JP2003230519A - 床用清掃シート - Google Patents

床用清掃シート

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JP2003230519A
JP2003230519A JP2002031211A JP2002031211A JP2003230519A JP 2003230519 A JP2003230519 A JP 2003230519A JP 2002031211 A JP2002031211 A JP 2002031211A JP 2002031211 A JP2002031211 A JP 2002031211A JP 2003230519 A JP2003230519 A JP 2003230519A
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JP
Japan
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sheet
floor cleaning
cleaning sheet
sheet according
pet
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JP2002031211A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Ishibashi
範之 石橋
Nobumasa Hayashi
伸匡 林
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Cresia KK
Original Assignee
Cresia KK
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  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来床清掃シートは繊維集合体を水流交絡によ
り一体化したスパンレース不織布が使用されていたが、
水流交絡は製造コストが高いという問題点があり、これ
を解決することを目的とする。 【解決手段】網状シートの片面または両面に熱融着性繊
維を主体とする繊維ウエブを積層し、熱風貫通方式によ
り溶融一体化した嵩高シートである床用清掃シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モップ型治具に取
り付けてフローリングワイパーとして使用される床用清
掃シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にフローリングワイパーとして使用
される基布は繊維集合体を水流交絡により一体化したス
パンレース不織布が使用される。これらの基布は清拭作
業時の保形性の問題から、比較的絡合状態を高め嵩密度
の高いしっかりしたシートに形成されるため、髪の毛等
の剛性の高い繊維状物の絡め取り性能が低くなる。ま
た、これらのシートは水流交絡時のワイヤーバターンに
よりメッシュ状加工が成されることもあるが、全体に表
面平滑性が高いために、フローリングワイパーとして使
用するときに、表面側の一部の基布しか集塵に作用せず
シートの全体を有効に利用することが困難であり、結果
として砂塵等の微細粒子状物に対する捕捉性能が低くな
る問題があった。
【0003】これらの問題を解決するため、熱収縮性網
状シートと不織布状繊維集合体が水流交絡による絡合状
態で一体化され、網状シートの熱収縮により表面に多数
の凹凸が形成されたシートが知られている(特開平5−
25763号)。このシートは網状シートで保形性を持
たせ全体を低絡合状態で形成することで嵩密度が低く髪
の毛等の捕捉性が良好である。また、全体に凹凸を形成
することでシート全体を有効に使用することが出来、集
塵能力が高い。しかしこのシートは以下の問題点を持
つ。水流交絡法を使用するため生産効率が低く、製造コ
ストが高い。髪の毛等の絡め取り性を発現するために低
エネルギー条件で絡合し繊維自由度を高めているためシ
ート切断面から繊維脱落が発生しやすい。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明は上記の種々問題点を
解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成したも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は網状シートの片
面または両面に熱融着性繊維を主体とする繊維ウエブを
積層し、熱風貫通方式により溶融一体化した嵩高シート
であることを特徴とする床用清掃シートを提供する。ま
た本発明は熱風貫通により網状シートを支持体とした凹
凸が形成され、かつ個々の繊維が溶融による点接着で接
合しシート内に多くの空隙を持った嵩高状態に形成され
ている床用清掃シートを提供する。
【0006】本発明は繊維ウエブがPP/PE、PP/
PP、PP/EVA、PET/PE、PET/PP,P
ET/EVA、PET/PETその他の熱融着性複合繊
維を必須成分とする床用清掃シートを提供する。目的に
より、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン
系等の熱可塑性繊維、あるいはこれらの複合化繊維、分
割繊維、キュプラ、レーヨン等の再生繊維、アセテート
等の半合成繊維、コットン等の天然繊維を混綿しても良
い。また本発明は繊維ウエブの繊維長が30〜100m
mである床用清掃シートを提供する。この範囲を越える
とカード工程への適性が低くなり操業性を損なうことと
なる。さらに本発明は繊維ウエブの繊度が0.5〜5.
0dである床用清掃シートに関する。繊度がこれより低
いときは繊維密度が高くなり髪の毛等の捕集性が低下
し、繊度が高いときは砂塵等の微細粒子の捕集性および
保持性が低下する。
【0007】さらに本発明は網状シートがネット、孔を
多数有する有孔フィルム、格子状のレースパターンを有
する不織布等を含む孔開きシートである床用清掃シート
を提供する。また本発明は孔径もしくはネット線間距離
が5〜30mmである床用清掃シートに関する。この範
囲を越えると凹凸形成が不十分となる。さらに本発明は
ネットの線径が20〜3000μmである床用清掃シー
トを提供する。線径がこれより小さいときは凹凸の形成
が不十分となり、線径が大きいとシート剛性が高くな
り、風合い・取り扱いが悪化する。また本発明のシート
構成は網状シートの片面または両面に繊維集合体が熱融
着により一体化した構造であり繊維集合体部分は全体で
平均坪量が30g/m〜130g/mがよい。坪量
がこれより低すぎると捕集したダストがシートの反対側
に抜けやすくなる。また網状シート部分の平均坪量は5
g/m〜25g/mがよい。坪量がこれより低いと
凹凸の形成が不十分となり、高いとシート剛性が高くな
り風合い・取り扱いが悪化する。
【0008】また本発明は40g/cm2荷重時の嵩が
8.0〜15cc/g、2g/cm2荷重時の嵩が1
5.0〜25.0cc/gである床用清掃シートを提供
する。40g/cm2荷重時の嵩はシート層内の繊維密
度を反映するものであり、嵩が低いと髪の毛等の捕集性
・保持性が悪化する。2g/cm2荷重時の嵩はシート
全体での凹凸度合いを反映するものであり、上記範囲内
では、シート全体で効率的集塵が可能になる。また本発
明は床用清掃シートのシート両面に流動パラフィンを主
成分とする油剤成分を塗布した掃除用シートを提供す
る。油剤成分は流動パラフィンを主成分として、これに
抗菌剤、天然物由来成分等の機能付加のための成分を添
加しても良い。油剤成分の塗布量は1〜3g/mがよ
い。これより少ないと掃除時のスベリ性が悪化し、多い
と触れた時に手に油剤成分がつき不愉快に感じる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0010】網状シートとして線間距離10mm、坪量13
g/mのネットを用い、この両面に合計で40g/m
のPE/PET複合タイプの熱融着繊維を堆積後、熱風
貫通方式で一体に形成し、このシートの両面に流動バラ
フィンを2g/m塗布して掃除用シートを得た。40g
/cm2荷重時の嵩が10.5cc/g、2g/cm2荷重時
の嵩が18.3cc/gの全体で凹凸を持つシートとした。
PET繊維を高圧水流で交絡した坪量60g/mのシー
ト両面に流動パラフィンを2g/m塗布して比較品と
した。 繊維脱落性 1500メッシュの耐水ペーパー上を20cmの
距離5往復移動した時の繊維脱落度合いを観察する。 評価:○…ほとんど脱落しない ×…明らかな脱落
がある 絡め取り性 長さ10cmの人頭毛髪を拭き取り方向と平
行に5本並べ、拭き取り操作によりワイパーに絡め取る
ことの出来た本数を測定した。絡め取り率を以下の式で
算出した。 絡め取り率(%)=(絡め取った毛髪の本数)/5×100 集塵率 JIS標準ダスト(7種)0.1gを30cm×
4cmの範囲に均一に散布し、シートを70cmの距離
を移動した捕集量を観測した。集塵率を以下の式で算出
した。 集塵率(%)=((試験後のシート重量)−(試験前の
シート重量))/0.1×100
【0011】
【発明の効果】熱風貫通方式のため製造コストが比較的
低い。個々の繊維が溶融による点接着で接合しているた
め繊維脱落が発生しにくい。また、空隙が多い構造のた
め髪の毛等の捕捉性能に優れる。網状シートと熱風貫通
方式の組み合わせによりシート全体の凹凸が形成されて
いるため掃除作業中にシートの全体を有効に使用するこ
とが出来る。
フロントページの続き Fターム(参考) 3B074 AA01 AA08 AB01 BB04 4L033 AA05 AA07 AB07 AC15 BA01 4L047 AA14 AA21 AA23 AB02 AB07 BA08 BD03 CA02 CA06 CB10 CC16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網状シートの片面または両面に熱融着性
    繊維を主体とする繊維ウエブを積層し、熱風貫通方式に
    より溶融一体化した嵩高シートであることを特徴とする
    床用清掃シート。
  2. 【請求項2】 熱風貫通により網状シートを支持体とし
    た凹凸が形成され、かつ個々の繊維が溶融による点接着
    で接合しシート内に多くの空隙を持つた嵩高状態に形成
    されている請求項1記載の床用清掃シート。
  3. 【請求項3】 繊維ウエブがPP/PE、PP/PP、
    PP/EVA、PET/PE、PET/PP,PET/
    EVA、PET/PETその他の熱融着性複合繊維を必
    須成分とする請求項1または2記載の床用清掃シート。
  4. 【請求項4】 繊維ウエブの繊維長が30〜100mm
    である請求項1から3までのいずれか1項記載の床用清
    掃シート。
  5. 【請求項5】 繊維ウエブの繊度が0.5〜5.0dで
    ある請求項1から4までのいずれか1項記載の床用清掃
    シート。
  6. 【請求項6】 網状シートがネット、孔を多数有する有
    孔フイルム、格子状のレースパターンを有する不織布等
    を含む孔開きシートである請求項1から5までのいずれ
    か1項記載の床用清掃シート。
  7. 【請求項7】 孔径もしくはネット線間距離が5〜30
    mmである請求項1から6までのいずれか1項記載の床
    用清掃シート。
  8. 【請求項8】 ネットの線径が20〜3000μmであ
    る請求項1から7までのいずれか1項記載の床用清掃シ
    ート。
  9. 【請求項9】 嵩高シートにおける繊維集合体部分の平
    均坪量が30g/m 〜130g/mである請求項1
    から8までのいずれか1項記載の床用清掃シート。
  10. 【請求項10】 網状シート部分の平均坪量が5g/m
    〜25g/mである請求項1から9までのいずれか
    1項記載の床用清掃シート。
  11. 【請求項11】 40g/cm荷重時の嵩が8.0〜
    15cc/g、2g/cm2荷重時の嵩が15.0〜2
    5.0cc/gである請求項1から10までのいずれか
    1項記載の床用清掃シート。
  12. 【請求項12】 請求項1から11までのいずれか1項
    記載の床用清掃シートのシート両面に、流動パラフィン
    を主成分とする油剤成分を塗布した掃除用シート。
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