JP3107183U - 清掃用複合シート - Google Patents
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Abstract
【課題】使用時に繊維製拭材層が良く動き、塵、埃、髪の毛を捕捉し、保持する能力の高い連続繊維からなる拭材層と、不織布等からなるベース層とを接合して形成した清掃用複合シートを提供する。
【解決手段】複合シート1が、矩形状の上面と下面とを有するベース層2と、前記ベース層の長さ方向と直交する方向に繊維を配列させた連続繊維3aのシートであって、前記ベース層の少なくとも一方の面に対し接合されている拭材層3とからなり、前記拭材層3は、少なくとも繊維長さ方向両端部がベース層から自由に広がるフレアー状端部5であるようにベース層に接合されている。
【選択図】図1
【解決手段】複合シート1が、矩形状の上面と下面とを有するベース層2と、前記ベース層の長さ方向と直交する方向に繊維を配列させた連続繊維3aのシートであって、前記ベース層の少なくとも一方の面に対し接合されている拭材層3とからなり、前記拭材層3は、少なくとも繊維長さ方向両端部がベース層から自由に広がるフレアー状端部5であるようにベース層に接合されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、主に清掃具に取付けて用いる複合シートに関し、特に床面、壁面或いは天井面などのごみや塵埃を拭き取るための連続繊維シートをベース層に接合して形成した複合シートに関するものである。
従来から、シート状繊維製の拭材を、柄が連結されたホルダーの板状保持ヘッドに巻きつけ保持して使用する清掃用具が知られている。この清掃用具は、柄を手に持って、ホルダーの拭い面部で床等をこすると、シート状拭材で覆いられている拭い面部で、塵埃、髪の毛等のごみを補集することができるように構成されている。他に同様な用途の使い捨てシートとして、油状物質を含浸させた繊維製拭材やモップのように糸状のものを束ねた清掃具が広く用いられている。
ところでシート状繊維製拭材は、細かい埃の捕捉性が良い反面比較的大きいゴミ・塵埃の捕捉能力が小さいといわれている。そのため、比較的大きいゴミ・塵埃の捕捉性をよくするための工夫としてシートに切れ目を設けたもの(例えば特許文献1参照)、シートに凹線を設けたもの(例えば特許文献2参照)などがある。また、畝状のシートを基材シートに固定した複合シートがある(例えば特許文献3参照。)。
また、平面状シートは被清掃対象の凸凹に対応しにくく、被清掃対象が平面でない場合に拭きむらができてしまう。こうしたことから、平面状シートを立体状にし、汚れをよりよく取る工夫がなされている。このような工夫がなされたものとして、基材シートに不織シートを接合して立体的に形成した複合シート(例えば特許文献4参照)や、ベース層と、連続繊維群からなる表層とから構成された嵩だかな複合シート(例えば特許文献5参照)などが知られている。
また、平面状シートは被清掃対象の凸凹に対応しにくく、被清掃対象が平面でない場合に拭きむらができてしまう。こうしたことから、平面状シートを立体状にし、汚れをよりよく取る工夫がなされている。このような工夫がなされたものとして、基材シートに不織シートを接合して立体的に形成した複合シート(例えば特許文献4参照)や、ベース層と、連続繊維群からなる表層とから構成された嵩だかな複合シート(例えば特許文献5参照)などが知られている。
上記の特許文献1のものは、シートが平面状であるために、被清掃面の凹凸に対応してなじみにくく、被清掃面が平らでないと拭きむらが生じやすかった。そのため、例えばパンくず、紙の切れ端などのゴミを捕らえることが難しかった。
また、特許文献2のものは、清掃用シートの清掃部の全般にわたり、半円弧状の波形の凹曲線を多数設けるとともに、3本の直線状の凹線を長手方向に、また多数の直線状凹線を短手方向に設けたものであるが、このものも髪の毛や比較的大きなゴミが拭き取りにくいという問題があった。
さらにまた、特許文献3のものは、基材シートに不織布からなる突出部が畝状に固定された複合シートで、突出部の一部にかぎ状の断面構造を有するもので、髪の毛などの比較的大きなゴミをかぎ状の突出部に形成した切開した部分で捕らえようとするものである。しかし上記のものも、断続的に切開したかぎ状の部分に髪の毛やパンくず等の比較的大きなゴミの捕捉性がよくない。
特許文献4のものは、基材シートに、繊維の絡合で形成された不織シートを部分的な接合により一体化した清掃用シートで、接合部分が凹状部を形成し、非接合部分が凸状部を形成して、全体として表面に凹凸形状を有するものであったが、パンくずや紙切れなど比較的大きなゴミを捕らえることは難しかった。
また、特許文献5に記載のものは、繊維群がベースシートに拘束されているから自由に動くことがないため、モップやほうき、はたきのような使い方ができない。
また、特許文献2から5に記載のものは、表面に凹線を設けたり、複合シートにして立体的に形成する等の手段により被清掃面の凹凸への対応は改善され、凹凸の上面の汚れは拭き取りやすいが、いずれもフローリングの溝のような、被清掃面の凹凸の側面やへりに沿っては清掃用シートが届かず、拭き残しを生じる。さらに、床と壁との境界の部分などコーナー部に清掃用シートが届かないため、拭き残しが生じてしまうといった問題があった。
特開2004−65387号公報
特開平10−117981号公報
特開2000−212879号公報
特開平6-14858号公報
特開2000−316772号公報
本考案の課題は、使用時に繊維製拭材層がモップやほうきのように細かく自由に動き、被清掃面に凹凸があっても拭きむらがなく、しかも髪の毛、紙くずなど比較的大きなゴミから塵、埃のように小さなゴミまで捕捉しやすく、捕捉したごみを繊維にからめて保持する能力の高い連続繊維シートからなる拭材層と、不織布等のベース層とを接合して形成した清掃用複合シートを提供することが課題である。
上記の課題を解決するために本考案は次のような手段を包含している。すなわち本考案の第1は、複合シートが、矩形状(方形を含む)の上面と下面とを有するベース層と、前記ベース層の長さ方向と直交する方向に繊維を配列させた連続繊維のシートであって、前記ベース層の少なくと一方の面に対し接合されている拭材層とからなり、
前記拭材層は、少なくとも繊維長さ方向両端部がベース層から自由に動くフレアー状端部を形成するようにベース層に接合されていることを特徴とする清掃用複合シートである。
前記拭材層は、少なくとも繊維長さ方向両端部がベース層から自由に動くフレアー状端部を形成するようにベース層に接合されていることを特徴とする清掃用複合シートである。
本考案の第2は、前記繊維製拭材層は、少なくとも繊維長さ方向の両端部近くで、繊維長さ方向と直交する方向に延びる接合線によりベース層に対して部分接合され、前記両端の接合線間にベース層と連続繊維とに囲まれたポケット状のゴミ捕集部が形成されていることを特徴とする第1の考案に記載の清掃用複合シートである。
本考案の第3は、前記繊維製拭材層は、少なくとも繊維長さ方向の両端部近くで、繊維長さ方向と直交する方向に延びる接合線によりベース層に対して部分接合され、前記両端の接合線間で繊維製拭材層は該接合線と平行状にカットされて、前記接合線間の繊維製拭材層がベース層から自由に動くフレアー状端部を形成するように構成されていることを特徴とする第1の考案に記載の清掃用複合シートである。
本考案の第4は、前記連続繊維シートは、連続繊維の束を開繊すると共に所要の幅まで拡開することで得られる前記第1の考案から第3の考案に記載の清掃用複合シートである。
本考案の第5は、前記接合線は、内側の接合線と外側の接合線とによる2重ミシン目状の接合線として形成する一方、前記内側の接合線と外側の接合線とが千鳥状配置となるように形成することで、前記繊維長さ方向両端の接合線間の繊維の長さに長短が生じるように接合されていることを特徴とする前記第1の考案から第4の考案に記載の清掃用複合シートである。
本考案の第6は、前記ベース層と、前記拭材層とが熱可溶性合成樹脂を含み、前記接合線はこれらの熱可溶性合成樹脂が溶融することにより形成されていることを特徴とする前記第1の考案から第5の考案に記載の清掃用複合シートである。
本考案の第7は、前記接合線は、加圧加熱または超音波接着による溶着線である前記第1の考案から第6の考案に記載の清掃用複合シートである。
本考案の掃除用複合シートは、フレアー状端部を構成する連続繊維がベース層との接合線を拘束点として自由に撓み、モップまたはほうきのように細かく動きうるので、清掃使用時に拭材層を床などの被清掃面に当てて動かしたとき、前記連続繊維が塵埃をからみ取って、床隅部に残りがちなゴミをきれいに拭き取ることができる。従って、被清掃面が凹凸であっても、拭き残しや拭きむらを生じることない。さらに、前記連続繊維が床面を擦るとき、連続繊維間にゴミを取り込み、ポケットに保持することができる。
次に本考案の実施形態を図面に基づいて説明するが、本考案はこの例に限定されるものではない。
図1〜図3は本考案を実施する形態の一例であって、図中、同一符号を付した部分は同一部分を表わしている。図1は本考案の清掃用複合シートの斜視図で、図2はその複合シートの平面図である。また、図3は図2のA−A線断面図である。
図1〜図3は本考案を実施する形態の一例であって、図中、同一符号を付した部分は同一部分を表わしている。図1は本考案の清掃用複合シートの斜視図で、図2はその複合シートの平面図である。また、図3は図2のA−A線断面図である。
本考案の複合シート1は、熱可塑性合成繊維から成る不織布製の互いに平行な二辺を有する矩形状(方形を含む)ベース層2の上面に、該ベース層よりも小形で、多数の熱可塑性連続繊維シートからなる拭材層3を重ね合せ、拭材層3の端部近傍をベース層2の長さ方向と略平行な方向にミシン目状に接合したもので、この複合シート1は拭材層3を下にして、ベース層2の長手方向の二辺を図6のように清掃具のホルダーに固定して拭材層3の連続繊維の部分で、床のごみを拭きとるものである。また、このシート1はホルダーに固定せずに、手で雑巾のように擦って使用することも可能である。
なお、この実施例の複合シートにおけるベース層2の大きさは、具体的には一例として長さ30cm、幅21cmであり、拭材層3の大きさは一例として長さ28cm、幅16cmに設定されているが、大きさに格別の制約はなく、用途及び取付ける清掃具のホルダーに応じて適宜な寸法に設定して使用する。
なお、この実施例の複合シートにおけるベース層2の大きさは、具体的には一例として長さ30cm、幅21cmであり、拭材層3の大きさは一例として長さ28cm、幅16cmに設定されているが、大きさに格別の制約はなく、用途及び取付ける清掃具のホルダーに応じて適宜な寸法に設定して使用する。
ベース層2には熱可塑性合成繊維から成る不織布のほか、紙、織布、編物、熱可塑性合成樹脂フィルムなどを使用することができるが、コストなどの面から不織布が好ましい。好ましい不織布の例としては、スパンレース不織布、メルトブローン不織布やスパンボンド不織布等をあげることができる。他に、複合繊維を使用した不織布を使用してもよい。不織布は坪量5〜200g/m2のものが使用される。
拭材層3の連続繊維は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等のポリマー素材からなる連続繊維3aを使用することができる。そして、繊維の方向を略同一方向に配列させたシートを形成するものである。好ましい連続繊維の一例としては、複合繊維により構成される連続繊維の束であるトウを開繊すると共に所要の幅までシート状に拡開したものを挙げることができる。前記連続繊維のトウは、連続ポリマーフィラメントからなるロープ状の束である。フィラメントは、1〜20dのものが使用可能である。
なお、連続繊維はそれが倦縮したもの(倦縮繊維)であるときは、嵩だかで、柔軟なものになるから、被清掃面の形状への対応がよりすぐれるとともに、繊維へのゴミをからみ取る効果が高く、床のごみをふき取るのに好適であり、かつふき取ったごみを保持する点で優れている。
なお、連続繊維はそれが倦縮したもの(倦縮繊維)であるときは、嵩だかで、柔軟なものになるから、被清掃面の形状への対応がよりすぐれるとともに、繊維へのゴミをからみ取る効果が高く、床のごみをふき取るのに好適であり、かつふき取ったごみを保持する点で優れている。
連続繊維シートで構成される拭材層3は、少なくとも繊維長さ方向の両端部近くで、繊維長さ方向と直交する方向に延びる2列または2組の接合線4A1、4A2と、4B1、4B2とでベース層2に対して部分接合されている。これにより繊維長さ方向両端部は、自由に細かく動きうるフレアー状端部5を形成するようにベース層2に対して前記接合線で固定され、また、前記両端の接合線間に連続繊維3aとベース層2とに囲まれたポケット状のゴミ捕集部6が形成される。
ベース層2と繊維製拭材層3の接合方法は、加圧加熱接着、超音波照射により加熱シールする方法あるいはホットメルト接着剤等の接着剤による方法、縫い合わせによる方法など、特に限定されないが、生産効率やコストの面から加圧加熱接着、超音波接着が好ましい。
前記2列または2組の接合線4は、内側の接合線4A2、4B2と、外側の接合線4A1、4B1とによる2重ミシン目状の接合線として形成する。一方、前記内側の接合線4A2、4B2と外側の接合線4A1、4B1とがそれぞれ千鳥状配置となるようにすることで、前記接合線間と繊維長さ方向の両端の繊維長さに長短が生じるように接合する。
この実施例の場合、外側の接合線4A1、4B1と内側の接合線4A2、4B2の間隔は一例として10mmである。また外側の接合線4A1、4B1間の間隔は、一例として97mmであり、内側の接合線4A2、4B2間の間隔は、一例として75mmである。各接合線の長さは、一例として15mmで、すべて同じ長さに形成されているが、外側の接合線4A1、4B1と、内側の接合線4A2、4B2を異なる長さにしてもよい。また、繊維長さ方向両端部から外側の接合線4A1、4B1までの間隔と、内側の接合線4A2、4B2までの間隔は、それぞれ一例として30mm、40mmとなっている。
以上のように構成された本考案のシート1は、図3に示すように、繊維製拭材層3の繊維長さ方向両端部がベース層2から自由にまた細かく動きうるフレアー状端部5となり、また前記外側の接合線4A1、4B1と内側の接合線4A2、4B2間にはベース層2と連続繊維3aとにより囲まれてポケット6が形成されるのである。
この実施例の場合、外側の接合線4A1、4B1と内側の接合線4A2、4B2の間隔は一例として10mmである。また外側の接合線4A1、4B1間の間隔は、一例として97mmであり、内側の接合線4A2、4B2間の間隔は、一例として75mmである。各接合線の長さは、一例として15mmで、すべて同じ長さに形成されているが、外側の接合線4A1、4B1と、内側の接合線4A2、4B2を異なる長さにしてもよい。また、繊維長さ方向両端部から外側の接合線4A1、4B1までの間隔と、内側の接合線4A2、4B2までの間隔は、それぞれ一例として30mm、40mmとなっている。
以上のように構成された本考案のシート1は、図3に示すように、繊維製拭材層3の繊維長さ方向両端部がベース層2から自由にまた細かく動きうるフレアー状端部5となり、また前記外側の接合線4A1、4B1と内側の接合線4A2、4B2間にはベース層2と連続繊維3aとにより囲まれてポケット6が形成されるのである。
図6は、上記シート1における拭材層3を下にしてベース層2の長手方向の二辺を清掃具のホルダー10にセットした状態の斜視図である。このとき、図のように拭材層3の繊維長さ方向両端部に位置するフレアー状端部5が清掃具のホルダー端縁において、ベース層2の外側にモップのように垂れ下がる。また、ベース層2と拭材層3の外側の接合線4A1、4B1と内側の接合線4A2、4B2間に、ベース層2と弧状にたわんだ連続繊維3aとにより囲まれたポケット6とが形成されるのである。
このフレアー状端部5を構成する連続繊維のフィラメントはベース層2との接合線を拘束点として自由に撓み、モップまたはほうきのように細かく動きうるので、清掃使用時に拭材層3を床などの被清掃面に当てて動かしたとき、前記連続繊維3aのフィラメントが塵埃をからみ取って、床隅部に残りがちなゴミをきれいに拭き取ることができる。従って、被清掃面が凹凸であっても、拭き残しや拭きむらを生じることない。さらに、前記連続繊維3aが床面を擦るとき、弧状をなした連続繊維3a,3aのフィラメント間にゴミを取り込み、ポケット6に保持することができる。
このフレアー状端部5を構成する連続繊維のフィラメントはベース層2との接合線を拘束点として自由に撓み、モップまたはほうきのように細かく動きうるので、清掃使用時に拭材層3を床などの被清掃面に当てて動かしたとき、前記連続繊維3aのフィラメントが塵埃をからみ取って、床隅部に残りがちなゴミをきれいに拭き取ることができる。従って、被清掃面が凹凸であっても、拭き残しや拭きむらを生じることない。さらに、前記連続繊維3aが床面を擦るとき、弧状をなした連続繊維3a,3aのフィラメント間にゴミを取り込み、ポケット6に保持することができる。
なお、図示例でベース層2の上面にのみに接合している拭材層3の連続繊維シートは、ベース層2の下面にも接合することができる。
次に本考案の他の実施形態について説明すると、図4は変形例を示す斜視図、図5は同平面図である。
この実施の形態は、繊維製拭材層3が両端の接合線間で該接合線と平行状にカットされている以外は、前記第1の実施例と同じで、接合線間の繊維製拭材層3がベース層2から自由に動くフレアー状端部を形成するように構成されている。すなわち、第1の実施例と同様に、複合シート1は、熱可塑性合成繊維から成る不織布製の互いに平行な二辺を有する矩形状(方形を含む)ベース層2の上面に、該ベース層よりも小形で、多数の熱可塑性連続繊維シートからなる拭材層3を重ね合せ、拭材層3の端部近傍をベース層2の長さ方向と略平行な方向にミシン目状に接合しているもので、この複合シート1は拭材層3を下にして、ベース層2の長手方向の二辺を図6のように清掃具のホルダーに固定して拭材層3の連続繊維の部分で、床のごみを拭きとるものである。しかしこの清掃用複合シートは、拭材層3の中央部で、両端の接合線間で該接合線と平行状にカットし、カット部7を形成したものであるから、繊維製拭材層3は接合線を挟んだ両側が自由端、換言すればフレアー状端部5となるのである。
このように構成した場合も、清掃使用時に拭材層3を床などの被清掃面に当てて動かしたとき、フレアー状端部5を構成する連続繊維のフィラメントが、ベース層2からモップのようにはみ出るから、前記のフィラメントにゴミや汚れを絡ませやすなり、被清掃面の凹凸によくなじむものである。
この実施の形態は、繊維製拭材層3が両端の接合線間で該接合線と平行状にカットされている以外は、前記第1の実施例と同じで、接合線間の繊維製拭材層3がベース層2から自由に動くフレアー状端部を形成するように構成されている。すなわち、第1の実施例と同様に、複合シート1は、熱可塑性合成繊維から成る不織布製の互いに平行な二辺を有する矩形状(方形を含む)ベース層2の上面に、該ベース層よりも小形で、多数の熱可塑性連続繊維シートからなる拭材層3を重ね合せ、拭材層3の端部近傍をベース層2の長さ方向と略平行な方向にミシン目状に接合しているもので、この複合シート1は拭材層3を下にして、ベース層2の長手方向の二辺を図6のように清掃具のホルダーに固定して拭材層3の連続繊維の部分で、床のごみを拭きとるものである。しかしこの清掃用複合シートは、拭材層3の中央部で、両端の接合線間で該接合線と平行状にカットし、カット部7を形成したものであるから、繊維製拭材層3は接合線を挟んだ両側が自由端、換言すればフレアー状端部5となるのである。
このように構成した場合も、清掃使用時に拭材層3を床などの被清掃面に当てて動かしたとき、フレアー状端部5を構成する連続繊維のフィラメントが、ベース層2からモップのようにはみ出るから、前記のフィラメントにゴミや汚れを絡ませやすなり、被清掃面の凹凸によくなじむものである。
1 清掃用複合シート 2 ベース層 3 繊維製拭材層
3a連続繊維 4 接合線 4A1、4B1 外側の接合線
4A2、4B2 内側の接合線 5 フレアー状端部 6 ポケット状ゴミ捕集部
7 カット部 10 清掃具のホルダー
3a連続繊維 4 接合線 4A1、4B1 外側の接合線
4A2、4B2 内側の接合線 5 フレアー状端部 6 ポケット状ゴミ捕集部
7 カット部 10 清掃具のホルダー
Claims (7)
- 複合シートが、矩形状の上面と下面とを有するベース層と、前記ベース層の長さ方向と直交する方向に繊維を配列させた連続繊維シートであって前記ベース層の少なくとも一方の面に対し接合されている拭材層とからなり、
前記拭材層は、少なくとも繊維長さ方向両端部がベース層から自由に動くフレアー状端部を形成するようにベース層に接合されていることを特徴とする清掃用複合シート。 - 前記繊維製拭材層は、少なくとも繊維長さ方向の両端部近くで、繊維長さ方向と直交する方向に延びる接合線によりベース層に対して部分接合され、前記両端の接合線間にベース層と連続繊維とに囲まれたポケット状のゴミ捕集部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃用複合シート。
- 前記繊維製拭材層は、少なくとも繊維長さ方向の両端部近くで、繊維長さ方向と直交する方向に延びる接合線によりベース層に対して部分接合され、前記両端の接合線間で繊維製拭材層は該接合線と平行状にカットされて、前記接合線間の繊維製拭材層がベース層から自由に動くフレアー状端部を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃用複合シート。
- 前記連続繊維シートは、連続繊維の束を開繊すると共に所要の幅まで拡開することで得られる請求項1〜3に記載の清掃用複合シート。
- 前記接合線は、内側の接合線と外側の接合線とによる2重ミシン目状の接合線として形成する一方、前記内側の接合線と外側の接合線とが千鳥状配置となるように形成することで、前記繊維長さ方向両端の接合線間の繊維の長さに長短が生じるように接合されていることを特徴とする請求項1〜4に記載の清掃用複合シート。
- 前記ベース層と、前記拭材層とが熱可溶性合成樹脂を含み、前記接合線はこれらの熱可溶性合成樹脂が溶融することにより形成されていることを特徴とする請求項1〜5に記載の清掃用複合シート。
- 前記接合線は、加圧加熱または超音波接着による溶着線である請求項1〜6に記載の清掃用複合シート。
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