JPH08199946A - スクリーン巻取装置 - Google Patents

スクリーン巻取装置

Info

Publication number
JPH08199946A
JPH08199946A JP2738595A JP2738595A JPH08199946A JP H08199946 A JPH08199946 A JP H08199946A JP 2738595 A JP2738595 A JP 2738595A JP 2738595 A JP2738595 A JP 2738595A JP H08199946 A JPH08199946 A JP H08199946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
screen
cartridge
box
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2738595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2922808B2 (ja
Inventor
Mamoru Moriya
谷 守 守
Noboru Sugiyama
山 登 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiki Jyuko Co Ltd
Original Assignee
Seiki Jyuko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiki Jyuko Co Ltd filed Critical Seiki Jyuko Co Ltd
Priority to JP2738595A priority Critical patent/JP2922808B2/ja
Publication of JPH08199946A publication Critical patent/JPH08199946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2922808B2 publication Critical patent/JP2922808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーン巻取装置における巻取りカートリ
ッジ16を、固定用のねじを用いることなく、簡単な構
造の係止部材を上記取付け面に設けて、スクリーンボッ
クス1の左右の何れの端部にも容易に且つ強固に取り付
け可能にする。 【構成】 ロールスクリーン5の巻取軸3を、スクリー
ンボックスの左右端に着脱自在の巻取りカートリッジ1
6によって開閉操作するスクリーン巻取装置において、
スクリーンボックス1の左右両端のボックスキャップ2
A,2Bに、それぞれ部分円弧状をなす係止溝13を穿
設し、巻取りカートリッジ16には、回転によりその係
止溝の端部13aに係止する係止突部18を設ける。巻
取りカートリッジ16は左右対称形とし、上記係止突部
18と係止溝13との嵌合係止によりスクリーンボック
ス1の左右の何れの端部にも取付け可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防虫用のロール網戸、
遮光用スクリーン、断熱用スクリーン等として建物開口
部に設置するのに有効なロールスクリーンの巻取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】窓や出入口のような建物開口部の上方に
設置するロールスクリーンの巻取軸を左右両端において
回転自在に支持し、下部に該スクリーンを導出するため
の開口部を有するスクリーンボックスと、内部に上記巻
取軸を回転させるための操作紐を巻き掛けたプーリーを
支持させ、操作紐による上記巻取軸の正逆回転により、
該軸に巻いたロールスクリーンの繰り出し乃至巻き取り
を可能にした巻取りカートリッジとを備え、手動で上記
操作紐を引くことによりロールスクリーンを開閉操作す
るようにしたスクリーンの巻取装置は、例えば、特公平
3−55638号公報に開示されているように、従来か
ら知られている。
【0003】この既提案のスクリーン巻取装置では、建
物開口部への取り付けに際し、使用者の要求に応じて、
上記巻取りカートリッジをスクリーンボックスの左右い
ずれの側にも取付けることができ、そのため、製造者に
おいて、予めスクリーンボックスの右及び左に巻取りカ
ートリッジを配設した2種の製品を各種サイズについて
用意する必要がなくなる点で有利なものである。
【0004】しかしながら、スクリーンボックスの端部
への巻取りカートリッジの取り付けに際し、上記既提案
のスクリーン巻取装置のように、左右が非対称な巻取り
カートリッジをスクリーンボックスの右と左で裏返しに
して取付けるようにすると、巻取りカートリッジ自体に
スクリーンボックスへの取り付けのための係止部材等を
設けることが困難になって、該巻取りカートリッジを複
数のねじで固定せざるを得なくなり、スクリーン巻取装
置の施工数が比較的少ない場合には余り問題になること
もないが、施工数が多くなると、作業現場における各巻
取りカートリッジの複数のねじによる固定は、作業性を
著しく悪化させることになる。
【0005】そこで、巻取りカートリッジ自体にスクリ
ーンボックスの端部へ簡単且つ容易に取り付けることが
できる何らかの係止部材を設けることが要求されるが、
巻取りカートリッジは、操作紐を通して、手動による繰
り出し及び巻き取りの際の操作力が作用するものである
ため、十分な強度でスクリーンボックスに取付ける必要
があり、度重なるスクリーンの開閉操作においてもその
固定状態が保持される必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、スクリーン巻取装置における巻取りカートリッジ
を、固定用のねじを用いることなく、簡単な構造の係止
部材により、スクリーンボックスの左右の何れの端部に
も容易に且つ強固に取り付け可能にしたスクリーン巻取
装置を提供することにある。本発明の他の技術的課題
は、上記巻取装置において、巻取りカートリッジを一方
の取付面においてスクリーンボックスに取り付け可能と
し、それによって、巻取りカートリッジにおける取付面
に、スクリーンボックスに対する取付用の係止部材を設
けることを可能にしたスクリーン巻取装置を提供するこ
とにある。
【0007】本発明のさらに他の技術的課題は、上記巻
取装置において、操作紐によりプーリーに作用する正逆
両方向の回転力は巻取軸に伝達するが、巻取軸側から連
結軸に作用する回転力は正逆いずれの方向にも伝達しな
いクラッチ機構を介装し、巻取りカートリッジをスクリ
ーンボックスの左右いずれの端部に取り付けた場合にも
同等に作動するようにしたスクリーン巻取装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のスクリーン巻取装置は、基本的には、左右両
端においてロールスクリーンの巻取軸を回転自在に支持
し、下部に該スクリーンを導出するための開口部を有す
るスクリーンボックスと、内部に上記巻取軸を回転させ
るための操作紐を巻き掛けたプーリーを支持させ、操作
紐による上記巻取軸の正逆回転により該軸に巻いたロー
ルスクリーンの繰り出し乃至巻き取りを可能にした巻取
りカートリッジとを備えたスクリーン巻取装置におい
て、上記巻取りカートリッジをスクリーンボックスとの
間に設けた係止部材の相互の嵌合係止により、上記スク
リーンボックスの左右の何れの端部にも取付け可能とし
たことを特徴とするものである。
【0009】さらに具体的には、本発明は、上記スクリ
ーン巻取装置におけるスクリーンボックスの左右両端に
設けられたボックスキャップに、それぞれ巻取軸の中心
の周りにおいて対称的な部分円弧状をなす係止溝を穿設
し、上記巻取りカートリッジを、巻取軸と連結する連結
軸の軸線と直交する垂直軸の両側において左右対称形と
し、その巻取りカートリッジに、上記ボックスキャップ
の係止溝に嵌入し、且つ該カートリッジの回転により部
分円弧状をなす該係止溝の端部で係止する略L字形の係
止突部を設け、ボックスキャップと巻取りカートリッジ
との間には、両者を該正規取付位置に保持して巻取りカ
ートリッジの回転を抑制する回り止め手段を設け、上記
巻取りカートリッジを上記係止突部と係止溝との相互の
嵌合係止により上記スクリーンボックスの左右の何れの
端部にも取付け可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0010】スクリーン巻取装置においては、巻取りカ
ートリッジにおける係止突部と、スクリーンボックスの
左右両端のボックスキャップにおける部分円弧状の係止
溝とを、両者の正規取付位置からずれた位置において該
係止突部を該係止溝に嵌入する際に、巻取りカートリッ
ジの一部が建物におけるスクリーンボックスの取付け面
側に突出するような位置関係において配設したものとす
ることができ、また、上記巻取りカートリッジにおける
プーリーと巻取軸に連結する連結軸との間に、操作紐に
よりプーリーに作用する正逆両方向の回転力は連結軸に
伝達するが、巻取軸側から連結軸に作用する回転力によ
り該連結軸が正逆いずれの方向にも回転するのを抑止す
るクラッチ機構を介装することができる。
【0011】
【作用】上記構成を有するスクリーン巻取装置において
は、巻取りカートリッジを、巻取軸と連結する連結軸の
軸線と直交する垂直軸の両側において左右対称形として
いるので、巻取りカートリッジを一方の取付面において
スクリーンボックスに取り付けるように、該巻取りカー
トリッジに取付用の係止部材を設けておくことができ、
その結果、スクリーン巻取装置における巻取りカートリ
ッジを、固定用のねじを用いることなく、簡単な構造の
係止部材により、スクリーンボックスの左右の何れの端
部にも容易に取り付けることが可能になる。
【0012】また、上記スクリーン巻取装置において
は、スクリーンボックスの左右両端のボックスキャップ
に穿設された係止溝に、巻取りカートリッジに設けた係
止突部を嵌入し、該カートリッジの回転により係止突部
を係止溝の端部で係止させることにより、巻取りカート
リッジをスクリーンボックスに取り付けるようにしてい
るが、その場合に、巻取りカートリッジを正規取付位置
に保持してその回転を抑制する回り止め手段を設けてい
るので、簡単な構造の係止部材を用いながら、スクリー
ンボックスの端部に巻取りカートリッジを強固に取り付
けることが可能になる。
【0013】特に、巻取りカートリッジに設けた係止突
部を正規取付位置からずれた位置においてボックスキャ
ップの係止溝に嵌入する際に、巻取りカートリッジの一
部が建物におけるスクリーンボックスの取付け壁面側に
突出するような位置関係において上記係止突部及び係止
溝を配設した場合には、スクリーンボックスを建物開口
部に取り付けた状態では巻取りカートリッジがスクリー
ンボックスから取り外されることがなく、そのため、ス
クリーンボックスに対する巻取りカートリッジの固定が
極めて安定的になる。
【0014】また、上記巻取りカートリッジにおけるプ
ーリーと巻取軸に連結する連結軸との間に、操作紐によ
りプーリーに作用する正逆両方向の回転力は連結軸に伝
達するが、巻取軸側から連結軸に作用する回転力により
該連結軸が正逆いずれの方向にも回転するのを抑止する
クラッチ機構を介装することにより、該クラッチ機構に
より巻取りカートリッジをスクリーンボックスの左右い
ずれの端部に取り付けた場合にも同等に作動させること
ができる。
【0015】
【実施例】図面は、本発明のスクリーン巻取装置を防虫
網戸に適用した場合の実施例を示している。この防虫網
戸は、図1及び図2に明確に示すように、建物開口部の
上部に取り付けるスクリーンボックス1を備え、このボ
ックス1内の左右両端においてボックスキャップ2A,
2Bに回転可能に支持された巻取軸3には、防虫ネット
を構成するスクリーン5の一端を取り付けて、該スクリ
ーン5をその巻取軸3の周囲に巻付け、上記ボックス1
の下部にはスクリーン5を導出するための開口部1aを
設けて、導出したスクリーン5の先端部には、ボトムバ
ー6を取付けている。該ボトムバー6は、スクリーン5
をボックス1から引き出したときに、スクリーン5に常
に適度の緊張力を与えて、それを建物開口部に張設し得
る程度の重量をもたせ、その両端は、スクリーン5の張
設位置の両側に沿って配設したアルミニウム製のガイド
レール7におけるレール材8に案内させている。
【0016】また、上記スクリーン5は、その張設時に
幅方向のたるみが生じないようにするため、左右側端縁
部に沿って係合部材10を取付け、この係合部材10を
左右のレール材8内に遊動自在に嵌入したインナーレー
ル9に係合させている。上記係合部材10は、布または
合成樹脂製のテープ10aの一方の側端縁に沿って、イ
ンナーレール9のスリット9aの内縁に係合する多数の
係合子10bを設けることにより構成したものであり、
そのテープ10aの他方の側端縁が上記スクリーン5に
連結されている。この係合部材10は、スクリーン5と
共に巻き取り可能であることが必要であり、例えば、ス
ライドファスナーの相互に接合される半体の一方または
それに相当するような部材をそのまま利用することがで
きる。
【0017】上記スクリーンボックス1の左右両端に
は、図1、図4、図6及び図7において明瞭に示すよう
に、前記巻取軸3を支持するボックスキャップ2A,2
Bを、それらのねじ穴11を通して螺挿したねじ(図示
省略)により取り付けている。これらのボックスキャッ
プ2A,2Bは、巻取軸3の軸支部3a(図1参照)を
嵌入させる軸受部12を内側に向けて突出させると共
に、巻取軸3の中心の周りにおいて対称的な部分円弧状
をなす係止溝13を穿設している。この係止溝13は、
その一端部に、後述する巻取りカートリッジ16の係止
突部18を係止させる係止端部13aを設けたものであ
る。
【0018】また、上記ボックスキャップ2A,2B
は、スクリーンボックス1の断面形状(図2参照)に合
わせて、建物に対する取付け面に接しない1角を円弧状
とした正方形状あるいは矩形状に形成しているが、この
ボックスキャップ2A,2Bに対して、上半部を矩形盤
状とし、下半部を半円形盤状に形成した巻取りカートリ
ッジ16を、着脱に必要な一定範囲内において回転自在
に接合するため、ボックスキャップ2A,2Bの下半部
は上記巻取りカートリッジ16の半円形盤状部分が当接
できる形状に形成し、巻取りカートリッジ16が当接し
ない部分に、該巻取りカートリッジと同程度の厚さの盛
上げ部14を突設している。したがって、ボックスキャ
ップ2A,2Bに対する巻取りカートリッジ16の取付
状態においては、巻取りカートリッジ16の表面と盛上
げ部14の表面とがほぼ同一平面内にある。
【0019】上記巻取りカートリッジ16は、操作紐に
よる上記巻取軸3の正逆回転により該巻取軸3に巻いた
スクリーン5の繰り出し乃至巻き取りを可能にするもの
で、ボックスキャップへの取付け面に設けた複数の係止
突部18を該ボックスキャップ2A,2Bの係止溝13
に係止させることにより、スクリーンボックス1の両端
のボックスキャップ2A,2Bのいずれにも取り付け得
るものであるが、図示の実施例では、図1における右側
のボックスキャップ2Bに巻取りカートリッジ16を取
り付け、左側のボックスキャップ2Aには、該巻取りカ
ートリッジ16と実質的に同形の化粧蓋17を取り付け
た状態を示している。
【0020】図1、図4及び図5を参照して上記巻取り
カートリッジ16の構成について説明すると、該巻取り
カートリッジ16のケース22は、上半部を矩形状と
し、下半部を上記巻取軸3と連結する角形の連結軸20
の軸線の周りに半円形状に形成し、それにより上記連結
軸20の軸線と直交する垂直軸の両側において左右対称
形としたものであり、したがって、図9及び図10に示
すように、巻取軸3と連結する連結軸20の軸線の周り
において、ボックスキャップ2A,2Bに対する着脱の
ために回転できるものである。
【0021】その巻取りカートリッジ16の内部におい
ては、上記連結軸20の軸線の周りに位置する軸受部2
2aを設け、その軸受部22a内にブレーキ筒23の一
端を回転自在に嵌入すると共に、該軸受部22aの周囲
にクラッチばね25を巻着し、また上記軸受部22aの
周囲には巻取軸3を回転させるための操作紐27を巻き
掛けたプーリー26を回転自在に支持させている。巻取
軸3と連結する角形の連結軸20は、巻取軸3の角孔に
一端を挿脱自在に嵌挿すると共に、その他端をブレーキ
筒23に設けた角孔に挿脱自在に嵌挿し、両者間におい
て回転を伝達するものである。なお、上記操作紐27
は、ボールチェーンその他によって形成することもでき
る。
【0022】上記軸受部22aに巻着したクラッチばね
25は、縮径方向にばね付勢されてその軸受部22aの
表面に圧接するもので、クラッチばね25の両端に互い
に対向するように折曲形成した一対の折曲部25aを、
ブレーキ筒23に設けた一対の対向する凸壁23a間に
おいて、プーリー26から突設した係合凸部26aの両
側に位置させている。これらはクラッチ機構を構成し、
上記プーリー26と巻取軸3に連結する連結軸20との
間において、操作紐27によりプーリー26に作用する
正逆両方向の回転力は該連結軸20側に伝達するが、巻
取軸3側から連結軸20に作用する回転力では、該連結
軸20が正逆いずれの方向にも回転するのを抑止するも
のである。
【0023】即ち、上記クラッチ機構においては、操作
紐27によりプーリー26をいずれかの方向に回転させ
ると、そのプーリー26に設けた係合凸部26aがクラ
ッチばね25の両端の折曲部25aのいずれかに係合
し、その折曲部25aをクラッチばね25の巻き径が大
きくなる方向に回転移動させる。そのため、クラッチば
ね25による軸受部22aの締付け力が低下して、クラ
ッチばね25と軸受部22aとの間の摩擦力が低下し、
プーリー26がその係合凸部26aによりブレーキ筒2
3の一方の凸壁23aを押圧しながら回転し、その回転
が連結軸20を介して巻取軸3に伝達される。
【0024】しかるに、スクリーン5に作用した外力等
による巻取軸3の回転は、クラッチ機構によりプーリー
26側には伝達されない。即ち、上記巻取軸3側から連
結軸20に作用する回転力が、ブレーキ筒23における
凸壁23aを介してクラッチばね25の折曲部25aを
押圧しても、その回転力は常に該折曲部25aに対して
クラッチばね25の巻き径が縮小する方向に作用し、そ
のため該クラッチばね25が軸受部22aの表面に強く
圧接して、プーリー26における係合凸部26aの回転
を阻止し、結果的にプーリー26への回転の伝達が抑止
される。
【0025】図1及び図4に明瞭に示すように、上記巻
取りカートリッジ16のケース22には、ねじ穴31を
通してケース22に螺挿するねじで取り付けるようにし
たカバー30を被着している。このカバー30は、上記
ボックスキャップ2A,2Bの係止溝13に嵌入し、該
係止溝13の係止端部13aに係止する略L字形の前記
係止突部18を設けたものである。
【0026】上記カバー30に設けた係止突部18は、
巻取りカートリッジ16がボックスキャップ2A,2B
に対する正規取付位置からずれた位置(図9及び図10
の鎖線位置)において、部分円弧状をなす係止溝13に
嵌入し、巻取りカートリッジ16の回転によりそれを正
規取付位置に移動させたときに、該巻取りカートリッジ
16がボックスキャップ2A,2Bに正確に重なって、
係止突部18が係止溝13の係止端部13aに係止する
ものである。また、上記巻取りカートリッジ16は、そ
れをボックスキャップ2A,2Bに取り付け後では、常
にボックスキャップ2A,2Bに対する正規取付位置に
保持する必要があり、そのため、両者の間にはそれらを
正規取付位置に保持して巻取りカートリッジ16の回転
を抑制する回り止め手段を設けている。
【0027】この回り止め手段としては、上記巻取りカ
ートリッジ16のカバー30の外面に突子33を設け、
ボックスキャップ2A,2Bに巻取りカートリッジ16
の正規取付位置においてその突子33が嵌入する小孔3
4を設けている。また、上記突子33と小孔34によっ
て巻取りカートリッジ16の固定が不十分な場合には、
前記巻取りカートリッジのケース22に回り止め用のね
じ穴35を開設し、それを通してスクリーンボックス1
に螺挿したねじ36(図1参照)により安定的に固定す
ることもできる。なお、上記ねじ36は、巻取りカート
リッジ16が回転してボックスキャップ2A,2Bに対
する正規取付位置からずれ動くことがないように、予備
的にそれらを固定するもので、巻取りカートリッジ16
をスクリーンボックス1に固定するためのものではな
く、そのため、前記突子33と小孔34によって巻取り
カートリッジ16の回り止めが十分な場合には、それを
省略することができる。
【0028】また、上記回り止め手段としては、図9及
び図10に示すように、巻取りカートリッジ16におけ
る係止突部18を、スクリーンボックス1のボックスキ
ャップ2A,2Bにおける部分円弧状の係止溝13に対
し、両者の正規取付位置からずれた位置(巻取りカート
リッジの鎖線位置)において嵌入させる際に、巻取りカ
ートリッジの一部が建物におけるスクリーンボックスの
取付け壁面W側に突出するようにし、そのような位置関
係において係止突部18及び係止溝13を配設すること
により、上記回り止め手段を形成させることができる。
この場合、スクリーンボックス1を取付け壁面Wに固定
する以前に巻取りカートリッジ16をボックスキャップ
2A,2Bに固定しておけば、その固定を巻取りカート
リッジの若干の回転だけで容易に行うことができ、スク
リーンボックス1の取付け壁面Wへの取り付け後は、そ
の壁面Wが障害となって巻取りカートリッジ16が外れ
ることはない。
【0029】前記化粧蓋17は、巻取りカートリッジ1
6と実質的に同じ外観を有するように箱形に形成したも
ので、図1及び図7からわかるように、前記ボックスキ
ャップ2A,2Bの係止溝13に対して巻取りカートリ
ッジ16と同様にして係止させる係止突起41を設ける
と共に、正規取付位置においてボックスキャップ2A,
2Bに設けた前記小孔34に嵌入する突子43を設けて
いる。この化粧蓋17は、巻取りカートリッジ16を装
着しない側のボックスキャップに装着し、スクリーン巻
取装置の外観を良好に保つためのものである。
【0030】上記構成を有するスクリーン巻取装置にお
いては、巻取りカートリッジ16を垂直軸の両側におい
て左右対称形としているので、巻取りカートリッジ16
を、常にそのカバー30側を取付け面としてクリーンボ
ックス1に取り付けるようにし、該巻取りカートリッジ
16のカバー30に取付用の係止部材を設けておくこと
ができ、その結果、スクリーン巻取装置における巻取り
カートリッジ16を、固定用のねじを用いることなく、
簡単な構造の係止部材により、スクリーンボックス1の
左右の何れの端部にも容易に取り付けることが可能にな
る。
【0031】また、上記スクリーン巻取装置において
は、スクリーンボックス1の左右両端のボックスキャッ
プ2A,2Bに穿設された係止溝13に、巻取りカート
リッジ16に設けた係止突部18を嵌入し、該カートリ
ッジ16の回転により係止突部18を係止溝13の係止
端部13aに係止させることにより、巻取りカートリッ
ジ16をスクリーンボックス1に取り付けるようにして
いるが、その場合に、巻取りカートリッジ16を正規取
付位置に保持してその回転を抑制する回り止め手段を設
けているので、簡単な構造の係止部材を用いながら、ス
クリーンボックス1の端部に巻取りカートリッジ16を
強固に取り付けることが可能になる。
【0032】特に、巻取りカートリッジ16に設けた係
止突部18を正規取付位置からずれた位置においてボッ
クスキャップ2A,2Bの係止溝13に嵌入する際に、
巻取りカートリッジ16の一部が建物におけるスクリー
ンボックス1の取付け壁面W側に突出するような位置関
係において、上記係止突部18及び係止溝13を配設し
た場合には、スクリーンボックス1を建物開口部に取り
付けた状態では巻取りカートリッジがスクリーンボック
ス1から取り外されることがなく、そのため、スクリー
ンボックス1に対する巻取りカートリッジ16の固定が
極めて安定的になる。
【0033】また、上記巻取りカートリッジ16におけ
るプーリー26と巻取軸3に連結する連結軸20との間
に、操作紐27によりプーリー26に作用する正逆両方
向の回転力は連結軸20に伝達するが、巻取軸3側から
連結軸20に作用する回転力により該連結軸20が正逆
いずれの方向にも回転するのを抑止するクラッチ機構を
介装しているので、該クラッチ機構により巻取りカート
リッジ16をスクリーンボックス1の左右いずれの端部
に取り付けた場合にも同等に作動させることができる。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明のスクリーン巻取装
置によれば、スクリーン巻取装置における巻取りカート
リッジを、常に同じ取付け面によりスクリーンボックス
に取り付け可能としたので、固定用のねじを用いること
なく、簡単な構造の係止部材を上記取付け面に設けてお
くことにより、スクリーンボックスの左右の何れの端部
にも容易に且つ強固に取り付けることができ、作業性を
一層改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリーン巻取装置の実施例を示す部
分破断正面図である。
【図2】同実施例の側断面図である。
【図3】同実施例の側面図である。
【図4】同実施例のスクリーン巻取装置におけるボック
スキャップ、巻取りカートリッジ及び化粧蓋の要部分解
斜視図である。
【図5】同実施例における巻取りカートリッジ内のクラ
ッチ機構の構成を示す断面図である。
【図6】同実施例におけるボックスキャップの正面図で
ある。
【図7】同平面図である。
【図8】同実施例における化粧蓋の背面図である。
【図9】図1のスクリーン巻取装置における左端のボッ
クスキャップに巻取りカートリッジを取り付ける状態を
説明するための説明図である。
【図10】同右端のボックスキャップに巻取りカートリ
ッジを取り付ける状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 スクリーンボックス 1a 開口部 2A,2B ボックスキャップ 3 巻取軸 5 ロールスクリーン 13 係止溝 13a 係止端部 16 巻取りカートリッジ 18 係止突部 20 連結軸 26 プーリー 27 操作紐

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両端においてロールスクリーンの巻取
    軸を回転自在に支持し、下部に該スクリーンを導出する
    ための開口部を有するスクリーンボックスと、 内部に上記巻取軸を回転させるための操作紐を巻き掛け
    たプーリーを支持させ、操作紐による上記巻取軸の正逆
    回転により該軸に巻いたロールスクリーンの繰り出し乃
    至巻き取りを可能にした巻取りカートリッジと、を備え
    たスクリーン巻取装置において、 上記スクリーンボックスの左右両端に設けられたボック
    スキャップに、それぞれ巻取軸の中心の周りにおいて対
    称的な部分円弧状をなす係止溝を穿設し、 上記巻取りカートリッジを、巻取軸と連結する連結軸の
    軸線と直交する垂直軸の両側において左右対称形とし、 その巻取りカートリッジに、上記ボックスキャップの係
    止溝に嵌入し、且つ該カートリッジの正規取付位置への
    回転により部分円弧状をなす該係止溝の端部で係止する
    略L字形の係止突部を設け、 ボックスキャップと巻取りカートリッジとの間には、両
    者を該正規取付位置に保持して巻取りカートリッジの回
    転を抑制する回り止め手段を設け、 上記巻取りカートリッジを上記係止突部と係止溝との相
    互の嵌合係止により上記スクリーンボックスの左右の何
    れの端部にも取付け可能とした、ことを特徴とするスク
    リーン巻取装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスクリーン巻取装置にお
    いて、 巻取りカートリッジにおける係止突部と、スクリーンボ
    ックスの左右両端のボックスキャップにおける部分円弧
    状の係止溝とを、両者の正規取付位置からずれた位置に
    おいて該係止突部を該係止溝に嵌入する際に、巻取りカ
    ートリッジの一部が建物におけるスクリーンボックスの
    取付け面側に突出するような位置関係において配設し
    た、 ことを特徴とするスクリーン巻取装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のスクリーン巻取装置にお
    いて、 巻取りカートリッジにおけるプーリーと巻取軸に連結す
    る連結軸との間に、操作紐によりプーリーに作用する正
    逆両方向の回転力は連結軸に伝達するが、巻取軸側から
    連結軸に作用する回転力により該連結軸が正逆いずれの
    方向にも回転するのを抑止するクラッチ機構を介装し
    た、ことを特徴とするスクリーン巻取装置。
JP2738595A 1995-01-23 1995-01-23 スクリーン巻取装置 Expired - Lifetime JP2922808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2738595A JP2922808B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 スクリーン巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2738595A JP2922808B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 スクリーン巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08199946A true JPH08199946A (ja) 1996-08-06
JP2922808B2 JP2922808B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=12219592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2738595A Expired - Lifetime JP2922808B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 スクリーン巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2922808B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101488693B1 (ko) * 2013-08-26 2015-02-04 주식회사 코리아하이텍 롤 스크린형 거울필름 권취장치
JP2015151858A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 雅瑩 林 コードレス式ロールスクリーンの巻き取り装置
JP2016223157A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 セイキ販売株式会社 巻取式スクリーン装置
JP2018017048A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 ビニフレーム工業株式会社 ロールスクリーン装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5376714B2 (ja) * 2008-12-26 2013-12-25 立川ブラインド工業株式会社 ブラインドの操作装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101488693B1 (ko) * 2013-08-26 2015-02-04 주식회사 코리아하이텍 롤 스크린형 거울필름 권취장치
JP2015151858A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 雅瑩 林 コードレス式ロールスクリーンの巻き取り装置
JP2016223157A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 セイキ販売株式会社 巻取式スクリーン装置
JP2018017048A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 ビニフレーム工業株式会社 ロールスクリーン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2922808B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7487816B2 (en) Take up-type screen device
EP1518998A1 (en) Take up-type screen device whose lock is releasable from either inside or outside
US5957184A (en) Tilter mechanism for horizontal blind
JPH08199946A (ja) スクリーン巻取装置
JPH0978964A (ja) 巻取式建物用網戸
JPH0375637A (ja) 写真フィルムパトローネ
JP2606045Y2 (ja) 左右兼用型の嵌込み部材
JP3437638B2 (ja) ワイヤー張力調整装置
JPH11256959A (ja) カーテン回転駆動装置
JPS5836158B2 (ja) 摩擦平衡型ロ−ルスクリ−ン装置
JP7132085B2 (ja) 高さ調整装置
JPH0538236Y2 (ja)
JP5438743B2 (ja) 横型ブラインドのボトムレールの位置調整装置
JPH09299128A (ja) 携帯保持具
JP7219655B2 (ja) コード規制部材
JPH0422717Y2 (ja)
JPS6244071Y2 (ja)
JPH0510152Y2 (ja)
JP4666579B2 (ja) ロールブラインドと、巻取部材の回転規制装置
JPH071488Y2 (ja) 窓開閉操作装置
JPS6133832Y2 (ja)
JPH0718071Y2 (ja) テ−プカセット
JPS6325574Y2 (ja)
JP3280316B2 (ja) 巻取式スクリーン装置
JPH01163388A (ja) スクリーン巻取り装置の自動ロック機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term