JPH1094500A - 電気掃除機排気口用外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取り付けた電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機排気口用外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取り付けた電気掃除機Info
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- JPH1094500A JPH1094500A JP25349296A JP25349296A JPH1094500A JP H1094500 A JPH1094500 A JP H1094500A JP 25349296 A JP25349296 A JP 25349296A JP 25349296 A JP25349296 A JP 25349296A JP H1094500 A JPH1094500 A JP H1094500A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既に市販されているあるいは将来市販される
いずれの電気掃除機にも適用可能であって、排気中に含
まれるダストを効率よく低減することが可能でかつ取り
付け時の外観に優れた電気掃除機排気口用外付フィルタ
キット、並びにその取り付け方法及びそれを取り付けた
電気掃除機を提供すること。 【解決手段】 平均孔径が１０〜１００μｍ、見かけ密
度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２００ｇ
/ｍ2である不織布からなり、かつ電気掃除機３の排気口
４を覆うことが可能なフィルタ１と、フィルタ１を、排
気口４の周囲の一部に接合させることが可能な接合部材
２と、からなることを特徴とする、電気掃除機排気口用
外付フィルタキット。
いずれの電気掃除機にも適用可能であって、排気中に含
まれるダストを効率よく低減することが可能でかつ取り
付け時の外観に優れた電気掃除機排気口用外付フィルタ
キット、並びにその取り付け方法及びそれを取り付けた
電気掃除機を提供すること。 【解決手段】 平均孔径が１０〜１００μｍ、見かけ密
度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２００ｇ
/ｍ2である不織布からなり、かつ電気掃除機３の排気口
４を覆うことが可能なフィルタ１と、フィルタ１を、排
気口４の周囲の一部に接合させることが可能な接合部材
２と、からなることを特徴とする、電気掃除機排気口用
外付フィルタキット。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機排気口用
外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取
り付けた電気掃除機に関する。
外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取
り付けた電気掃除機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気掃除機の排気中に含まれるダ
スト（微細塵）を低減するための手段としては、例えば
実開昭６２−１３６９４７号公報に記載されたような、
排気口を設けた蓋の内側に専用フィルタを内蔵したもの
があった。また、他の手段としては、フィルタを備えた
専用アダプターを電気掃除機の排気口に取り付けたもの
があった（例えば実開平１−１５５９５１号公報、実開
昭６１−６４８５８号公報、実開昭５３−１３２７６７
号公報）。
スト（微細塵）を低減するための手段としては、例えば
実開昭６２−１３６９４７号公報に記載されたような、
排気口を設けた蓋の内側に専用フィルタを内蔵したもの
があった。また、他の手段としては、フィルタを備えた
専用アダプターを電気掃除機の排気口に取り付けたもの
があった（例えば実開平１−１５５９５１号公報、実開
昭６１−６４８５８号公報、実開昭５３−１３２７６７
号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の排気中ダストの低減手段はいずれも、前記専用フ
ィルタを内蔵するための構造、あるいは前記専用アダプ
ターを取り付けるための構造を予め設けた電気掃除機に
のみ適用可能なものであり、汎用性がないという問題が
あった。
従来の排気中ダストの低減手段はいずれも、前記専用フ
ィルタを内蔵するための構造、あるいは前記専用アダプ
ターを取り付けるための構造を予め設けた電気掃除機に
のみ適用可能なものであり、汎用性がないという問題が
あった。
【０００４】また従来は、排気がフィルタを通過する際
の圧力損失が大きいと掃除機のモータに対する負荷が高
くなることを考慮し、圧力損失の小さいすなわち見かけ
密度や面密度が小さいフィルタが使用されていた。その
ため従来は、ある程度の捕集能力を達成するためにはフ
ィルタの厚みを大きくする必要があり、排気用フィルタ
の薄型化に限界があった。
の圧力損失が大きいと掃除機のモータに対する負荷が高
くなることを考慮し、圧力損失の小さいすなわち見かけ
密度や面密度が小さいフィルタが使用されていた。その
ため従来は、ある程度の捕集能力を達成するためにはフ
ィルタの厚みを大きくする必要があり、排気用フィルタ
の薄型化に限界があった。
【０００５】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、既に市販されているあるいは
将来市販されるいずれの電気掃除機にも適用可能であっ
て、排気中に含まれるダストを効率よく低減することが
可能でかつ取り付け時の外観に優れた電気掃除機排気口
用外付フィルタキット、並びにその取り付け方法及びそ
れを取り付けた電気掃除機を提供することを目的とす
る。
みてなされたものであり、既に市販されているあるいは
将来市販されるいずれの電気掃除機にも適用可能であっ
て、排気中に含まれるダストを効率よく低減することが
可能でかつ取り付け時の外観に優れた電気掃除機排気口
用外付フィルタキット、並びにその取り付け方法及びそ
れを取り付けた電気掃除機を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、フィルタを接合部材
によって排気口に直接的に外付することとし、しかも従
来は圧力損失が大きいためかかる排気用フィルタには使
用されなかった不織布をそのフィルタとして使用し、か
つそのフィルタを排気口の全周に接合することなく、す
なわち排気口周囲の一部にのみ接合することによって上
記目的が達成されることを見出し、本発明を完成するに
至った。
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、フィルタを接合部材
によって排気口に直接的に外付することとし、しかも従
来は圧力損失が大きいためかかる排気用フィルタには使
用されなかった不織布をそのフィルタとして使用し、か
つそのフィルタを排気口の全周に接合することなく、す
なわち排気口周囲の一部にのみ接合することによって上
記目的が達成されることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【０００７】すなわち、本発明の電気掃除機排気口用外
付フィルタキットは、平均孔径が１０〜１００μｍ、見
かけ密度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２
００ｇ/ｍ2である不織布からなり、かつ電気掃除機の排
気口を覆うことが可能なフィルタと、前記フィルタを、
前記排気口の周囲の一部に接合させることが可能な接合
部材と、からなることを特徴とするものである。
付フィルタキットは、平均孔径が１０〜１００μｍ、見
かけ密度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２
００ｇ/ｍ2である不織布からなり、かつ電気掃除機の排
気口を覆うことが可能なフィルタと、前記フィルタを、
前記排気口の周囲の一部に接合させることが可能な接合
部材と、からなることを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明の電気掃除機排気口用外付フ
ィルタの取り付け方法は、平均孔径が１０〜１００μ
ｍ、見かけ密度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１
０〜２００ｇ/ｍ2である不織布からなるフィルタを、対
象となる電気掃除機の排気口を覆う形状に裁断し、前記
フィルタが前記排気口を覆うように配置し、かつ該フィ
ルタを該排気口の周囲の一部に接合部材によって接合す
る、ことを特徴とする方法である。
ィルタの取り付け方法は、平均孔径が１０〜１００μ
ｍ、見かけ密度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１
０〜２００ｇ/ｍ2である不織布からなるフィルタを、対
象となる電気掃除機の排気口を覆う形状に裁断し、前記
フィルタが前記排気口を覆うように配置し、かつ該フィ
ルタを該排気口の周囲の一部に接合部材によって接合す
る、ことを特徴とする方法である。
【０００９】さらに、本発明の排気口用外付フィルタを
取り付けた電気掃除機は、電気掃除機本体と、平均孔径
が１０〜１００μｍ、見かけ密度が０．０５〜０．５ｇ
/cm3、面密度が１０〜２００ｇ/ｍ2である不織布からな
り、かつ前記電気掃除機の排気口を覆うフィルタと、前
記フィルタを前記排気口の周囲の一部に接合している接
合部材と、を備えることを特徴とするものである。
取り付けた電気掃除機は、電気掃除機本体と、平均孔径
が１０〜１００μｍ、見かけ密度が０．０５〜０．５ｇ
/cm3、面密度が１０〜２００ｇ/ｍ2である不織布からな
り、かつ前記電気掃除機の排気口を覆うフィルタと、前
記フィルタを前記排気口の周囲の一部に接合している接
合部材と、を備えることを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。尚、図面中、
同一又は相当部分には同一符号を付することとする。ま
た、図面中、シート状又はテープ状部材の厚みを拡大し
て記載してある。
好適な実施形態について詳細に説明する。尚、図面中、
同一又は相当部分には同一符号を付することとする。ま
た、図面中、シート状又はテープ状部材の厚みを拡大し
て記載してある。
【００１１】先ず、図１を参照して本発明の電気掃除機
排気口用外付フィルタキットの一形態及びその取り付け
方法について説明する。図１は、本発明の電気掃除機排
気口用外付フィルタキットの一形態を電気掃除機に取り
付ける状態を示す分解斜視図である。本発明の電気掃除
機排気口用外付フィルタキットは、図１に示すように、
フィルタ１と接合部材２とからなるものである。
排気口用外付フィルタキットの一形態及びその取り付け
方法について説明する。図１は、本発明の電気掃除機排
気口用外付フィルタキットの一形態を電気掃除機に取り
付ける状態を示す分解斜視図である。本発明の電気掃除
機排気口用外付フィルタキットは、図１に示すように、
フィルタ１と接合部材２とからなるものである。
【００１２】フィルタ１は、後述するように電気掃除機
本体３の排気口４から排出される排気中のダスト（微細
塵）を捕集する不織布であり、１０〜１００μｍ、好ま
しくは１０〜５０μｍ、の平均孔径を有する。フィルタ
１が平均孔径１０μｍ未満の場合は後述するダストのフ
ィルタへの衝突に起因する捕集が働かないため却って捕
集効率が低下し、他方１００μｍを超える場合には微細
な塵埃はフィルタを貫通してしまうため満足すべき捕集
効率が得られないからである。
本体３の排気口４から排出される排気中のダスト（微細
塵）を捕集する不織布であり、１０〜１００μｍ、好ま
しくは１０〜５０μｍ、の平均孔径を有する。フィルタ
１が平均孔径１０μｍ未満の場合は後述するダストのフ
ィルタへの衝突に起因する捕集が働かないため却って捕
集効率が低下し、他方１００μｍを超える場合には微細
な塵埃はフィルタを貫通してしまうため満足すべき捕集
効率が得られないからである。
【００１３】また、フィルタ１は、０．０５〜０．５ｇ
/cm3、好ましくは０．１〜０．３ｇ/cm3、の見かけ密度
を有し、かつ１０〜２００ｇ/ｍ2、好ましくは１０〜１
００ｇ/ｍ2の面密度（目付）を有する緻密な不織布であ
る。このように見かけ密度が０．０５ｇ/cm3以上でかつ
面密度が１０〜２００ｇ/ｍ2の不織布は、それを通過す
る排気に対する圧力損失が大きいため従来は掃除機の排
気用フィルタには使用されなかった。すなわち、かかる
緻密な不織布の圧力損失は３〜５０mmAq、好ましくは５
〜２０mmAq（処理風速１０cm／秒の条件）であって、か
かる排気用フィルタに従来要求される圧力損失（同条件
下で０．１〜２mmAq）より遥かに高いものである。しか
しながら、後述するようにかかる緻密な不織布からなる
フィルタ１を排気口４の全周に接合することなく、すな
わち排気口４の周囲の一部に接合することによって、排
気が妨げられることなく排気中のダストが効率的に捕集
されることを本発明者は見出したのである。他方、見か
け密度が０．５ｇ/cm3を超えかつ面密度が２００ｇ/ｍ2
を超えると、圧力損失が過度に大きくなって排気中ダス
トの捕集効率（捕集能力）が充分でなくなる。
/cm3、好ましくは０．１〜０．３ｇ/cm3、の見かけ密度
を有し、かつ１０〜２００ｇ/ｍ2、好ましくは１０〜１
００ｇ/ｍ2の面密度（目付）を有する緻密な不織布であ
る。このように見かけ密度が０．０５ｇ/cm3以上でかつ
面密度が１０〜２００ｇ/ｍ2の不織布は、それを通過す
る排気に対する圧力損失が大きいため従来は掃除機の排
気用フィルタには使用されなかった。すなわち、かかる
緻密な不織布の圧力損失は３〜５０mmAq、好ましくは５
〜２０mmAq（処理風速１０cm／秒の条件）であって、か
かる排気用フィルタに従来要求される圧力損失（同条件
下で０．１〜２mmAq）より遥かに高いものである。しか
しながら、後述するようにかかる緻密な不織布からなる
フィルタ１を排気口４の全周に接合することなく、すな
わち排気口４の周囲の一部に接合することによって、排
気が妨げられることなく排気中のダストが効率的に捕集
されることを本発明者は見出したのである。他方、見か
け密度が０．５ｇ/cm3を超えかつ面密度が２００ｇ/ｍ2
を超えると、圧力損失が過度に大きくなって排気中ダス
トの捕集効率（捕集能力）が充分でなくなる。
【００１４】このように、本発明においては緻密な不織
布を使用しているため、フィルタ１は従来より薄いもの
となる。すなわち、フィルタ１の厚みは０．１〜０．８
ｍｍであることが好ましく、０．１〜０．５ｍｍである
ことがより好ましい。なお、フィルタ１の厚みが０．１
ｍｍ未満ではフィルタ強度が不充分となる傾向にある。
布を使用しているため、フィルタ１は従来より薄いもの
となる。すなわち、フィルタ１の厚みは０．１〜０．８
ｍｍであることが好ましく、０．１〜０．５ｍｍである
ことがより好ましい。なお、フィルタ１の厚みが０．１
ｍｍ未満ではフィルタ強度が不充分となる傾向にある。
【００１５】また、フィルタ１は帯電化（エレクトレッ
ト化）されている不織布であることが好ましい。フィル
タ１が帯電化されていると、静電気的な作用によってダ
ストがフィルタ１に吸着されるため、排気中ダストの捕
集効率がより向上する傾向にある。なお、フィルタ１の
分極電荷量としては１×１０-10クーロン／cm2以上が好
ましい。
ト化）されている不織布であることが好ましい。フィル
タ１が帯電化されていると、静電気的な作用によってダ
ストがフィルタ１に吸着されるため、排気中ダストの捕
集効率がより向上する傾向にある。なお、フィルタ１の
分極電荷量としては１×１０-10クーロン／cm2以上が好
ましい。
【００１６】本発明にかかる不織布の材質は特に制限さ
れず、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポ
リアミド系繊維、ポリイミド系繊維、ポリスチレン系繊
維等が適宜使用されるが、フィルタ１を帯電化する場合
はポリオレフィン系繊維が好ましい。また、このような
不織布を構成する繊維の繊維径、繊度、繊維長等は所望
の孔径分布等に応じて適宜選択される。このような不織
布の製造方法としては、メルトブロー法、繊維接着法、
水流絡合法、ニードルパンチ絡合法等が適宜採用され、
特に上述のように緻密な不織布を得る方法としてはメル
トブロー法が好適である。
れず、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポ
リアミド系繊維、ポリイミド系繊維、ポリスチレン系繊
維等が適宜使用されるが、フィルタ１を帯電化する場合
はポリオレフィン系繊維が好ましい。また、このような
不織布を構成する繊維の繊維径、繊度、繊維長等は所望
の孔径分布等に応じて適宜選択される。このような不織
布の製造方法としては、メルトブロー法、繊維接着法、
水流絡合法、ニードルパンチ絡合法等が適宜採用され、
特に上述のように緻密な不織布を得る方法としてはメル
トブロー法が好適である。
【００１７】なお、本発明にかかるフィルタ１は、単一
の不織布であってもよく、複数の不織布の積層体であっ
てもよい。また、フィルタ１は、不織布とネット、織布
等との積層体であってもよく、さらに活性炭のような脱
臭作用を有する物質等との複合体であってもよい。
の不織布であってもよく、複数の不織布の積層体であっ
てもよい。また、フィルタ１は、不織布とネット、織布
等との積層体であってもよく、さらに活性炭のような脱
臭作用を有する物質等との複合体であってもよい。
【００１８】上記本発明にかかるフィルタ１は、対象と
なるべき電気掃除機の排気口を覆うことができる必要が
あり、対象となるべき排気口の大きさに応じてフィルタ
１の大きさは適宜選択される。但し、後述するようにフ
ィルタ１は裁断可能であることから、フィルタ１の大き
さは対象となるべき排気口の大きさに厳密に対応する必
要はなく、かかる排気口より大きければよい（対象とな
るべき排気口が複数ある場合は、最も大きいものより大
きければよい）。また、対象となるべき排気口の大きさ
に応じて、フィルタ１に予めミシン目を設けておいても
よい。
なるべき電気掃除機の排気口を覆うことができる必要が
あり、対象となるべき排気口の大きさに応じてフィルタ
１の大きさは適宜選択される。但し、後述するようにフ
ィルタ１は裁断可能であることから、フィルタ１の大き
さは対象となるべき排気口の大きさに厳密に対応する必
要はなく、かかる排気口より大きければよい（対象とな
るべき排気口が複数ある場合は、最も大きいものより大
きければよい）。また、対象となるべき排気口の大きさ
に応じて、フィルタ１に予めミシン目を設けておいても
よい。
【００１９】上記フィルタ１と共に本発明の外付フィル
タキットを構成する接合部材２は、フィルタ１を対象と
なるべき排気口に接合させるものであり、図１において
は両面粘着テープが使用されている。但し、接合部材２
は両面粘着テープのような粘着テープには限定されず、
図２に示すような面ファスナであってもよく、あるいは
粘着剤、クリップ式固定具等、あるいはこれらを組み合
わせたものであってもよい。なお、面ファスナの雄材
（フック側）が使用するフィルタ１に係合可能な場合
は、図２に示すように面ファスナの雄材のみを用いても
よい。また、接合部材２として粘着剤を使用する場合
は、粘着剤をフィルタ１の外周部に予め塗布しておいて
もよい。
タキットを構成する接合部材２は、フィルタ１を対象と
なるべき排気口に接合させるものであり、図１において
は両面粘着テープが使用されている。但し、接合部材２
は両面粘着テープのような粘着テープには限定されず、
図２に示すような面ファスナであってもよく、あるいは
粘着剤、クリップ式固定具等、あるいはこれらを組み合
わせたものであってもよい。なお、面ファスナの雄材
（フック側）が使用するフィルタ１に係合可能な場合
は、図２に示すように面ファスナの雄材のみを用いても
よい。また、接合部材２として粘着剤を使用する場合
は、粘着剤をフィルタ１の外周部に予め塗布しておいて
もよい。
【００２０】上記本発明にかかる接合部材２は、フィル
タ１を排気口４の周囲の一部に接合させることができる
必要があり、その長さ及び幅（粘着剤の場合は塗布領域
の長さ及び幅）は対象となるべき排気口の大きさ等に応
じて適宜選択される。但し、接合部材２が裁断可能であ
る場合は、その長さは必要な長さよりも長ければよい。
また、接合部材２に予めミシン目を設けておいてもよ
い。
タ１を排気口４の周囲の一部に接合させることができる
必要があり、その長さ及び幅（粘着剤の場合は塗布領域
の長さ及び幅）は対象となるべき排気口の大きさ等に応
じて適宜選択される。但し、接合部材２が裁断可能であ
る場合は、その長さは必要な長さよりも長ければよい。
また、接合部材２に予めミシン目を設けておいてもよ
い。
【００２１】また、接合部材２は、フィルタ１が排気の
風圧によって剥がれない程度であって、かつフィルタ１
の交換が可能なように手や道具によって剥がすことがで
きる程度の接合力でフィルタ１を排気口４に接合する必
要がある。すなわち、接合部材２の接合力は、使用する
フィルタ１や対象となる排気口４に応じて上記条件を満
たすように適宜選択される。
風圧によって剥がれない程度であって、かつフィルタ１
の交換が可能なように手や道具によって剥がすことがで
きる程度の接合力でフィルタ１を排気口４に接合する必
要がある。すなわち、接合部材２の接合力は、使用する
フィルタ１や対象となる排気口４に応じて上記条件を満
たすように適宜選択される。
【００２２】次に、図１及び図３を参照して本発明の電
気掃除機排気口用外付フィルタの取り付け方法について
説明する。
気掃除機排気口用外付フィルタの取り付け方法について
説明する。
【００２３】本発明においては、先ず、フィルタ１を対
象となる電気掃除機３の排気口４を覆うことができる形
状に裁断する。なお、裁断するまでもなくフィルタ１が
排気口４に対応する形状である場合は、かかる裁断は必
要ないことは言うまでもない。また、接合部材２も必要
に応じて所定長さに裁断する。
象となる電気掃除機３の排気口４を覆うことができる形
状に裁断する。なお、裁断するまでもなくフィルタ１が
排気口４に対応する形状である場合は、かかる裁断は必
要ないことは言うまでもない。また、接合部材２も必要
に応じて所定長さに裁断する。
【００２４】そして、図１に示すように、接合部材２の
剥離紙５を剥がして接合部材２をフィルタ１の外周部の
一部に貼着し、次いでフィルタ１が排気口４を覆うよう
にして接合部材２を排気口４の周囲の一部に貼着する
（図３）。なお、接合部材２を貼着する順番は特に制限
されず、先ず接合部材２を排気口４の周囲に貼着した後
にフィルタ１を接合部材２に貼着するようにしてもよ
い。
剥離紙５を剥がして接合部材２をフィルタ１の外周部の
一部に貼着し、次いでフィルタ１が排気口４を覆うよう
にして接合部材２を排気口４の周囲の一部に貼着する
（図３）。なお、接合部材２を貼着する順番は特に制限
されず、先ず接合部材２を排気口４の周囲に貼着した後
にフィルタ１を接合部材２に貼着するようにしてもよ
い。
【００２５】このように、本発明の取り付け方法におい
ては、フィルタ１を排気口４の全周には接合しないで、
図３に示すように排気口４の周囲とフィルタ１との間の
一部に非接合領域６を設けるようにする。なお、図１及
び図３においては接合部材２（接合領域）を排気口４の
外周の上辺及び下辺に配置しているが、接合部材２の位
置は図示された位置に限定されるものではなく、接合部
材２を排気口４の外周上に断続的に配置してもよい。但
し、フィルタ１が排気によってばたつかないように、接
合部材２の位置及び接合領域に対する非接合領域の比率
が適宜選択される。また、排気時におけるフィルタ１と
排気口４との間の間隔は最大に離れる部分で１０mm以下
程度になるようにすることが好ましい。従って、フィル
タ１は排気風圧によって必要以上に伸びない素材である
ことが望ましい。
ては、フィルタ１を排気口４の全周には接合しないで、
図３に示すように排気口４の周囲とフィルタ１との間の
一部に非接合領域６を設けるようにする。なお、図１及
び図３においては接合部材２（接合領域）を排気口４の
外周の上辺及び下辺に配置しているが、接合部材２の位
置は図示された位置に限定されるものではなく、接合部
材２を排気口４の外周上に断続的に配置してもよい。但
し、フィルタ１が排気によってばたつかないように、接
合部材２の位置及び接合領域に対する非接合領域の比率
が適宜選択される。また、排気時におけるフィルタ１と
排気口４との間の間隔は最大に離れる部分で１０mm以下
程度になるようにすることが好ましい。従って、フィル
タ１は排気風圧によって必要以上に伸びない素材である
ことが望ましい。
【００２６】次に、図３及び図４を参照して本発明の排
気口用外付フィルタを取り付けた電気掃除機の一形態に
ついて説明する。
気口用外付フィルタを取り付けた電気掃除機の一形態に
ついて説明する。
【００２７】本発明の排気口用外付フィルタは、既に市
販されているあるいは将来市販されるいずれの電気掃除
機にも簡便に装着可能であって、例えば図４に示すよう
にモータ３１に接続されたファン３２によって空気を吸
引し、主フィルタ３３（紙フィルタ）及び内蔵フィルタ
３４（スポンジなど）を介して排気口４から排出する電
気掃除機本体３に適用される。そして、本発明の電気掃
除機においては、前述のように、フィルタ１が排気口４
を覆うようにして排気口４の周囲の一部に接合部材２に
よって接合されている。
販されているあるいは将来市販されるいずれの電気掃除
機にも簡便に装着可能であって、例えば図４に示すよう
にモータ３１に接続されたファン３２によって空気を吸
引し、主フィルタ３３（紙フィルタ）及び内蔵フィルタ
３４（スポンジなど）を介して排気口４から排出する電
気掃除機本体３に適用される。そして、本発明の電気掃
除機においては、前述のように、フィルタ１が排気口４
を覆うようにして排気口４の周囲の一部に接合部材２に
よって接合されている。
【００２８】このような本発明の電気掃除機において
は、フィルタ１が前述のように緻密な不織布であるた
め、フィルタ１による圧力損失が大きい。しかしなが
ら、本発明の電気掃除機においては、フィルタ１が排気
口４の全周には接合されていない、すなわち排気口４の
周囲とフィルタ１との間の一部に非接合領域６が設けら
れている（図３）。したがって、排気口４から排出され
た排気の一部７ａはフィルタ１を通過するものの、残り
７ｂは非接合領域６から排出されるため、排気が妨げら
れることはなく、モータ３１に過度の負荷が加えられる
こともない。
は、フィルタ１が前述のように緻密な不織布であるた
め、フィルタ１による圧力損失が大きい。しかしなが
ら、本発明の電気掃除機においては、フィルタ１が排気
口４の全周には接合されていない、すなわち排気口４の
周囲とフィルタ１との間の一部に非接合領域６が設けら
れている（図３）。したがって、排気口４から排出され
た排気の一部７ａはフィルタ１を通過するものの、残り
７ｂは非接合領域６から排出されるため、排気が妨げら
れることはなく、モータ３１に過度の負荷が加えられる
こともない。
【００２９】しかも、電気掃除機からの排気風速は比較
的速い（通常３〜８ｍ／秒）ことから、排気は全て一時
的にフィルタ１に衝突し、その際に排気中のダストはフ
ィルタ１に捕集される。したがって、フィルタ１を通過
する排気７ａ中のダストのみならず、非接合領域６から
排出される排気７ｂ中のダストもフィルタ１によって効
率よく捕集されることとなる。
的速い（通常３〜８ｍ／秒）ことから、排気は全て一時
的にフィルタ１に衝突し、その際に排気中のダストはフ
ィルタ１に捕集される。したがって、フィルタ１を通過
する排気７ａ中のダストのみならず、非接合領域６から
排出される排気７ｂ中のダストもフィルタ１によって効
率よく捕集されることとなる。
【００３０】加えて、本発明にかかるフィルタ１は前述
のように非常に薄いことから、フィルタ１を取り付けて
も排気口４周辺は突出せず、本発明の排気口用外付フィ
ルタを取り付けた電気掃除機は外観的にも優れている。
のように非常に薄いことから、フィルタ１を取り付けて
も排気口４周辺は突出せず、本発明の排気口用外付フィ
ルタを取り付けた電気掃除機は外観的にも優れている。
【００３１】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば、上記においては本発明を一般的な
家庭用電気掃除機に適用した形態について説明したが、
本発明が適用可能な電気掃除機は上記タイプのものには
制限されず、図５及び図６に示すようなタイプの電気掃
除機にも適用することができる。
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば、上記においては本発明を一般的な
家庭用電気掃除機に適用した形態について説明したが、
本発明が適用可能な電気掃除機は上記タイプのものには
制限されず、図５及び図６に示すようなタイプの電気掃
除機にも適用することができる。
【００３２】
【実施例】 下記の不織布： 材質：ポリプロピレン繊維 製法：メルトブロー法 平均孔径：２０μｍ 見かけ密度：０．１７ｇ/cm3 面密度：５０ｇ/ｍ2 厚さ：０．３mm 帯電化処理：有（分極電荷量：４×１０-10クーロン／c
m2） 圧力損失：１０〜１５mmAq（処理風速１０cm／秒条件） を裁断して縦１３０mm、横２００mmのフィルタ１を得
た。
m2） 圧力損失：１０〜１５mmAq（処理風速１０cm／秒条件） を裁断して縦１３０mm、横２００mmのフィルタ１を得
た。
【００３３】そして、上記フィルタ１を両面粘着テープ
２（長さ１８０mm、幅２５mm）によって図１に示すよう
に電気掃除機３の排気口４（縦７０mm、横１４０mm）の
周囲に接合し、図３及び図４に示す電気掃除機（３５０
Ｗ）を得た。
２（長さ１８０mm、幅２５mm）によって図１に示すよう
に電気掃除機３の排気口４（縦７０mm、横１４０mm）の
周囲に接合し、図３及び図４に示す電気掃除機（３５０
Ｗ）を得た。
【００３４】この電気掃除機を運転し、排気（風速：５
ｍ／秒）中ダストのフィルタ１による捕集率を測定した
ところ、排気中ダスト（粒子径：０．３〜０．５μｍ）
の量はフィルタ１によって約１／４に減少した。
ｍ／秒）中ダストのフィルタ１による捕集率を測定した
ところ、排気中ダスト（粒子径：０．３〜０．５μｍ）
の量はフィルタ１によって約１／４に減少した。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既に市販されているあるいは将来市販されるいずれの電
気掃除機にも、排気中に含まれるダストが効率よく低減
されかつ装着時における外観にも優れた排気口用外付フ
ィルタを簡便に装着することが可能となる。したがっ
て、本発明によれば、排気中に含まれるダストが極めて
少なくかつ外観にも優れた、排気口用外付フィルタ付き
電気掃除機を得ることが可能となる。
既に市販されているあるいは将来市販されるいずれの電
気掃除機にも、排気中に含まれるダストが効率よく低減
されかつ装着時における外観にも優れた排気口用外付フ
ィルタを簡便に装着することが可能となる。したがっ
て、本発明によれば、排気中に含まれるダストが極めて
少なくかつ外観にも優れた、排気口用外付フィルタ付き
電気掃除機を得ることが可能となる。
【図１】 本発明の排気口用外付フィルタキットの一態
様を電気掃除機に取り付ける状態を示す分解斜視図であ
る。
様を電気掃除機に取り付ける状態を示す分解斜視図であ
る。
【図２】 本発明の排気口用外付フィルタキットの他の
態様を電気掃除機に取り付ける状態を示す分解斜視図で
ある。
態様を電気掃除機に取り付ける状態を示す分解斜視図で
ある。
【図３】 図１に示す排気口用外付フィルタを取り付け
た電気掃除機の排気口周辺を示す斜視図である。
た電気掃除機の排気口周辺を示す斜視図である。
【図４】 図１に示す排気口用外付フィルタを取り付け
た電気掃除機の一部切り欠き断面図である。
た電気掃除機の一部切り欠き断面図である。
【図５】 本発明の排気口用外付フィルタを取り付けた
電気掃除機の他の態様を示す斜視図である。
電気掃除機の他の態様を示す斜視図である。
【図６】 本発明の排気口用外付フィルタを取り付けた
電気掃除機の更に他の態様を示す斜視図である。
電気掃除機の更に他の態様を示す斜視図である。
１…フィルタ、２…接合部材、３…電気掃除機本体、４
…排気口、５…剥離紙、６…非接合領域、７ａ，７ｂ…
排気、３１…モータ、３２…ファン、３３…主フィル
タ、３４…内蔵フィルタ。
…排気口、５…剥離紙、６…非接合領域、７ａ，７ｂ…
排気、３１…モータ、３２…ファン、３３…主フィル
タ、３４…内蔵フィルタ。
Claims (9)
- 【請求項１】 平均孔径が１０〜１００μｍ、見かけ密
度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２００ｇ
/ｍ2である不織布からなり、かつ電気掃除機の排気口を
覆うことが可能なフィルタと、 前記フィルタを、前記排気口の周囲の一部に接合させる
ことが可能な接合部材と、からなることを特徴とする、
電気掃除機排気口用外付フィルタキット。 - 【請求項２】 前記フィルタが、０．１〜０．８ｍｍの
厚みを有しかつ帯電化されていることを特徴とする、請
求項１に記載のキット。 - 【請求項３】 前記接合部材が、粘着テープ、粘着剤、
面ファスナ及びクリップ式固定具からなる群から選択さ
れる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項１
又は２に記載のキット。 - 【請求項４】 平均孔径が１０〜１００μｍ、見かけ密
度が０．０５〜０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２００ｇ
/ｍ2である不織布からなるフィルタを、対象となる電気
掃除機の排気口を覆う形状に裁断し、 前記フィルタが前記排気口を覆うように配置し、かつ該
フィルタを該排気口の周囲の一部に接合部材によって接
合する、ことを特徴とする、電気掃除機排気口用外付フ
ィルタの取り付け方法。 - 【請求項５】 前記フィルタが、０．１〜０．８ｍｍの
厚みを有しかつ帯電化されていることを特徴とする、請
求項４に記載の方法。 - 【請求項６】 前記接合部材が、粘着テープ、粘着剤、
面ファスナ及びクリップ式固定具からなる群から選択さ
れる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項４
又は５に記載の方法。 - 【請求項７】 電気掃除機本体と、 平均孔径が１０〜１００μｍ、見かけ密度が０．０５〜
０．５ｇ/cm3、面密度が１０〜２００ｇ/ｍ2である不織
布からなり、かつ前記電気掃除機の排気口を覆うフィル
タと、 前記フィルタを前記排気口の周囲の一部に接合している
接合部材と、を備えることを特徴とする、排気口用外付
フィルタを取り付けた電気掃除機。 - 【請求項８】 前記フィルタが、０．１〜０．８ｍｍの
厚みを有しかつ帯電化されていることを特徴とする、請
求項７に記載の電気掃除機。 - 【請求項９】 前記接合部材が、粘着テープ、粘着剤、
面ファスナ及びクリップ式固定具からなる群から選択さ
れる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項７
又は８に記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25349296A JPH1094500A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 電気掃除機排気口用外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取り付けた電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25349296A JPH1094500A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 電気掃除機排気口用外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取り付けた電気掃除機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1094500A true JPH1094500A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17252137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25349296A Pending JPH1094500A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 電気掃除機排気口用外付フィルタキット、その取り付け方法、及びそれを取り付けた電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1094500A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004114044A (ja) * | 2000-07-14 | 2004-04-15 | Toyo Aluminium Foil Products Kk | フィルター |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25349296A patent/JPH1094500A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004114044A (ja) * | 2000-07-14 | 2004-04-15 | Toyo Aluminium Foil Products Kk | フィルター |
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