JPH0544048U - 乾式ダストクリーナ - Google Patents

乾式ダストクリーナ

Info

Publication number
JPH0544048U
JPH0544048U JP11135791U JP11135791U JPH0544048U JP H0544048 U JPH0544048 U JP H0544048U JP 11135791 U JP11135791 U JP 11135791U JP 11135791 U JP11135791 U JP 11135791U JP H0544048 U JPH0544048 U JP H0544048U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
cleaning
dust
holder
cleaning cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11135791U
Other languages
English (en)
Inventor
信男 山本
清之 竹迫
満 晴▲まき▼
Original Assignee
日本メデイカルプロダクツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本メデイカルプロダクツ株式会社 filed Critical 日本メデイカルプロダクツ株式会社
Priority to JP11135791U priority Critical patent/JPH0544048U/ja
Publication of JPH0544048U publication Critical patent/JPH0544048U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーンルーム内における微細粒子の帯電さ
れた塵埃を付着させて除去し、清掃するようにする。 【構成】 メルトブロー法によって形成され、エレクト
レット化された不織布製の清掃布2と、スパンボンド法
によって形成されたスパンボンド不織布製の補強布3と
を二重構造にして積層する。積層した両者2,3をエン
ボス加工、超音波溶着加工等の結合手段によってクロス
体1として一体化する。このクロス体1は、ホルダーの
ホルダー部に付設装着し、清掃布2側を表面として被清
掃面に当接するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として、クリーンルーム内における微細粒子の帯電した塵埃を 付着させることで除去でき、清掃するようにした乾式ダストクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
医薬品、半導体装置、精密機器等の製造に際しては、空気中の微細な塵埃とい えども製品の歩留まり等に大きく影響するから、これらの製造では、空気中の塵 埃を一定限度にまで制御規制するものとしたクリーンルーム内で行なわれている 。このクリーンルーム内では、使用する機器、器具が高度に清浄化されているこ とはもとより、作業者自身も清浄に維持された極めてクリーンな作業衣を着用す るものとされている。
【0003】 そればかりでなく、その作業環境のクリーン度に大きな影響を与える床面にも 細かな塵埃の付着がないように常時清掃され、極めて厳格な条件の下での清浄度 を維持させるものとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、クリーンルーム内の作業環境の空気中に浮遊する塵埃は、エアフイ ルター装置等によって捕捉、集塵されることはあっても、床面に付着した塵埃は 、吸引式の真空掃除機、床モップ等によって吸引、除去されるものとなっている にもかかわらず、これらによっては十分な除去効果が得られないものであった。
【0005】 すなわち、真空掃除機によるとしても、その吸塵効率はそれほど大きくはなく 、床モップによるものは、床面上で塵埃を単に移動させるにすぎず、いずれにし ても微細な粒子の塵埃の除去は極めて困難であった。特に、床面に付着している 微細粒子の塵埃は、そのほとんどが電荷的に帯電した状態であるために、その強 制的な吸塵作用、付着剥離作用によっては全く除去できていないことが判明した ものである。
【0006】 こうした点から、エレクトレット化繊維製の清掃布を使用し、その電石作用に よって塵埃を付着し、除去させることが提案されている。この清掃布は、エレク トレット化された繊維を不織布状に形成したものであるために、床面との接触使 用中に形成繊維がほつれてバラバラになることが多く、かえって塵埃を生じさせ る欠点があった。
【0007】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、清掃使用中におけるほつれその他がなく、新たな塵埃を発生させることなく、 帯電状態で床面等に付着している微細粒子である塵埃を確実に除去し、しかも、 乾式形態で使用できてその後の清掃液等の除去の必要がなく、取扱いが容易な乾 式ダストクリーナを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、メルトブロー法によって 形成され、エレクトレット化された不織布製の清掃布2と、スパンボンド法によ って形成されたスパンボンド不織布製の補強布3とを二重構造に積層し、積層し た両者2,3を結合手段によってクロス体1として一体化したことを特徴とする 。
【0009】 また、メルトブロー法によって形成され、エレクトレット化された不織布製の 清掃布2に、スパンボンド法によって形成されたスパンボンド不織布製の補強布 3を積層し、結合手段によって一体化したクロス体1を、被清掃面に当接される 底面に付設装着したホルダー部11と、このホルダー部11を操作するハンドル 部15とを備えたホルダー10から成ることを特徴とする。
【0010】
【作用】
この考案に係る乾式ダストクリーナにあっては、清掃すべき床面等の上で、清 掃布2表面を被清掃面に当接させて滑らせることで、被清掃面に付着の帯電状態 の微細粒子の塵埃は、エレクトレット化された清掃布2に捕捉される。これは、 清掃布2が有する表面における電荷が、プラスあるいはマイナスに帯電されてい る塵埃を静電作用によって付着させるからであり、清掃布2を形成している超極 細な繊維中に保持する。
【0011】 清掃布2と結合手段によって一体化している補強布3は、清掃布2を補強し、 これを形成している細かな繊維材料の離反、ほつれを阻止し、塵埃の付着性をそ のまま維持させ、自己発塵性を防止させる。
【0012】 ホルダー10は、クロス体1を展開状態のままで保持させ、塵埃の捕捉付着作 用を十分に維持させ、また、クロス体1の交換によって連続的に作業を続行させ る。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明するに、図において示される 符号1はクロス体であり、このクロス体1は、メルトブロー法によって形成され 、エレクトレット化された不織布製の清掃布2と、スパンボンド法によって形成 されたスパンボンド不織布製の補強布3との二重構造に積層され、積層された両 者2,3をエンボス加工、超音波溶着加工等の結合手段によって一体化したもの である。
【0014】 清掃布2は、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリエチレン等の 熱可塑性樹脂にて形成された極めて細い繊維、例えば平均繊維径が2μ程度であ る繊維材料によってウエブを形成し、コロナ放電、プラズマ放電等によってエレ クトレット化したものである。その表面電荷は、0.6nq/cm程度のもの としてあり、床面等の被清掃面に付着した帯電粒子の塵埃等を捕捉するものとし てある。
【0015】 補強布3は、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等の溶解可能な繊維材 料によってウエブ状に形成されたもので、メルトブロー法によって形成された清 掃布2が機械的強度に弱く、単繊維強度が低いために生じる清掃布2自体の繊維 切断を補強するものとなっている。
【0016】 清掃布2、補強布3両者を一体化させるエンボス加工は、少なくともいずれか 一方が加熱されている一対のロール相互間に、積層状態の両者2,3を押圧力を 付与して通過させるときに、ロール表面に形成されている適宜な凸模様によって 一体化させるものである。
【0017】 また、清掃布2、補強布3両者を一体化させる超音波溶着加工は、その溶着線 が適宜配列形状を呈するようにして形成してあり、例えばX字形の溶着線を連続 させたものである。この連続線は、清掃布2、補強布3の対して斜め方向で、あ るいは斜め、縦横に交差させたものとする等任意に設定でき、清掃布2、補強布 3の周囲のみならず、全面に亙っても形成することができる。また、この超音波 溶着加工による結合手段は、清掃布2、補強布3両者を、破断から有効に防止し て部分的にでも補強し、また、塵埃の捕捉、保持を一層強力にしている。
【0018】 もとより、この結合手段は、エンボス加工、超音波溶着加工のいずれか一方、 あるいは両方法を併用でき、更には、エンボス加工、超音波溶着加工等による場 合のみならず、その他の適宜な方法によるものであってもよいものである。
【0019】 また、このクロス体1は、図2に示すホルダー10に装着支持され、床面等に 清掃布2表面が接触させられながらワイピング作業が行なわれる。このためのホ ルダー10は、例えばクロス体1を底面に展開状態で支持固定する支持手段12 を有するホルダー部11と、このホルダー部11上面に揺動自在に連繋されて、 ホルダー部11を操作するハンドル部15とから成る。
【0020】 ホルダー部11は、清掃すべき床面等に当接する平滑な底面を有し、支持手段 12は、底面に当接される展開状態のクロス体1の周囲を立ち上げ状に折り込み 、その折り込み部分を挟着するものとしてある。この支持手段12は、例えば、 ノブ13の操作によって、グリップ14をホルダー部11本体両側面に対し進退 させ、グリップ14とホルダー部11本体両側面との間でクロス体1の折り込み 部分を挟着させるものとして構成する。
【0021】 ハンドル部15は、清掃作業者が立ったままの姿勢で清掃作業が行なえるよう に、長いポール状に形成されており、その下端でホルダー部11上面に、前後方 向への起伏操作が円滑に行なえるように揺動自在に、また、方向転換が行なえる ように回動自在にして連繋構成する。
【0022】 次に、この考案クリーナの使用の一例を説明するに、例えば、ホルダー10に おけるホルダー部11底面に支持手段12を介して、清掃布2が表面側に位置さ れるようにした展開状態でクロス体1を支持固定し、清掃すべき床面上を滑らせ るものである。すると、クロス体1における清掃布2は、エレクトレット化され ていることで、床面上にプラスあるいはマイナスの帯電状態で付着している細か な塵埃を静電作用で付着させ、その内部に保持する。
【0023】 また、クロス体1においての補強布3は、清掃布2を補強し、これを形成して いる細かな繊維材料の離反、ほつれを阻止し、塵埃の付着性をそのまま維持させ る。
【0024】 ホルダー10は、クロス体1の展開状態を保持させたままとして、その塵埃の 捕捉付着作用を十分に維持させ、清掃作業を円滑にさせ、また、清掃除去に伴な いクロス体1が汚染されたときには、クロス体1を交換して作業を続行する。
【0025】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されており、これがため、清掃使用中におけるク ロス体1自体のほつれその他がなく、新たな塵埃を発生させず、帯電状態で床面 等に付着している微細粒子である塵埃を確実に除去できるのであり、しかも、乾 式形態で使用できるから、その後の清掃液等の除去の必要がなく、取扱いが容易 なものである。
【0026】 すなわち、これは、この考案において、被清掃面を清掃するクロス体1として 、メルトブロー法によって形成され、エレクトレット化された不織布製の清掃布 2に、スパンボンド法によって形成されたスパンボンド不織布製の補強布3を積 層し、結合手段によって一体化したものとしたからであり、補強布3が清掃布2 を補強し、細かな繊維材料の離反、ほつれを阻止し、自己発塵性を防止させてい るからである。
【0027】 また、このクロス体1を付設装着させるホルダー部11と、このホルダー部1 1を操作するハンドル部15とを備えたホルダー10は、クロス体1自体の被清 掃面に対するワイピング作用を確実にし、作業性を向上させ、清掃作業を極めて 円滑に行なわせるものである。
【0028】 しかも、クロス体1における清掃布2は、被清掃面に当接させて滑らせられる ことで、被清掃面に付着の帯電状態の微細粒子の塵埃を捕捉するのであり、一旦 捕捉すると、清掃布2表面における電荷は、プラスあるいはマイナスに帯電され ている塵埃を静電作用によって付着させ、清掃布2を形成している超極細な繊維 中に保持し、これを逃散させることがないのである。
【0029】 この考案に係るクロス体1を使用しての捕集効率は、塵埃のほぼ98%に達し 、極めて有効なことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠斜視図である。
【図2】ホルダーとの使用状態の一例における斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 クロス体 2 清掃布 3 補強布 10 ホルダー 11 ホルダー
部 12 支持手段 13 ノブ 14 グリップ 15 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 10/00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルトブロー法によって形成され、エレ
    クトレット化された不織布製の清掃布と、スパンボンド
    法によって形成されたスパンボンド不織布製の補強布と
    を二重構造に積層し、積層した両者を結合手段によって
    クロス体として一体化したことを特徴とする乾式ダスト
    クリーナ。
  2. 【請求項2】 メルトブロー法によって形成され、エレ
    クトレット化された不織布製の清掃布に、スパンボンド
    法によって形成されたスパンボンド不織布製の補強布を
    積層し、結合手段によって一体化したクロス体を、被清
    掃面に当接される底面に付設装着したホルダー部と、こ
    のホルダー部を操作するハンドル部とを備えたホルダー
    から成ることを特徴とする乾式ダストクリーナ。
JP11135791U 1991-11-22 1991-11-22 乾式ダストクリーナ Pending JPH0544048U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135791U JPH0544048U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 乾式ダストクリーナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135791U JPH0544048U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 乾式ダストクリーナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544048U true JPH0544048U (ja) 1993-06-15

Family

ID=14559147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11135791U Pending JPH0544048U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 乾式ダストクリーナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544048U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028595A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Nitto Denko Corp クリーニングシ―ト、及びこれを用いた基板処理装置のクリーニング方法
WO2009037948A1 (ja) * 2007-09-18 2009-03-26 Nippon Oil Corporation ワイピングクロス及びワイピング方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156396A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 東芝ライテック株式会社 誘導灯用信号装置
JPS61181510A (ja) * 1985-02-06 1986-08-14 Toray Ind Inc 吸塵ワイパー
JPS63132625A (ja) * 1986-11-21 1988-06-04 日本バイリーン株式会社 ワイピングクロス
JPH0226972A (ja) * 1988-03-18 1990-01-29 Kimberly Clark Corp 不織り繊維状流体からみ合い非弾性コンフォーム材料及びその形成法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156396A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 東芝ライテック株式会社 誘導灯用信号装置
JPS61181510A (ja) * 1985-02-06 1986-08-14 Toray Ind Inc 吸塵ワイパー
JPS63132625A (ja) * 1986-11-21 1988-06-04 日本バイリーン株式会社 ワイピングクロス
JPH0226972A (ja) * 1988-03-18 1990-01-29 Kimberly Clark Corp 不織り繊維状流体からみ合い非弾性コンフォーム材料及びその形成法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028595A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Nitto Denko Corp クリーニングシ―ト、及びこれを用いた基板処理装置のクリーニング方法
WO2009037948A1 (ja) * 2007-09-18 2009-03-26 Nippon Oil Corporation ワイピングクロス及びワイピング方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2688690B1 (en) Active electroadhesive cleaning
JP4602066B2 (ja) 清掃用物品
KR950000806B1 (ko) 교체 가능한 진공소제기용 필터
WO2009123129A1 (ja) 清掃用具、清掃体
TWI617275B (zh) Sweeping tool
US20050132518A1 (en) Cleaning tool for removing larger and smaller sized particles
JP5464957B2 (ja) 清掃用シート
JPH0544048U (ja) 乾式ダストクリーナ
JP2889731B2 (ja) 研磨用シート及びその製造方法
WO2007139166A1 (ja) 清掃体及び清掃用具
US20050204503A1 (en) Filtered wringer
JP2868628B2 (ja) 掃除用シート及びその製造方法
JP2889730B2 (ja) 掃除用シート及びその製造方法
JPH08199466A (ja) 無塵衣用交換布
JPH06240551A (ja) 吸塵性不織布及びモップ
JPH1060761A (ja) 清掃用シート
JP2864726B2 (ja) はたき
WO2013187310A1 (ja) 清掃シートおよび清掃用具
JP5424683B2 (ja) 清掃用シート
TW201729751A (zh) 清掃用具
KR20150116819A (ko) 청소 용구
JPS5849287B2 (ja) 電気掃除機のフイルタ
JPH10234631A (ja) 電気掃除機用フィルターパック
JP2015204994A (ja) 掃除道具と掃除方法
JPS6057847B2 (ja) 電気掃除機のフイルタ