JP3754570B2 - 清掃用シート - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃用シートに関する。さらに詳しく言うと、本発明は、長繊維集合体(開繊トウ)が基材シート上に繊維自由度を有するように間欠的に接合されてなり、種々の大きさ及び形状のダストの捕捉性及び保持性に優れた清掃用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スパンレース、サーマルボンド等の種々の不織布を用いた清掃用シートが知られている。これらは、業務用、家庭用として、清掃用モップ等の掃除用具に取り付けて非常に簡単に用いることができ、使い捨ても可能であるため、広く市場に出回っている。
これら従来の不織布を用いた清掃用シートは、そのシート強度を維持するために、繊維と繊維の交絡点や接合点を増やすことが要求されていた。しかし、交絡点や接合点を増やせば増やすほど、繊維の自由度は失われ、比較的小さなダストは繊維表面への吸着等によって捕捉できるものの、大きなダストはほとんど拭き取ることができなかった。
例えば、特許第2765690号公報には、網状シートの片面または両面に、繊維ウエブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体を、絡合状態で一体化させてなる清掃用シートが開示されている。
しかしながら、同公報に開示されている清掃用シートは、繊維集合体がシートと絡合状態で一体化されているため、繊維に自由度がなく、繊維中に大きなダストを取り込んだりすることや、絡め取ったホコリや髪の毛を繊維中に保持したりすることが不可能であった。また、厚み方向における繊維の自由度がないため、繊維の厚み方向への繊維の動きがなく、厚みもないため、平面のダストは拭き取れても、敷居のような凹凸や目地のような細かい溝のダストには繊維が届かず、拭き残してしまうという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、繊維状または立体的なあらゆるサイズのダストを掻き集め、絡め取り、そのダストを取り込み、保持することができるような清掃用シートを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、できるだけ繊維の絡みや接合を減らしてシートとしての形態をほとんど維持していないような長繊維集合体(開繊トウ)を、シート形態を保持、安定化するための基材シートに、繊維自由度を残して間欠的に接合することにより、前記清掃用シートを得ることができることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】
すなわち、本発明は、基材シートの少なくとも一方の表面上に、開繊され平行に配列された長繊維集合体が接合された清掃用シートにおいて、前記長繊維集合体が、繊維の流れ方向に対して交差する線により前記基材シートに間欠的に接合され、前記長繊維集合体が繊維状または立体的なダストをその構成繊維で絡め取り且つ絡め取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持し得る繊維自由度を備えるべく、前記長繊維集合体の100g/幅25mmの荷重時の伸度が5%以上であることを特徴とする。
また、本発明は、基材シートの少なくとも一方の表面上に、開繊され平行に配列された長繊維集合体が接合された清掃用シートにおいて、前記長繊維集合体が、繊維の流れ方向に対して交差する線により前記基材シートに間欠的に接合され、前記長繊維集合体が繊維状または立体的なダストをその構成繊維で絡め取り且つ絡め取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持し得る繊維自由度を備えるべく、前記構成繊維が捲縮を有し、前記構成繊維の捲縮数が5〜25山/インチであることを特徴とする。
(1)本発明の一実施態様としては、前記長繊維集合体の前記基材シートへの接合間隔が、繊維の流れ方向において5mm以上である。
(2)本発明のさらに他の実施態様としては、前記構成繊維が、2〜30デニールのものである。
(3)本発明さらに他の実施態様としては、前記長繊維集合体の坪量が、30〜200g/m である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の清掃用シートの好適例を添付の図面を参照しながら説明する。
図1〜図3は、本発明の清掃用シートの平面図を示す。また、図4は、図1の清掃用シートの線A〜A′に沿う部分断面図である。
これらの図に示されるように、本発明の清掃用シート1は、長繊維集合体(開繊トウ)3が基材シート2上に接合線4によって間欠的に接合されている。長繊維集合体は、基材シートの一方の表面上のみに間欠的に接合されていても、基材シートの両方の表面上に間欠的に接合されていてもよい。
【0007】
本発明の清掃用シートにおいては、長繊維集合体が間欠的に基材シートに接合されているため、その接合線間において、あらゆる大きさまたは形状のダストをその構成繊維で絡取り、かつ絡取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持することができる大きな自由度を有する。本発明の清掃用シートにおける繊維の動きは図5に示す通りである。繊維が間欠的に接合されているため、その接合線の間では、繊維は自由に動くことができる。本発明の清掃用シートにより捕捉、保持することができるゴミの種類としては、綿ホコリ、髪の毛のような繊維状ゴミや、パン屑のような立体的なダスト等種々挙げられる。このように長繊維集合体が間欠的に接合されていない場合には、特許第2765690号公報に記載の清掃用シートのように、大きなダストや立体的なダストの捕捉性、保持性に劣ったものとなる。
本発明における長繊維集合体は、開繊された後、平行に配列されている。これは繊維が幅方向へクロスされて重なると、互いに繊維同士が干渉し(抑え)合い、繊維の横方向への自由度を奪ってしまうために、繊維自由度が確保できないからである。
【0008】
長繊維集合体は、繊維の流れ方向に対して垂直方向においては、拘束するものが存在していないため、流れ方向において全ての繊維がいずれかの位置で接合点を持たなければならない。接合点のない繊維は基材シートから抜け落ちるおそれがあるからである。したがって、接合は、接合点ではなく、線状の接合線によって行なうことが好ましい。点により接合しようとすると、接合点を大きくするか、または点の数を増やさなければならず、繊維の自由度を奪うことになり、好ましくない。さらに、接合線は、繊維の流れ方向に交差する方向に伸長する線であれば、長繊維集合体を効率よく接合することができる。
【0009】
接合線4の間隔は、約5〜60mmであることが好ましい。5mm未満となると、繊維の自由度が不足し、大きめのダストの捕捉性や凹凸部のダストの拭き取り性において十分な効果が得られない。また、60mmを超えると、繊維が寝てしまいダストの捕捉性、保持性といった機能を十分に果たせなくなるため好ましくない。接合線の間隔は、これらの図に示すように概ね一定としてもよいし、長短を持たせてもよい。
接合線4の形状は、長繊維集合体の流れ方向と交差する方向に伸長するものであれば、特に限定されず、図1〜3に示す形状以外のものであってもよい。
【0010】
長繊維集合体の100g/25mmの荷重時の伸度は5%以上であることが好ましい。
長繊維集合体は、可能な限り接合点や接合面積を少なくしているため、繊維の流れ方向においても、非常に弱い張力で伸びがあることが好ましい。荷重時の伸度が5%未満であると、繊維は突っ張った状態になるため、繊維の流れ方向に対して垂直方向への繊維の動きが少なく、ダストの捕捉性において十分な結果が得られない。なお、この伸びは繊維が捲縮を有する場合には、その捲縮が伸長することにより、全体の伸びが生じ、その伸長性により繊維の自由度が飛躍的に向上する。また、捲縮を有することにより、接合線の間において長繊維が繊維方向にも伸縮可能となる。したがって、その分繊維方向と垂直方法にも繊維は動きやすく、繊維上のある一点が移動可能な領域は大きくなる。つまり、固定間隔内の見かけ長さが同じであっても、実質的な長さは捲縮繊維の方が長く、その分移動距離が長くなる。
捲縮数は、5〜25山/インチ(2.54cm)であることが好ましい。捲縮数が5山/インチ未満となると、捲縮の効果があまり得られず、伸張度に劣ることになり、25山を超えると、繊維の製造における加工特性が悪化し、実用性に乏しい。
【0011】
長繊維は2〜30デニールのものを用いることが好ましい。デニール数が2未満となると、繊維強度が弱く、曲げ強度も弱いため、清掃用シートとして好ましくないものとなる。また、30デニールを超えると、繊維の剛性が高く、絡めて取るといったような繊維の曲げを利用した掃除効果が低くなり、相対的品質に劣ったものとなる。
【0012】
接合は、熱溶着シール、超音波溶着シール等の溶着手段を用いることが好ましく、中でも熱溶着シールが好ましい。さらに、接着剤、縫製等により繊維を固定することも可能である。
【0013】
本発明の清掃用シートの基材シート1は、特に限定されないが、モップ等の道具を用いるフロア用掃除シートの場合は、長繊維集合体の流れ方向の長さが、概ね25〜80cm、横方向の長さが、概ね20〜30cmであることが好ましい。
【0014】
本発明の清掃用シート1に用いられる基材シート2は、特に限定されないが、不織布、樹脂フィルム、合成繊維を含んだ布等、使用に耐えうる強度を有するものであれば、どのようなものでも使用可能である。中でも強度において、ポリエチレンとポリエステルの複合繊維からなるスパンボンド不織布が好ましい。
【0015】
また、本発明の清掃用シート1の製造に用いられる長繊維集合体3は、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等から製造される、一般的にトウと呼ばれる長繊維束が使用される。中でも、ポリエチレンとポリエステルの複合繊維からなるものを用いることが好ましい。
【0016】
本発明の清掃用シート1は、長繊維集合体3を開繊し、概ね100mm〜200mmの幅に広げた後、基材シート2と接合する。接合は、長繊維集合体3の繊維の流れ方向に対してクロスする方向に伸長する接合線4により、長繊維集合体3を基材シート2に溶着その他の方法により接合することにより、製造することができる。
【0017】
本発明の清掃用シート1は、ダストの捕捉性や保持性及び拭き後の清掃面の仕上がり具合を向上させるために、パラフィン等の鉱物油、ポリオレフィンの合成油、シリコーン油等の油剤や界面活性剤等を含有することが好ましい。このような油剤は、スプレー塗布、転写塗布、含浸等の方法により含有させることができる。
【0018】
なお、長繊維集合体は、基材シート2の全体に設けられていてもよいが、図1〜3に示すように、基材シート1の長手方向またはそれに垂直な方向の両端部に、刷毛部のない領域9を設けることもできる。この刷毛部を設けない領域9が存在する場合には、特開平9−149873号公報の図1に示すように、この領域9を折り返すことにより、本発明の清掃用シート1をモップの柄等に容易に取り付けることができる。なお、この領域9はその部分の強度を向上させるために、基材シート9を折り返して2重にすることもできるし、別のシートを重ね、貼り合わせることも可能である。また、図示していないが、モップの柄等への着脱をより容易にするために、領域9に切り込み等を設けることもできる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を本実施例によりさらに具体的に説明する。
(実施例1)
15山/インチの捲縮を有し、ポリエチレンとポリエステルの芯鞘構造を有する長繊維集合体のトウ(1フィラメント当りのデニールが3デニール、全体で75,000デニール)をほぐし、約130mmの幅に広げた後、ポリエチレンとポリエステルからなるスパンボンド不織布(坪量20g/m、210mm幅)と接合した。接合は、熱溶着によって行い、長繊維集合体の繊維方向に対してクロスする方向に伸長する20mmの一定間隔の溶着線によって接合した。なお、着塵補助剤として、流動パラフィンを主成分とした着塵油剤を、清掃用シートに対して、5重量%塗布した。
【0020】
(実施例2)
接合線の間隔を10mmの一定間隔としたこと以外は、実施例1と同様にして、清掃用シートを製造した。
【0021】
【0022】
【0023】
比較例1
捲縮数が4山/インチで、1フィラメント当りのデニールが30デニール、全体で150,000デニールのトウを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、清掃用シートを製造した。
【0024】
比較例2
捲縮数が2山/インチを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、清掃用シートを製造した。
【0025】
(比較例
トウの代わりに、ポリエチレンとポリエステルのステープルからなる目の粗いエアースルー不織布(坪量:25g/m)を用いて、実施例1と同様のポリエチレンとポリエステルのスパンボンド不織布を積層し、実施例1と同様の溶着線により接合し、実施例1と同様の着塵油剤を塗布した。
【0026】
(比較例
ポリプロピレンとポリエステルのステープルを水流交絡によりシート化したスパンレース不織布(坪量:35g/m)とポリプロピレンスパンボンド不織布を積層し、実施例1と同様の溶着線により接合し、実施例1と同様の着塵油剤を塗布した。
実施例1,2及び比較例1〜4の清掃用シートに用いた長繊維集合体の物性値をまとめて表1に示す。
【0027】
(試験例1)
実施例1,2及び比較例1〜4において製造した各清掃用シートの伸度、シートの接合加工適性、ダスト拭取性、ダスト保存性、シートのソフト性について、下記評価方法に基づき評価した。
【0028】
(伸度)
繊維配向と同方向に幅25mmのサンプルをカットした後、このサンプルを引張試験機により100mmのチャック間隔で把持し、繊維配向と同方向に100mm/分の速度で引張り、100gfの荷重がかかる点での変位数を100gf荷重時の伸度として記録した。
【0029】
(引張強度)
繊維方向に対して垂直方向に幅25mmのサンプルをカットした後、このサンプルを引張試験機により100mmのチャック間隔で把持し、繊維方向に対して垂直方向に100mm/分の速度で引張り、シートが破断し始めたときの強度を記録した。
【0030】
(ダスト拭取性)
評価用ダストとして、JIS試験用ダスト7種1.5gを試験用フローリングの上に散布した後、積層シートを掃除用ホルダーに取り付けて拭き取り、下記の4段階の評価基準に基づいて評価を行なった。
◎:非常に優れた拭取性を示した。
○:優れた拭取性を示した。
△:拭き取れる量は少ないが、使用可能である。
×:ほとんど拭き取れず、実用性に欠ける。
【0031】
(パン屑拭取性)
評価用パン屑として、市販のパン粉(粒径1〜2mm)0.5gを試験用フローリングの上に散布した後、積層シートを掃除用ホルダーに取り付けて拭き取り、下記の4段階の評価基準に基づいて評価を行なった。
◎:非常に優れた拭取性を示した。
○:優れた拭取性を示した。
△:拭き取れる量は少ないが、使用可能である。
×:ほとんど拭き取れず、実用性に欠ける。
【0032】
(パン屑保持性)
上記パン屑拭取試験において、拭取った後のシートを軽く振って、パン粉を振り落とし、落ちたパン粉及びシートに残ったパン粉の状態を観察し、下記の3段階の評価基準を用いて評価を行なった。
○:ほとんどシートに残っており、優れた保持性を示した。
△:多少落ちるパン粉はあるが、使用可能である。
×:かなりの量が振り落とされ、実用性に欠ける。
これらの評価の結果を表2に示す。
【0033】
【表1】
Figure 0003754570
【0034】
【表2】
Figure 0003754570
*伸度:100g/25mm荷重時の伸度
*(1)は、繊維方向に対して垂直方向における破断時の引張強度(g/25mm)、(2)はダスト拭取性、(3)はパン屑拭取性、(4)パン屑保持性を示す。
【0035】
表2に示される結果から明らかなように、実施例1,2の清掃用シートでは、全ての項目において優れた、または良好な結果が得られた。また、捲縮数が少ない比較1,2においては、ダスト、パン屑の拭取性や保持性の評価結果がやや劣り、長繊維集合体ではなくステープルを使用した比較例3,4においては、ダスト、パン屑の拭取性や保持性の評価結果がかなり劣ったものとなった。
【0036】
【発明の効果】
本発明の清掃用シートによれば、長繊維集合体が、繊維の流れ方向に対して交差する線により基材シートに間欠的に接合され、前記長繊維集合体の100g/幅25mmの荷重時の伸度が5%以上であることにより、前記長繊維集合体が繊維状または立体的なダストをその構成繊維で絡め取り且つ絡め取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持し得る繊維自由度を備えることから、繊維状または立体的なダストの捕捉性、保持性に優れた清掃用シート提供することができる
また、本発明の清掃用シートによれば、長繊維集合体が、繊維の流れ方向に対して交差 する線により基材シートに間欠的に接合され、前記長繊維集合体の構成繊維が捲縮を有し、前記構成繊維の捲縮数が5〜25山/インチであることにより、前記長繊維集合体が繊維状または立体的なダストをその構成繊維で絡め取り且つ絡め取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持し得る繊維自由度を備えることから、繊維状または立体的なダストの捕捉性、保持性に優れた清掃用シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の清掃用シートを示す平面図である。
【図2】 本発明の清掃用シートを示す平面図である。
【図3】 本発明の清掃用シートを示す平面図である。
【図4】 図1の清掃用シートのA〜A′に沿う部分断面図である。
【図5】 本発明の清掃用シートにおける長繊維の動きを説明するための略図である。
【符号の説明】
1 清掃用シート
2 基材シート
3 長繊維集合体
4 接合線
9 領域

Claims (5)

  1. 基材シートの少なくとも一方の表面上に、開繊され平行に配列された長繊維集合体が接合された清掃用シートにおいて
    前記長繊維集合体が、繊維の流れ方向に対して交差する線により前記基材シートに間欠的に接合され、前記長繊維集合体が繊維状または立体的なダストをその構成繊維で絡め取り且つ絡み取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持し得る繊維自由度を備えるべく、前記長繊維集合体の100g/幅25mmの荷重時の伸度が5%以上であることを特徴とする前記清掃用シート。
  2. 基材シートの少なくとも一方の表面上に、開繊され平行に配列された長繊維集合体が接合された清掃用シートにおいて、
    前記長繊維集合体が、繊維の流れ方向に対して交差する線により前記基材シートに間欠的に接合され、前記長繊維集合体が繊維状または立体的なダストをその構成繊維で絡み取り且つ絡め取った前記ダストを前記構成繊維の空隙間に保持し得る繊維自由度を備えるべく、前記構成繊維が捲縮を有し、前記構成繊維の捲縮数が5〜25山/インチであることを特徴とする前記清掃用シート。
  3. 前記長繊維集合体の前記基材シートへの接合間隔が、繊維の流れ方向において5mm以上である請求項1または2に記載の清掃用シート。
  4. 前記構成繊維が、2〜30デニールのものである請求項1〜3のいずれかに記載の清掃用シート。
  5. 前記長繊維集合体の坪量が、30〜200g/m である請求項1〜4のいずれかに記載の清掃用シート。
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