JP2868628B2 - 掃除用シート及びその製造方法 - Google Patents

掃除用シート及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用あるいは家庭用
として用いられる使い捨てタイプの掃除用シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の掃除用シートとしては、織布、不
織布等を用いた雑巾、化学雑巾等からなる単純なシート
状のもの、あるいはモップのように糸状のものを束ねた
もの等があり、これらシート状のものあるいは糸状のも
のを束ねたもの等は、乾いた状態であるいは濡らした状
態で掃除に用いられる。また、これら掃除用シートは、
家庭用、事務所、店舗、ビル、工場等に業務用として用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
掃除用シートは、濡らした状態で用いると手が汚れた
り、家具等の調度品の表面に汚れた水が残るとそれを空
拭きする必要があり、また、乾いた状態で用いると捕集
された塵埃が掃除中に掃除用シートから離散しやすいと
いう課題があった。
【0004】また、化学雑巾は、繊維集合体に油剤を付
与させることによって、上記課題を解決したものである
が、このような化学雑巾は、掃除中に油剤が付着して被
掃除面を変質、変色させ、更には、油剤が手に付着する
などの課題があった。
【0005】また、特開昭56−38374号公報に
は、掃除面に付着する油剤の量を抑制した化学雑巾が、
また、特開昭59−129285号公報には繊維全体に
渡って一様且つ効率的に含油処理をすることによって油
剤の吸着ムラを防止した化学雑巾がそれぞれ開示されて
いるが、これらの化学雑巾は、細かな塵埃等の除去には
効力を発揮するが、比較的大きなゴミを除去することが
できないという課題があり、汎用性に乏しいという課題
があった。
【0006】また、特開昭53−144156号公報に
は、モップコードとモップコードとの間に大きなゴミを
取り込んで除去する化学モップが開示されているが、こ
のような化学モップは、モップコードが完全に支持され
ていないため、モップを持ち上げた際にゴミ等が脱落
し、また、多くの基材を要する他、操作性に劣るなどの
課題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、細かな塵埃から
比較的大きなゴミ類まで確実に捕捉、除去することがで
きると共に、操作性に優れた掃除用シート及びその製造
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者ら、掃除用シー
トの構造について種々検討した結果、不織布と熱収縮性
シートとを一体化して熱処理することによって、上記目
的を達成し得ることを知見した。
【0009】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、基台シートと、繊維の交絡により一体化された不
織布とを部分的に接合してなり、上記不織布は、非接合
部において凸状部が形成されており、上記不織布の表面
を掃除面とすることを特徴とする掃除用シートを提供す
るものである。
【0010】また、本発明は、上記掃除用シートを好適
に製造することができる方法として、熱収縮性シートと
不織布とを部分的に接合してこれら両シートを一体化し
た後、一体化された両シートを加熱して上記熱収縮性シ
ートを熱収縮させて上記不織布の非接合部に凸状部を設
けて掃除面を形成することを特徴とする掃除用シートの
製造方法を併せて提供するものである。
【0011】
【作用】本発明の掃除用シートによれば、凸状部が掃除
面に柔軟に接触すると共に、不織布の交絡した繊維によ
って細かな塵埃等を捕捉し、また、凸状部の間に比較的
大きなゴミ等を捕捉して除去することができる。
【0012】また、本発明の掃除用シートの製造方法に
よれば、上記掃除用シートを高速に製造することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図12に示す実施例に基づいて
本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の一実施
例の掃除用シートの製造初期における熱収縮性シートと
不織布とを重ね合わせた状態を示す不織布側を示す平面
図、図2は図3のIII −III 線断面図、図3は図1に示
す熱収縮性シートと不織布とを部分的(格子状)に接合
した状態を示す図1相当図、図4は図3に示すシートを
加熱して得られた本発明の一実施例の掃除用シートの一
部を示す斜視図、図5は図4に示す掃除用シートを示す
断面図、図6は図4に示す掃除用シートを製造する際に
好適に用いられる製造装置の全体を示す概念図、図7、
図8及び図9はそれぞれ本発明の他の実施例の掃除用シ
ートを製造する際における図2、図3及び図5に相当す
る図、図10、図11及び図12はそれぞれ本発明の更
に他の実施例の掃除用シートを製造する際における図
2、図3及び図5に相当する図である。
【0014】本実施例の掃除用シート10は、図1〜図
6に示す如く、基台シートとしての熱収縮性シート11
と、繊維の交絡により一体化された不織布12とを部分
的に接合してなっている。上記熱収縮性シート11と上
記不織布12とを部分的に接合した接合部13は、図3
に示す如く、全体として格子状に形成されている。
【0015】また、上記不織布12は、図4及び図5に
示す如く、格子状の接合部13によって囲まれた上記熱
収縮性シート11との非接合部が凸状部12Aとして形
成され、接合部13が凹状部12Bとして形成されてい
る。そして、上記不織布12は、多数の凸状部12A
と、これらの間の凹状部12Bとでクッション性のある
掃除面を形成している。また、この掃除面は、交絡した
繊維によって構成されており、これらの構成繊維間で被
掃除面に付着した細かい塵埃等を捕捉するようになって
いる。
【0016】また、上記不織布12は、各凸状部12A
にそれぞれ設けられたスリット状の開口部12Cを有
し、上記構成繊維によって捕捉し難い比較的大きなゴミ
類をこれらの開口部12Cを介してそれぞれの凸状部1
2Aの内部に取り込むように構成されている。そして、
上記開口部12Cの大きさは、1〜100mm2 に形成さ
れていることが好ましい。その大きさが1mm2 未満にな
ると開口部12Cを設ける意義がなくなり、100mm2
を超えると捕捉されたゴミ類が脱落しやすくなって好ま
しくない。また、上記開口部12Cが掃除面に占める割
合は、5〜60%の範囲が好ましい。この割合が5%未
満になると、ゴミ類を捕捉し難くなり、60%を超える
と捕捉されたゴミ類が脱落しやすくなると共に加工性が
悪くなって好ましくない。また、上記熱収縮性シート1
1と上記不織布12との非接合部の少なくともいずれか
一方の内面に低タック性の粘着剤が塗布されておれば、
上記開口部1Cを介して捕捉されたゴミ類の脱落を抑制
することができる。尚、上記開口部12Cは、上記不織
布12をシート状に形成後に部分的にスリット状に切断
して形成するが、これ以外に、例えば、打ち抜いて形成
してもよい。また、ウォーターニードリング方法で不織
布を製造する場合には、ウエブの繊維絡合の際、支持体
のネットに粗いメッシュを用いることによって上記開口
部12Cを形成してもよい。
【0017】また、上記熱収縮性シート11と上記不織
布12との接合部13は、上記不織布12によって凸状
部12Aを形成できるように形成されたものであれば、
上述した格子状にしたものに限られず、どのような態様
であってもよく、例えば×印、点、□印にしたものを多
数散点状に配置したり、或いは多数の平行線からなる柵
状に形成したものであってもよく、その長さが3〜10
0mmのものが好ましい。その長さが3mm未満になると後
述する如く、熱収縮性シート11の熱収縮によって上記
凸状部12Aを形成し難くなり、100mmを超えると上
記凸状部12Aが大きくなりすぎてゴミ類を捕捉するう
えで好ましくない。
【0018】而して、基台シートである上記熱収縮性シ
ート11としては、熱収縮性のフィルム(熱収縮性のあ
る合成樹脂のシート)が例として挙げられる。このよう
な熱収縮性のシートを形成する合成樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポ
リオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポ
リ塩化ビニル等のビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン等
のビニリデン系樹脂、これら合成樹脂の変性物、これら
合成樹脂の複合材及びこれら合成樹脂の混合物等であっ
て、一軸または二軸方向に収縮して上記凸状部及び凹状
部を形成するものが好ましく用いられる。また、上記基
台シートとして不織布も例として挙げることができる。
この不織布としては、その構成繊維が熱収縮するものが
好ましく用いられる。他の例としてウレタンからなるシ
ート等伸縮性を有するシートも基台シートとして挙げる
ことができる。
【0019】また、上記基台シート(上記熱収縮性シー
ト11、不織布等)の厚さは、その収縮力、収縮率によ
る凹凸状部の形状、凹凸の度合及び上記不織布との部分
的な接合加工性等を勘案して適宜設定することができ
る。
【0020】また、上記不織布12は、繊維が交絡する
ことによって一体化したものであれば、特に制限されな
いが、構成繊維同士が融着あるいは接着されたものより
も構成繊維同士が交絡することにより構成繊維の自由度
の高いものが細かい塵埃等を繊維間に捕捉するうえで好
ましく用いられる。しかし、構成繊維の自由度が高すぎ
ると構成繊維が脱落する虞があって好ましくない。
【0021】また、上記構成繊維としては、例えば、ポ
リエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン
系繊維等の熱可塑性繊維、これら各繊維の複合化繊維、
アセテート等の半合成繊維、キュプラ、レーヨン等の再
生繊維あるいはこれらの混綿等が好ましく用いられる。
これらの構成繊維は、自由度の高いものが好ましいが、
不織布の強度を高めるためには構成繊維間を部分的に融
着あるいは接着させたものであってもよい。
【0022】また、上記不織布12の坪量は、構成繊維
の交絡度、強度、加工性及びコスト等を勘案して適宜設
定することができるが、30〜150g/m2 の範囲の
ものが好ましい。坪量が30g/m2 未満になると交絡
度、強度が十分でなく、また150g/m2 を超えると
コスト高になる虞れがあって好ましくない。また、上記
構成繊維の繊度は、0.5〜6.0デニールの範囲のも
のが好ましい。繊度が0.5デニール未満になると繊維
のウエブ形成能が悪くなり、6.0デニールを超えると
繊維が交絡し難くなって細かい塵埃等を捕捉し難くなっ
て好ましくない。
【0023】また、上記不織布12は、必要に応じて界
面活性剤、油剤あるいは低タック性接着剤で適宜表面処
理することによって塵埃等の吸着性能を向上させたも
の、または、必要に応じて被掃除面に光沢を付与する油
剤等で適宜表面処理したものが好ましく用いられる。
【0024】次に、前記掃除用シート10を製造する本
発明の好ましい一実施態様を、その製造装置と共に説明
する。
【0025】本製造装置20は、図6に示す如く、不織
布12に多数の開口部12Cを有する掃除用シート10
を製造するように構成されている。即ち、熱収縮性シー
ト11及び不織布12は共にロール状に巻回された状態
のものから巻き出されるように構成されている。ロール
状の熱収縮性シート11は、第1供給機21によって巻
き出され、ロール状の不織布12は第2供給機22によ
って巻き出されるようになっている。第1供給機21
は、一対のローラー21A、21Aとこれら両ローラー
21A、21Aに掛け回された無端ベルト21Bとを備
え、いずれか一方のローラー21Aの回転駆動によって
ロール状の熱収縮性シート11に圧接された無端ベルト
21Bを回転させることによって熱収縮性シート11を
巻き出すようにしている。また、第2供給機22は、第
1供給機21の上側に配設されており、この第1供給機
21と同様に構成された一対のローラー22A、22A
と無端ベルト22Bとを備えている。
【0026】第2供給機22によって巻き出された不織
布12は、第2供給機22の下流側に配設された開口機
23によって図1に示す筋状の開口部12Cが多数設け
られる。この開口機23は、ロータリーダイカッター2
3Aとアンビルロール23Bとを備え、不織布12がロ
ータリーダイカッター23Aとアンビルロール23Bと
の間を通過する間にロータリーダイカッター23Aによ
って多数の開口部12Cを設けるようにしてある。
【0027】開口機23によって開口部12Cが設けら
れた不織布12は、開口機23の下流側に配設されたガ
イドローラー24によって下側から巻き出される熱収縮
性シート11と重ね合わされるようにしてある。
【0028】ガイドローラー24によって重ね合わされ
た不織布12と熱収縮性シート11とは、ガイドローラ
ー24の下流側に配設された接合機25によって図2、
図3に示す如く格子状に接合される。この接合機24
は、不織布12と熱収縮性シート11とを超音波溶着す
るようにしてある。即ち、この接合機25は、超音波を
発振するホーン25Aと格子状の模様に形成された型を
有するエンボスロール25Bとを備え、重ね合わされた
不織布12と熱収縮性シート11とが通過する間に、図
3に示すようにこれら両者11、12を接合して格子状
の接合部13を形成するようにしてある。尚、上記接合
機25は、超音波方式に限らず、加熱方式等であっても
よい。
【0029】接合機25によって接合された一体化した
不織布12と熱収縮性シート11とは、接合機5の下
流側に配設されたニップロール26によって引き出され
て熱処理装置27へ引き渡される。この熱処理装置27
は、熱収縮性シート11を二軸方向へ熱収縮させる温度
に加熱する加熱室として形成されている。そして、一体
化した不織布12と熱収縮性シート11とが熱処理装置
27を通過する間に、熱収縮性シート11のみが格子状
の接合部13によって囲まれた非接合部において熱収縮
するとともに、不織布12に凸状部12Aを形成して図
4、図5に示す掃除用シート10を形成する。
【0030】熱処理装置27を通過して形成された掃除
用シート10は、熱処理装置27の下流側に配設された
ニップロール28、28によって引き出されて巻取機2
9によって掃除用シート10の巻回ロール10' として
巻き取られるようにしてある。
【0031】従って、上記製造装置を用いた本実施態様
によれば、上記掃除用シート10は以下の如く製造され
る。
【0032】即ち、まず、熱収縮性シート11が、第1
供給機21によって供給されると、これと並行して不織
布12が第2供給機22によって供給される。供給され
た熱収縮性シート11がガイドローラー24に直接到達
する間に、不織布12は開口機23を経由してそのロー
タリーダイカッター23Aによって筋状の開口部12C
が設けられてガイドローラー24に到達して、熱収縮性
シート11と開口された不織布12とがガイドローラー
24によって重ね合わされる。このようにして重ね合わ
された熱収縮性シート11と不織布12とは接合機25
において超音波溶着されて接合一体化した状態でニップ
ロール26、26によって引き出されて熱処理装置27
へ引き渡される。一体化した熱収縮性シート11と不織
布12とは、熱処理装置27を通過する間に、熱収縮性
シート11のみが熱収縮して不織布12の非接合部に凸
状部12Aを形成し、掃除用シート10として形成され
る。この掃除用シート10は、ニップロール28、28
によって熱処理装置27から引き出されて巻取機29に
おいて巻回ロール10' として巻き取られる。
【0033】次に、本発明の掃除用シートの他の実施例
について説明する。
【0034】図7〜図9は、本発明の他の実施例の掃除
用シート2を示す図で、本実施例の掃除用シート30
は、各図に示す如く、基台シートとしての熱収縮性シー
ト31と、繊維の交絡により一体化された不織布32と
を格子状に接合してなり、不織布32は、非接合部にお
いて凸状部32Aが形成された構成とされている。つま
り、本実施例の掃除用シート30は、前記第1の実施例
の掃除用シート10における不織布12の凸状部12A
に開口部12Cを設けてないものであって、この点以外
は全て前記掃除用シート10と同様に構成されている。
【0035】また、図10〜図12は、本発明の更に他
の実施例の掃除用シートを示す図で、本実施例の掃除用
シート40は、各図に示す如く、上記第2の実施例の掃
除用シート30の基台シートとしての熱収縮性シート3
1の他面に不織布42' を接合し、この不織布42' に
一方の面に接合された不織布42の凸状部42Aと同様
の凸状部42' Aを設けたものであって、この点以外は
全て上記第2の実施例の掃除用シート30と同様に構成
されている。
【0036】以下、更に具体的な実施例に基づいて本発
明の掃除用シートについて説明する。
【0037】実施例1
【0038】ポリプロピレン繊維〔1.5デニール、5
1mmとレーヨン繊維(1.5デニール、51mm)を50
/50の比で混綿し常法のカードでウエブ(坪量70g
/m2 )として形成し、これをウォーターニードリング
で絡合して不織布を得た。この不織布に、図6に示す製
造装置を用いて流れ方向に5cmピッチで2.5cmのスリ
ットを切断し隣接するスリットのピッチを1cmとし、ま
た、該不織布とポリプロピレンの二軸収縮フィルム30
μを超音波エンボスで一辺が20mmの正方形のパターン
で接合一体化し、これを100〜120℃で30秒間熱
処理して表1に示す掃除用シート(20×20cm)を本
発明品1、2として得た。尚、表1中、粘着剤(SEB
S系)の有無は、不織布の粘着剤による処理の有無を示
す。また、不織布のみからなる掃除用シートを比較品1
として得た。そして本発明品1、2及び比較品1につい
て、表1に示す試験を行い、それぞれの結果(評価)を
表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】実施例2
【0041】ポリエステル繊維(1.5デニール、51
mm)を常法のカードでウエブ(坪量100g/m2 )と
して形成し、これをウォーターニードリングで絡合して
不織布を得た。この不織布とポリエステルの二軸収縮フ
ィルム40μを超音波エンボスで一辺が30mm、30°
の菱形パターンで接合一体化し、これを100〜120
℃で30秒間熱処理して下記表2に示す掃除用シート
(20×20cm)を本発明品3〜5として得、実施例1
と同様の試験を行い、それぞれの結果(評価)を表2に
示した。
【0042】
【表2】
【0043】尚、本発明の掃除用シートは、上記各実施
例に何等制限されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない限り、それらの掃除用シートは全て本発明に包含
される。
【0044】
【発明の効果】本発明の掃除用シートの製造方法によっ
て得られた本発明の掃除用シートは、細かな塵埃から比
較的大きなゴミ類まで確実に捕捉、除去することができ
ると共に、操作性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の掃除用シートの製造初期に
おける熱収縮性シートと不織布とを重ね合わせた状態を
示す不織布側を示す平面図である。
【図2】図1のIII −III 線断面図である。
【図3】図1に示す熱収縮性シートと不織布とを部分的
(格子状)に接合した状態を示す図1相当図である。
【図4】図3に示すシートを加熱して得られた本発明の
一実施例の掃除用シートの一部を示す斜視図である。
【図5】図4に示す掃除用シートを示す断面図である。
【図6】図4に示す掃除用シートを製造する際に好適に
用いられる製造装置の全体を示す概念図である。
【図7】本発明の他の実施例の掃除用シートを製造する
際における図2に相当する断面図である。
【図8】図7に示すシートの平面図である。
【図9】図7、図8に示すシートを加熱処理して得られ
た本発明の他の実施例の掃除用シートの一部を示す断面
図である。
【図10】本発明の更に他の実施例の掃除用シートを製
造する際における図7相当図である。
【図11】図10に示すシートの平面図である。
【図12】図10、図11に示すシートを加熱処理して
得られた本発明の更に他の実施例の掃除用シートの一部
を示す断面図である。
【符号の説明】
10、30、40 掃除用シート 11、31、41 基台シート(熱収縮性シート) 12、32、42 不織布 12A、32A、42A 凸状部 12C 開口部 13、33、43 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 13/00 - 13/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台シートと、繊維の交絡により一体化
    された不織布とを部分的に接合してなり、上記不織布
    は、非接合部において凸状部が形成されており、上記不
    織布の表面を掃除面とすることを特徴とする掃除用シー
    ト。
  2. 【請求項2】 上記凸状部に開口部を設けた、請求項1
    に記載の掃除用シート。
  3. 【請求項3】 熱収縮性シートと不織布とを部分的に接
    合してこれら両シートを一体化した後、一体化された両
    シートを加熱して上記熱収縮性シートを熱収縮させて上
    記不織布の非接合部に凸状部を設けて掃除面を形成する
    ことを特徴とする掃除用シートの製造方法。
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