JP2000245672A - 清掃用シート - Google Patents
清掃用シートInfo
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Abstract
取りを行なうことができ、しかも、ゴミの捕捉性や保持
性が改良された清掃用シートを提供する。 【解決手段】 基材シート2の少なくとも一方の表面上
に多数の刷毛帯3を有する清掃用シート1において、1
の刷毛帯3の刷毛4の先端部が隣り合う刷毛帯3’の刷
毛4’の先端部と概ね接触しないように、前記刷毛帯3
を離間して並置し、前記刷毛帯を基材シートの長手方向
に対して斜めに形成する。刷毛帯の刷毛の長さは5mm
〜20mmであることが好ましい。刷毛の先端間の離間
距離が30mm未満であることが好ましい。前記刷毛帯
は、1以上の屈曲点または変曲点を有することが好まし
い。刷毛は捲縮を有することが好ましい。清掃用シート
は油剤を含有することが好ましい。
Description
する。さらに詳しく言うと、本発明は、フローリングや
ビニール床等の床の上のホコリ、パン屑、髪の毛等のゴ
ミや汚れ、さらにはピアノやタンス等の家具のホコリ等
を拭き取るための刷毛を有する清掃用シートに関する。
有する刷毛構造の掃除用具が公知である。しかし、刷毛
構造の掃除用具は、主に汚れを擦り取るために用いられ
るものであって、家庭のフローリングやビニール等の床
に使用すると素材を傷つけてしまう。そのため、刷毛と
して、柔らかい糸や繊維構造体を使用した掃除用具が種
々開発されている。
は、ネット構造体に短繊維を複合されたシート構造体が
開示されている。このシート構造体は、床面を傷つける
ことはないが、シートの表面のみでしかホコリや汚れを
取ることができない。さらに、糸を使用したモップも上
記刷毛構造と同様の構造を有するものとして知られてい
るが、このようなモップ形状のものには、糸の根元に汚
れが入り込まず、シート構造体の活用効率が悪く、シー
ト構造体の外周のみ汚れる傾向がある。これは、構成さ
れる繊維や糸1本1本の根元が掃除対象物と接すること
がなく、従ってそれを吸い上げることができないことが
原因となっている。また、シート構造体の外周の刷毛部
が密なために、外周でホコリ等を塞ぎ止めてしまうこと
も原因となっている。
記のような従来技術の問題点を解決し、ホコリやゴミの
捕捉や汚れの拭き取りを、刷毛全体を用いてシート全体
で行なうことができ、ホコリやゴミの捕捉性、保持性等
を改良した清掃用シートを提供することを課題とする。
を重ねた結果、前記刷毛帯を離間して並置することによ
り、上記課題を解決することができることを見出し、本
発明を完成させた。さらに、前記刷毛帯を基材シートの
長手方向に対して斜めに形成すること、さらには斜めに
形成された刷毛帯に1以上の屈曲点または変曲点を持た
せることにより、ホコリ、パン屑、髪の毛等のゴミ、汚
れにおける拭き取り機能を大幅に向上させることに成功
した。
とも一方の表面上に多数の刷毛帯を有する清掃用シート
であって、1の刷毛帯の刷毛の先端部と隣り合う刷毛帯
の刷毛の先端部が概ね接触しないように、前記刷毛帯が
離間して並置されており、前記刷毛帯が基材シートの長
手方向に対して斜めに形成されていることを特徴とする
清掃用シート;刷毛帯の刷毛の長さが5mm〜20mm
であることを特徴とする前記清掃用シート;刷毛の先端
間の離間距離が30mm以下であることを特徴とする前
記清掃用シート;基材シートの長手方向に対して斜めに
形成されている刷毛帯が、1以上の屈曲点または変曲点
を有することを特徴とする前記清掃用シート;刷毛が捲
縮を有するものであることを特徴とする前記清掃用シー
ト;前記刷毛帯が、基材シート表面上に長繊維フィラメ
ントをその繊維の流れ方向に間欠的に接合し、その接合
線間で前記長繊維フィラメントを切断することにより得
られることを特徴とする前記清掃用シート;及び油剤を
含有することを特徴とする前記清掃用シートである。
付の図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、本
発明の清掃用シートの平面図を示す。図3は、図2にお
ける線A〜A’に沿った断面図を示す。また、図4及び
図5は、それぞれ図1及び図2の清掃用シートにおける
刷毛帯を設ける前の状態を示す平面図である。
掃用シート1は、刷毛帯3が基材シート2上に溶着線5
で固定されている。刷毛帯3は、長繊維フィラメント7
を切断することにより設けられる。刷毛帯3は、基材シ
ート2の一方の表面上のみに設けられていてもよいが、
図3に示されるように、基材シートの両面に設けられて
いてもよい。両面に設けられることにより、シートの嵩
が増し、大きなゴミが取り込みやすくなるとともに、ク
ッション性も向上する。また、両面を使用することがで
きるので、無駄がなく経済性にも優れる。
帯3の刷毛4が、隣り合う刷毛帯3’の刷毛4’と互い
の先端部同士が概ね接触しないように設けられることを
要件とする。隣り合う刷毛帯3の刷毛4の先端部同士の
離間距離は30mm以下であることが好ましい。30m
mを超えると、刷毛が無い空間部分が広すぎるため、全
体のゴミ、ホコリ捕捉性に影響するため好ましくない。
なお、隣り合う刷毛帯3、3’の刷毛4、4’の先端部
同士が接触しないようにするためには、長繊維フィラメ
ント7が捲縮を有するものであることが好ましい。
を伸長した状態で基材シートと接合、切断を行なうこと
により、切断後の繊維が収縮し、刷毛の先端間が離間す
る。基材シートが伸びない素材の場合はさらに離間させ
やすい。; 2)切断後の繊維を毛羽立たせることにより、厚み方向
へと繊維が動き、起毛先端間が離間する。毛羽立たせる
方法としては、a)ブラシ等で機械的にかきあげる、
b)エアーを吹き付けることにより空気の力で毛羽立た
せる、c)サクション等で毛羽を吸い付けて立たせる、
等が挙げられる;及び 3)基材シートに伸長性を有するシートを用い、接合、
切断後基材シートを伸長させることにより起毛先端間が
離間する、等の方法が好ましく用いられる。これらの中
でも、上記1)と2)のa)の方法が特に好ましく用い
られる。
清掃用シートの長手方向に対して斜めに設けられている
ことを要件とし、それにより、拭き残しを有効に防止す
ることができる。特に、図2に示すように、刷毛帯3が
長手方向に向かって屈曲点を有する場合には、刷毛が無
い空間が1直線に並ぶことが無いため、ゴミ、汚れの吹
き残しが無く、好ましい。すなわち、どの方向へ清掃用
シートを移動させても、ホコリやゴミが必ず刷毛に当
り、捕捉される。なお、図6に示すように、刷毛帯3が
清掃用シートの長手方向と垂直に設けられている場合に
は、拭き残しが発生し、好ましくない。
特に限定されないが、モップ等の道具を用いるフロア用
お掃除シートとして用いる場合には、長繊維フィラメン
トの流れ方向の長さが概ね25〜80cm、横方向の長
さが概ね20〜30cmであることが好ましい。
が好ましい。5mm未満となると、その溶着線間で切断
され形成された刷毛は、長さが短いためにゴミやホコリ
を刷毛表面でしか捕らえることができず、絡み付き、包
含といった保持するための刷毛の効果が発揮されず、そ
の結果、拭き取り効果において劣ることとなり、好まし
くない。また、60mmを超えると、刷毛は長くなり毛
が寝やすくなるために、刷毛と刷毛の間にゴミを取り込
むといった、刷毛の機能を十分に果たせなくなるため好
ましくない。
繊維方向に対してクロスする方向に伸長するものであれ
ば特に限定されず、図1及び図2に示す形状以外のもの
であってもよい。また、溶着は、熱溶着シール、超音波
溶着シール等の手段を用いることが好ましく、中でも熱
溶着シールが好ましい。また、溶着の代わりに、接着
剤、縫製等により繊維を固定することも可能である。
設けられていてもよいが、図1及び図2に示すように、
基材シート1の長手方向またはそれに垂直な方向の両端
部に、刷毛部のない領域9を設けることもできる。この
刷毛部を設けない領域9が存在する場合には、特開平9
-149873号公報の図1に示すように、この領域9
を折り返すことにより、本発明の清掃用シート1をモッ
プの柄等に容易に取り付けることができる。なお、この
領域9はその部分の強度を向上させるために、基材シー
ト9を折り返して2重にすることもできるし、別のシー
トを重ね、貼り合わせることも可能である。また、図示
していないが、モップの柄等への着脱をより容易にする
ために、領域9に切り込み等を設けることもできる。
シート2は、特に限定されないが、不織布、樹脂フィル
ム、合成繊維を含んだ布等、使用に耐えうる強度を有す
るものであれば、どのようなものでも使用可能である。
中でも強度において、ポリエチレンとポリエステルの複
合繊維からなるスパンボンド不織布が好ましい。
いられる長繊維フィラメント7は、特に限定されない
が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエ
ステル、レーヨン等から製造される、一般的にトウと呼
ばれる長繊維束が使用される。中でも、ポリエチレンと
ポリエステルの複合繊維からなるものを用いることが好
ましい。刷毛4は、捲縮を有するものであることが好ま
しく、長繊維フィラメントを機械捲縮、熱捲縮等の手段
により捲縮したものであることが好ましい。なお、捲縮
を設ける場合は、その捲縮数は、1インチ(2.54c
m)当り5山から25山であることが好ましい。捲縮数
が5山未満となると、ゴミの拭き取り機能、保持機能に
支障をきたし、25山を超えると、繊維の製造における
加工特性が悪化し、実用性に乏しい。
する。図4及び図5に示すように、長繊維フィラメント
7を開繊し、おおむね100mm〜200mmの幅に広
げた後、基材シート2と接合する。接合は、長繊維フィ
ラメント7の繊維の流れ方向に対してクロスする方向に
伸長する溶着線5により、長繊維フィラメント7を基材
シート2に溶着することにより行われる。次いで、その
溶着線の間の切断線6で長繊維フィラメント7を切断し
て、刷毛帯3を形成する。刷毛帯3の刷毛4の長さは、
5〜20mmであることが好ましい。5mm未満となる
と、刷毛の長さが短いため、ゴミやホコリを刷毛表面で
しか捕らえることができず、絡み付き、包含といった保
持するための刷毛の効果が発揮されず、その結果拭き取
り機能において劣ることとなり、好ましくない。また、
20mmを超えると、刷毛は長くなり毛が寝やすくなる
ために、刷毛と刷毛の間にゴミを取り込むといった、刷
毛の機能を十分に果たせなくなるため好ましくない。な
お、切断線6は、一般的には、図4、5に示すように、
溶着線5に平行に設けられるが、切断線6と溶着線5
は、平行でなくてもよく、刷毛帯3が清掃用シートの長
手方向に対して斜めになるように切断線6を設ければよ
い。
すように、1の刷毛帯3において、基材シートの長手方
向だけでなく、長手方向とクロスする方向においても、
間欠的に刷毛間に空間が存在するものも挙げられる。こ
のような例により、刷毛の毛先の動きがクロスする方法
においても動きやすくなり、ゴミ、ホコリを絡めるとい
った機能がより向上する。図7に示すように、刷毛帯の
間に切断されていない繊維を残すことにより、刷毛で捕
捉したゴミやホコリを未切断繊維の中に取り込むことが
でき、保持機能が向上する。また、図示していないが、
刷毛帯は連続帯でなく、断続的に設けることもできる。
この場合においても、刷毛帯を交互に設ければ、連続帯
の場合と同様に、ゴミやホコリが必ず刷毛帯に衝突し
て、拭き残しが生じない。
縮を有する場合には、毛羽立たせる工程を設けなくて
も、切断線6で切断するのみで自然に刷毛が起毛とな
る。しかしながら、種々の毛羽立て工程によって、刷毛
4をさらに毛羽立ててもよい。その場合は、清掃用シー
トにエアーノズルからエアーを吹き付ける方法、清掃用
シートに機械的な力を与える方法等を用いることができ
る。このように刷毛帯3の刷毛4を毛羽立たせることに
より、ゴミの捕集効果を高めることができ、美観にも優
れたものとなる。
捕捉性や保持性、拭き取り性及び拭き後の清掃面の仕上
がり具合を向上させるために、パラフィン等の鉱物油、
ポリオレフィンの合成油、シリコーン油等の油剤や界面
活性剤等を含有することが好ましい。このような油剤
は、スプレー塗布、転写塗布、含浸等の方法により含有
させることができる。
シートは、隣り合う刷毛帯の刷毛の先端部同士が接触し
ないように構成されているため、刷毛と刷毛との間に適
当な空間が形成され、その空間内にホコリやゴミが取り
込まれ、その取り込まれたホコリ、ゴミが脱落しにくく
なる。また、隣り合う刷毛帯の刷毛先端同士が互いに干
渉し合うことがないので、全ての刷毛及びシートを効率
的に使用することができる。また、シートが床等に押し
当てられた際に、刷毛の根元まで清掃対象物に接するこ
とができ、刷毛の先端から根元まで無駄なく使用するこ
とができる。
拭く方向に対して刷毛帯が傾斜しているため、床等を拭
くときにゴミやホコリが必ず刷毛帯に衝突し、拭き残し
が生じることがない。また、刷毛帯が連続帯でなく、断
続的に設けられている場合においても、刷毛帯を交互に
設ければ、連続帯の場合と同様に、ゴミやホコリは必ず
刷毛帯に衝突し、拭き残しが生じないように拭き取るこ
とができる。また、刷毛が捲縮を有する場合には、刷毛
でゴミを絡め保持するといった機能性が大幅に向上しす
るとともに、シート基材表面の見かけ毛羽数が増加し、
嵩高性、クッション性が向上する。
説明する。 (実施例1)捲縮数を有するポリエチレンとポリエステ
ルの芯鞘構造を有する長繊維フィラメントのトウ(1フ
ィラメント当りのデニールが3デニール、全体で75,
000デニール)をほぐし、約130mmの幅に広げた
後、ポリエステルとポリエチレンからなるスパンボンド
不織布(秤量20g/m2、210mm幅)と接合し
た。接合は、熱溶着シールを用い、図2に示すような長
繊維フィラメントの繊維方向に対し斜めの方向に伸長す
る20mm間隔の溶着線によって溶着し、隣り合う溶着
線間で長繊維フィラメントを切断して、刷毛部を形成し
た。このとき、隣接する刷毛帯の刷毛の先端同士の離間
距離が0mmである清掃用シートを得た。さらに、この
ようにして得られた清掃用シートに、着塵補助剤として
流動パラフィンを主成分とする着塵油剤を清掃用シート
全体の重さに対して5重量%塗布した。
し、隣接する刷毛帯の刷毛の先端同士の離間距離が約5
mmとなるようにしたこと以外は、実施例1と同様にし
て清掃用シートを得た。
同士の離間距離が約10mmとなるようにしたこと以外
は、実施例1と同様にして清掃用シートを得た。
し、毛を起こした後に隣接する刷毛帯の刷毛の先端部同
士の離間距離が約30mmとなるようにしたこと以外
は、実施例2と同様にして清掃用シートを得た。
デニール、51mm)からなる、比較的目を粗く作成し
たスパンレース不織布(秤量50g/m2)に、実施例
1と同じ着塵油剤を塗布し、清掃用シートを製造した。
シートを用い、基材シートを伸長させた状態でトウと接
合したこと以外は、実施例1と同様にして清掃用シート
を製造した。得られた清掃用シートの隣接する刷毛帯の
刷毛の先端同士の距離は約5mm重なっていた。
2において製造した各清掃用シートのダスト拭取性、ダ
スト保持性、根元汚れ性及び前面での拭取性について、
下記評価方法を用い、評価を行なった。
S試験用ダスト7種(関東ローム、細粒)1.5gを試
験用フローリングの上に散布した後、積層シートを掃除
用ホルダーに取り付けて拭き取り、下記の3段階の評価
基準に基づいて評価を行なった。 ○:優れた拭取性を示した。 △:拭き取れる量は少ないが、使用可能である。 ×:ほとんど拭き取れず、実用性に欠ける
にてダストを拭取ったシートを数回上下に振り、振り落
とされたダストの量を測定した。下記の3段階の評価基
準に基づいて評価を行なった。 ○:ほとんど振り落ちることなく、シートにダストが残
った。 △:拭き取ったダストが少し落ちた。 ×:多量のダストが振り落とされた。
1.5gを試験用フローリングの上に散布した後、シー
トを1往復させた。その時、シートの刷毛の根元におけ
るダスト捕捉性を観察し、以下の3段階の評価基準に基
づいて評価を行なった。 ○:根元までしっかりと汚れている。 △:根元もうっすらと汚れている。 ×:根元は真っ白なままで、ほとんど使われていない。
試験において、拭き取った後のシートの汚れ状態を観察
し、下記の3段階の評価基準に基づいて評価を行なっ
た。 ○:シートの全面に、ほぼ均一にダストの汚れが付着し
た。 △:全体が汚れているが、周辺部が濃く汚れている。 ×:周辺部のみ汚れていて、中心部は汚れていない。 これらの評価の結果を表1に示す。
実施例1〜3の清掃用シートでは、全ての評価項目にお
いて優れた結果が得られた。刷毛帯を持たない比較例2
及び刷毛部が接触または重なっている比較例1及び3で
は、評価が劣ったものとなった。
とポリエステルの芯鞘構造を有する長繊維フィラメント
のトウ(1フィラメント当りのデニールが3デニール、
全体で75,000デニール)をほぐし、約130mm
の幅に広げた後、ポリエチレンとポリエステルからなる
スパンボンド不織布(秤量20g/m2、210mm
幅)と接合した。その際、トウの繊維方向はシートを主
に動かす方向(以下、主方向と略記する)に対して垂直
方向に揃えられた。接合は、熱溶着シールを用い、主方
向に対して30度傾斜して伸長する間隔が20mmの溶
着線によって接着し、その溶着線間でトウを溶着線に対
して平行に切断して、刷毛部を形成した。刷毛部の起毛
の長さは、約10mmとし、刷毛部離間距離を5mmと
した。このようにして形成された刷毛部を有するシート
を約300mmの長さにカットして、清掃用シートを製
造した。さらに、このようにして得られた清掃用シート
に、着塵補助剤として流動パラフィンを主成分とする着
塵油剤を清掃用シート全体の重さに対して5重量%塗布
した。
て60度としたこと以外は、実施例5と同様にして清掃
用シートを製造した。
たこと以外は、実施例5と同様にして清掃用シートを製
造した。
方向に伸長する直線としたこと以外は、実施例5と同様
にして清掃用シートを製造した。
デニール、51mm)からなる、比較的目を粗く作成し
たスパンレース不織布(秤量50g/m2)に、実施例
5と同じ着塵油剤を塗布し、清掃用シートを製造した。
3〜5において製造した各清掃用シートのダスト拭取
性、ダスト保持性、拭き残し、及び全面での汚れ取れ性
について、評価を行なった。このうち、ダスト拭取性、
ダスト保持性及び全面での汚れ取れ性については、試験
例1と同様の方法により行なった。拭き残しに関して
は、下記評価基準を用いた。
5gを試験用フローリングの上に散布した後、シートを
1往復させた。その時にフローリング板上に残ったダス
トを観察し、以下の3段階の評価基準を用いて評価を行
なった。 ○:ほとんど拭き取れた。 △:多少残るが、均一に拭き取れた。 ×:スジ状に吹き残し跡が残った。 これらの評価の結果を表2に示す。
刷毛帯が主方向と30度または60度の角度を有する実
施例4及び5においては、全ての試験において優れた結
果が得られた。これに対し、刷毛帯が主方向と同方向ま
たは垂直である比較例3及び4、さらに刷毛帯を持たな
い比較例5においては、評価結果が劣ったものとなっ
た。
の先端部同士が互いに概ね接触しないため、刷毛の根元
まで清掃対象物に接することができ、刷毛の先端から根
元まで無駄なく使用することができる。また、刷毛と刷
毛の間に空間が生まれるため、その空間の中にゴミを取
り込み、保持することができる。また、本発明の清掃用
シートは、刷毛帯が清掃用シートの長手方向に対して傾
斜しているため、使用時に必ずゴミが刷毛帯に衝突し、
拭き残しがない。すなわち、本発明の清掃用シートは、
種々のゴミの捕捉性及び保持性に優れ、しかも見栄えも
良好である。
切断前の状態に切断線を記入した平面図である。
切断前の状態に切断線を記入した平面図である。
す平面図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも一方の表面上に
多数の刷毛帯を有する清掃用シートであって、1の刷毛
帯の刷毛の先端部と隣り合う刷毛帯の刷毛の先端部が概
ね接触しないように、前記刷毛帯が離間して並置されて
おり、前記刷毛帯が基材シートの長手方向に対して斜め
に形成されていることを特徴とする清掃用シート。 - 【請求項2】 刷毛帯の刷毛の長さが5mm〜20mm
であることを特徴とする請求項1記載の清掃用シート。 - 【請求項3】 刷毛の先端間の離間距離が30mm以下
であることを特徴とする請求項1記載の清掃用シート。 - 【請求項4】 基材シートの長手方向に対して斜めに形
成されている前記刷毛帯が、1以上の屈曲点または変曲
点を有することを特徴とする請求項1記載の清掃用シー
ト。 - 【請求項5】 刷毛が捲縮を有するものであることを特
徴とする請求項1記載の清掃用シート。 - 【請求項6】 前記刷毛帯が、基材シート表面上に長繊
維フィラメントをその繊維の流れ方向に間欠的に接合
し、その接合線間で前記長繊維フィラメントを切断する
ことにより得られることを特徴とする請求項1記載の清
掃用シート。 - 【請求項7】 油剤を含有することを特徴とする請求項
1記載の清掃用シート。
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