JPH0820293A - ダッシュボードのインシュレータ取付け構造 - Google Patents

ダッシュボードのインシュレータ取付け構造

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JPH0820293A
JPH0820293A JP15619394A JP15619394A JPH0820293A JP H0820293 A JPH0820293 A JP H0820293A JP 15619394 A JP15619394 A JP 15619394A JP 15619394 A JP15619394 A JP 15619394A JP H0820293 A JPH0820293 A JP H0820293A
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Toshio Iijima
俊男 飯島
Akio Takahashi
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンジンルーム2と車室3とを仕切るダッシ
ュボード11を、車室のフロアから立設したダッシュボ
ード下部12とこのダッシュボード下部の上端部からエ
ンジンルーム側に延出したダッシュボード上部13とで
構成し、ダッシュボード上部の上面に且つ車幅方向略中
央位置にワイパ駆動機構21を配置し、ダッシュボード
上部の下面に且つワイパ駆動機構の配置されていない部
分に振動及び音を遮断するためのインシュレータ17を
取付けたダッシュボードのインシュレータ取付け構造。 【効果】 ダッシュボード上部の全面にインシュレータ
を取付ける必要がないので、インシュレータの取付けが
簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダッシュボードのインシ
ュレータ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンルームと車室との間はダッシュ
ボードで仕切られているが、エンジンルームで発生した
振動や音はダッシュボードを通して車室内に侵入し易
い。特に、ダッシュボードを透過した振動や音が、カウ
ルトップグリルの開口から導入された外気と共にカウル
ボックス8を通って車室内に侵入する恐れがある。これ
を防ぐために、ダッシュボードには振動及び音を遮断す
るためのインシュレータが取付けられている。
【0003】例えば、実開昭58−143752号公報
「エンジンルームインシュレータ」が提案され、同公報
の第2図によれば、ダッシュロア2及びカウルトップ4
(ダッシュボードに概ね相当する。)の全面をパネルイ
ンシュレータ10で覆うというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術
では、ダッシュロア2及びカウルトップ4の全面をパネ
ルインシュレータ10で覆うので、インシュレータの取
付け範囲が広くなり、取付け作業が面倒である。
【0005】そこで本発明の目的は、ダッシュボード上
部へのインシュレータの取付けを簡単にすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュ
ボードを、車室のフロアから立設したダッシュボード下
部とこのダッシュボード下部の上端部から前記エンジン
ルーム側に延出したダッシュボード上部とで構成し、こ
のダッシュボード上部の上面に且つ車幅方向略中央位置
にワイパを駆動するためのワイパ駆動機構を配置し、前
記ダッシュボード上部の下面に且つ前記ワイパ駆動機構
の配置されていない部分に振動及び音を遮断するための
インシュレータを取付けたことを特徴とするダッシュボ
ードのインシュレータ取付け構造である。
【0007】
【作用】エンジンルームから車室へ向う振動や音を、ダ
ッシュボード上部の下面に付設したインシュレータで遮
断する。但し、インシュレータを取付けなかったワイパ
駆動機構取付け部分は、重量物であるワイパ駆動機構で
遮断する。このことにより、インシュレータは部分的な
取付けで済む。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、
「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向
に従うものとする。図1は本発明に係るダッシュボード
を取付けた車体前部の断面図であり、ダッシュボード1
1は車体1前部(この図で左側)のエンジンルーム2と
後部(この図で右側)の車室3とを仕切っている。この
ダッシュボード11は、車室3のフロア4から立設した
ダッシュボード下部12と、このダッシュボード下部1
2の上端部からエンジンルーム2側に延出したダッシュ
ボード上部13とからなる。
【0009】車室1の前部上部にフロントウインド5が
取付けられ、このフロントウインド5の下部に車体1前
方に延びるカウルトップグリル6が配置されている。一
方、ダッシュボード上部13は、カウルトップグリル6
の下面と対向する略水平状の水平部14を有し、この水
平部14の前端部14aがカウルトップグリル6の前端
部6aに結合されている。そして、水平部14の上面に
ワイパ駆動機構(想像線で図示)21が配置され、水平
部14の下面に且つワイパ駆動機構21の配置されてい
ない部分に振動及び音を遮断するためのインシュレータ
17が取付けられている。
【0010】ワイパ駆動機構21は、フロントウインド
5のガラス面を払拭するワイパ(図示せず)を、リンク
機構を介して駆動するものであり、モータや減速機構等
で構成される。ダッシュボード上部13とカウルトップ
グリル6との間にワイパ駆動機構21を配置するスペー
スを確保するために、水平部14は、ワイパ駆動機構2
1を配置する部分がこの図の想像線で示す高さHまで下
げて形成されている。なお、7はボンネット、8はカウ
ルボックスである。カウルボックス8はカウルボックス
下部8aとカウルボックス上部8bとからなる。
【0011】図2は本発明に係るダッシュボードを取付
けた車体前部の平面図であり、この図で左側がエンジン
ルーム2、右側が車室3を示す。ワイパ駆動機構(想像
線で図示)21は車幅方向略中央位置に配置され、イン
シュレータ17はワイパ駆動機構21の配置されていな
い車幅方向左右両側(この図でハッチングで示した部
分)に取付けられている。なお、6bはワイパ駆動機構
21のリンク機構を通すためにカウルトップグリル6に
開けられた孔である。
【0012】図3は本発明に係るダッシュボードのイン
シュレータ取付け構造の断面図であり、インシュレータ
17を取付けたバックパネル18が水平部14の下面に
固定されている。
【0013】次に、インシュレータ17の取付け方法を
説明する。 先ず、シート状のインシュレータ17をバックパネル
18に取付ける。 次に、バックパネル18を水平部14の下面に溶接す
る(図示せず)。 インシュレータ17を取付けたダッシュボード上部1
3を加熱炉で加熱することで、インシュレータ17を発
泡させ且つインシュレータ17を水平部14下面及びバ
ックパネル18に溶着させる。
【0014】これにより、発泡体からなるインシュレー
タ17は、水平部14下面及びバックパネル18に完全
に密着する。従って、水平部14はエンジンルーム2内
で発生した振動及び音による共振を抑制されるので、防
振効果及び防音効果が向上する。また、断熱効果も向上
する。また、各車体部材を溶接結合して車体1を組立て
る溶接工程において、インシュレータ17を取付けたダ
ッシュボード上部13も同時に溶接結合することができ
る。このため、従来工法である、車体組立ラインでダッ
シュボード上部13にインシュレータ17をクリップで
取付ける場合よりも作業が容易である。
【0015】次に、上記構成のダッシュボードのインシ
ュレータ取付け構造の作用を図1に基づき説明する。カ
ウルトップグリル6の開口から導入された外気は、ダッ
シュボード上部13の上側を通りカウルボックス8内の
空調機器(図示せず)を介して車室3内に取り込まれ
る。エンジンルーム2から車室3へ向う振動や音は、ダ
ッシュボード上部13を通る。このダッシュボード上部
13は中央部にワイパ駆動機構21、左右両端にインシ
ュレータ17が設けられている。左右を通る振動や音は
インシュレータ17で遮断され、中央部を通る振動や音
は次に述べる理由により遮断される。
【0016】一般に重量物(単位面積当たりの重量が大
きい物)は振動や音を減衰させる効果が高く遮断し易
い。ワイパ駆動機構21は重量物であり、エンジンルー
ム2から水平部14を介して伝わった振動や音は、ワイ
パ駆動機構21で減衰される。このため、ワイパ駆動機
構21を配置した部分は、インシュレータ17を取付け
なくても振動や音を遮断できる。
【0017】また、重量物であるワイパ駆動機構21が
水平部14の車幅方向略中央位置に配置されるので、水
平部14全体がエンジンルーム2内で発生した振動及び
音による共振を抑制され易く、このため、防振効果及び
防音効果が向上する。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたとうり本発明は、ダッシュ
ボード上部の上面に且つ車幅方向略中央位置にワイパ駆
動機構を配置し、ダッシュボード上部の下面に且つワイ
パ駆動機構の配置されていない部分に振動及び音を遮断
するためのインシュレータを取付けたことにより、エン
ジンルームから車室へ向う振動や音がインシュレータで
遮断され、また、インシュレータのない中央部分の振動
や音は重量物であるワイパ駆動機構で減衰されるので、
ワイパ駆動機構を配置した部分にはインシュレータを取
付けなくても、振動や音を遮断できる。従って、ダッシ
ュボード上部の全面にインシュレータを取付ける必要が
ないので、インシュレータの取付けが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダッシュボードを取付けた車体前
部の断面図
【図2】本発明に係るダッシュボードを取付けた車体前
部の平面図
【図3】本発明に係るダッシュボードのインシュレータ
取付け構造の断面図
【符号の説明】
1…車体、2…エンジンルーム、3…車室、4…フロ
ア、5…フロントウインド、6…カウルトップグリル、
11…ダッシュボード、12…ダッシュボード下部、1
3…ダッシュボード上部、14…水平部、17…インシ
ュレータ、18…バックパネル、21…ワイパ駆動機
構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームと車室とを仕切るダッシ
    ュボードを、車室のフロアから立設したダッシュボード
    下部とこのダッシュボード下部の上端部から前記エンジ
    ンルーム側に延出したダッシュボード上部とで構成し、
    このダッシュボード上部の上面に且つ車幅方向略中央位
    置にワイパを駆動するためのワイパ駆動機構を配置し、
    前記ダッシュボード上部の下面に且つ前記ワイパ駆動機
    構の配置されていない部分に振動及び音を遮断するため
    のインシュレータを取付けたことを特徴とするダッシュ
    ボードのインシュレータ取付け構造。
JP15619394A 1994-07-07 1994-07-07 ダッシュボードのインシュレータ取付け構造 Expired - Fee Related JP3294718B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7883141B2 (en) * 2005-08-08 2011-02-08 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle body structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7883141B2 (en) * 2005-08-08 2011-02-08 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle body structure

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