JP2007153088A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレスコピック移動時の摺動抵抗の調整が不要で、組立工数を減らすことができ、安定したテレスコピック摺動抵抗が得られると共に、ステアリング装置に加わる力の方向によって剛性が変動しないステアリング装置を提供する。
【解決手段】アウターコラム4の内周43には、内周43の内径よりも大径の内周溝45、45が、アウターコラム4の軸線方向に離間して形成されている。内周溝45、45には、締め付けリング6、6が装着されている。インナーコラム3の外周31の外径寸法の公差、及び、アウターコラム4の内周溝45の内径寸法の公差を考慮し、テレスコピック摺動抵抗F2が所定の値になるように、締め付けリング6の内周側の凸部61Aと外周側の凸部61Bの半径方向の高さ、内周側の凸部61Aと外周側の凸部61Bの円周方向の間隔、ばね鋼の板厚を選定する。
【選択図】図3
【解決手段】アウターコラム4の内周43には、内周43の内径よりも大径の内周溝45、45が、アウターコラム4の軸線方向に離間して形成されている。内周溝45、45には、締め付けリング6、6が装着されている。インナーコラム3の外周31の外径寸法の公差、及び、アウターコラム4の内周溝45の内径寸法の公差を考慮し、テレスコピック摺動抵抗F2が所定の値になるように、締め付けリング6の内周側の凸部61Aと外周側の凸部61Bの半径方向の高さ、内周側の凸部61Aと外周側の凸部61Bの円周方向の間隔、ばね鋼の板厚を選定する。
【選択図】図3
Description
本発明はステアリング装置、特に、ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整可能なステアリング装置に関する。
運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置を任意の位置に調整可能なステアリング装置がある。
このようなテレスコピック位置の調整構造を有するステアリング装置として、特許文献1から特許文献3のステアリング装置がある。特許文献1のステアリング装置は、アウターコラムに形成した雌ねじ部に雄ねじをねじ込み、雄ねじの先端に装着したローラを、テレスコピック移動するインナーコラムの外周に押しつけるようにして、テレスコピック位置調整時の摺動抵抗を調整するようにしたものである。
また、図9に示す従来のステアリング装置は、アウターコラム40に形成した雌ねじ部401に雄ねじ402をねじ込み、雄ねじ402の先端に装着したパッド403を、テレスコピック移動するインナーコラム30の外周301に押しつけて、テレスコピック位置調整時の摺動抵抗を調整するようにしたものである。
特許文献2のステアリング装置は、ボルトのねじ込みによって移動するくさびによって、ロック部材を、テレスコピック移動するインナーコラムの外周に押しつけるようにしたものである。
また、特許文献3のステアリング装置は、テレスコピック位置を調整可能なステアリング装置では無く、コラプス移動可能なステアリング装置に関するものであるが、インナーコラムとアウターコラムの隙間に締め付けリングを挿入している。そして、アウターコラムにスリットを形成し、アウターコラムの外周をバンドで締め付けて縮径し、このバンドを締め付けるボルトの締め付けトルクを調整して、コラプス移動荷重を調整するようにしたものである。
特許文献1から特許文献3、及び、図9に示す従来のステアリング装置では、部品点数が多く、インナーコラムとアウターコラムとの間の摺動抵抗の大きさは、ステアリング装置毎に、雄ねじやボルトの締め付けトルクを調整する必要があるため、トルク調整に時間がかかり、また、調整したトルクのばらつきがあるため、インナーコラムとアウターコラムとの間の摺動抵抗を、安定した所望の値に設定することが困難であった。
また特許文献1、特許文献2、及び、図9に示す従来のステアリング装置では、インナーコラムをアウターコラムの内周の片側に押しつける構造であるため、押しつけ方向に直交する方向の剛性が低下する不具合があった。
本発明は、部品点数が少なく、テレスコピック移動時の摺動抵抗の調整が不要で、組立工数を減らすことができ、安定したテレスコピック摺動抵抗が得られると共に、ステアリング装置に加わる力の方向によって剛性が変動しないステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、中空のアウターコラム、上記アウターコラムの内周に相対的にテレスコピック位置調整可能に内嵌された外周を有する円筒状のインナーコラム、上記インナーコラムの外周とアウターコラムの内周との間に挿入され、環状に形成された薄板の外周に等角度間隔に形成された波形形状の凹凸部を有し、この凸部の半径方向の弾性変形によって、上記インナーコラムの外周とアウターコラムの内周との間に所定の締め付け力を付与する締め付けリングを備えたことを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記アウターコラムの内周には、アウターコラムの内周よりも大径の内周溝が形成され、上記締め付けリングを上記内周溝に挿入して、上記インナーコラムの外周を上記締め付けリングの内周側の凸部で締め付けることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記インナーコラムの外周には、インナーコラムの外周よりも小径の外周溝が形成され、上記締め付けリングを上記外周溝に挿入して、上記アウターコラムの内周を上記締め付けリングの外周側の凸部で締め付けることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記締め付けリングは、上記アウターコラムの軸線方向に離間して複数個設けられていることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記締め付けリングは一個で構成され、上記締め付けリングには、上記アウターコラムの軸線方向に離間した複数箇所の外周に波形形状の凹凸部が設けられていることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記インナーコラムは、上記アウターコラムの車体後方側にテレスコピック位置調整可能に外嵌され、上記締め付けリングの車体後方側の端面には、上記アウターコラムの車体後方側の端面に当接すると共に、上記アウターコラムの内周よりも大径のフランジ部が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第6番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記インナーコラムは、上記アウターコラムの車体前方側にテレスコピック位置調整可能に外嵌され、上記締め付けリングの車体前方側の端面には、上記アウターコラムの車体前方側の端面に当接すると共に、上記アウターコラムの内周よりも大径のフランジ部が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、インナーコラムの外周とアウターコラムの内周との間に、環状に形成された薄板の外周に等角度間隔に形成された波形形状の凹凸部を有し、この凹凸部の半径方向の弾性変形によって、インナーコラムの外周とアウターコラムの内周との間に所定の締め付け力を付与する締め付けリングを装着している。従って、部品点数が少なく、テレスコピック移動抵抗の調整が不要で、組立工数を減らすことができ、安定したテレスコピック摺動抵抗が得られると共に、ステアリング装置に加わる力の方向によって剛性が変動しない。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例2を説明する。
図1は本発明の実施例1のステアリング装置の全体を示す正面図である。図2は、ステアリングホイールのテレスコピック位置を車体前方側に調整した状態を示すステアリング装置の全体を示す正面図である。図3は図1の要部の縦断面図である。図4は図3の締め付けリング単体を示す部品図である。図5は図3を分解した状態を示す縦断面図である。
図1に示すように、車体1の車体前方側には、ロアーブラケット2が固定され、ロアーブラケット2には、アウターコラム(ロアーコラム)4の車体前方側(図1の左側)端部が固定されている。また、アウターコラム4の車体後方側の外周44に一体的に形成されたアッパーブラケット5は、車体1の車体後方側に固定されている。
アウターコラム4の内周43の車体後方側(図1の右側)には、インナーコラム(アッパーコラム)3の外周31が軸方向(図1の左右方向)にテレスコピック位置調整可能に内嵌している。インナーコラム3内には、車体後方側にステアリングホイール32を取付けたステアリングシャフト33が、回動可能に軸支されている。アウターコラム4に対するインナーコラム3の回転方向の位相のずれを防止するために、インナーコラム3に軸方向の長溝を形成し、アウターコラム4側からインナーコラム3側に突出させたボルト先端をこの長溝に嵌合させてもよい。
実施例1のステアリング装置は、電動テレスコピック駆動機構を備えている。すなわち、インナーコラム3には送りねじ34が取り付けられ、この送りねじ34に螺合する図示しないナットを、アウターコラム4に取り付けられた図示しない電動モーターで回転駆動して、インナーコラム3を軸方向にテレスコピック移動することができる。
ステアリングシャフト33の車体前方側端部は、図示しないステアリングギヤに連結されており、ステアリングホイール32の回転操作によって、図示しない車輪を操舵することができる。アウターコラム4は、アッパーブラケット5と共に、アルミニウムやマグネシウム等の軽合金の一体鋳造で成形されている。
アウターコラム4の内周43とインナーコラム3の外周31との間には、テレスコピック摺動抵抗を所定の値にする締め付けリング6、6が装着されている。すなわち、図3から図5に示すように、アウターコラム4の内周43の車体後方側には、内周43の内径よりも大径の内周溝45、45が、アウターコラム4の軸線方向に離間して形成されている。内周溝45、45には、締め付けリング6、6が装着されている。
図4は、締め付けリング6単体を示し、図4(2)は図4(1)の右側面図であって、締め付けリング6の右半分を省略して示している。締め付けリング6は、図4に示すように、ばね鋼の薄板を環状に形成し、環状の外周に、等角度間隔に波形形状の凹凸部を形成したものである。締め付けリング6の外周側の凸部61Bが、アウターコラム4の内周43に当接して半径方向内側に弾性変形すると共に、締め付けリング6の内周側の凸部61Aが、インナーコラム3の外周31に当接して半径方向外側に弾性変形することによって、インナーコラム3の外周31を、締め付けリング6の内周側の凸部61で、所定の締め付け力で締め付けることができる。
図4に示す実施例1では、締め付けリング6には、インナーコラム3の外周31に当接する内周側の凸部61Aと、内周溝45に当接する外周側の凸部61Bの両方が形成されているが、内周側の凸部61Aまたは外周側の凸部61Bのいずれか一方だけでもよい。
内周溝45、45の幅W1(図5参照)は、締め付けリング6の幅W2よりも若干幅が広く形成されており、一旦、内周溝45、45に締め付けリング6、6を装着すると、スラスト方向の力が締め付けリング6に作用しても、締め付けリング6、6がアウターコラム4から抜け出さないようにしている。
締め付けリング6がインナーコラム3の外周31を締め付ける締め付け力F1は、内周側の凸部61A及び外周側の凸部61Bの半径方向の高さ、内周側の凸部61Aと外周側の凸部61Bの円周方向の間隔(ピッチ)、ばね鋼の板厚によって決まる。また、インナーコラム3をアウターコラム4に沿って車体前方側にテレスコピック位置調整するのに必要な力(テレスコピック摺動抵抗)F2は、インナーコラム3の外周31と内周側の凸部61Aとの間の摩擦係数をμとすると、F2=F1・μで求められる。
従って、インナーコラム3の外周31の外径寸法の公差、及び、アウターコラム4の内周溝45の内径寸法の公差を考慮し、テレスコピック摺動抵抗F2が所定の値になるように、締め付けリング6の内周側の凸部61Aの半径方向の高さ、内周側の凸部61Aと外周側の凸部61Bの円周方向の間隔、ばね鋼の板厚を選定すれば良い。
実施例1では、締め付けリング6は、アウターコラム4の軸線方向に離間して二個設けられているが、二個以上設けても良く、又、一個でも良い。アッパーブラケット5には、図示しないテレスコクランプレバーが設けられており、テレスコクランプレバーの揺動操作によって、任意のテレスコピック調整位置で、アウターコラム4に対してインナーコラム3をクランプ・アンクランプすることができる。
また、実施例1では、締め付けリング6は、アウターコラム4の内周に形成された内周溝45に装着されているが、インナーコラム3の外周31に、外周31よりも小径の外周溝を形成し、この外周溝に締め付けリング6を装着しても良い。その場合には、アウターコラム4の内周43が、締め付けリング6の外周側の凸部を締め付けることになる。
さらに、実施例1では、アウターコラム4がロアー側でインナーコラム3がアッパー側に配置されたステアリング装置に適用した例について説明したが、アウターコラム4をアッパー側にし、インナーコラム3をロアー側に配置したステアリング装置に適用してもよい。
図示しない電動モーターによって送りねじ34に螺合する図示しないナットを回転駆動して、送りねじ34を介してインナーコラム3を軸方向にテレスコピック移動すれば、図2に示すように、所定のテレスコピック摺動抵抗F2で、インナーコラム3を車体前方側にテレスコピック位置調整することが可能となる。
本発明の実施例1のステアリング装置では、互いにテレスコピック移動するアウターコラムの内周とインナーコラムの外周との間に、弾性変形して締め付け力を生ずる締め付けリングを装着するだけで済むため、部品点数が少なく、締め付け力の調整が不要で、組立工数を減らすことができ、安定した所定のテレスコピック摺動抵抗を容易に得ることができる。また、締め付けリングの外周に等角度間隔に複数形成された凸部でインナーコラムの外周を均等に締め付けるため、ステアリング装置に加わる力の方向によって剛性が変動せず、操舵フィーリングが向上する。
次に本発明の実施例2について説明する。図6は本発明の実施例2の要部の分解した状態を示す縦断面図である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、締め付けリングのスラスト方向の移動を阻止するための内周溝45を廃止して、アウターコラム4の形状を簡素にした例である。すなわち、図6に示すように、アウターコラム4の内周43には、実施例1のような内周溝45は無く、一定の内径寸法で、段差無く形成されている。
実施例2の締め付けリング7は、波形形状の凹凸部を有する締め付け部71、72を有し、締め付け部71、72は、凹凸部の無い環状連結部73によって連結されている。締め付け部71の車体後方端(図6の右側)には、車体後方側に延びる環状延長部74が形成されている。環状延長部74の車体後方端には、アウターコラム4の内周43よりも大径のフランジ部75が形成されている。
従って、締め付けリング7をアウターコラム4の内周43に車体後方側から圧入すると、締め付けリング7のフランジ部75が、アウターコラム4の車体後方側の端面46に当接する。実施例1と同様に、締め付け部71、72の内周側の凸部(図示せず)が、インナーコラム3の外周31に当接して半径方向外側に弾性変形することによって、インナーコラム3の外周31を、締め付け部71、72の凸部で、所定の締め付け力で締め付けることができる。
テレスコピック位置調整時に、インナーコラム3の外周31がアウターコラム4に案内されて、車体前方側(図6の左側)にテレスコピック移動すると、締め付けリング7のフランジ部75は、アウターコラム4の車体後方側の端面46に当接しているため、アウターコラム4と共に固定位置に保持されている。従って、締め付け部71、72の内周側の凸部とインナーコラム3の外周31との摩擦によって、所定のテレスコピック摺動抵抗が生じる。
実施例2では、アウターコラム4がロアー側でインナーコラム3がアッパー側に配置されたステアリング装置に適用した例について説明したが、アウターコラム4をアッパー側にし、インナーコラム3をロアー側に配置したステアリング装置に適用してもよい。その場合には、締め付けリング7のフランジ部75は、締め付け部72の車体前方端に形成し、アウターコラム4の車体前方側の端面に当接させれば良い。
また、実施例2では、締め付けリング7の締め付け部71、72は、二個設けられているが、二個以上設けても良く、又、一個でも良い。
次に本発明の実施例3について説明する。図7は本発明の実施例3の要部の縦断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は、実施例1の変形例であって、アウターコラム4の内周43の車体後方側には、内周43の内径よりも大径で軸線方向に長い内周溝47が形成されている。この軸線方向に長い内周溝47に、軸線方向に長い締め付けリング8が一個が装着され、締め付けリング8の軸線方向の長さのほぼ全長にわたって、締め付けリング8の環状の外周に、等角度間隔に波形形状の凹凸部が形成されている。
実施例3では、一個のリング8で大きな剛性を得ることができると共に、部品点数が少ないため、組立工数を削減することが可能となる。
次に本発明の実施例4について説明する。図8は本発明の実施例4の要部の縦断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例4は、実施例3の変形例であって、実施例3と同様に、アウターコラム4の内周43の車体後方側には、内周43の内径よりも大径で軸線方向に長い内周溝47が形成されている。この軸線方向に長い内周溝47に、軸線方向に長い締め付けリング9が一個装着されている。締め付けリング9の軸線方向の両端位置には、締め付けリング9の環状の外周に、軸線方向の長さが短い波形形状の凹凸部91、92が形成されている。
実施例4では、実施例3と同様に、一個のリング9で大きな剛性を得ることができると共に、部品点数が少ないため、組立工数を削減することが可能となる。実施例4の凹凸部91、92の数は二個に限定されるものでは無く、二個以上の複数であればよい。
上記実施例2から実施例4で、締め付けリング7、8、9に形成される波形形状の凹凸部の形状は、インナーコラム3の外周31に当接する内周側の凸部と、内周43または内周溝47に当接する外周側の凸部の両方を形成してもよいし、内周側の凸部または外周側の凸部のいずれか一方だけを形成してもよい。
上記実施例では、テレスコピック位置調整だけが可能なステアリング装置に適用した例について説明したが、アウターコラム4が上下方向にチルト位置調整可能なチルト・テレスコピック式のステアリング装置に適用してもよい。その場合には、アウターコラム4とロアーブラケット2が、チルト中心軸を中心として揺動すればよい。
1 車体
2 ロアーブラケット
3 インナーコラム(アッパーコラム)
30 インナーコラム
301 外周
31 外周
32 ステアリングホイール
33 ステアリングシャフト
34 送りねじ
4 アウターコラム(ロアーコラム)
40 アウターコラム
401 雌ねじ部
402 雄ねじ部
403 パッド
43 内周
44 外周
45 内周溝
46 車体後方側の端面
47 内周溝
5 アッパーブラケット
6 締め付けリング
61A 内周側の凸部
61B 外周側の凸部
7 締め付けリング
71、72 締め付け部
73 環状連結部
74 環状延長部
75 フランジ部
8、9 締め付けリング
91、92 凹凸部
2 ロアーブラケット
3 インナーコラム(アッパーコラム)
30 インナーコラム
301 外周
31 外周
32 ステアリングホイール
33 ステアリングシャフト
34 送りねじ
4 アウターコラム(ロアーコラム)
40 アウターコラム
401 雌ねじ部
402 雄ねじ部
403 パッド
43 内周
44 外周
45 内周溝
46 車体後方側の端面
47 内周溝
5 アッパーブラケット
6 締め付けリング
61A 内周側の凸部
61B 外周側の凸部
7 締め付けリング
71、72 締め付け部
73 環状連結部
74 環状延長部
75 フランジ部
8、9 締め付けリング
91、92 凹凸部
Claims (7)
- 中空のアウターコラム、
上記アウターコラムの内周に相対的にテレスコピック位置調整可能に内嵌された外周を有する円筒状のインナーコラム、
上記インナーコラムの外周とアウターコラムの内周との間に挿入され、環状に形成された薄板の外周に等角度間隔に形成された波形形状の凹凸部を有し、この凸部の半径方向の弾性変形によって、上記インナーコラムの外周とアウターコラムの内周との間に所定の締め付け力を付与する締め付けリングを備えたこと
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記アウターコラムの内周には、アウターコラムの内周よりも大径の内周溝が形成され、
上記締め付けリングを上記内周溝に挿入して、
上記インナーコラムの外周を上記締め付けリングの内周側の凸部で締め付けること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記インナーコラムの外周には、インナーコラムの外周よりも小径の外周溝が形成され、
上記締め付けリングを上記外周溝に挿入して、
上記アウターコラムの内周を上記締め付けリングの外周側の凸部で締め付けること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
上記締め付けリングは、上記アウターコラムの軸線方向に離間して複数個設けられていること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
上記締め付けリングは一個で構成され、上記締め付けリングには、上記アウターコラムの軸線方向に離間した複数箇所の外周に波形形状の凹凸部が設けられていること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記インナーコラムは、上記アウターコラムの車体後方側にテレスコピック位置調整可能に外嵌され、
上記締め付けリングの車体後方側の端面には、上記アウターコラムの車体後方側の端面に当接すると共に、上記アウターコラムの内周よりも大径のフランジ部が形成されていること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記インナーコラムは、上記アウターコラムの車体前方側にテレスコピック位置調整可能に外嵌され、
上記締め付けリングの車体前方側の端面には、上記アウターコラムの車体前方側の端面に当接すると共に、上記アウターコラムの内周よりも大径のフランジ部が形成されていること
を特徴とするステアリング装置。
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