JP2000224098A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2000224098A
JP2000224098A JP2472399A JP2472399A JP2000224098A JP 2000224098 A JP2000224098 A JP 2000224098A JP 2472399 A JP2472399 A JP 2472399A JP 2472399 A JP2472399 A JP 2472399A JP 2000224098 A JP2000224098 A JP 2000224098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手に基地局からの電波の受信電界レベルが
劣化したため通話が切断したのだと認識させる携帯電話
機を提供する。 【解決手段】 音声信号に無音を断続的に発生させるた
めのボタンを有する操作部10と、予め少なくとも一つ
の無音発生時間と無音断続パターンとを記憶するメモリ
11と、前記無音発生時間を計測するタイマ12と、前
記音声信号に無音を断続的に発生する無音発生手段15
と、各部を制御する制御部16とを有し、前記制御部1
6は、前記操作部10の無音を発生させるためのボタン
が押下されたことを検知すると、前記メモリ11から無
音発生時間と無音断続パターンとを読み出して、前記タ
イマ12を動作させると共に前記無音発生手段15を前
記無音断続パターンに応じて音声信号に無音を断続的に
発生させ、前記タイマ12が無音発生時間を計測する
と、通話を切断する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に関し、
特に通話中に音声を断続的に無音にする携帯電話機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機の通話切断方法につい
て以下に説明する。従来の携帯電話機において通話を切
断するには、使用者が通話終了ボタンを押下することに
より通話を切断する場合と、使用者の意に反して携帯電
話機が受信信号の受信電界レベルを検出し、受信電界レ
ベルが予め定められた値に達しない時に強制的に通話を
切断する場合とが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、使用者が通話
を一方的に終了させたい場合、使用者が通話を終了した
いことを伝えてしまうと相手に不快感を与えてしまうの
ではないかと危惧してしまうため、使用者は通話を一方
的に切ることができず、必要以上に通話を継続しなけれ
ばならないという問題が生じていた。
【0004】本発明の目的は、携帯電話機において、従
来の通話中に使用者が通話を終了したい旨を相手に伝え
ることなく、又通話を終了したい旨を相手に伝えること
によって相手へ不快感を与えることなく通話を切断でき
ないという問題を解決し、通話中に使用者が携帯電話機
の無音発生ボタンを押下して、音声信号に無音を断続的
に発生させることにより、相手に基地局からの電波の受
信電界レベルが劣化したため通話が切断したのだと認識
させる携帯電話機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る携帯電話機では、通話時において断続
的に無音を発生させるためのボタンを押下することによ
り、相手側に電波状態の劣化を認識させるように断続的
に音声信号を無音して出力し、前記ボタンの押下から一
定時間経過すると、通話を切断することを特徴としてい
るため、通話相手に通話を終了したい旨を伝えることな
く通話を切断することができる。
【0006】また、本発明に係る携帯電話機では、請求
項1記載の携帯電話機において、無音を発生させるため
のボタンが押下されると、通話相手の電話番号データを
記憶手段に格納して、通話を切断し、通話終了後の新た
な着信に対して、該着信の電話番号データと前記格納電
話番号データとの比較を行い、一致した場合には、着信
が通話を切断した相手であることを報知することを特徴
としており、新たな着信に対して通話を開始しなくて
も、使用者が強制的に通話を終了した相手か否かを確認
することができる。
【0007】また、本発明に係る携帯電話機では、音声
信号に無音を断続的に発生させるためのボタンを有する
操作部と、予め少なくとも一つの無音発生時間と無音断
続パターンとを記憶する記憶手段と、前記無音発生時間
を計測するタイマと、前記音声信号に無音を断続的に発
生する無音発生手段と、各部を制御する制御部とを有
し、前記制御部は、前記操作部の無音を発生させるため
のボタンが押下されたことを検知すると、前記記憶手段
から無音発生時間と無音断続パターンとを読み出して、
前記タイマを動作させると共に前記無音発生手段を前記
無音断続パターンに応じて音声信号に無音を断続的に発
生させ、前記タイマが無音発生時間を計測すると、通話
を切断する制御を行う制御部であることを特徴としてい
るため、通話相手に通話を終了したい旨を伝えることな
く通話を終了することができ、更に必要以上の長電話を
防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の携
帯電話機を説明する。図1は本発明の携帯電話機の構成
を示すブロック図であり、本例の携帯電話機は、基地局
から送信される無線信号をアンテナ1を介して受信する
受信部2と、受信した無線信号をアナログ信号に変換す
る受信側コーデック部3と、変換されたアナログ信号を
音声信号に変換する受話部4と、変換された音声信号を
出力するスピーカと5、音声信号を入力するマイク6
と、入力された信号を音声信号に変換する送話部7と、
音声信号をデジタル信号に変換する送信側コーデック部
8と、変換されたデジタル信号をアンテナ1より基地局
へ送信する送信部9と、無音発生ボタン等を備えて各種
の操作を行う操作部10と、複数の無音断続パターンが
記憶されているパターンテーブル20と無音発生ボタン
を押下した相手の電話番号データが格納される発信者番
号テーブル21を有し、更に無音発生ボタンが押下され
てから一定時間を計測するための断続無音発生時間を記
憶するメモリ11と、無音発生時間を計測するタイマ1
2と、発信者番号等を表示する表示部13と、着信の報
知を行うLED14と、上記音声信号に無音信号を発生
させる無音信号発生手段15と、上記各部を制御する制
御部16とから構成されている。
【0009】本発明の特徴部分である無音信号発生手段
15は、音声信号に無音信号を発生させるトーン発生部
17と、上記送話部7からの音声信号を送信側コーデッ
ク部8或いは上記トーン発生部17に出力するための切
替部18とで構成される。上記無音信号発生手段15
は、上記制御部16が上記パターンテーブル20に予め
記憶されている複数の断続パターンの内1つを読み出
し、この読み出した断続パターンにより、上記無音信号
発生手段15の切替部18の切替えを制御することによ
って、音声信号に無音信号が発生されるように動作す
る。
【0010】上記断続パターンの一例を図4に示す。図
4に示すように音声信号(有音)から無音信号(無
音)、無音信号(無音)から音声信号(有音)に切替え
を行うタイミングを表わす複数種のパターン(パターン
1・・・n)が予め上記パターンテーブル20に記憶さ
れている。
【0011】次に、本発明の携帯電話機の通話処理につ
いて説明する。図2は、本発明の携帯電話機における通
話時の無音発生処理を示すフローチャートである。ま
ず、制御部16は、操作部10の無音を発生させるため
の特定の操作キーが押下されると(ステップS10
1)、通話中であるか否かの判断が行われ(ステップS
102)、通話状態でなければ上記操作を無効にして次
の動作を待ち、処理を終了する。
【0012】一方、通話中の場合には、上記制御部16
は、基地局からの無線信号中に含まれる通話相手の発信
者電話番号データをメモリ11のパターンテーブル20
に記憶し(ステップS104)、次に、メモリ11から
断続無音発生時間を読み出しタイマ12をスタートさせ
(ステップS105)、更にメモリ11のパターンテー
ブル20に記憶されている複数の断続パターンの中から
1つを選択する(ステップS106)。
【0013】そして、制御部16は、選択された断続パ
ターンに基づいて、無音発生手段15の切替部18の切
替え制御を行い、送話部7からの音声信号中に無音信号
を発生させ、この音声信号及び音声信号中に発生された
無音信号を送信側コーデック部8によりデジタル信号に
変換して、通話相手に電波の受信レベルが劣化している
如くの音声信号を送信部9より送信して通話を行う(ス
テップS107)。
【0014】制御部16は、次に上記タイマ12が一定
時間経過したか否かを判断し(ステップS108)、一
定時間経過していない場合には、上記ステップS107
へ戻り通話の継続を行い、また、一定時間経過した場合
には、通話圏外となり通話が強制的に終了したことを示
す強制終了伝文をメモリ11から読み出して、この読み
出した強制終了伝文を送信部9より基地局へ送信する
(ステップS109)。この強制終了伝文送信後、制御
部16は、待ち受け状態に移行して処理を終了する(ス
テップS110)。
【0015】このような通話処理とすることにより、通
話相手に通話を終了したい旨を伝えることなく、受信電
波の劣化が原因で通話が切断されたとの認識をさせるこ
とができ、更にタイマにより通話時間の管理を行うため
必要以上の長電話を防止することができる。
【0016】次に、本発明の携帯電話機の新たな着信を
受けた時の処理について説明する。図3は、本発明の携
帯電話機における新たな着信を受けた時の通話処理を示
すフローチャートである。まず、制御部16は、新たな
着信を受けると(ステップS201)、上記した発信者
番号テーブル21に記憶されている発信者電話番号と新
たな着信の発信者電話番号データとの比較を行い(ステ
ップS202)、比較の結果、両者が一致しない場合に
は、上述した操作部10の無音を発生させるための特定
の操作キーの押下により強制的に通話を切断した通話相
手てではないため、送話部の通話開始キーを押下するこ
とにより、通話の開始を行う(ステップS203)。
【0017】一方、両者が一致すると、発信者は操作部
10の無音を発生させるための特定の操作キーの押下に
より強制的に通話を切断した通話相手であるため、 L
ED14の点滅表示により強制的に通話を終了した相手
であること報知し、表示部13に通話相手の発信者電話
番号を表示して(ステップS205)、処理を終了す
る。
【0018】このような着信処理とすることにより、新
たな着信に対して、使用者が強制的に通話を終了した相
手か否かをLEDの点滅表示或いは発信者電話番号に表
示により確認することができる。尚、使用者が一方的に
通話を終了した通話相手か否かの報知をLED表示によ
り説明したが、LED表示に限らず、着信を報知する報
知部の着信動作を通常の着信と使用者が強制的に通話を
終了した相手からの着信とを異なる着信動作とすること
に実施することをできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯電話
機では、通話を一方的に終了させたい場合に、通話相手
に通話を終了したい旨を伝えることなく通話を終了する
ことができるため、通話相手に不快感を与えることなく
通話を切断することができるという効果がある。また、
新たな着信に対しては、使用者が一方的に通話を終了し
た通話相手か否かをLEDの点滅表示或いは発信者電話
番号に表示により確認することができるという効果があ
る。また、タイマにより通話時間を制御するため、通話
を一方的に終了させたい通話相手との通話時間を必要以
上の長電話を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の構成例を示すブロック図
である。
【図2】本発明の携帯電話機の通話処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明の携帯電話機の新たな着信を受けた時の
着信処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の無音断続パターン例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信部 3 受信側コーデック部 4 受話部 5 スピーカ 6 マイク 7 送話部 8 送信側コーデック部 9 送信部 10 操作部 11 メモリ 12 タイマ 13 表示部 14 LED 15 無音発生手段 16 制御部 17 トーン発生部 18 切替部 20 パターンテーブル 21 発信者番号テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話時において断続的に無音を発生させ
    るためのボタンを押下することにより、相手側に電波状
    態の劣化を認識させるように断続的に音声信号を無音に
    して出力し、前記ボタンの押下から一定時間経過する
    と、通話を切断することを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 無音を発生させるためのボタンが押下さ
    れると、通話相手の電話番号データを記憶手段に格納し
    て、通話を切断し、通話終了後の新たな着信に対して、
    該着信の電話番号データと前記格納電話番号データとの
    比較を行い、一致した場合には、着信が通話を切断した
    相手であることを報知する請求項1に記載の携帯電話
    機。
  3. 【請求項3】 音声信号に無音を断続的に発生させるた
    めのボタンを有する操作部と、 予め少なくとも一つの無音発生時間と無音断続パターン
    とを記憶する記憶手段と、 前記無音発生時間を計測するタイマと、 前記音声信号に無音を断続的に発生する無音発生手段
    と、各部を制御する制御部とを有し、 前記制御部は、前記操作部の無音を発生させるためのボ
    タンが押下されたことを検知すると、前記記憶手段から
    無音発生時間と無音断続パターンとを読み出して、前記
    タイマを動作させると共に前記無音発生手段を前記無音
    断続パターンに応じて音声信号に無音を断続的に発生さ
    せ、前記タイマが無音発生時間を計測すると、通話を切
    断する制御を行う制御部であることを特徴とする携帯電
    話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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