JPH082023Y2 - ステアリングハンドルの位置調整装置 - Google Patents

ステアリングハンドルの位置調整装置

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JPH082023Y2
JPH082023Y2 JP1988162774U JP16277488U JPH082023Y2 JP H082023 Y2 JPH082023 Y2 JP H082023Y2 JP 1988162774 U JP1988162774 U JP 1988162774U JP 16277488 U JP16277488 U JP 16277488U JP H082023 Y2 JPH082023 Y2 JP H082023Y2
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column
bolt
steering handle
bracket
shaft
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JP1988162774U
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修 佐野
雅仁 河野
義行 中村
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ステアリングハンドルを運転者の体格、好
みに合わせて上下方向(チルト方式)、前後方向(テレ
スコープ方式)に調節可能とした位置調整装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第12図は従来におけるコラムの支持部を示す側面図、
第13図は第12図のXIII-XIII線による拡大断面図であ
り、ステアリングシャフトを構成する上側シャフト2a、
ステアリングコラムを構成する上側コラム3a、4はコラ
ムの支持具、7はボルト、8はナット、9はロックレバ
ーを示している。
上側シャフト2aは上側コラム3a内に回転可能に支持さ
れており、その上端(第12図で右端側)にはステアリン
グハンドル(図示せず)が固定され、またその下端(第
12図で左端側)は下側シャフト(図示せず)の上端部と
セレーション構造によて相互の伸縮可能であって、且つ
一体的に回転し得るよう連結され、更に下側シャフトの
下端は図示しないラック等に連繋せしめられている。
一方ステアリングコラムはステアリングシャフトの外
周に同心状に配設されており、上側コラム3aの下端と下
側コラム(図示せず)の上端とをテレスコピックに伸縮
可能に嵌合せしめて構成され、下端コラムの下端は車体
に対してピボット支持され、ここを中心にしてステアリ
ングシャフト,ステアリングハンドルと共に運転席に対
して上,下方向に揺動可能となっている。
上側コラム3aの軸長方向の中間部外周にあって運転席
側には上側コラム3aの外径よりも若干小さい寸法を隔て
て軸心線と平行に2個のコラムブラケット11,12が固定
されており、この各コラムブラケット11,12には上側コ
ラム3aの軸心線と平行な向きに延在する長孔11a,12aが
設けられている。
また上側コラム3aに対するコラムブラケット11,12の
固定位置と対応する位置に支持具15が取付片15aを介し
て車体に固定されている。
支持具15はその取付片15a側から運転席側に向けて上
側コラム3aの直径と略等しいか又はこれよりも僅かに大
きい間隔を隔てて2個の支持ブラケット16,17が延在せ
しめられており、この両支持ブラケット16,17間に運転
席側が開放された逆U字形の凹所18が形成され、この凹
所18内に前記上側コラム3a及びコラムブラケット11,12
を、コラムブラケット11,12を手前側に位置させた状態
で介在せしめてある。各支持ブラケット16,17には、夫
々前記上側コラム3aの軸心線と直交する方向に延在する
長孔16a,17aを設けてあり、逆U字形の凹所18内に上側
コラム3a及びコラムブラケット16,17を介在させた状態
においては、コラムブラケット11,12の長孔11a,12aと支
持ブラケット16,17の長孔16a,17aとは一部が対向した状
態で互いに略直交する向きに位置しており、各コラムブ
ラケット11,12と支持ブラケット16,17との間にはワッシ
ャ5,5を、また両コラムブラケット11,12間にはU字形状
をなすスペーサ6を介在させた状態で一方の支持ブラケ
ット16の外側から、その長孔16a、ワッシャ5、コラム
ブラケット11の長孔11a、スペーサ6、他方のコラムブ
ラケット12の長孔12a、ワッシャ5、他方の支持ブラケ
ット17の長孔17aを貫通させてボルト7が回り止めされ
た状態で挿通され、他方の支持ブラケット17から外方に
突き出したボルト7の端部にはロックレバー9に固定し
たナット8を螺合せしめてある。
その他19はボルト7を、長孔16a,17a内でその前方側
に付勢するための引張りばね、20,20は前記ボルト7の
長孔16a,17a内での移動に節度を与えるためのブロック
である。
而してこのような従来装置にあってはロックレバー9
を操作してナット8を緩めるとコラムブラケット11,12
の長孔11a,12a、支持ブラケット16,17の長孔16a,17aに
対するボルト7の相対移動が許容されることとなる。ボ
ルト7を支持ブラケット16,17の長孔16a,17aにて移動さ
せることによりステアリングシャフト,ステアリングハ
ンドルと共に、運転席に対し上,下方向に移動調節する
ことが可能となる。またボルト7をコラムブラケット1
1,12の長孔11a,12a内で相対移動させることにより、ス
テアリングコラム,ステアリングシャフトを伸縮せしめ
てステアリングハンドルを前,後方向に移動調節するこ
とが可能となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで上述した如き従来装置にあっては、ステアリ
ングハンドルを運転席において、上方、又は下方に移動
せしめたときその移動域限でボルト7は移動域を規制す
る支持ブラケット16の長孔16aの両端部に突き当たり金
属音を発する。
また、ステアリングハンドルを運転席において前,後
方向に移動せしめたときもボルト7がコラムブラケット
11,12に穿った長孔11a,12aの上、下端に突き当たり同様
に金属音を発する。
しかしこのような金属音を発することは高級感を損な
うこととなり、またその衝撃はステアリングハンドルを
握って調節を行う運転者に直接伝わっているという問題
があった。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、そ
の目的とするところはステアリングハンドルの上,下方
向移動限及び前,後方向移動限における金属音の発生、
及び衝撃を緩和し得るようにしたステアリングハンドル
の位置調整装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るステアリングハンドルの位置調整装置
は、ステアリングハンドルのシャフトの外側に配設さ
れ、ステアリングハンドルの上,下移動を許容すべく前
記シャフトと共に下端側を中心にして上,下方向に揺動
可能としたコラムの外周に設けられ、ボルト挿通用の孔
を備えるコラムブラケットと、車体に固定され、前記コ
ラムの揺動方向に延在する長孔を備えた支持ブラケット
と、前記コラムブラケットの孔と支持ブラケットの長孔
とにわたして挿通され、ナットにて緊締,弛緩せしめる
ようにしたボルトとを有し、前記ボルトには、その外周
に凹溝が形成され、その凹溝に前記支持ブラケットの長
孔の両端部と対向する環状の緩衝部材を設ける。
また本考案に係る他のステアリングハンドルの位置調
整装置は、ステアリングハンドルのシャフトの外側に配
設され、ステアリングハンドルの前,後移動を許容すべ
くシャフトと共に前,後方向に伸縮可能としたコラムの
外周に設けられ、コラムの伸縮方向に延在する長孔を備
えたコラムブラケットと、車体に固定され、ボルト挿通
用の孔を備えた支持ブラケットと、前記コラムブラケッ
トの長孔と支持ブラケットの孔とにわたして挿通され、
ナットにて緊締,弛緩せしめるようにしたボルトとを有
し、前記ボルトには、その外周に前記長孔の側壁と対向
する2箇所に平坦面が形成された凹溝が形成され、その
凹溝に前記コラムブラケットの長孔の両端部と対向する
環状の緩衝部材を設ける。
〔作用〕
本考案にあっては、これによってステアリングハンド
ルの上,下方向移動限、前,後方向移動限において金属
同士が直接突き当たることを回避し得ることとなる。
〔実施例〕
以下本考案をその実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。
第1図は本考案に係るステアリングハンドルの位置調
整装置(以下本考案装置という)を示す半截側面図であ
り、図中1はステアリングハンドル、2はステアリング
シャフト、3はステアリングコラム、4は支持具、7は
ボルト、8はナット、9はロックレバーを示している。
ステアリングシャフト2は上側シャフト2aの下端と下
側シャフト2bの上端とをセレーション構造により、周方
向に対しては一体的に共回りし、軸方向に対しては相互
に伸縮可能に連結して構成され、上側シャフト2aの上端
にはステアリングハンドル1が固定され、また下側シャ
フト2bの下端は図示しないラックに連繋せしめらてい
る。ステアリングコラム3はステアリングシャフト2を
回転可能に支持する上側コラム3aの下端と下側コラム3b
の上端とをテレスコピックに嵌合して構成され、上側コ
ラム3aはその中間部を支持具4を介して図示しない車体
に支持され、また下側コラム3bはその下端部をロアーブ
ラケット3cを介して車体に対し軸3dにて軸支され、この
軸3dを中心にしてステアリングシャフト2,ステアリング
ハンドル1と共に、運転席に対し上,下方向に揺動可能
となっている。
第2図はステアリングコラム3の支持部の部分拡大側
面図、第3図は第2図のIII-III線による拡大断面図で
あり、上側コラム3aの軸長方向の中間部外周であって運
転席側には第4,5図に示す如きコラムブラケット11,12が
固定されている。
第4図はコラムブラケット11,12の側面図、第5図は
第4図の右側面図である。両コラムブラケット11,12は
上側コラム3aの外径よりも若干小さい寸法を隔てて上端
部を連結板13にて一体的に連結されており、この状態で
軸心線と平行に上側コラム3aに固定されており、この各
コラムブラケット11,12には上側コラム3aの軸心線と平
行な向きに延在する長孔11a,12aが設けられている。
また上側コラム3aに対するコラムブラケット11,12の
固定位置と対応する位置に支持具4が取付片4aを介して
車体10に固定されている。
支持具4にはその取付片4a側から運転席側に向けて上
側コラム3aの直径と略等しいか又はこれよりも僅かに大
きい間隔を隔てて2個の支持ブラケット16,17が延在せ
しめてあり、この両支持ブラケット16,17間に運転席側
が開放された逆U字形の凹所18が形成され、この凹所18
内に前記上側コラム3a及びコラムブラケット11,12を、
コラムブラケット11,12を運転席側に位置させた状態で
介在せしめてある。各支持ブラケット16,17には、夫々
前記上側コラム3aの軸心線と直交する方向に延在する長
孔16a,17aが設けられており、逆U字形の凹所18内に上
側コラム3a及びコラムブラケット11,12を介在させた状
態においてはコラムブラケット11,12の長孔11a,12aと支
持ブラケット16,17の長孔16a,17aとは一部が対向した状
態で互いに略直交する向きに位置しており、各コラムブ
ラケット11,12と支持ブラケット16,17との間にはワッシ
ャ5,5を、また両コラムブラケット11,12間には第6図に
示す如き略U字形をなすスペーサ6を介在させてある。
第6図(イ)はスペーサの側面図、第6図(ロ)は下面
図であり、その幅寸法をコラムブラケット11,12間の幅
寸法と略等しく設定してあり、コラムブラケット11,12
間に介在させた状態でステアリングコラム3に固定され
ている。
一方の支持ブラケット16の外側から、その長孔16a、
ワッシャ5、コラムブラケット11の長孔11a、スペーサ
6、他方のコラムブラケット12の長孔12a、ワッシャ
5、他方の支持ブラケット17の長孔17aを貫通させてボ
ルト7が回り止めされた状態で挿通され、他方の支持ブ
ラケット17から外方に突き出したボルト7の端部にはロ
ックレバー9に固定したナット8が螺合せしめられてい
る。
第7図はボルト7の拡大側面図、第8図は第7図のVI
II-VIII線による断面図であり、図中7aはボルトヘッド
部、7bはボルト本体部、7cは螺条部を示している。ボル
トヘッド部7aはボルト本体部7b側の直径を支持ブラケッ
ト16の長孔16aの幅よりも大きく設定されているが、ボ
ルト本体部7b側の端部7hは支持ブラケット16の長孔16a
の幅寸法と同じ又は僅かに狭く設定してあり、ボルト7
を長孔16aに挿入したとき、端部7hが長孔16a内に係入し
てボルト7が回り止めされた状態となるようにしてあ
る。
またボルトヘッド部7aの外周面であって、軸心線方向
の中間部には凹溝7dが形成され、またボルト本体部7bに
は軸心線方向にコラムブラケット11,12の間隔と略等し
い間隔を隔てて一対の凹溝7e,7fが形成されており、凹
溝7dには緩衝部材たるOリング21を、また凹溝7e,7fに
は同じく緩衝部材たるOリング22,23を夫々嵌め込んで
ある。凹溝7dの溝深さは全周にわたって均一に設定し、
またOリング21の太さはこの溝深さよりも若干大きく設
定してあるから、凹溝7dに嵌め込まれたOリング21の外
周面はボルトヘッド部7aの外周に周方向において均一に
所定高さ突出した状態となり、ボルト7を支持ブラケッ
ト16の長孔16a内でその前後方向の移動限直前まで移動
したときは、ボルト7のヘッド部7aが長孔16aの両端部
に突き当たるに先立ってOリング21が支持ブラケット16
の外面に設けたブロック24,25に突き当ることによって
衝撃を緩和すると共に金属音の発生を防止することとな
る。
一方凹溝7e,7fは第8図に示す如くコラムブラケット1
1,12の長孔11a,12aの側壁と対向する周方向の2箇所に
おいて溝底面を所要長さにわたって平坦面7g,7gに形成
して溝底形状が略長円形をなすようにし、溝深さが相対
向する2箇所で深くなるように設定してある。Oリング
22,23の太さは溝底面を平坦面7g,7gとしている部分にお
ける溝深さよりも若干小さく、しかも平坦面7g,7gとな
っていない部分の溝深さよりも若干大きくなるよう設定
してある。従って凹溝7e,7fに嵌め込んだ状態ではOリ
ング22,23は溝底が平坦面7g,7gとなっている部分ではO
リング22,23が凹溝7e,7f内に没し、それ以外の部分では
外周面がボルト本体部7bの外周に所定高さに突き出した
状態となり、ボルト7をコラムブラケット11,12の長孔1
1a,12aに挿入した状態では第9図に示す如くになる。
第9図は第3図のIX-IX線による断面図であり、ボル
ト7の本体部7bはコラムブラケット11,12の長孔11a,12a
内において長孔11a,12aの側壁と対向する部分では、O
リング22が凹溝7eに没してOリング22が側壁と接するこ
とによる摩擦を回避し、また長孔11aの両端部と対向す
る部分では凹溝7eからOリング22が突き出した状態とな
りボルト7とコラムブラケット11,12との相対移動によ
ってボルト7が長孔11aの両端部に達すると長孔11aの両
端部にOリング22が突き当たり、相互の突き当たりによ
る衝撃を緩和すると共に金属音の発生を防止することと
なる。
ブロック24,25は支持ブラケット16の長孔16aの長手方
向の両端部にあって、ブロック24は長孔16aの端末と僅
かな寸法を隔ててその延長上に位置し、一方ブロック25
は長孔16aの他の端末上にこれとオーバラップした状態
で夫々支持ブラケット16に固定されている。
ブロック24はその側面にはばね受け24aを設けてあ
り、このばね受け24aとボルト7のヘッド部7a頂面に設
けたばね受け7iとの間には引張りばね19aを張設してあ
り、ボルト7に対し長孔16a内で上方向、換言すればス
テアリングハンドルを上方側に押し上げる向きに付勢せ
しめるようになっている。また、ナット8の段部8aと支
持ブラケット17との間にはねじコイルばね19bが張設し
てあり、引張りばね19aと協働して支持ブラケット16,17
に偏荷重をかけることなくボルト7に対し両側から均一
かつ効果的に上方への付勢を行う。
而してこのような本考案装置にあっては、第3図に示
す如くボルト7に対してナット8を緊締した状態におい
てはコラムブラケット11,12と支持ブラケット16,17と、
ボルト7とは摩擦力によって相互に固定状態に保持さ
れ、衝突等の大きな衝撃力がステアリングハンドル1に
作用したときは、コラムブラケット11,12が摩擦力に抗
して長孔11a,12aの範囲内でボルト7,支持ブラケット16,
17に対して相対移動し、ステアリングシャフト2,ステア
リングコラム3が収縮することが許容されるのみであ
る。
一方、ロックレバー9の操作によってナット8を緩め
ると、ボルト7とコラムブラケット11,12,支持ブラケッ
ト16,17相互の固定状態が解除され、ボルト7と支持ブ
ラケット16,17の長孔16a,17aとの相対移動によってステ
アリングコラム3,ステアリングシャフト2の上,下方向
移動が許容され、またボルト7とコラムブラケット11,1
2の長孔11a,12aとの相対移動によってステアリングコラ
ム3,ステアリングシャフト2の前,後方向の移動が許容
され、ステアリングハンドル1の上,下方向、前,後方
向に位置調節が可能となる。
しかもステアリングハンドル1の上,下方向移動限、
前,後方向移動限においては夫々Oリング21がブロック
24,25に、またOリング22,23はコラムブラケット11,12
の長孔11a,12a両端に夫々突き当たり、衝撃が緩和され
ると共にボルト7と長孔16a,17a,長孔11a,12aの直接的
な突き当たりが防止されて金属音を発生することがな
い。
また、上記実施例において、ステアリングハンドル1
の前後方向移動に際してはボルト7をスペーサ6及びコ
ラムブラケット11,12の長孔11a,12aとでガイドしていた
が、例えば、第10図及び第11図に示すように、ボルト7
の外周面の上側を引抜き加工によって滑らかな外周面を
有するステアリングコラム3の外周面の下側で直接受
け、ボルト7の外周面の下側をコラムブラケット11b,12
bの長孔11c,12cで受けるように構成してもよい。それに
より、従来、プレス加工によって形成されるコラムブラ
ケット11b,12bの長孔11c,12cのプレス破断面の凹凸によ
り生じていたステアリングハンドル1の前後方向移動時
のごり感が解消され操作フィーリングが良好になる。
〔効果〕
以上の如く本願第1,第2の考案にあっては打音を防止
出来ると共に、ボルトの周面に凹溝を設け、ここに環状
をなす緩衝部材を装着することで、緩衝部材の装着作業
がワンタッチで行なうことができ、しかも緩衝部材は1
個で済むから、組立て作業が極めて簡単で作業効率が高
く、また第2の考案にあってはこれに加えて凹溝の長孔
の側壁と対向する2箇所に平坦面が形成されているか
ら、平坦面に位置する緩衝部材の部分は凹溝内に没し、
長孔内をボルトが移動するに際し、緩衝部材が長孔の側
壁と接触せず、緩衝部材の摩耗を生じることがなく、経
年使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の半截側面図、第2図はコラムを車
体に支持する支持部の拡大側面図、第3図は第2図のII
I-III線による拡大断面図、第4図はコラムブラケット
の拡大側面図、第5図は同じく拡大右側平面図、第6図
(イ)はスペーサの拡大側面図、第6図(ロ)は同じく
下面図、第7図はボルトの拡大側面図、第8図は第7図
のVIII-VIII線による断面図、第9図は第3図のIX-IX線
による拡大断面図、第10図は本考案装置の他の実施例を
示す部分側面図、第11図は第10図の部分断面図、第12図
は従来装置の要部を示す側面図、第13図は第12図のXIII
-XIII線による拡大断面図である。 1……ステアリングハンドル、2……ステアリングシャ
フト、2a……上側シャフト、2b……下側シャフト、3…
…ステアリングコラム、3a……上側コラム、3b……下側
コラム、4……支持具、5……ワッシャ、6……スペー
サ、7……ボルト、7a……ボルトヘッド部、7b……ボル
ト本体部、7c……螺条部、7d……凹溝、7e,7f……凹
溝、7g……平坦面、7h……端部、8……ナット、9……
ロックレバー、21……Oリング、22,23……Oリング、1
1,12……コラムブラケット、16,17……支持ブラケッ
ト、24,25……ブロック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングハンドルのシャフトの外側に
    配設され、ステアリングハンドルの上,下移動を許容す
    べく前記シャフトと共に下端側を中心にして上,下方向
    に揺動可能としたコラムの外周に設けられ、ボルト挿通
    用の孔を備えるコラムブラケットと、車体に固定され、
    前記コラムの揺動方向に延在する長孔を備えた支持ブラ
    ケットと、前記コラムブラケットの孔と支持ブラケット
    の長孔とにわたして挿通され、ナットにて緊締,弛緩せ
    しめるようにしたボルトとを有し、前記ボルトには、そ
    の外周に凹溝が形成され、その凹溝に前記支持ブラケッ
    トの長孔の両端部と対向する環状の緩衝部材を設けたこ
    とを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置。
  2. 【請求項2】ステアリングハンドルのシャフトの外側に
    配設され、ステアリングハンドルの前,後移動を許容す
    べくシャフトと共に前,後方向に伸縮可能としたコラム
    の外周に設けられ、コラムの伸縮方向に延在する長孔を
    備えたコラムブラケットと、車体に固定され、ボルト挿
    通用の孔を備えた支持ブラケットと、前記コラムブラケ
    ットの長孔と支持ブラケットの孔とにわたして挿通さ
    れ、ナットにて緊締,弛緩せしめるようにしたボルトと
    を有し、前記ボルトには、その外周に前記長孔の側壁と
    対向する2箇所に平坦面が形成された凹溝が形成され、
    その凹溝に前記コラムブラケットの長孔の両端部と対向
    する環状の緩衝部材を設けたことを特徴とするステアリ
    ングハンドルの位置調整装置。
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