JPH08199466A - 無塵衣用交換布 - Google Patents
無塵衣用交換布Info
- Publication number
- JPH08199466A JPH08199466A JP7023267A JP2326795A JPH08199466A JP H08199466 A JPH08199466 A JP H08199466A JP 7023267 A JP7023267 A JP 7023267A JP 2326795 A JP2326795 A JP 2326795A JP H08199466 A JPH08199466 A JP H08199466A
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- JP
- Japan
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- dust
- nonwoven fabric
- cloth
- dustfree
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- Pending
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この出願発明は、無塵衣に装着することによ
って作業を行う人体から発生する１μｍ程度の微細な塵
埃まで十分捕集でき、しかも、それ自体からの発塵がほ
とんどない無塵衣用交換布を提供することを目的とす
る。 【構成】 この出願発明は、メルトブロー不織布、エレ
クトレット化されたメルトブロー不織布、またはエレク
トレット化されたスパンボンド不織布のいずれかからな
る濾過層と、スパンボンド不織布またはネットのいずれ
かからなる補強層とを有し、無塵衣との脱着手段を備え
た無塵衣用交換布に関する。
って作業を行う人体から発生する１μｍ程度の微細な塵
埃まで十分捕集でき、しかも、それ自体からの発塵がほ
とんどない無塵衣用交換布を提供することを目的とす
る。 【構成】 この出願発明は、メルトブロー不織布、エレ
クトレット化されたメルトブロー不織布、またはエレク
トレット化されたスパンボンド不織布のいずれかからな
る濾過層と、スパンボンド不織布またはネットのいずれ
かからなる補強層とを有し、無塵衣との脱着手段を備え
た無塵衣用交換布に関する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この出願発明は、無塵衣に装着し
て使用される無塵衣用交換布に関する。
て使用される無塵衣用交換布に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、クリーンルームなどに使用される
無塵衣には、作業を行う人体や人体の口中から発生する
塵がクリーンルーム内にまき散らされることを防ぐため
に、口部周辺を無塵衣との間に隙間ができないように覆
うための布が装着されている。この布にはモノフィラメ
ントから織成または編成される無塵クロス、またはこれ
に塵埃の発生を押えるための樹脂加工を施したものが用
いられているが、１μｍ程度の微細な塵埃を十分捕集す
ることができず、また布自体からの発塵もあり改善が望
まれていた。更には、この従来の布は比較的高価である
ため、通常繰り返し洗浄して使用されるが、繰り返し洗
浄すると濾過機能が低下すると共に、布自体からの発塵
も増し、塵がクリーンルーム内にまき散らされるという
問題があった。
無塵衣には、作業を行う人体や人体の口中から発生する
塵がクリーンルーム内にまき散らされることを防ぐため
に、口部周辺を無塵衣との間に隙間ができないように覆
うための布が装着されている。この布にはモノフィラメ
ントから織成または編成される無塵クロス、またはこれ
に塵埃の発生を押えるための樹脂加工を施したものが用
いられているが、１μｍ程度の微細な塵埃を十分捕集す
ることができず、また布自体からの発塵もあり改善が望
まれていた。更には、この従来の布は比較的高価である
ため、通常繰り返し洗浄して使用されるが、繰り返し洗
浄すると濾過機能が低下すると共に、布自体からの発塵
も増し、塵がクリーンルーム内にまき散らされるという
問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この出願発明
者は、これらの問題を解決するために、いろいろ検討し
た結果、メルトブロー不織布、エレクトレット化された
メルトブロー不織布、またはエレクトレット化されたス
パンボンド不織布のいずれかからなる濾過層と、スパン
ボンド不織布またはネットのいずれかからなる補強層と
を用い、無塵衣に装着することによって作業を行う人体
から発生する１μｍ程度の微細な塵埃まで十分捕集で
き、しかも、それ自体からの発塵がほとんどない無塵衣
用交換布を開発することに成功した。
者は、これらの問題を解決するために、いろいろ検討し
た結果、メルトブロー不織布、エレクトレット化された
メルトブロー不織布、またはエレクトレット化されたス
パンボンド不織布のいずれかからなる濾過層と、スパン
ボンド不織布またはネットのいずれかからなる補強層と
を用い、無塵衣に装着することによって作業を行う人体
から発生する１μｍ程度の微細な塵埃まで十分捕集で
き、しかも、それ自体からの発塵がほとんどない無塵衣
用交換布を開発することに成功した。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この出願発明は、従来の
問題を解決するものであって、メルトブロー不織布、エ
レクトレット化されたメルトブロー不織布、またはエレ
クトレット化されたスパンボンド不織布のいずれかから
なる濾過層と、スパンボンド不織布またはネットのいず
れかからなる補強層とを有し、無塵衣との装着手段を備
えた無塵衣用交換布に関する。
問題を解決するものであって、メルトブロー不織布、エ
レクトレット化されたメルトブロー不織布、またはエレ
クトレット化されたスパンボンド不織布のいずれかから
なる濾過層と、スパンボンド不織布またはネットのいず
れかからなる補強層とを有し、無塵衣との装着手段を備
えた無塵衣用交換布に関する。
【０００５】この出願発明の交換布は、メルトブロー不
織布、エレクトレット化されたメルトブロー不織布、ま
たはエレクトレット化されたスパンボンド不織布のいず
れかからなる濾過層を有する。これらの濾過層は１μｍ
程度の微細な塵埃の捕集が可能で、比較的長繊維からな
りほとんど発塵がない。
織布、エレクトレット化されたメルトブロー不織布、ま
たはエレクトレット化されたスパンボンド不織布のいず
れかからなる濾過層を有する。これらの濾過層は１μｍ
程度の微細な塵埃の捕集が可能で、比較的長繊維からな
りほとんど発塵がない。
【０００６】メルトブロー不織布としては、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリスチレ
ンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、
ポリアミド系繊維などの熱可塑性繊維からなるものが好
ましく、とくにエレクトレット化のしやすさからポリオ
レフィン系繊維からなるものが好ましい。また、メルト
ブロー不織布を構成する繊維の平均径は１０μｍ以下で
あることが好ましく、１〜７μｍの範囲にあることが、
微細な塵埃を捕集できるのでとくによい。メルトブロー
不織布の目付は、１０〜２００ｇ／ｍ2の範囲にあるこ
とが望ましく、とくに１５〜８０ｇ／ｍ2の範囲にある
のがよい。目付が１０ｇ／ｍ2未満になると十分な塵埃
の捕集ができなくなる場合があり、一方、２００ｇ／ｍ
2を越えると、圧力損失が上がりすぎて息苦しさを生じ
るおそれがある。
レン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリスチレ
ンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、
ポリアミド系繊維などの熱可塑性繊維からなるものが好
ましく、とくにエレクトレット化のしやすさからポリオ
レフィン系繊維からなるものが好ましい。また、メルト
ブロー不織布を構成する繊維の平均径は１０μｍ以下で
あることが好ましく、１〜７μｍの範囲にあることが、
微細な塵埃を捕集できるのでとくによい。メルトブロー
不織布の目付は、１０〜２００ｇ／ｍ2の範囲にあるこ
とが望ましく、とくに１５〜８０ｇ／ｍ2の範囲にある
のがよい。目付が１０ｇ／ｍ2未満になると十分な塵埃
の捕集ができなくなる場合があり、一方、２００ｇ／ｍ
2を越えると、圧力損失が上がりすぎて息苦しさを生じ
るおそれがある。
【０００７】エレクトレット化されたメルトブロー不織
布としては、上記のメルトブロー不織布をコロナ放電処
理や高圧電場を通すことなどによりエレクトレット化処
理したものが使用される。エレクトレット化メルトブロ
ー不織布では、極細繊維からなるメルトブロー不織布の
塵埃の捕集能力に加えて、エレクトレット化による静電
気的な塵埃の捕集能力が利用できるため、非常に高い塵
埃の捕集効率が実現できる。
布としては、上記のメルトブロー不織布をコロナ放電処
理や高圧電場を通すことなどによりエレクトレット化処
理したものが使用される。エレクトレット化メルトブロ
ー不織布では、極細繊維からなるメルトブロー不織布の
塵埃の捕集能力に加えて、エレクトレット化による静電
気的な塵埃の捕集能力が利用できるため、非常に高い塵
埃の捕集効率が実現できる。
【０００８】エレクトレット化されたスパンボンド不織
布としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチ
ルペンテン、ポリスチレンなどのポリオレフィン系繊維
からなるもの、または、ポリオレフィン系樹脂を一成分
とする複合繊維から構成されるスパンボンド不織布を、
エレクトレット化処理したものが使用できる。濾過層と
して用いるエレクトレット化されたスパンボンド不織布
の目付は３０〜３００ｇ／ｍ2の範囲にあることが好ま
しく、５０〜２００ｇ／ｍ2の範囲にあることが特に好
ましい。目付が３０ｇ／ｍ2未満になると十分な塵埃の
捕集ができなくなる場合があり、一方、３００ｇ／ｍ2
を越えると、圧力損失が上がりすぎて息苦しさを生じる
おそれがある。
布としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチ
ルペンテン、ポリスチレンなどのポリオレフィン系繊維
からなるもの、または、ポリオレフィン系樹脂を一成分
とする複合繊維から構成されるスパンボンド不織布を、
エレクトレット化処理したものが使用できる。濾過層と
して用いるエレクトレット化されたスパンボンド不織布
の目付は３０〜３００ｇ／ｍ2の範囲にあることが好ま
しく、５０〜２００ｇ／ｍ2の範囲にあることが特に好
ましい。目付が３０ｇ／ｍ2未満になると十分な塵埃の
捕集ができなくなる場合があり、一方、３００ｇ／ｍ2
を越えると、圧力損失が上がりすぎて息苦しさを生じる
おそれがある。
【０００９】この出願発明の交換布は、スパンボンド不
織布またはネットのいずれかからなる捕強層を有する。
捕強層は、上記濾過層の一方表面、より好ましくは両表
面に積層される。これらの補強層は、交換布の形状を保
つ強度を備えていると共に、フィラメントまたは成形体
により構成されているため発塵がほとんどない。
織布またはネットのいずれかからなる捕強層を有する。
捕強層は、上記濾過層の一方表面、より好ましくは両表
面に積層される。これらの補強層は、交換布の形状を保
つ強度を備えていると共に、フィラメントまたは成形体
により構成されているため発塵がほとんどない。
【００１０】捕強層に用いるスパンボンド不織布として
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリスチレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエ
ステル系繊維、ポリアミド系繊維などの熱可塑性繊維、
またはポリエチレン／ポリプロピレン複合繊維、ポリエ
チレン／ポリエステル複合繊維、ポリエステル／変性ポ
リエステル複合繊維などの複合繊維からなるものが好ま
しい。補強層に用いるスパンボンド不織布の目付は１０
〜６０ｇ／ｍ2の範囲にあることが好ましく、とくに１
５〜４０ｇ／ｍ2の範囲が好ましい。スパンボンド不織
布の目付が１０ｇ／ｍ2未満であると補強層として十分
な強度が得られないことがあり、６０ｇ／ｍ2を越える
と圧力損失が上がりすぎて、着用時に息苦しさを感じる
ことがある。
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリスチレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエ
ステル系繊維、ポリアミド系繊維などの熱可塑性繊維、
またはポリエチレン／ポリプロピレン複合繊維、ポリエ
チレン／ポリエステル複合繊維、ポリエステル／変性ポ
リエステル複合繊維などの複合繊維からなるものが好ま
しい。補強層に用いるスパンボンド不織布の目付は１０
〜６０ｇ／ｍ2の範囲にあることが好ましく、とくに１
５〜４０ｇ／ｍ2の範囲が好ましい。スパンボンド不織
布の目付が１０ｇ／ｍ2未満であると補強層として十分
な強度が得られないことがあり、６０ｇ／ｍ2を越える
と圧力損失が上がりすぎて、着用時に息苦しさを感じる
ことがある。
【００１１】補強層に用いるネットとしては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
などの熱可塑性樹脂からなるもの、またはポリエチレン
／エチレン−酢酸ビニル共重合体複合品、ポリエチレン
／ポリプロピレン複合品、ポリプロピレン／エチレン−
酢酸ビニル共重合体複合品などの上記熱可塑性樹脂を一
成分に含むものなどが好適に用いられる。ネットは交差
部が一体化されているものが好ましい。例えば、ポリエ
チレン／ポリプロピレン複合モノフィラメントを網状に
編み、その交差点を熱接着したネットや、ポリエチレン
フィルムやポリエチレン／エチレン−酢酸ビニル共重合
体の２層フィルムなどのフィルムに、熱、レーザー、も
しくは機械的処理により穴を形成したネットや、熱可塑
性樹脂をネット状に押出し成形したネットなどが用いら
れる。ネットの目付は１０〜６０ｇ／ｍ2の範囲にある
ことが好ましく、とくに２０〜４０ｇ／ｍ2の範囲が好
ましい。スパンボンド不織布の目付が１０ｇ／ｍ2未満
であると補強層として十分な強度が得られないことがあ
り、６０ｇ／ｍ2を越えると圧力損失が上がりすぎて、
着用時に息苦しさを感じることがある。
レン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
などの熱可塑性樹脂からなるもの、またはポリエチレン
／エチレン−酢酸ビニル共重合体複合品、ポリエチレン
／ポリプロピレン複合品、ポリプロピレン／エチレン−
酢酸ビニル共重合体複合品などの上記熱可塑性樹脂を一
成分に含むものなどが好適に用いられる。ネットは交差
部が一体化されているものが好ましい。例えば、ポリエ
チレン／ポリプロピレン複合モノフィラメントを網状に
編み、その交差点を熱接着したネットや、ポリエチレン
フィルムやポリエチレン／エチレン−酢酸ビニル共重合
体の２層フィルムなどのフィルムに、熱、レーザー、も
しくは機械的処理により穴を形成したネットや、熱可塑
性樹脂をネット状に押出し成形したネットなどが用いら
れる。ネットの目付は１０〜６０ｇ／ｍ2の範囲にある
ことが好ましく、とくに２０〜４０ｇ／ｍ2の範囲が好
ましい。スパンボンド不織布の目付が１０ｇ／ｍ2未満
であると補強層として十分な強度が得られないことがあ
り、６０ｇ／ｍ2を越えると圧力損失が上がりすぎて、
着用時に息苦しさを感じることがある。
【００１２】この出願発明の交換布には無塵衣との脱着
手段が設けられる。脱着手段としては、通常用いられる
手段が適用できるが、面ファスナー、粘着テープが好ま
しく、面ファスナーがとくに好ましい。
手段が設けられる。脱着手段としては、通常用いられる
手段が適用できるが、面ファスナー、粘着テープが好ま
しく、面ファスナーがとくに好ましい。
【００１３】交換布は、図１に示すように口の部分の大
きさでよいが、図４に示すように下の着衣に差し込むこ
とのできる長さにしてもよい。着衣に差し込む部分は濾
過層と補強層とからなっていてもよいが、補強層だけの
方が取り扱いの上から好ましい。このようにすることに
より、下の着衣と身体の間から作業時の動きに伴って発
生する塵埃の放出を防ぐことができる。
きさでよいが、図４に示すように下の着衣に差し込むこ
とのできる長さにしてもよい。着衣に差し込む部分は濾
過層と補強層とからなっていてもよいが、補強層だけの
方が取り扱いの上から好ましい。このようにすることに
より、下の着衣と身体の間から作業時の動きに伴って発
生する塵埃の放出を防ぐことができる。
【００１４】また交換布には、鼻の部分に密着するよう
に鼻金を設けることが好ましい。鼻金は、可撓性のある
金属、樹脂からなるものが好ましく、アルミニウムの細
板、針金などに塩化ビニル樹脂を被覆したものがとくに
好ましい。
に鼻金を設けることが好ましい。鼻金は、可撓性のある
金属、樹脂からなるものが好ましく、アルミニウムの細
板、針金などに塩化ビニル樹脂を被覆したものがとくに
好ましい。
【００１５】濾過層と補強層との積層体の接合は、積層
体の周縁をシールすることによって行われる。シール手
段としては、例えば、熱シール、超音波シールなどがあ
る。鼻金や面ファスナーなどの脱着手段は、接着剤など
により交換布に取り付けてもよいが、シール手段によっ
て取り付ける方がより好ましい。
体の周縁をシールすることによって行われる。シール手
段としては、例えば、熱シール、超音波シールなどがあ
る。鼻金や面ファスナーなどの脱着手段は、接着剤など
により交換布に取り付けてもよいが、シール手段によっ
て取り付ける方がより好ましい。
【００１６】以下、実施例により具体的にこの出願発明
を説明する。
を説明する。
【００１７】
実施例１ エレクトレット化処理した目付４０ｇ／ｍ2のポリプロ
ピレンのメルトブロー不織布４の一方表面に鼻金２を取
り付け、これを目付２０ｇ／ｍ2のポリエチレン／ポリ
エステル複合繊維からなる２枚のスパンボンド不織布５
の間に積層した。前記積層体の周縁を熱シールしてシー
ル部７を形成すると共に、面ファスナー３を両端に取り
付けて図１及び図２に示すような無塵衣用交換布１を作
製した。この交換布１を面ファスナー３により無塵衣に
脱着自在に装着した。交換布及び従来使用されている編
物の交換布のリントテスト（ＪＩＳ Ｂ ９９２３）に
より測定して表１、表２に示した。
ピレンのメルトブロー不織布４の一方表面に鼻金２を取
り付け、これを目付２０ｇ／ｍ2のポリエチレン／ポリ
エステル複合繊維からなる２枚のスパンボンド不織布５
の間に積層した。前記積層体の周縁を熱シールしてシー
ル部７を形成すると共に、面ファスナー３を両端に取り
付けて図１及び図２に示すような無塵衣用交換布１を作
製した。この交換布１を面ファスナー３により無塵衣に
脱着自在に装着した。交換布及び従来使用されている編
物の交換布のリントテスト（ＪＩＳ Ｂ ９９２３）に
より測定して表１、表２に示した。
【００１８】
【表１】
【００１９】
【表２】
【００２０】実施例２ エレクトレット化処理した目付４０ｇ／ｍ2のポリプロ
ピレンのメルトブロー不織布４の一方表面に鼻金２を取
り付け、目付２０ｇ／ｍ2のポリエチレン／ポリエステ
ル複合繊維からなるスパンボンド不織布５と、目付３０
ｇ／ｍ2のエチレン／酢酸ビニルからなるネット６との
間に積層した。前記積層体の周縁を熱シールしてシール
部７を形成すると共に、面ファスナー３を両端に取り付
けて、図３に示すような断面構造の無塵衣用交換布１を
作製した。
ピレンのメルトブロー不織布４の一方表面に鼻金２を取
り付け、目付２０ｇ／ｍ2のポリエチレン／ポリエステ
ル複合繊維からなるスパンボンド不織布５と、目付３０
ｇ／ｍ2のエチレン／酢酸ビニルからなるネット６との
間に積層した。前記積層体の周縁を熱シールしてシール
部７を形成すると共に、面ファスナー３を両端に取り付
けて、図３に示すような断面構造の無塵衣用交換布１を
作製した。
【００２１】実施例３ 実施例１及び実施例２の交換布を面ファスナーにより無
塵衣に脱着自在に装着した。このようにすることによ
り、使用時は密着し、使用後は容易に外すことができ
た。
塵衣に脱着自在に装着した。このようにすることによ
り、使用時は密着し、使用後は容易に外すことができ
た。
【００２２】実施例４ 実施例１の交換布のスパンボンド不織布（補強層）５の
下部を１３ｃｍ長くして、図４に示すような無塵衣の中
に差し込む交換布１を作製した。ついで、交換布１を面
ファスナー３で脱着自在に無塵衣に装着し、さらに交換
布１の下部を無塵衣の中に差し込んで使用した。このよ
うにすることにより、身体と無塵衣等の間で発生する塵
埃を抑えることができ、クリーンルーム中の空気を清浄
に保つことができた。
下部を１３ｃｍ長くして、図４に示すような無塵衣の中
に差し込む交換布１を作製した。ついで、交換布１を面
ファスナー３で脱着自在に無塵衣に装着し、さらに交換
布１の下部を無塵衣の中に差し込んで使用した。このよ
うにすることにより、身体と無塵衣等の間で発生する塵
埃を抑えることができ、クリーンルーム中の空気を清浄
に保つことができた。
【００２３】
【発明の効果】この出願発明の無塵衣用交換布は、それ
自体からの発塵がほとんどなく、しかも、これまでのも
のに比べて人体からの塵埃を防ぐことができるので、高
精密工業などのようにきわめて高いクリーン度が要求さ
れるクリーンルームにおいて優れている。また、交換布
の下部を長くし、無塵衣の中に差し込む場合には、長時
間の作業においても作業時に発生するからだと無塵衣と
の間の塵埃をクリーンルームの中に放出しないという優
れた効果がある。
自体からの発塵がほとんどなく、しかも、これまでのも
のに比べて人体からの塵埃を防ぐことができるので、高
精密工業などのようにきわめて高いクリーン度が要求さ
れるクリーンルームにおいて優れている。また、交換布
の下部を長くし、無塵衣の中に差し込む場合には、長時
間の作業においても作業時に発生するからだと無塵衣と
の間の塵埃をクリーンルームの中に放出しないという優
れた効果がある。
【図１】無塵衣用交換布の平面図
【図２】図１の交換布の断面図
【図３】他の交換布の断面図
【図４】下の方に長く形成した交換布の平面図
１ 交換布 ２ 鼻金 ３ 面ファスナー ４ エレクトレット化されたメルトブロー不織布 ５ スパンボンド不織布 ６ ネット ７ シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｄ０４Ｈ 3/16
Claims (3)
- 【請求項１】 メルトブロー不織布、エレクトレット化
されたメルトブロー不織布、またはエレクトレット化さ
れたスパンボンド不織布のいずれかからなる濾過層と、
スパンボンド不織布またはネットのいずれかからなる補
強層とを有し、無塵衣との脱着手段を備えたことを特徴
とする無塵衣用交換布。 - 【請求項２】 補強層の下部が下方に長く形成されてい
ることを特徴とする請求項１に記載の無塵衣用交換布。 - 【請求項３】 無塵衣との脱着手段が面ファスナーであ
ることを特徴とする請求項１〜２に記載の無塵衣用交換
布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7023267A JPH08199466A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 無塵衣用交換布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7023267A JPH08199466A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 無塵衣用交換布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199466A true JPH08199466A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12105835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7023267A Pending JPH08199466A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 無塵衣用交換布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08199466A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023267A1 (en) * | 1995-12-22 | 1997-07-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate filter media |
| CN104068531A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-10-01 | 苏州晃石服装整理有限公司 | 一种珠光粉层复合牛仔面料 |
| WO2014208605A1 (ja) * | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 東レ株式会社 | 防塵材料およびそれを用いた防護服 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP7023267A patent/JPH08199466A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023267A1 (en) * | 1995-12-22 | 1997-07-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate filter media |
| US5721180A (en) * | 1995-12-22 | 1998-02-24 | Pike; Richard Daniel | Laminate filter media |
| US5873968A (en) * | 1995-12-22 | 1999-02-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate filter media |
| EP1302230A1 (en) * | 1995-12-22 | 2003-04-16 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Laminate filter media |
| WO2014208605A1 (ja) * | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 東レ株式会社 | 防塵材料およびそれを用いた防護服 |
| CN104068531A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-10-01 | 苏州晃石服装整理有限公司 | 一种珠光粉层复合牛仔面料 |
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