれば、
電波送信手段からメッセージデータを相手方受信機に無
線送信する前に、通信開始通知制御手段により発光手段
を発光させて無線通信の開始を相手方に通知するよう制
御するので、メッセージデータを送信することを事前に
光で通信相手に通知することができる。
【0083】請求項2記載の無線受信装置によれば、受
光手段で相手方送信機から発せられた光を受光すると、
電波受信手段に対して電源供給を開始して電波受信動作
を行い、無線通信が終了するまで電源をオン制御し、受
光手段で相手方送信機から発せられた光を受光する前と
無線通信終了後は、電波受信手段に供給される電源をオ
フ制御するので、通常時は、受光手段を作動させて送信
相手からの受光を待ち、受光時には、電波受信手段に電
源を供給してメッセージデータを受信するため、待機時
における電力消費量を大幅に低減させることができる。
【0084】請求項3記載の無線通信システムによれ
ば、送信機が、電波送信手段からメッセージデータを受
信機に無線送信する前に、通信開始通知制御手段により
発光手段を発光させて無線通信の開始を相手方に通知す
るよう制御し、受信機は、受光手段で送信機から発せら
れた光を受光すると、電波受信手段に対して電源供給を
開始して電波受信動作を行い、無線通信が終了するまで
電源供給をオン制御し、相手方送信機から発せられた光
を受光する前及び無線通信終了後は、電波受信手段に供
給される電源をオフ制御する。このため、送信機は、メ
ッセージデータの送信を事前に光で受信機に通知し、受
信機は、常に受光手段を作動させて送信機からの受光を
待ち、受光時には、受信機の電波受信手段に電源を供給
してメッセージデータを受信するようにしたので、待機
時における電力消費量を大幅に低減させることができ
る。請求項4記載の無線送信装置によれば、請求項1に
おける発光手段に代えて発音手段を用いているので、相
手方受信機が直接見通せない状況下で、光による通知が
困難な場合であっても、音声通知により確実に通知する
ことができる。
【0085】請求項5記載の無線受信装置によれば、請
求項2における受光手段に代えて受音手段を用いている
ので、音声通知に対してこれを受音して確実に通知を認
識することができ、待機時における電力消費量を大幅に
低減することができる。
【0086】請求項6記載の無線通信システムによれ
ば、請求項3における送信機の発光手段に代えて発音手
段が用いられ、受信機の受光手段に代えて受音手段が用
いられているので、相手方受信機が直接見通せない状況
下で、光による通知が困難な場合であっても、音声を使
うことによって確実に通知することが可能となり、待機
時における電力消費量を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コードレス電話装置の親機の外観斜視図。
【図2】コードレス電話装置の子機の外観斜視図。
【図3】図1のコードレス電話装置の親機の構成を示す
ブロック図。
【図4】図2のコードレス電話装置の子機の構成を示す
ブロック図。
【図5】本実施例のコードレス電話装置における親機と
子機間の通信手順を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 親機 2 電話機本体 3 ハンドセット 4 ダイヤルボタン 5 内線ボタン 6 発光ランプ 7 スピーカ 8,31 アンテナ 21 子機 22 スピーカ 23 マイク 24 ダイヤルボタン 26 受光部 27 受音部 28,51 アンテナ 32 送受信部 33 通信制御部 34 音声処理部 35 スピーカ 36 マイク 38 制御部 39 キー入力部 40 ROM 41 RAM 42 NCU 43 発光部 44 発音部 52 送受信部 53 通信制御部 54 音声処理部 55 スピーカ 56 マイク 58 制御部 59 キー入力部 60 ROM 61 RAM 62 電源制御部 63 電源部 64 受光部 65 受音部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信するメッセージデータを無線電波に変
    換して相手方受信機に送信する電波送信手段を備えた無
    線送信装置において、 所定の波長あるいは所定の発光パターンからなる光を前
    記相手方受信機に向けて発する発光手段と、 前記電波送信手段から前記メッセージデータを相手方受
    信機に無線送信する前に、前記発光手段を発光させて無
    線通信の開始を相手方に通知するよう制御する通信開始
    通知制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線送信装置。
  2. 【請求項2】相手方送信機から送信された無線電波を受
    信してメッセージデータに変換する電波受信手段を備え
    た無線受信装置において、 特定の相手方送信機から発せられた所定の波長あるいは
    所定の発光パターンからなる光を受光する受光手段と、 前記無線受信装置の各部に電源を供給する電源供給手段
    と、 前記受光手段で特定の相手方送信機から発せられた光を
    受光すると、前記電源供給手段から少なくとも前記電波
    受信手段に対して電源供給を開始して電波受信動作を行
    うと共に、無線通信が終了するまで電源供給をオン制御
    し、前記受光手段で相手方送信機から発せられた光を受
    光する前及び前記無線通信終了後は、前記電源供給手段
    から少なくとも前記電波受信手段に供給される電源をオ
    フ制御する電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線受信装置。
  3. 【請求項3】送信するメッセージデータを無線電波に変
    換して相手方受信機に送信する電波送信手段を備えた送
    信機と、その送信された無線電波を受信してメッセージ
    データに変換する電波受信手段を備えた受信機とで構成
    された無線通信システムにおいて、 前記送信機は、 所定の波長あるいは所定の発光パターンからなる光を前
    記受信機に向けて発する発光手段と、 前記電波送信手段から前記メッセージデータを前記受信
    機に無線送信する前に、前記発光手段を発光させて無線
    通信の開始を相手方に通知するよう制御する通信開始通
    知制御手段と、 を備え、 前記受信機は、 前記送信機から発せられた所定の波長あるいは所定の発
    光パターンからなる光を受光する受光手段と、 前記受信機各部に電源を供給する電源供給手段と、 前記受光手段で前記送信機から発せられた光を受光する
    と、前記電源供給手段から少なくとも前記電波受信手段
    に対して電源供給を開始して電波受信動作を行うと共
    に、無線通信が終了するまで電源供給をオン制御し、前
    記受光手段で前記送信機から発せられた光を受光する前
    及び前記無線通信終了後は、前記電源供給手段から少な
    くとも前記電波受信手段に供給される電源をオフ制御す
    る電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】送信するメッセージデータを無線電波に変
    換して相手方受信機に送信する電波送信手段を備えた無
    線送信装置において、 所定の周波数あるいは所定の音声パターンからなる音を
    前記相手方受信機に発する発音手段と、 前記電波送信手段から前記メッセージデータを相手方受
    信機に無線送信する前に、前記発音手段から音を発して
    無線通信の開始を相手方に通知するよう制御する通信開
    始通知制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線送信装置。
  5. 【請求項5】相手方送信機から送信された無線電波を受
    信してメッセージデータに変換する電波受信手段を備え
    た無線受信装置において、 特定の相手方送信機から発せられた所定の周波数あるい
    は所定の音声パターンからなる音を受音する受音手段
    と、 前記無線受信装置の各部に電源を供給する電源供給手段
    と、 前記受音手段で特定の相手方送信機から発せられた音を
    受音すると、前記電源供給手段から少なくとも前記電波
    受信手段に対して電源供給を開始して電波受信動作を行
    うと共に、無線通信が終了するまで電源供給をオン制御
    し、前記受音手段で相手方送信機から発せられた音を受
    音する前及び前記無線通信終了後は、前記電源供給手段
    から少なくとも前記電波受信手段に供給される電源をオ
    フ制御する電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線受信装置。
  6. 【請求項6】送信するメッセージデータを無線電波に変
    換して相手方受信機に送信する電波送信手段を備えた送
    信機と、その送信された無線電波を受信してメッセージ
    データに変換する電波受信手段を備えた受信機とで構成
    された無線通信システムにおいて、 前記送信機は、 所定の周波数あるいは所定の音声パターンからなる音を
    前記受信機に発する発音手段と、 前記電波送信手段から前記メッセージデータを前記受信
    機に無線送信する前に、前記発音手段から音を発して無
    線通信の開始を相手方に通知するよう制御する通信開始
    通知制御手段と、 を備え、 前記受信機は、 前記送信機から発せられた所定の周波数あるいは所定の
    音声パターンからなる音を受音する受音手段と、 前記受信機各部に電源を供給する電源供給手段と、 前記受音手段で前記送信機から発せられた音を受音する
    と、前記電源供給手段から少なくとも前記電波受信手段
    に対して電源供給を開始して電波受信動作を行うと共
    に、無線通信が終了するまで電源供給をオン制御し、前
    記受音手段で前記送信機から発せられた音を受音する前
    及び前記無線通信終了後は、前記電源供給手段から少な
    くとも前記電波受信手段に供給される電源をオフ制御す
    る電源制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信システム。
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